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バイ・スプリング(1)
バイ・スプリング(1)
ゆずき暎、林マキ/小学館
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総合評価

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     バイ スプリング でありまぁ売春な物語。  貧しい家で、小遣いなしの中学生男子。  その内気すぎる性格もあり、女性にもてなく男友達も・・・。    橋の下の少女は安くやらせてくれる・・・そんな噂を耳にし、興味本位で向かったら・・・。  そんな話ではあるが、貧乏中学生男子は本当にお金のない少年ゆえ、全財産が24円だったりするわけで・・・。  情勢に興味はあるけど免疫と金のない中学生と、橋の下の少女の物語。  作品全体的なテーマの中でお色気シーンはないこともないが、主人公とヒロインの間は健全な24円レベルの売春な青春。  敢えてカタカナのバイであり、いろんな意味の「バイ」な春の物語を紡いでいくのかなと漠然と。  物語のテーマといい感じのボーイミーツガールも素敵。  ・・・ではあるが、わたしの家も貧乏で小遣いもらえなかった子供時代を経験しているので、金のない生活に共感しまくりの部分も強い。  お金を出して会いに行けば、かわいい女の子と握手ができる時代。  何がバイな春なのか、貧乏君は貧乏だからゆえにお金で人と関わろうとする。  そんな深いテーマが面白そうで、タイトルから予想していたお色気路線ではなかったもののこれはこれで面白そうだ。  最後は主人公君にもいい思いをして欲しいものだ。

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    投稿日: 2021.03.09