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生き物の死にざま
生き物の死にざま
稲垣栄洋/草思社
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総合評価

134件)
4.1
42
44
25
2
1
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    様々な生物の生態を人間の人生、対人関係、生き様などに喩えて情緒的になる、そういうコンセプト。 文学的なのだが、こういう手法はもう食傷気味だ。 青少年向き。 読了45分

    0
    投稿日: 2025.10.17
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    生き物の死のエピソードがいくつもまとめられている。 1生物ごとに完結するので読みやすい。 少々考えさせられるような描写もある

    1
    投稿日: 2025.10.09
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    タコが絶食しながら卵を守り抜き、セミが短い生を終えて土に倒れる。
どの死にざまも、悲劇ではなく「次の命へつなぐ行為」として描かれている。 生き物にとって死は特別な出来事ではなく、命の循環の一部なのだ!! 稲垣先生の本には、生き物を通して“人間もまた自然の一部”と思い出させてくれる優しさがある。だから好きなのだ。

    0
    投稿日: 2025.09.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    書店で偶然見かけて、タイトルで惹かれた書籍。残酷なタイトルだと思うと同時に、元々動物が大好きなので凄く読みたくなった。29の生き物の死に様が描かれており、妙に興味深く一気読み。 今まで好きにはなれなかった生物のこともその生態や生き様を知ることで読む前よりも少しだけ優しくできる気がする。蚊に「私の血吸っていいよ」とまでは言えないが、手で叩いて駆除したいとは思わない。今まで適当に済ませていた「いただきます」もこれからは心を込めて言える。 生き物に優しくなれる一冊。

    2
    投稿日: 2025.09.10
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    やや感傷的な農学博士による様々な生物について、死に際にフォーカスしたエッセイ。 とてもとても感傷的で、詩的に綴られている。前書きも後書きもないために、なんだか気持ちが宙ぶらりんになってしまうのは、やはり感傷的だからだろう。 文章は平易で読みやすく、素直な筆致なので変にひねったところもない。農学博士による生物観なので、やや視点が人間よりかなあ……同じ著者の書籍なら『弱者の戦略』の方が面白い気がしている。

    1
    投稿日: 2025.09.07
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    なにこれめっちゃ泣けるんやけど! 切ないー 最初のセミの描写から涙腺崩壊 もう玄関先で死んでるか死んでないかのひっくりかえってるセミにギョッとしないし、鮭もイクラもたべたくないし、蚊は殺したくないし 無理やけど だいぶ感情移入してしまった いやー感動したなぁ でもチョウチンアンコウのオスには幻滅した笑

    13
    投稿日: 2025.08.12
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    タイトルは衝撃的だが、それよりも筆者で選んだ。雑草好きな私、板垣先生の本は何冊か読んでいる(持っている)。だいたい草花の秘密や雑草図鑑、的なものばかりだったので、生き物は初めて。植物だけでなく、生物にも造詣の深い方でした。 内容ももちろん、おもしろかった!たくさんの生物たち、虫から動物までの最期が、擬人化されているものもあり、興味深く描かれている。

    0
    投稿日: 2025.06.22
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    身近な生き物たちの生き様を分かりやすく、物語性を持たせて描かれた本 生き物たちの死にざまから生きた方を知ることができて、生命の神秘性を感じる事ができます。 登場した生き物を見かけたときに、尊敬を持って接せられるような、そんな一冊 (でも虫は受け入れられない…)

    5
    投稿日: 2025.06.18
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    動物の死についての本だが、死には命の誕生もセットで付いてくる。特に虫の死は生とセットで、命がけなことがわかる。でも、虫が苦手なので読んでいてキツイこともあった…。 文体が小説を読んでいるかのように感じることもあって面白かった。「〇〇の物語」とか「彼女」と呼んでいるからだろうか。生き物たちへの愛情を感じる。

    0
    投稿日: 2025.06.13
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    雑草生態学専門家による、生き物の生存戦略エッセイ 身近な生き物でも実はその生態をよく知らないものも少なくなく、またそもそも知らない生き物についても知ることができる。 単なる生物学的知識だけでなく、社会や集団、生命や死といったことまで考えさせるような内容。 進化心理学がもてはやされている昨今、他の生き物について知ることは非常に意義があることのように感じる。 文章も優しく、奥深く、その秘密も気になる。

    0
    投稿日: 2025.05.24
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    セミの話から引き込まれた。 動物の行動をさまざまな視点から観察して、考察していく。 今まで考えたこともなかった生き物の姿が見えて視野が少し広がった気がする。 もっと知りたい

    0
    投稿日: 2025.04.06
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    先日読んだ「生物はなぜ死ぬのか」にも通じる話。 わたしたち生物は、進化の過程において個々として死ぬことを選択することで、種としての進化を遂げて(一部例外を除く)いますが、その死にざまに焦点を当てた話。生き物が多様性に満ちている分、死にざまも千差万別です。 前半は新しい命を繋ぐと死んでしまう生物たちの話。それはそれで物悲しくあるのですが、後半になり、ニワトリ(ブロイラー)や実験用マウスなど、わたしたち人間のエゴで死にざまが定められてしまった生き物たちが描かれていて読むと身につまされます。。 かと言ってお肉を食べないなどの選択肢もないので、たくさんの命をいただいて自分たちが生きているということを忘れないようにしたいと思います。 こちら2冊あることを知りませんでした。続編?もあるようなので機会があったら読んでみたいと思います。

    21
    投稿日: 2025.03.06
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    様々な生き物の生態と死に様を、分かりやすくエモーショナルに綴っているエッセイ。 動物は好きだが昆虫は苦手だ。しかしこの本を読むと、ハサミムシから蚊に至るまで不思議と愛着を持ってしまう。知らなかった知識を得られる喜びと、生き物の生き様に感動する、とても良書である。 家畜に対して深く考えさせられる章もあり、知れて良かったと思う。すぐに何がしかの行動を起こしたり自分の行動を変えることは難しいかもしれないが、せめて美味しく頂き、残すことなどは決してしないようにしようと思った。

    6
    投稿日: 2025.03.02
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    潔く子孫を残すために死んでゆく生き物たち。鮭のように遺伝子にプログラムされているというのが興味深い。 人間もそうあるべきなのか分からないが、自分の死生観について考えさせられた。

    0
    投稿日: 2025.02.08
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    情緒纏綿する、素晴らしい作品でした。 それぞれの生物が必死に生きている姿勢に励まされたり。 人間以外にもゾウという凄い共感力を持つ動物がいることを知って嬉しくなったり。 この哲学者はひどいことを言うなと 嫌悪感を持ったり。 オオカミが絶滅した理由がわかって面白かったり。 人間のためにごめんね…でもありがとうと複雑な気持ちを持ったり。 生きることについて考えさせてくれる素晴らしい作品でした。

    13
    投稿日: 2024.12.13
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     生き物の多くは次の命へと繋ぐために壮絶ともいえる生き方をし、その終わりはなんと儚く切ない一生だろうと思ってしまった私は、なんと驕った見方をしたものだろうか…。  次へ命を繋ぐという実にシンプルな生き方に生涯を投じることは彼らにとって最大の生き甲斐であるであろうに。たとえ多くの闘いや困難があったとしてもだ。  私たち人間には知恵と選択の自由がある。十人十色の生き方がある。それはそれで私たち与えられたものと受け止めれば良いと思うが、それぞれの持ち場、立場を忠実に生き抜く彼ら生き物たちの生き方、死にざまに謙虚に学ぶべきことがあるように感じました。

    25
    投稿日: 2024.10.05
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    第6回ビブリオバトル全国大会inいこまオンライン予選会1で発表された本です。 https://www.youtube.com/watch?v=8PNvaO4FGnc 2021.1.31

    0
    投稿日: 2024.09.16
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    生きているということは、死があること。 当たり前のことだけれど、忘れがちである事実を思い出させてくれた一冊。 人間以外の生き物の死について、考えたことがあるようでいて、全く考えられていなかったことを痛感。 ほとんどの生き物が、天寿を全うできない。 読後、全ての生き物に対しての見方が変わる。 簡単な文章で語られているだけに、より一層心に残る。 名作だとオススメできる本。

    1
    投稿日: 2024.09.08
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    著者は著名は植物学者であるが、本書は動物や昆虫のいきざまとうより「死」について29のエッセイ。全体的にまるでムーミン谷のスナフキンに話しかけられているような薄らとした霞がかかったような幻想的な印象を受ける。それは、著者の文章が冴えているからだろうか。 セミからゾウまで29の限られた命が美しくまた切ない。例えば、母なる川で循環していく命ーサケの章。 「サケたちは、河口から川に進入すると、もはや餌をとることはない。海を棲みかとしてきた彼らにとって、川には適当な餌がないという事情もあるだろう。しかし、彼らはどんなに空腹になっても、どんなに疲労がたまろうと、上流を目指して、川を上り続ける。時間を惜しむかのように。残された時間を戦うかのように。彼らはただ、ひたすらに上流を目指し続けるのである。まるで、死が近づいていることを知っているかのように」 3億年命をつないできたつわものーカゲロウでは、 「カゲロウは短い命の象徴である。1日で死んでしまうと言われるカゲロウの成虫は、実際には数時間しか生きられない。短くはかない命である…。 成虫になったカゲロウは、餌を獲ることはない。それどころか、餌を食べるための口も退化して失っている。そもそも餌を獲ることができないのだ。… カゲロウにとって、「成虫」とうステージは、子孫を残すためのものでしかない」 (カゲロウは3億年もの間、現在と変わらず、厳しい生存競争を生き抜いているというから凄い!) とても小さな命が、次世代に命を繋ぐために懸命に生きている。我々人間よ、立派な知性をもっているが、懸命に生きているか?と問われているような気がする。

    1
    投稿日: 2024.08.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みやすい本。絵が美しい。書かれている内容も、まるで雑誌連載のエッセイのよう(そうなんだろうか)。 ただサソリが昆虫と書かれている(ハサミムシの箇所で)。サソリは昆虫ではないように思う。 サケの箇所では中島みゆき「ファイト!」の歌詞を彷彿とさせる。 別の話になるが、ニジマスの伝説を思い出させる。どこの伝説だったかが分からず、探しているが、まだ見つからない。湖の主であるマスを釣り上げた若者がニジマスを切ったが、腕を切られた女性が出てきて湖に返すように諭す。若者はマスを湖に帰すが、切られた部分は残り、それがニジマスの赤い色になった、という話だ。もしどこの伝説か、知ってる人がいたら、教えて欲しい。 蚊の箇所では頭の中で「ミッションインポシブル」のテーマを流しながら読んだ。 どんなに人間が残酷だと思っても、生命の営みは続いていく。その枠から少しはずれている人間は果たして幸せなのだろうか、と考えてしまう。

    3
    投稿日: 2024.08.25
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    いろいろな昆虫や動物の「死」を介して、物語る。 卵を産んで仕舞えば、いなくなるのがほとんどの昆虫だが、石の下に蠢く尾にハサミを持つハサミ虫は、卵を体の下になかくし、最後は自らの体を卵から帰った子供らに食料として与えるという特殊性を持つ。 あの嫌な蚊は、産卵時期にたった一度、危険を犯して人の住居に侵入し、殺される危険を犯し血を吸う。 産卵するときに、たっぷりと栄養が必要だからだ。 カマキリのオスは、メスに食い殺されると言われているが、実際の係数は約1割程度。 だが、交尾の際、雄を食い殺した時の卵は、2倍ほどの数の立派な子孫へとつながる。 子孫を残す天命に叶うのはどっちだ。

    0
    投稿日: 2024.05.01
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    著者の語り口が真摯でもあり、ユーモアもあり、とても良い。そして読みやすい。 虫や魚や動物たちの死に方が書かれてあるだけではない。死ぬこと、そして生きることについて書かれた本。あらゆる生命体はどのように生命をつなぎ、またその生涯を終えるのか。そこからまた新しい命へと生まれ変わっていく。そんな命の不思議が書かれていた。 次の命を生み出すと自身の役目は果たしたとばかりに死んでいく生き物たち。それとは異なる人間は、とても特殊な生物に感じた。 死ぬことは生きること。生きることは死ぬこと。 死について、前向きとまではいかないけれど、「自然なもの」であると考えられる本だった。 また最後の貢の、最後の一文が印象に残った。 引用 「愛すべき人が息もせず、永遠に動かなくなってしまった現実を前にすれば、私たち人間にできることもまた、ただただ悲しむことだけなのである。」 第二巻もあるようで、とても気になっている。

    1
    投稿日: 2024.02.12
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    生き物の死にざまなので切ない気持ちになりました そして生き物の母の愛の深さに感動しました 人間の親もこうであって欲しいと思います

    0
    投稿日: 2023.07.30
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    生きとし生けるものいつかは死ぬ。 本作は様々な生き物たちの最期の瞬間を著者の光る文才によりドラマチックに描かれている。 産まれた我が子に文字通り身を捧げる母や、産まれた場所を終の住処に選び大海原から命からがら帰還する者など胸が熱くなる物語が詰まっていた。 自然界では天命を全うする生き物は極わずかでしかない。そのほとんどが志半ばで敵に食べられたり病気にかかってしまう。 その中でも私が注目したのは"人間の手によって命を落とす者たち"の存在。 家畜、実験動物、絶滅危惧種、ペット… 全ての生き物に尊厳を…なんて夢想主義を唱えるつもりはないが、今ある私達の幸せの裏で多くの生き物が犠牲になっていることを忘れてはならないと思った。 人間は進化を遂げ生態系の頂点に立っている。 しかし昔はもっと単純で、狩りをして飯を食い子孫を残すただの生き物だった。 子孫繁栄という本能のまま懸命に生き短い生涯を終える生き物たちの存在を知った今、だらだらぽやぽやと生きしている私がとてもちっぽけな生き物のような気がして虚しくなった。 個人的に生き物に寄り添った著者の文章にとても惹かれたので是非他の本も読みたい。

    1
    投稿日: 2023.06.14
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    図書館で借りたのだが、何度も読み返したい本だった。 この著者の作品を読むと 「なんで、自分は生きているのだろう」 と考えさせられることが多い。 これもまた、良い本に出会えた。

    0
    投稿日: 2023.04.29
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    知ってるようで知らない 野生動物の死にざまを 著者の優しい眼差しを通して見れたような気がしました。 彼らの気持ちは 本当はどうなのかわかりませんが こんなふうに って 思える内容でした。 余力があれば もう一冊も読んでみたいと思いました。

    4
    投稿日: 2023.02.07
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    文章の書きぶりがどこか詩的で、これまで知らなかった生物の生き様、死に様を考える入口としてとてもよい本だと感じた。 ハダカデバネズミの生態とても興味がわく!

    0
    投稿日: 2022.12.23
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    死に様とは生き様なのだなと感じる。 誰に教わることもなく、本能的にそれぞれの種の生存戦略を持って懸命に生き、苛酷な野生環境下で遺伝子を残す努力をして、その命を終える。 戦略は本当に多種多様で、著者は身近な生き物の知らなかった側面を短いエッセイで教えてくれる。とても興味深く、かつ読みやすい。 自分の生き様が満足のいく死に様に繋がるよう、読書も楽しみながら毎日を大事に生きていきたい。

    0
    投稿日: 2022.12.19
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    生殖遂げて命を全うする。自らの体を生まれてくる子供の栄養にする。生きて来たのは命をつなぐため。遺伝子がそう趣向するようプログラムされている。種の保存に献身するのが使命であり宿命である。力のある生き物は子の生誕後も生き、子育てをする。その方が種の存続に有利であるから、子育てがうれいしと感ずる。知性を持った人類。種の保存のための欲求を個体の幸福に転化できるようになる。生殖や子育てだけが人生の目的ではなくなる。遺伝子が仕組んだ運命からも解放されたように見える。一方、一つ間違えば種の絶滅を自ら招く危うさも持った。

    0
    投稿日: 2022.11.06
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    動物、昆虫の死にざまについて、リアルかつ叙情的、擬人的に、悲哀を持って描く。 文学的で、シュールさも持ち合わせているのがすごくいいです。

    1
    投稿日: 2022.09.24
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    限られた命を懸命に生きる姿と、命のバトンを次の世代に繋ぐために命をかけた覚悟が胸をうつエッセイ。 生き物の死にざまは、短くも尊い命を熱く燃やす事で、後悔しない人生を送れることを教えてくれる一冊です。

    0
    投稿日: 2022.09.23
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    生物の生きる目的は子孫を残すことなのだから、交尾して死ぬとか、卵を産んで死ぬとかがプログラムされているのは分かる気がする。大事なのは次の世代を生み出すことなのだ。ただ、母親が生まれてきた幼虫に喰われて死ぬことや、価値がないと判断されて歩けないのに巣に置き去りにされるシロアリとかは読んでて悲壮感が漂う。いずれにしても興味深い本でした。

    0
    投稿日: 2022.09.08
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    一種の短編集である。日夜彼らにはミッションが課せられている。 地上にいる彼女は敵の巣に入り、気づかれずに敵の体内からあるものを奪って持ち帰ること。 深海の彼はつがいにくっついたが最後、一生くっついていること。それが男としての生きざま。 とまあ、様々な生き物の生きざまにして死にざまが物語仕立てで語られている。 名前だけではわからなくとも、イラストがあるので問題なし。 生態が淡々と語られていて、時にぞっとすることもあるが、なかなかに楽しませてくれる1冊。 オススメ度: ★★★★☆ ノブ(図書館職員) 所蔵情報: 品川図書館 481.7/I52 越中島図書館 481.7/I52

    0
    投稿日: 2022.08.09
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    死に方は、生きる意味を教えてくれる。 それは時に寿命であり、捕食であり、交尾後に力尽き次なる世代の餌になったり。性行為に快楽が伴うように、与えられた本能に従い命を全うする事は、清々しい愉悦だろうか。分からない。分からないが、様々な死に様から生きる意味を学ぶ。 ポエトリーに語られる生き物の死。知識として会得しながら、その世界観を考えさせられる。生きることに疲れた人も、この世界観に触れてみて欲しい。 ハサミムシは体をはって卵を守る。そのように親の命を賭けられる種は、強さをもつ。強くない種は、出来るだけ卵の数を増やして放置、後は生存確率に委ねる事になるからだ。そして孵化した子供たちに自らの体を食べさせ、尽きる。命を賭け、生まれた子供の生存確率を上げるために。生は、そして死はなんと合理的な事か。サケも似たように、命を削りながら安全な川に戻り、産卵した後に果てる。その自らの死骸が餌となり、稚魚の食べるプランクトンが発生するのだ。繋がる生と死。 子供を産む栄養を得るために命をかけて血を吸いに来るメスのアカイエカ。数の生存確率に頼るカゲロウ。交尾中、メスに食べられるカマキリ。手当たり次第交尾して尽きるアンテキヌス。メスに吸収されるチョウチンアンコウのオス。老化しないハダカデバネズミ。ハダカデバネズミや蜜蜂は、子孫を残す役割が特定の個体に限られ、交尾をしない兵隊が存在するという。単細胞生物は寿命では死なない。死とは、種全体を守り、進化する為に生き物が選択した生き方なのだ。死が戦略、生き方ならば、個体に与えられた生とは何か。答えを脳裏に思い描けば、安らかに死ねるかもしれない。

    4
    投稿日: 2022.05.29
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    生き物たちはみな、最期のその時まで命を燃やして生きている──。 数カ月も絶食して卵を守り孵化を見届け死んでゆくタコの母、地面に仰向けになり空を見ることなく死んでいくセミ、成虫としては一時間しか生きられないカゲロウ、老体に鞭打ち決死の覚悟で花の蜜を集めるミツバチ……。涙なしには読めません。

    0
    投稿日: 2022.05.08
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     人間はとてもラクに生きてんだな、他の動物に生かしてもらってんだなと感じた。それなのに感謝もせず、さらには絶滅させるなどしている人間は愚かだ。またこの本から生物の仕組みがわかったり、どのように生きるか、なぜそう生きるのかなもわかり、より一層生物のことが好きになった。ほんとに感動

    0
    投稿日: 2022.02.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    さまざまな生き物たちの生涯を、特にその終え方を中心に優しい語り口で紹介するエッセイ集。それにしても、知らないことばかりでびっくりすることが多く、生命の尊さと残酷さを知ることができる。もちろん、当の生き物たちは尊いとか残酷だと感じる訳ではなく、そのようにプログラムされているだけであり、その点、やや擬人化が過ぎるという批判もあるだろう。しかし、その擬人化が極めて巧みで、これよってより身近に感じるところもあると思う。 個人的には、溺死するウミガメ、自分の子に食われることで生を全うするハサミムシ、幼体のまま成長せずに闘い続ける少女兵士としてのアブラムシなどが心に残った。

    0
    投稿日: 2022.02.12
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    様々な生き物の死について、科学的に正確な知識を詩情を もって紹介するという稀有なエッセイ。受け付ける人と全く ダメな人に別れる文章だと思うが、極端な擬人化に走って ないという点で私にとっては許容範囲。好き嫌いで言うと 微妙だが。あえて詩情を一切盛り込まない方が抒情的になる という場合もあるのではないか、などと。

    1
    投稿日: 2021.12.24
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    神秘的な死の物語集。 死ぬ事は生きる事だと感じさせられる。 何故か、読む程に、「死」への畏れが薄まる。命を紡いでいく為に死がある。「生と死」と区別するのではなく、「死は生」ではないか、とさえ感じさせてくれる。 色々な生き物の、驚きの生態を通じて、様々な生命のストーリーを楽しめる作品でした。

    2
    投稿日: 2021.12.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    セミ…昆虫は硬直すると足が縮まり関節が曲がる。なのでひっくり返ったまま力尽きる。 ハサミムシ…子育ては子供を守る強さを持つ生き物だけに許された特権。生まれた幼虫は母の体を食べる サケ…海は危険な場所。卵の生存率を高めるため川に戻る カゲロウ…成虫は子孫を残すためだけのステージ カマキリ…雄を食べた雌は通常の2倍以上もの卵を産む アンテキヌス…繁殖期間は2週間。その後雄は死ぬ。 チョウチンアンコウ…雌に癒着した雄はヒレも眼も失う タコ…交接は生涯一度。雄は死ぬ。雌も孵化したら死ぬ ベニクラゲ…プラヌラから、ポリプ→ストラビラ→エフィラム→成体→ポリプ→とループする シロアリ…ゴキ〇リ目。歩けない女王は、卵を産めなくなると置き去りにされる 兵隊アブラムシ…生まれながらの少女兵。(アリは成長後に兵隊の役割を果たす) ワタアブラムシ…春から秋は雌の単為生殖。クローンなので環境が合わなければ全滅するので、秋の終わりには雄と交配し多様な子孫を残す。 ハダカデバネズミ…老化という仕組みを退化させた。 ミツバチ…寿命は一ヶ月。後半の2週間が蜜を集める期間 ヒキガエル…昔は蝦蟇(がま)と呼んで蛙と区別していた。ピョンピョン跳ねずにのそのそ歩いて移動する。 ミノムシ…別名「鬼の子」。雌は成虫になったらミノから出ない。 シマウマ…老衰はない。その前に食べられてしまうから。 ライオン…一度の出産で二〜三頭産む。シマウマは一頭。ライオンはシマウマより生き残る確率が低い。 ニワトリ…世界で200億羽が飼育。人口75億の2.5倍。生きたまま首を切るのは可哀想と、電気の流れる水槽に逆さ釣りのまま頭をつけられて、気絶させてから首を切る ゾウ…寿命は70年。死んだら食べられ、骨は風化する

    1
    投稿日: 2021.12.14
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    生き物たちがどのように生まれて死ぬのか。知らない生き物も知っている生き物も、どのように死ぬのかまで知っている生き物は多くない。短いエピソードがたくさん収録されていて読みやすい。食べること、生きること、子孫を残すこと、なんだか色々と考えさせられてしまった。

    0
    投稿日: 2021.12.11
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    昆虫、魚類、両生類、哺乳類などの様々な生き物の最期を教えてくれる本。子孫を残すことを何よりも優先し静かに寿命を迎える生物、野生のサバンナに暮らすライオンやシマウマなどは食べられて最期を迎える、またニワトリやマウスは人間が介入し最期を迎える。本書にはそこまでは記載されていないが、マウスは本当に気の毒だと思う。腫瘍などを植え付けられ薬の効果を調べられる。マウスだって痛くないわけがないと思うのに鎮痛剤も投与されず死んでいく。早くAIなどの技術開発が進んでこのような実験をしなくても薬の効果がわかるような時代が来て欲しい。

    0
    投稿日: 2021.11.06
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    動物が好きで、表紙のイラストに惹かれて手に取った本だったけど読んでよかった。それにしても人間って何なんだろう、人間ばかり好き勝手やってるな。

    0
    投稿日: 2021.10.26
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    稲垣さんの文章にはいつも感心させられます。 ビックリするような話題をものすごく自然に話されるので、しっかり頭の中に入って行きます。 生き物の死にざまの話なのに悲しまずに、しっかり理解できました。何なんだこの気持ちは?

    0
    投稿日: 2021.09.24
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    小さな生き物は生殖活動が終わると一生が終わります。短い生涯で生きている意味は?なんて考える暇なんてありません。対照的に我々人間は…なんて考えると色々考えるキッカケを与えてくれた一冊でした。

    0
    投稿日: 2021.09.13
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    いろいろな生き物の生態が知れて面白かった。 シロアリやミツバチの話はなかなか残酷だった。 けど、種として残っていくためには必要なことで、ゴールデンカムイの生きていくために無駄を削ぎおとしているオオカミの話をおもいだした。 生後1ヶ月ちょっとで出荷される鶏には、大量生産大量消費の社会に対する批判のようなものを感じたが、その後の実験用のはつかねずみについては、農学部の教授だからか人類の発展のためにはまあ仕方ないよね感を感じた。

    2
    投稿日: 2021.08.30
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    虫や魚、鳥や哺乳類など様々な動物の生き方を楽しく学べました。何故そのような死に方を選ぶのか、生物学的にも興味深い内容でした。 生物が好きな方だけでなく、生物学を学ぶ学生にもおすすめです。

    0
    投稿日: 2021.08.26
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    子供用にたくさんの○○な生き物図鑑のシリーズがでているが、それの大人版みたいだなと思いながら読んだ。サクサクよめるが、子供用のなんとか図鑑シリーズの方が見出しに工夫がある分、インパクトが強く面白い。

    0
    投稿日: 2021.08.19
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    2時間程度で読み終わる量で気分転換にちょうど良かった。 生きることとはなんなんだろうと思った。 子孫を残せたタイミングで命が終わるようにプログラムされている生き物たち、効率よく子孫を残すためにプログラムされている生き物たち。

    1
    投稿日: 2021.07.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本気で読む気はないがどんな本か見るために図書館で借りてきた。 面白かったら買おう、というくらいの軽い気持ちである。 さっと読んでみた感想としては、「かなり内容が薄い」。 著者の本は「イネという不思議な植物」に続いて二冊目である。 わかりやすい平易な文で書く人だなぁという印象だったが、この本ではそれが裏目に出てしまった。 219ページで27項目である。 それでは薄くなってしまうに違いない。 しかもそれぞれの項がなんらかの共通点でまとまっているわけでもない。 なおかつ「死にざま」などと銘打っておきながら、ゴキブリの項に関しては「ゴキブリホイホイに捕まってもがき苦しみながら死んでいく」などという陳腐な記載にとどまっている。 それまではゴキブリに関する豆知識が羅列されているだけ。 そして最後の項においては行間を開け詩的な演出をした上で、命のはかなさ、生きていることの尊さを説くという説教くささが目立つ。 薄い感動ポルノという印象しか抱かない。 確かに各項目が短くまとめられており、読みやすい。 しかしそれ以上に軽薄さが目立つ。 読書入門としてはいいかもしれないが、わざわざ読むほどの本ではないだろう。 この手の入門書はとっつきやすい分、薄く、その先を知りたくならないことが多いため気をつけなくてはならない。

    0
    投稿日: 2021.07.10
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    ◯生きるって何だろう?そして虫注意!◯ まず、私はかなり虫が苦手なので虫の絵と描写がキツくて虫の項目は飛ばして読みました。ただ、他の項を読み終わった後、やっぱり飛ばした項も読みたくて家族に虫のイラストのところは付箋で隠してもらってぐぬぬと思いながら読みました(´-`)読んで良かった。でも虫が苦手な方は注意です! それ以外はなんだか人生のバイブルにしたいほど感動してしまった。(虫の絵が無理で買って本棚に置くことがキツくて断念しましたが。) 生き物の死にざま=生き方を通して、生きるとは?と考えさせられた。人間は本来の生き方を忘れて高度な社会の枠の中で生きている、なんて錯覚してしまうけど、人間も細胞の集まりで地球上では他の生き物と全く同じ一生物にすぎないことを思い出させてくれる。 『利己的な遺伝子』をご存知の方ならすんなりイメージできるであろう「生物は子孫を残すために生きている」という大前提を、生き物がこんなにいろんな形で遂行してることに驚いた。何のために生きるのか?なんて思い悩んでいるのは人間ばかりで、本来生き物としての生きる意味は種の保存につきるんですね。 ただ単に可哀想!とか人間のエゴで動物が!とかテーマはそんな薄い話ではないです。 「生命はこうやって、三八億年も続いてきたのだ。」 しみじみと考えさせられるとても貴重な本でした。 学生の時に著者のような指導者に出会っていたら人生違ったのかもしれないな。他の本も読んでみようと思います。全ての子供達が読んだらいいのに!

    0
    投稿日: 2021.07.06
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    なかなかに特殊で印象深い内容。 終盤の話には特に引き込まれた。 昆虫や魚のある意味規則正しい死から家畜のニワトリや実験用のマウスの残酷な運命まで、これまで考えたことのなかった動物側の視点が描かれていた。 命のバトンを繋ぐために『死』は存在している。 人間にとって特別な意味を持つ死は、多くの動物にとっては必要な行いのひとつでしかないのだなと感じ、人間とは特殊な生き物なのだなと改めて思った。

    0
    投稿日: 2021.07.05
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    ☑︎"次の世代のために生きる"という生きることのシンプルな意味を教えてくれている。 ☑︎ルカ(全生物最終共通祖先) ☑︎小さな巣の中にも幸せはある。 ☑︎イヌとネコをあわせると、日本だけで年間五万頭が殺処分されている。

    0
    投稿日: 2021.06.10
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    多くの生物の生と死について、一種につき10頁ほどの短編エピソードで語った本。 単細胞生物から哺乳類まで。個人的に、ニホンオオカミと狂犬病、蚊と血の吸い方が面白かった。 この本を読んでいて『生物が生きる目的はなるべくたくさんの遺伝子を残すことである。遺伝子を効率よく残すには死が必要である。自分という個体ではなく、同じ種がより多くの遺伝子を残す行動をとる、という原理に支配されている』というDNA支配説が思い出された。 個を犠牲にしても子を残す昆虫は、そこに親の愛ではなく、単にそれが本能だから、とこの本を読んでいて感じた。人もその呪縛から逃れられないのだろうか。それとも逃れたから死を悲しみ怖がるのだろうか。

    0
    投稿日: 2021.05.05
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    「生きているってしんどい」 「何のために生きるのか」 そんなことをよく考えてしまうけど、人間以外の生き物は種を存続させるため過酷な人生を送り、子を産むとプログラム通りに死んでしまう。 そこに人間が感じるような悲しみや苦しみはあるのかないのかわからないけど、みんなあっさりと淡々と死んでいく。 アブラムシからライオンまで、側からみれば生きている間中苦痛としんどさがまとわりつく。 どうしてそんなに頑張れるんだろう。 どうしてそんなに頑張らないといけないんだろう。 そんなことは考えられない方が、きっと幸せなんだろうな。

    0
    投稿日: 2021.04.29
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    各章が短くて、かつ軽い文調で読みやすい にも関わらず、内容は感動的 遺伝子を残して種を存続させるために 命がけで生殖行為をして、 命を賭して子どもを生み、育てる親 自然界の厳しい生存競争だけでなく 人間によって作り変えられた環境や、 養殖、ブロイラーといった 人工的な飼育形態にも触れながら、 生き物たちの生きざま、死にざまを描いた一冊

    0
    投稿日: 2021.04.25
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    身近にいる(あるいは、TV番組などで度々取り上げられている)動物や昆虫がどのように生き、どのように死んでゆくのかを簡潔にまとめた作品集です。 それぞれの生きものの「死にざま」に対して、筆者がひとこと添えているのですが、そのコメントが秀逸で、読んでいて思わず一緒に考えさせられます。 また、これまでに知っていた(思い込んでいた)知識が修正されたり、全く知らない情報に触れたりすることもあり、興味深く読むことができました。 例えば、「ゾウの墓場」として知られるように、ゾウが死期を悟って群れを離れてゆく、というエピソードは事実ではないということや、クラゲやハダカデバネズミは「不老長寿」で老いることはない一方で、事故や病気、捕食されることなどから逃れることはできずに「不老不死」でありながら「死と隣り合わせ」という環境にあるということ。 これらの知識は新たな発見で、面白く読むことができました。 「死」を理解するとされる人間と、それ以外の生き物の間に、はたしてどれだけの乖離があるのか(人間だけが万物の霊長としておごっていてよいのか)、考えさせられます。

    2
    投稿日: 2021.04.23
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     働き蜂として40数年生き(結構充実し、今思うと楽しかったですw)、子供二人、この本を読むと、もう往生していていい身分ですがw。有難いことです。稲垣栄洋「生き物の死にざま」、2019.7発行。29の生き物の限られた命を懸命に生きる姿を描いた作品です。蝉、ハサミムシ、鮭、やぶ蚊、カマキリ、蛸、ウミガメ、アリ、蜜蜂・・・。子孫を残すための壮絶な生き様に感動しました。ニワトリ(ブロイラー)、実験動物のネズミについては、生き方とは言えない哀しい生涯、ただ、御免なさいのひと言です。

    1
    投稿日: 2021.04.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    筆者の文章から、生き物が本当に好きなんだということが伝わった。文中に出てくる、ユーモアのある解釈が好き。彼の話を一晩中聞いてみたい。生き物には交尾だけではない、多様な命の繋ぎ方があることを気付かされた。人間は十分に個体数が増えたから、子孫をのこす重要性は低いなかで、私たちの生きる意味をぐるぐる 考えている時期に、この本が読めてよかった。 ハダカデバネズミ 「古いものを壊し、新しいものを作り上げる」これが、生命が作り出しシステムである。テロメアは、生物が自ら獲得した時限装置である。人間の体は細胞分裂を繰り返しており、常に新しい細胞が生まれ続けている。肌の細胞は1ヶ月で全て新しく生まれ変わる。本当は老化することの方が不思議である。 ハダカデバネズミはガンになりにくい仕組みも持っている。でも彼らは老化現象が見られないというだけで、死なないというわけではない。年齢に関わらず死亡率が一定なのである。ハダカデバネズミの最後は、病気や怪我であり、老衰で死ぬことは許されないのだ。 ミツバチ 日本のサラリーマンの生涯年収は平均2億5000万円。札束にしてみれば事務所机の上に簡単に置けてしまう。大きなボストンバックに入れれば持ち運べてしまうサイズだ。我々も一生働いてみても、ミツバチの集めたスプーンいっぱいの蜜を笑うことはできないのだ。 アリ アリが歩く速さは、1秒間に10センチメートル。時速360メートルの速さだ。アリの体長を1メートルと仮定すれば、その速度は時速36キロメートルになる。乗用車並みの速さだ。陸上男子の100メートルの世界記録は、およそ時速37キロメートルと言われているから、働きアリはオリンピック選手と同じくらいのスピードで移動してることになる。 ベニクラゲ 何度でもポリプに若返る。五億年生き続けているベニクラゲもいるのではないかと言われている。生きていることが生きがい。

    0
    投稿日: 2021.04.06
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    生きざまを伝える本はよくあるけど死にざまというところに惹かれました。取り上げている動物の種類が多いこともあって1つ1つの項目はちょっと薄いです。

    0
    投稿日: 2021.03.25
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    「生き物の死にざま」 稲垣栄洋(著) 2019年 7/15 第1刷発行 (株)草思社 2020年 3/4 第6刷 生き物にとって死とは命のバトンを繋ぐ事。 壮絶で神秘的な営みに感動します。 生まれる事。 命を繋ぐ事。 死ぬ事。 大きな輪廻の中で 今日もぼくらは生きているんだねー。 感謝。

    23
    投稿日: 2021.03.13
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    静岡大農学教授稲垣栄洋さん著 メスに食われながらも交尾をやめないカマキリのオス。 海の生物で珍しく子育てをするタコの壮絶な最期。 卵を産めなくなった女王蜂をさっさと見捨てるシロアリ。50日間で無理矢理太らせ出荷するブロイラー。 実験室で生まれ実験室で死んでゆくマウス。 売れ残ったペットショップの子犬は殺処分。 終盤は悲しい気分に

    1
    投稿日: 2021.02.28
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    ずっと読みたかった本。面白かったので「はかない命の物語」も読もうと思います。 生物という科学的な内容だけど、文章がとても情緒的で詩的なので、感情揺さぶられながらさくっと1日で読んでしまいました。 初めて知ったのは、こんなに多くの種類の生き物が子孫を残すと死んでしまうというのが驚きでした。 でも彼らにとってはこれが当たり前で、「健気だ…」と感動するのは人間だけが特殊な死生観みたいなものを持っているからなのかな…。 また、「死」というシステムは生物の歴史的には比較的新しい進化したシステムだということも。生物は敢えて「死」を選択して来たんだなあと思うと、「死」に対する捉え方も少し変わりそう。 何で人間だけが特殊な死生観を持っているのか…?これは進化なのか?他の生物も本当は人間と同じように思っているのに「死の真理」を知って受け入れているのか…? こういうことを考え出すといつも人間が一番遅れた生物で、他の動物たちこそ悟ってるんじゃないかと思ってしまいます。 また、実験用のマウスとか食肉用ニワトリとか、人間の都合で生み出され、殺される生き物たちについても考えさせられてしまいます。それも人間が生きる為の必要な自然のシステムのひとつなのか…。

    4
    投稿日: 2021.02.23
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    生きものたちの、限られた命を懸命に生きる姿と死に様。 静逸な文章でしんみりと心に沁みる、エッセイ29話。 生きものたちの、トーンを抑えた茶系のイラストを添えて。 38億年もの続く生命の循環の中での、ほんの些細な瞬間。 全ては、種を存続させるための、生と死。 交尾、産卵等、繁殖の手段の後での死の多いこと。 弱肉強食の食うか食われるかの攻防のある世界でも、 老衰では死ねない身でも、死は等しく訪れます。 それはヒトも同様。 この世に命を託せたことでの死は、生の始まり。 しかし、その生も過酷・・・働くだけ、闘うだけの生き物がいる。 ほんの僅かな時に太陽の光を知る生き物がいる。 そんな彼らが、ヒトの身近に、或いは動物園等に存在するから、 その生態の意外性と共に、見方も変わってきます。 生涯一度きりの交接で産んだ卵を慈しむ、タコ。 蓑から出ることなく、一生を終える、メスのミノムシ。 だからといっても、必死でも、 蚊とのバトルには真摯に対応しますよ~。

    8
    投稿日: 2021.02.10
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    内容もさることながら、作者の語り口もとても面白くすらすら読めた。 生物は基本的に子孫を残すために生き、役目を終えると死ぬ。 必死に生きる「生き物の死にざま」に感動した。 手元において読み返したい1冊。

    0
    投稿日: 2021.01.31
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    老いて死ぬ事は生物が望んでいる事であると言う面白さ。 単細胞生物から多細胞生物へと進化する過程で生命は老いて死ぬという仕組みを作り出した。 わざわざテロメアを作り出した中に生き物が求める物があるのか。

    0
    投稿日: 2021.01.22
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    身近な動物や虫達が、ただただ子孫を残すことにこれほどまでに命懸けであることに、衝撃を受けた。 子孫を残すことが、生きることの最大の目的。とてもシンプルな生き方だけどあまりにそれが儚く切ない。人間に置き換えるとあまりに辛く哀しい人生だなと。 今まで敬遠していた虫や、普段食べている動物や魚も、目的のために必死に生きてるだけなんだなと思ったら、無駄に殺してはいけないなと、命の大事さにもついても改めて気づかされました。 人間はどうしてこんなにも動物と違う進化を遂げたんだろう。動物と何が違うんだろうか...いろいろ考えさせられる本でした。

    0
    投稿日: 2021.01.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    生きて命のバトンを次につなぐ。その積み重ねが今の生命を作っているのだと、胸を打つ。 特に挙げるならタコの話がおもしろかった。

    0
    投稿日: 2021.01.15
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    人間を除く、いろんな生物の生と死に着いてのエッセイ。 遺伝子を次世代に残す。 なぜそれがそんなに大切なことなんだろう。 逆に言えばそれ以外のことにいろんな価値を見出してしまった存在が人間か。 凄まじい故に逆に虚しくなる気も。 なんつっても、究極のヒモ、チョウチンアンコウの雄が男の中の男だからな。

    2
    投稿日: 2020.12.23
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    沢山の生き物たちの、その中でも普段何気なく見かける生き物や身近な生き物達の生きざま死にざまを考えたこともなかった。子孫を残すためだけ、または生きるため、自然界の掟には逆らえず、「天寿を全うする死などない」の一文は印象的でした。読み進めるうちに実験用マウスだったり、ブロイラーの鷄だったり、人間を支える生き物たちの生きざま死にざまは頭が下がるばかり。ただの生態本ではないと感じた。生き物たちに対して今までとは違う見方になると思う一冊でした。

    2
    投稿日: 2020.12.23
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    セミは羽化してから7日間で死ぬ。 というのは、昔からよく聞く話。だけど実際今のセミは、羽化してから1ヶ月近くは生きるらしい。 カマキリのオスは交尾の後メスに食べられる。 というのは半分本当。たまに交尾の最中にメスに食べられながらも、執念で交尾を終えるオスもいるらしい。(ちなみに、産卵のために栄養が必要だからメスはオスを食べるらしい) 29種類の、あまり知られていない様々な生き物(昆虫、魚類、哺乳類、鳥類など)の生涯の閉じ方が書かれているこの本は、読んでいてとても切なくなる箇所も多かった。 とくに「サケ」の項目では少し泣きそうになってしまった。それはとても健気に、子孫を残すことに奮闘する。普段とても気安く鮭やイクラを食べてしまっていたことを、反省してしまうほどに。 一生に一度の交尾の直後に死んでしまうオスの多いこと。産卵を終えてからすぐに死ぬメスも少なからずいるものの、役割を終えてすぐに生涯を閉じるオスの切なさには敵わない。 一方のメスは、命がけで産んだ子を守る。守って子が独り立ちしたのを見届けて、死んでゆく生き物が多い。まさしく母の愛だ。 人間や、私の場合長年身近にいた猫でさえそうだけれども、オスよりもメスの方が生命力から何から強靭であるな…と感じることが多い。 3億年から地球にいたカゲロウや、5億年前からいたクラゲ。絶えることなく連綿と続いてきたその命たちのことを思うと、普段何気なく見てきた生き物たちに対する見方が変わる。 ハサミムシとか、ジョロウグモとか、気持ち悪いと思ったりしてごめんよ。みんな必死に生きているんだよね…なんて。 虫も鳥も魚も、限られた命を懸命に輝かせる姿はとても美しい。殺したり、食べたり、人間が最優位だと無意識に思っていた行動を、顧みるきっかけになった。 それでもそれらを頂くことは避けられないので、感謝しながら頂こう。 そして地球の一部の人間である私も、懸命に生きよう。

    3
    投稿日: 2020.12.02
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    気になったフレーズ 生物学的には、すべてのオスはメスに精子を与えるためだけの存在なのだ。 寿命がないベニクラゲにとっても、死はすぐ隣にあるのだ。

    0
    投稿日: 2020.11.22
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    「生き物の死にざま はかない命の物語」 を先に読んだ。 そして 前後するが これ すごいなあ すべての動物 目に見えないような小さな命から巨大な命まで 限られた命を懸命に生きる姿が胸を打つエッセイ とある 本当に 胸を打つ ちょっと知っていたことが単にうわべだけだったと思い知る 知らないことばかり ≪ つないでく 自分の命 ただ無心 ≫

    6
    投稿日: 2020.11.21
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    様々な生き物の死に様から、生きる理由を考えさせられる。何故人は老化し、死ぬようにプログラムされているのか、それに逆らうことは果たして人類の為になるのか。。。

    2
    投稿日: 2020.11.09
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    生き物の命の繋ぎ方。鶏以外は経済動物はなかった。 生死についてわりと前向きに考えられるようになる。 (死は、進化の過程で得た) ただ、文体はあんまり好みじゃなかった

    0
    投稿日: 2020.11.06
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    ウミガメは爬虫類なので海面で呼吸するはずが、漁場の網にかかり溺死など、避けられたかもしれない死も登場しました。

    1
    投稿日: 2020.10.29
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    セミから始まりゾウにいたるまで 様々な生き物の「死」にざまについて書かれたエッセイ その死にざまはまるで映画のようにドラマチック 「IN AND OUT!私に赤ちゃんを産ませて…命をかけた脱出」(アカイエカ) 「SOLDIER!戦うために生まれしもの」(アブラムシ) 「LOVE~たった一度の恋~」(タコ) 「ETERNAL 命よ永遠に…」(クラゲ) 「冬とともに死す」(ワタアブラムシ) 「COUNTDOWN~あなたと私の残された40日」(ニワトリ) と、映画タイトルにもなるほど(ウソです) すみません。 本書は感動的な内容です。 生けとし生けるものは必ず死ぬ わかっちゃいるけど「死」は生き物にとって身近なこと それぞれの生き物は組み込まれた「死」という時限爆弾に向かって生きていく 目的は「子孫を残す」「種を絶やさない」 ある意味潔い 人間もそこまで潔く生きることができればいいのに 生きることに苦悩したり悩むことなく 1つの目的に向かって… いや… それができないからこそ 人間の人生はまた色んな意味でおもしろいんだろうな。

    11
    投稿日: 2020.10.21
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    https://library.shoyaku.ac.jp/opac/volume/151012?current=1&locale=ja&q=9784794224064&target=l&total=1&trans_url=https%3A%2F%2Flibrary.shoyaku.ac.jp%2Fopac%2Fhome%2Fresult%2Fja%3Fq%3D9784794224064%26target%3Dl

    0
    投稿日: 2020.10.13
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    タイトルに惹かれ読了。「死にざま」を知ることは「生きざま」を知ることと同義だった。アブラムシやアリなどの昆虫からゾウやライオンなどの哺乳類まで、あらゆる生物の生きざまと死にざまについて描かれた本。著者の本を初めて読んだけれど、幅広い知識は人生を味わい深くしてくれるものだと感じた。他の著書も是非読んでみたい。

    6
    投稿日: 2020.10.11
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    センスオブワンダーと言うのだろうか。 生き物の最後にまつわるお話は不思議さに満ちている。 自分の子のために体を捧げるもの、階級社会の中で種を生かすため働くもの、人に飼育され命を失っていくもの。 種の生存戦略に思いをはせるのも人間のエゴでしょうか。

    1
    投稿日: 2020.09.28
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    命の物語がここにある。 生き物の最期はどういうものか、寿命なのか天敵なのかはたまた病気や飢餓か。 そうではない最期もある、プログラムのように遺伝子に刻み込まれた次世代へのリレーを成し遂げた時である。 研究が進みきっておらず本当にそうなのか断言できるわけではないが、そういう生き様に見る自然の仕組みの精緻さに驚かされる。

    1
    投稿日: 2020.09.14
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    生き物それぞれの生態、はかない命。多様性の中のドラマを描いたベストセラー。 時に大ヒットする生物本。その中でも本書は異例のヒット作だろう。生物の儚い命について。結局のところ生物全般、自分の遺伝子を後世に残すという目的は共通。そのために進化した生態が各種で独特。特に成長のために食に特化した幼虫、パートナーを見つけ交尾、産卵のための成虫という変態する昆虫において顕著。 本書を読んだ時期がたまたま夏の終わり。セミの鳴き声、地上に落ちたセミの死骸など、はかない命について考えさせられながら読むことができた。 専門的な内容ではなく誰でも読めるところがヒットの理由だろう。

    2
    投稿日: 2020.09.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2020.9.7読了。友から借りたもの。前半は知ってる内容が多くて物足りなさを感じたが、後半につれて知らない内容が多くなってきて結果楽しめた。生き物の生態からその死に様を凄く小説的に描いてる印象を受けた。まあエッセイだからな個人の主観バリバリだよな。サソリとハサミムシが子育てをするとは知らなかった。サケの死後の死骸がプランクトンの発生源になってる事も初めて知った。そして生き物を扱う書籍で必ず出てくると言っても過言ではないジブリ引用もやっぱりあった。タコの章にナウシカの王蟲だ。私は勝手に生き物関連者はジブリ好きが多いと思っている。マンボウの卵が3億個あるという話は知っていたが、未成熟卵が発見されただけで実際は謎というのには驚いた。まだ未知な魚なんだな。幸運の魚か。「ルカ(全生物最終共通祖先)」!いい言葉を知った。創作者が泣いて喜びそうな要素だ。ヘミングウェイは海も雪山も書いていたのか。雪山に登る孤独な豹?の話何かで見聞きしたなバナナフィッシュか?「死」が進化の過程で出現したものだったとは興味深い。劣化を避けて再構築の手段を取ったのか。そしてよくもまあここまで繋がっているものだ。果たして宇宙のかなたでこれと似たような奇跡は起きていないものか?アブラムシが4000種以上もいるとは意外だった。しかもアリのように兵隊アブラムシがいるとは。雪虫がアブラムシの仲間というのにも驚き。私は虫の生態はあまり知らない方だけど虫の生態は動物よりも突飛な生態が多い気がする。ハダカデバネズミはまだ謎の多い生物だったのか。真性社会を形成するとか仲間の邪魔だか下克上をするとか噂には聞いていた。老化しないってのは初耳だ。テロメアの話は気になる。老衰で死ぬ事を許さない話を創作でやりたかったから参考になる。ミツバチの仕事が経験で変わっていくのも初めて知った。キャリアがあるのか。蜜集めはベテランさんだったのだな。古代中国で月にヒキガエルが住んでると考えられてた理由をちょうど知りたかった!満月の産卵ピークで歩き回るのが所以か!なるほど!ミノムシのメスはミノから出ないのか。ニワトリのと畜は首切るとあったが吊るされて綺麗に機械で首切れるのか?暴れないのか?もし暴れるのなら衛生や故障防止の点からも気絶させてからの方が効率よさそうな気がする。旧約聖書に神が「全ての生物を支配せよ」人間に言ったと記されているらしいが、「神」は人間が創ったんだなぁとしみじみ思う。イラストたくさんあるのにカラーで見れるのは表紙に載ってるやつだけなのかぁ。中のイラストは茶・青・緑に分かれている。度々見かけるがこの3色分けはどういった意味があるのだろうか。

    1
    投稿日: 2020.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    軽く立ち読みしたときに感じたのは、余り知られていない動物、昆虫などの死に様がどういうものかというノンフィクションものだった。 だから面白そうで買ったのだが、実際読み終えてみると、生き物の死にざまを題材にしたエッセイだった。 例えば、蚊は人に叩かれて死ぬし、マンボウは浜に打ち上げられて死ぬ。 いや、そりゃそうだろうけど、それは読む前から知ってる。 そういうことを求めて買ったんじゃなかった。 本としてはそこそこ面白かったが、別にこのおっさんの死生観に興味はなかったのでそこそこの評価。

    1
    投稿日: 2020.09.06
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    面白い。 雑談とかにも使えそう! 人間が快適に棲むために行われてきた事が、いかに残酷なことが改めて考えさせれた。 人間と、動物、昆虫が地球で共存していくためにはどうしたら良いのか。考え続けたい。

    1
    投稿日: 2020.09.04
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    子に身を捧ぐ生涯のハサミムシ、危険に満ちた一生のウミガメ、マンボウ、シマウマ、そして大声で鳴くセミも・・決められた運命を一生懸命に生き抜く生き物たちの姿に感動せずにはいられません。自然界を生きることの厳しさと“命”について改めて考えさせられる一冊です。 https://opac.shodai.ac.jp/opac/volume/540499?current=1&q=%E7%94%9F%E3%81%8D%E7%89%A9%E3%81%AE%E6%AD%BB%E3%81%AB%E3%81%96%E3%81%BE&total=1&trans_url=%2Fopac%2Fsearch%3Fcount%3D20%26defaultpage%3D1%26defaulttarget%3Dlocal%26order%3Drecommended_d%26q%3D%25E7%2594%259F%25E3%2581%258D%25E7%2589%25A9%25E3%2581%25AE%25E6%25AD%25BB%25E3%2581%25AB%25E3%2581%2596%25E3%2581%25BE

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    投稿日: 2020.09.04
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    生命をつなぐことへ命をかける姿に胸を打たれる。 動物たちのシンプルさを知って、人間は複雑だなぁと感じた。 子育ては子供を守る強さを持つものの特権という言葉が心に残った。

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    投稿日: 2020.09.03
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    人間は死を選ぶことができるが、動物はそうはいかない。子孫のために全うし、命を費やしていく。人間によって殺されていく。形は様々だが、寿命を生き続けることすらできず、ただそこにある運命に身を任せるしかできない。 なんのために生きるのだろうと考える人は多いのだけれど、人間だから当たり前なのである。生命が宿り、そして消えてゆく。その流れを楽しめばよいのである。ドラマと同じ、この先が予測できたり、ゴールが計画できるからつまらないのであって、何が起きるかも分からない、何も決まってないから生きることは楽しいのである。突然終わりはくる。それに向けてただ歩み続ければよいのだと感じた。

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    投稿日: 2020.08.15
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    蚊や蝉の、身近な虫への見方が変わった。 日常を面白くしてくれる一冊。 人間は「なぜ生きるのか」と問いがちだけど、 他の動物の答えはいたってシンプル。 命のバトンをつなぐため。 人間も、意味など深く考えずに限りある命を精一杯楽しめばいいのでは、と思った。 しかし、文章がやや暑苦しい箇所もあり、 若干冷めてしまうところも…。

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    投稿日: 2020.08.02
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    なるほど、と思うのもあるのだけど、みんな同じっちゃ同じなので、だんだん飽きてしまった、、若干情緒的すぎる文章でもあり。

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    投稿日: 2020.08.01
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    これが生物というものか。子孫を残すため、という目的しかないのだろうが、人間から見ると、その死にざまの意味を深く読んでしまう。また、オスとメスの役割、形態の違いにも驚愕する。筆致といい、ネタの選び方といい、知的好奇心を満たしてくれる著作だ。最後のゾウを通して、「私たち人間は死を理解しているのだろうか?」の問いかけは深い。 *メモ ハサミムシのメスは切ない。 蚊の吸血の仕組みはすごい。 チョウチンアンコウのオスの退化っぷり。 副女王アリ。 兵隊アブラムシ。 不老のハダカデバネズミ。 働き蜂の最後の仕事が蜜集め。 犬はなぜ人間のペットになれたのか。

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    投稿日: 2020.07.09
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    いろんな生き物の最期を見てきましたが人間は唯一「死を選べる生き物」だと思いました。 子孫繁栄のため仲間のために生きそして自然のプログラム通りに命が尽きる生き物たちは、儚くも最後まで輝き続ける命の重みを感じ取ることができました。 人間は「死を選べる生き物」。そのことがいいことか悪いことかは別として、もしこの選択が自分の心の中に芽生えた時、ぜひ生き物たちの死にざまを思い出して冷静に自分自身について考えてみて欲しいです。

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    投稿日: 2020.06.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    諸行無常というか切なさも感じるというかたくましさも凄絶さも、それでも連綿と続いてきた命を考えさせられた。 最後のヒトと関係の深い動物たちの命も。 追記 蚊の章は、読まなければ良かった… 叩いたり、蚊取り線香を焚くときに、ほのかに罪悪感に苛まれる… 知らないほうが良いことも、世の中にはあるのだ。 ゴメンやで… ちょっとだけ、ブッダ気分…

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    投稿日: 2020.06.16
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    生物の見方が変わる。 いろんな生物の生と死の瞬間を短くまとめた本。 身近にいるアリなんかも観察するようになった。

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    投稿日: 2020.06.01
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    生き物に優しくなれる 一度に一生き物ずつしか読めない 胸が熱くなり、悲しいような愛しいような、気持ちでいっぱいに

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    投稿日: 2020.06.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昆虫から動物まで、様々な生き物の死にざま。 似たような生態の生き物は、死にざまもやっぱりなんとなく似てる。 「象の墓場」伝説をまず知らなかったのだけど、動物園で見る象も常に何かしらコミュニケーションしてるように見えるので、悼んでいるのかも、というのはわかるような気がする。

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    投稿日: 2020.04.22
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    身近な生き物たちの壮絶な生き様を垣間見ることで、「生物」としての自らの生き方を冷静に見つめ直すことができたように思う。 また、生き物たちがこれまで以上に愛しく(大切に見守りたい)と感じる気持ちが強くなった。

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    投稿日: 2020.04.17
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    今はウイルスが大流行して、世界が自粛制限になっているから、生きることって何だろうと思い、手に取ってみた。 いろんな生物がいろんな方法で生を受け継ぎ、今も存在続けている。 親子とのバトンタッチの仕方も様々で、生きる大切さ、死ぬ大切さを感じることができる。 今は世界人類が振るいにかけられているようで、とても恐ろしくもあるが、 こうやって、生き物は入れ替わっていくのかということを、今もって勉強できる。

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    投稿日: 2020.04.12
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    「天寿を全うする」 そんな幸せな死は、動物(シマウマ)の世界にはないのだ。 「老いる」、ということ。 人間はある程度、前提に、普通に、当り前に、ごく当然のこととして生きている。 それが我々の生まれ落ちた瞬間に最初に与えられた権利なんだ、とでも言うように。 今、コロナウイルスが世界を席巻している。 ロジカルでない圧倒的な恐怖を、日々心に植え続けている。 こんな時に出逢った本書ですけど、「死の可能性が上がる出来事」に向き合うと、「日常」がどんなに特別なことなのかを更に深く感じる。 ただ、それでも「輝く瞬間」がどんな生物にもどんな瞬間にも与えられていて、ある意味、生命のプログラムに自然と組み込まれているんだなーと、思わされた。 外出自粛に、読書の時間にする。 それも 「今を生きる」 という事に。 百獣の王ライオンでさえも、最後は何かの餌になる。 本書のテーマ?の「幸せな死」ということに、じっくり向き合いたい。

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    投稿日: 2020.04.05
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    昆虫から哺乳類まで29種類の動物の生態を、その個体の死に絡めて短く、かつ印象的に描いている。それぞれが珠玉のエッセイのようで、ペーソスを中心に様々な感情と興味を惹き起こす。著者の生物学者としての知識と巧みな筆先とが見事に融合していて、読んでいて飽きることがない。

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    投稿日: 2020.03.31