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よはひ
よはひ
いしいしんじ/集英社
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総合評価

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    感想 受け継いで、次に繋がっていくいま。人間が意識できるのはそこだけ。過去や未来は現実なのかファンタジーなのかもはやわからない。

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    投稿日: 2023.11.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いろいろな短いお話がつらなる短編集。いしいさんの本はいつもそうだが、言葉や「おはなし」が自由に飛び跳ねていて、読んでいるうちにその世界にどんどん引き込まれ、手を引かれて自分も解き放たれるような気がする。 この本のテーマは、「いま」は今だけではなく、過去も未来も、場所も人もすべてがつながっていて、全部をひっくるめて「いま」なのだということだ。そして、それは「おはなし」なのか「ほんとう」なのかすら問わない。手を変え品を変え、そのことが繰り返し語られる。いしいさんの本全体に通底したテーマでもあると思うが、この本は息子さんのピッピくんが「おはなし」を通してそれを体得するためにあるような本で、いつにもまして分かりやすく茶目っ気たっぷりに書かれていると思う。たぶん実在の、ピッピくんが知っている人たちや好きなものをちりばめてあるのだろう。 特に好きなのは、「十九歳のパチ」「さまざまな年のサンタクロース」「三千年生きる」「犬はどこへいくん?」だ。お話のほうからおいでおいでと手招きをされているようで、本当に楽しく、面白く読めた。パチの踊り、サンタのクリスマス、砂漠のオリーブ、ぴんと立ったしっぽ。何回も読みたいなあ。

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    投稿日: 2021.12.01