Reader Store
啄木鳥探偵處
啄木鳥探偵處
伊井圭/東京創元社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

24件)
3.2
1
7
6
4
1
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かったけど、石川啄木の性格悪さにイライラ 金田一京助の軟弱さ、人の良さにモヤモヤ 腹立ち過ぎて、内容が時々入ってこなかった

    0
    投稿日: 2023.09.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    何だかわからないけれど、めっちゃ読みにくかった。最後の魔窟の女になると割と読み進みやすかったけれど。 アニメが他文豪もモリモリ出して派手だったからか、こちらは淡々と物語が進む感じ。かわりにというか、原作ではちゃんと奥さんとか家族が出てきているけれど、奥さんが出て来たことでますます啄木のクズさが上がってしまった…。こうしてみると啄木、マジいい所ないな…力関係に差がありすぎてバディというより主従というか、京助がただただいいように利用されているというか…惚れた弱みにしても都合よすぎた印象。 ミステリーとしてはスタンダードというか基本をきっちりおさえてる感あり。

    0
    投稿日: 2022.04.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    明治42年の東京。生活に困窮した啄木は探偵業で生活費を稼ぐことに。 颯爽として、嘘つきでやんちゃ、泣き虫で愛妻家で独りよがり、饒舌で見栄っぱり、酒呑みの女好き、ロマンチックなサディスト、先見の詩人、そして天才歌人の石川啄木が、彼の才能に惚れ込んだ初心な金田一京助を巻き込んで事件を追う。5篇。 浅草の凌雲閣に夜な夜な現れる幽霊の謎。 浅草奥山で評判の生き人形に喉笛を食い破られたような死体の謎。 空を飛ぶ奇術師が電線に首を引っ掛けて死亡。彼は本当に空を飛んだのか。 浅草の遊郭で京助と一緒にいた娼婦の死。窮地に立った京助だったが。 人気イケボ声優が話題だったらしいアニメを2話ほど見て、意味が分からず、本を読んでみた…。 これから改めて見直してみよう。 啄木のどこにそんな魅力が?というくらい、振り回される京助さんがお気の毒。 あと、時系列が飛んでる?ちょっと混乱。 でも、それぞれの事件の最後に啄木が詠む歌が、事件をぎゅーっと詰め込んで、一気に解き放つよう。 いい感じ。 啄木の短歌を改めて読みたくなった。 アニメ観て「ゴンドラの唄」が頭をぐるぐるまわる。色っぽい歌詞よねえ。

    5
    投稿日: 2021.09.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    石川啄木と金田一京助、2人の五編探の偵物語 啄木鳥探偵處に舞い込む やや貧乏くじを引いている金田一さん けれどなんだかんだ石川君の事を見捨てられないんだねぇ アニメも観ていたけれど、アニメで出たキャラ皆出るのかと思ったが2人だけだったのは少し悲しい

    0
    投稿日: 2021.07.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    アニメを見てから原作を読もうと思ってました。ただし、アニメは途中で脱落。そして登場人物はアニメと違い、石川啄木と金田一京助のみ。時代なんでしょうが啄木の貧乏さが痛い。それにしてもわたしだけなんでしょうが、時系列が行ったり来たりで読みにくい。多分アニメを脱落したのもこれが原因か。ちゃんとついていける頭がないf^_^;作者さん、若い方だと思ってましたがもうお亡くなりになってました。おもしろかったんだけど続編はないのかなぁ。

    0
    投稿日: 2020.12.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ちょうどアニメ化されていて、好きな声優さんが参加されていたこともあり、気になり原作も読んでみた。当時の日本の時代背景ともリンクしていて読んでいるうちに、タイムスリップしたようだった。表現が美しく、色彩豊かに描かれている。内容はミステリーだけど、啄木がとても愛おしく感じる作品だった。

    3
    投稿日: 2020.12.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    生活苦のために探偵家業を始める石川啄木と、巻き込まれて助手役を請け負う金田一京助。 実在の人物をモチーフにした創作ではあるが、そもそも探偵をやっている時点で…、なので、それほど元の人物に忠実なわけではない。 啄木の人間性に辟易しながらも、同時に彼の口車に乗せられることが嫌いじゃない、という京介の心酔とお人好し加減がよかった。京介はぐいぐい引っ張ってくれるタイプに弱そうだし、啄木にカリスマ性があるというよりは、2人の相性が良いんだろうな。

    0
    投稿日: 2020.11.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    歌人・石川啄木が国文学者・金田一京介を相棒に、貧困の金の足しに探偵業を営むミステリー。 探偵業とイメージが結びつかない、実在の人物二人が主人公というのに読む前は「?」となりましたが、石川啄木のくず…もといぶっ飛んだ性格・エピソードと明治後期にまだ潜む闇深さや世情が折り重なって、重厚な内容となり、地味ながらも個人的には大変好みで面白く読めました。 収められている5つの短編は、時代性もあってか、それぞれの結末は暗く、切なく、やるせなさが残りますが、啄木と金田一の噛み合っているような、いないようなホームズ&ワトソンぶりや、啄木の一句に結末を締められると、ひどく引きづるのではなく、独特の余韻となっているのが特に良かったです。 また、最初の1編目は文章にクセがあり読みにくいが、各話の発表の時差もあるのか1篇ごとに読みやすくなりながら、文章に広がる独特の世界観を損なわなかったのが、著者の技量のすごさだと思いました。

    0
    投稿日: 2020.09.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    評価下げてすみません。辛口です。 これはミステリーなのでしょうか・・・。 最後の答えありきで、ストーリーを進めているというか、ここ違和感を覚えるべき箇所ですってマーカーされてる感じがあります。序盤で犯人もわかってああやっぱりね、という。謎も謎解きもパッとしない。作者の中では流暢にストーリーは流れているのかもしれないけれど、ん?どういうこと?ってイマイチ理解しきれない箇所が多くノリきれませんでした。 この作品だけ読んでいるとどうしてアニメ化になったのか。最近文豪が活躍するアニメやゲームが増えたので目をつけられたということなのでしょうか。 アニメ化するくらいなのだからきっと面白いと信じて読み進めましたが途中で挫折しました。 期待してただけに残念です。

    0
    投稿日: 2020.07.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2008/11/post-ae8a.html

    0
    投稿日: 2020.06.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アニメ化の告知を見て「アニメを本格的に見る前にある程度把握したい」と思って購入したもの。 アニメの石川啄木役の声優がとにかく好きなので、あの方が最初どんな風に演じようとしていたのだろう?というのも知りたくて、気付けば最後までガッツリ読んでいた。(どうやら最初にやろうとしていた演技は、「それだと浮世離れしている」と指摘されたそうなので) 原作の方が啄木さんの性格がキツい様な気がする。……何故だろう。 描写が本当に最低限で、挿絵もないので、合う合わない・好き嫌いの差は激しいと思う。 長々と細かく描写されるのが苦手な私には合っていた。 全体的に「ここはどんな風に動いていたのだろう?」と思いたくなる部分があり、そこに合う合わないの差が生まれる原因があるのかな?と思う。 私はそれを「空想の余地が残されているので、読んでいて楽しい」と思って楽しんでいる。

    1
    投稿日: 2020.05.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    啄木鳥探偵處(創元推理文庫) 著作者:井伊圭 東京創元社 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698

    1
    投稿日: 2020.03.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    石川啄木と金田一京助のコンビによる探偵譚。 貧困と病気で弱っていく啄木の描写がつらい。ぢつとてをみる。 え、あれ?ツダケンはどこに出てくるの?

    0
    投稿日: 2020.01.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    夭逝の歌人石川啄木が探偵となる連作短編集。ワトソン役として、金田一耕助じゃなくて金田一京助先生。啄木というと、病弱でひ弱なイメージがあるが、作中でも病を得ている。最終話では、亡くなったことが語られている。 同じ岩手でも、宮沢賢治を探偵にしたミステリーは、いくつか読んだことがある、しかし、啄木を探偵にした作品はこれが初めて。 文章と相性が悪いのか、物語に入り込めなかった。

    0
    投稿日: 2019.07.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アニメ化されたとのことで読んでみた。 非常に不思議な味わい…… ミステリーというには、あまりにも形がぼやぼやと定まらない印象。 何より、石川啄木と金田一京助という実在の人物を出しておきながら、ふわふわととらえどころのないキャラクター造形にしているのはわざとなのだろうか。 二人の言動がちっとも響かない。 これがこの作者の持ち味? ミステリーとしても正直ぬるく、とりあえず読破してみたというのが率直な感想。 とはいえ独特の味があるのも確か。 アニメがどういう作品になるのか非常に興味がある。

    0
    投稿日: 2019.05.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    石川啄木が探偵、金田一京助がワトソンです。 敢えてこの二人を起用する必要性をあまり感じないような・・・っつーか、この幼児性の強さは何?遺族からクレームつきそう・・・ 中盤タルタルしながら読んでたんですが、ただ、最終話には、「あの人」が出てくるんですよ、ミステリ読みにはおなじみの「あの人」が!話の最初にあの「キーワード」がストレートに出てくるので、この少年が「あの人」と気づく人も多いはず。 ただ啄木って、イメージが地味・・・枡野浩一「石川くん」くらいじゃあ、払拭できないなあ。山田正紀「幻象機械」と読み比べることにします。

    0
    投稿日: 2015.03.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    以前の泉鏡花で味をしめ、明治文豪系ミステリのあのぬるさが好物であると気付きました。解説それは言わぬが花だろう!他にこのような系統の作品を探したいと思います。 しかし啄木は不遇な人生やな、と興味を持ちました。 2019.3.23追記。 書店でアニメ化の帯を見た際の衝撃をお分かりいただけますでしょうか。 追い付いた(何とは言わぬが)。読み返して楽しみにしときます。 えーと、これやってくれるなら、さらに泉鏡花殺人事件の方とかー、いっそ飛鳥部作品とかもさー、と思いました。

    2
    投稿日: 2014.12.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    読む前の印象とはがらっと違ったなぁ。 石川啄木がなかなかにヒドイ男でした。お知り合いにはあまりなりたくないタイプ。 変人でも孤高の方が好みなだけですg 「逢魔が時」が金田一先生ががんばってて好きです。

    1
    投稿日: 2013.07.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    石川啄木が探偵役で金田一京助がワトソンという明治時代の浅草を舞台にしたミステリ、なのだがイマイチ物語に入り込めず。 私の好みじゃなかったようです。

    2
    投稿日: 2010.10.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    第三回創元推理短編賞受賞作「高塔奇譚」、そこから始まる連作短編集。 実在の歌人・石川啄木を探偵に、これまた実在の国文学者・金田一京助を助手にという奇抜な取り合わせにまず目が行きますが。。。 夭折した啄木を主人公に五編の秀作を仕上げた氏の凄さに感服。 ちょっと金田一氏の扱いが可哀相な気もしますが、心に残る作品群でしたよ。 驚愕の隠し玉もありますので、是非、御観覧ください。

    2
    投稿日: 2010.05.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【辛口です】 好みの問題と思いますが…読みにくい。 なかなか文章に入っていけない感じ。 そして、「親友」であるはずの主役二人(石川啄木と金田一京助)のやりとりが、ちっとも面白くない…どころか、まあこれも好みの問題なんでしょうけど、啄木の発言なんて、ときどき不快ですらある。 啄木のひどい発言→金田一先生腹を立てる→でも結局そんなところも嫌いになれない。短歌の才能だけじゃない、僕は啄木自身に惚れ込んでるんだ。 以上無限ループ。 二人のやりとりで一番ひどかったのは最終話だと思います。あんなやりとりして、どうして親友?啄木、金田一先生のことののしった挙句、最初から犯人扱いしてますけど。 なんだかよくわからない二人でした。それで入り込めなかったのかな。 あとは地の分(金田一先生視点)も話し方も現代人みたいだなと思いました。ちょっと違和感。 事件の真相も、それほど目新しさとか、どんでん返しもなく、微妙な感じ。第二話とか、そのまんまなんだ…と思ってしまいました。 あとがきで宮部みゆきとかが絶賛してたから期待しすぎたかな。 そういえば、ある事件の被害者とその後輩が男同士で関係していたという噂を「嫌悪した」とか言ってみたりするわりには、奥さんや愛人にまで嫉妬してみたり、最終話ではとある人物に男色関係と勘違いされてみたり、そういう意味じゃなく惚れ込んでるとか、そういう意味なのかもとか、あとがきにまで「親友という域を超えてしまっている」と書かれたり、こういう描写がやたらあるんですけど、それもしっくりこないというか。 私確かにそういうの好きだけどさ、この作品の二人はぜんぜんピンと来ないんですけど。

    2
    投稿日: 2010.04.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    石川啄木が金田一京助を引きずりながら、事件を解決していく短編集。 や、引きずってはないんですけど。 調子のいい啄木と、ちょっと情けない金田一先生の関係が愉快で面白いです。

    2
    投稿日: 2009.11.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    生活に窮した石川啄木が副業として探偵事務所を開設。その人柄と類まれなる才能で、嫌がる金田一京助を助手に怪事件に挑むミステリです。史実と創作を織り交ぜて、自分の知識と照らし合わせてみたり、そう繋がるのか!と驚いたりできる・・・はずなんですが。どうも文章が読みにくい。流れが急に途切れてあらぬ方向へ進んだり、時系列が混ざりかけて今どの時点なのか分からなくなったりと、何回か数行前を読み返す羽目になりました。犯人の動機や啄木の性格も、金田一の一人称の視点で語らすに、なにかエピソードなどでわからせてほしかった。設定は面白いし、小道具の使い方や伏線の張り方もいいと思う。後は、書き方ですよね・・・。

    2
    投稿日: 2009.01.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     なんと石川啄木と金田一京助(耕助ではない!)が事件を解決していくというステキ設定なミステリー。私、こういう実在の人物系に弱いみたいです。  そーいえばトリビアでやってましたね、啄木は女癖悪かったって。(何が「働けど働けど」だよ!笑)もっと短歌とか絡んでくるかと思ったんだけどそうでもなく、いうなれば明治版「TR●CK」って感じでした。それは手品や幽霊のタネを見破ったりする筋だけでなく、貧乏なくせに見栄っ張りな石川啄木と、臆病ですぐ気絶する金田一京助はなんとなくあの二人っぽくありませんか(笑)  この啄木が間もなく世を去ってしまうことを知りながら読むと(彼の夭折は周知でしょうが)、見栄っ張りで要領のいい啄木のキャラクターがなんとも切ないものに感じられてきます。  この二人だけでもおいしいのに、最後にはあの大物の少年時代も登場……。

    2
    投稿日: 2008.12.04