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昔は面白かったな―回想の文壇交友録―(新潮新書)
昔は面白かったな―回想の文壇交友録―(新潮新書)
石原慎太郎、坂本忠雄/新潮社
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総合評価

4件)
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    タイトルからして老害たちのノスタルジアである。石原慎太郎の自伝系の本を数冊読んでいれば、ほとんど既出の話でもある。というか、この一冊のなかですら重複している部分が多々。話の流れもなく、高齢者が思いついた話をランダムに口にしているようなもの。いったい編集者はなにをしているのかと思うが、それでも昔の文士交遊録ははちゃめちゃで華やかで面白い。 ・小林秀雄は、泥酔すると目が光ってくる。

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    投稿日: 2025.04.02
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    面白くてあっという間に読んでしまった。 真剣に話をする。そのようなことができる人間関係を多く持つ。ということが大事なのではないかと思った。 そして小説を読もう。と思った。

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    投稿日: 2020.07.15
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    80歳を大きく超えた石原慎太郎と「新潮」の元編集者による対談。昔の文壇の思い出を語る。 文士、文壇。既に死語であり復活することもないだろう。昭和30年代頃を中心に文壇での交友を振り返る。小林秀雄、川端康成、大江健三郎、三島由紀夫などのビッグネームが普通に出てくるところがすごい。当然多くの人物は鬼籍に。 文壇を通じた交友。かなりの異端児だったであろう石原慎太郎だが朋友もあるし、意見の相違こそあれ決定的な仲違いはしない。 特に三島由紀夫に関しては辛辣な意見。石原慎太郎亡き後は三島に関するこのような評価は絶滅してしまうのだろう。 米軍機に銃撃された経験、相模湾に連合軍が上陸する場面、安保闘争の空虚さへの指摘、三島由紀夫の自決。今や歴史の一場面にリアルタイムで立ち会ってきた石原の強み。 石原慎太郎と麻生太郎のダンディズムは他には真似のできないところだろう。

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    投稿日: 2020.05.31
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    昔話(過去の自慢話)に花を咲かせて、文壇を懐かしんでいる。昔は良くて今はダメだと言いつつ、じゃあどうするかという提案をしているのは作家であり政治家でもあった石原慎太郎ならではと感じさせる。何回も同じ話が出てくるが、連続対談という体裁だし、80歳を過ぎた老人の話なんてそんなもんだろう。

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    投稿日: 2020.02.11