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いちねんかん(新潮文庫)
いちねんかん(新潮文庫)
畠中恵/新潮社
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総合評価

22件)
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12
6
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2025/11/14 久しぶりに思い出したシリーズ。 新刊たまってたから楽しみだね。 今回は若旦那が1年間のお留守番。 大人になるのが嬉しいような寂しいような。 まあでもその塩梅が上手で安心して読みました。 何回も死にかけてるし、妖怪も神も知り合いだから肝が据わってるんだよね、実は。

    0
    投稿日: 2025.11.16
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    両親が湯治に行く一年間、長崎屋は若だんなに託されることになった。「頼られる跡取り」をめざし奮闘するが、商品を狙ういかさま師や疫病の流行、大坂の大店からの無理難題など困難は次々と降りかかる。おまけに主の留守を知った賊に目を付けられ・・・妖たちはあの手この手で若だんなを助けようとするが、はたしてこの一年を無事乗り切れるのか!?痛快でじんわり心に染みるシリーズ第19弾。 「いちねんかん」 「ほうこうにん」 「おにきたる」 「ともをえる」 「帰宅」 事件に巻き込まれながらも、妖たちとともになんとか1年お店を守った若だんな。良かった良かった。

    0
    投稿日: 2025.10.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    若だんなさんの、親離れか、それとも親の子離れか?「いちねんかん」のお話し。周りの妖も活躍していちねんかんを支える?乗り切るさまがとても楽しく読ませていただきました。

    0
    投稿日: 2025.05.04
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    【いちねんかん】おきの(実はおぎん)のすすめで別府で湯治することになったおたえと藤兵衛夫婦に長崎屋を一年間任された若だんな。《私は、店主としての〝並〟を手に入れたいんだ。》p.33。大番頭が不審な行動。 【ほうこうにん】なんと、金次と屏風のぞき(風野と命名)が長崎屋の奉公人になった。厄介な悪、熊助。再登場の可能性あるかも? 【おにきたる】長崎屋に疫鬼と疫病神がやってきて病気を流行らせたのは自分だと手柄争いをはじめた。 【ともをえる】大店、椿紀屋の婿を誰にするか、なぜか若だんなに審査してほしいという依頼。 【帰宅】長崎屋が賊に狙われてる? あやかしたちが張り切って罠を仕掛ける。

    0
    投稿日: 2024.07.16
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    若旦那が一人長崎屋の留守番をする、今回の巻。 親が九州に住む祖母のところに湯治に行き、その間を若旦那が番をする。色々なハプニングが起きるが、それを解決していくところは素晴らしい。鉄板の展開。

    0
    投稿日: 2024.05.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    <目次> 略 <内容> 若だんなの両親が遠く別府に湯治に行ってしまった。若だんなと妖たちで長崎屋を1年間守らねばならない。なのに、上方の薬種問屋から変なお誘いがあったり、疫鬼や疫病神(貧乏神では無い!)が襲ってきたり、強盗団に店が襲われたり、店はてんやわんや…。屏風のぞきや貧乏神の金次が店を手伝いながら、この難局を乗り越えていく若だんな。だんだん大店の店主の風格も身につけ始めてきたね!

    0
    投稿日: 2024.02.26
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    20240131読了。 両親が九州へ湯治の旅に行くことになった。その間、店は若だんなに任される事になるのだが、さてはて…。 始終ドキドキしながら読んでました。病気がち故に並が手に入らない若だんなに、ちょっと泣きそうになりつつも、立派に店主を務めている姿が見れて、すごく頼ものしかったです。 次巻も楽しみ。

    0
    投稿日: 2024.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    しゃばけシリーズ、第19弾! 1年間ほど九州へ湯治に行くことになった両親の代わりに、長崎屋を任された一太郎。 もちろん平穏無事というわけもなく、色々なトラブルに巻き込まれます。 妖たちと力を合わせて立ち向かう一太郎の成長に感動するのは、長く続いているシリーズだからでしょうか。 今回の見所は、ついに長崎屋の奉公人となった屏風のぞきと金次でしょうか。 次の話も楽しみです。

    1
    投稿日: 2023.12.14
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    長崎屋の帳簿不整合が気になるなあ。 この巻で、屏風のぞきの奉公人名が決まったくだりが描かれている ■いちねんかん…薬袋騒動50両損失。町名主小森家手代竹之助、長崎屋薬種問屋大番頭忠七と廻船問屋大番頭吉高 ■ほうこうにん…金次と風野奉公デビュー。出羽最上紅花から作った紅材料「紅餅」騒動で損失。十ノ川屋熊助、京の店担当西次郎 ■おにきたる…「香蘇散」と疫鬼、疫病神。大禍津日神、大国主命 ■ともをえる…「香蘇散」で助かった大坂薬種問屋紅椿紀屋娘の婿取騒動。達蔵、次助、幸四郎と昌三、江戸店両替商椿紀屋大元締吉右衛門 ■帰宅…湯屋で小銭窃盗を教わった小僧達。東庵と名乗る賊頭

    0
    投稿日: 2023.11.04
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    一太郎がどんどん成長していく。 今回は両親が一年間温泉療養に出かけててしまう。一太郎は手代や番頭の力を借りて店を切り盛りしていく。 当然途中で具合が悪くなることも、危険な目にも会うが、持ち前の賢さと妖しの助けで切り抜けていく。このシリーズは一太郎が成長するにつれて、どんどん面白くなっていく。

    0
    投稿日: 2023.07.25
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    両親が湯治に行く一年間、長崎屋は若だんなに託されることになった。妖たちはあの手この手で若だんなを助けようとするが、はたしてこの一年をぶじ乗り切れるのか!?(e-honより)

    0
    投稿日: 2023.04.17
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    両親が湯治旅行で一年間不在になり、若だんなが頑張るお話。 頼りなさそうな若だんなが、実は肝が座っていると感じられた。 若だんなを守る妖(あやかし)達は、相変わらず楽しく、お江戸をぶっ壊しかねないほどに力強い仁吉(白沢)と佐助(犬神)は頼もしい。 しかし、何と言っても鳴家(やなり)達がかわいい。 本当に鳴家(やなり)達がいたら楽しいだろうな。キュイ、キュワうるさいかな?

    0
    投稿日: 2023.04.09
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    甘い甘い両親が店を任せてみようかと思うなんて、すごいことだ!と思い若だんなも年を重ねてきたんだな…なんて思って読み出したら、そこはやっぱり頭を悩ます出来事が次から次に起こってやっぱり寝込む。でもいろんな事を考えて店の損失を決意するとこなんてきっぱりしていてかっこ良かったです。

    0
    投稿日: 2023.04.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

     「若だんなが一年間両親から長崎屋を託される」という、シリーズでこれまでになかった展開で、新鮮なエピソードも多くて楽しめました。特に屏風のぞきと金次が奉公人として働くようになるとは……なんとなく、このシリーズの目指すところや終着点が見えてきた気がして、若だんなの成長とともに頼もしく感じられました。  それにしても、いつにもまして……いや、いつもどおり?の、兄やたちを筆頭とした若だんなファーストぶりが実に微笑ましい(笑)  「ともをえる」の昌三さん、若だんなの善き友人になる人としてかなり推されていましたが、特別個性があるキャラクターでもなく、遠くの地にも行ってしまうので、今後の登場はレアになりそうだなぁ……。

    0
    投稿日: 2023.03.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

     毎度お馴染み、しゃばけシリーズ第19弾である。今回は、長崎屋の主人・藤兵衛と妻のおたえが、一年間に及ぶ湯治に出かけることになった。主人が留守の間、仁吉や佐助たちが店を守るのだが、一太郎も店の力になりたいと切に願う。  「いちねんかん」。一太郎が口を滑らせ、張り切る古株の大番頭。ところが…。悪気はなかったとは思うが、一太郎は長崎屋の主代理としてどんな裁定を下したか? 一太郎だから皆が受け入れた。藤兵衛も同じ裁定をした気がする。  「ほうこうにん」。次から次へと悪い奴は現れる。高価な品を奪われた長崎屋。この男も腹立たしいが、何より船着き場のルールに納得がいかない。どうせ取り戻せないのなら…。一太郎の意外な一面が垣間見える。仁吉と佐助はカンカンだが。  「おにきたる」。疫病が江戸を襲う。何となくコロナ禍を彷彿とさせる。我こそが疫病を流行らせたと主張する鬼たち。このシリーズは時々こういうパターンがある。妖たちが集う長崎屋とはいえ、毎回巻き込まれるのも困りものである。  「ともをえる」。大坂の大店が、一太郎に後継者選びをしてくれという。これまた時々あるパターンだが、毎回責任重大なのに、お人好しというか何というか。「いちねんかん」と同様、一太郎の裁定が光る。資質は十分なんだよねえ。  「帰宅」。藤兵衛とおたえが帰るという便りが届くが、盗賊どもが長崎屋を狙っていた。万全の備えのはずが、敵は裏をかいてきた。どうする一太郎? まあ、正義が勝つことはわかっているけども。おいおい、最後の最後にそんなオチが…。  藤兵衛不在の一年間、一太郎は立派に長崎屋を守ったと言ってよいだろう。周りが動いてくれるのは人徳だ。本作は、外伝『またあおう』のラストで描かれたように、一太郎が本格的に長崎屋を継ぐ布石なのか。次作で区切りの20作目だが。  偉大なるマンネリと言うべきしゃばけシリーズ。畠中恵さんの頭の中には、シリーズの結末が見えているのだろうか。完結(するのか?)まで付き合おう。

    0
    投稿日: 2023.02.10
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    若旦那が自立するための準備を行う話 出てくる神様がだんだん俗っぽくなってきている 昔のように問答無用で祟ってくるくらいの理不尽さがなくなってきた 単なる妖の上位互換になってきていてガッカリ感がある 妖の係わり方も直接的になってきている 個人的には妖は情報収集のみの方が話に深みが出てくると思う 若旦那の妖使いとしての能力が増してきたということか

    1
    投稿日: 2023.01.21
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    大きく心配するようなことは起こらない穏やかなお話で、周りの兄やや妖が若だんな第一に大切にしている様子にほっこり癒やされる。ただ、今回は1年間店の主として働くという主旨から、若だんなの主としての捌き方に安心感というか、さすがだなあと。格者で広い視野をもてる若だんなは本当に素敵な人だと思う。

    2
    投稿日: 2023.01.20
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    いちねんかん/ほうこうにん/おにきたる/ ともをえる/帰宅 両親が湯治に行く? 一年間! 若だんなに店主代理が務まるの?? ドキドキしながらワクワクしながら手助けしたいと思いながら(まるで姉か母の気分)ちょっとばかりの期待と共に読み終わる。

    4
    投稿日: 2023.01.16
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    しゃばけを読むことはライフワークになりつつあります。 久しぶりに若だんなと長崎屋の愉快な仲間に会えてしあわせ。 今回も本当に楽しい一冊でした。 1年に一冊しか会えないのが寂しい。

    5
    投稿日: 2023.01.05
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    両親が店を若だんなに任せて、一年間の療養に出かける。寝ついてばかりの若だんなに任せても大丈夫なの?若だんなだけでなく、店の者全員の成長に期待してのことなのだろう。 そして、主の留守を狙ったかの様に、様々な難題が降りかかる。若だんなと妖達が奮闘する。

    2
    投稿日: 2023.01.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    両親が旅で不在中に長崎屋をまかされた若旦那が努力する話。通常の店の差配や町衆との関わりなどに取り組む。無論、そこにあやかしや怪異が絡んでくる。 普段、病弱で寝たきりイメージの若旦那が普通を目指して努力する姿が微笑ましい。 また要所要所で見せる対応が出来る人だなぁと思わせる内容。成長した若旦那の物語を読んでみたいと感じた。 できればおりんちゃんも登場して欲しかった。

    3
    投稿日: 2022.12.27
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    軽め小説 かかった時間75分くらい? 何作か読んだことがあるシリーズものの続き。内容は、ほのぼのファンタジーで、なんとなく日常系アニメっぽい雰囲気(妖怪とか出てくるけど)。 読んでいて気づいたけど、読点多すぎやしないか?

    1
    投稿日: 2022.12.04