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かもめ食堂
かもめ食堂
群ようこ/幻冬舎
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総合評価

628件)
3.9
150
222
178
26
2
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    もー、大好きになってしまった作品です! 昔、かもめ食堂の映画をみたことがあり、ブックオフでこの本を見つけて、懐かしくなって購入しましたが、本当に購入してよかったとおもいました! ゆるやかに読みやすく進む文体。 クスッと笑える瞬間がたくさんあり、心が和みました。 トンミくんがとても良い味を出していて、大好きなキャラです! サチエさん、ミドリさん、マサコさんは、それぞれ個性がひかり、3人で良いバランスをとれていて ずっとこの3人、プラストンミくん笑 でいてほしいなと思うぐらい登場人物にも愛着が湧きました。 ずっとそばにおいていたくなる、また読みたくなる本です。

    0
    投稿日: 2026.01.15
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    飾り気のない率直な文体で衒いや淀みがない。行ったこともないのにすっかりかもめ食堂はお気に入りのお店になってしまった。おにぎり食べたくなる!

    0
    投稿日: 2026.01.12
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    小さい頃から父に古武道を教え込まれてきたサチエ。 父の口癖は「人生すべて修行」。 サチエは武道の才能があったようだが、ずっとそのまま続けていくのには抵抗があった。 そんな折、母が事故で亡くなり、サチエは家事をしなくてはならず、武道から離れることが出来た。 それがきっかけで料理に目覚め、いつしか自分でお店をやりたいと思うが、父の反対を恐れ、隠れて準備を進めた。 場所は日本でなく、遠く離れたフィンランドのヘルシンキという街。 そこで「かもめ食堂」を開店。 ただ、そこで出会うのは日本で色々あったわけあり日本人女性たち。 地元の日本好きの青年トンミ君も、毎日のように訪れる。 平凡な日々だけど、ホッとするようなやさしい物語。 2026.1.5

    17
    投稿日: 2026.01.05
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     映画を観た。それで原作を読んだ。小林聡美、片桐はいり、もたいまさこの個性派女優を配したドラマだった。フィンランドでレストランを営んでいろいろな客との交流のなかでのフィンランド気質を描いた荻上直子脚本監督の映画だった。原作に忠実で女性主体の映画でちょっといつもと勝手の違う作品だった。北欧フィンランドの自然の厳しい国での、人口も少なく森林ばかりで夏は短い土地だ。そこで育まれた国民性がこの作品に描かれているのだろう。

    0
    投稿日: 2025.12.25
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    何年も前に映画を見たけど、まだ原作を読んだことなかったので。 なぜフィンランド、指差し、出会った人たちとの物語。暖かく、人を受け入れてくれる優しい物語。疲れたときに読むのがいい

    0
    投稿日: 2025.12.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    BSで映画を見たので原作を読んでみた。原作も良い雰囲気で良かった。もっと読んでいたいって思ってしまった。

    0
    投稿日: 2025.12.21
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    映画のほうを先にみていたのですが、 原作はまたほんの少しちがう展開で、こちらも とても気持ちがほんわりとした物語でした。 サチエさんのフィンランドへの貯金の話からすでに おもしろくて、 ミドリさんの掘り下げも映画では描かれてなかったのでこういうことだったのかぁと。 逆にマサコさんは、こちらの方が大人しめだったのも おもしろかったです。 おにぎり、食べたくなりますね。

    0
    投稿日: 2025.11.08
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    映画が大好きなので原作をみることに 映画ではカットされてた3人の背景を知れて、サチエさんがなんで異国で食堂ができたのとか納得がいった。 セリフの表現とかは映画版のほうが好みで、役者や空気に合わせて整えられてるなと思った。

    6
    投稿日: 2025.10.01
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    思い立ったが吉日とはこのこと。 私は急に外国に行こうと思ったことがないから単純に凄いなと思う。それもフィンランド…。 フィンランド人って人見知りなんですな。

    1
    投稿日: 2025.09.28
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    2025.09.14 北欧好きならみんな知っている「かもめ食堂」の映画は観たけれど、原作はなぜか読んでいなかった。ブックオフでふと目に入り、買って読んでみた。 とくに何か大事件が起こるわけでもなく淡々とフィンランドでの日常を過ごす3人になぜか心が温まる。 短い小説だし、何か感動したり泣けたりするわけじゃないんだけど、なんかいい。そんな小説。 この空気感を壊さずに映画にしたのもすごいなあと思った。

    0
    投稿日: 2025.09.14
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    著者のお名前「グンヨウコ」ではなく「群ようこ(ムレヨウコ)」さん。ほのぼのとした良い作品。薄い文庫小説なので、一気に読むことができました。宝くじ当選後にフィンランドで食堂開業とな。 映画を見たよこれ。 ググった記憶が少し蘇った。ところで映画では宝くじ当たったかな?

    19
    投稿日: 2025.09.08
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    すこしまえなので記憶が薄い コスケンコルヴァ!が記憶の大半を占める。 フィンランドを訪れる頃にはかもめ食堂が閉店しているらしいのでとても残念。 いつまでも同じではいられないものだとサチエさんが言っていた、その通りだと思った。 ガッチャマンの歌詞が知りたいフィンランド人、あてもなくフィンランドを訪れた悩める2人の日本人がいた。優しくて暖かい話。

    2
    投稿日: 2025.09.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画の主人公たちはこんな思いでこんなことをしていたのかと納得した。挿絵がもたいまさこにしか見えない。他の群ようこの作品も読んでみたいと思える空気感の本でした。

    1
    投稿日: 2025.08.28
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    映画を前に見たけど、小説も良かった。気楽にサクッと読める。おばちゃんたちのやりとりがほのぼの。映画のキャスティングぴったりすぎるやろ!群ようこ苦手だなと思ってたけど、この本は良かった。素朴でもちゃんとしたものを食べてもらいたいとか、お父さんのおにぎりを大切にしているとことか、集客がんばりすぎないところとか、サチエの考え方が好きだなあ。 宝くじが本当にあたっちゃうのはファクション強めだな笑 強盗に取られるのかと思った

    17
    投稿日: 2025.08.23
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    ほのぼのとしてるけど、異国の地のため、それすら刺激的な感じがしました。 「おにぎり」のくだりは、面白いけど、おにぎり好きとしては共感しました。 ヘルシンキ行ってみたくなります。

    2
    投稿日: 2025.08.16
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    古本屋で名前だけは知っている作家とタイトルを見つけ購入。終始ほっこりで気持ちよく読めた。おにぎりが最後まで売れないのがまたよい。

    2
    投稿日: 2025.08.06
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    日本とは違う空気感を感じ、かもめ食堂の内装、外装、食器類を想像することがたのしい。 これをしたい!という気持ちを形にするには行動が伴う。口だけでなく、動く。わたしには運がないのかもしれないけど。年齢など関係ないのだな〜と思わせてくれた。まだまだわたしには挑戦できることが山ほどある。 教採明けのはじめの本がこの本で良かった。電車内で一冊読み終えた。

    3
    投稿日: 2025.07.07
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    映画経由でかもめ食堂へ来店したので、今回は文庫本経由でお邪魔してみました。 かもめ食堂を囲む人々が、みんないい意味で自分勝手で、でも背負っているものもあって、それでいて優しいのも、ホッとする。 淡々と、ただただ淡々と語られる文章が気持ちいい。 つるんとした冷たいきれいな石を、一つずつ丁寧に拾っているような気持ちになる。 大好きだなあ。

    14
    投稿日: 2025.06.10
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    映画のまんま。 多少の違いはあったけど、俳優陣もあの3人以外あり得ないって思うくらいまんまだった。 本を先に読んでたら違うのかなぁ? えーあの話の裏にこんなことあったんだ!! と、 映画とはまた違ったストーリーも楽しめたし、 この三人、言われてみたら著者の群ようこさんが少しづつ入った三人組かもなぁ。 なんて。 群ようこさんの本はエッセイしか読んだことなかったから、ようこさんの人となりはわりとわかるんだけども、こんな小説描くんだ! と、感激する反面、なんか群ようこさんっぽいおばさんがたくさん出てきて、それまた面白かった!笑!!!! 次は寄る年波には平泳ぎが読みたい。笑 #群ようこ #面白かった #映画 #ピッタリ #あの三人 #もうそれにしか見えない #かもめ食堂 #行ってみたいなぁ #素敵 #子ども食堂 #笑 #日本人

    5
    投稿日: 2025.04.28
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    映画と全然違う! 小説ならではの良さもあるし、本当によかった。別の世界を楽しめた感じ。でも同じ世界。やっぱり大好き。かもめ食堂。

    2
    投稿日: 2025.03.29
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    いい感じのチカラの抜け具合。 でもどんどん読み進めたくなる面白さがある。 フィンランドの人達の事もチョット知れて、文章全体に優しい気持ちが溢れている佳作。

    2
    投稿日: 2025.03.24
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    フィンランド旅行直前に読んだ。 フィンランド人の特性というか国民性について、あまり詳しく知らなかったが、実際行ってみると、ほとんどこの本に出てきた通りだった。謙虚で優しく、冷静に見えるが豊かな感情を持っている国だと感じた。割と日本人と相性が良いのではないかと思った。この本では、偶然にしてフィンランドに流れ着いた日本人が描かれているが、そんな生き方に憧れる。特に大事件も、大きな伏線回収もあるわけではないが、フィンランドで暮らす人々の生活が穏やかな文章で描かれていて、幸せな気分になった。

    6
    投稿日: 2025.03.13
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    映画「かもめ食堂」が好きなので、原作も読んでみた。映画では端折られていた主人公サチエがフィンランドに来た経緯が、原作ではちゃんと語られていた。でもこれは端折って正解だったのかも。読みやすくて良かったけど、この作品は珍しく原作より映画のほうが好きなパターンだ。

    10
    投稿日: 2025.03.08
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    かもめ食堂の映画を見て、もっと理解を深めようと思って読んでみた。 映画から見たおかげで情景がすぐに思い浮かんだ。 どちらも、なんだか包まれるような温かさがある。 じぶんの居場所は、思いがけない行動だったり、運だったり、予期せぬところに生まれたりもする。 結局は、その人次第。 ただ、このストーリーはお金の余裕を感じるから、あくまで夢だなあって感じもする。

    3
    投稿日: 2025.03.03
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    フィンランドへの興味から購入。淡々と進んでいく日常の中で、人と人の繋がりや温もりを感じられました。読了後に映画も拝見しましたが、そちらも素敵。

    6
    投稿日: 2025.03.02
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    再読本。 心に染み込むような文章と凜としたサチエの性格が、清々しさを感じさせてくれる一冊。 忙しい仕事の合間に清涼剤的に読むのも良いけれど、ゆったりとした休みの日の午前中に読むのがオススメ。 小林聡美さん主演で映画化もされていて、そちらもこの本の雰囲気を完璧に表現できていて、良質な作品だった。

    3
    投稿日: 2025.02.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こんな生き方もいいなと、スローで優しい世界観を楽しむ作品 アニメのARIAのような雰囲気を楽しめる 基本的に会話劇で、第三者視点で進んでいき、心理描写は深くないため、感情移入しながら読むというよりも、物語の世界を眺めるという読み方になるが、ストーリーに巧い仕掛けがあるわけではない また、宝くじがあたるところとか、主人公がフィン語にほとんど苦労してない点とか、強盗をやつけるところとかは現実味がなくて、ファンタジーが過ぎると感じてしまった 世界観とちょっと変で愛くるしさのあるキャラを好きになれるかどうかで好みが分かれる作品

    1
    投稿日: 2025.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今年の1冊目の本は、群ようこさんのかもめ食堂です。 この作品が映画化されていたことは読んだ後に知りました。 このような日常をつらつらと書く作品を映画にしても あまりウケは良くないのではないかと個人的に思ってしまったのですが、 実際に評判をネットで調べてみると想像以上に賞賛されていました。 この作品では、何か大きな事件が起きたり、物事の転換となる 大きな出来事は特に無く、主人公のサチエの日常が流れていきます。 周りからの目には振り回されず、自分の本当にしたいことを着実にゆっくりと 新しい仲間であるミドリとマサコとこなしていく物語だと僕は解釈しました。 この小説、映画が好評である秘訣というか、この作品の醍醐味は、 起承転結が存在しないところだと私は思いました。 ドキドキハラハラするような作品では無く、穏やかな気持ちでスラスラと読めるというところに多くの方が魅了されているように感じました。 日常のあらゆるところに隠れている 小さな小さな幸せに気づかせてくれる作品です。 三人の日本人が大した理由もなくなんとなくでフィンランドに行き、 たまたま出会い、お互いを否定することなく優しく抱擁して迎え入れてあげる 三人の優しさに胸を打たれました。

    3
    投稿日: 2025.02.10
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    突拍子もない感じが、群ようこっぽくて、なかなかよかったなと久しぶりに読み返して感じました。 映画の印象がつよかったかな? また映画も観てみようと思います。

    7
    投稿日: 2025.01.03
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    2024.12.26 何か特別出来事が起きるわけでもなく、淡々とチグハグな、ひょんなことからフィンランドに来た3人組の女性のやり取りが続いていく。 そして気づいた時には読み終えていた、そんな感じ。 ツッコミどころも多いが、きっとこれは映像で観た方が自分には刺さりそうだなぁと思った。

    2
    投稿日: 2024.12.26
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    映画の雰囲気がとても好きで読んでみたら、本も映画も同じ温度感でほっこりする雰囲気がとても良い。どちらも良さが合って大好きな一冊。

    5
    投稿日: 2024.11.07
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    母から貰った本。 日本人3人とフィンランドという国の、どこかズレた様子が何故か心地いい。 どこに住んでもその人次第。

    1
    投稿日: 2024.10.30
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    映画みて本も読んで、どっちも良かった。 3人がいつまでも幸せでありますように。 映画よりトンミに対する風当たりが強かった笑 シナモンロール焼いてみようかな

    1
    投稿日: 2024.10.27
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    再読⭐️ フィンランド。行ってみたい、住んでみたいと思わせてもらえる一冊。 前に読んだ時より第二の人生を考えさせられる歳になってきた今、勇気と決意そして好奇心は昔のままでいいと思わされた。

    2
    投稿日: 2024.10.23
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    小林聡美さんのエッセイの中に、ヘルシンキでの撮影話があり、もともと北欧に行きたいことから、興味を持ちました。緩やかな時間が流れ、力がはいらない、ホッとした世界でした。 もっとゆっくり読みたかったのに、気づいたら、夢中に読んでいました。映画もぜひ観たいです。

    43
    投稿日: 2024.10.20
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    自分の居場所を探す話。ほのぼのと緩やかに話が進んでいくから、見ててほっとする。シナモロールが食べたくなる!フィンランドが好きな人に。

    10
    投稿日: 2024.10.04
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    久々に本読んだ!秋の読書始めると決めた1冊目! 本読むのたのしい〜、だらだら時間かけてゆっくり読もうと思ってたのにあっとゆうまに読み終わっちゃって順調^ ^ 映画見たことあるのもあってすいすい頭に入ってきて、映画よりももっと内容深くしれて原作読むのもとってもイイナ〜!これが1冊目でよかった。 "やりたくないことはやらないだけなんです"

    2
    投稿日: 2024.09.29
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    再読。 逃避行ではなく正しい居場所を見つける物語。 何度読んでもまたここに帰ってきたいと思える大切な作品。 映画もまた見たいな。

    1
    投稿日: 2024.09.28
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    映画があまりにも有名。映画を何度も観た後に、原作を読む体験は初めて、かな。やはり、原作が素晴らしいから、映画も良いものになるのだと思う。映画には描かれないそれぞれのエピソード。夢物語のような、でもどこかしっかり現実的なストーリーに惹かれた。 おにぎり、食べたくなるし、シナモンロールにコーヒーが飲みたくなる本でした。

    13
    投稿日: 2024.09.23
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    再読した。 ほのぼのしていて、それでいてしっかり 生きることの本質もついていて素敵な本。 サチエの背筋を伸ばした生き方が好き。 ミドリやマサコの人間らしさにも惹かれる。 フィンランドにいって かもめ食道でおにぎりを食べたいな。 トンミくんにも会いたいな。

    8
    投稿日: 2024.09.22
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    未知の地のヘルシンキで食堂を始めるサチエとその周りの人の物語。一人で行ったことのないヘルシンキへ行ってさらに商売を始めるというチャレンジ精神が個人的に過ぎいなと思った。クスッと笑える箇所も多く楽しく読めた。

    1
    投稿日: 2024.09.18
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    全体に独特な雰囲気。 主人公も周りの環境も、よくある話のようで どこか遠い国か世界の話のように感じました。外国が舞台というのとあるのかも知れません。 登場人物の悩みについての描写があり、それについて主人公が解決するために行動する、みたいな感じではなく、ただいつも通りにかもめ食堂で美味しいご飯を提供する、というのがサチエさんらしさも感じて凄く良かった。

    2
    投稿日: 2024.09.12
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    例えるなら薄い黄色のような、そんな柔らかなお話だった どこそこにいけば天国!なんてことはない、住めば都になるように自分の努力も大切 リーサおばさんのように悲しみに暮れ切った時は、考えを切り替えてまた復活できるようになろう サチエのように全てを柔らかい眼差しで見つめられるようになりたい 膝行法やりたくなった 今日家でやろう 豚身昼斗念は悪意があるよミドリさん笑 トンミくんの可愛らしい図々しさもなかなかよし

    1
    投稿日: 2024.09.11
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    映画を観て。 背負ったことのある人の、強くて愉快なキャラが笑える。 俳優さんたちこれを踏まえて あの雰囲気を出してたのかー。 3人の女性が抱えた3つの枷。 それを外してフィンランドで整えまたスタート。 軽やかに、ほんわか、明るく 確かにエネルギーをくれる。 映画のための書き下ろし。 2006年に少し驚き。

    2
    投稿日: 2024.09.03
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    フィンランドの街や人々を想像しながら、さらっと読むことができました。 現実味はないけれど、物語ならではのおもしろさで楽しませてもらいました。『かもめ食堂』でおにぎり食べたいな。

    1
    投稿日: 2024.08.28
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    映画は観ていないけど、ぜひ観たくなった。 フィンランド、ヘルシンキの自然溢れる緑と暖かな人々が浮かんでくる。 海苔を黒い紙っていう発想が、たしかにな、と笑ってしまった。 人生に目的なんて別になくてもいい。なんとなく、ゆったりと生きていたっていい。 自己責任とか、キャリア志向とか、人生の目的とか、そんな世の中に疲れて、癒されたい人におすすめです。

    4
    投稿日: 2024.08.09
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    映画を観て腑に落ちない事が多くて、原作を読んでみようと思いました。原作を読んで、やっと映画のお話が理解できました。

    0
    投稿日: 2024.07.19
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    群ようこの小説は初めて 映画もまだ見てないけど、読みやすい でも自分にはエッセイの方がいいかな

    0
    投稿日: 2024.07.01
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    再々読プラス1くらい 思い出したら読んでる。日常がつまらなくなったら、読んでる。不思議と気持ちがかる〜くなる。初読みの時は サチエさんの勇気に拍手した。再読で ここではないどこかに憧れ、なんとでもなるさ!って気になった。再々読で 泣けちゃったのは何故なんだろう?サチエさんもミドリさんもマサコさんも 優しすぎて。ヘルシンキに行ってみたい…思ってるだけじゃね。世界地図広げて指さしてみようっと!

    15
    投稿日: 2024.06.14
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    非常に読みやすい一冊でさらりと読むことが出来た。 サチエ、ミドリ、マサコの日本人3人は日本では全く顔見知りでなかったわけだが、異国の地フィンランドに来てからは食堂を一緒に運営してる。出逢いって不思議なものだなぁと改めて感じた。また、サチエのしっかりしてる人はどこに行ってもしっかりしてるしダメな人はどこに行ってもダメ。まさに3人は前者の人間で他国でも強く生きていける人間なんだろうなぁと。 今回は、サチエが目をつぶって指さした行き先がフィンランドであったが他の国だと果たしてどんなお客さんが集まり、食堂になるんだろうと想像したらワクワクした。

    0
    投稿日: 2024.06.14
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    短めなお話の中に その街やキャラクター,ご飯が好きになれるきっかけが散りばめられてて 誰も不幸にしない、優しいお話だった!

    1
    投稿日: 2024.06.12
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    夢のあるいいお話だった。人の役に立つこと、積極的に自分からやりたくなること、心のこもったことをすると、充実した毎日が送れそうだと思った。フィンランドの食堂の話だが、遠い話ではなく、ごく身近に感じられた。

    5
    投稿日: 2024.06.03
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    想像していたとおりの人間ドラマでした。 フィンランドらしさが、もっと入っていたら更に良いのに、とちょっと感じました。

    2
    投稿日: 2024.05.30
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    映画で知り、読んでみたくなった。 フィンランド。 ヘルシンキ。 食堂。 おにぎり。 シナモンロール。 コーヒー。 のんびりしててあったかい。 コピ•ルアック。

    0
    投稿日: 2024.05.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    引き寄せ合うようにして巡り会った人たち。 かもめ食堂とそのごはんにはその力があるんだなあ。 泥棒を撃退して、一躍人気者になってその地に溶け込んでいったシーンにはスカッとしたし、心が温かくなった。 カフェオレでシナモンロール食べたくなった。

    0
    投稿日: 2024.05.28
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    映画のかもめ食堂は大好きで何回も見てるけど、群さんの原作は初読み。 サチエさんがフィンランドに食堂を出店するまでのいきさつも丁寧に書いてあって、なるほどねーて感じやった。 もう出てくるおにぎりが美味しそうで美味しそうで(⸝⸝ ´艸`⸝⸝) ザリガニむすびはちょっと挑戦しかねるけど笑

    0
    投稿日: 2024.04.25
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    もう何年も前だけど、小林聡美さん主演の映画を観賞してすごくほのぼのとした作品で良かった印象があった。 原作もほのぼのとした話なんだけど、映画の方が好みだったかな。 サチエさんのお父さんの言葉、【人生すべて修行】が心に残った。フィンランドという異国の地で食堂を始めたサチエさん。最初のうちは本当にやっていけるのか?と思う程のお客さんしか来なかったけれど、諦めずに続けた結果、沢山の人が食堂を訪れてくれるようになったんだなーと。 何事も辛い時があっても長く続ける事が大事、そんな風に思った。

    0
    投稿日: 2024.04.16
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     登場するのは、ある程度、人生を生きてきて、折り返し地点を迎えた女性たち。で、ああ、気がつけば、平々凡々に時が経っていたな、そう思えるような女性3人だから、 この「かもめ食堂」は、より際立って、素敵な場所になっています。  例えば、彼らは共通して結婚していなくてでも、しっかり誰に迷惑をかけるわけでもなく、生きてきた。  ステレオタイプの幸せとは違うから、思い思いに、これで良いのか、という思いもあって、どうにかして、自分で楽しもうと繰り出した先に、偶然、かもめ食堂が出現するわけですよね。  最初は無謀にも海外で「かもめ食堂」を立ち上げた女性一人のその一歩は、ポジティブな気持ちで、不思議な力が働いて、一人また一人と、引き寄せられて、スタッフが増えていくわけです。  それこそが、漫然と過ごしているはずなのに、それまでとは明らかに違う、漫然としていない、光り輝く平凡な日々になっていて、それがなんとも素敵なのです。  明らかに前とは違った楽しくポジティブで生き生きとするその光景に、読んでいる僕は力をもらえました。

    0
    投稿日: 2024.03.25
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    映画を観てから読んだ。 いらっしゃい!のラストシーンが欲しかった。 映画よりもトンミくんの主張が強めだったり、おばさんの胸中がよく描かれていたりした。

    2
    投稿日: 2024.03.17
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    サチエを中心にとても正直に日々を生きているのが、とても清々しく、なんかほっこりと癒される。ただ美味しそうなのになかなか馴染めないおにぎりの行く末だけが気になる。。

    1
    投稿日: 2024.03.15
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    読みやすいです。 映画を観ていたので、本を読みながらも小林聡美さん、片桐はいりさん、もたいまさこさんで脳内再生されました。 おにぎりから伝わる父の愛情がサチエを幸せな気持ちにさせてくれたから、サチエも想いを込めて握る。 そんなサチエのおにぎりが美味しそうで、私ならどれを頼もうかな?なんて想像しながら楽しく読みました。 とりあえずお金の心配がないからゆったりした気持ちで出会う人を迎えられるのかなとは思うけど、嫌な人が出てこないので平和に読み進められます。 サチエのおにぎりみたいなお話です。

    3
    投稿日: 2024.02.29
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    何十年?かぶりの群ようこさんの本。 かもめ食堂は読むのは初めて。 なんともいえない空気感がただようヘルシンキでかもめ食堂を営む3人の女性の物語。 サチエとミドリの絶妙な距離感がよかった。 こういう人間関係を築くのは簡単なようで難しい。←私にとっては トンミくんのおかしな日本語も楽しくて、最高のスパイス。 もっともっと読んでいたかった。 群ようこさんの本、続けて読んでみようかな。

    12
    投稿日: 2024.02.26
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    本のほうももちろん良いですが、映画は何度も観てしまいます。 休日にプロジェクターに投影して、珈琲淹れてまったり読書。のような時にピッタリです。

    34
    投稿日: 2024.02.21
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    登場人物みんな真面目なのに、どこか変わっている人たちの交流が温かい物語。 穏やかにゆったりと流れる時間の中で起こる嬉しいことも、ハプニングも、たまたま居合わせた人たちと共有することで心を通わせていく空気感に和みました。

    2
    投稿日: 2024.02.21
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    故郷から遠く離れた国でも自分のルーツを大切に。芯を強く持っていれば、割とどこでも生きていけるのかも。サッパリして読みやすかった。

    5
    投稿日: 2024.02.19
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    薄くて短い本だけど、心に響く言葉がたくさん詰まっていたストーリーでした! 個性的な登場人物も面白かった!

    1
    投稿日: 2024.02.11
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    群ようこさんのこういう小説大好き。女性がゆったりと日々をこなしていく小説。 大変とか困難がそう感じられない、ゆったりした流れがとても心地良い。

    3
    投稿日: 2024.02.03
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    フィンランドで小さな食堂を始めた中年の日本人女性の話。 自分のこだわりの部分はブレずに少しずつ繁盛してゆくのが良いなぁ。 ゆる〜い感じのストーリーが心地よい。

    2
    投稿日: 2024.01.07
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    フィンランドで食堂を開いたサチエ 一緒に働くミドリ、マサコと仲間が増え、店にはお客さんも増えていく 年齢は違えど、まじめに生きてきて、少し孤独な一面も持っている3人 サチエの持つ空気なのか、凄く穏やかなかもめ食堂の雰囲気に幸福感を感じました 作中にあった、環境を本人がどう捉えるかによって現実の見え方は変わると言う考え方は、まさにその通りですよね フィンランドの片隅で幸せそうな3人の姿で、そう感じました 心の軽やかさと温もりをくれた一冊でした 【読了短歌】 幸せを 手繰り寄せたは 自分の手 異国の空で 羽ばたくカモメ

    4
    投稿日: 2024.01.06
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    タイトルが素敵だとずっと思っていたけれど、読んだことがなかった。 それがこの前BSで映画が放送されて、それを観たらとても良かったので、これは読まなくてはいけない、と思った。 「華やかな盛りつけじゃなくていい。素朴でいいから、ちゃんとした食事を食べてもらえるような店を作りたい」という夢をもったサチエは、フィンランドのヘルシンキで食堂を開いた。 先に映画を見ていると、お店の映像が目の前に浮かんでくるから良い。 シンプルで、いかにも北欧らしい。 日本を象徴する飾り物は一切ない。 「外国でわざわざ日本をアピールするのはものすごく野暮ったい」 ・・・と思っているサチエだが、かもめ食堂の一番の推しは、おにぎりなのだ。 フィンランドに発つ朝も作ってくれた、父のおにぎりには特別な思い出と思い入れがある。 最初のお客は日本かぶれの青年・トンミくん。 日本人女性のミドリと、次にマサコが店を手伝うようになる。 だんだんと仲間が増えていく様子は、ロールプレイングゲームを見ているようだ。 ハヤシ サチエ 38歳 サエキ ミドリ 41歳 シンドウ マサコ 50歳 みんなちょっと地味で、ちょっと孤独で、フィンランドに来た理由はさまざま。 でも、まじめに生きてきたというところを強調したい。 まじめにきちんと生きてきた人には、幸せになる権利があるのだ。 映画も原作も、ちゃんと同じ世界を共有していた。 原作の文章にはところどころ群さんらしい味が感じられ、映画の方は「猫を預かったので」というマサコの理由づけがなんとも良かった。

    5
    投稿日: 2023.12.31
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    フィンランドに行くために観た映画の原作として読んだ。あっという間に読み切ってしまった。 映画の中では分からなかったサチエがフィンランドでお店を開くことになった経緯や、ミドリやマサコがフィンランドに来ることになった経緯も書かれてた。 読んでから映画を観たらまた違う視点で観られるのかもしれない。 フィンランドにいる人って無条件に幸せそう、穏やかなイメージだったけど 「自然に囲まれている人が、みな幸せになるとは限らないんじゃないかな。どこに住んでいても、どこにいてもその人次第なんですよ。」っていうフレーズが刺さった。どんな環境だって、その人次第で良いようにも、悪いようにもなる。 ロケ地巡り楽しみだなぁ…

    3
    投稿日: 2023.12.19
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    あなたは『おにぎり』が好きですか? 『おにぎり』というものにどんなイメージを思い浮かべるでしょうか?今やコンビニを代表する商品でもある『おにぎり』ですが、学校時代の遠足に、運動会にと、イベント事に持っていくお弁当の中に入っている食材という印象を抱いている方も多いと思います。 『やっぱりおにぎりは、鮭、おかか、昆布、梅干しなんです』。 そう、『おにぎり』と言えば中に入っている”具”が大切なポイントでもあります。外からは何が入っているかわからない『おにぎり』の”具”。何が出てくるかというドキドキ感もイベント事にはマッチするのだと思います。 『作る人が心をこめて握』る『おにぎり』。そんな風に考えれば考えるほどに、この国に『おにぎり』というものがあって良かった、そんな風に思います。 さてここに、そんな『おにぎり』を異国の地、フィンランドで提供する食堂を舞台にした物語があります。『ひょっこりした』かもめが『自分と似ている』と思う主人公が登場するこの作品。異国の地を舞台にするワクワク感が全編を覆うこの作品。そしてそれは、異国の地の人々が集う「かもめ食堂」の日常を描く物語です。  『店は開いていたけど、客は入っていなかった。店にいるのは今日もあの子供だけだよ…ちゃんとした料理が作れるのかしら。あれは「かもめ食堂」じゃなくて「こども食堂」だわ』と、周囲の人々から噂されるのは主人公のハヤシサチエ。『外国でわざわさ日本をアピールするのは、ものすごく野暮ったい』と考えるサチエは『さりげなく地元にすっととけ込んだ、お店をやりたかった』と考えています。『客数ゼロの日が延々と続』く中、それでも『ここヘルシンキで自分の店を持てたことがうれし』いと思うサチエは、『嬉々として体を動かし』続けます。『三十八歳になったばかり』というサチエが、『地元フィンランド人に「子供」といわれていたのは、小柄でかわいらしい顔立ちのせいで』もありました。『古武道の達人』という父に、幼いころから『熱心に指導』を受けたサチエは、道場の壁に貼られた『人生すべて修行』『という父の筆による書』を見て育ちます。『敏捷な身のこなしで、みんなに一目置かれていた』サチエでしたが、十二歳のときに母親が交通事故で亡くなったことを機に『家事に費やす』時間が増えました。そして、『料理上手の母親が』『残してくれ』た『料理ノート』をアレンジして、『煮物、焼き物はもちろんのこと、和菓子まで作った』というサチエは『料理がどんどん上手にな』ります。そんな中、『遠足の日、お弁当を作らなければと起きた』サチエは、おにぎりを作る父の姿を見ます。『おにぎりは人に作ってもらったものを食べるのがいちばんうまいんだ』と語る父親。そして、『遠足と運動会の日のお弁当』のおにぎりを作り続けてくれた父親。やがて大学を卒業し、『大手の食品会社に就職し』たサチエでしたが、『素朴でいいから、ちゃんとした食事を食べてもらえるような店を作りたい』という夢を膨らませていきます。『毎日、貯金通帳を眺め』『早く増えますように』と思う日々。しかし、『表面だけお洒落で実のない店』を東京で見る中に疑問が膨らむサチエは、ある日『外国で作ればいいじゃない』と閃きます。そして、『どこの国がいいだろうかと、あれこれ思いを巡ら』す中に、『フィンランド』が頭に浮かびます。『父の道場にフィンランド人の青年が来ていた』ことを思い出し、早速コンタクトを取るサチエ。調理師免許を取り、フィンランド語を学ぶ中に『問題なのは開店資金だ』と思い至るサチエは、『父に頼るのも嫌』という中、ある方法によってまさかの大金を手にします。『最終段階まで』父に黙って進めた計画、そして、出発前夜に『私、フィンランドに行きます…あっちに住んで食堂をやるの』と話すサチエに『むうう』とうなる父親。しかし、翌日『持って行け。人生すべて修行だ』とおにぎりを作ってくれた父親。そして、フィンランドへ単身移り住んだサチエが、港で目にしたかもめから着想した「かもめ食堂」と名をつけた食堂で心をこめた料理を提供していく日々が描かれていきます。 “ヘルシンキの街角にある「かもめ食堂」。日本人女性のサチエが店主をつとめるその食堂の看板メニューは、彼女が心をこめて握る「おにぎり」。けれどもお客といえば、日本おたくの青年トンミひとり。ある日そこへ、訳あり気な日本人女性、ミドリとマサコがやってきて、店を手伝うことになり…。普通だけどおかしな人々が織り成す、幸福な物語”と内容紹介にうたわれるこの作品。日本を飛び出して北欧フィンランドを舞台とする物語です。私は今までにおよそ750冊の小説ばかりを読んできましたが、その大半は舞台を日本国内とするものばかりです。もちろん同じ日本国内とは言え北海道から沖縄までその幅は広く飽きがくるようなことはありません。しかし、2020年春から三年も続いたコロナ禍で国外へ出ることもままならなかった中には、国外の雰囲気感を夢見る気持ちがフツフツとしていたのも事実です。そん な中にたまたま手にしたこの作品の舞台、フィンランドは私にとって訪れたことのない国でもありとても新鮮な感覚を抱きました。 では、まずはそんなフィンランドを描写した箇所を幾つか見てみたいと思います。 ・『フィンランド人は、見知らぬ人にはフレンドリーではない。多くは人見知りだ』。 → 北欧の人は日本人に似たところがあると良く言われますが、この辺りなるほどと感じもします。物語に登場するフィンランド人たちを象徴する説明でもあります。 ・『街なかの洋服店のディスプレイを見ると、東京の場末の洋品店でも扱っていないような柄のブラウスが並んでいる「だいたい、こちらの人の普段着はジャージですね。特に男の人はそうです」』 → 現地の人々の生活に対する考え方が見えてくる表現ですね。なんだかとてものんびりした雰囲気感が伝わってもきます。 ・『フィンランドの人は、森に神がいるっていっているそうです。森に行くことで神と近づくというか、神聖な場所のようですよ』 → これはイメージ上のフィンランドを感じる表現です。国土面積の73%が森林というフィンランド。森と湖の国というフィンランドに暮らす人々の考え方に納得感を感じます。 三つほど見てきましたが、思ったほどにはフィンランドの描写は少ないのがこの作品の特徴です。というのも確かにフィンランドを舞台とする物語ではありますが、その中心はサチエが営む「かもめ食堂」になるからです。では、次に書名ともなっている「かもめ食堂」を見てみたいと思うのですが、少し不思議なのはせっかくフィンランドという異国に店を出すという想定なのにそんな食堂の外観、内観についての描写がほとんど登場しないことです。これは摩訶不思議です。そして、メニューについてもざっくりとしか登場しません。 『ソフトドリンク、フィンランドの軽食。煮物、焼き物などの日本食、夜はアルコールも出す。味噌汁、そしてサチエの一押しであるおにぎりが、おかか、鮭、昆布、梅干しと揃っている。しかし客の注文はほとんど、ソフトドリンクとフィンランド料理ばかりだった』。 せっかくフィンランドという場に展開するのに、肝心の『フィンランド料理』の描写はほとんどありません。この点も摩訶不思議です。一方で群さんが光を当てていくのが『おにぎり』です。上記した作品冒頭の記述の中にも『おにぎり』は印象的に登場します。食堂の料理として『おにぎり』を打ち出したいサチエ、『注文をとるときは必ず、「おにぎりもいかがですか」と勧める』と、『なじみがないフィンランド人』は、『それはいったいどういうものかとたずねるので、握ったものがあればそれを見せ、ないときは説明する』ものの、注文には繋がりません。しかし、サチエはあくまで『おにぎりに固執し』ます。 『作る人が心をこめて握っているものを、国は違うとはいえわかってもらえないわけがないと信じていた』。 そんなサチエは、腐ることなく『おにぎり』を勧める日々を送っていきます。異国の地で、ある意味では日本食の一つの代表選手とも言える『おにぎり』にこだわるサチエ。彼女が生まれ育った中での父親との思い出にも繋がっていく『おにぎり』。具体的なフィンランド料理が登場しなくとも、『おにぎり』というまさかの日本食の存在が「かもめ食堂」の物語を彩っていきます。 そんな物語は、サチエがヘルシンキに「かもめ食堂」をオープンしたその後が描かれていきます。サチエの見た目から『こども一人』でやっていると見られ、『あれは「かもめ食堂」じゃなくて「こども食堂」だわ』と呼ばれ、『客数ゼロの日が延々と続』く食堂の経営。しかし、当の本人・サチエは『ヘルシンキで自分の店を持てたことがうれしく、嬉々として体を動かして』いきます。そんな物語に彩りを添えるのがフィンランド人のトンミ・ヒルトネンデスの存在です。『コンチワー。カ、モ、メ?』、『ニホンゴ、ベンキョ、チョットシマシタ。ドコデ?シミンコウザデ…』と語るトンミは『一年前、たまたま日本のアニメーションを見て興味を持ち』日本語を勉強しています。そんなトンミの夢は『ぜひお金を貯めて日本に行って、ガッチャマングッズをたくさん買いたい』という微笑ましいものです。1972年にタツノコプロが制作したSFアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」はこのレビューを読んでくださっている方の中でもどれだけの方がご存知かはわかりません。一方で「かもめ食堂」は2006年に刊行されています。フィンランドという国をわざわざ舞台とした物語に登場させるくらいですから実は彼の国でも有名な作品なのかもしれません?この作品ではトンミ=『ガッチャマン』という位に話題として登場していきます。この群さんのこだわりはどこにあるのだろう?『ガッチャマン』にあまりに執着した記述にそんな思いも抱きました。そして、物語には、あと二人、ミドリとマサコという二人の日本人が登場します。小説の登場人物として関係性は別に三人の女性が物語を主導する作品は多々あります。物語に安定感が出るのだと思いますが、この作品における三人の位置づけもとても絶妙に展開します。そんな三人が関わっていく「かもめ食堂」を舞台にしたこの作品。特に大きなことが起こるでもなくある意味淡々と記されていく物語の中に、あくまで自然体な日常を生きるサチエの生き方に魅了されていく、そんな自分に気づきました。 『自然に囲まれている人が、みな幸せになるとは限らないんじゃないかな。どこに住んでいても、どこにいてもその人次第なんですよ』。 ヘルシンキに「かもめ食堂」という名の食堂を開いた主人公のサチエ。この作品では、そんな彼女の店に集まるフィンランド人と日本人の姿が描かれていました。食堂を舞台にした作品なのに、食が目立たないこの作品。そんな中に『おにぎり』という存在に光が当たっていくこの作品。 ただただ穏やかな時間が流れる物語の中に、ほっこりとした読後感を楽しめる、そんな作品でした。

    219
    投稿日: 2023.12.16
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    一晩でいっき読み テンポが軽快でサクサク読める 『マイフィンランドルーティン』から かもめ食堂の映画を見たくなって その前に読んでおこうと思って読んだ 読んでから映画を見たけど 見ずに読んでもよかったかなー フィンランド気になる 本の方がしみじみしているかな

    2
    投稿日: 2023.11.28
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    ヘルシンキの皆街で小さなカフェを営む女性たちの話。 それぞれが複雑な過去を抱えておりそのわだかまりがストーリーが進むにつれてほぐれていくのを感じた。 心が温まる小説。 フィンランドに行ってみたい。

    3
    投稿日: 2023.11.23
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    どんどん読み進めてしまうほど、文章も分かりやすく物語も素直に進んでいきました。 こんなのあり得るの?ということも起きますが、こういうこともあるかもしれないという境目が曖昧で、実話を元にした話ですと言われたら信じてしまうかもしれません。 それくらいフィクションと日常の織り交ぜが上手な作品だと感じました。 古い作品なので、幸せの在り方がこの時代ならもっと新鮮だったかもしれません。 ☆4に届く内容でしたが、日常過ぎて盛り上がりに欠けたのと、おにぎりの扱いが最後まで…だったのが☆3になった理由です。

    1
    投稿日: 2023.11.21
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    ヘルシンキで食堂を開く、あまり普通じゃないかもしれないことが、こんなに身近なことに感じられるって不思議です。

    0
    投稿日: 2023.11.17
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    北欧フィンランドの様子が手に取るようにわかり、日本と時間の使い方が違う部分が小説からも伝わってきてただ羨ましい。 現実的ではない設定もあるがご愛嬌。 この小説に出てくる人物の取り留めのない会話ができる友達がいることが幸せと思える小説だった! またフィンランドにいきたい。

    0
    投稿日: 2023.11.15
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    ほのぼのとした展開でありながら、すーーっと飽きずに読み進められる。寝る前に読むのにちょうどよかった。

    0
    投稿日: 2023.10.28
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    フィンランドの空気感が伝わって爽やかです。登場人物それぞれの背景が少しずつ描かれますが、それぞれに結論のようなものが出て、より一層穏やかな気持ちで読めました。

    11
    投稿日: 2023.10.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    華やかな盛り付けじゃなくて良い。素朴で良いから、ちゃんとした食事を食べてもらえるような店を作りたい 書道の段を持っているからといって、書道教室では生活を成り立たせるのは難しい。お茶を習っていたからといって、簡単に師範の免除をもらえるわけではない。どの職業でも、指導する立場になるのは、生半可ではできないのだ

    0
    投稿日: 2023.10.19
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    トンミくんのキャラがいい! 「ガッチャマン」とか「ミカ・ハッキネン」とか出てきて笑った。 著者は絶対私と同世代だと感じ、調べてみたら10歳も上だった。 しかも女性。 よく「ガッチャマン」の主題歌や「ミカ・ハッキネン」のことを知っているなと感心した。 物語の方は、フィンランドを舞台にして最初は興味をそそられたが、最後まで盛り上がりに欠け、私にとっては物足りない感じがした。

    0
    投稿日: 2023.10.18
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    ☆3.8くらいかなあ。 母がこの映画を好きだったなーと思い出して読んでみた。めちゃくちゃ淡々としていてさほどヤマというヤマはなくオチも無しという感じ。 これは映像化して良かった(ともすると映像のほうが楽しめる)タイプの作品かも。 でもつまらないかというと全然そんなことはなくて、ただただ自然体のお話だった。 もっとフィンランドという国やおにぎりについて掘り下げられるのかなあと予想してたから、お話がさっぱり終わってしまいびっくり。笑 1時間無いくらいで読めるし、登場人物がドタバタ(?)しないし落ち着いて読めるので、何か読みたいけど…という手持ち無沙汰な人におすすめの一冊。 今度映画も観てみます。

    0
    投稿日: 2023.09.30
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    突然フィンランドで店を出し、たまたまフィンランド訪れた日本人と同居して、助け合いながら店を続ける中でのストーリー。異国ならではの時間の流れや悪い血を抜くとか、最後に何があるわけじゃないこのような物語をたまに読むのも良いなぁと思ったお話。

    0
    投稿日: 2023.09.25
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    おすすめ小説で検索したら出てきたので買った一冊。 フィンランドにあるかもめ食堂の日常の話。 のんびりとした話しで読みやすかった。 主人公のサチエさんは行動力があり魅力的にかんじた。 言葉があまりわからない外国に一人で行って店を出す。 すごい事だ  優しさもあり人助けもする。 だから人が自然と集まり店も繁盛するのだろう 残念なのはおにぎりが流行らない事だ ハラハラドキドキする話もいいが、こうゆうのんびりした話も必要だと感じた小説でした。

    9
    投稿日: 2023.09.24
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    かもめ食堂をとおして、フィンランドにうっとりした。大好きな作品だけれど、実際に行ったときはロケ地巡りをしようとは思わなかった。あの3人のように、自分の足を自分で運んでいきたいと思えたから!

    0
    投稿日: 2023.09.12
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    面白かった。宣伝もなくただ口コミで広がり、来る人が自分の心をそっと打ち明けたくなるかもめ食堂は素敵。 先日訪ねたヘルシンキのかもめ食堂では、梅と鮭とトナカイのおにぎりがあった。おかかはなくしてトナカイ入れたのか。あの鮭のおにぎりとシナモンロールの味を思い出した。人が握ってくれたおにぎりっておいしいよね。優しくて穏やかでユーモアもある、優しい小説。

    0
    投稿日: 2023.08.26
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    再読。人との出会いについて考える。自分と合う人と出会うために生きている、と誰かが話していたのを聞いたことがある。ひとつの結果が異なっていたら成立しなかった関係性。三人は出会うべくして、ヘルシンキという土地で出会えたんだろうな。

    0
    投稿日: 2023.08.18
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    映画があるからタイトルは知ってたけど、こんなにほっこりだとは。女性の逞しさとか強さとかすごい伝わる。シナモンロール食べてみたいなぁ。特に何が起きるわけでもなく、進んでいくけどそれが心地よいし、サチエとミドリとマサコの関係性や、コーヒータダ飲み外国人←との関係性が好きだった。

    0
    投稿日: 2023.08.13
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    この3人暮らしをずっと見ていたいくらいです。笑 大きな事件があるわけでもないのに、なぜだかまた読みたいなーって思っちゃいます。

    0
    投稿日: 2023.07.30
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    まだ見たことはないけれど、映画が有名で聞いたことがあった本でした。気負わずに、のんびりサクッと読了。 木漏れ日の窓辺で読むようなあたたかさがある本。 3人暮らしを読んだ際にも思ったけれど、群ようこさんの本は女性たちが柔らかく逞しく生きていていいなと思う。

    0
    投稿日: 2023.07.13
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    穏やかな気持ちになります 子供のようにみえるのに、内面は優しくどっしりとしたサチエの人柄が良いですね 終始おにぎりが食べたくて仕方がなくなります

    4
    投稿日: 2023.07.11
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    どこか不思議だけどほっこりする物語でした。 読んでいて楽しかったです!また、サチエさんが作る「おにぎり」が読んでいるだけで美味しそうだと感じました。

    10
    投稿日: 2023.07.10
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    未婚の女性たちが海外でイキイキとした顔で働く姿は、未婚の自分でも新しいことに飛び込んでイキイキと生きれる可能性を感じることができた。

    0
    投稿日: 2023.06.28
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    ほんわかな世界観。読んだあと優しい気持ちになれる。フィンランドに旅したくなった。 映画も観ましたが、キャストも小林聡美、片桐はいり、もたいまさことおなじみメンツで、映画も良かった。

    7
    投稿日: 2023.06.28
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    ふらっとフィンランド行ってみたくなった。 日本では色々悩みとかあって、訳ありでやってきたのに、なんだかほぐれていくのが素敵だった! あと、トンミくんがウザかわいい。

    1
    投稿日: 2023.06.26
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    穏やかな時間の流れを感じるお話。 サチエのような芯の強さに憧れる。 フィンランドに行ってみたくなる。

    1
    投稿日: 2023.06.25
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    個人的におにぎり大好きなので、サチエが丹精込めて握ったおにぎり超食べてみたい。フィンランド行きたいなあ。

    2
    投稿日: 2023.06.23
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    素敵だ。 フィンランドの空が見えるよう。 フィンランドで偶然出会った3人の女性は必然の様にこれからも一緒に暮らしていくのだろうな。 以前DVDを借りて観た時のラストシーン、小林聡美さんが振り向いて、素敵な表情で「いらっしゃい」と声をかけて、それに被せる様に井上陽水さんの歌声「クレイジーラブ」が流れる。 一瞬息を呑む様な素敵な瞬間だった。

    1
    投稿日: 2023.06.10
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    小豆島に行った時、この食堂に憧れて始めたという食堂をみつけ、題名を知りました。 8年ほど経った今ようやく手に取りました。 大きな起承転結があるわけではないですが、自分の人生に思い切った決断をした人たちの日常を垣間見るような作品です。ほっこりした気持ちになりたい人におすすめです。

    1
    投稿日: 2023.05.09
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    ゆったりとやさしい時間が流れていくような、不思議な感覚が残る物語だった。フィンランドもこんな感じで時間が流れていくのかなぁと想像したり。 普通なようで変わっている訳あり女性3人に、どこかしら自分にも共感ポイントがあって、3人がゆるく助け合って支え合って生きてく姿に好感が持てた。 映画化もしてるみたいなので、見てみたいなぁと思った。

    1
    投稿日: 2023.05.08