
ベル・カント
アン パチェット、山本 やよい/早川書房
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総合評価
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powered by ブクログ映画観賞後積読。1996年に起きた在ペルー日本大使公邸占拠事件を題材にしたフィクション小説。 リマ症候の心理を覗ける一冊。 テロ事件なので、おおよその結末はわかっていたけれど、悲しい事件。 ただ、感じたのは、テロリスト=悪ではなく、育った環境の中での無知な世界観や、家族や仲間を思う気持ちから、反感を持ち行動を起こす。 価値観が違うもの同士が同じ国で同じ立場で生きられないからこそ、このような事が起きるのだなあと思った。 現在アフガニスタンでタリバンが征服してる今、私から見れば悪の組織にしか見えないが、他国から国を占拠され、色んな立場からすると一概には悪とはいえないと感じた。
0投稿日: 2021.08.28
