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カエルの楽園2020(新潮文庫)
カエルの楽園2020(新潮文庫)
百田尚樹/新潮社
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総合評価

91件)
3.6
9
41
29
6
0
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    はい!続編です! 私たちが生まれて初めて経験した、不要不急な外出はやめてねって言われて外出を半強制的制限された『コロナ禍』のオハナシ。 もちろん、カエルの世界のお話でございます。   カエルさん達は動き回ることを制限され、虫を獲ることができず痩せさらばえていき、病で死ぬのか、飢えて死ぬのか、を迫られます。 私は飲食店で働いているわけではないですが、 当時はニュースでよく取り上げられてましたね。 100%こうしたらというものはないかもですが、 上に立つ人の強い信念、他責ではなく自責として進められるかが、面白可笑しく描かれていました。 もちろん政治的思想や想いはこめられていますが ファンタジーとして普通に面白いですし、 寓話としても愉しめて、最後にメタかい!って 空き時間にちょっとよむには、いー感じの一冊です!

    35
    投稿日: 2025.10.19
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    現代社会がそのままカエルの世界に置き換わることで、気づかなかった言葉の滑稽さや愚かさが浮き彫りになり、テレビや新聞で議員や学者達が論じているのが難しくてもっともらしく聞こえていたのがいかに欺瞞だらけかというのがこの本を読んだらよくわかる。 コロナは終息を迎えたけど、別の問題が次々と出てきてきてウシガエル達の経済侵略もどんどん進んでる。 新しい総裁も決まったことだし、第3章のグッドエンディングのプロメテウスのように、リーダーとしてウシガエル達に忖度することなく毅然とした態度を貫いて日本を豊かで強い国に導いてほしいなと思う。

    0
    投稿日: 2025.10.12
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    中身は面白いんだけど、登場人物が多すぎて、誰が何を言っていたのか思い出せなくなって、分からなくなり、読むのを途中でやめちゃいました。

    0
    投稿日: 2025.10.10
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    【書名と著者】 カエルの楽園2020 百田尚樹 【目的】 カエルの楽園を読了し、続編なのか?と思われる本があったので怖いもの見たさで手に取った。 【読後感】 中国への資本投下を引き上げ、尖閣諸島への侵略に断固抗議し、中国に頼らず日米同盟を基軸に復活する日本。なったら良いなと思いつつ、金と利権の関係から難しいんだろうなと消化不良な気分。 【印象に残ったポイント】 ・日本の現状をより反映している 前作より現実世界の要素を多くプロットし、風刺的な要素が高まったと感じた。 現実世界は中国人が日本に住んでたり観光に来たり不動産を買ってる(日本人は買えないが)。 一部の日本人は中国にビジネス的に依存していてパージできない点も。 ・クロスオーナーシップ A新聞、Aテレビのように新聞とテレビが一体化していて、メディア館の相互牽制がない。言論が制限される中で露出するのは新聞の論説に都合の良い人。 ・日本国民の描き方 新聞よりはテレビを見て、過去の報道を忘れてその時その時のメディアの報道に煽られている。人は良いけど愚かなところが玉に瑕。 ・バードテイク石破 わたしは正しい、ねばねばせねばねりません。中身がなくて実に滑稽。これを少ないセリフで端的に描いた点は見事。5年前から変わってないが、この時点ではまさか首相になるとは思っていなかった。。 ・日本は動くのが遅い、止まるのも遅い コロナしかり、実質的な移民問題、ソーラーパネルと中国利権、過度な税と社会保険。見直せば良いものを、なかなか見直そうとしない。

    19
    投稿日: 2025.09.27
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    早かったから完全に防いだみたいな国どこだっけと思ってたらシンガポールだよって彼がすぐ教えてくれてさすがとなった

    0
    投稿日: 2025.09.14
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    前作を忘れましたが、国や人を皮肉った内容だったというのは覚えています。今回はコロナ禍をカエルの世界に落とし込み『政治家は何してやがるんだ』『誰も信用ならねえな』といった強烈なアンチテーゼ。 コロナ禍だった2020年、当時は見えない不安に押しつぶされそうになって、経済も止まってしまって、マスクが配られた時は『本当この国狂ってんなぁ』って思ったさ。今だからこそ思い出話みたいに語られるけど、忘れ去られることは決して無いでしょう。 あとがきに著者の思いとして書き記されていましたが、この作品を世に出して本として出版し残したことにやはり意義があると私は感じました。3つの結末。ストーリーはファンタジー。読み手を意識して書いてくれてるから面白いよね。作家としての百田さんはやはり素晴らしい。

    119
    投稿日: 2025.08.01
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    コロナ禍の生活や政治・メディアの様子を思い出しました。 作者があとがきでふれていた『現代社会をカエルの世界に置き換えることで、見えてくるものがあるのではないか』という言葉になるほどと思いました。 カエルの楽園の2作を読むと、周りに流されることなく自分の力で情報を得て、考えていかなければならないという気持ちになります。 そして、相変わらず読みやすい文章と可愛い挿し絵でした!

    2
    投稿日: 2025.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    コロナ禍をテーマにした続編。前作はまさに寓話で人にも勧めやすいですが、今作はかなり直接的なので小説としては難しい評価ですが、作者のメッセージは伝わってきます。 私はハンドレッド好きです。イエストールのことは息子さんのYouTubeは見ますが、ちゃんと知らなかったのでXフォローしてみました。 デイブレイク、ツーステップさんは、、、。 チェリー広場のパーティーってあれですよね。あの時このパーティーのことばかり報道され、うんざりしてました。 終章Ⅲ(グッドエンディング)は安倍さんが亡くなった今読むと泣きそうになりました。 今後バッドエンドにならないことを願うばかりで、テレビやなんとなく耳に入る情報だけではなく、自分で情報を得て誰の政策や行動を信じるかを選んで行かなくていけないですね。難しいですけどね。 挿絵のカエルたちも百田さんが描いているのですね。最後のハンドレッドカエルが可愛い。

    18
    投稿日: 2024.11.03
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    今度の世界では、ウシガエルの国で「新しい病気」が流行っていたが、楽園のカエルたちは根拠なき楽観視を続ける。しかし、やがて楽園でも病気が広がり始め…。(e-honより)

    0
    投稿日: 2024.07.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    現実をなぞった寓話なので、小説内でも何が正しい選択なのか分からないという結論ばかりでスッキリはしないため★★★。 あとがきで作者自身が言っている通り、カエルの世界に置き換えるだけで自分が普段、いかに簡単に立場のある人の言葉に流されているかに気がつけた。そこがこの本の素晴らしい部分。 コロナ時代が過去になった頃にまた読みたいと思う。その時は違う視点と違う感想を持てるといいなあ。

    1
    投稿日: 2024.06.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初見の衝撃は和らいでいましたが、面白かったです。 ウシガエルは中国と仮定して、南シナ海問題を暗喩し、南の崖からウシガエルが来るのは北朝鮮のミサイル、ウシガエルやヌマガエルの移住は移民問題、というより日本だと外国人留学生の問題か。ウシガエルの残虐行為はウイグル人迫害に似ていると感じました。 やっぱり良くも悪くも、日本は戦争の悲劇を美化しすぎているのかもしれないですね。確かに戦争は良くないし、原爆も落とされて苦しい思いもしました。敗戦国としての処遇も受けました。では、なぜそんな事をしたのか。祖国を守るために戦ったという気持ちが消え、やってはいけないことをしたということだけが強調されており、なんで戦争をしたのかと聞かれて、「日本を守るため」と答えれる人は少ないかもしれません。細かい理由はおいといて、祖国を守るために戦ったというのは忘れ去られてそうで、罪悪感だけが残っているのが今の現状かもしれません。 病気はコロナ。メインテーマはこれだろうな。 桜の会などを糾弾しすぎて、もっと大事なことの議論が進まない様子が頭に浮かんできました。もっと話すべきことは別にあるだろ!と思いながら当時ニュースを見ていました。 今後自分たちがどうしていくべきか考えることはすごく大切です。何か変えようと思うのではなく、今の現実に疑問を持つことが大事なのだと思います。隣人愛も日本人の良いところですが、なんでもそれが通用しないというのが、今の世の中です。せめて、自分と自分の周りはしっかり守れる人間になりたいです。

    1
    投稿日: 2024.06.06
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    登場人物が誰なのか、露骨にわかりすぎて前作ほど楽しめなかったのが正直なところ…若干諄いような感じもした ロックダウン当時、ネットでの無料配信時に読んでいたら楽しめたかも!

    0
    投稿日: 2024.05.23
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    前作カエルの楽園の続編。今回はコロナ問題を扱ったもの。 主人公のカエルがパラレルワールドにタイムスリップしたという設定。 これを読むと、いかに日本の政治、政治家、大衆のレベルが低いかということがよく分かる。 著者と仲が良いと評判の安倍総理のことも悪く描いているところが著者らしい。

    0
    投稿日: 2024.05.20
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    数年前のコロナに対する,インバウンドへの固執に基づく初動のまずさを思い出す。中国でコロナが起きているのに,入国禁止どころか安倍が「中国の皆さん,日本に是非来てください」と政府ホームページに大々的に掲載し,感染者数が増大すると,しれっとそのページを削除。

    0
    投稿日: 2024.05.01
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    カエルの楽園は物語が好きで、大人の童話を読んでるみたいだった 今作はコロナを掛け合わせた百田さん目線の現代作。 前作と比べると、ちょっと無理やり〜な感じがあったかな、、

    0
    投稿日: 2023.10.02
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    結末に選択肢を持たせる手法がおもしろいと思った。前作もだけど直接的すぎる比喩とか当てはめは正直あんまり好みじゃない(意図的なものだとわかってはいるが)

    0
    投稿日: 2023.08.15
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    コロナ禍の日本の様子と、カエルの王国のナパージュでの話がすごく通ずるものがあった。 全てを閉鎖的にすればよいというわけではない。 何事もメリット、デメリットがあるということを頭に入れて、良い部分だけを見ないように気をつけたいと思った。

    0
    投稿日: 2023.06.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    カエルを媒介変数として、コロナの現状を表現した文学的作品。現実を客観視せずに、国や政府を考えなしに信じることの危険性を問うている。しかし、ただそれをあらゆる手で批判しているとしか感じられなかった。

    0
    投稿日: 2023.05.06
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    カエルの楽園の続編ですが、続編出さなくても良かったのではないかなと思うような内容でした。カエルの楽園にも新型コロナのような疫病が流行り、それにまつわるいろいろが展開されていくのだけど、カエルを通して、いかにこの新しい感染症に関して、報道や医師の意見が転々としていったか、記録としては面白いかもしれませんが、カエルの楽園に置き換えた内容は1作目の方が面白かったかなと思います

    0
    投稿日: 2023.04.16
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    前作に引き続きとても良い作品です。 この中で言えば、ツーステップが嫌いだ。 顔も嫌い。 現在2023年3月。 マスクの着用も無くなり、中国からの観光客も来れるようになる。 円安ということもあり、日本中の至る所に海外からの観光客だらけ。 コロナ禍で倒産した企業は数知れず。 海外でも大型バンクの倒産もある。 これから百田尚樹さんのバッドエンドに繋がらないことを心から願う。 もう一度言うが、ツーステップが嫌いだ。

    0
    投稿日: 2023.03.18
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    ツーステップwwwネーミングセンスあるな〜笑 ハンドレッドのフレーズを読み返してみたい。 コロナ流行初期の風刺が効いていて、読んでいて心が締め付けられた。 中身がない発言とか、人気を得るための発言とか、政治家と上手くやっていける気がしない。

    0
    投稿日: 2023.01.12
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    続編は書かないと決めている百田さんが、唯一の例外として著したものが面白くないはずがない。 即断力にかける行政体制、マスコミの根拠に欠ける報道などの日本の問題を、またしてもわかりやすく伝えている。

    1
    投稿日: 2022.12.31
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    コロナのことをこのような視点で見たことが無かったから、新鮮だった。大多数の世論に流されて自分の考えをもたなければ、そして立ち止まって行動を起こさずにいれば、バッドエンディングになりかねないと思った。

    0
    投稿日: 2022.12.08
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    コロナ禍の現代日本をカエルの楽園に見立てた寓話。登場するキャラクターや物事が実在の何かを暗喩していて、こういうあからさまな風刺小説みたいなのは初めて読んだので面白く読んだ。 コロナに対する政府の対策は確かに後手後手に回っているけど、今後どうなるか予測もつかない事態、思い切って舵を切る覚悟も並大抵なことではないと思う…ので、全てを批判する気にはならないかなぁ。デイブレイクやマイクの見事な手のひら返しやとりあえず何でも反対しとけ!なガルディアンは滑稽の極みだった。でもまさにこれが現代日本の縮図なんだろうなぁという感想。 これを読んで、この作者がある種の人たちに蛇蝎の如く嫌われている理由がわかった(笑)

    1
    投稿日: 2022.11.20
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    前回のカエルの楽園が読みやすくて面白かったので2020をみつけてすぐに購入 2022年も終わろうとしているのにコロナ禍の迷走は今も続いている… 前回もそうだったけど何が正しいのか、自分だったら…? 考えても考えてもわからない。 ハンドレッドの言葉通り、私たちは怖い事が起きて欲しくないと願う気持ちから、起こるはずがない、起こっても何とかなるだろうと思い込んでしまっているのかもしれない。

    1
    投稿日: 2022.11.14
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    前作の「カエルの楽園」は、寓話として成り立ち、小学生の読書感想文課題本としてもいいなと思いましたが、本作はあまりにリアルすぎ寓話としては無理があるなぁ。 でも、特に終章は興味深く読ませてもらった。 プロメテウスはもう少しリーダーシップを発揮して欲しい。 ツーステップは、もう…。

    0
    投稿日: 2022.10.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    疑問が二点ほど… 新しい病気の流行において、パラレルワールドである理由があったのか? 終章において、敢えてハンドレッドを作者だと明かし、ソクラテスとロベルトをフェードアウトさせる意味があったのか? 普段自国で起きていることに関心の重きを置いており、近隣国の天災にしても何処か他人事のように考えていた。 しかし、本書を通して、別の国の情勢や現状を知ることは自国の防衛や発展に繋がることなのだと感じた。 また、今回のコロナウイルスの一件に関して、俯瞰で見ることが出来るのは良いなと思った。 寓話というより物語への感想になるが、最後のプロメテウスの一刀には壮快なものがあった。

    0
    投稿日: 2022.08.27
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    急いで書かれたようなので致し方ないところだが、「ハエ」についての考察にもう少し厚みをもたせてほしかった。他の蛙との「交流」という側面を別の比喩で表現したいところ。 蛙はハエ(餌)だけで生きていけるにあらず。

    0
    投稿日: 2022.06.07
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    今作もさくさく読めた。 今回はコロナ対策を寓話風に描いた内容。 名前のつけかたがおもしろい。 最後のグッドエンディングみたいなかっこいい?プロメテウス出現してほしいなー。

    0
    投稿日: 2022.05.28
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    会社の上司が 「まきちゃん、これ読む?」 と貸してくれた一冊。 何でもブックオフで手に入れたらしい。 前作を何年か前に読んでいたので、喜んでお借りすることにした。 会社に置きっぱなしで、朝の始業前と、昼休みだけで、たった2日で読み終わる薄さだったが、笑えたwww この本は前作同様、人間をカエルに例えた日本が舞台の寓話。 この本はコロナ後の日本が描かれている。 何ともユーモアで読んでて顔がニヤける場面が多い。 おっ、これは安倍さんだな? おー、これは桜を見る会だな? こっちが中国人か!と。 またカエルの名前も面白い。 イエストール イエス!高須クリニックかよ!!(笑) ツーステップ 二階幹事長かよ! サクサクっと読み終わってしまった(笑) 現実の日本とはちょっと違うが、日本を客観視したら、本当にこんな感じなんだろなーと、色々考えさせられる作品だった。

    40
    投稿日: 2022.04.29
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    百田尚樹氏の寓話「カエルの楽園」の続編。読み易さMAXであっという間に読了。コロナ禍における日本の情勢(当時の)をカエルさん達により痛快に描かれている。改めて読むと、ウシガエル(中国)、スチームボード(アメリカ)、マイクやデイブレイク(朝日?w はじめとするメディア)、その偏向的な情報に煽動される民衆、腐った元老達(日本国の政の中枢)が笑える程に見事に描かれていました。怖いのがこれが現実の日本国がほぼ似たような事になっている事。寓話の優れた点なのか、作品を通すととんでもねぇな思いつつも、現実の日本いると麻痺していたのか甘んじてしまっている自分がいたので猛省。これからはソクラテスの様な疑問を常に持ち続け、情報氾濫の時代の中における思考放棄という愚の骨頂ムーブはかまさない様にしよう。今日本に必要なのは強いリーダーです。どんな政策も必ず反論はあります。日本民族一同、このコロナ禍が終章IIIの様なグッドエンディングを迎える日まで頑張りましょう。

    1
    投稿日: 2022.01.02
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    大人として、政治や日本情勢について軽くでも知っておきたいな〜でもよく分からないから、まぁいっか。 そんな感じの若者世代に是非読んで頂きたい。 前作と合わせてこの作品に触れ、今の日本の在り方、どう在るべきなのかを考えるきっかけができたように思えます。 かく言う私も政治には一切興味がなく、選挙も行ったことがありませんでした。 「国会議員なんてどうせ誰がなったって同じ」 そう思っている人が大半だと思います。 実際、自分の1票ですぐに何か変わる訳でもない。 けれど、国を動かしてくれる人を選ぶ権利はあります。 一人一人の意識が変われば国は動くと思います。 平和ボケしている日本国民全員に読んで欲しい。

    0
    投稿日: 2021.12.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    コロナ禍の日本をカエルの世界で表現した小説。 これが書かれたのは2020年5月で、筆者も断ってはいるが、状況は大きく変化している。 特に一気に規制を緩和するというのをグッドシナリオとしているが、これは昨今の韓国の例を見ても明らかなように好ましくない方策であり、作者のシナリオは的外れということになるかもしれない。 結局のところ、未来は誰にも確実に予測できないのだと思う。

    0
    投稿日: 2021.12.05
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    久しぶりにソクラテスとロベルトに会えて面白かった。相変わらずなプロメテウス、デイブレイク、マイク、ハンドレッド。前作(本作?)よりだいぶ元気のなくなったスチームボート。いつも悲劇的なハンニバル三兄弟。目をキラキラさせながら死んでいくイメージのローラ。懐かしい。ツーステップはストレートすぎてヤバいw 中国政府の成り立ちややり方が好きでなく、骨抜きにされてしまって弱腰な日本政府を残念に思っている私のような人にはこの人の本はいつも刺さる

    0
    投稿日: 2021.10.18
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    前回のカエルの楽園とは少し環境が違う、コロナの時代のカエルたちの話。 過剰な表現ではないかと思う自分は、ナパージュに住む平和ボケしたカエルの一匹なんだろうな。 極端な言い方ではあるとは思うけど、納得する部分も多くある。 ちゃんと自分の意見を持つこと、テレビ等の宣伝に対して裏付けを取らずに盲信しないこと、周囲に流されずに主張をすること。 難しいけどそうしないと、少なくとも良い方にはいかないなと思う。

    11
    投稿日: 2021.09.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作「カエルの楽園」と同様に、物語で敵にあたるウシガエルとカエルの楽園であるナパージュのカエルたちによる攻防が書かれていました。またこの本は現代の日本をカエルの国として置き換えられています。 今作はカエルの楽園に病気が蔓延し、カエルたちはどうするのかという話でした。 エンディングが3つありましたが、ひとつは作者さんの現在の日本に対する考えが述べられていて、物語の結末というわけではありませんでしたが、自分だけではいまいち現実と本の内容が合わせられなかったので、この話はあってよかったと感じました。 感想を書いている時期とこの本の出版時期はだいぶ時間が空いているので、コロナウイルスの感染状況なども変わりましたが、日本をカエルの国に置き換えることで見えてくることがありました。 国が動くのが遅く、止まるのも遅いという言葉はその通りだと思いました。

    0
    投稿日: 2021.09.06
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    カエルの楽園の続編。コロナ禍の昨今に注目し、この状況が続くことへの警告をメインにした寓話でした。 本当にこの通りになってしまうのかは長い目で見なければわからないですが、このような可能性もあるのだと心に留めて、日々飛び交う情報の全てを鵜呑みにするのではなく、取捨選択する目を養いたいと思わされました。

    1
    投稿日: 2021.08.24
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    続編。コロナを舞台にした今の日本の現状をカエルの世界に例えてズバッと記す内容。 リーダーシップを発揮できるリーダーが日本にはいない。 裏で操るツーステップ。日本はこの人に操られているのか。。。 何もツーステップには物申すことの出来ない政治家達。 対抗馬の野党も野次ばかりで具体的な議論ができない。 政権交代しても何も変わらないでしょ。 日本の絶望を感じた一冊。 出来ることは、まずは多くの国民が選挙に行くことから。

    0
    投稿日: 2021.08.06
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    前作に引き続き面白かった。 サクサク読める。 今現在バッドエンドに 進んでいっている気がしてならない。

    0
    投稿日: 2021.07.18
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    百田さんにしては珍しい続編。 まさしく今のコロナ禍の日本を描いている。 まだまだリアルタイムの話なので、あれこれ考えながら読了。 いつか、こんなことあったなぁーと早く言える日が来て欲しい。 2021.7.4

    0
    投稿日: 2021.07.04
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    今回も借りて読んだ。 確かに2020年5月当時はこんな雰囲気もあったかなぁ、と思いつつ。当時より状況はすこぶる悪くなっている。収束の兆しはまったく見えない。

    0
    投稿日: 2021.06.19
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    カエルの楽園の続編 前作同様、寓話という形のハンドレッド(百田さん)の主張 本作では、コロナに対する政府、メディア、国民に対する警告となっています。 ナパージュのパラレルワールドとして設定 二匹のアマガエルがたどり着いたナパージュは悲劇的な結末にはなっておらず、平和な地になっていました。 さらにウシガエルとも共存する世界。 しかし、ウシガエルの国で発生した「あたらしい病気」 この病気の対応を巡り、ナパージュのカエルたちの混乱ぶりが語られています。 プロメテウス(安倍首相)の対応 それに対するデイブレイク(朝日新聞)やマイク(マスコミ)の反応 ウシガエル(中国)からのハエ(お金)を頼りにしている経済構造 エコノミン(経済学者)たちの声 ディーアール(Dr、医者)たちの声 などなど 面白いネーミングでは イエストール 高須先生  ツーステップ 二階幹事長  バードテイク 石破(なんでだろ) ある意味、昨年の政府の対応を振り返ることもできます。 ポストコロナの世界がどうなるか この事態が早く収束することを祈るばかりです!

    5
    投稿日: 2021.06.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「カエルの楽園」のパラレルワールド、2020年の日本をカエルの国に置き換えた話 ナパージュは元々 ・ウシガエルが持ち込むハエに頼って経済を回していた(元老のツーステップがウシガエルと繋がりを持つためだと噂) ・デイブレイクやマイクがいうことが全て正しいと思い込んでいた →ウシガエルの国で未知の病気が流行り始めても ・元老会議では国のハエを元老が他のことに使った話ばかりして、病気の話はしなかった ・病気はたいしたことない、ウシガエルの国とは環境が違うからナパージュでは流行らないと平和ボケしていた ・ウシガエルの入国を規制しなかった(ウシガエルと繋がりを持つ元老の影響) →ナパージュでも病気が流行り始めたら ・自分たちは警告していたのになぜ対策をしなかったのか、責任を取れと掌を返す元老、デイブレイク、マイク、、 ・緊急事態宣言でハエを食べられなくなり、弱っていく国民とハエを充分に食べて元気な元老、、 結末は3つ ・バッドエンディング 緊急事態宣言が延長に延長を重ね、餓死するカエルが多数 ナパージュの活気はなくなり、ウシガエルのハエに頼らなければ国が回らない ウシガエルがどんどんナパージュに住むようになり、南の崖も侵入され、もはやナパージュはツチガエルの国とは言えないほどに、、 ・グッドエンディング プロメテウスが覚醒してリスクを取っても緊急事態宣言を解除する 病気の感染者は隔離したことで宣言解除してもあんま病気は拡大しない ウシガエルの国とは決別、送ったハエの幼虫も撤退 ナパージュが活気あふれた国になる ・リアルエンディング(物語ではない) 緊急事態宣言は延長され、失業率が上昇している現在。失業率が上がる方がコロナで亡くなるよりも死亡者が増えるのではという懸念、、 日本の今後は中国との関係性に左右される

    0
    投稿日: 2021.05.12
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    「カエルの楽園」の続編。同じ登場人物(カエルたち)により、前編と同じ状況から時間だけが過ぎた状態から始まる。著者の思いが伝わってくる。面白い。

    0
    投稿日: 2021.05.08
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    1年前の本。日本の状況が全然改善されていないことを再認識した。 それと、ハンドレッドの描き方を見ると、いいことを言っても言い方が悪いと通じないことは、分かっていらっしゃるんだと思った

    0
    投稿日: 2021.05.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「寓話でもこんな極端な話はないだろう」とはならず、実際にこれに等しいことが起こっているのが悲しい。 特にある元老発言(要約すると「俺は批判するのが仕事。アイデアはお前たちが出せ」)が自分の上司と同じ発想だったので、読んでいてこっちまで辛くなってきました。 以下個人的に好きなセリフ P102 「ナパージュのカエルたちらは昔から、何か恐ろしいことが起こりそうな時でも、たいしたことにはならないと考えるんだ。」 P172 「ナパージュという国はなー動くのが遅くて、止まるのも遅いんだ」

    1
    投稿日: 2021.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『カエルの楽園』をコロナ禍に合わせてリニューアルしたもの。ちょうどハンドレッドさんがプロメテウスさんのコロナ政策に疑問を感じ、心が離れた頃に書かれた作品のため、前作よりもプロメテウスさんに対する当たりが強い。 一見、誰でも書けそうな読みやすい寓話だが、まず今の日本の問題点(とハンドレッドさんが思っている部分)をカエルの世界の寓話にして読者にわかりやすく伝えようという発想が今までありそうでなかったものだし、ここまで要点を押さえ、かつ飽きさせずにスラスラ読ませる物語を書くにはハンドレッドさんの筆力あってこそだろう。 それにしても「ツーステップ」は笑った。

    0
    投稿日: 2021.04.09
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    2020年コロナ騒動を受けて「カエルの楽園」の続編として5月の自粛期間に執筆したもの 1年経っても収めることができなていない 「カエル」だからこそデイブレイクの偏向性やガルディアンの無能さが際立って滑稽にも思えるけれど 現実のメディアや野党の矛盾もおかしいと思えるようになる いい意味でとても気持ち悪い 最後の一言の演出がとても好き

    0
    投稿日: 2021.03.18
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    「寓話」人間社会の営みを動物や虫を擬人化して描く。権力者や社会機構を、別のものに喩えて描く方法。 「カエルの楽園」の続編。新型コロナウイルスをテーマにした内容。すっと頭の中に入ってくる、すごく読みやすい。 ツーステップという名前には笑えた。地元の議員の名前を英語化したものだと分かった。こんなにバレバレでいいのかと不安にもなったり。 ハンドレッドは百田尚樹さんのことらしい。あー1百を英語にしたものか。ナルホド。

    0
    投稿日: 2021.03.01
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    コロナへの対応を描いた寓話。前作が憲法を描いていたから、スケールが小さくなった。インパクトにも欠けた。ただシリーズ化してもいいんじゃないかな。

    0
    投稿日: 2021.02.11
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    カエルの楽園のコロナ版 日本の今後の展開を含めとても面白く興味深かった。 カエルの楽園を読んでから、読んで欲しい。

    0
    投稿日: 2021.01.28
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    まさに今の日本そのまんまカエルの世界に置き換えた物語。 分かりやすいけど、一部の人からは猛バッシングされそうだなとは思います。 日本を客観的に見ることができたのは良かったです。

    2
    投稿日: 2021.01.23
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    戦争に続き、コロナのお話。これまた、正解がどこなのかわからない。いろんな危機に陥ると、人の本性がわかる。自分がかわいいか、人のために動けるか。

    2
    投稿日: 2021.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    コロナ禍での日本をカエルの楽園に例えて面白く書かれていた。コロナ発生から1年経った今直面している、この状況で経済をどう動かすべきかという問題を、この本では大胆に両極端な2つの結末で描いている。 本のようなグッドエンディングになるのは難しいとしても、国民をぐいぐい引っ張ってくれるリーダーが今の日本には必要だと思う。

    1
    投稿日: 2021.01.18
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     カエルの楽園が面白かったからこれも気になって。コロナ禍の社会の動き方を考えさせられる。2020年6月に書かれたとは思えないくらい的を得ていた。

    0
    投稿日: 2021.01.18
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    あとがきによると、この作品は2020年5月6〜11日にかけてネットで無料公開したものに修正・加筆したものだそう。 まさにコロナ禍が日本を本格的に襲っていた頃に書かれたものなので臨場感があり、そして今読んでも全く古さを感じさせない内容だった(まだコロナ禍が収まっていないので当然かも)。 首相をはじめとする政治家やマスコミを皮肉っている部分がメインだったが、個人的には自粛警察や無自覚に感染をばら撒く人(自粛をせず自分勝手に行動する人たち)など、個々人の本性が浮き彫りになったのがコロナ禍の怖さの一つだと感じているので、そのあたりも書いていてほしかった気もする。 が、そのあたりは作者の意図とはずれるんだろうなとも思う。 政府やマスコミの有り様、中国との関係などに警鐘を鳴らしているが、カエルの世界の寓話に落とし込んだことによりとても理解しやすくなっている。 カエルの世界に置き換えることですごく分かりやすくなっていて(もちろん全て鵜呑みにしてはいけないと思うけど)、私のような政治に疎い人間でも、今の日本の現状について色々考えさせられた。

    0
    投稿日: 2021.01.11
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    ニュースで見聞きする事実そのものだと、なんだかそんなものかなと思ってしまいがちだったり、また意味のある意見も、発言者のイメージで判断してしまいがちなだったりする。それが、カエルの楽園で起きることに置き換えられてみると、こんなにも分かりやすい。そして読みやすい。意見の表現方法として、力のある小説家による寓話のパワーに驚きを感じた。

    1
    投稿日: 2020.12.27
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    この今のコロナ禍をモチーフにした小説。 コロナが今年の2月に注目をされた時に先手先手で対策手段を打っていたら日本は今の状況にはならなかったのかもしれない。政治家というリーダーの果たす役割は改めて大きくその責任はとても重い。

    0
    投稿日: 2020.12.24
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    前作の領土問題から、今回のコロナ禍の題材。例えがうまくて、わかりやすいなー。 本当に最初もっと、ドラスティックな対応してたら今頃、もっとマシだったはずだよなー。

    1
    投稿日: 2020.11.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    コロナの蔓延を客観的に見ることができて面白かった。コロナから人命を守るため自粛を続ける道と、経済政策を行うと同時に中国を孤立させる道があり、賛否両論だがこんな考えもあるのか~と思った

    0
    投稿日: 2020.11.17
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    「この物語はフィクションであり、実在の人物・団体等とは一切関係ありません。」 と、誰の目にも留まるように、見開き2ページにこの1行だけ書かれている。 この文言は、本ではあまり見かけない。 暗にノンフィクションですよ!と主張しているようにしか読めない。 この寓話が5月に書かれてから半年経ち現在11月だが、これからが最も要注意の冬に突入する。 1年間を経験しないとこの病にどう対処するのがベターなのか判断しずらいだろう。 よく聞く言葉「危機的な状況の時こそ、指導者の本当の能力がわかる。」が本書にも出てきた。 既に、プロメテウスは自ら退いたが、危機的な状況がぶり返してきた今、ツーステップに背中を押された後任の指導者も何ら打つ手を繰り出せないでいる。 西の国のカエルたちや、ナパージュと時期を同じくしてトップ交代のスチームボートも再び大きな危機を迎えている。 この時期がチャンスと元気なウシガエルは好き勝手な行動に出ている。 ハンドレッドが言っているとおり、この物語はまだ序章なのでしょうが、序章で終わり、続きは現実が引き継ぎます。 根拠なき思いつきの言動も困りますが、信頼感に乏しい指導者の元、ナパージュはなるようにしかならないのでしょうか。

    12
    投稿日: 2020.11.14
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    寓話という形を取りながらコロナ狂想曲を分かり易く面白く読ませる百田さんはさすがですね。ウシガエルを甘く見ていると取り返しのつかない事になる。バイデン氏が米大統領になれば、より現実味が増します。 最終章のプロメテウスは格好良かったですね!ツーステップをやり込むあたりが…笑。

    0
    投稿日: 2020.11.06
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    ・ ・ナエじゃないけど、ウシガエルとスチームボートを入れ替えて妄想するのもありかなと思って読み始めた。ただあまりにもそのままの物語だったので、その余地無しで、ふーん、そんな風に観てたのか、という感じになっただけ。

    0
    投稿日: 2020.10.05
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    2016年の作品「カエルの楽園」の続編。 新型コロナウイルス禍の中で、国の指導者は、国民は、どう考えどう行動をするのか。 寓話の形だとこんなにイメージしやすく、愚かさや皮肉がすんなり受け入れられてしまう不思議。 最適解を求める一助になるかもしれない、一冊。

    6
    投稿日: 2020.09.30
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    コロナ禍の現状、現実に起きていることを寓話にした本。なぜ現代、現実を寓話にしたのか? 作者あとがきにあるとおり、現代社会をカエルの世界に置き換えることにより、見えてくるものがあるのではないかとの考えから、寓話にしたとのこと。 確かに寓話にすることにより、物事がシンプルになり分かりやすくなる。 自分がこの本の登場人物なら、ただ騒いで右往左往するたんなるカエルだが、きちんと情報を取捨選択して判断できるカエルになりたいと思った。 エンディングがバットエンディング、リアルエンディング、グッドエンディングと書かれているが、バットエンディングにだけはならないで欲しい。 この本、今読んでも面白いという本ではないかもしれないが、将来10年後20年後に読んでみたら面白いかもしれない。 追記 面白い本ではないというのは笑えない本という意味です。虚構ではなく現実ですのでね。

    4
    投稿日: 2020.09.26
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    丁度、6月刊行とあってコロナ禍の真っ只中、まさに日本が舞台の寓話だ。著者の屈託ない見解が思う存分展開されている。 登場カエル

    0
    投稿日: 2020.09.12
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    これは誰のことだろう? というのもあったが、面白い。 あとがきにあるように、寓話化することで、現実世界の変人たちが言ってることの荒唐無稽さが増している。 荒唐無稽な寓話ではなく、事実が荒唐無稽過ぎるから寓話にすることでますます荒唐無稽さが際立つ。とても面白い。

    0
    投稿日: 2020.09.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    カエルの楽園がとても面白かったので楽しみにしていた分少し残念。 前作は読んでいって現実の何を言わんとしているのか分かっていく感覚が面白かったけど、今作は安っぽいネーミングが多い印象で、ただ武漢でコロナが流行〜2020年6月くらいまでのコロナ禍における時間の流れをカエルの国に落とし込んだだけのこと。 前作のスピンオフ的な物語。 ただし百田尚樹の書く文章は読みやすく数時間で読めるので良作だと思う。

    0
    投稿日: 2020.09.10
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    可もなく不可もなく。寓話というだけあって、登場人物?がかえるとワシだけなので難しくなく、頁数も2百とちょっとくらいなので1日かからずに読める。携帯してちょっと読むにはちょうどいいがどっしり構えて読むには物足りない。

    1
    投稿日: 2020.08.28
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    寓話にすることで本当にわかりやすい。 前回の話もすごく好きだったので続編が出てる事にビックリして読みました! 良い歳して政治や世界情勢について疎いから、こういった作品はありがたいし、勉強したいと思えるキッカケになる。 リアルエンディングで、経済活動と感染リスクのバランスを取りながら日本は立て直していくとあったけど現在その通りだなって。。。現在の状況を変えるには、国民や代表に覚悟が必要って書いてあったけど。。。信じたい。

    0
    投稿日: 2020.08.18
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    コロナ禍の政治や社会をカエルの世界に例えた寓話 ツーステップは完全にあの人ですね マスメディアが踊らされていたり言うことがコロコロ変わったりするのはその通りですね。 なんかグッドエンドにはならなさそーだなぁ

    0
    投稿日: 2020.08.13
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    結果論でしかないことを後からああだこうだ言うことに意味はあるのか。 「学者や議員はいずれも高学歴で知識も教養もあります。それだけに、その発言ももっともらしく聞こえます。しかし、その彼らをカエルに置き換えて同じセリフを言わせてみると、実生活では気づかなかった滑稽さや愚か、間抜けぶりなどが見えてくるのではないか」

    0
    投稿日: 2020.08.08
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    「カエルの楽園」は未読。あの帯を見てこのコロナ禍であれば手にとらずにはいられませんよね。登場人物(あっ、カエル笑)の名前にも全て意味があるんでしょうね。最初はそれを意識しながら読み進めてたんだけど、なかなか進まないから後回しに笑 再度じっくり考えてみたいところ。今もまさに感染者は増え続けてるけど、どの立場にたつかで全て間違ってないともいえる状況なのかなとも思える。それを客観的見れるかどうか、中・長期的に考えるべきだけど、目の前のことも無視できない。本当に難しいんだけど、決断は随所に必要だよね。

    9
    投稿日: 2020.08.03
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    この文字数で国内外での問題とその状況について簡単に知ることができたと思う。著者の考えも取り入れつつ、この寓話をグッドエンドするためにも我々ツチガエルたちが率先して思慮分別していかなければならない。

    0
    投稿日: 2020.07.28
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    コロナ禍における現代社会を描いた寓話。 2匹のアマガエルがたどり着いた『カエルの楽園』。 隣のウシガエルで流行った『新しい病気』を楽観視していたが、『カエルの楽園』でも『新しい病気』が流行りだす。 前の『カエルの楽園』は読んでいないのですが… 読みやすく、日本の問題が見えます。 サラサラとクスッとしながら読めました。 この寓話は5月5日ごろに書き終えたそうですが… ぜひぜひその後の『カエルの楽園』も読みたいものです。 百田先生、最高です(笑)

    1
    投稿日: 2020.07.26
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     前作でも感じたのですが、カエルの絵がかわいい。著者の自作なんですね。先入観なく読むと既視感があった。世相なので当然である。今回の2020は、まさにコロナ禍の過程なので、親近感が増す。  ストーリーとしては、コロナの収束まで長い話になりそうだ。だけど、今読むのが良いかもしれません。

    3
    投稿日: 2020.07.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ソクラテス&ロベルト再び。 今回はコロナ禍にある日本を題材にしています。 今回も”寓話”の体を取っていますがオンゴーイングな内容を扱っており、また、つい最近起こっていることを擬えているのでドラマ性や「えっ本当はそうだったの?」という意外性にやや欠け、物語としての面白さは前作ほどではなかったです。 とは言え、面白さ云々より、今作から学ぶべきは筆者あとがきの以下コメントに凝縮されているなと思いました。 「『カエルの楽園2020』は、ある意味、現実をそのままなぞった『寓話』です。そこには近代的寓話に見られるような難解で高度な暗喩などはありません。しかし、私は敢えてそうしました。というのは、現代社会を『カエルの世界』に置き換えることで、見えてくるものがあるのではないかと考えたからです。 私たちはふだんの日常生活において、新聞で論説委員が書いた社説やコラムを読みます。またテレビでコメンテーターや学者が語ることを聞きます。国会で議員たちが国政を論じているのを見ます。彼らはいずれも高学歴で、知識も教養もあります。それだけに、その発言ももっともらしく聞こえます。しかし、彼らをカエルに置き換えて、同じセリフを言わせてみると、実生活では気付けなかった滑稽さ、愚かさ、間抜けぶりなどが見えてくるのではないかと思っています。」(p.214) まだ暫くコロナ禍による難しい時間が続くでしょうから、尤もらしく聞こえることを鵜呑みにせず、自分の頭で考えて取り入れていかないといけないなと思いました。

    0
    投稿日: 2020.07.25
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    素晴らしい寓話。ハンドレッドの意見が正しかったかは別として、様々な立場からの意見を分かりやすく俯瞰することができ、まさに今読むべき小説であると思います。

    1
    投稿日: 2020.07.24
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    寓話にしたことで、今の日本をより客観的に見ることができました。3年後に、この寓話が、どんな評価を得るのでしょうね。

    2
    投稿日: 2020.07.20
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    相変わらず読みやすい。 コロナの流行っている今だからこそ読みたい。 3つのエンディングが書いてあり、それもまた面白い。 作者の信念・信条も少し感じられて、自分のコロナに対する姿勢を改めないといけないと感じた。 「平和な時期じゃなく、緊急の時にこそリーダーの真価が問われる。」

    0
    投稿日: 2020.07.19
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    現代日本・世界を寓話として描いている作品。この事態を通してワタシが感じたことは、未曾有の事態のあるべき対応はどんなものかということだ。前例がないことから100点の対応はできないが、対応の方向性を明確に示すことこそ大事だったのではないかと思い知らされた。まさしく大阪モデルがそうであったと私は感じている。このカエルの世界だからこそ見えてくること・大切なことが浮き彫りになったと思うし、私たちの混乱が客観的に見えた。かつてない世の中だからこそ、各人が何を学ぶかがとても大事だと感じた。そんな一冊だった。

    1
    投稿日: 2020.07.12
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    新型コロナが発見されてから、日本に発症者が現れ、広まっていく中、日本政府や世論がどのような対応をしてきたのかをカエルの世界で客観的に理解することができる。現状で自分が抱いている不安が、間違ってなかったんだと思うことができた。 今後どうすべきなのか、自分の頭で考える必要があり、自分の行動にも責任を持っていかなければならないと感じた。 とりあえず中国とアメリカにべったりな状況を打開し、自らの力で進んでいく力と皆を引っ張るリーダーが日本には必要である。

    0
    投稿日: 2020.07.01
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    前作同様、国難を前にしたカエルたちが滑稽で笑えるのだが、まんま我々と我々の国の姿なので笑えないのである。コロナ禍で、国がどのようにパニックになっていたか、コミカルかつシニカルな記録である。この記録を今後の国難や対中戦略に活かせるか、それとも同じことを繰り返すのか。残念ながら、どうも後者だとは思う。

    4
    投稿日: 2020.06.28
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    コロナ禍における政府、野党、マスコミ、一般市民の対応の杜撰さがカエルを通した寓話として描かれています。 野党やツーステップの言動、それに流されるプロメテウス。一体、日本の政治家はどこを向いて政治をしているのかということに憤りを感じるとともに、デイブレイクやマイクといったマスコミを信じる一般人の情弱さ、なにも行動しなかった自分への情けなさを痛感しました。 そうやって読み進めながら辿り着いたグッドエンディングを読んだときに、感動し、震えました。 それは、国を引っ張る強いリーダーの存在。そのリーダーのもとで、貧しくとも立ち上がったカエルたち。それぞれが一つの方向を目指して国を良くしようとする姿勢に心を打たれたからだと思います。 ナパージュではなく日本にも強いリーダーがでてきてほしいものです。 そのためにも、一人ひとりがもっと政治に関心を持ち、行動を起こすことが日本を良くする第一歩であると思います。

    3
    投稿日: 2020.06.24
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    今の日本を客観的に見るとこういう感じなんだ…と絶望するような、滑稽な今の日本を風刺した寓話。 決めるのも動くのも、ものすごく遅い 感染リスクと経済活動のバランスを取りながら、再生を目指す、その一員でありたい

    0
    投稿日: 2020.06.24
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    2016年のカエルの楽園を読んだときは、日本という国を上手に皮肉った寓話だと大変感心しました。その設定やキャラクターの遊びを知っていたため、前回ほどの感動はありませんでしたが、寓話にすることでコロナ危機に起こっていたことがスッキリ見えました。カエルの物語にすることで、政府のコロナへの対応や世間の反応が滑稽に見える。しかしおそらく、マスメディアに踊らされず冷静に世間を見ていた人は、リアルタイムでこの滑稽さを感じていたり、憤りを感じていたりしたであろう。 異例の事態でパニックになった国の動きを、このような形で記録しておくのは有りだと思います。

    1
    投稿日: 2020.06.21
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    カエルの楽園の続編! 前作は、カエルの楽園ナパージュ=日本の遠くない未来を寓話化して描いた作品であるのに対し、本作はコロナウィルスが発生し感染が拡大していく様を描いた作品となっています。 プロメテウス、バードテイク、ハンドレッドは誰の事を言っているのか考えながら読むのは楽しいです。 若干、ウシガエルの国に対して圧力が強めの作品となってはおりますが、それは作者の意見であって作品の質を下げる要素ではありません! これは個人的な意見ではありますが、ハンドレッドは広場で意見を言ってる時は最低だなぁと思う時が多々ありますが、洞窟の中で執筆して作品を世に出す時は素晴らしいなぁと思います。 一人のファンとしては執筆活動にのみ力を入れてほしいなぁと思います。

    3
    投稿日: 2020.06.21
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    今まさに。。。。 新型コロナウイルスでの政府等の対応を含めた話がカエルに置き換えられて描かれていますね。 この先見える未来は今ははっきりわかるものではないですが,このレビューが後々見た時にこんな思いや出来事あったなーなつかしい!といい意味での未来になるように期待したいです。

    5
    投稿日: 2020.06.18
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    百田尚樹『カエルの楽園2020』新潮文庫。 『カエルの楽園』の続編。ネット公開作品に加筆修正を施した完全版。 相変わらず日本の国政への激しい批判が描かれる。新型コロナウイルス対策への国政の無能ぶりと対策の遅延が露呈したことで、今回はその辺をチクチクとえぐられる。 国政の水際対策の遅さと杜撰さ、中国の国慶節狙いのインバウンドを優先させたばかりに新型コロナウイルスを流入させた日本。さらには中国から欧州に広がった新型コロナウイルスは凶悪なウイルスに変異し、日本に流入する。馬鹿な政治家はコロナなんぞは風邪やインフルエンザと変わらないなどとほざき、最後まで東京オリンピックは予定通り開催するのだと強情を張ったアホも居た。国政は意味もなく長期間、学校を休みにし、アベノマスクと僅かばかりの給付金をバラまき、ステイホームなどと掛け声をかけて国民に自粛のお願いをするばかり。国政は緊急事態宣言を発動するも、実際の対策は地方自治体に丸投げ。国民は国政よりも地方自治体の首長の方が能力のあることに気付かされる。 あの悪夢の出来事から一夜明けると、難民アマガエルのソクラテスとロベルトは過去の平和なナパージュに居た。そんな中、ウシガエルの国で原因不明の病気が流行り始め、ナパージュにも病気が広がる。 終章は3つのパターンが提示される。現実的に日本の新型コロナウイルスは果たしてどのような決着を見るのだろうか。 ナパージュは日本、ヌマガエルは在日韓国人で、スチームボートがアメリカ人、ウシガエルは中国人なのだろう。そして、ハンドレッドは百田尚樹自身で、プロメテウスは安倍晋三か。水仙の花がマスクらしい。 本体価格520円 ★★★★

    15
    投稿日: 2020.06.16
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    「なろう」にUPしていた時に読みましたが、終章が2つ追加されてます。 やはり、GW中の「これからどうなるの?」という緊迫感の中で読むのと、緊急事態宣言も解除されたいま読むのでは、物語への没入度が違いますね。 ただし、ブラジルとかでは、まだまだ感染者が増えているので、第二波とかも怖い…

    0
    投稿日: 2020.06.14
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    ネットで読みましたが、書籍で保存したかったので購入しました。 ウシガエル病が流行り出した頃のワイドショーで、 「人から人へは感染しない」や、「普通の風邪と変わらない」などとホラを吹いていたコメンテーター達に対しては今でも憤りを感じております。 また、なんの対策案も出さずに邪魔ばかりする元老達。 この国には癌細胞がたくさん蔓延っている。 カエルの楽園含めて世間に広く知ってもらわなければならない物語です。

    1
    投稿日: 2020.06.14