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PSYCHO-PASS サイコパス 3 〈C〉
PSYCHO-PASS サイコパス 3 〈C〉
吉上亮、サイコパス製作委員会/集英社
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    ○総評 張られた伏線は3巻では解決せず、First Inspector まで読まなければいけない。 3巻までで伝えたかったことがまとまっておらずFirst Inspector までの壮大かつ冗長な前振りという感じで、非常に残念。 ○良かったこと なし ○悪かったこと 1. キャラクターの人物設計が甘いこと - 監視官になるには適性がないといけない、そのハードルは500人の同期のうちたった1人だけ(常守朱の場合)という難関具合 という設定なのに、監視官に選ばれた炯がすぐにキレ散らかす、精神的ザイルパートナーの灼に殴りかかる。じゃあ腕っぷしキャラなのかと思いきや、トーリの手下や宜野座にやられっぱなし。 - 灼のメンタルトレースは脳圧亢進という副作用付きのため使用を急に制限 必要なら迷わず行使するとかいいつつも、信仰特区絡みの自爆テロは5件とも指を咥えて見てるだけ - 常守朱の祖母が殺された過去があるのに、監視官の家族である舞子の監視体制がガッバガバ 2. ラウンドロビンがガバガバなこと -裁園寺親子の密通(コングレスマン莢子とインスペクタートーリ)は告発されるまでバレてないようだが、ルールではコングレスマンとインスペクターはリレーション続行中に密通してはいけないというルールがあったらしく、莢子はラウンドロビンに執行されている ルールがあるなら監視しなきゃ意味なくない…?と思うのだが… 抜け駆けをバレずにやるところまでがコングレスマンの力量ってこと…? 3. シビュラシステムが機能しない場所が多すぎること - このシリーズが始まって以来、シビュラの目が届かない廃棄区画などの場所が多すぎてドミネーター(=シビュラの執行)がほぼ存在しない シビュラの盲点とシビュラの対立構造だから、ある程度は仕方ないのかもしれないが、それにしてもシリーズ通して問われてきた、シビュラは正義なのかというテーマが打ち捨てられたような気分。 単純な刑事モノとして見るにはあまりにSFが過ぎるし、何を見ているんだか…という気分になってがっかりしている。

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    投稿日: 2025.09.13
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    入国者による宗教活動が解禁される信仰特区構想。そのPRイベントの最中に爆弾テロが発生、多数の関係者が死亡した。捜査を開始した刑事課一係は、急速に色相を濁らせた重要参考人の聴取に向かう。そこで見たものは、さらなる爆弾テロを示唆する痕跡だった。〈シビュラシステム〉が存在する世界で、宗教は、信仰は、如何なる意味を持つのだろうか。 細かい描写はアニメで追いきれない部分も含めて小説で読むと、この時はこう考えていたのか~と思うところが多くてPPファンなら楽しめる。映像だとさらっと流れてしまっていまいち理解が追い付かない部分も、ゆっくり読み返せるのはいい。ストーリーはすでに知っているので新鮮味は少ないけれど、アニメとの齟齬がないというか違和感を感じさせないのは吉上さんの筆力だと思う。如月の過去を知ると、彼女が恋愛感情とかじゃなく、自分の居場所や生きる意味をイグナトフ夫妻からもらえたことが嬉しいし、いつか幸せになってほしいと思う。執行官の中では一番肩入れしたくなる。

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    投稿日: 2023.03.16