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守り人シリーズ電子版 風と行く者
守り人シリーズ電子版 風と行く者
上橋菜穂子、佐竹美保/偕成社
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総合評価

32件)
4.4
18
7
3
1
0
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    精霊の守り人からここまでスルスルと読んできたのだけれど、ここに来てなんだか読むのがつっかえる感じだった また歳を重ねた時に読みたい

    0
    投稿日: 2025.09.09
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    上橋菜穂子の守り人シリーズは とても好きな話しです。 随分と久しぶりに 読みました。 若い時のバルサとジグロ 若い時の私には わからなかったジグロの愛情 無骨な武人だったジグロ 若い娘に 優しい言葉なんかかけられなかったんでしょうね。 サリの娘 エオナは ジグロの娘かもしれません。 もし そうだったら ジグロにも娘がいたんだ! よかったなあ! そして物語の最後には バルサにも 帰るところ タンダの家が あります。 自分をわかってくれる人が待っていてくれる というのは 幸せですね。 戦い 怪我 策略のシーンが続く中 穏やかな終わり方が あったかい気持ちになります。 上橋さんの書く食べ物も 美味しそうです。 女の子たちが 必死で 一生懸命 力をつくして生きていく話しです。

    12
    投稿日: 2025.09.02
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    若い頃のバルサと、今のバルサと。 あの頃の経験があるから今のバルサがいる。 一応、これで"守り人"シリーズの発行は終わっているようですが… バルサだけでなく、チャグムや、新しい新ヨゴ皇国、ロタ王国やあの世界の物語を読みたいなぁと思います。

    0
    投稿日: 2024.10.24
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    ジグロの娘かもしれないサダン・タラムの頭エオナを守るため、護衛を引き受けるバルサ。 ジグロとサリから感じる大人の雰囲気と、それを見つめる16歳のバルサの気持ちが、なんとなく複雑なことがよく分かる。 ジグロが覚悟を決めてバルサを育てていることが分かる過去話は面白い。 もう一度、最初から読み返そうかな。

    0
    投稿日: 2024.08.30
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    シリーズ制覇のつもりだったけど、本作がまだだった。解説にもあるように、本作はシリーズ本編の後日譚&前日譚。こじつけ感も感じられないし、さすが、上手く創作されている。シリーズに通底するテーマでもあるかもしれないけど、本作でも、挙げた拳の下ろしどころにつき、著者としての示唆が読み取れる。ウクライナ侵攻が思い浮かぶ訳だけど、本書なんか、解決を探るための好著だと思うんだけど、お偉いさん方には届かんのかしらん。

    0
    投稿日: 2022.09.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作「炎路を行く者」に収録されている「十五の我には」で、サダン・タラムという人たちが出てきて、「はて、こんな人たち、今まで出てきたっけな?」と思っていたら、本作で出てきた。 あとがきによると、本作を書き始めたものの行き詰って、本作の一部として「十五の我には」が先に出来上がったそうな。 毎度のことながら、上橋さんの頭の中はどうなっているのか。あれやこれやと辻褄が合わなくならないほど、世界観が完成しているのかと、ため息が出る思いだった。 タルシュとの戦後、タンダと向かった草市で偶然にもサダン・タラムを助けることになり、さらにそのまま旅を護衛することとなったバルサは、20年前ジグロとともにサダン・タラムを護衛したことを思い出す。話は20年前のサダン・タラムとの旅をたどりながら進む。 なんといってもジグロのかっこよさよ。一流の護衛士というだけでなく、思慮深く、全てを俯瞰した作戦をとれる賢さ、他人の気持ちを汲むことのできる温かさ、申し分のない男ではないか。サリとの関係、むふふふふ・・・・。 そして、バルサもそんなジグロに育てられただけあって、立派な大人になったねぇ(どこのおばちゃん?)。 終盤、バルサが、エオナに、もうだいぶ前に逝ってしまったジグロの声が聞こえる気がするときがある、と語ったとき、人が生きるって、命があるときだけのことではないんだな、としみじみと感じた。 しかし、サダン・タラムの頭を狙った今回も20年前も、端的にいえば、民族同士の争いが発端。現実に目を向けるとロシアとウクライナも・・・。アール家とマグア家の長い長い緊張状態に少し驚きをもって読み進めた。これ、バルサが護衛しなかったら、両家の争いはずっと続いてたんでないかと思う。 バルサを誇らしく思い、ジグロがまたさらに身近に感じられるお話だった。

    13
    投稿日: 2022.09.07
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    また守り人の世界に浸れた。 ジクロがバルサのことをとても大切に思っていることが見えて胸が温かくなった。 全てを捨てて逃亡生活をする中でジグロがどんなことを思っていたか想像して、この世の不条理をすごく感じた。

    1
    投稿日: 2022.02.26
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    ジグロの生きてる今を読めるとは思いもよらずで!児童文学のカテゴリーから外れて生き生きと描写されるジグロ。なんだこれ最高。道中サリに話しかけられた時も用心棒としてまっすぐ前をみて会話を続けるジグロ。なんだこれ最高すぎる。 上橋さん片っ端から読みたい熱

    0
    投稿日: 2021.08.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    つれあいタンダとともに訪れた先で、若いころ護衛したサダン・タラムたちに会う。また護衛することに。 ジグロとバルサ短編集。 ジグロの艶聞。あの頃のサダン・タラムのリダとジグロは恋仲だったのか?トル・アサ(楽しみの子)これって2つの意味がある。 こういう短編集なら、まだまだいけるらしい? でもやっぱり本編だな。久々上質のファンタジーだった本編。

    0
    投稿日: 2021.07.13
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    ひさしぶりのバルサとの旅でした。追憶の中で、バルサとジグロの短槍が、手練れの襲撃者から仲間を守ります。切れのある戦闘シーンと、情緒豊かな風景、そして愛情に満ちた物語。懐かしい気持ちで楽しく読みました。

    0
    投稿日: 2021.06.26
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    2021.3.22 37 最高オブ最高。上橋菜穂子さんが年齢を重ねるにつれて、バルサの世界の人々も年齢を重ねていく。 歳によって見えるものが違ってくる。語りかけてくるものがある。ずーーっと書き続けて欲しい。人生に伴走してほしい。

    0
    投稿日: 2021.03.22
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    私の人生を象ったのは小野不由美著の十ニ国記シリーズなのだと思うが、その布石として本の世界を開いてくれたのは間違いなく、上橋菜穂子著の守り人シリーズだと思う。守り人シリーズに小学校2年生に出会っていなければ、十二国記に中学1年生で出会えていなかっただろう。 この外伝は出ていることを知らず、ふと手に取った。瞬時に物語の中に入って、特に今回はジグロとバルサ、サリとエオナ、オリアとルミナの親子の関係が胸を打ちすぎて、ああ上橋さんの文章、関係性、そして行間にある余韻がとても好きだと改めて思った。子供の頃はそれが物足りなく感じることもあったのだけど、今読むとこれでいいな、十分雰囲気が語りきってると思いました...この20代後半になったからこそわかること、胸が痛いこと、心でしか会えない人の存在を感じることの温かさと悲しさが本当に胸にきました...これは守り人シリーズ改めて読み直したいと思います。もともと闇の守り人が好きだなと思っていたけど、さらにその想いが強くなりそう。

    2
    投稿日: 2021.02.18
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    守人シリーズの外伝。 旅芸人サダン・タラム【風の楽人】、魂を清める旅で、何者かに命を狙われるその頭を守る用心棒バルサ。 20年前、ジグロと共にサダン・タラムを守った旅を思い出しつつ、目の前のサダン・タラムの頭を守る旅。 その課程で、バルサは亡きジグロの思いを感じ、今この時だからこそ、理解していく。 仕事が済んでタンダの処へ戻るバルサ、幸せそうだ。

    0
    投稿日: 2021.02.03
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    少女時代のバルサとジグロが護衛したことがあるサダン・タラムを再び護衛することとなったバルサ。 これに絡む氏族間の因縁。久々に、あの世界に浸れた。

    1
    投稿日: 2020.10.26
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    新潮の100冊フェアより。 フェア用小冊子には1冊しか紹介されてませんが、シリーズ合わせて10冊以上(100冊フェアあるある)。 メイン対象の小中学生の邪魔をしたら悪いので、図書館で借りて→即読みしてました。 読み応えのあるシリーズで面白かったです。 世界観をゼロから書いてる作品は久しぶり。 例えば、シェアードワールド作品・なろう系作品などはユーザの読書歴(ゲームプレイ歴)を拝借することで、世界観の構築や描写を省き、書きたいものをダイレクトに書いてるかと思います。 あるいは、現代〜歴史物も馴染みのある世界と言葉が登場します。 それらに比べて、「守り人シリーズ」は地図や食べ物、着るもの、言葉の違いや風習の違いを丹念に書いて世界観を構築してます。だから、読んでる最中に自分が旅をしている感覚、「この言葉は何?」「どんな食べ物?」という迷う感じや新鮮さがありました。読んでて楽しいです。 (最高に分からなさを感じたのはル・グウィン『闇の左手』かなあ。ほんとうに異星人の気分。) 人生のあれこれの書きっぷりも良いです。 キャラクターの年表とか細かいプロフィールとかありそうだなあと、その裏側の作業の深さが感じられます。 なんというか、いわゆる「深イイ話」ってそれを狙って書くと薄っぺらくなることが多く。守り人シリーズはその逆で、キャラクターと世界の描写から滲みでる感じ、本当に生きてる人みたいな必死さ、切なさ、いじらしさがあって胸にきました。 読み終わってしまって残念です。

    1
    投稿日: 2020.09.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2018年に出ていたんですね。知らなかった。ひさしぶりにバルサの物語が読めてうれしかった。 過去のジグロとのやりとりが、今のバルサにつながっているということを感じる。 20年前にサダンタラムの護衛をし、そして今またバルサが護衛をしていること、そのめぐりあわせは偶然ではないのだろう。 サリが最終章で「伝わっているわね、あの人の思いは・・・」の言葉にはつい涙してしまった。

    0
    投稿日: 2020.05.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    国と国、氏族と氏族、争いは絶えず、どのように外交を結べばよいか状況は刻々と変わる。流れを読み立ち回って行かないと生き残れない。大きな動きの中で不本意な立場に立たされても逃げず、言い訳せず生きる人物が何人も出てくる。切ない。そう言う人物が胸中に秘めていた大切なものを表したり、温かい思いをしたりする場面に心底ほっとする。

    0
    投稿日: 2019.11.19
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    話のボリュームは、ジグロと一緒だった頃の部分が多い。青かったバルサと中年で思慮深くなったバルサ。二つの時代の重なりは、守り人シリーズの世界の重なりのようでもある。

    0
    投稿日: 2019.06.29
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    タンダどんな訪れた市で助けた風の楽人・サダン・タラム。20年越しの偶然の再会。タンダと別れ、彼らの旅の護衛をする事になる。20年前、ジグロと共に護衛した時と全く同じ道のりを、2つの時代を並行させて物語は進む。20年を経てようやく完結するストーリーはモチロン、読み応え抜群。でも、やはりジグロとの旅がとても良かった!アクションも緊張感があり、まだ青いバルサがジグロを守ろうとするシーンが最も印象的だった。

    0
    投稿日: 2019.05.12
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    つれあいのタンダとともに、久しぶりに草市を訪れたバルサは、若い頃に護衛をつとめ、忘れ得ぬ旅をしたサダン・タラム〈風の楽人〉たちと再会、その危機を救ったことで、再び、旅の護衛を頼まれる。シャタ〈流水琴〉を奏で、異界への道を開くことができるサダン・タラム〈風の楽人〉の頭は、しかし、ある事情から、密かに狙われていたのだった。ジグロの娘かもしれぬ、この若き頭を守って、ロタへと旅立つバルサ。草原に響く〈風の楽人〉の歌に誘われて、バルサの心に過去と今とが交叉するとき、ロタ北部の歴史の闇に隠されていた秘密が、危険な刃となってよみがえる。 守り人シリーズは随分久しぶりなんですが、読み始めたら一気にあの世界の中へ引きずりこまれてました。作り込まれた世界観と相変わらず食事の場面が細かくてとても美味しそう!(笑)バルサとジグロの旅が回想として描かれていて、キイやサンサたちとの会話など、小さなところで若きバルサが背負った苦しみの深さが現れます。つらい中でもバルサのことを心から大事に思って気にかけていたジグロの気持ちもサリの目線から描かれていて、血は繋がっていなくとも2人は親子だったんだなあと実感するエピソードでした。どんな人生でもすべてをやりとげることは難しく、その先は未来へ託すしかないと言いながら、それでもできることを一つ一つ積み重ねていく彼女の生き方に読者たちは共感するのかもしれません。

    1
    投稿日: 2019.04.13
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    精霊の守り人シリーズのあと、あのバルサとタンダは結ばれ、大きな戦いで片手を失ったタンダの腕になり助けています。 ある薬草市で、昔ジグロとともに、用心棒になって旅した「風の楽人」旅芸人集団サダンタラムと再び縁が。 その旅は、ある二つの部族の悲しい物語が。 暗躍する暗殺集団。 それはなぜか?謎を解いてゆくうちに、新しい道が拓けて。。。 あの懐かしいファンタジーの世界が再び! 上橋菜穂子ファン必見!

    2
    投稿日: 2019.04.04
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    やっぱり面白い。 バルサの現在と過去を1つの旅で繋ぎ、その過去と今の人々も繋ぐ物語。 ジグロが出てくると無敵のバルサが一生懸命な少女になるから好き。 この作品のバルサ始め旅人の姿をみると毎日を一生懸命丁寧に暮らすことがいかに尊いかって思うんだなぁ。 2019.3.21 46

    0
    投稿日: 2019.03.21
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    守り人シリーズ外伝。 守り人シリーズを読んだのが数年前なので、前の戦の事情とか、殆ど覚えていなかったのですが、さすが上橋さん。物語の世界へずんずん引き込まれていきました。 サダン・タラム〈風の楽人〉の頭の護衛を請け負ったバルサ。過去にもサダン・タラム〈風の楽人〉達と共に旅をした時の話が挿入されている構成です。 まだバルサがジグロと共に旅をしていた頃、10代のバルサとジグロとの厳しくも固い絆が素敵です。ジグロは本当に“プロ中のプロ”という感じでゆるぎないものを感じますね。 バルサもこの頃の感情の揺れを乗り越えて、その後のブレないカッコイイバルサに繋がってゆくのですね。 ジグロとサリのロマンス(?)や、話の本流にある民族間の確執など、読み応えも満足です。やはり『守り人』好きですね~。

    2
    投稿日: 2019.01.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    現在のバルサと過去のバルサ。 異界への道をつなぎ戦士の魂を慰める楽の音を、 再び護衛することになるバルサ。 その音を奏でる娘が、養父ジグロの娘らしきことには驚いた。 伝説の英雄の墓を巡る ロミオとジュリエットの現実を解き明かし、 国の未来を手繰り寄せるとは、もはや護衛士の範疇を超えている。 いや、政治的駆け引きの巧妙さは、 かつて山賊の襲撃を退けた時に見たような気がする。 いまだに危険から足を洗えないとはいえ、 現在のバルサが幸せそうで良かった。

    0
    投稿日: 2019.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    解説がある軽装版をオススメします。 覚えのあるエピソードなのは、発表済み短編を膨らませたものらしい。過去と現在が巧妙に交差する。インド映画ばりに歌いだしたり、ジグロに隠し子疑惑があったり、バルサが後妻?に嫉妬したり、ツッパリ不良ぶっていたり、ツッコミどころ満載。 楽団の頭が狙われる理由についても、あんた最初から言いなさいよ、と。 泣けるほどではないが、『闇の』に肩を並べる鎮魂と融和が主題。序盤のもたつきと、男性陣が薄い、槍術の見せ場が少ないのが惜しまれる。 ジグロに瞬殺された王の槍の人、なんだったんだ…。 あいかわらすタンダがお留守番。トロガイふくめ、もうちょい外伝読んでみたい。早めの文庫化望みます。

    0
    投稿日: 2019.01.08
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    過去と現在の行ったり来たりで迷子になりそうだったけど、あとになって読み返しながら物語を追っていった。バルサとジグロの絆がアツい

    0
    投稿日: 2019.01.03
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    あとがきに「もっと書けませんか? と言われて書いた」という内容が記載されていたが、嗚呼、確かに。書かされて書いたのかなというような蛇足感があり、少し残念に思った。 天と地…もしくは炎路…で終わっておいたほうが綺麗に完結していた気がする。バルサの若い頃の話と、タンダ・バルサのその後が見られたのは良かった。

    1
    投稿日: 2019.01.03
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    「だけど、お前が思いだすのがいやだといった、そういう旅が……ひとつ、ひとつの旅が、おまえを、おまえに、してきたんだろうな……。」 バルサとジグロ父娘の歩んだ道、バルサをバルサたらしめるに至った道程のひとつ。 許しと救済と鎮魂の物語。

    0
    投稿日: 2018.12.30
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    通勤電車の中で立ったままでも読み進めたくなる本でした。あまりののめり込みすぎに、座って読んでいた時は乗り越しそうにもなりました。 バルサが少女だった頃を思い返しながら辿る護衛の旅。あの時のジグロの想いに気付きながらのこの旅はまた、守る者と守られる者の心のありようを、大人になって幾多の経験を積んだバルサだからこそ気づけたこと、と綴られています。 上橋菜穂子さんご自身も齢を重ね、経験を積んだからこそ紡ぎ出すこと川出来る物語のように思います。 人生経験を積んだ中高年が楽しめる物語だと、思いました。今の子どもたちがこの物語を読めることに嫉妬します。でも、この作品の味わいは時を経てまた読み直すことでわ違う感情が湧き出てくるように思うので、いつも書棚の片隅に鎮座させいつでも手に取れるようにしておきたい、そんな作品です。 成長したチャグムに会いたいな。

    0
    投稿日: 2018.12.02
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    『天と地の守り人』のその後も、ジグロとの話も読めて大満足。 今度はもうちょっとタンダが出てくる話を読みたい。

    0
    投稿日: 2018.11.30
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    完結したと思っていた守り人シリーズのまさかの続編。内容的には過去のバルサとジグロの話が中心なので、正当続編とは言いがたい話ではあるんだけど、バルサとジグロの話が読めるだけでファンとしては非常に堪能出来た、というのが正直な感想。 また、外伝と銘打ってはいるものの、物語として蛇足にならないと良いなと思っていたけど、読み進めるにつれてそんなことは全く気にならず、上橋さんの確かな筆力をベースとした物語に身を任せて幸せに浸るのみ、という感じでした。 一方、この形式であと数作書けそうな感じはあるな、とそんな事も思ったりした。また、外伝という形式で、大戦後の新ヨゴ国、カンバルやロタを単に旅をして色んな人と出会うだけ、という物語も読んでみたい。そんな物語、書いてくれませんかね?

    0
    投稿日: 2018.11.28
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    まさかバルサシリーズを書いて頂けるとは思ってもみなかったので、新刊が発売されたニュースを見た時は、本当に嬉しかったです。 そういう思いがあったので、この本(私以上にファンの娘が買ってきたサイン本!)は、一文一文を、とても大事に丁寧に読ませて頂きました。 やはり本当に素晴らしい物語でした。 登場人物が、それぞれの想いを持ちながら、自分の立場や役割との折り合いに葛藤しながら進んでいく様子が、歴史的な流れと、奥深い存在論的(ナユグまで織り込む世界観をなんと言えば良いのか、、)な視野で描写されていて、こちらの魂も揺さぶられる読後感でした。 ああ、これがバルサシリーズだよなあ、と、改めて感じ入りました。 ファンがゆえではありますが、書いていただいて有難うございます、と、作者に感謝を伝えたい、そんな一冊でした。

    0
    投稿日: 2018.11.25