Reader Store
システム・クラッシュ
システム・クラッシュ
マーサ・ウェルズ、中原尚哉/東京創元社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

16件)
3.6
1
7
5
1
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いや。 面白いねん。面白いのはわかってんねんけど。 サザエさんになってきた感じが。ペリーローダンというか。 「弊機」と「ART」の絡みが大好きなんでそこに不満はないのだが、この先どこへ持っていって、いつどうやって終わらせるのか。 そんなことが気になった。 釣りキチ三平でも、一平じいちゃん亡くなって終わった。 終わりどころを見失った昔の少年ジャンプの漫画は、沢山ある。 前日譚の概略はアニメのドラゴンボールの前半使った前回あらすじくらいにあるのだが、それでも記憶が欠けててよくわかんないところはあったし。 話的にはかなり地味だった気がした。 なんかちょっと変な心配ばかり先行。 いや、面白いのよ。だけど。

    0
    投稿日: 2025.08.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ・(相変わらず)面白かった〜。 ・世界観や、戦闘シーンでの戦略ややり取り?(フィード等)の方法やその内容等、魅力は沢山あるのだけど、やっぱり主人公のキャラクターに魅かれているのがデカいな〜。道具扱いのボットから、徐々に人間性を獲得していっている所も微笑ましい(それを本人が認めない所も、可愛い) ・特に今回はある事情から自ら映像作品を企画していく件が、今まで配信ドラマを観ていただけの立場(ちょっとした憧れ込みで)から、今度は自ら発想して作る側に回る、っていう。状況は危機的なんだけど、ちょっと楽しそうな感じが、何かホロっときてしまった。 ・ドラマも小説とはちょっと違う感じだけど、悪くなかった。

    0
    投稿日: 2025.08.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    安定の面白さのマーダーボットシリーズでした。 このシリーズはすでに5冊ぐらい出ているので、いつもの展開で特に目新しさは無かった。つまらないわけでは無く、一応最後まで読み切れる程度には面白かったです。 回を重ねるごとにアンドロイドの仲間が増えていくので、この部分は物語に変化をもたらしていたので良かったです。続きは当分無いと思いますがやるなら大きな変化が欲しいところですね。 実写化の予定があるみたいなので楽しみです(^^)

    12
    投稿日: 2025.07.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    お気に入りの〈マーダーボット・ダイアリーシリーズ〉で『ネットワーク・エフェクト』の続編 “ART”と“弊機”のやりとりは相変わらず人間よりも人間臭く「こういうやついる〜」ってニタニタしてしまう。 ただ、シリーズもここまでくると最初のワクワク感が無くなって、日記風の文章が疎ましく感じるようなのが、とても残念。 次はぜひ、“弊機”に別の世界へ旅してほしい(ちょくちょく“ART”は顔出し?してほしいけど)

    8
    投稿日: 2025.05.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ストーリーは前巻からの引き続き。惑星の入植者を巡って企業と対決。 ARTの支援も限られる中、弊機の選択した起死回生策が、弊機ならではで痛快

    2
    投稿日: 2025.03.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    楽しみにしていたシリーズの新刊は、発売日に買ったものの前半を読んで積んでしまっていた。ああ、そういえば、とまた手に取り最初から読みはじめる。前回止めてしまったあたりをなんとか乗り越えると、そこからはもう最高であまり乗り切れなかった前半も必要だった、とも思えたのだった。やっぱり大好きなシリーズ。これからも楽しみにしたい。 「メディアはたしかに感情を動かし、意見を変えさせます。視聴覚とテキストのメディアは有機組織の神経プロセスを書き換えます。『サンクチュアリームーン』の視聴によって弊機に起きたのもそれだとバーラドワジ博士は言います。脳の有機組織部分が再構成されたのです。人間にもおなじことが起きるはずですし、実際に起きます。」 「メディアで人間たちに物語をつたえる。それは弊機の物語ではありません。語るのは弊機でも、語られるのは彼らの物語です。BE社の提案に乗ったらどうなるかという話。厳密にはフィクションですが、要点はすべて真実です。」 記録にも近いように皮肉と愚痴と自己嫌悪で語られてきたダイアリーが“真実”のストーリーを作り出し変化を促す小説、物語。エモーショナルであつい。フェイクでもそれは出来る、と小説内でも言及されるけれど、真実のストーリーには少なくともそれに対抗するだけの力があると思いたい。 「メディアと、映像と、音響および音楽と、テキスト」全部入りのストーリーをマーダーボット、ARTドローン、そして人間たちが協力して作りあげる姿に感動した。そこから小説自体もドライヴしはじめる。最後には珍しく登場人物と同じようにカタルシスも感じた。それも心地良かった。フィクション、エンターテイメント、物語、小説の力を思い、感動した。その感動にには変化を促す力があるはず、と思えた。そして、めちゃくちゃ面白かった!

    4
    投稿日: 2025.01.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ・前半はどうした…?と思いながら読んでいたら、途中でその疑問が氷解し、ライティングテクニックにも感動したのですが、いつもとは違う形での再読となりました。 ・マーダーボットが自発的に人間を助けるために他の人間に助けを求めている… ・でもそもそも統制システムを埋め込んだのは人間なわけで、我々はそれに値するものなのだろうか?という疑問をもたざるをえないのだった… ・次は楽しい旅をARTとしてほしい

    0
    投稿日: 2025.01.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    待ってましたのマーダーボット・ダイアリーシリーズ。日本では4冊目で、お話の内容としては2冊目の「ネットワーク・エフェクト」の続きとなってます。 今回は映画で言うと前半の見どころシーンが300ページほどの文庫になっている感じで、正直クライマックスまで大きなドラマがなく、いつも楽しみな“弊機”のシニカルな独白もさすがにダラダラと退屈に感じられてしまいました。が、クライマックスはさすがのマーダーボット。弊機の活躍と少し前向きで成長したボヤキ、ARTとのやりとりが楽しめます。 あまり話が展開しないなと思ったものの、そういえば、一冊目から中編短編4つのエピソードで構成されていて、2冊目だけが長編で特殊だったのだなと考えると、今回の1シチュエーションでのエピソード展開も、あ、そもそもそう言うお話だったよね、と納得です。 あとがき解説によると、Apple TVでドラマ化の話が進んでいるとか。こちらも楽しみにするとしましょう。

    11
    投稿日: 2025.01.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    マーダーボットたる弊機そのものが、誰よりも人間らしく機微に通じて、人間を愛しているのではないか、とふと思いました。それはドラマを視聴しつづけて得た知識のような副産物のようなもの、それこそAIめいたものかもしれませんが、弊機単体の行動や言動に沁みついている以上、それはいとおしい個性にほかならない、と思うのです。要は弊機、貴方の不器用な生き方が、好きでたまらない。 もちろん戦闘はガンガンこなす。怪我をいとわず敵を憎み好戦的。その活躍もしっかり見せ場があり満足でした。ARTとの次なる旅路が今からとても楽しみです。

    1
    投稿日: 2024.11.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     待ちに待った新刊ということでウキウキと入手! 序盤から頻出する【編集済】の三文字に不穏な気配を覚えつつ、今作でもARTや三号が出てくるのが嬉しいところ。弊機も相変わらずながら、「弊機の人間」をどんどん好きになっていることがじわじわ伝わってきて、不器用な振る舞いが可愛らしくて仕方がありません。そして今回のぼやきっぷりもなかなかです(笑)  とは言え、やはり戦闘シーンになるとハチャメチャに格好良い。今回はドローンの数が限られる分、敵警備ロボットの意表を突く動きが映える肉弾戦が大変良かったです。続きもあるということで、まだまだこの先も楽しめそうです……!

    0
    投稿日: 2024.11.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    弊機のぼやきを堪能 危険な雰囲気が漂う物語が2/3まで発砲すらなく進行するとこも手に汗握る まだまだ続くようで楽しみ

    0
    投稿日: 2024.11.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今年の3月に「ネットワーク・エフェクト」を読んでいたところ、本書が「ネットワーク・エフェクト」の続編だということで、積ん読中の「逃亡テレメトリー」に先立って本書を読むことにしました。 本書でもマーダーボットは満身創痍になりますが、「ネットワーク・エフェクト」の方がピンチだったような記憶。 解説によれば、まだシリーズは続くとのことで、マーダーボットの過去が明かされるのを楽しみに待ちたいと思います。 思わぬ立ち位置に立たされることになったレオニード氏の活躍が今後もあるのかどうかも、ちょっぴり楽しみにしています。

    1
    投稿日: 2024.11.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     <弊機>が帰ってきた。<マーダー・ボット・ダイアリー>シリーズの第4弾となる。本書は2番目に邦訳された『ネットワーク・エフェクト』の直接の続編となっている。  前作の内容を忘れた読者のために、『ネットワーク・エフェクト』のあらすじが、冒頭に掲載されている。これはありがたいが、登場人物がどういう人物だったかをなかなか思い出せなかった(歳のせいか)。  異星由来の遺物より発生した汚染(感染すると意識を支配されゾンビのようになる)を被った植民惑星が舞台となっている。この植民惑星を開発しようとするBE社(悪徳企業です)は、取り引きが禁止されている異星遺物の採掘を進めようとしている。住民たちは事情を知らされぬままで、救援を待っている状況。<弊機>を含む調査隊の面々は、『ネットワーク・エフェクト』からの成り行きで、住民の自由と安全を守ろうとするのだが…  <弊機>は相変わらず、ぼやきや皮肉を交えて策略をめぐらす。趣味の連続ドラマからを引き合いに出すのもいつものとおり。ここがとてもが面白い。

    46
    投稿日: 2024.11.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2024-10-19 おかえり弊機!その語り口は健在で、もうほぼ一気読み。ARTも相変わらずでまさに迷コンビ。 人間たちの(弊機からみた)愚かさや愛おしさや憎らしさもさらに深くなった。分離派説得の名案には、ニヤリ。 2作目「ネットワークエフェクト」の直接の続編だが、冒頭に詳しい概要が載っているので覚えてなくても大丈夫な親切翻訳。ありがたいしかない。

    2
    投稿日: 2024.10.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ・あらすじ 人型警備ユニットの「弊機」はART(ペリヘリオン号)とARTの船員、ブリザベーション調査隊の隊員とともに植民惑星での異性遺物汚染事件を解決した。 そして植民惑星とその入植者と奴隷契約を結ぼうと暗躍するバリッシュ・エストランザ社の活動を阻止しようとする。 ・感想 今回も面白かった! 自虐な弊機節は健在。だけどなんだかいつもと様子が違う弊機。 前回のあらすじを訳者さんが巻頭にまとめてくれてたけど正直「そんな話だったっけ?」ってなってた。 読んだの2年以上前だし完全に忘れていたみたい。 久しぶりにマーダーボットの世界観に入ったからか、序盤は世界観に慣れる必要があったんだけど中盤からはスイスイ読めた。 ストーリー的には面白かったけどあまり起伏のない展開で前回事件の後片付けと今後の展開のための種まき(仲間増やしたりなど)してる印象の巻だった。 あと弊機のトラウマと成長かな。 構成機体であるが故に有機組織部分の「人間的な感覚」を弊機がどう処理していくんだろう。 まだまだ続くそうなので今後も楽しみ!

    4
    投稿日: 2024.10.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分自身をハッキングして自由行動を取れるようになった暴走警備ユニット「弊機」が、趣味である連続ドラマの視聴にこもりたいながらもボヤきながら警備任務に当たる「マーダーボット・ダイアリー」シリーズ4作目だが、3作目は短編集なので、本作は2作目の続編。 植民惑星から悪徳企業が入植者たちを強制労働へ連れ出そうとしているので、それを阻止するため奔走する、というストーリー。 悪徳企業がラストにどうなったか(レオニード主任管理官や、自分自身をハッキングして自由意志を手に入れた警備ユニット2機)後日談が書かれていないのが個人的にはモヤモヤして消化不良。それとも次作以降で再登場するのかな? 全体を通して、あまり起伏が無いのっぺりした読後感でした。

    0
    投稿日: 2024.10.14