まずは、ハッピーエンドで終わってよかった…。 現実の直実、瑠璃カップル、そして未来のナオミ、ルリカップル、もとあるべき場所に戻ってきて良かった…。 まさか、ナオミの世界までが、アルタラの記憶世界だったなんて…、びっくりだった。 恋っていいね。

【あらすじ】 未来の恋人・一行瑠璃を救うため「10年後の自分」の計画に協力した堅書直実。だが、それは直実から瑠璃を奪うものだった。瑠璃を取り戻すため「10年後の自分」に立ち向かう直実。2人の「僕」の戦いの行方は…? 恋愛青春SF、感動の完結巻! ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆ 正直、何がどうなって未来と過去が交錯して、なぜ世界が終わるのかがよく理解できませんでした。「それっぽい雰囲気だけで全力で押してくるＳＦ」って感じです。 でも、この世界は実は何かのコンピュータの中のデータで、我々の行動も全てプログラミされたものなのでは…？という妄想は誰もが抱いたことがあるのではないかと思います。怖いですよね。ある日突然、そのコンピュータを管理している誰かがブチっとコンセントを引っこ抜いてしまったら、この世界そのものが無かったことになる、みたいな。この物語を読んで、久しぶりにそんなことを考えてみました。