2019年公開のドラゴンクエスト初の映画化作品のノベライズ。 それにしても、映画は酷評でしたよね。 ドラゴンクエスト（ゲーム）の世界観を別のメディアで表現する、というのは、これまでも小説作品があった訳ですが、これも賛否が分かれる作品でした。 自分はあくまでもパラレルワールド（別物）として楽しむ心がけで触れていたので、今回の映画も「これはこれ」で楽しむことができたのですが、いちドラクエファンとしては世間の評価が低いことは残念でなりません。 もう少ししっかり腹に落としてみようと、改めてノベライズを読んでみました。 考察はいろんなところで語られていると思うのでクドクドは書きませんが、映像の勢いがない状態だと気になることは沢山出てきました（ノベライズはそういうもんですが…）。 やっぱり、一番の悪手は、物語の途中で現実に引き戻すストーリーであることなんだろうなあ。 改めて、ドラゴンクエストは、堀井雄二さんのシナリオのままで完成されているのだと感じさせる作品でした。

天空の勇者と剣を探し出し 魔界の門を封じ込める旅に出た 主人公リュカ 途中、強力な魔物、ゲマによって 共にした　父パパスが殺されてしまう。 リュカは魔界で奴隷にされつつも 友達のヘンリー王子と脱獄し、 再度、魔界の門を封じ込める旅に出る。 旅の行く途中で待っていたものは 旧友との再会、結婚、出産などであった。 ドラゴンクエストⅤを題材とした 映画の小説。 結末まで映画と内容は同じ作品。