題名そのまま(笑) 召喚されたリオちゃん(ぽっちゃり)は聖女ではないことが判明し、異世界のご飯のまずさに耐えかねて王宮で美味しいご飯を作り、ファンを増やしていく。 全編の4/5くらい、料理しとる(笑) 一人称、三人称の視点が同じ段落でさえ混じりあい、しかも視点が一致しないところとか、中世ヨーロッパみたいに豪華、などの曖昧な描写で世界観やら背景やらを説明し終わったことになっているところは、いかにもラノベ。 飯モノも食傷気味だし、骨で出汁とってスープとか、メニューも特に珍しくないし…… なによりガッカリなのが、誤字脱字、誤用がものすごく多いこと！ さすがにカドカワさん、も少しフォローしてあげてほしいよ！ 怠慢！ ラノベの特長ったら、勢い！なのに、いちいち削がれちゃうんですよね、勢いが……残念 で、その 勢い は、たしかにある。 リオちゃんの勢い任せのド無礼も、ラノベ特有「おもしれーヤツ」に変換されて、これでもうやりたい放題決定。この主人公補正って、もはやリオちゃん、聖女では(笑) この勢いを、どう飽きさせず保って物語が進むか。それを期待して、２巻に行く、かな？

聖女として召還されながら､ブタ扱いされた主人公｡自身の食事を作り始めたのに､みんなをとりこにするなんて…｡

まあ内容は題名のどおりで、私の中ではまたかよという感じの異世界の料理がまずいので、現代日本の上手い料理を作って王宮の人たちを悶絶させていく物語。リアル感など無視したぶった切りの文章であれあれだが、まあいいか。

「俺が喚んだのは【聖女】であって【ブタ】ではない！！」 　気がついたら異世界で、しかもいきなりの罵倒。 食べるのも作るのも大好きな、莉奈は傷心を癒すために食べてしまったし、確かにぽっちゃりかもしれないけど！ 帰りを待つ家族を失った莉奈は異世界で暮らすことを受け入れるが、する事もなく、食事の味気なさに我慢も限界。 無ければ作ればいいじゃん！と厨房に入り込み。 やがて莉奈の作るご飯が王や皇子の胃袋も心もガッチリ掴んでいく。 舞台がほぼ王宮のみ、料理話のみ、という平和すぎるお話…。 料理の工程が丁寧に描かれてるし、登場人物たちも楽しいんだけど、何で召喚が必要だったのか。 これから明かされるのかなあ。

王族3兄弟の末王子に聖女召喚で異世界転移したデブ。 王宮に住み、ダイエットをしながら料理。 チーズオムレツ、フレンチトースト、塩からあげ、アイスクリームで餌付け無双。 黒髪の俺様風王と、イケメン優男風宰相、ヤンチャ末王子、少女ゲー的。

異世界召喚の飯テロもの。 メシマズ王宮に美味しいものをガンガン作ろうなストーリー。 ご飯作ってるだけでこれだけ面白いのはある意味凄い。 でも、聖女召喚しようとした肝心の事情は？ 本当に困ってるの？