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悪の脳科学
悪の脳科学
中野信子/集英社
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総合評価

43件)
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    ●2025年9月22日、メルカリで過去に1冊300円、2冊500円で販売してる方から9冊買った。その方の出品をまたみてて見つけた本。300円。 表紙の写真見て、これは面白そうだと思った! そのあと気になったAmazonレビュー: 「どうもこの著者の新書はすべて『表紙ありき』のような気がしてならない。この悪の脳科学の装丁がすべてを物語っているだろう。喪黒福造のコスプレをしてこの本は為になるなんてどう思えばいいのだろう?こういう企画を通す出版社も内容で勝負しようという気概が感じられない。」

    0
    投稿日: 2025.09.22
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    突如現れる藻黒福造、ココロのスキマお埋めします♡という名詞とともに、 言葉巧みに、悩める、心に隙間のある人々にすり寄って守れもしない条件 をあたえ、一時的な悦楽を与えるというブラックユーモアな 「笑ゥせぇるすまん」という漫画作品と取り上げ、 人々の心理描写や藻黒福造の行動が、現実にはどうなのかという内容。 巻末には、漫画作者である藤子不二雄(A)による対談で、 中野信子による作品に対する思いや愛情に藤子不二雄(A)と 藻黒福造の対比が語られている。 漫画はほぼ読んだことはないが、アニメを見ていたこともあり、 本の合間合間にある漫画の一場面がアニメボイスになってしまうのは、 いかに藻黒福造というキャラのインパクトが強いかを表している。

    0
    投稿日: 2025.08.21
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    実際の漫画も随所に挟まれていることで、とても読みやすい。そもそも本の中で語られていることは心理学や脳科学のしては基本的な内容なのだろうと思うが、喪黒福造の行動を通じて説明されていることは同作品に馴染みが深い人にとっては理解が深まる。

    0
    投稿日: 2025.08.10
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    笑ゥせぇるすまんを通じた人間心理の考察がとても面白かった。今の時代に通ずることが数十年も前に既に藤子不二雄先生によって描かれていたことに驚くとともに、人間の本質的な部分は時代が変わっても普遍的なのだなと気付かされた。 笑ゥせぇるすまんのコミックものすごく読みたくなりました。

    1
    投稿日: 2025.05.05
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    副題の「『笑ゥせぇるすまん』喪黒福造に学ぶ[人のココロの操り方]」とある通り、藤子不二雄A(安孫子素雄)氏の作品を脳科学の方面から中野さんが解説するもの。 マンガがふんだんに挿入されてるのもあり、とても読みやすかった。 喪黒福造はターゲットの望む物や状況を与えつつ、一方で必ず約束事も付け加える。ターゲットは自らの欲や怠惰から約束事を破ってしまい、自滅するというのが毎回のパターンだが、こうして解説されてるのをあらためて見ると喪黒福造は言ってることは至極まともだし、約束事も決して守れないような理不尽なことではない。けれど毎回自滅してしまうのを中野さんは人間の脳は約束や禁則をいつか破ってしまうように作られていると説く。まあつまり押してはいけないボタンを押したくなってしまうというやつなのだろう。意思の力は必ず負ける時がくると喪黒福造はわかっていて、約束事を取り付けていくのだ。 ほかにも人間が身体全体で消費する酸素量の四分の一を脳が使っており(!)、よって人間の身体は脳に対して本能的に「あまり働くな」と命じるようになっている。つまり誰かからの命令に従おうとするのは人間の本能、生理的機能の表れと言えるとし、喪黒福造は本能的に楽をしたがっている人間に命令を発する(ドーン!)としていた(笑)。 この本を読むことで一番知りたいであろう「騙されないようにするにはどうすればいいか」というのを終章で説いているのだが、それが「メタ認知」の能力があるとされていたので、個人的にはドッチラケだった。ようするに自分を客観的に見ることが出来るかということだ。そんなことは詐欺に遭わないようにするにはで真っ先に言われることである。そんな美味い話を自分だけにするのは何でだろう?と疑う心が大事なのだ。とはいえ、人間の脳(心)は基本騙されやすいということらしいので気をつけねばとは思った。 巻末に中野さんと藤子不二雄A氏との対談があって、二人がエリンの小説が好きだと言っていたのはオッ!となった。エリンの短編と『笑ゥせぇるすまん』の展開はたしかに似ているなと。

    3
    投稿日: 2025.02.15
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    脳科学的にみると『笑ゥせぇるすまん』は如何に人は堕落しやすいかを見事に漫画にしていて素晴らしいかという解説。彼女の独自の見解というより脳科学分野ではこう解説できますよ、というなんだか熱量の感じない一冊。彼女の本は初めて読んだが、世界に引き込ませる文章を故意に避けているのだろうか。が、しかし!!最後の藤子不二雄A先生との対談は、『笑ゥせぇるすまん』の構想が知ることが出来、非常に面白かった。 少しつまらなく感じてしまったのは、ちょっと前に茂木健一郎の本を読んで、内容も楽しかったのと、本当に書きたくて伝えたくて書かれたんだろうなとユーモアもたっぷり、彼の人柄もこんな素晴らしい人なんだ、知らなかった!とワクワクしながら読んだ脳科学本のせいかな(笑)

    0
    投稿日: 2023.12.11
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    何故か笑うせぇるすまんが好きだった子供時代の私。結局、喪黒福造の目的はよくわかっていなかったけど、とにかく何ともいえない恐ろしさが印象に残っていた。 その恐ろしさの理由がこの本を読んで解明された感じです。脳科学って面白い

    12
    投稿日: 2023.11.22
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    人は誰しも心にスキマを持っている。自分は完全だと自信をもって言える人などそう多くはなく、寧ろ少しぐらい怠け者で嘘や冗談に翻弄され、月曜がブルーになる方が人間的だ。誰しもそんな自分を認めて曝け出そうとはしないから、周囲から見るとあの人は自制心があり立派な人だ、と思われる人もいるだろう。実際にその様な人間でも、面倒くさがりな一面や他人の不幸にほくそ笑む様な瞬間があるのではないか。人は完全では無い。虫や草と違って人には心があるから、心も完全では無い。 本書は昔懐かしい藤子・F・不二雄先生の「笑ゥせぇるすまん」を題材に、その様な不完全な人間の心理を例に挙げ、それに陥る心の構造を紐解いていく内容だ。 私もリアルに「笑ゥせぇるすまん」を観てきただけに、当時の事を思い出しながら、大人の世界の怖さを感じたのを覚えている。アニメや漫画をほとんど読んでこなかったせいもあってか、唯一どハマりした「ドラえもん」と同じ作者でありながら、夢と希望に溢れる世界観とは全く異なる、どこにでもありそうな日常が舞台となる事に、非常に衝撃を受けた。確か記憶だとバラエティ番組の中のコーナーとして放映されていた様に思う。兎に角感じたのは、人間って誰もが弱く、大人になると(会社勤めすると)自分はやっていけるかなという不安だった。これは勿論作者の狙いからは大きく外れていると思うが、あの独特の風貌の喪黒福造と1話ごとに変わる「心にスキマを持つ」ターゲット、そして「ドーン」と言う掛け声の先に続く破滅、これらが人格形成途中の私に与えた影響は少なからずあった様に思う。 本書は脳科学者の筆者が、同漫画のわかりやすい人間の不完全さを挙げていく。それらは人間が生きるために必要な、生存本能に近い脳が原因と紐解く。生命維持に必要な体の臓器は、その機能を生きるための必要要素に絞り、死ぬまで同じ機能を果たすのに対して、脳は環境に上手く適用するために、敢えて不完全(考える余地)を残していると言うものだ。人はこの余白部分に闇や光などからなる感情を持ち、ここを揺さぶられると脆さを露呈する。 喪黒福造はこうした闇を抱えるターゲットに心理学的に相手と共感性を持たせる「ラポール形成」というテクニックで近づき、自身の支配下に置いていく。その先は常套手段となっている、相手を上げて落とすというパターンで、ターゲットは最終的にはほぼ不幸のどん底に突き落とされるのだ。しかしこれはターゲットに対して不条理な暴力や強制のみでなされるものではなく、ある一定の条件を付け、それをターゲットが守らないと不幸になるという、あくまでターゲット自身の強さに委ねられる。ここがこの漫画が本当に言いたかった事だと思うが、ターゲットは怠惰や欲や逃避などの人間本来の生存本能から出る感情に動かされ見事に約束を破る=破滅していくのだ。これを反面教師と捉えられるかで見方は変わってくる。本書の筆者は心理学的に回避が非常に難しいことを理解しつつ、これを知ることで少しでも回避する技術を我々に教えようとしているのかもしれない。 後半は騙されやすい「人間」が持つ脳の構造の理解と、ささやかな回避策についても触れていく。結局多かれ少なかれすべて回避するのは難しい。余程の感情が無い人間か、もしくは世の中全てを疑い、無人島暮らしのような孤独を好む人間以外はどこか必ずスキマを持ち、最後に頼れるのは自分の脳だけだ。認知症治療も年々発達していき、その原因物質や陥りやすい行動も解明されてきた。だが完全に回復する事が難しい中で、いかにこの対策の要である脳を維持できるか、恐怖は消せなくとも、こうした騙しの構造を知る事はおおいに役にたつ。

    1
    投稿日: 2023.06.25
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    漫画『笑ゥせぇるすまん』の筋を人間の脳のメガニズム(脳科学)で紐解く一度で二度美味しい新書です! 脳科学初心者に優しくわかりやすく発見がいっぱいです。

    1
    投稿日: 2023.01.24
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    脳科学者の中野信子による、文字通り悪の視点から見た脳科学。 『笑ゥせぇるすまん』の分析は面白いものの、宣伝本みたいな一冊だった。

    0
    投稿日: 2023.01.22
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    人間がいかにして騙されるかについて脳科学の観点から知ることができる。 【概要】 ●人間の脳は不完全 ●警戒心を解くということ ●騙される脳とは 【感想】 ●「笑うせぇるすまん」の裳黒福蔵を通じて「人のココロの操り方」を見ることができる。漫画を題材としておりとても読みやすい。 ●一番大切なのはメタ認知能力を高めることだとわかった。そのために「自分を観察する」ことにより前頭前野のDLPFCを鍛えようと思う。

    1
    投稿日: 2022.11.13
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    喪黒福造って何?という感じで読み始めたが、笑うセールスマンと言われると、あーアレの事かと。実はきちんと読んだ事が無いが、絵面は分かる。藤子不二雄の数ある名作の一つ。その漫画を切り抜きながら、テキストとして用い、喪黒福造が用いる心理操作を見事に脳科学で解説する。 返報性の原理、コールド・リーディング、ゲイン効果、ストックホルム症候群などなど。名前を与えられた効果は、人間の基本的原理として共通する脳作用を示す。薄い本だが、分かりやすさと表現、話の上手さに中野信子は賢い人だと改めて感じた。 漫画の切り抜きは、オチまで掲載されないのが、若干の消化不良で残念。まあ、笑うセールスマンを読む目的ではなかったのだから、仕方ないか。

    2
    投稿日: 2022.07.29
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    本編よりも藤子不二雄A先生のエピソードのほうがおもしろかったりする。 本編で印象に残ったのは、人間は変わり続ける環境に適応することが生存戦略なので、脳は常に未完成である必要があり、また不安を感じる必要があるということ。

    0
    投稿日: 2022.06.09
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    表紙に何の特徴もないやつで読んだから中身を知ってびっくり笑ウせぇるすまんじゃないか。 雰囲気だけで見たことないから見てみようと思った。 本編より対談の方がインパクト強すぎてこっちを丸々一冊にして欲しかったくらい。 まず藤子さん下書きなしでぶっつけ本番で漫画を描くことにびっくりしすぎてその前の内容全部飛んだ。信じられないな… 中野さんのサイコパスを読んで3分の2が当てはまった話もなんかそんな感じするなと思った。 脳科学の本読めば読むほどメタ認知重要すぎて面倒だけどこの本の通り自分の感情でもメモしようかな。

    0
    投稿日: 2022.05.26
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     中野さんの本は素人でも読みやすく、とても分かりやすい。笑うセールスマンは見たことあったけど、この切り口は確かに興味深い。こうやれば騙せますよとは中々書けないのは納得。

    0
    投稿日: 2022.03.30
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    脳科学者中野信子の本は4冊目だろうか?それぞれ書きっぷりが違うが、基本的なものは同じ。ブレていない。ただ、見る方向が違うだけだ。 「笑ゥせぇるすまん」は、昔、好きな漫画だったので、中野先生と同じなのは少し嬉しい。人間の弱さに入り込んで、そこを刺す。ドーン!

    1
    投稿日: 2022.01.24
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    面白い!人の騙し方、陥れ方は、誰でも少なからずやってるし、処世術でもあると思う。綺麗事だけでは生きていけない。ただ同時に誰かに騙されたいという感情もある。 藤子不二雄A氏と中野信子氏の対談で、中野氏がズバズバ映画のタイトルを言い当てるところは、知識人同士の会話をみれた。

    0
    投稿日: 2021.11.19
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    不文律を漫画にした「笑ぅせぇるすまん」 理性と感情の面から捉えたり、心理学の面、脳科学の面からと多面的に中野先生が考察しております。他の本で読む〇〇効果も多く取り上げられていますが、漫画も一緒に例として載っているためわかりやすく理解できます。 分量も多くなく数時間で読了しました。

    0
    投稿日: 2021.11.04
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    喪黒福造が上手く人に取り込めるのはなぜかが分かる 構成が面白くてこのボリュームに物足りなさを感じたので星4 もっと読みたい! シャーデンフロイデを読んだ後に続けて読んだのですごく目新しい事は書いてはいなかったけど、笑ゥせぇるすまんのベージが沢山引用されていてとても楽しい 喪黒福造の行動はめちゃくちゃ理にかなった手段を使ってるのに作者である藤子不二雄A先生はは感覚で描いてたらしい 作品作る人ってやっばり情報を上手く昇華させるのが上手いんだなぁと思った

    0
    投稿日: 2021.11.01
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    笑ゥせぇるすまんをまた読みたくなる本です。 学術的な裏付けを知らずに描いているのに、中野さんが感心するほど、人間の心理をついている内容ということで、藤子・F・不二雄さんの人間観察眼には脱帽でした。

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    投稿日: 2021.03.28
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    陥れるブラックジョーク・テイストの漫画『笑ゥせぇるすまん』 人間が生きていく為の戦略変更を柔軟に行う為に、脳だけは他の臓器と違って常に未完成である必要があるのだ。 恐怖を堪えて平均台の上を歩くのが意志の力・理性であり、欲のままに食事を摂って個体を維持し、生殖によって子孫を残すのが情動・本能が司る機能なのだ。 闇の隅々までを把握して掌中に収めているかのような、何とも言えない深さと清濁併せ持った知性をそこに感じるように思った

    0
    投稿日: 2021.03.05
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    昔流行った「笑うせぇるすまん」という漫画を題材にした本。 喪黒福造というキャラクターを分析しながら、喪黒の「騙しと誘惑の仕方」を脳科学の視点で考察し、「人間の心のスキマ」を解き明かしている。 「笑うせぇるすまん」懐かしい。また、読みたくなった。 巻末の藤子不二雄Aさんと中野信子さんの対談が一番面白かった。

    8
    投稿日: 2021.03.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    #瞬読アウトプット #瞬読ブクログ部 ・笑うセールスマン喪黒福造がターゲットを誘惑する手口を脳科学的観点から説明をしている。 ・「絶対行ってはならない」と言われるとどうしても行きたくなってしまう。 ・コールドリーディング:相手の境遇や心理状態を言い当てるテクニック。相手を信じかませたり驚かせたりする場合に使われる。当たりはずれの可能性の非常に少ない返答や、説明をする。 ・我慢の総量:人は我慢の総量が決まっている。満員電車に乗るストレスは戦場の兵士以上という研究もある。通勤時間が45分以上と以下の人の離婚率は45分以上の人の方が高率 ・返報性の原理:過剰な謝罪などを受けかえって申し訳なく感じてしまうこと ・ラポール:人間間の信頼関係。コールドリーディングなどでされる ・同調圧力:周囲の空気を読んでその流れに流されること。悪徳商法での説明会などでは周囲の参加者(サクラ)に作り上げられた雰囲気にのまれて間違うはずのない回答をしてしまう ・メタ認知:自分を俯瞰的に見ること。これが出来る人は感情のコントロールができる

    1
    投稿日: 2021.01.24
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    「人は、なぜ他人を許せないのか?」の中野信子さんの著書。人間の脳は他の臓器に比べると不完全のため心の隙間につけ入れられてしまう。そのことを「笑ゥせぇるすまん」を使って説明してあり楽しみながら読める。

    0
    投稿日: 2020.10.12
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    笑ゥせぇるすまんを読みたくなる。 脳科学者には「こうすると人を騙せる」ような本は書かないという不文律があるらしい。 けど笑ゥせぇるすまんには作者がそういった技術を知り尽くしているのじゃないかというほど散りばめられているとのこと。

    0
    投稿日: 2020.09.20
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    笑うセールスマンの喪黒福造を題材として、脳科学で分析した人間の本質のひとつに迫った一冊。 読んでこの地獄をセールスする喪黒の恐ろしさは、相手に強制をするわけでなくもちろん脅しでもなく、無償で快楽を提供することで目的を達成すること。いわゆる騙しの要素もない。あくまでターゲットになった「被害者」が選択している。しかしこれは心理学では約束を交わしたら最後、守れないのは必然の約束であることが脳科学・心理学的解説で示される。 シンプルなだけにゲーテ「ファウスト」のメフィストフェレス以上に悪魔的で、恐ろしい。 いわゆる「脳科学者」というブランドをツールにタレント活動する人もいるが、中野氏はいつも脳科学的根拠に依拠して解説してくれるところが素晴らしいと思う。

    2
    投稿日: 2020.09.15
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    人の気持ちが揺さぶられるのは脳が他の体の機能と比べて完全にできていないから。進化する為に必要な余白部分を喪黒福造は攻めてくる。 漫画が差し込まれ、文書も読みやすかった。 数々のホルモンが人間の身体や考え方にどのように影響するのか随所に書かれており、自分をコントロールすることは脳をコントロールすることと等しいんだなと思った。

    0
    投稿日: 2020.08.16
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    人間は進化の過程で、孤独を感じると不安や恐怖を感じるようにプログラムされている。脳の旧皮質と新皮質の違い、進化の過程を理解できた。何かで迷いが生まれた時に意識でいれば、メタ視点で状況を冷静に判断できそう。

    5
    投稿日: 2020.07.28
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    「笑うセールスマン」の内容をテーマにした本。タイトルにひかれて買いました。 読みやすく面白い! だます側とだまされる側の人間がいる。 「心の隙間埋めてあげます」と近づいてくるセールスマン。この漫画にはたくさんの心理学が使われており、日常生活にあてはまることがよくよく考えてみるとたくさんある。 なぜこんなにも人はだまされるのだろう。 満たされていない思いがきっとあるから。本当はみんなだまされたいと思っているのではなかろうかと作者はいう。 自分はどちら側の人間か。

    2
    投稿日: 2020.07.27
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    読みやすかった。 笑ゥせぇるすまん解説本。 脳は考えたくない。命令されたい、騙されたい。 日本人はドーパミンが脳に残りにくいから、横並びを望むってこと? 他の国との比較して欲しい!

    0
    投稿日: 2020.07.12
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    筆者は、笑うセールスマンが大好きなのは良く分かった。随所に心理学的な知見をちりばめて研究結果が発表されているのだが、なんでか引き込まれない。理由は分からないのだが、興味深い感覚が湧き上がってこない。

    1
    投稿日: 2020.06.30
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    脳は不完全である。なぜならあらゆる環境の変化に対応するため。いわゆる未完成である必要があるということで、従ってココロのスキマが生まれるのも必然とのこと。なるほどねー、そんな学問的なことはとにかく何十年も昔の漫画なのに内容が人間の心理を突いている。藤子Aの人間観察ってすごいね。笑ゥせえるすまんのネタを元に人間心理を読み解いていく興味深い内容だった。でも、このジャケット、中野先生が喪黒福造に扮して「ドーン!」と半笑いでのポーズが無ければもっと売れるんじゃないかなと…すみません

    0
    投稿日: 2020.06.21
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    笑うせえるすまんを知っている人限定の本です。共感的に理解できるところが多く、おもしろく読めました。新しい知見は少ないかと思います。

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    投稿日: 2020.05.15
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    中野氏の本というよりは藤子不二雄A氏のリスペクト本。この漫画は「闇金ウシジマくん」のようなリアルな「人の弱さ」が恐ろしく描かれる漫画に引き継がれているのか。多くの漫画家が影響を受けたのではと思ってしまう。

    0
    投稿日: 2020.04.30
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    中野信子は好きだけど、一つの現象についてぐーっと掘り下げた本が好き。引用を多用して、広く浅く書いていて、なんだか小学校時代のに書いた読書感想文みたいな感じがした。苦笑。

    0
    投稿日: 2020.03.13
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    これといって印象に残る解説はなかった。 しかし、人間の認知・反応パターンなどを、笑ゥせぇるすまんのエピソードをベースに解説しているため、脳科学や心理学の導入本としては良いかもしれない。 言葉もわかりやすいため、中高生向きの本といった印象がある。 「人のココロの操り方」という煽りがあるが、決してそのような指南書ではなく、喪黒福造の介入がいかに合理的か、またターゲットがなぜ破滅行動に至るのかを科学的に解説したものとなっている。 脳科学の本や心理学の本に慣れている大人には、物足りない内容だろう。 脳科学本と思って読むと拍子抜けだが、笑ゥせぇるすまんの解説ほんとして読むと面白い。

    0
    投稿日: 2020.03.10
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    笑ゥせぇるすまんがこんなに人の心理をついたものだとは知らなかった。人はどうしてそんな行動をとってしまうのかを脳の仕組みで理解すると、自分や人の行動を客観的に見ることができそう。

    0
    投稿日: 2020.02.29
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    笑うセールスマンを題材とした脳の作用による心理効果の話。 身近な行動の背景を心理効果で解説している。

    0
    投稿日: 2020.01.29
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    一冊丸々笑ゥせぇるすまんブックガイド。同じ値段を出すなら笑ゥせぇるすまんを買って読んだ方が良かったかも。対談の我孫子先生はよかったです。

    0
    投稿日: 2019.12.20
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    面白かった。 喪黒福造はなぜ人を騙すのだろう。 彼の鮮やかな手口を読みながら、ふとそんなことを思った。 ともあれ、本作は喪黒福造の騙しのテクニックを脳科学的に解明した知的好奇心を刺激される興味深い著作である。

    0
    投稿日: 2019.12.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人の脳は簡単に騙されるから、メタ認知力を上げて自分を客観視出来るようにする メタ認知に関しては、この本では日記を書けと書かれてる 軽く読めるけど、勉強にはなった

    0
    投稿日: 2019.12.04
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    人を動かすスキルは、存在するんだな。 危ないことを一緒に経験することで、共犯になる。 なにかをあげることで、気持ち悪さを生み出し、 お返ししてもらう。 外見から、どんな人かをあてる、コールドリーディング。 笑うセールスマン、読んでみようかな。

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    投稿日: 2019.12.02
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    改めて喪黒福造の凄さを知りました。 笑うせぇるすまんは50年も前につくられた話だけど 現代に通じるものが多々あります。 藤子A先生は時代を先読みしていたんだなぁと感じました。 ただより高いものはない あなたのココロの隙間をお埋めいたします。 いいえお金は一切かかりません 皆様が満足していただけるのがなによりの報酬でございます。 怖すぎますね

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    投稿日: 2019.12.01