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意識のリボン
意識のリボン
綿矢りさ/集英社
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総合評価

43件)
3.3
3
14
17
3
2
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    このレビューはネタバレを含みます。

    綿矢さんの作品は数冊読んできましたが、登場人物を通して本質を暴かれたような感覚になるのが特徴だなと改めて感じました(私主観) 特に「履歴の無い女」これは痛いところを突かれたな、と思ってしまいました。 ある会話の流れで「心のどこかで”分かるな”と思っていた」という心理描写が、まさにそれ。 辛い思いをしている人に対してもちろん寄り添いたい、力になりたいという気持ちがゼロじゃないけど、自分じゃなくてよかったという気持ちもゼロかというと否定できない。自分が進んで辛い思いをしたいかといえばしたくないし、「できるなら代わってあげたい」なんて代われるわけがないというのが大前提なんですよね。 上記は一例としてで、作品中にはあえて声に出して言うべきではないけれど心の中でほんの1mmくらいは無意識に潜在しているような心理が、心の声として、もしくは、セリフとして書かれている部分が多々あります。 少し重たいレビューになりましたが、綿矢さんが作り出すこざっぱりとした登場人物の女性たち、私は好きです!

    0
    投稿日: 2026.01.01
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    8つの短編小説からなる本だが、最後の意識のリボンの話が好きだった。履歴書に真っ先に書いてきた、人生で1番大事だと思っていた大きな成果よりも、人との関わりや人を助け、助けられたことの方が死に際では鮮明に思い出された部分が特に印象に残ってる。 しかし、文体や話の進み方が自分に合わなかったのか、本自体はそんなに長くなくページ数も少ないのに読み終わるのにちょっと苦戦した。本を通して筆者が何を伝えたかったのか曖昧だった。

    1
    投稿日: 2025.12.25
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    僕たちは、普段感情を表す際、簡潔で単純な言葉でまのめてしまう。本来は、複雑なレイヤーがあるものをしまったものを引き出しから出すように。 本作は、感情を行ったり来たり迷ったりで親密な口調僕らに話しかける。大きな解決もないが少し背筋が伸びただけで良いのでは?そこが新鮮で面白い。現在の僕たちの心のひだに、何かしら言葉を届けてくれる。それが小説なのかもしれない。

    12
    投稿日: 2025.10.08
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    短編集。 正直個人的に読み進めにくかった。 でも最後の「意識のリボン」はなぜかすごく泣けてきて通勤中あやうく涙流しそうになった。 死ぬ時って間際ってあんなことを思うのなら自分ならどの場面が出てくるんだろうと想像した。

    0
    投稿日: 2025.09.09
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    どの短編においてもやけにリアルな描写が多くあって情景が浮かびやすかった。女性ならではの独特な考え方とか表現が興味深かった。 個人的には「岩盤浴にて」「こたつのUFO」で一気に引き込まれたけどそれ以降の短編はあまりハマらず。 何となく、著者のエッセイ的な雰囲気の小説は好みだけどザ小説はあまりハマれなかった。

    0
    投稿日: 2025.08.28
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    女性として、30代を迎えたからこそ 穏やかに読むことができた短編集。 20代前半に読んでいたら、 きっと不安に駆られていただろうなんて思います。

    0
    投稿日: 2025.07.03
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    「自己」とか「意識」といったものの曖昧さ、多面性をいろんな角度から切り出した短編小説集、という雰囲気。 それぞれの作品の主人公の世界の捉え方、感じ方はまったく共感や理解のできるものではないけど、自分にはない見え方を垣間見させてくれるから綿谷りさ作品は面白い。

    2
    投稿日: 2025.05.04
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    短編集ならどれか好きになれるものがあってもいいのに、全てでこの一文はどういう意味なの…となってなんにも分からずに読み終えた。いろんな本を読んでいけば掴めるようになるのかな、また時間あけて読もうと思う。

    0
    投稿日: 2025.03.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    例えが秀逸で、エッジの効いた文章を書く人。短編集は初めて読んだ。短いながらもそれぞれの人生が切り取られていて続きが読みたくなってしまう。

    0
    投稿日: 2025.01.15
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    65/100 読みやすいなぁ 8個の短編集になってた。 「怒りの漂白剤」っていう話はめちゃくちゃ刺さって☆5でした。すごく好き。 「好きを好き過ぎないようにする。」 本当にその通りだなと思った言葉。自分はこんなに費やしているのに…という見返りを求めてしまう。自分があまりにも極端になることを知っているからこそ偏らないようにする努力の方が楽なのがすごく理解できた。 綿矢りさについて考える本であった。

    1
    投稿日: 2024.12.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    綿矢りさの短編小説集、私小説と言えばいいのか?中には主人公を男性にしてフィクション感を出している掌編もあるが、限りなくエッセイに近いと思える作品が多い。 例えば冒頭作の「岩盤浴にて」なんて、掘り下げる深さと位置が面白くて一線を画しているが、一つ間違えたら日常系コミックとかに出てきそうな話。 表題作にして収録最後の作品である「意識のリボン」は、死後の世界観があるので小説風味は高いが、エッセイに寄せた表現で書かれていて、それが独特の雰囲気を出している。 意識があって外界があるという順番なんだろうな。勿論現実が内面に作用する事実はあるにせよ、主観的には自分の意識が、外の世界に対する感じ方を変えていく感触はすごく良く分かる。 「俺はそうじゃないなぁ」と感じる描写もちょいちょいあったけど、そこは個性差。それも含めて結構考えさせられる1冊だった。薄さの割に読後感は結構ボリューミーである。

    4
    投稿日: 2024.09.16
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    「嫌いなものを無理やり好きになろうとするより、ものすごく好きと執着している気持ちを平らかにしていけば...」 怒りの漂白剤より 押し付けられるような感じのしない、言葉のあやとりのような文章が好きです。

    2
    投稿日: 2024.08.27
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    短編小説であるが、より私小説的なエッセンスがあり、エッセイのようでもある。いくつかそういう話があり、個人的にすごく面白かった。特に怒りに対しての作品、怒りの漂白剤が一番良かった。 綿谷りさと金原ひとみ。この二人の作品を楽しむ至福の時。あ〜〜、良い時間だ。

    14
    投稿日: 2024.07.20
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    空をたなびく一筋のリボンのように。 ぎゅっと握れそうなのに直前で手の中をヒラリと抜けて躱されてしまうような、掴み所が無いようでいて確固たる芯が通った作品集だと感じた。 綿矢先生がちょうど結婚・妊娠・出産というライフステージを経験されたあたりに発表された作品群との事で、その心境が色濃く反映されていると思う。 先生がご結婚されたのが2014年12月、この年に発表されているのが《ベッドの上の手紙》(14.1)と《こたつのUFO》(14.6)の二作品。《手紙》はたったの4ページにも満たない短編ながらずっしりと質量を備え、本書中でもヘソの辺りに収録されているまさに重心のような一編では。また、この話だけが男性目線で書かれているというのも異質感を強める。が、振り返ってみれば「冗談」(p66)でしかないのかも知れないが。《こたつ》は巻末解説に曰く「太宰治の短編小説「千代女」へのオマージュ。」(p198)との事。綿矢先生は太宰治に傾倒されていたとの事で、恥ずかしながらその辺りを知らず、読んだ事も無い私には真意を汲み取れたとは言えないが、本書において綿矢先生が語りたいことの大半がこの話に凝縮されていると思った。特に「皺」(p61)ひいては‘老い’というものへの毅然とした姿勢は凄まじい。 《怒りの漂白剤》という話も台風のようなめくるめく一編。「しかし平常時にまで心が揺れている今の状況は、まずい。」(p115)との感じは物凄くよくわかる。私も独り身の時はのほほんニヘラニヘラと過ごしてあまり怒らない質であったが、結婚して子どもらが出来たあたりから常に何かに対して怒りを感じる局面が多く、それは「ストレスの対象への怒り、自分への怒り。遺憾だ、残念だ、プレッシャーを感じて気が重い。これらの感情を抱えているとき、自分はしょんぼりしていると思っていたが、心の底では苦境にある自分に“なんで私がこんな目に”とほんのり怒っているのだった。」(p119)という明文化には実にハッとさせられた。そしてその解決法として「好きを好きすぎないようにする。」(p126)という提言には本当に目が醒める思いがした。一人っ子で親元も早くに離れた私は独りの時間が好きだったし、起きたい時に起き、食べたい時に食べたい物を口にし、食べたくなければそれで許されたし気まぐれに映画を観るのも旅行に行くのも好きだった。好きすぎたのだ。だからそれらが叶わなくなった境遇にほんのりと怒っているのだ。そして、知らず全てに怒り続けているから余計に疲れるのだ。 当たり前かもしれないし我儘かもしれないが読んでなんだかスッキリした気がする。 綿矢先生の思考の波濤にざっぷりとダイブ出来る小説風エッセイのような読み物。 『リボン』をしっかり握って溺れないように。 2刷 2024.5.3

    13
    投稿日: 2024.05.03
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    最初から最後までハマらない。難しい話だったよ、キーワードの言葉も何を伝えるのかも全然掴めないで終わりました、短編なのに悔しいね、唯一の読み切った事だけは褒めてもいいかな自分。

    17
    投稿日: 2024.02.16
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    図書館で借りたこの本。まず、「意識のリボン」というタイトルに惹かれました。手に取ってみると表紙もすてきで読むことにしました。短編集でどれも面白かったけど特に面白かったのは表題作の「意識のリボン」です。

    25
    投稿日: 2024.01.29
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    お洒落な表紙、「意識のリボン」なんてファンシーなタイトルだが、その中身はひどく人間らしい感情に溢れている。岩盤浴で見かけた見知らぬ女性二人組の間の歪なパワーバランスを外野から密かに憂慮してみたり、三十歳を迎えた女性が抱く、日に日に老い行く自らへの焦りを何気ない日常と混ぜ合わせながらユニークに表現してみたり。 綿矢さんの小説に出てくる登場人物はとにかく濃ゆい。特にそのキャラクターを表現するための容姿、性格、言動、それらの描写の細かさには毎回舌を巻くものがある。この広い引き出しは一体どこから来るのか。常日頃から人間観察を欠かさずしているのかな。より多くの人間のことを見て、知っていなければここまでは書けないような気がするのだ。 また綿矢さんは度々太宰治に触れられることがあるが、超短編「ベッドの上の手紙」の主人公である小説家の男性の卑屈さは、川端康成に宛てて書かれた太宰治の愛憎入り混じった手紙を彷彿とさせられた。「刺す。そうも思った」というかなりストレートなフレーズで有名なあの手紙である。 それから、猟奇的事件のデマに踊らされる人々を描いた「声のない誰か」は若干ホラーテイストを含む話で、結末を読むと「果たしてそれは本当にデマだったのか?」と薄ら寒く感じた。 個人的には「履歴のない妹」で登場する、過去に撮影された美しくも不気味なヌード写真を躊躇なく当人である妹が破り捨てるシーンが好きだ。「私は本物の、生の写真なんていらない。嘘っぱちでもいいから、笑顔でピースしている写真さえあればいい。人生で残しておく思い出は、安心でたいくつな方がいい」。 この本を読んだ後、改めて自分のスマホのカメラロールを見返してみた。どの写真も笑顔だった。確かにそれは生の姿でなければ感情でもない、作り物を写しとったものかもしれない。それでもこのカメラロールに並んだ写真を見ると、わたしは確かに「安心」していた。写真とは過去の記録、思い出を残す以外にも、「安心」を作り出すための媒体なのかもしれない。

    5
    投稿日: 2024.01.07
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    エッセイっぽい小説。 割とサクサク読めたけどノンフィクションっぽい表現が多々あってイマイチ物語に入りこめず。 綿矢りささんの女性描写は本当に美しくて好きです。

    1
    投稿日: 2023.12.19
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    短編小説の集まりで読みやすかったが、話の内容がイマイチ理解しにくかった。 各話の最後にあとがきを読めば、内容の理解が深まると感じる。

    1
    投稿日: 2023.11.28
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    一見まとまりのない短編集に見えるが、収録されている作品にはさまざまな女性が語り手として登場する。独身女性、女性作家、元カノ、妻、姉、妹、母、娘。人生において私たちの呼び名は変わるけど、「私は私」ということを忘れずに生きていこうね、というようなメッセージを感じました。 特に好きだったのは最初に収められている「岩盤浴にて」。岩盤浴でリラックス&デトックスしようと思って来た語り手が、周りの人の様子や会話に気を取られて、逆にいろんなことをグルグル考えちゃう感じ、わかるなあ〜って思いながら読みました。

    1
    投稿日: 2023.11.23
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    綿谷りささんの小説を初めて読んだ。 率直にどれも面白い。そして女性を描くのが上手い。 1番最初の話から心を掴まれた。見知らぬ展開としての面白さもあるし、地で面白いというのもある。 1番好きだったのは表題作である「意識のリボン」こんな考え方をしたことはなかったがこんな感じだと良いなと思うし、心にスッと入ってくる感じ。

    7
    投稿日: 2023.10.19
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    2014〜2017年、4年の間に発表された9つの短篇をまとめた1冊。ずっと先、綿矢りさという作家を語る時、この短篇が重要なターニングポイントだったと語られるような気がしている。

    12
    投稿日: 2023.08.01
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    読みやすかったけど、エッセイなのか小説なのか混沌して作中に入り込めなかった。 (綿矢りさに高校生の娘いたっけ?あたりで小説だと気付いた) でも「意識のリボン」と「履歴の無い妹」は面白いというか考えさせられることが多く読み応えあった。 特にこの一文はとても好き。 “本物の”“生の”写真なんて、私はいらない。嘘っぱちでもいいから、笑顔でピースしている写真さえあればいい。人生で残しておく思い出は、安心で、たいくつな方がいい。

    1
    投稿日: 2023.07.03
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    え、これエッセイ?作家が描く世界は、間違いなく彼らの周りで起こる現実世界の出来事に確実に影響を受けている。私はそう考えるから、好きな作家さんのエッセイを読むのはとても楽しくて、好きだ。 この本は、最初エッセイなのかと見紛うほどだった。そのくらい、なんだか全話に"ありそう"な雰囲気を醸し出している。数年後の自分を見ているようだし、家族の裏の顔を覗き見してるような気分にもなった。不思議な作品だ。 そしてなるほど、これが綿矢りさ作品なのかと妙に腑に落ちた読了感だった。

    1
    投稿日: 2022.08.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    エッセイかと思うほど、リアルで感情移入してしまう。 短編集ではあるが、女性の不安に思う感情に寄り添ってくれる優しい小説だった。 最後の短編「意識のリボン」では、生死を彷徨う事故により心の余裕を得た主人公がいた。私もせかせかせず、広い心を持って人に接したい。のにそれができていない‥

    1
    投稿日: 2022.06.24
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    なんとなく手に取る機会がなかった はじめての綿矢さん作品。 ⁡ リボンモチーフのものが好きなわたしは ただ単純にタイトルに惹かれ 装丁のイラストのタッチも好みだったから パッと目についたのがきっかけ。 ⁡ ⁡ 独身女性、母、妻、娘…女性が主人公の短編集。 「こたつのUFO」「怒りの漂白剤」そして タイトルにもなっている「意識のリボン」が 好きだった。 ⁡ ⁡ ここしばらくの自分と重なるものが多すぎて ちょっと苦笑いしてしまう場面も。 ⁡ 怒りは、ちょっと厄介だ。 そのまま放置していればどんどん膨れ上がり いつか爆発、暴走しかねない。 かといって、ないものにはできない。 そこのところのさじ加減を 見つめるきっかけになったし いまの自分の受け止め方や対処の仕方を更新。 ⁡ ⁡ “意識”については、まだまだ大人になりきれていない年頃からぼんやりと考えてた。 心ってなに?どこにあるの? 意識って?意識と無意識のさかいは? ⁡ この本のなかに、その答えのようなものがあった。 ⁡ 父が逝ってしまったときから、“この世”も“あの世”も自分とぜんぶが一体化したように思う。 安心したくて、そう思いたいのかもしれない。 でも、そこから見守られながら わたしの意識とわたしは結ばれているんだと思うと 安心感で包まれる。 ⁡ ⁡ 綺麗事ではなく 人間臭い負の感情と呼ばれるであろう 怒りや情けなさ… そういう部分に蓋をすることなく まっすぐでリアルな感情むき出しの描写に とても共感したし、好感が持てた。 なんだかホッとできた作品だったな。

    2
    投稿日: 2022.04.03
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    不思議で、どこか怖さのある短編集。 昔読んだのを読み返してるけど、全然覚えていなかった。 ●履歴のない女 娘と自分が、肺炎をきっかけに剥がれる。 病気になったのが自分じゃなくてよかった、と思ったと。 妻や母の役割が剥がれて、自分になるきっかけがわたしにも訪れるのかも。不思議な読後感。 ●履歴のない妹 妙に魅力的な、裸の写真にまつわるお話。 本物の、生の、写真なんて私にはいらない。笑顔でピースしてる写真さえあれば良い。って言い切る潔さ、自分にはまだ無い。

    1
    投稿日: 2022.03.17
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    やっぱり、小説なのかエッセイなのかモヤモヤして全くもって好みじゃない… 言葉選びも。興味湧きません。 3つ読んで、もうここでやめます。 人生は限りあるので。 表紙の絵が可愛いのに星一つ。

    0
    投稿日: 2022.03.03
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    みなさんおっしゃってる通り、エッセイなのか小説なのか分からない不思議な短編ばかりだった! 「こたつのUFO」にあったように、書いたものからその筆者の人柄を判断してしまうのは多かれ少なかれあるなあ、と思った 何ならその人がどういう文章を読むかでも判断してしまうこともあるし 相手のことを知りたいと思ったときに、相手がどういうものを作るか・好むかから知ろうとするのってよくないのかな とか言いつつ「怒りの漂白剤」を読んで、そうか綿矢さんの文章から感じるエネルギーって根底には怒りがあるのかなって納得してしまった 「意識のリボン」は、ちょうど同じタイミングで読んでた 全然雰囲気の違うような2作だけど、フランクルの「それでも人生にイエスと言う」と同じようなメッセージを感じたところがあった(愛に関するところとか、その人なりの実りある人生だったっていう記述とか、意味/超意味みたいなところとか)

    1
    投稿日: 2021.11.17
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    がんばって読んだけどぜんぜん面白くなかった。 例えば「桃太郎」なら、桃太郎が鬼を倒しにいくはなし!みたいに、この物語はどういう物語なのかが明確なのだけれど、本作はそれがよくわからない、あるいは最後まで読まないと分からない。それが一番つらかった。 綿矢りさが書いた、という信頼があったから最後まで読もうとがんばれたけど、正直がっかりした。「ひらいて」はよかったのになあ

    1
    投稿日: 2021.10.10
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    超久しぶりの綿矢作品は短編集。エッセイなのかと思わせる小説、独特の捻くれた視線が鮮やかな小説、どれも面白かった。

    3
    投稿日: 2021.09.30
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    女性の描写が本当に美しいな… 内容は正直ピンとこなかったけど、多分妻になったり母になった時に読んだら分かるのかな

    1
    投稿日: 2021.06.13
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    綿谷さん作品の中ではちょっと読み解くのが難しい気がした。淡々と進んでいく話が多くよく分からない。けれど、各々の話にたまに垣間見られる登場人物のちょっとした発言などは秀逸だなと思った。

    1
    投稿日: 2021.04.23
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    エッセイ集のような短編小説集。 「こたつのUFO」の突拍子もなさに笑いながら、姉妹の話に心当たりがあってすこし気分を害しながら(それだけ巧みだということ)。だけど「意識のリボン」表題作で、それまでのちまちまとした感情を突き抜けてしまった。 ずっと読んできた綿谷りさによる、魂と肉体とひかりの話を読めるなんて最高としかいえない…この1篇があるから手放せない1作になりました。

    1
    投稿日: 2021.04.06
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    綿谷りさの表現力には脱帽。この話は小説というより、 名前の知らない女性たちの日記を読んでいるかのよう。だから、面白いではなく、共感できるといった感想が沸く。 頭の中で渦巻くもやもやに形を与えてくれた。 特に好きなのは、怒りの漂白剤。

    1
    投稿日: 2021.03.29
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    綿矢りさっておっぱい好きなのかなぁ… エッセイなのか小説なのか不思議になる短編集。 これ読んでると作家の考えが小説に出てくるキャラクターや設定に反映されているんだなってのがわかる気がした

    0
    投稿日: 2021.02.27
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    エッセイのような“岩盤浴にて”や、異色の“こたつのUFO”、あったらいいなの“怒りの漂白剤”あたりが好みかな。軽妙なタッチも重厚な哲学的思考も、どっちもいける。久々に綿矢ワールドを堪能しました。あぁ、この鬱屈したものを吐き出したい!

    16
    投稿日: 2020.11.22
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    8篇の短編のうち、7篇は女性の語りですすむ。 「岩盤浴にて」は、見知らぬ中年女性の会話を聞きながら、色々思う話である。 外は秋の風だというのに、なんとも湿度が高く、汗が吹き出そうな、そんな気持ちにさせた。 まあ…岩盤浴は行ったことないし、汗もあまりかかない性質なので想像力とはげにおそろしげなり、なのだが。 「怒りの漂白剤」は、短気な私はよくわかる。 クーパー靭帯に例えられた時は面食らったが、わかる気がする。 舌打ちされると腹立つよね、わかるわかる。 怒りの沸点、というか、私はチャッカマン(これ、登録商標だっけか、あとで情報プラットフォームで調べてみよう)なみに火が簡単につく。 だからおっさんの「女が退くのは当たり前だろ、チッ」に「なんだ、コラ」というような態度を取ったことも若い頃にはある。 しかし喧嘩は買ったらだめだ。 そう言うわけだからあまり愛、平等、平和、みたいなことを偉そうに言えないのだ。 良い人じゃないから正しくいきたいとおもうのだ。 さてなんの話だっけ。 「声の無い誰か」は子供を持つ人には恐怖でしかない。 なんだこの終わり方。 ホラーじゃないか。 デマの恐怖と現実の恐怖。 子供が巻き込まれる事件は実際にある。 それから守ろうとしてデマが出来上がる。 デマもまた違う恐怖を引き起こす。 言葉にならない教訓のようなもの。 ざわつくこころは、私に何を伝えようとしているのだろう?

    9
    投稿日: 2020.10.17
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    岩盤浴にて 岩盤浴に通いながら近くのホットヨガに通う女性たちの会話などを聞きながら自己分析。 人の会話をつい聞き耳を立てて聞くとこんな感じというのがとてもリアルに描かれていてゾクゾクとしました。 そこから人生の生き方が見い出しているのが面白いです。 人間観察が鋭いです。 こたつのUFO 炬燵の中でぬくぬくとしているとこんな心境になるというのがこれもリアルに伝わってきます。 そこから何故かUFOが来るというのが何とも面白い発想。 歳を重ねて色々と思いが募ることがあるけれど、 可能性はいつだって外ではなく自分の内側に 詰まっているという言葉が印象的でした。 ベッドの上の手紙 男性からのちょっと意味深な手紙です。 こんな手紙が置いてあったらぞっとするし、 この男性の行く末が気になって仕方ないです。 履歴の無い女 結婚を先にした妹が姉宅へ訪れて一緒に料理をしながら 会話をしていたらふとしたことが・・・ 主人公の女性が辛い現状になっているせいで 履歴が無いと思って過ごしているのかよく分からない設定ですが、 あんなに気丈に振舞っていたり元気だった妹が 実はあの時には酷い精神状態だったということが分かり 主人公が少し将来の事を考え始め出しているのが救いだなと思いました。 不思議な物語。 履歴の無い妹 一人暮らしをしていた妹が近々結婚をするというので 引っ越しの手伝いに行く姉。 引っ越しの手伝いをしている途中で一枚の意味深な写真を見つける。 そこから今まで一緒に過ごしていた妹が意外な過去を 探ることになる。 この姉の言うようによく若い時の写真を 沢山撮っておくと良いと聞くけれど、 時にはこの場合のように人には言えないような 過去も発見されることもあるので写真も良い思い出の ものならばいくつあっても良いけれど、 数があれば良いものでもないのと思えてしまいました。 人生で残しておく思い出は、安心して退屈な物が良いという言葉が とても印象深かったです。 怒りの漂白剤 沸々と怒りの根源、原理などが描かれていて まるで哲学書のようでもあり怒りの度合いが伝わります。 確かに日頃のストレスの解消の仕方は様々ですが、 漂白剤のようにさっと消せることが出来たらどんなに 便利かと思ってしまいました。 発想の転換がユニークでした。 声の無い誰か 住宅街の中で不審人物が現れ、被害者が出たという噂が 広まりそれに狼狽えていた主婦。 あまりにもこの噂話にリアリティがありどんどんとこの主人公が嵌ってしまい日常生活にまで支障が出てしまうという少し他の作品とは違うタイプの物語でした。 目に見えない恐ろしさ、そして噂が噂を呼んでしまう怖さがこの作品ではたっぷりと味わうことが出来ました。 ただ噂だけでなく今後の事を考えるとラストのような行動を取ることも時には必要だと思いました。 意識のリボン 交通事故に遭ってしまい一命を取り留める間に経験した 不思議なひかりの世界が綴られいます。 同じような経験はしたことが無いですが、 何故か何処かでこのような経験をしたような思いになり、 読んでいても違和感がなく、いわゆるあの世の世界などが怖いものではなく温かく包み込まれるような世界で 描かれてい本当に不思議な世界観でした。 集英社文庫ナツイチ2020で紹介されていた中で 興味深い作品だったので手に取りました。 履歴の無い私と履歴のない妹は二作品で一作品と 思って読んだ方がよく理解できるかと思います。 綿矢さんの作品は読んだ記憶があまり無いのですが、 なかなか女性の心の奥底の本音を掴んでいて 共感できる所や少し理解しずらい部分もありましたが、 それが様々あって面白かったです。 どの作品にも通じることは女性の身体と精神論といった ものを感じましたが、ラストの作品になりその二つを超越した 魂の底力というものを感じました。 今まで綿矢さんの作品を読んでいないので どんな作風が特徴的なのか分からないですが、 肉体と精神というものが根底にあって それを超える何かが奥に潜んでいるような気配を感じるのでこれをきっかけに他の作品も読んでみたいと思いました。

    1
    投稿日: 2020.08.22
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    全8編からなる短編小説。最初の3編を読んでこれは小説集なの? エッセイでは?とも思った。 綿谷りさは「日陰者から見た社会」みたいな視点がが本当に面白い。かなりの捻くれ者。陽キャを軽蔑と羨望の目で眺めてる陰キャみたいな。 言葉の扱い方もうまくて、たまに突拍子もない比喩を入れたりするんだけど、それがすごくストンとイメージできる。文章のリズムというか緩急があるから、どんどん読み進められるし、読んでいて心地いい。 ちなみに私は『こたつのUFO』が好き。30歳独身の女性が部屋の中で悶々と自分の人生を振り返ったり、宇宙人に連れて行かれる夢を見たりする話。「20代の宿題、30代に持ち越した…」という一文が今の自分と重なる部分があり、とても苦しくなった。あいたたた…

    2
    投稿日: 2020.08.09
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    短い物語の中で、なにか問題や悩みに方向性が見えてくるのは、読んでいて気持ちがいい。だれかの思考を丁寧にトレースしていくことで納得する感じをおぼえたり、飛躍や破綻のない安定した道筋がみえるからだろうか。私はすぐにとっちらかってなかなかこんなふうに筋道だった思考ができないので、たとえば共感できなかったり身近でなかったとしても、「あぁ~そうだなぁ」と納得してしまうようなところがこの短編集にはある。 『岩盤浴にて』『履歴の無い妹』がよかった。癒しとデトックスを求めて行った岩盤浴で、どうでもいい情報を仕入れてしまうことや、過去のどんな写真を何のために残しておくか、または捨てるか、という選択など経験はないのに「たしかにそうだ」と思える気持ちよさはちょっとふしぎでもある。作者の魔法みたいなものだなぁ。

    5
    投稿日: 2020.06.11
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    シスヘテロの日本社会に馴染んで暮らす女たちの短編集。女性のこの社会で生きる上での悩みやもやもや、コンプレックスなどを描いていて、響く人には響くんだろうと思ったけれど、でも私はシスでもヘテロでもないからあまり共感できるところはなかった。

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    投稿日: 2020.05.24
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    綿谷りさって、本当に面白い文章を書くなあと思わされる。(すごく当たり前のことを言う笑)ヒヤッとさせられるほど、人間を冷静に見ていて、人間に期待することを諦めているように見えるが実は、俯瞰したところから、めっちゃ精一杯生きてる感じがした。「怒りの漂白剤」が一番すきだった。好きなものが強すぎて、分からない嫌いなモノを過剰に攻撃してしまうのは、自分そのものに感じたし、今の時代っぽいなあと思った。自分らしく生きることと、人が人と共生することは、相容れないから、悩む。しかし、その時間をも、人生のひかりとして表現する筆者の強さに感動した。 いや「岩盤浴について」もジムとかのあの感じを、上手く言い得ていてすきだったな。決めれん。

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    投稿日: 2020.05.16