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やめるときも、すこやかなるときも
やめるときも、すこやかなるときも
窪美澄/集英社
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総合評価

150件)
3.8
27
61
51
5
0
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    4.2/5.0 生きているということの、嬉しさ、悲しさ、楽しさ、しんどさ…… いろんな側面がぎっしりと詰まった小説だった。

    0
    投稿日: 2026.01.09
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    想像以上にしっかりとした恋愛小説でした 誰かに寄り添うこと生きていくこと 克服すること理解すること… 人生ってとんでもなくレベルの高いゲームと 改めて感じました

    11
    投稿日: 2026.01.09
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    先月からパートナーと一緒に暮らし始めた。 一ヶ月が経ち、お互いに体調を崩した。気候の変化や仕事の忙しさ、慣れない新生活。考えられる要因はいくつもある。 けれど、ここ数年を一人で生きてきた者同士が一緒になるということは、それだけではないはずだ。相手の人生や、これまで抱えてきた背景を共に背負うこと。その「重み」が、疲れとなって身体に現れたのかもしれない。 この本を読みながら、ふとそんなことを思った。 主人公のように身体に異変が出るほど辛い過去の出来事はないけれど、誰かと生きていくことは、大なり小なり、今まで持っていなかった荷物を背負うことでもある。 「この人の分なら、背負ってもいい」と思える相手に出会えることは、きっと幸せなことなのだろう。 正直、そこまで深く考えてはいなかったけれど。この本が、そんな大切なことを教えてくれたような気がする。

    25
    投稿日: 2025.12.20
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    とあるトラウマから12月の一時、声が出なくなる、そのため企業への就職を諦め、家具職人の道に進んだ男と、父親が暴力を振るう家庭で育ち、初めて付き合った男に「結婚を意識しすぎていて重い」と言って振られ、以来彼氏が出来ていない処女の女。ともに三十二歳の二人が、仕事で出会い、惹かれ合うが、男のトラウマ、また、女が家に縛られているため、なかなか進展しない。どうにか付き合うことになったものの、一度は別れることになり、そして……という、内気な男女の内面を丁寧に追った、純愛小説。 酔っ払った末、目が覚めたら知らない女が下着姿でベッドの中にいた、という派手なシーンから始まるものの、話はおそろしく地味で、男のトラウマが明かされるのもだいぶ遅くて、少々焦れてしまった。が、まあ、そんな二人の恋愛ということでしょう。以下の女の思考に、はっとした。 「壱晴さんや真織さんのように私は頭もよくないし特別な才能なんてないし。 その言葉が浮かぶたび自分で自分を傷つけているような気がする。」 真面目に仕事をして給料を稼いで家族まで養っている人間が抱く劣等感。かっこいい仕事をしている人に対する嫉妬、羨望があり、自分なんて、と思ってしまう。世の中の大半はかっこよくない仕事で、でもそこで自分の価値を見つけている人も多くいるのに。

    0
    投稿日: 2025.08.20
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    かなりの人間不信な自分でも、一人の人とじっくり向き合いたいなぁと思わせるストーリーだった。各々の心理状況や生活環境の描写から二人の関係性を間接的に投影していく文章展開が心にしみた。

    0
    投稿日: 2025.07.09
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    過去のことに囚われて、ある時期に声が出なくなる壱晴と家族に囚われている桜子2人がひょんなことから出会う恋愛小説といえば、簡単になってしまうがそれ以上の感動があった 1人で傷ついたことを抱えるよりも2人で抱えて支え合って生きていくというメッセージに感じた 哲先生も壱晴のことを息子同然に考えていてほんとうに愛おしく感じた 自分のキャパを超える辛いことが起きたら人にすぐに言えない壱晴の気持ちも共感できてとてもよかった

    1
    投稿日: 2025.05.15
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    桜子のように、これから恋人になろうとしてる人から思い過去を長く聞かされたら誰でも混乱するだろうが、壱晴が前に進むためには誰かの存在が必要だった…というどこか冷たい恋愛小説。最後は胸が暖かくなります。

    0
    投稿日: 2025.05.05
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     最後には澄み切った空気を感じながら読み終えた。まだ著者の作品は数冊しか読んでいませんが、失礼ながら営みの情景をストレートに描く運びが潔くて読みやすい表現に好感を抱いて選定させて頂いた。  今回は最初の数行で期待通りと思ったものの、その後の展開はストレートに恋を描かれていた。互いの衝動、迷い、羞恥を次々と認知して確固たる伴侶と認めながら心の奥底にある不埒が相手を突き放す。その距離を一気に詰めたのは、長年側に居続けた存在。  本人が強く思うしがらみは小さな刺激で動きが生じて大きな変化を遂げることで急激にほどけていく。・・のかもしれない。

    14
    投稿日: 2025.04.20
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    「やめるときも、 すこやかなるときも」 タイトルに惹かれました。この言葉、良く結婚式で耳にしますよね。タイトルが全部ひらがなというのも優しさやあたたかみ、幸せそうな物語の匂いがして手に取りました。  窪美澄さん、初めて読んだけど良かった!特に女性のというより桜子の描写、妄想が、いじらしかったり、勇ましかったり、ユーモアもあって。「私のなかの暴走列車はとっくに走り出してしまっていた」「大きな獲物を前にしたハイエナみたいに奮い立つような気持ち」とか、ちょっと面白いと思いませんか?  主人公は2人で、壱晴はある事がトラウマで12月の1週間だけ声が出なくなる(記念日反応というらしい)。桜子は家族に問題があるのと、恋の仕方がわからない女性。この二人の出会いから心を通わせていくまでを描いた物語なんだけど、このある事がかなり衝撃的。壱晴の秘密は何なんだろう?その秘密を知ったとき桜子との関係は?先が気になり暴走列車のように読みつづけてしまった。話の流れで途中から何となく予想はできたけど、目の当たりにしたら、絶対に無理!これは重い、重すぎる。とてもではないけれど立ち直れそうにない。  壱晴の職業は家具職人で、椅子はその人を支えるものだから相手の事を良く知らないと良い椅子は作れない、家具は寄り添うものと壱晴は言っている。相手をよく知り、支え合い、どんな時も寄り添うということを、タイトルに込めたなのかなと思った。  壱晴は桜子からジャスミンの香りを感じていたのだけど、ジャスミンの花言葉は「幸福」「愛らしさ」「あなたについて行く」なにか意味深な感じがするのは気のせいだろうか?だって、「香りがした」ではなく「香りを感じていた」だよ。  全くのこじつけかもしれないが、主人公の名前、「壱晴」と「桜子」、ひらがなにすると「はる」と「さくら」。そう、春と桜!春といえば桜、桜といえば春。この二つは必要不可欠でペアなのだ。さらに、二人の新たなスタートを感じさせられる。  付き合い初めの初々しさとか、壱晴の事で桜子の気持ちが風船のように膨らんだり萎んだりと、喜びや切なさがじんじんと伝わってきて恥ずかしながら自分の若い頃を思い出し、恋とか恋愛っていいなぁ、若さっていいなぁ、と羨ましく思ってしまった。 次は、窪美澄さんの得意なダークサイドの作品を読んでみたいと思った

    26
    投稿日: 2025.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    桜子が壱晴に惹かれた理由はなんとなくわかるが、壱晴が桜子のどこに惹かれたのかイマイチよくわからなかった。やっぱりどこか桜子に真織を重ねているようにしか思えなかった。真織を忘れるための桜子みたいだなと思った。最後はいい感じで終わったけれど、桜子の家が心配だった。父親も桜子のことが大好きなのかも知れないが暴力をするし、母親は今度は妹に頼って暮らすつもり。妹が疲れ切ってしまいそうだと思った。

    0
    投稿日: 2025.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    丁寧なストーリー構成に好感が持てた。 ベッドで桜子さんの身体のサイズを測っていたシーンから桜子の椅子に桜子さんが座るまで、他人事ながら愛着を感じる、人間味の溢れた素敵な物語だなと思った。 桜子さんが壱晴さんを好きになる気持ちは分かったけど、壱晴さんが桜子さんを大事にしようと決めた時の気持ちがよく分からなかった。 性的接触の描写がなくなっていて感じたが、作者は人間の弱さをよく理解している人間好きな人なのかもしれない。

    0
    投稿日: 2025.02.13
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    「全部話してから始めたい」 なんのために? 過去の、自分を支配してる気持ちを整理したい? 始まらないかもしれないのに? だけど気持ちの整理は誰かに言われることでもなく、期日を決めることでもなくちゃんと自分自身と向き合って乗り越えなくちゃいけないからね 純愛小説とあるけれど一番の純愛は哲先生じゃないのかなw タイトル買いだったけど、もう少し深くても良かったかな? 結婚の誓いって多くの人は特別で、“一生に一度”と思ってするものだろうからね

    0
    投稿日: 2025.01.18
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    「やめるときも、すこやかなるときも」 結婚の誓いの言葉であることは最初は知らなかった。知ったあと、このタイトルの重み、そして結婚ということの重みが感じられる。 相手が病んでも、健やかであっても、一生添い遂げる覚悟があるのか? 盲目的になることではない。桜子のなかにも壱晴のなかにも、複雑で暗い部分がある。付き合うと決めたのは、各々の目的があり、必ずしも純愛ではない。激しい熱愛も持たなくて、会うたびに付き合い方を模索しているような恋愛模様。心の傷のかさぶたが剥がれるときは、試練が来るときである。 「やめるときも、すこやかなるときも」とは、結婚というものには、性格と習慣の調整もあれば我慢もあるが、「これから共に進みたい」という心情、そして相手に対する信頼、自分に対する信頼も要る、どれも欠かせないということ。と、読後考えた。

    0
    投稿日: 2024.12.29
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    (2023年4月14日、読み終わったのはバス停のベンチ)  壱晴が、余命幾ばくもない哲先生のもとを訪れるようになった場面から、看取った場面、桜子の家に行く場面、そしてその家での出来事、ずっと涙が止まらなかった。切実さが、必死さが、眩しくて切なくて。人の命はいつか消えるからこそ眩しい。  人の感情を貝のむき身だと例えた桜子、恋愛は傷つかずに済むものではないという解説、窪美澄らしく人間のダークサイドを書いているという解説、どれもこれも深く刺さってもう抜けそうにない。私も〇〇さん(※片思いしていた、バイト先の先輩だった方です)に、むき出しの自分を晒せるだろうか。逆に晒してもらえるだろうか。桜子の焦りも痛いほどにわかった。境遇は違うけどでも考えは痛いほどにわかる。私もそう。だけど桜子のように真っ直ぐとぶつかることが、やはり私には出来そうにない。傷つくのが怖い。平気なふりをして生きていけない。この小説に共感して泣けたことは少し誇ってもいいのかもしれない。むき身が晒されていたから、ピリリと痛かったのかもしれない。

    1
    投稿日: 2024.12.16
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    主人公2人がなんだかわからない間に惹かれ合っていてちょっとその辺がモヤモヤしたし、壱晴は飲みに行った帰りによく女性を部屋に連れ込む人みたいに書かれていたが物語の中での言動は決してチャラくはなく、どちらかというと忘れられない過去から逃れられていない人だし、 なんか「?」と思う箇所はあるにはある。 でもそれを除けば純愛もの。 2人の真摯な向き合い方が浮ついてなくて好感が持てた。

    3
    投稿日: 2024.11.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2024 本屋をぐるぐる徘徊して、ときめいた本の1冊。初めてこの著者の本を読んだけど、読みやすかった。内容はなんだかお父さんが暴力を振るう描写が多くて少しげんなり、、あとは土下座の安売り感、なんだかあまり読んでて気持ち良いものではなかった。 相手の中に忘れられない人がいる場合、それを越える人に出会わないと物事が進んでいかないよねえ〜。ふーー、恋愛って難しいねえ。

    1
    投稿日: 2024.10.22
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    いつかは必ず終わりを迎えるこの生活を、大切な人との時間を、もっともっと大切にしながら過ごしていきたい。そう思わせてくれる作品でした。 "貝のむき身みたいな自分"か〜。 26/2024

    2
    投稿日: 2024.09.26
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    訳アリの過去を持つ男性と結婚できない所謂重い女性の話。あるあるっちゃあるあるな設定だけど、どんどん読むスピードが加速していった。 お互いに好かれていくスピード感にはちょっと違和感があったけど、ハッピーエンドで良かった。

    1
    投稿日: 2024.09.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。 出てくる人たちそれぞれに思惑がちらつくのがリアリティあった。でも壱晴さんも桜子さんも、早い段階からお互いを大切な人だと思ってるのは、あれ?いつの間にそんな感じになったんだろうと、追いつけない感じは少しあった。 全体的に話の流れが早くて読みやすく、苦しい出来事もあったけど、最終的には素敵な恋愛小説だった。 師匠と壱晴さんの造る椅子に座ってみたい。

    5
    投稿日: 2024.09.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公二人の視点がから物語がすすんでいく構成。それぞれの過去や心情が読んでいくにつれてわかってきて、感情移入できる。自分的には桜子の方には共感できるところがあり、涙した。壱晴の方は、さすがに気持ちを想像することしかできないものの、大変なものを背負いながら、その切ないトラウマ経験の元となった人と似たような女性にまた惹かれていく、この男性の運命と、その人との結婚を決意することによって、過去と罪悪感と精神のカタルシスを得るという、ハッピーエンドな物語。これからの二人には、明るく幸せな未来があるはず!

    2
    投稿日: 2024.08.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶり純愛本。主人公・壱晴は高校時に恋愛し、大学受験前、彼女が交通事故で亡くなる。それから12月になると声が出なくなる。壱晴は家具職人となり結婚式で知り合った女性と一夜を共にする。数日後、仕事相手として壱晴の前に現れたのがその女性・桜子だった。この作品は、不器用ながら惹かれあう壱晴と桜子の対比が面白い。また、壱晴の悲しい過去のカタルシスがメインのテーマで、どう過去を清算するか?ラストの壱晴VS.桜子の父、桜子VS.桜子の父に全て集約された。予定調和を感じたが、2人のパワーが過去からの脱却に成功した!⑤

    37
    投稿日: 2024.08.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ドラマのような展開だが、主人公の打算的・人間的な部分もあり、どこかリアリティのある作品だと感じた。 人の想いや願いが人と人とを繋げるんだなと改めて学んだ。最後の真織はずるい!

    2
    投稿日: 2024.06.14
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    これ多分去年から少しずつ読んでた!笑 安定の女の子視点はするする読めるんだけど、男の人視点だとなかなか読めないけど、やっぱり終盤の盛り上がりはさくさく読めた! 結婚したい女性と、ある時だけ声が出なくなる、結婚する気がない男性のお話。 搾取されまくっていた桜子が、幸せになれるといいなあ。きっとなるんだろうなあ。 不穏から始まるハッピーエンドだと思います。

    1
    投稿日: 2024.06.10
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    タイトルは結婚式での誓いの言葉を彷彿とさせるものである。結婚とは、家族とは何なのかと考えたときに、登場人物の考えと自分自身の考えがあまりリンクせず、ピンと来なかった。暴力を振るう父親は最低。 主人公が、どうして桜子のことを好きになったのかよく分からなかった。大人の恋はそういうものなのか。

    1
    投稿日: 2024.04.18
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    窪美澄3作目。それはありえないでしょうと思う最終場面での「真織ちゃん」と主人公の邂逅エピソードも、よかったねと感じられてほんわり暖かな気持ちになれる。それまでのプロセスが一つ一つ積み重なって成就した、そうあってほしかったエピソードと思わせるところがこの作家の筆力なんだと思う。

    1
    投稿日: 2024.03.17
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    私の感想としては星3.6。 最初のプロポーズから、え、そうなるの?それって運命なの?とか思ってしまったけど、なんだかんだいい方向に行ったり、ちょっと成長もあったり。小説ならではかな。 美しさが垣間見える文章だった。 ただお母さんにはモヤモヤするなー。

    3
    投稿日: 2024.02.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    解説にも書かれていたが、最初から最後まで「純愛小説」だった。 どこかで、落とし穴や、読者への裏切りがあるのかと心配(期待?)しながら読んだけど、そのままテレビドラマになりそうなキレイな恋愛ものだったな。 読んでスカッとしたい、気分よくなりたい、という時にお勧めだ。

    1
    投稿日: 2024.02.23
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    ガラスのようなデリケートな関係がとても新鮮で美しい。二人にはゆっくり幸せになってほしい。 間をあけて再読を繰り返してる1冊です。

    0
    投稿日: 2024.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読了、二作目の窪美澄著。 初恋の人を高校生の頃に、目の前で亡くして以来、 その時期になると1週間ほど声が出なくなる、 家具職人の壱晴32歳。ワケありヤリチン。 子供の頃は裕福だったけれど、父が落ちぶれたことから、家庭が崩壊し、一家の大黒柱となる道を自ら選ばざるを得ないと思ってしまった、生きるのが下手な桜子32歳。処女。 そんなふたりが、歩みより、 人生を共ごすことになるまでの物語。 章ごとに語り手が変わり、 時間軸をなぞるパターンと、 進行するパターンがあり、 「あ、このターンはこっちの目線は無いのか」 と思ったり。 お話自体は面白かったし、 映画にしたら、キレイな画が取れそうだなー、 と、思ったけれど、 壱晴の声がでなくなった原因が、 引っ張りに、引っ張ったのに、 「初恋の女の子の事故死」というのが、 フィクションとして、弱いかな。と感じた。 なので、★は3つとさせていただきました。

    0
    投稿日: 2024.01.23
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    一気に引き込まれた小説。桜子のようにゆっくり物事を進めることは私にはできないが、幸せになるだろうことが分かったときはウルッときてしまった。

    0
    投稿日: 2024.01.14
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    心情描写がかっこつけていない、というか、素直というか、生々しいというか。固い決意と脆い自分とと、浮かれる自分と悩める自分が同居する。そんな矛盾してるけど、実際そう。というような2人の主人公をいつのまにか心から応援したくなってしまう物語。 言い換えると自分の家の椅子を確認してしまう話。

    1
    投稿日: 2024.01.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    彼氏がいない女友達とうまく付き合うのが難しい感じがうまく出ていると思った。人生それだけじゃないのに、恋愛も結婚も「する人」がマジョリティだからみんなの当たり前になってしまっていて、自分のペースでって思うことは難しい…。 壱晴の女友達は、理由はなんであれ不倫はどうなのかと思う。友達が不倫をしていたらまずは諌める人間でありたい。 桜子について、心的外傷の理由を知りたいって思っていたのは自分なのに、いざ打ち明けられたら無理なのは身勝手すぎる。それを受けて壱晴が、2人で松江に行こう!ってなったのにもびっくり。 最終的にはハッピーエンドに落ち着いたけど、もうこの世にいない人と競うことはできないから、壱晴は真織と桜子は完全に別の存在として扱わないといけないし、桜子は壱晴の中に真織が存在し続けることを受け入れないといけない。自分だけが愛されることは永遠にないと知った上で一緒に生きていくことは、想像するだけでもとてもつらい。私は耐えられそうにない…。 恋愛って本当につらい。でもつらくない恋愛は、相手のことに別に興味がないような関係は、恋愛とは言わないんだよな…。 p430 結婚ってこういうものかとふと思う。誰かにとって大事な誰かを、誰かに大事にしてほしいと思う気持ち。 捻くれたことを言ってきたけど、人が結婚して家族になることは奇跡のようなことだと思う。

    0
    投稿日: 2024.01.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    このご本は結婚する前にみんな読んだほうがいい。 でも結婚してるかたにも読んでほしい。。 わたしは本って経験不足なところや考えの至らないところを補填してくれるものだと感じているんだけど、このご本はまさにそう。 結婚ってこんなに大変なことで、こんなに責任のあることなんだな、って考えの至らないところに気づかせてくれて、結婚してくれた旦那さんに感謝の気持ちと愛おしい気持ちがさらに強くなった。 最初は気軽な気持ちでしたらいいよ結婚みたいにさ、って結婚を軽く見てた壱晴が変わっていく様が印象的だった。 真織の話の部分を読んでる時、壱晴はこんなに真織に心が囚われているのに、これから壱晴と桜子はどうなってしまうんだろうと終盤までずっとハラハラした。 桜子が壱晴にこだわる理由はわかったけれど、 壱晴が桜子にこだわる理由がわからなかったので これから解説とみなさんの感想を読むのを楽しみにしています!

    3
    投稿日: 2023.10.19
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    「やめるときも、すこやかなるときも」結婚式の常套句だ。だからこういう物語なのかなって思い込みが頭のどこかにあった。過去におっきな傷を負った二人が距離を測りながら、恐る恐る近づいていく物語だった。自分の中にある忘れたい過去。っていうのは大なり小なり誰にもある話なんだけど、窪さんはそういう誰にもある話を物語に織り込むのがうまい。人間不信の野良猫が保護されて懐くと例えるのは下手くそかもしれないけれど、印象としてはそんな感じ。

    1
    投稿日: 2023.10.01
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    まず、自分の心に刺さり、惹き込まれ、2日で読了してしまいました。 壱晴ほどじゃないにしても、誰しも心の中に負の記憶・トラウマを抱えて生きている。その自分の暗の部分を大切な人にどれだけさらけ出すか、はたまた隠して生きていくのが良いのか考えさせる物語でした。

    0
    投稿日: 2023.09.27
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    解説が山本文緒さんだった 純愛を描いてあるとの文が印象的 過去に遡って嫉妬することあるよなぁ もうこの世にいない人には勝てないって言うよなぁ などと思いながら読んだ それにしても家族に何度も手をあげて酒に逃げて終いには「俺も苦しかったんだ」と宣うオヤジはサイテー 生まれた境遇とか、親ガチャとか 悶々ともがきながら苦しさも抱えて隠して生きてる皆んなえらいよね

    0
    投稿日: 2023.09.26
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    どうしてそこまで壱晴が桜子に惹かれるのかよく分からなかった。急にめっちゃ好きになるじゃん…とちょっと読みながら冷めてしまった部分があるのが残念。 恵まれた環境で生きてきた壱晴と、抱えるものが大きく自立して生きざるを得ない真織が、それぞれの境遇の差をどうしようもなく意識しながらも、希望を持って惹かれあっていく部分が良かった。 壱晴が過度に同情的になっていたり、差し伸べられる手に対して真織が過度に拒絶的だったりしたらまた流れは変わっていたとおもう 生まれ育った環境は違えど、何か合うものがあったらこそぴったりお互いにハマったんじゃないかな。ここら辺はロマンチックな青春でワクワクした。 桜子のお父さんも逃避的に酒に溺れ、暴力を振るう状態になってしまう前には、娘たちのことを宝物のように育てようと思って生きてきたと考えると本当に切ないな。自分の不甲斐なさが辛くて仕方ないだろうな。 桜子が、「確かに自分は愛された時間があった」と思えて良かった。桃子も、桜子の母も、どうしようもない父のそばにいる選択をしていて、これが家族というものなのかなと。完璧に愛することも完璧に憎むこともできない。どうしようもなさを感じながらも、その人の全ての側面のそばにいることを選択する。そういうものなのかな 椅子の話がすごく良くて、 オーダーメイドの椅子が欲しくなった!

    1
    投稿日: 2023.09.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    若い頃は、恋愛がキラキラしてこの上なく楽しいもの!という認識だったけれど、今冷静になって振り返ってみるとそれ以上に疲弊し面倒くさかったなと思う、だけど生涯を共にする伴侶を探し出すための人間のサガとして恋愛に引き込まれていくとかなぁというようなことを考えながら読んだ作品でした。 正直ストーリー設定は少女漫画にロマンチックに描かれすぎ感はありましたが、逆に恋愛における打算的な損得感情を描いた上での男女のやりとりも描かれていて、良くも悪くもちぐはぐな感じが虚構と現実のバランスがとれていたようにも思います。 壱晴の過去に何があったのか気になったので、ページを進める手も進みました。 ただ、お互いの視点を交互に描いていたにも関わらず、壱晴が桜子の魅力をどこに感じたのかが個人的には伝わらず、その割に突然情熱を見せ始めたりがとても違和感がありました。 1番良かったのは、桜子のお父さんが終盤感情を吐露した部分で思わず涙… ちょっとだけ大人な恋愛小説を読みたい人に読みやすくちょうどいいかもしれません。 3.5

    1
    投稿日: 2023.08.26
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    自分の中でめちゃくちゃトラウマ、っていうものがないから完全に共感できるわけではないけど、すごくよかった。松江行ってみたいな

    1
    投稿日: 2023.08.21
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    影を抱えて生きるということ、をテーマにした恋愛小説です。前半はよく似たような文章が続きますが、中盤からは展開もあり読みやすくなりました。書影もタイトルも、内容とぴったりです。本作のように綺麗に問題が解決する人ばかりではないですが、折り合いをつけて痛みとの距離感を知っていく事は、とても大切かもしれません。

    2
    投稿日: 2023.08.15
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    毎年同じ時期に声が出なくなる家具職人の男性と家の事情に悩まされている女性の物語 ドラマを見ていたので内容は大体知っていたけど、文章で読むと登場人物たちの心境がよりわかりやすいので納得感がある ただどうしても読んでいる時のイメージはドラマの役者さんに引っ張られる 須藤壱晴が藤ヶ谷太輔、本橋桜子が奈緒なのはいいとして 哲宣誓が火野正平だと白髪がどうのという描写で齟齬が出てくるw ただ、あのしわがれた低い声のイメージはバッチリなんですけどね 窪美澄さんなのに性的な描写がない ドラマだから省いたのかと思ってたけど、原作にもなかったのですねぇ その辺は解説で山本文緒さんも言及しているけど 性描写がないだけで新境地というのも言い過ぎではなかろうか?

    3
    投稿日: 2023.08.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なかなかストレートな純愛小説でした。 純愛小説ってあんまり読まなかったので、半分くらいまで、なんか大どんでん返しとかあるのかと思って、余計なことばかり考えてしまった。 30歳すぎて、実家暮らしで、男性経験がほとんどない桜子と、同じく30過ぎて、過去に辛い経験を抱え、結婚するつもりがない家具職人の壱晴。二人が出会って、色々とかけひき?らしきことがあって、互いを知り合っていく過程が描かれている。 二人ともかなり変な人だし、全然うまくいきそうにないところが、この小説の醍醐味かな。あと、家具を作る仕事が丁寧に描かれていて興味深かった。

    9
    投稿日: 2023.07.20
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    確かに病んでる同士とピュア恋もの、、 人の死に触れる、死への解像度の高さが、ある意味心地よいなぁと思う みんな自分の傷を抱えてそれぞれの人生を生きているはずだ。-そこまで考えて、私はまた思うのだ。ある時期声が出ないというほどの症状があらわれる心的外傷を負った壱春さんと言う人に、私が出会ってしまった意味のようなものを

    4
    投稿日: 2023.07.17
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    大人の恋愛小説。 色々こじらせた2人の物語だけど、純粋な愛だけはちゃんと伝わってきて、想いあってる感じもすごくよかった! やめるときも、すこやかなるときも、 どんなときもそばに居たいと思える人に出会えるって奇跡だなーとつくづく思いました。

    5
    投稿日: 2023.07.13
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    やっと読めました 3年前に50ページ読んでやめちゃった作品です。 けど読み終えて、久しぶりに優しい気持ちになれた 切なくもあり、未練もありの複雑な感じ、でもそれが整う日が来るんだ…

    11
    投稿日: 2023.05.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    展開が想像できる。途中から同じような内容がダラダラとあって中弛みした。 相手の重荷を一緒に抱え切れるほど大人じゃない自分がちっぽけに感じた。

    3
    投稿日: 2023.05.10
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    主人公2人の関係性がどのように進展していくのか、ワクワクしながら本作を楽しむことが出来たと思います。特に各章の終わりが、これから先の展開を予感させるような引きがあって、思わず作品にのめり込んでしまいました。 本作は家具職人である壱春と、制作会社に勤める桜子の2人が主人公の物語。2人はそれぞれに大きな問題を抱えているのですが、ひょんなことから一夜を共にしてしまい…というような導入。 好き嫌いは別れるとは思うのですが、個人的にはこの2人のキャラが刺さりました。壱春の持つ弱さとか、桜子の突拍子もない無鉄砲な感じとか、応援したくなるような純真さが感じられ、凄く心が洗われるようでした。 この作品は大人っぽい関係性を匂わせながらも、大人のピュアな恋愛を描いており、凄く爽やかな印象を受けた作品だったように思います。

    28
    投稿日: 2023.04.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    壱晴も桜子も優しくてとても繊細だ。 (それがいいとか、悪いとかではなく) もし自分が桜子だったとしても、きっとここまで重く受け止めないだろうなぁと思いつつ、あの旅行は想像するだけでしんどかった。 壱晴がペラペラ思い出話をしたとしても、無言で風景を見てるだけだとしても、どちらもしんどい。そんな壱晴を見る桜子の方がよっぽどしんどい。 がんばれ桜子、がんばれ!って何度も思った。 出会って数ヶ月でこんなにも心から相手を想うことって奇跡のようにも思えるけど、ありふれてるようにも思える。そうそう、恋愛ってこんな感じ。 二人が戸惑いながらも相手のことを妙に理解できているところが、読み進める中での希望だった。 最後は丸く収まりすぎ?な感じがしなくもなかったけれど、いつかの未来に、 あの椅子に座り あの机に触れる桜子のお父さんの姿が見えた気がした。

    7
    投稿日: 2023.03.23
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    評価としては星3.5かな。 最初の導入から話の展開がなかなか進まなくてもどかしかったが、壱晴の抱えている問題が明かされてからはすごく夢中になっておもしろかった。 壱晴と桜子が交互に語る構成もよかった。 2人は互いに必要な存在だと感じた。 お互いに助け合っているところがよかった。

    0
    投稿日: 2023.03.12
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    ベストオブベストオブベスト。 官能的な話しが印象強い窪美澄さんの純愛小説。 過去を悔やみ現在を見直し、大事なものはなんだったのか、そんな話し。 結構青臭いかもしれないけど、こんなピュアな話って今読むべきかも。 窪美澄さん大好きです。

    3
    投稿日: 2023.03.04
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    とにかく表紙が綺麗で手に取った作品。 (最近そういうきっかけが多い気がする…笑) 「やめるときも、すこやかなるときも……」 とても印象的な誓いの言葉。 これを実際に聞くときには、"病める時"のことはあまり意識していないよなぁと、実体験として思うのだけれど、壱晴と桜子のふたりはむしろ"病める時"と真剣に向き合っている。 結婚って、家族になるって、本当にシビアなものだと思う。 良いところだけ見てもらえたら、見続けることができたら、どれだけいいだろう…なんて。 俯瞰的に見たらよくある恋愛小説だけれど、飽きることなく読むことができた。 恋愛小説の中にも家庭問題が描かれているからかな。 でも個人的には桜子の父親の問題が、最終的にはこんなにあっさりと解決するものだろうかと引っかかってしまった。「不甲斐ない自分が恥ずかしくて酒に逃げてしまうんだ!暴力もあるけどそれは家族を愛している裏返しなんだ!だから許して!」なんて話になるわけがない。愛されていた時も確かにあるとか、そんなことを言っているうちはまだ呪縛から解けていないなと思ってしまう私は、心が狭いのかな。

    7
    投稿日: 2023.02.28
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    この物語はよくある恋愛小説と一線を画す、と感じる部分はどこにあるんだろうと考えてしまいました あたたかかったです

    2
    投稿日: 2023.02.13
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    女のためのR-18文学賞大賞受賞者の著者。 大好きな豊島ミホさんと同じ賞を受賞してる方。 ずっと気になっていたのですが、 なかなか手が出ず、積読本からパッと手に取りました。 家具職人の壱晴は、 毎年12月の数日間、声がでなくなる。 会社員の桜子は、実家の家計を支え、恋愛は程遠い。 そんな二人が、偶然出会い、一夜を過ごす… 後日、仕事相手として再会する。 なんというか… 家庭、親は選べないし、 子ども時代の環境は、抜け出すことができない。 この前、会社の人と飲みに行きましたが、 「みんな大なり小なり抱えてるんだよ、  言わないだけで」 と言っていたのが印象的でした。 この二人も、とても不器用で、 純粋とは呼べないぐらいの年齢は重ねて、 打算も入って、だけど嘘のつけない素直さがあって。 途中で、胸が痛くなるけど、 ああ、恋したいなあ、 自分の好きを通したいなあ、と思いました。 過去は変えられないから。 過去を理由にせず、 少しずつでも明日に目を向けるようにしていく。 ちゃんと向き合うって、とても怖い。 勇気がいる。 読み終わって、ブックカバーを外して表紙を見て。 何とも言えない気持ちになりました。 胸がいっぱいになるというか。 読書後のこの瞬間、本当に好きです。

    4
    投稿日: 2023.01.29
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    山本文緒さんの『自転しながら公転する』を読了。 この人の恋愛もの読んでみて改めて気づく。 女性の話はなんか苦手。 僕は男だけど突き刺さってくる感じが苦手。 この人の作風か? 人生色々あるね。 という感じのお話でした。

    1
    投稿日: 2023.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    過去に目の前で大切な人を失った壱晴。 その次の年からその時期になると声がでなくなる 恋愛経験が乏しく、結婚願望だけは強い桜子。 桜子の収入で家庭を支えてる そんな2人が出会い恋していく話。 背景は暗いが、桜子の反応のしかたなど本当にりある。真織のことも簡単に受け止めないところが 現実的で、良かった。簡単に受け止めなただ寄り添うようじゃ出来すぎてるから。 ただ最初は夢中で読めていたが徐々に平坦に感じてしまい読むスピードが落ちた。 窪さんの本は本当に夢中読みが刺激多いので 今回は平坦に感じたのかもしれない。

    2
    投稿日: 2023.01.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初の窪作品。ストーリーの持っていき方や、同じことを少し違った角度や言い回しで伝えて、壱晴の気持ちをリアルに伝えるところなど、こんな表現が存在するのか、と、大学時代米文学を読んだ時の気持ちを、再び味わうことができた。 とはいえ、壱晴にしろ桜子にしろ、相手に何かを変えてほしいと願う気持ちが強いように感じた。そこがマイナス2つ星のポイント。誰かに変えてもらいたい、若しくは誰かを変えたいと思う人間は、他力本願な気がする。まず自分を自分で変えていかないと、他人は変わらない。そう思っている。 最後、無事に二人は結ばれはしたが、壱晴はまだしも桜子は、これでいいのか?と思うような結ばれ方だった気がする。どこまでも真織の存在が桜子を苦しめるし、父親との関係が真織ほどではないが良好にならぬまま終わってしまった。無理くり丸く収めるよりも、この終わり方がしっくりくる気もするが。 他の作品も、ぜひ読んでみたい。

    2
    投稿日: 2022.12.31
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    背景がすごく重かったけど最後は幸せになれてよかった。 記念日反応なんてあるんだなぁと初めて知った。 大切な人が目の前で事故に遭ってしまったら毎年その日は声が出なくなる…こんなことがあるのかと。 また桜子は虐待を受けながら日々家にお金を入れ頑張っていてお互い相当苦労してきたんだなと思った。 そんな2人が結ばれてよかったし、幸せになってほしいと思った。

    3
    投稿日: 2022.12.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    桜子と壱晴が結ばれて安心はしたが、桜子の家族には終始イライラ…。家族に関してはもう少しスッキリした結末にして欲しかった。

    2
    投稿日: 2022.12.03
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    よくある話だったかも… 壱春と真織の過去について、もっとドラマ性を期待してしまった。 自転車での交通事故はずっと伏線があったので、引っ張ったわりにはまあそうだよな…という印象…

    2
    投稿日: 2022.11.07
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    椅子作りというモチーフがあまり効果的に使われていない感じはしたが、高校時代のトラウマを持つ男と、家庭との関係に悩む女の恋愛小説としてとてもよくできていた。 恋愛小説は女性作家が書いたものの方が面白いと常々思っているが、これもまたその説を裏付けするものだった。 とくに、男性の心情の描き方が秀逸。

    1
    投稿日: 2022.10.15
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    それぞれが持つ心の傷や痛みに胸が苦しくなるけれど、それ以上に人の温かさや相手を想うことの尊さを堪能できた。

    1
    投稿日: 2022.10.14
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    俯瞰してみると、ままある展開のラブストーリーで、細部をみると、人の卑しさとか稚さみたいな断片で積み重ねられた稀有なラブストーリー。

    13
    投稿日: 2022.10.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    優しい恋愛小説。 壱晴(いちはる)と桜子、2人の視点で交互に語られて話が進む。 いい知り合い方とは言えない感じだけど、その後仕事相手として再会する。お互い理想の相手ではないのに『結婚相手』と意識した理由はなんだろうと思ったけど、よく言う『結婚するならこの人、と出会った頃に思った』のですね。 結婚するというのは、誰かの大事な人をその相手に託すということ。父親が娘を、親友が親友を。幸せになることを願って。 壱晴の声が出なくなった理由が、衝撃的過ぎてショックだった。これはつらいだろうな。伝えるのも伝えられるのもつらい。 乗り越えた壱晴と桜子が幸せでありますように。

    3
    投稿日: 2022.09.10
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    自分でも深さに気づいていない傷や、 鎖といる時間があまりに長かったりすると、 その問題と向き合うこと自体に心が折れて 言語化できないよな〜としみじみ。。 重い問題を抱える2人がどうやって交わるんだろう、 と思っていたけど、 お互いの型にはめようすることなく、 待つ時間や距離感を大切にしながら、 尊重していく過程がよかった。 窪さんの小説に出てくるみなさんは、 生きている、という感じがする。

    3
    投稿日: 2022.08.27
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    非モテ女として柔らかいナイフで刺されながら読み進めていたが、なかなか重いバックボーン。 話の流れや結末はある程度想像がつくけど先が気になりながら読み進めた。 自分には背負う覚悟があるのか、 自問するもまだ答えが出せない未熟者。

    1
    投稿日: 2022.08.09
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    純愛小説や、恋愛小説と書かれている事が多いが、私にとっては、人の生死に関することを描かれていた印象が強く、そこがとてもグッときた。

    2
    投稿日: 2022.07.31
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    図書館で借りて読んだ。 内容はともかくとして、まず、筆者の文体が好き。ストーリーは無理やりっぽいところもあるが、主人公の壱晴が魅力的。私も若い頃だったらこういう男性がタイプだったと思う。でも実際いたらどうだ。要注意人物。絶対付き合ったりはしない。桜子がうぶすぎて心配。ラストはハッピーエンドで、幸せな未来を予感する終わり方だが、この先、絶対うまくいかなくだろうな、と老婆心ながら思う

    1
    投稿日: 2022.06.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    真織という名前、気に入った。 目の前で大切な人が轢かれて死ぬなんて、想像もできない。 いつまでも忘れることは無いだろうし、忘れてはならないことだけど、桜子のことちゃんと幸せにしてくれる気がする。 DV父とそれをどうにもしない母親、子どもに経済面で頼るなんて考えられない。 家庭環境はどうすることもできないんだよね。 家に呼んだ桜子が不思議だった。

    2
    投稿日: 2022.05.05
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    「やめるときも、すこやかなるときも」 1.購読動機 タイトルです。 こころを落ち着かせることができそうな、良いエンドロールを予感したからです。 結論は、、、 ぜひ、手にとってみてください。 2.主人公 建築学科を卒業するも、大手の建築会社はイメージできない男性です。 展示会で出会えた木工椅子に惹かれて、その工場に弟子入りをします。 短大を卒業するも、就職は難しく、なんとか就職できた中小の印刷会社で働く女性です。 ふたりは、知人の結婚式で出会い、仕事を通じて再会します。 3.内容 「気になる存在。 好きかはわからないが気になる存在。 だから、なんとかして、窮地から救い出したい。」 恋愛よりも、まず、ひととして関係の模索が始まります。 「相手がどう想ってくれるのか?も大切ですが、  私がどうしたいのか?」 その心が壊れ、再生していく描写は、強く美しいです。 4.読み終えて 愛するという言葉は、主語がわたしです。 そう、わたしはどうしたいのか?、どう生きたいのか? 突きつけられました。

    27
    投稿日: 2022.04.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「一人の人間を支えていくことの大変さなんてぜんぜんわかっていなかった」 ほんとに、支えていくのって簡単じゃないですよね。支えようと思うからいけないのかもしれないけれど。お互いに寄り添えるといいのかもしれません。 恋愛は甘いことだけじゃない。打算もある。逃げもある。でもどこかにときめきがある。それを抱えていいと思える相手に会えたらいいなあと思います。 壱晴さんは実在したら惹かれてしまうでしょうね。自分じゃだめだと思い知りそうで、そこがまた魅力に感じてしまう気がします。

    2
    投稿日: 2022.03.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    非リアの主人公桜子にとてつもなく共感(笑)生きるということ、その道中で出会う嬉しいこと悲しいこと。一つ一つをそっと手にとるような作品。記念日反応という単語が印象的だった。

    1
    投稿日: 2022.03.14
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    純愛小説である。 過去に愛した人を失ったトラウマに悩む男性と、あまりに生真面目で恋愛に疎い女性が出会い、互いになくてはならない相手であり、共に生きていきたいと思うようになる。 それぞれの心の葛藤を男性側と女性側の二つの視点で表現する。 単なる甘い恋愛小説ではなく、その時々の心情や細かな機微を多彩な言葉で表現し、文学として昇華している。

    1
    投稿日: 2022.03.11
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    本をあまり読んだことない私にはあまり向いていない本だった。内容は分かりやすくて面白い。1年かけて様々な本を沢山熟読した後、またもう一度この本を読みたい。きっと窪さんの表現力、文章力に驚き色々発見する事が出来るはずだ。

    0
    投稿日: 2022.02.15
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    恋愛小説って今までたくさん執筆されていると思うけど、これは「恋愛」というより「愛」に関する物語なのではないかな。 どんな人にも必ず「愛」が存在している。やめるときも、すこやかなるときも。 内容は少し重め。でも、結末は素敵。後半すこし涙が出ました。

    0
    投稿日: 2022.02.07
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    裏表紙のあらすじを読んで、登場人物の二人が抱えているものを知りたくなり手に取りました。 そして本書は、窪さん他の小説より、純粋な恋愛小説でした。 物語自体も私は好きでしたが、何よりも筆者の言葉の表現がとても気に入り、より物語に引き込まれました。 相手とと一緒になるということは、 他人が抱えてきたことも幾分か受け止めて生きていくということ。自分も幾分かさらけ出す勇気が持てるかということ。その覚悟が自分にできるのか。 まだ自分も結婚していないけど、そういう年代であることは事実であるからこそ、より一層深く考えさせられました。 物語ももちろんですが、「好きな表現」も見つけながら読んでみるとすごく楽しめる小説なのではないかと思います。

    2
    投稿日: 2022.02.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    じわっとしみる小説だった。 相手を知ること、知りたいと思うこと、自分をさらけ出すことの難しさ。 心の揺れ、男と女の行動、考え方の差、すれ違い、もどかしい二人。 しみるワード、文章が結構あった。 ・「貝のむき身」 ・「その人が目の前にはいないのにその人のことを思い出して記憶を反芻する行為は、もうすでにその人が自分のどこかに住み着いてしまったことと同じなんじゃないだろうか。好きとか嫌いとか、はっきりとした感情がなくても。」 ・「ー好きという気持ちには少なからず不純物が混じっていることを、僕は知っている」等々。

    2
    投稿日: 2022.01.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    たとえ血が繋がっていても家族として一緒に暮らしていくことの難しさ。 どんなに身近な相手で、相手の気持ちをしりたいと思っても本当には分かることなんてできないもどかしさ。 それぞれが幸せな人生を歩んでいれば抱える事のない事が沢山あって、それがわかり合えない大きな壁になっていく。 壱晴と桜子がお互いを寄りかかれる相手だと察して、お互いに人に見せたくない部分から見せに行く流れは色々と強引に感じるけど、なんとなく惹かれるって意外とこういうもんなのかなーと思ったり。 窪美澄さんにしては2人が惹かれ合う猫写があっさりしてた様には感じた。 最後の桜子のお母さんの猫写や、最後に真織が手に入れる事の出来なかった幸せと自分の境遇(幸も不幸も)を重ね合わせて涙するシーンにぐっときた。

    1
    投稿日: 2022.01.05
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    主人公は家具職人です。 朝起きたら下着姿の女性が隣で寝ていました。 習慣で指で採寸します。 女性はパーティーで出会って、泥酔して主人公のところに泊まったのですが、30過ぎて処女を捨てられない女性です。 もう会うこともないはずだったのですが仕事で再び出会ってしまいます。 主人公は高校の時恋人をなくしてそれがずっと引きずってしまっていました。 偶然再会した女性と付き合うことになり昔の傷を引きずっていきながら彼女と向き合って行きます。 タイトルがぴったりな小説でした。 なかなか面白かったです。

    0
    投稿日: 2021.12.21
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    読み進めながら三浦しをんさんの『ののはな通信』、辻村深月さんの『傲慢と善良』を連想した。この連想が似ているとかそういう単純な意味ではないことは、読書に慣れているかたにはわかっていただけるとおもう。本書が気に入ったかたには上記した2冊を、同じようにそのどちらかを気に入っているかたには他の2冊をおすすめできるかもしれない。ひさしぶりに読んだ窪美澄さんの作品が本書になったのは偶然だが、こころが少しでもあたたまるような小説を読みたかったからこれにして良かった。やわらかい題名に、懐が深くユーモアさえある一冊だった。

    1
    投稿日: 2021.09.12
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    私にとって、窪美澄さんの作品はその描写の美しさと人の心をそのままに描いていて、読んでいて苦しいのに、読み終えると目に映るものの色彩が濃くなるような、そんな作品です。 本当は目を背けたい感情を突きつけられて辛いのに引き込まれていく。主人公の二人があらゆる想いを感情を苦しみながらも受け止めていく姿を、人間らしさ、なんて横暴な言い方かもしれないけど、そんなものを改めて愛おしく思いました。 作中の人物はそれぞれが抱えているものがある。人間ってなんて複雑で、他人を受け入れて抱きしめることがいかに難しくて、でもそれがどれほどに尊く目に映る世界を変えるものかを改めて感じました。

    2
    投稿日: 2021.09.05
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    初恋の淡く切なく残酷な傷と2人で向き合い、未来を生きようとするその過程にとても引き込まれる。 なぜお互いがこの人を選んだのか、の部分の描写があまり無く、あっという間にかけがえのない存在になっているところだけ違和感。

    0
    投稿日: 2021.08.30
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    人を信じること、愛すること。 それがとても自然に書かれています。美しい、とも言えます。 背景には椅子を作り続ける職人のこだわり、生き方が出てきます。 ある意味、芸術家でもある職人さんは、最初はどうしても食べていけません。 その葛藤、ひとつの作品へのこだわり。 そして抱える過去。 自分に置き換えて、もしそのような過去があったなら。 小説ではなくて、現実だったら、と立ち止まって考えてみると怖いです。 考えてしまいます。 なぜここまで美しく、清らかに描かれれているのか。 最後まで読んでわかりました。 取材協力に「家具デザイン研究所、ARTCRAFT、…氏に大変お世話になりました」とあります。 背景となる世界をよく取材されているからこそできた作品であると思います。 +++ あまりによかったので、ドラマも観てみようと、探してみました。ドラマ化されていますね。配役を見て躊躇せざるを得ませんでした。家具職人の生きざまを理解して演じることを期待できるような配役には到底思えません。

    19
    投稿日: 2021.08.05
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    人間の欠けてる部分をきちんと描きながらも救いあげる人だなぁ、と やめるときだけでもなく、すこやかなるときも

    1
    投稿日: 2021.08.02
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    心の機微が繊細に描かれていて世界に飲み込まれた。 喉に引っかかる魚の骨みたいなモヤモヤを抱えて苦しい気持ちとか小さな喜びで幸せいっぱにいなる感じとか。 人が抱える弱さを受け入れて一緒に生きていく大変さとそれでも人と一緒に生きていきたい想いを感じた。

    2
    投稿日: 2021.07.24
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    高校時代に恋人を失ったことがトラウマになっている家具職人の壱晴と、事業に失敗した父と家族を養うため日々働く、恋を知らない女性、桜子。 お互いが惹かれ合うまでがちょっと唐突?と思ったけど、その後の描写が丁寧で繊細でよかった。 哲先生もだし、それぞれの家族も味があってすき。 “結婚ってこういうものかとふと思う。誰かにとって大事な誰かを、誰かに大事にしてほしいと思う気持ち。” それぞれが今までの人生で抱えてきた痛みを、受け容れることは難しい。それでも、その人ごと抱きしめて、生きていきたい、と思うこと。

    1
    投稿日: 2021.07.17
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    小説を読むのは、すごく久しぶり。 面白かったかときかれたら、そうでもない。 さらーっと、ストーリーを知るために 途中読み飛ばしを少しして、 読み進めた感じだ。 声が出ない理由、もったいぶらないで早く教えなさいよって思いながら。 私はもっと自分を大切にしたかったと後悔している。 だから、桜子が32歳で未経験であることが、羨ましくさえ思える。けれどこれは、夫と出会いしあわせな今だから言えることだ。 小説は心の整理とアウトプットができることに気づいた。実用書ばかり読んでいたので、読書はインプットだと思っていたので、面白い発見だ。 自分の悩み苦しんでいた独身時代と、 夫と出会った幸せを、桜子に重ね、 大学に行かせてくれた両親に感謝した。

    0
    投稿日: 2021.07.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小説としてはたぶん微妙。そこまで引きずっていたのに、なんで桜子にそんな特別な感情を抱いたのかぜんぜん解らない。だけど、その特別な感情の描写は惹かれるところもあったし、テーマ的に今のわたしが読みたかった感じではあった。 すきなひとが生きて目の前に存在している事の感動とか。記憶を反芻する事で自分の中にそのひとが住み着いていると感じたりとか。相手に向き合い、相手を知り、自分を伝え、共に生きようと思う決意とか。 結婚ってこういうものかとふと思う。誰かにとって大切な誰かを、誰かに大事にしてほしいと思う気持ち。それを伝えて始まる。 わたしには無理なのかもしれない、と思ってしまうよね。そんな事がわたしにあるはずがないんだ、って。

    0
    投稿日: 2021.06.11
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    結構分厚いな読み終えるの結構時間かかるかな…って思ってたけど、壱晴の過去が徐々に絡まっていったら読む手が止まらず、一瞬で読み終えてしまった。 自分は本を読んで、読書感想文みたいな感想は書けないし、なかなか小説を読んでこういうことを学びましたっていう感じ取り方も出来ない。 この本を読んでやっぱり自分は何かを学ぶということは出来なかった。でも、この本は面白かったっていうことは言える。 恋愛というものと縁遠い私で、なかなか桜子の気持ちを汲むことは難しかったが、共に生きるっていうことは、相手の抱えているものを分け合って、お互いの生活を豊かに、この社会を生きやすくするためにするものだなってより強く思った。

    1
    投稿日: 2021.05.21
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    窪 美澄さんの作品はいつも短時間で一気に読める物が多いのですが、この作品に関しては数日間の時間を要しました。 共に欠けた部分を持つ壱晴と桜子。 距離感を計りながら少しずつ歩み寄って行く二人。 人の心の奥深くに秘めた繊細さが丁寧に描写されています。 派手な起伏こそありませんが、人の持つ、温かさ、弱さ、ずるさ、放漫さ、など様々な感情が表現されており、他者と生きる事の難しさと共にエールも感じた読後感の良い作品でした。

    1
    投稿日: 2021.05.20
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    コミュニケーションの大切さ、タイミングと大人であることの大切さ、とてもよくわかった。話すことしかないんだな、たくさん話していこう。

    2
    投稿日: 2021.05.16
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    胸きゅん純愛小説で本当に読みやすかったし世界観に入り込める作品。 人の死と向き合いながらも支え合って求め合う2人に幸せになって欲しいと心から感じられました。 何回でも読める本に認定です。

    4
    投稿日: 2021.05.13
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    毎年12月になると一週間声がでなくなる男と30代処女の女のお話でした 男の語り女の語りで物語は進んでいった 声がでない理由が本人にもわかっているようだがそれが語られずもやもやしていたけれど二人の展開に目が離せずその世界に引き込まれていった なのであの椅子にも触れてみたいと思いました

    6
    投稿日: 2021.05.12
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    たとえばそれがお互いの間にある溝だったり壁だったり、関係を築くなかで障害になるものを取っ払うには、ありきたりのことだけど"話す"しかないんだと思った。 あとはそれを相手が受け止められるかどうかで、まずは話さないと何も始まらない。 言葉にする大切さを感じたお話でした。

    0
    投稿日: 2021.05.05
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    重い過去を背負った家具職人と、恋愛経験がない家族に問題がある女性の物語。 途中までは重く暗い話が続き、この人たち幸せになれるのか…?と不安になりながら読んでいましたが、最終的には心に整理をつけることができて良かった。 前向きに突き進んで生きていく、というよりはもがき模索しながら生きていくのが、もどかしくもリアルな印象でした。

    0
    投稿日: 2021.04.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分の傷を知ってもらいたい人と、そして、知りたいと思う人と人生を歩みたいと思うし、それが少なからず痛みを伴うことも実感した。 この年齢で誰かと恋愛をしようと思うと、過去になにもなかった人のほうが少ないわけで、中には目を背けたくなるようなことがあったり、真織ちゃんと桜子のように、相手にとっては深刻な記憶でも、嫉妬の対象となったり。いろんな感情が渦巻いてどうしようもない気持ちは、聞き分けの良い大人になっても忘れなくても良いかも、と思った。 内容も確認せずタイトルを見て即座に買ってしまった本だけど、職人さんが主人公の本が大好きなので、それも偶然で嬉しかった。 哲先生の「あの人だけを休ませる椅子を作りたかった。あの人がそこに座って、少し休んで、また、立ち上がるための」で涙出た。 結婚を控えたタイミングで目についたタイトルだったので買ってみたけれど、読んでよかった。 真織ちゃんとの別れの真相に迫るにつれて、どんどん憂鬱な気分になっていったけど、そのわりには、(言い方悪いけど)よくあるドラマみたいな展開だったので、そこだけは少し拍子抜けしてしまった。

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    投稿日: 2021.03.27
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    細かな心情がリアルで良かった。 はじめて恋愛した時こんなだったな〜 出てくる人思いやりにあふれていて 温かい気持ちになりました

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    投稿日: 2021.03.06
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    他の人には分からない、心の奥にある、つっかえているもの。それを吐き出し、前に進もうとする姿勢、また、それを受け入れようとする姿勢に強さと美しさを感じました。 人を好きになりたくなる1冊です。

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    投稿日: 2021.03.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    描写は綺麗だったし、物語も優しくてキャラクターもよかったけど、なんだか浅かった。 というか、真織の死に方が納得いかなかった。 主人公が何年も忘れられないくらいなんだから、そして物語の中盤まで引っ張るくらいだから。なにか壮絶なものを期待してたのかも。 そこから集中出来なくなって、最後の方は勢いで読んだ。

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    投稿日: 2021.02.17
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    *家具職人の壱晴は、毎年十二月の数日間、声が出なくなる。原因は過去にあったが、誰にも話さず生きてきた。一方、会社員の桜子は困窮する実家を支え、恋とは縁遠い。二人は知人の結婚式で偶然出会い“一夜”を過ごすが、後日、仕事相手として再会し…。欠けた心を抱えた二人が戸惑い、傷つきながらも歩み寄っていく道のりの痛みと温もり。他者と共に生きることのいとおしさに満ちた傑作長編小説* うーん。 世間的には評価が高いようですが、個人的には・・・全く共鳴出来ないストーリーでした。 とにかく、それぞれの人物像に全く魅力を感じずで。 特に桜子。老けた小学生みたいなおかっぱ頭の、いきなり土下座するような32歳の処女って怖すぎやしませんかね?? しかも、出会って間もない男について、私あの人と結婚する!!と唐突に叫ぶような女・・・ そして、かつて事故で亡くした恋人を心に抱いたまま生きてきた繊細な青年が、そんな地雷女に急に惚れますかね??全くもって共感出来ず・・・ この方の作品では、『じっと手を見る』の繊細な表現力に惹き込まれたばかりなので、あまりにも落差が激しくて残念過ぎました。

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    投稿日: 2021.01.23
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    主人公の壱晴と哲先生の関係性のとこで泣きました。 壱晴と桜子との関係をもう少し濃く描かれてたら良かったかなぁと思いました。 この作家さんの小説を初めて読みましたが、心の中の表現が素敵な表現が多々あったので、他の小説も読んでみようと思います。

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    投稿日: 2021.01.18