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ゆんでめて(新潮文庫)
ゆんでめて(新潮文庫)
畠中恵/新潮社
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総合評価

129件)
3.9
25
57
33
1
0
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    このレビューはネタバレを含みます。

    世界観にハマってます。 〜〜以下マジでネタバレ〜〜 今作は時間がさかのぼり、最後はもし〇〇してたら、の仮の話だというオチ。 ほんと自分でも単純だなと思うんだけど、えっ1年前に戻った!?とびっくりして、最後はこれはなかった話なの!?とまたびっくり。作者の思うつぼ笑 また花の精と出会って初めての豪華なお花見とか仮でなく若だんなに体験させてあげたかったなと思わんでもなかった。 でも屏風のぞきがいなくならなくてよかった〜

    0
    投稿日: 2025.09.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    会う筈であった誰かと、二度と会えぬような。 返答は、もう聞けぬ気がした。 パラレルワールドに迷い込むような巻。 もしもあのとき、ああしていたらと後悔をすることは誰にでもあるんじゃないかと思う。 失うのは一瞬でも、後悔や喪失感は簡単に消えてはくれない。 こいやこい、花の下にて合戦したると内容としては楽しいがふとどこかに迷い込んだような心細さが常にあり落ち着かない気持ちになる。 これから別の世界で会った誰かと巡り会うのかはまだ分からないけれど、解説を読む限りありそうかな。 なんとなく佐助の出番が多いのは嬉しかった。

    0
    投稿日: 2025.07.20
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    しゃばけシリーズの中でも1番大好き 最初、時系列が分からなくて1冊読み飛ばしたか…?と戸惑いながら読み進めて、だんだん分かってきた時の鳥肌立った感覚が忘れられない。

    0
    投稿日: 2025.03.13
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    しゃばけシリーズ第9弾 自分にとっての分岐点って、どこだったのかなぁ〜 そんなことを考えたくなる話でした。 ちょっとしたことから、ゆんで(左手)ではなくめて(右手)に進んでしまった若旦那。その世界を時間を遡りながら話は進み、最後は分岐点にもどり、そして、“ゆんで”に進む世界へ。 “めて”に進んだ世界もいろいろな事件があり、楽しい出会いがあり、そして悲しい別れがあり。 いつものように面白く読みながら、ちょっと不思議な気持ちになりました。なんだか、毎日を大切に生きていきたいなぁと思わせてくれる話でした。

    52
    投稿日: 2024.06.04
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    弓手ではなく馬手へ行ってしまった若だんな。今後の号は選ぶべきだった世界線が展開されるのかな? ■ゆんでめて…屏風のぞきの行方を知るため右往左往。鹿島の事触れ、青玉屋七之助、第一子松太郎、青玉屋かかりつけ医の祐真(ゆうしん)と娘のみつき ■こいやこい…七之助縁談。上方大店西海屋千里、かなめ ■花の下にて合戦したる…妖たちとの花見。寛朝新弟子道真(どうしん)。目かつらをつけた鳴家 ■雨の日の客…おねにからかわれる仁吉 ■始まりの日…振り出しへ戻り、弓手へ。生目神と市杵嶋比売命(いちきしまひめのみこと)

    0
    投稿日: 2023.09.24
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    これは…頭が少し混乱しました(笑) あまり内容を書くとネタバレになるので、メモ程度に。 ・ゆんでめて 屏風のぞき、いづこへ… ・こいやこい いつかに出てきた若だんなの友・七之助が結婚?! な・なんと…婚約者・千里が5人も?!誰が本物か? ・花の下にて合戦したる 若だんな飛鳥山へ花見に行く。 色々な妖達、友人とともに大騒ぎ。 ・雨の日の客 男前な女の妖が登場?かっこいい! 降り止まぬ雨の中、避難に急ぐ江戸の人々。 そんな中、事件が起こる… ・始まりの日 時売り屋・八津屋さん登場。 長崎屋にしつこく絡む… …あとがき(大森望さん)

    1
    投稿日: 2022.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今回のお話は新しいトリックが使われていてとても斬新でしたね。しかしながらそうだったのか!なんと!といったようなどんでん返し系ではなくて、あくまでこのシリーズの作風を壊さない素敵なしかけでした。 私ももしかして弓手と馬手に別れてたかもしれないそんな風に思えました。

    1
    投稿日: 2022.02.11
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    五つの話からなる短編集。 屛風のぞき、カムバーック!(泣)初っ端から悲しい思いにとらわれた。読み進めていくうちに、なるほどそういう事かと、安心した。作者の飽きさせないストーリー仕掛けに感服する。 「始まるのは、知らぬ明日」

    2
    投稿日: 2021.10.28
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    なんとも微妙な出足から始まり、どうも各編の日付けが不思議だなと思っていたら、そういう仕掛けがあったのですね。 若だんなが花見に行くとなると、どんどん人や妖が集まってきて、途中で邪魔が入るものの結果的にはみんな楽しそうな様子が良かったです。 これも若だんなの人柄でしょうね。

    1
    投稿日: 2021.05.16
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    人生は選択の繰り返し。 選択によって出会う人、出会わない人が出てくる。 今回は一年ごとに遡って話が進んでいくので、何度か前のページに戻って読み直したりしました。

    5
    投稿日: 2021.02.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    弓手(ゆんで=左)馬手(めて=右) という題名。若だんなが4年前右に行ったばかりにいろんなことが起こる第9作。 最初、お話の展開がわからず、2度繰り返して読みました。 結局、何事も起こらなかったことになったらしく 火事でいなくなった屏風のぞきも次回作ではちゃんといます(笑) ちょっと理解しにくいストーリー展開だったし せっかくの素敵なキャラ(今で言うなら宝塚の男役のような)の 禰々子さんとも会ったことを忘れてしまうのですが 一つ一つのお話は面白かったです。 やはり、9作目ともなるといろんなことが起こりますね〜 これからも楽しみです。

    3
    投稿日: 2020.09.05
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    http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2011/02/post-9645.html

    0
    投稿日: 2020.06.13
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    解説に書かれていてやっと内容が理解できました。はじめが4年後、次3年後、2年後、1年後そして今というストーリーの流れでしたか。 屏風のぞきが黒焦げ、という話でなかが進んでいくとそうでもない、どうなってんのか思っていました。 確かに義理兄の子供が何歳とあるので、それで年代が変わっていることが分かるのですが。まあ、それにしてもストーリーが非常に凝っていて一話ずつでも結構味がある。 今後の展開も面白そうです。

    3
    投稿日: 2020.04.30
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    シリーズ9作目の本作は、いつも通りの短編5編の構成で、屏風のぞきの修復に関する話や上方からの嫁騒動、化け合い合戦で盛り上がるお花見、豪雨騒動に巻き込まれる話、時間を売る謎の商売する男との話とどれも若旦那と妖との良い掛けあいが、なかなか面白かったです!

    3
    投稿日: 2019.04.21
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    弓手(左)、馬手(右)。 その日、とある妖しを見かけた若だんなは、そのあとを追って左の道を行くところを右へ行ってしまった。 そこから始まる数年の物語。 左右の選択の違いから、そのあとの運命ががらっと変わってくる。 それぞれに災難もあるし、出会いもある。 さあ、どちらの道を進む?

    2
    投稿日: 2019.01.24
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    最初のお話で、大好きな屏風のぞきに異変があって、いったいどうしたかと驚いて、続きが気になって気になって隙間時間に必死で読んでました! 一番好きお話はこれまでも登場した数々の顔なじみも一同そろって、人も一緒に花見ができた「花の下にて合戦したる」! 読了後、花見がしたくなる素晴らしいお話でした。

    2
    投稿日: 2018.12.17
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    相変わらず面白い!ハズレなしの傑作。 短編は苦手ですが、収録された5つの短編がひとつの物語を作り出す仕掛け。よくできていて、おもしろい。あっという間に読み終わってしまうのだけが難点。もっとこの世界に遊んでいたいのに! きゅんげーっ!

    2
    投稿日: 2018.12.01
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    あの時の選択が違っていたら未来も違っていただろうに というお話 神様をみた若旦那が向かった方向によりへんな寄り道をしてしまい大事な妖友達を失ってしまう。 病弱でいつも1人で寂しい思いをしている若旦那にとっては辛い話 このストーリーの書き方の面白いところは、現在からどんどん過去に向かっていき 分かれ道に戻るところ 胸にジーン来ました。 シリーズの中で1番好きかも

    2
    投稿日: 2017.12.19
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    ひらがなのタイトルが、毎度何を意味するのかが楽しみ。今回も弓手馬手という新たな知識を得られた。解説でも言及されていた時間の逆行の手法は面白い。初め(4年前)の話で屏風のぞきを失った若だんなの悲しみに共感。禰々子河童、色っぽい(o^^o)いけない、だんだん鳴家みたいになってきた。

    1
    投稿日: 2017.09.05
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    久しぶりのしゃばけシリーズ。途中のどれを読んでないのかわからん。 続編も読まないといけないらしい。 新着棚にあったので借用

    0
    投稿日: 2017.06.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    しゃばけシリーズ第9弾。 あの日、あの時、こうしていれば…という後悔は誰にでもあるもの。二手に別れているあの道をあの時もう一方に行っていたら…と後悔し続ける若だんな。読みつつ、物語の時系列がバラバラで読みにくいなぁと思ったけど、ラストで納得。選ばなかったもう一方の人生をどういう訳かやり直すことができた若だんなが羨ましい。

    1
    投稿日: 2017.05.16
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    シリーズ9作目。パラレルワールド。左の道を行くはずだったのに、右の道に行ってしまったために変わってしまった未来。屏風のぞきがいないと寂しいなぁ。河童の禰々子が出てきたのが嬉しい!あの佐助を子分のように扱うなんて、さすが河童の親分!パラレルワールドの中だけと言わず、また登場して欲しいなぁ!

    2
    投稿日: 2017.04.10
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    この物語の仕掛けに感服.4年3年2年と遡る形でターニングポイントに戻っていく.あり得なかった未来の中で出会った人とこれからどう関わるのか,ねねと佐助もいい感じだし,次巻が楽しみ.

    1
    投稿日: 2017.03.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

     読了後、超大作を読んだ後のような疲れとカタルシスを感じました。非常に面白かったです。  とは言え、最初は「え1? 1巻飛ばした?」と思ったりして、なかなか話に入って行けませんでした。年数は立ってるし、火事は起こってるし、若だんなは火傷してるし、屏風覗きはいなくなってるし……。  が、時を逆行していく短編の並びと謎解きが、とても良かったです。よそで味わったことのない新しさを感じた1冊でした。ますますしゃばけシリーズのファンになりました。本当の出会えてよかった本でした。

    1
    投稿日: 2017.01.24
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    あのとき別の道を選んでいたら… 誰しもあるはずの分岐点。 屏風のぞきが行方不明になってしまった後のお話。 時売り、お花見、めっぽう強い女子おねさん、若旦那嫁をもらう(!?)など。

    0
    投稿日: 2016.11.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あの道を行かなければ。 なんと凝った構造。最初、いきなり時間が飛ぶし、屏風のぞきはいなくなるし、びっくりしたが、最後まで読んで腑に落ちて、ああ、とため息。まさか「しゃばけ」シリーズで、SFが来るとは。 「こいやこい」七之助がお嫁さんをもらう。けれどそれには、久しぶりに会う幼馴染の彼女を当てなくてはいけなくて。若だんなの恋も、実は並行世界の話だとわかれば、更に切ない。

    0
    投稿日: 2016.09.09
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    ゼルダの伝説における時のオカリナ的な。 仁吉のストーカーとして読み続けてきたけど、ここへ来て佐助の良さを知り困惑。

    0
    投稿日: 2016.04.11
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    しゃばけシリーズ9分作目。短編集風だけど、話が繋がっていて、最初は違和感不安感でいっぱいだったけど最後の話で、それらが払拭され、いつもの心地よさがもどってきた。

    0
    投稿日: 2016.03.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    しゃばけシリーズ 第9弾 「ゆんで」は「弓手」・・・左手 「めて」は「馬手」・・・右手 左手の方向に行くはずが、右手に進んでしまった為に未来が変わってしまい、変わった未来のお話。 <ゆんでめて> 四年後のお話。 付喪神の屏風のぞきがいなくなり、若旦那が探すお話。 私も屏風のぞきが大好きなので、えっ!これからのお話に屏風のぞきが登場しなくなるの!?と焦りました。 <こいやこい> 三年後。 七之助さんの上方からやってくる許嫁‘千里‘が誰かを5人のうちから当てるお話。 偽千里の一人 かなめさん を若旦那が気に入ったようで・・・これも心配でした。 <花のしたにて合戦したる> 二年後。 飛鳥山に大勢でお花見に行く話。 今これから丁度お花見シーズンなので、もしかしたら大勢のお花見客(特に宴会を派手に開いている人たち)の中には妖たちがいるかも!とわくわくしました。 <雨の日の客> 一年後のお話。 <始まりの日> 現在。

    0
    投稿日: 2016.03.22
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    畠中さんのしゃばけシリーズ9作品目。 こんな小説の作り方があるんだな~と初めて知りました。 解説も含めてとてもおもしろかった。 前作から登場している生目神やいつもの妖、新しく登場する妖もいて、にぎやかで楽しかった。

    0
    投稿日: 2016.03.09
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    不思議な展開だった。読み終えて、また最初からペラペラとページをめくってみる。 自分も今日、違う道をあるいていたら? 違う店で買い物をしていたら? もし違う未来へ進んだとしても、そっちの道がよいとは限らない。どちらへ進んでも、自分次第ということかな。

    0
    投稿日: 2015.12.28
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    ※ネタバレあり まず最初に屏風覗きがいなくなるのが呆気なく書かれていてびっくりした。 読んでるうちに「ああなるほどそういうネタかー」と納得。面白かった。 欲を言うともっと家鳴に活躍の場が欲しかった。

    0
    投稿日: 2015.11.12
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    図書館借り。 うーん、読後感が、なんか。。。 今までと違って、独特な感じでした。 いつものが好き。

    0
    投稿日: 2015.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「しゃばけ」シリーズ第9弾。短編連作集。 兄の松之助の家へ向かう途中、左へ曲がるつもりが小さな社を見つけたので右へ曲がった若旦那。 あの時右に曲がらなければ……と若旦那はずっと後悔していて読んでいてしんみりしてしまう。 その日から4年後、3年後、2年後、1年後と、遡るようにして短編があり、最後の最後腑に落ちてスッキリした。 あっけないような気がしたが、しゃばけシリーズはあっさりめが割と好き。

    0
    投稿日: 2015.05.05
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    ゆんで(弓手=左手) めで(馬手=右手) 左の道と右の道 選んだ道で大きく変わる未来 そんなお話。 1話目を読んで、いきなりの展開で 「まさか!? 夢オチとか?!」 と思うも 2話目、3話目とそのまま進むので益々混乱。 (というか、少しずつ時間がさかのぼる) でも、長く読んでいる人には 何となく違和感も感じられるので、「何かがおかしい」と思った所の5話目でネタばらし。 「納まり」が良く「ああ、こうだよね」 って感じで終ります。 でも、どっちの道に行っても 出会う人がいて別れる人がいて。 それは本人には分からなくて「神」のみぞ知る事。 きっと、現実の私達もそうなんでしょうね。

    0
    投稿日: 2015.05.02
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    「しゃばけ」シリーズの9作目。いつ読んでもすっと入れるこのワールドが心地よくて。 特に、今回の構成が面白い。 「弓手馬手」と書くタイトルにもあるように、左の道か右の道か、岐路に立ったときにどちらを選ぶかで未来は大きく異なる。そんなバタフライ・エフェクトをこういう風に描くんだと。 こういったテーマで書かれた作品はよく目にするけど、それをこのシリーズで、しかもこの書き方で。脱帽です。

    0
    投稿日: 2015.04.15
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    あの日あのときもし逆の道を選んでいたら・・ 分かれ道のあっちとこっちで運命が変わった話。 仲間をなんとか助けようとする若だんなを見ているのが辛くなったり、見事な桜を自分も見ているような気になったり。 情景が目に浮かぶ筆致に今作も楽しませてもらいました。

    0
    投稿日: 2015.03.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    しゃばけシリーズ。 いつもの、若だんなと妖たちのあれこれだが、ある悲しい出来事が起きる元となる分岐点をテーマに、時間を遡った描き方をしていました。

    0
    投稿日: 2015.03.02
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    【読了メモ】(150113 19:12) 畠中恵『ゆんでめて』/新潮文庫/2012 Dec 1st/P326「これよりは、弓手の道」神の話す声は、ようよう耳に届くか届かぬかと言うほどかすかだ。「始まるのは、知らぬ明日」/P142 何しろ若だんなは、ちょいと歩けば倒れ、地べたに座れば風邪を引き込み、舟で川風に吹かれれば、寝込むと決まっている身なのだ。

    0
    投稿日: 2015.01.13
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    腹違いの兄、松之助の家へ向かう途中の分かれ道、若だんな一太郎はゆんで(弓手)の左の道へ行くはずだった。しかし、ちょっとした好奇心からめて(馬手)右の道へ駆けて行ってしまった…… 「ゆんでめて」 火事から4年。屏風のぞきを失ったことをまだ気に病んでいる一太郎は街で噂になっていた鹿島の事触れに屏風のぞき探しを頼む。そんな事触れは亡くなった兄が憑いている娘に関する依頼を頼まれていた。 「こいやこい」 火事から3年。小乃家の若旦那七之助が訪れていた。彼は今度上方から嫁をもらうことになったのだが、なんとその嫁が江戸へ来る際4人の娘と共に来、その中から本当の嫁千里さんをみつけなくてはならないという。そして七之助は千里の顔を知らないという…… 「花の下にて合戦したる」 火事から2年。季節は春、長崎屋の庭先にある古木の桜にも花が咲いた。その桜の花びらの精達は花が咲いている短い間しかいられず、花見をしたことがないという。そんな花びらの精達のために、飛鳥山に花見をしに行くことになった一太郎達であったが、いつのまにやら花見のメンバーが増え、宴の場はえんやわんやの大騒ぎに。 「雨の日の客」 火事から1年。江戸は天の底が抜けたような大雨。屏風のぞきを失って寝込んでいる一太郎のために百度参りに来ていた鈴彦姫を男たちの手からから救った大柄な女。自分の名すら危うい、その女が持っていたのは、内側の細い筋が動いているように見える美しい珠だった。 「始まりの日」 運命の分かれ道にて、話す生目神と市寸島比売命。

    0
    投稿日: 2014.11.29
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    今回は、一冊まるまるある大がかりな仕掛けがあります。 確かにSFの世界ではよく見る仕掛けだけど、 まさかしゃばけでそれを体験する事になろうとは…(笑) もしあの日、別の道を選んでいたら… というのは、人間だれしも経験することですね。 何気ない選択が、人生を一変させることになる。 人間、人生のやり直しはできません。 でも若だんなには神様がいる。妖たちもいる。 せめてこの世界だけでは、皆が幸せになって欲しいです。

    2
    投稿日: 2014.11.08
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    しゃばけシリーズ第九弾。 若だんなの人としての成長がすごい。いつもいつも布団で巻かれ小脇に抱えられてるにも関わらず、兄やたちを動かすほど頑固な一面も。

    0
    投稿日: 2014.10.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1話1話はいつものノリなのだけど、全体を通してパラレルワールド展開になっているのが良かった。パラレルワールドで出会う予定だった人たちとはきっと今後別の形で出会うんだろうなぁと思う。おねが好きなので是非出会って欲しい。 若旦那の「桜の下にいるのに、誰かが一人きりで田楽を食べてるなんて、嫌じゃないか」というセリフがとても好き。4年後の若旦那は情けなさ過ぎてどうかなと思ったけど、こういう人間的な優しさがあるから皆に好かれるんだろうなぁと思う。 4年後から1年ずつ遡る構成も面白かった。

    0
    投稿日: 2014.09.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久々に読んだ「しゃばけシリーズ」 好きなんだけど、ずっと忙しくて、読めてませんでした。 若旦那は相変わらず、魅力的w 病弱でイケメンで金持ちで、頭良くて、もう最高 (*´μ`*) かわいい妖も、いいね。鳴家の一匹位、くれないだろうか? ただ、読み終わっても、まだ若旦那のお嫁さんはいないのねー。そろそろ、結婚を前提とした両想い、とかないだろうか。うぅむ。四つ星なのは、そういう展開がないから。 でも、読みやすくて明るい作品だから、もっともっと読みたいね!

    0
    投稿日: 2014.07.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初からどことなく切なくて読むのが辛かったですが、最後でまさかの時間軸の修正が…生目神さま自由だなぁ

    0
    投稿日: 2014.07.21
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    畠山恵さんのしゃばけシリーズ9作目「ゆんでめて」読了。長崎屋の離れに住む「屏風のぞき」が行方不明になり、後悔の念に苛まれる若だんな。もしあの日、別の道を選んでいたら・・・。「屏風のぞき」を探す話が短編として収められてますが、今回はちょっと変わった構成。内容も新しい妖の登場、若だんなの恋話、花見騒動など、楽しめます。左手の弓手(ゆんで)と右手の馬手(めて)、運命の分かれ道は、どんな理由で変わってしまったのか。若だんなが迷い込んだ、もう1つの物語。お楽しみに♪

    0
    投稿日: 2014.06.28
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    屏風のぞきは、、、 飛鳥山での花見はよいねぇ。 左ゆんで・右めて 泣かないで、若だんな ゆんでめて 屏風のぞき こいやこい 千里さん当て 花の下にて合戦したる 狸と狐と狢 始まりの日 時売り屋

    0
    投稿日: 2014.03.01
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    前8作目と若干繋がっている作品。 if的な要素に、さらにタイムパラドックス要素まで合わせてしまって、でもしっかりと「しゃばけ」らしさがある。 屏風のぞきが・・・と思っていたけど、最後まで読むべし。 話は若旦那が何気ない「選択」をすることから始まり、「選択」の結果から事件は起きるところがまず最初。 そこから一気に4年後の話、その1年前、さらに1年前と章が進み、時が戻り、という形で物語が進んでいく。 花見の話が良かった。

    0
    投稿日: 2014.02.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初のお話を少し読んで「一冊飛ばしちゃったかな?」と思ったけどそういうわけではなかった。行くべきでなかった道へ進んでしまってからの出来事を遡って語っていくスタイル。今回はすこし重めかも。 しゃばけシリーズでパラレルものが来るとは!新鮮で、不自然な感じもなく面白かった。 「雨の日の来客」の禰々子ねえさんは「Fantasy Seller」で主役をしていた姐さんですよね!

    0
    投稿日: 2014.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今回の「しゃばけ」は少し切なかった。 誰にでも起こることかも知れない、 もしもあの時、別の道を行っていたら、 大事な仲間が行方不明になったりしなかったのに、 という若だんなの後悔から始まり、 四年後、三年後、二年後、一年後、そしてあの時まで 遡る形式をとっていて、最期まで祈るような気持ちで読んだ。今回はお気楽には読めなかったな~ 「雨の日の客」のねねさんが好きです。

    0
    投稿日: 2014.01.24
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    右か左か。どちらの道を行くか。 たったそれだけの違い。 しかしその先に待ち受ける未来は似て非なるもの。 左へ行くべき道を、ふとしたことから長崎屋の若だんな一太郎は右へと足を進め、その結果、大切なものを失ってしまった。 「もし後におこることがわかっていたら、そちらにはいかなかった」 行くつもりはなかった道へ、行ってはならなかった方へ踏み出し、起こってしまったことを悔いても時は止まることなく流れ、やがていくつもの新しい出会いが訪れる。 弓手(左)と馬手(右)、未来への分岐点『ゆんでめて』にはじまり、その4年間をさかのぼる出会いと別れを描く全5編。 しゃばけシリーズ第9弾。 今回まさかの屏風のぞき(笑) あいつは意外に重要だった。 ……いや、笑って終わることができて良かった。弓手か馬手か。今回は馬手への分岐を選んだがために失うものと新たに出会うものの物語だったが、さて、改めて弓手を進んだ若旦那は、今度はなにを失い、誰と出会うのだろう?

    0
    投稿日: 2014.01.21
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    読んでいて、む?これはいつの話だ?と、ちょっと考えちゃったけど、最後に納得がいく。すばらしー。おもしろい。

    0
    投稿日: 2014.01.03
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    最近のしゃばけシリーズは、短編集でもあり、全てが繋がった長編でもある。 弓手に行くか馬手に行くか…、 これまで沢山の選択をして、失敗したこともあったかもしれない。 過去に遡って、もう一方を選んだら、得るものもあるし失うものもある。 そんなことを考える不思議なお話でした。宝珠にはもう会えないのかな〜?

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    投稿日: 2014.01.02
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    「もしも」の話。いつもよりちょっと暗い雰囲気が全体的にあるような気がします。 お見合いのお話が好きです。

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    投稿日: 2013.12.18
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    しゃばけシリーズ。 シリーズ第9弾。 今回は切ない話から始まります。 屏風覗きや他のつくもがみたちを失ってしまう話から始まり、時間を遡るように他の妖怪や、若だんなの恋、水害などの話が展開する。 「あの日右の道を選んでいれば、未来は変わったのだろうか」と言うのがテーマで、題名の「ゆんでめて」は「弓手(左手)馬手(右手)」のこと。 最終話で、本来進むべきはずだった道へ進み、今までの話がなかったことに感じられますが、これから起こるということであり、なかったことにはならない。 次作にも絡んでいるようで、次を読むのが楽しみ。

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    投稿日: 2013.11.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    しゃばけシリーズ第9弾。今までの巻とは趣が異なり、話の流れがなかなかつかめない。その理由は最終話にしっかり収まるので不思議です。著者の力量ですねきっと。最初の話を読み進めたときに、あれ?読み飛ばした巻があったかな?と不安になるようなタイムスリップが味わえます。 たら・れば、の話は、普段の生活の中ではまずかんがえませんが、こういう物語の中だと生き生きとしてくるからなお不思議です。 今回の話に出てきた妖がこのあとの巻でどういう風に出てくるのでしょうか?

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    投稿日: 2013.11.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大好きなしゃばけシリーズ9冊目。 ふとした日常の岐路、左右の方向どちらに進むかで運命が左右されたお話。 最初このシリーズのお話を理解するのに時間がかかって、「?」だったけど、読み終わったらなるほど!でした。 家鳴りが相変わらず可愛いです。 次のシリーズも読みたい!楽しみです♪

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    投稿日: 2013.09.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『ゆんでめて』 兄である松之助の店に向かう途中に見かけた人物の後を追った一太郎。迷い込んだ世界。4年前の火事で損傷を受けた屏風。修繕にだしそのまま行方不明になってしまった屏風。屏風のぞきを探す一太郎。権太と出会い。何者かに取りつかれた商家の娘・おくみ。謎の屏風の存在。 『こいやこい』 七之助に沸いた縁談。幼なじみで一度縁談が破談になった相手・千里。千里が出した問題。5人の女性の内誰が本物の千里なのか?3人にまで絞り込んだ一太郎。その中の1人に抱く恋心。何者かに誘拐された七之助。宝珠の大阪の元許婚の父親の求婚。 『花の下にて合戦したる』 飛鳥山に花見に向かう一太郎。徐々に増えていく人数。上野で合流した寛朝と弟子を希望する道真。生目神様が一太郎に感じた違和感。お菓子を持参でやってきた栄吉。狐たちと狸の化け比べ。何者かの声と狐に投げつけられた枝の謎。謎の禿の作りだした世界。花見の途中の合戦。 『雨の日の客』 激しく降る雨。神社でお百度参りをする鈴彦姫をたすけた謎の女性おね。大雨のために避難する長崎屋。船の上から見かけた男たちの動きを怪しみ長崎屋に戻った一太郎。謎の珠を探す神職たち。おねの正体。長崎屋に残った妖たちとおねの戦い。龍神の目に隠された秘密。 『始まりの日』 松之助の家に向かう途中の一太郎が見かけた謎の人物。生目神様によって戻された時間。一太郎が出会った「時売り屋」八津屋。望んだ「時間」を客に提供する「時売り屋」。絵の師匠の弟子になった男の再利用を望んだ男。「番頭の時間」を買った左衛門に乗っ取られた八津屋。弟子になり損ねた男の起こしかけた火事。

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    投稿日: 2013.09.25
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    最近物々しい本ばかり読んでいたので 気分を変えてのほほん系を。 今回のしゃばけシリーズは読み始め、ん??と不思議な感じがしたのですが 読み進めていくうちに納得。 若旦那、気付いてはいませんが不思議な世界へ入り込んでしまいました。 屏風のぞき、良かったね。

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    投稿日: 2013.09.07
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    シリーズ9作目。 あの時もしこうしていたら・・・選択によって大きく変わる未来。 見られてしまった神様に同情しなくもないけど、結末には正直すごくホッとした^^ 誰が欠けても大きな穴がぽっかり空いてしまうようで寂しい。。 今回のそれぞれの出来事が今後どうなるのか楽しみ。

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    投稿日: 2013.08.26
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    しゃばけシリーズ 「もしもあの日、別の道を選んでいたら、こんな未来は訪れなかった?」 ほんの気まぐれで、本来とは別の道へ迷い込んでしまった若旦那 その気まぐれが、大切な仲間との別れの引き金だった・・・ 短編ひとつひとつが時をさかのぼるようになってて 最後に「あの日」が再び・・・ という、タイムパラドックス的おはなし。 別の道へ行ったあとに出会ったひとたちと また会えるといいなぁ

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    投稿日: 2013.08.14
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    うわーパラレってたわー 絶望からの希望、でもその未来でもありで、まっすぐ進むしかないんでしょうね 屏風のぞきー!! みんな大事な家族だねえ

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    投稿日: 2013.07.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    狐に包まれた気分、ってまさしくこんな感じです。 最後の評論にもあったけど、確かに人の好みによってそれぞれ評価が変わるだろうな、っていう巻。でも、私としてはこんなお話もいいと思う、というかわだかまりは感じなくもないけれども、好み。 確かに若だんなが頑張った4つの事件はなかったことにされちゃったかもしれないけれど、若だんなが感じるはずだった悲しみがなくなったことがなによりも嬉しい。 ただ、親しい人が死んでしまうことで、そこから始まる幾人もの出会いがあること、ただ悲しいだけでは終わらないのだという可能性を示されたようで、心が温かくなります。

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    投稿日: 2013.06.16
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    なんと、しゃばけシリーズも、9作目です。 相変わらず、若だんなは優しくて、虚弱^^; そして、家鳴りは可愛いし、兄やたちはかっこいいです。 タイトルの、『ゆんでめて』とは、弓手(ゆんで)と馬手(めて)、左と右のことを指します。 若旦那が、弓手の方に進むはずだったのに、なぜか馬手に駆けて行ってしまいます。 あの日、あの時、もう一つの道を選んでいたら…。 今回は、そんな後悔もありつつ、5つのお話が絡んでいつもの騒動になっていきます。 ちょっとした江戸版、タイムトラベル? どうやら、次作にも関わってくるそうです。楽しみに待ちましょう

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    投稿日: 2013.05.14
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    江戸妖もの版シュタインズゲート。劇場版と同じくデジャヴュをうまく使ってる。巻き戻し時点から時を遡る構成も効果出てる。惜しむらくは違う時間線の原因となった神の立場の書込みが少なく、あっさりと「神は間違っちゃいけないのん、きゃーごめん戻ってやり直さなきゃ」にペロンとなってしまっていること。 大柄で戦闘能力抜群のいなせな河童・・・河童と水龍・・・う、うーん。格好良い姐さんなんだけど、河童・・・。

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    投稿日: 2013.05.04
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    弓手か馬手か。どちらに進むかによって大きく変わる道。 火事のこと以外、何が変わっていくんだろうか?

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    投稿日: 2013.04.23
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    しゃばけシリーズ9作目。以前にもまして、物語を語る趣向が複雑になり、数年の出来事が新しい出来事から古い出来事へ、さかのぼって語られる。一冊を通した一つの物語と、それぞれの章で語られる小さな物語が一つになっていく不思議さ。病弱な身体でも一生懸命生きる一太郎と、彼を愛し、支える妖(あやかし)たち。登場するすべてのモノ(人も妖も)がいとおしい。

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    投稿日: 2013.04.13
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    しゃばけシリーズも9巻とは。。。結構続いてるなー。 まーでもこれは図書館借りで十分。 タイトルはしてやられたっ! 弓道人が気づけなかったとは……不覚!! 漢字でタイトル書いてあったら一発で意味分かったのに。でも漢字で書いてあったら読めない人続出しそう。 短編ごとのつながり,話の構成の趣向が面白かった。内容で楽しむというより,今回は構成の趣向。各短編ごとの冒頭のたった数文が良い働きをしてる。

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    投稿日: 2013.04.03
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    最初は「??」となるけれど、最後はちゃんとまとまるので、ぜひ頑張って最後まで辿りついて欲しい。 面白い仕掛けでした! 屏風のぞきがシリーズからいなくなる恐怖をちょっと間味わって…自分が予想以上の屏風のぞきファンだと思い知る(笑) キーワードは「弓手と馬手」

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    投稿日: 2013.04.02
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    ifストーリーを遡るというのもありがちですがちょっと新鮮ですね。 解説にあった今後のストーリーに絡んでくるというのに期待しておきます。

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    投稿日: 2013.03.25
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    もし、あのとき、右でなく左を選んでいたら。ifをテーマにしていることは、すぐわかるが、時間はリセットされてしまったのかと考えると釈然としない。Aの事柄がBに繋がりと云う訳でなく、それぞれは独立した物語だしね。 解説によれば、完全にリセットされてわけじゃないとのこと。 こちらが大切な何かを読み落としているかなと思うが、著者と当方のリズムがズレテきているような気が前作からしている。 とりあえず、続巻まで判断を留保したい。

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    投稿日: 2013.03.25
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    ひさしぶりに畠中恵さんのしゃばけシリーズ。ずいぶん久しぶりだと思って過去の記録を見てみたら、前作『ころころろ』を読んだのは1年以上前。 それでもページをめくれば、心はあっという間に江戸は通町廻船問屋兼薬種問屋の長崎屋へ。 病弱の安楽椅子探偵ならぬ寝床探偵?一太郎ぼっちゃん、仁吉・佐助や鳴家(やなり)をはじめとする恐ろしくもユーモラスな妖(あやかし)の面々、江戸に住まう人々が生き生きと動いている。 シリーズ第9作となる本作は表題作「ゆんでめて」を始めとする5つの短編からなるが、この5つを読み終えるとある一つのからくりに気づく仕組み。ファンタジーとミステリと人情が絶妙に絡み合う。 やっぱり「しゃばけ」シリーズ、好きだなぁ。。。

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    投稿日: 2013.03.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ちょっとマンネリ感を抱くようになってしまいましたが、やはり一気読み。構成が面白くもあり、ややこしくもあり。 「きっと最終的にはこうなるんだろうなぁ」と、比較的早くに全体の仕掛けがわかってしまうキッカケになってしまった後ろ表紙の説明文は残念でした。

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    投稿日: 2013.03.20
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    そろそろ中だるみ感のある しゃばけシリーズ。 ここからの展開次第で惰性買いになるかどうかが 決まりそう。……買うのは買うけど。

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    投稿日: 2013.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    しゃばけの新刊! なんか最初さかのぼってくのわかんなくてちょっと混乱したんですが屏風除きがいなくなっちゃわないでほんとによかった・・・>< 最初の話読んで そんなあーーーー!!と思ったのは私だけじゃないはず あっちに行ったらなかった未来でわれらは生きてるんだなあ 限りない無数の偶然の積み重なり っていうのは星野道夫さんの真似だけど うふふ お花見がしたくなっちゃったなー 妖怪にもやさしい若旦那かわいい あの女の子と出会うのなくなっちゃってよかった^ω^(ひどい)

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    投稿日: 2013.03.17
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    もはやマンネリ感が半端なく、そろそろやめたらいいのにと思っているしゃばげしりーだが、今回おもしろかった。 時系列が逆になっており、正しい道を歩いた若旦那は間違った道で会えた人たちと再び会えるのかしら?

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    投稿日: 2013.03.15
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    安定感のある面白さです。 安定感がある、としながらも、「え?」「おや?」「あれあれ?」と、ページを繰る手を休ませない工夫。面白いですよね。 安定感のあるおもしろさを支えているのが、登場人物の一人ひとりの魅力。この話だけじゃなくて、また出てきてよ、って声をかけたくなる、帰ってきてくれるよね、って信じたくなる魅力なんだろうなあって思います。 若旦那もそろそろ、お年頃、そろそろっていうか、もうだいぶ、なのかな。 登場人物、全体の構成、ストーリー展開、何をとっても面白かったぁ!

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    投稿日: 2013.03.10
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    いろいろな神様の気まぐれと一瞬の気持ちの変化で今の人生を歩んでいるんだなということを教えてくれた一冊。 しゃばけシリーズのなかでも、特に印象に残る物語だった。

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    投稿日: 2013.03.06
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    感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201302/article_6.html

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    投稿日: 2013.03.04
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    「江戸時代を舞台にしたファンタジー小説」という新しい分野を読者に提供してくれている、畠中恵『しゃばけ』シリーズ。 僕もその魅力にはまった一人です。 近年は、新作の文庫版が年末に書店にならぶので、年中行事のように、読んでいます。 その第9作がこの『ゆんでめて』。 いつものように、お江戸の大店の”若だんな”、そして彼を囲む妖(あやかし)たちが、にぎやかに活躍します。 本作も5つの短編から構成されていて、それぞれで「謎とき」の楽しみを味わえます。 さらに作品全体としても、ひとつの大きな仕掛けがほどこされています。 その仕掛けについては読んでのお楽しみですが、題名の馬手(右手)/弓手(左手)という言葉に、作者の意図が込められています。 読み進めていく中で、その仕掛けがあるゆえにストーリーとして若干、理解しづらい部分もありますが、全5編を読み終えた後は、全体がすとん、と落ち着いたように感じました。 小説家の皆さんは、読者をあきさせないために、さまざまな努力を重ねているのですね。 そんな小説技法に頓着しなくても、物語としてじゅうぶん楽しめるこの作品。 登場人物たちの優しいやりとりもいつもながらで、今回も心を暖かくしてもらえました。

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    投稿日: 2013.02.20
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    優しく病弱な若旦那と付喪神たちの楽しいお話。 今回のは 左手方向に行くか 右手方向に行くか、、 で 結構 大きく人生 変わっちゃうときもありますよ 的な感じの話。 大きな成長ではないけれど、少し今回の話で 成長したんじゃないかな と 感じた。 屏風覗き 好きなんだけどなー。

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    投稿日: 2013.02.14
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    一章、二章と読み進めるうち、『あれ?なんだかお話が遡ってるよね?』と不思議に思いました。 最初、「え?そんな、火事で付喪神を失ったとか、あったっけ?あ、火事はあったかも?これは、私は色々忘れてるな?1、2冊前から読み返さないとダメかな?」と思ったのです。 人生の分岐点、そこへ遡る旅だったとは! “インタラプト”は無事、修正されたってことでしょうか!? 時代小説+SFですね? とても面白かったです!

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    投稿日: 2013.02.13
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    ゆんでか、みてか。 ちょっとしたことで、あるべき時が、今日が、明日が変わってゆく。 失うものがあれば、得るものもある。 ホッとして、でも寂しくなって、それでもやっぱり嬉しくて。 めでたしめでたし、だけでは終わらない読後感。 好きです。

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    投稿日: 2013.02.12
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    ひとつのパラレルストーリーでした。 どちらに進んだのがよかったかは微妙。 もう少し若旦那の成長をそろそろ見せてほしい。

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    投稿日: 2013.02.06
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    読み始めは、あれ??私1冊読み飛ばした!?と思わず、裏表紙で本の確認をしてしまいましたが、読み進んで納得。面白かった。 無かったことになるのはさみしいですが、今後どんな風にみんなが関わってくるのかと思うと楽しみ。

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    投稿日: 2013.02.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『しゃばけ』シリーズ、文庫版はずっと集めていますが、久しぶりに夢中になって読めた今作でした。屏風覗きが気になって気になって・・・ 前作の原因?となった方の修正(したことになるのかな?)のおかげで、最終的には若旦那が一番望んだ方に進めるけど、違う方で出会った方達にもまたいつか会える・・・よね。

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    投稿日: 2013.02.04
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    しゃばけシリーズ、大好きです! 江戸の日本橋の光景が、目の前に広がってきます。 神様を見てしまったせいで、若だんなの人生は違う方へ転がっていってしまう。その中で、切ない別れと新しい出会いを経験して。最後の最後にやり直しができるけれど、その間に出会った人たちのことも忘れてしまう。 嬉しいけれど、切ないような。 どこか温かい気持ちになれる本だったと感じます。

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    投稿日: 2013.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2013/1/30 よかった!みんな無事なんや!! 若だんながつらそうでね、私もつらかったよ。 現実では誰もがつらい別れを経験して、乗り越えたりやり過ごしたり時間に癒されたりしてなんとか生きているんだけどね。 でも、だからこそ、お話の中ぐらい悲しいことがない世界があったっていいじゃないと私は思うから、この世界はこれでよかった。 出会うはずだった人と出会えなくなったって言ってるけど、先のことはわからんから。 屏風のぞきがいるままかなめにもおねにも会えるかもしれない。 未来を楽しみにしよう。

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    投稿日: 2013.01.30
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    安定の面白さ。 この構成は幾つか見たことあるけど、読みやすさでは群を抜いたもの。 いい切なさでした。

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    投稿日: 2013.01.30
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    長崎屋の若旦那の周りで起きた出来事。 あの時あの道を馬手に行かず弓手のまま進んでいたら… 「ゆんでめて」 道を間違えたために屏風覗きを守りきれなかった若旦那。屏風を治す為の道中で出会ったのは評判の事触れだった。 「こいやこい」 友人の七之助から若旦那が頼まれたのは、許嫁を探し出すことだった。京から来た5人の女性から許嫁を見つけ出せるのか…? 「花の下にて合戦したる」 桜の童女を喜ばせるため飛鳥山まで妖一行と花見に出かけた若旦那。しかし狐と狸の化かし合いに新たな妖が加わって… 「雨の日の客」 天の底が抜けたような雨の中、鈴彦姫を助けてくれたのは長身の女性だった。水害に見舞われた長崎屋の一向は女性を助けるだけでなく自身たちをも助けられるのか… 「始まりの日」 もしあの日馬手でなく弓手に進んでいたら…もしも、が起こっていたら、の大切なお話。 現実にもしもはないけれど、もしもが起こったら現実で会えた人とは会えないかもしれない。事件も起こらないかもしれない。それはちょっぴり寂しい。

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    投稿日: 2013.01.21
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    大好きなしゃばけシリーズ。 今回のは、うーむて感じかな。 いつもと雰囲気が違って、ふわふわつかめない感じ… 河童さんのさっぱりした感じ、好きだなぁ。。

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    投稿日: 2013.01.20
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    畠中さんには、失礼ですが 「いつかネタ切れしてしまうのかなぁ…」 と思っていました。 しゃばけシリーズは本当に大好きなので、終わってしまったら今回の一太郎のようになってしまいそうです。 ですが、前回のころころろから、ゆんでめてまで度肝を抜かれるような展開が起きて、それが先のストーリーまで繋がっているようなので 「まだまだ先は長そう!」 と思えて、わくわくです。 現実からファンタジーへ連れていってくれるしゃばけシリーズが本当に好きだと再認識。

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    投稿日: 2013.01.12
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    ネタバレになるから詳しくは書きませんが、最後にはっとする構成で、しゃばけシリーズらしいファンタジーでした。

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    投稿日: 2013.01.11
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    短編がいくつか合わさって1つの大きな物語になってる構成がすごく好きなので、最初の展開ですごく落ち込んでいたのもあいまって、読み終わって、ああ、やられた! と思うと同時にすごくすっきりしました。 どうしてもやり直せないことがある、というのも事実ですが、不思議に囲まれた一太郎にはこういうことがあっても良いんじゃないかと。そして、こういうふうに恵まれているのは日頃の一太郎の思いやりのおかげなんだと思うとすごくほっこりします。

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    投稿日: 2013.01.09
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    なんとなく惰性のような気持ちで買ってしまう若だんなシリーズですが、毎回安定した面白さですよね。今回は特に凝った構成になっていて、かなり楽しませてもらいました。変わらない日々が嬉しい限り。

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    投稿日: 2013.01.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった…けど、頑張って屏風のぞきの死に耐えたのに、読み終わったらなかったことになっていたのが、嬉しい様な拍子抜けなような…でした。鳴家は今回も可愛かったです!

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    投稿日: 2013.01.05
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     屏風のぞきが行方不明になり、悲嘆にくれる若だんな。もしあの日、別の道を選んでいたら、こんな未来は訪れなかった?上方から来た娘への淡い恋心も、妖たちの化け合戦で盛り上がる豪華なお花見も、雨の日に現れた強くて格好良い謎のおなごの存在も、すべて運命のいたずらが導いたことなのか―。一太郎が迷い込む、ちょっと不思議なもう一つの物語。「しゃばけ」シリーズ第9作。

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    投稿日: 2013.01.04
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    ひょんな拍子で分かれ道を違う方向へ進んでしまった若旦那。 ”行くはずのなかった道”を進んだために遭遇した出来事。 火事に大水、花見や探索事、それぞれの中で出会った人々。 それらがいつもとは違う順序で展開するので”おやっ?”と思います。 パラレルのように「右へ進んだらこんな展開」「でも左へ進んだらこう」と 並列されるかと思っていたのでそこは拍子抜け。 もしこの物語全てが”なかったこと”とされるなら寂しいなぁ。 続巻に期待。

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    投稿日: 2013.01.04
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    ゆんでめて/こいやこい/花の下にて合戦したる/雨の日の客/始まりの日 あれ? 物語の時が遡ってる! と気が付いたのは三話目。最後の話が終わっても、選ばなかった道の景色が垣間見えるのが嬉しい。弓手は左、馬手は右、どちらへ行けばどうなるか わからないから面白い。 禰々子河童にはまた会いたいな

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    投稿日: 2013.01.03
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    今までのしゃばけにはない独特な話の構成。 最初の方を読んだときに 巻数を飛ばして購入してしまったかと思った。 巻末の解説を読む限り 今回おこった出来事が以降の話に 反映されているらしいので、 「どのように」反映されているか楽しみ。

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    投稿日: 2013.01.02