Reader Store
よふかしのうた(4)
よふかしのうた(4)
コトヤマ/小学館
作品詳細ページへ戻る

総合評価

6件)
4.3
2
4
0
0
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    4巻は30〜39話を収録。 前半はいつも通りコメディ多めで進んでいたが、後半からシリアスな展開が始まった。 この漫画で「吸血鬼になるとはどういうことか」を真剣に考えていくことになるのは少し予想外だった。そこらへんはなあなあになるのかと。 吸血鬼の良い面ばかりをこれまではたくさん見てきたから、これからは悪い面をたくさん見させられることになるのかな。 シリアスな展開は嫌いな人もいるだろうけど、個人的には楽しみ。

    0
    投稿日: 2022.09.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    格好つけてるあっくん、カッコイイと同時に笑えて好き。 みどりちゃんって、したたかで、気が強いけど優しくて、明るい女の子のかわいさがつまってる。担任の先生、探偵登場。 コウとアキラとマヒル、幼なじみで夜の学校探検…なんとなく、友情を確認というか、思い出を焼き付けている感じがして切ない。吸血鬼の暗部がさらに現れてきて、気になる!コウは、いつも周りより一段、熱量が低いなあ。

    0
    投稿日: 2021.06.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     少しずつ物語が始動し始めた印象の強い4巻である。  前巻における吸血鬼陣の登場に加えて、今回は巻末に探偵の鶯餡子が登場。吸血鬼という存在自体に次第に物語がクローズアップされている印象だ。  ただ、この巻は全体的にやや雑多な内容になっている。  後半もキーパーソンとなるメンヘラさんの登場から始まる第30夜「あっくんと呼んでくれ」はこの作品らしい内容であり、第31夜「都合よくモテない知り合い」からは吸血鬼女子陣の一人・小繁縷ミドリが働くメイド喫茶が舞台となって軽い推理物が展開されている。  第34夜「最低だろうか」からアキラ視点によるコウの不登校の経緯が紹介され、第35夜「この先生が苦手だった」では担任の先生とコウが深夜に出くわす物語が描かれている。  その上での鶯餡子の登場から始まる4話が挟まり、閑話として巻末に掌編が一話。  改めて整理してみて、本当に多くの物語が一巻に詰まっているのだなと感心させられたくらい、内容が多岐にわたる濃い一巻である。  それだけに、評価は分かれるかもしれないが、個人的には好感を持って楽しませていただいた。  今回も星五つで評価したい。  正直に述べておくと、探偵の鶯のデザインが好みなので、その辺も評価に加味されていたりはする。  コトヤマさんの描く女の子は本当にフェティッシュで、どの子も素敵だなとつくづく思う。

    0
    投稿日: 2020.09.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

     相変わらずキャラクターはフェチいし、良いなぁと思う展開や雰囲気も少なくない。  ある程度キャラクターが出揃って来たということもあってか、ゲストキャラを迎えての短〜中編の連続という趣が強い。  それでも各話で少しずつキャラクターの掘り下げがあり、そして今まで描かれて来れなかった、吸血鬼たちの行いの負の面に言及される。バラエティに富みつつも、その一連の話を描くことだけに終始せず、最後に次のジャンプへとためを作ったいい構成だったと思う。

    0
    投稿日: 2020.09.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いきなりのメイドカフェ&推理エピソードからの新展開。吸血鬼の仲間がいるのなら、敵対するポジションの存在もやはりいる。そもそも吸血鬼自体がまだ全貌のわからない存在。夜が、その優しいばかりではない側面を見せ始めるのか…。新展開にも惹かれるけれど、苦手だった担任の夜の顔を描いたエピソードが好き。

    0
    投稿日: 2020.08.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「人間なんてだいたい皆病気なんだから、それと上手く付き合うしかないよね」  世の中に適応できない、出来ても無理を感じてしまう、そんな人間に対し、このマンガはとても甘い誘惑をはらんでいる。  本作は吸血鬼という人外の存在を通し語ることで、実に嫌味なく、人間社会に潜む不和を切り捨てているように感じる。それは言ってしまえば、社会に溶け込むことなんて大した価値はない、ということであり、どちらかと言えば一個人としての価値観や自己肯定の方に重きが置かれているということだ。主人公・矢守は人間であるが吸血鬼的視点から物語を見ているため、そういった主張が説教臭くならないのに好感が持てる。  私がこのマンガに救われている時間、それはまさに作中の夜更かしのようなもので、本作から離れたとき、目を背けていた現実の問題は依然としてそこにある。そしてそれは、矢守にとってもまた同じなのだ。この第4巻から矢守の直面する現実の問題は夜の景色をどう変えていくのか、非常に楽しみである。

    0
    投稿日: 2020.08.18