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知能犯之罠
知能犯之罠
紫金陳、阿井幸作/行舟文化
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総合評価

6件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この人の本は本当に面白い。 中国の事が分からなくても全然大丈夫。 めっちゃ読みやすいし、わかりやすいです。 事件が起きて高刑事が調べ始めると、事件現場の野次馬の中に旧友がいて久しぶりーって話したその人が犯人だったと読者は分かっている状態で話が進む。 犯人が次はどうやって殺そうかなとか高刑事と仲良く話したりするスリリングな状態がずっと続く。 そして続けて2人目、3人目と殺されていってこのあとやっぱり犯人は捕まるのかな?と思ってたらこの終わり方ですよ、最高です。 奇しくも高が言った台詞をそのまま引用して下さいと丁寧にオチまでつけられるんだから、納得するしかない。 中国といえばの特権を使った嫌がらせもふんだんに盛り込まれてるのも楽しい。 殺される対象が政府高官なのがまた良いです。 こいつらに一方的にやられては、仕返しも出来ず、一般人同士で弱いものいじめするだけの社会で、やり返してくれる頭のいい犯人ものは読んでて気持ちいいです。 今の日本を舞台にして誰かやってくれないかな。

    47
    投稿日: 2025.05.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    たまたま録画して見たドラマの「ロングナイト」が面白かったので、その小説が翻訳されると聞き、そしたら、この本があると知って、読んでみた。 面白かった。 倒叙モノだとは知らずに読んだら、なんかこれ犯人か?と思ったら犯人だった。背表紙のあらすじをそれからチェックした。 中国のお国柄を感じられる。やばい。モラルが無い。ごますりはわかるが横領とか談合とかやばい。日本だってあるだろうけど、もうちょっとそこらへんの意識が薄い気がする。うへえ、中国好きじゃないなあ。だからこそ、高棟が友人の徐策のために偉い人に掛け合ったりするのが光るのかも。出世に関係しないけど、優秀で気の合う友人のためなら頑張る。なるほどな。 最後らへんは徐策逃げ切ってくれと思ったが、意外とハラハラすることなく逃げ切ったし、説明もちゃんとされて終わって面白かった。 みんな死んだ。良かった。めでたし、めでたし。 作者は中国の東野圭吾と言われてるらしいと知ってたが、この二人の関係まさに容疑者Xの献身じゃん!と思ったら、中国で流行ったらしく、これもそれを意識してるらしく、なるほどな。母親のための復讐。良かった。 監視カメラ怖い。怖すぎ。それで市民階級付けもしてるもんな。怖い。 出てくるキャラみんな嫌い、主人公の高棟だって優秀で、みんなこんなキャラ良いでしょ?と言わんばかりの描写がされてるけど、好きになれない。無理だ。徐策のほうが良い。

    0
    投稿日: 2024.05.15
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    作者の紫金陳さんは中国の東野圭吾と呼ばれているようで、期待して読みましたが、期待通りでした。中国社会の一端も見れたのも新たな発見となり良かったところ。 翻訳が良かったのもあると思いますが、紫金陳さんの他の作品も読んでみたいなと思わせる作品でした。

    0
    投稿日: 2022.11.20
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    Netflixで見たbreaking iceという中国ドラマがとても面白く、原作者の紫金陳の小説が翻訳されていると知って早速読み始めた。犯人が事件を担当する警察官の知り合いで、事件を解決するヒントを得るために接触するというのは、breaking iceにも通じるところがある。犯人は最初から明らかになっているのに、犯罪の謎がなかなか明らかにならないので続きが気になってあっという間に読み終えてしまった。ラストもそうきたかという面白さで読了後もよい。ぜひ他の作品も翻訳してほしい。

    0
    投稿日: 2022.05.05
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    中国の警察ミステリ。官僚たちが次々と狙われる連続殺人。防犯カメラの死角を掻い潜り、目撃者も決定的な証拠も残さない恐るべき知的な犯人。事件を追う高棟と、彼の友人でありながら実は事件の犯人である徐策との攻防を描くサスペンス感溢れる倒叙ミステリでもあります。 まあ中国に限らずなんだろうけれど……官僚の勢力争いがえぐい(苦笑)。事件の解決を目指すのも、メンツのためだけなんですねそうなんですね。だからこそこの結末での各所の動きにものすごく納得ができたし、理不尽だともあまり感じないんだよなあ。終章で、それまでに緻密に打たれた布石が一気に繋がってくるのが爽快だし、彼の最終的な目的がこれだったのか! ってのが。徐策、あまりに見事な手口です。 「逮捕さえしてしまえば、喋りたいことを何でも喋らせられます」って何。怖すぎるんですけど。だけどそういうのって日本でもないとは限らないよね……?

    1
    投稿日: 2021.03.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ずっーと徐策の狡猾さの 掌の上で転がされてるまま 少し飽き気味に でもこんなに都合よく行くか?と疑念ももち ながら進みます 王修邦という 女遊びもギャンブルもしない ジムに行って汗を流し たまの付き合いの飲み会しかしない高官なので 狙うタイミングが少ない それを最後どう引き釣り出すかとなりますが そこだけは高棟と徐策双方にとって Win-Winになっていてそーきたかーと あまり見ない結末でした

    0
    投稿日: 2019.08.21