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女に生まれてモヤってる!
女に生まれてモヤってる!
ジェーン・スー、中野信子/小学館
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総合評価

79件)
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    情報量が多い ハイスペ婚はハイリスク?って所の スーさんの他人の稼ぎや権利にフリーライドしたい人にオススメ ウディ·アレン監督のブルージャスミンという映画が見てみたい

    0
    投稿日: 2026.01.05
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    女性という生き方を多角的に見ている。社会の変容と女性のあり方がなんと人間が発生する前から論じられている!文章は会話形式で進むので、少し学術的な話になっても止まることなく、サクサク読める。

    9
    投稿日: 2026.01.02
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    国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→ https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11439466

    0
    投稿日: 2025.06.26
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    一度読んでいたのに、また図書館で借りてしまい、再読。またもや励まされた。私は私でいいのだ、他の誰にもならなくていいんだ、という力強い応援歌。そして、「選んだ答えを正解にする」という中野信子さんの言葉に射抜かれた。自分を見つめ直すために何度でも読みたい本。

    2
    投稿日: 2025.02.17
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    ずっとモヤモヤしていたことが言語化されて、さらにモヤモヤしている。特に小学生〜20代後半まで感じた違和感てたくさんあったけど、笑って誤魔化したり求められるように振る舞っていた自分がバカだったなーって恥ずかしくなる。 男>女っていう思考は染み付いちゃってるし、都合いい時だけそうありたい自分もいるし。 男よりも女の方が配慮のないびっくりするようなことを言うこともあるよなぁ。 すぐ読み返したい。

    0
    投稿日: 2024.11.25
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    【きっかけ】 『私がオバさんになったよ』を読んだ時、中野さんとの対談で脳科学的視点から男女を見ていたのが面白くて、他に共著があることを知り読んでみたいと思ったから。 …思ってから早半年以上…図書館で見つけてようやく借りた笑 【あらすじ】 「女に生まれたというだけで、個性や実力が身近な人たちからないがしろにされる」…そんな「人生のバグ」を、コラムニストのジェーン・スーと脳科学者の中野信子が明らかにしていく。 【心に残ったところ】 ◉“でも大人になった今は、女性のほうも結構面白いかなと思うようになってきたところ。女性のほうが生物として圧倒的にきれいだし、生き方のバリエーションが豊かという状況になったと思うので。” ◉“でも、私自身はおごられることは好きじゃない。できれば避けたい。それってなぜなんだろうとじっくり考えてみたんだけど、結局はさっきスーさんが言った「自己決定権を手放すことだから」なんだよね。おごられることを受け入れるのは、相手の支配を受け入れることと等価になる。” ◉“10代と40代の脳って全然違うんだよ。10代の脳には不安がどんどん増幅するような回路が組まれている。でもその回路によって増幅されていた不安感情は、年齢を重ねるごとに緩やかに降下していく。だから何かを達成したりしなくても、40歳前後で人は落ち着いてくる。” 【感想】 中野さんの女性にまつわるあれこれの話、やはりとても面白かった!!! おごられると「支配される」気持ちになるところ、すごく共感するし、こうもはっきりと言語化してくれる人がいるなんて…と感激した。 私も今の夫と付き合う前は、全部割り勘にしていた!! 当たり前に割り勘に応じる彼に最初は「奢ろうとかないのかな…」と一瞬思ったことはあったけど、やはりフェアな関係は安心する。 男性の趣味友達に「奢るよ!!!」と言われ頑なに譲られなかった時は一旦受け入れ、次は必ず自分が奢り返す。 なんならジャンケンで奢るかどうか決めることもある。 男性の無意識の支配から相手の機嫌を損ねることなく逃れる処世術である。 話は逸れるけど、なぜプロポーズの時に「君を幸せにする」って言われがちなんだろうね?? 当時、彼に「同棲1年経つけどいつ結婚するん!?」と脅s…いや、相談を持ちかけた⭐︎ときに、「今の給料で君を幸せにできる自信がない」と言われたことがある。 でた!!!元カレにも同じこと言われた!デジャヴ!! あのね!今の女は!自分で!自分を!幸せにできるんです!!!! あんたにゃ関係ないんじゃ! 勝手に幸せになるんじゃ!!!!! いいか、プロポーズするなら、 「一緒に幸せになりましょう」じゃボケ!!!! …当時は心の中ではこう思いつつ、表では優しく諭し、無事彼と入籍を果たした。 そう、私たちはプロポーズなんて甘い雰囲気はなく、話し合い(?)で結婚を決意したのである。 このマインドは5年経った今でも忘れないようにしている。 自分の機嫌は自分で取る。 自分の人生は自分で選択する。 自分の幸せは自分で掴むのだ。

    3
    投稿日: 2024.10.31
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    動物の優性生殖の話など、理科っぽい内容も出てくるのですが、そこが特に面白かった! 2019年の本ですが、戦争についての予想や、ハイヒールがなくなるのでは…(#KuToo運動)という推測もあたっていて、お二人の先見の明や、思考力がすごいと思いました。

    0
    投稿日: 2024.06.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【揺らぐ男性の存在意義】 ジェーン・スーさんと、中野信子さんのご対談。 最近思っていたことが言語化されていて、とても共感しました。 女性の社会の中での立場、状況、これでいいわけがない、 けれどその女性の性質上もあり、 はっきりと言ってこなかったことが何てたくさんあるんだろうと。 スーさんは、自分が女性らしくないというコンプレックスを子どもの時からもっていて、自分の不完全性が抜けないという。 中野さんは、頭がいいことが女性と相いれない、という点で不快な思いをたくさんされてきたそう。 自分が無理と思い込んでいること、じつはだいたいがお仕着せの社会規範なんだ、と話されている。 そして、社会を正面から考える、変えようとするのではなく、今の社会で自分がどう楽しめるか、に焦点を当てるという。 スーさんも、てっぺんを目指さない、目立ちすぎず、アンチも増やさない、そんな生存戦略をしてくることになったと。 「夢を口にしたって叶うとは限りません。でも黙っていなくてもいい」 ・・・ 脳科学的にも、 男性は女性を、状況によってはモノとして見ているという驚き。 下に見る、とかいう以前に。 女性を人間として見ることがでいない男性。そこに限界がある。 女性はモノではない。 男女平等のためには、男性のスキルを女性並みに高める必要があるに違いない。 もう一つ興味深くさらに掘り下げたいのは、有性生殖をなくすことについて。 技術が許しても男性が許すのかは分からないけれど。 女性は、出産しなければ庇護下に入る必要も、周りの機嫌を取る必要もなくなる、とのお話。 …

    0
    投稿日: 2024.05.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「男とか女という括りではなく個人として幸せであるにはどうすれば良いかを第一優先で考え、その上で現代社会でどうすれば幸せに生存していけるかを考えるのが良い」 内容だけでなく、言葉遣いや言い回しなど参考になる部分がありすぎて処理しきれていないがこれはお買い得な本だと感じた。 何度も読み直して論理的思考の勉強もしたい。 以下覚書 ・内助の功 陰ながら援助する身内の功績。 ・女らしいは完全に褒め言葉だけど、女っぽいだとノイズに近くなる。 ・得してる人を見ると何か奪われているような気持ちになるが実はそうじゃない。 ・ニューロエコノミクス 見えない心の部分を定量的に評価して経済的にも繁栄しようというのがニューロエコノミクス。 ・同性愛の男性と異性愛の女性の脳は似ている。同性愛の女性と異性愛の男性の脳もまた似ている。 ・若さや美貌で得た得は、蓄積されない資産。 ・男にとってモテる女性や美人は単に捕まえたくなる珍しい虫やポケモンと同じ。 ・スタックする 立ち往生する。 ・おごられることは自己決定権を手放すこと。 ・男のためにキレイを目指す人はもうほとんどいない。自己実現としての美。 ・自分をケアしないことはセルフネグレクトだ。 ・変化はいつも期待より緩やか。過渡期をどう生き延びるか。 ・ステレオタイプ脅威。ステレオタイプな見方をされるとそれが自分の中の一部となって実現されてしまう。 自分の切り捨てたもので生きている人を敵視してしまう。敵視しているものの中に自分が羨ましいと思ってしまう部分が少しあるはず。そうで無ければそもそも攻撃的にまでならない。だから自分の気持ちに正直になってとことん納得が行くまでやると敵視しないで済む。 ・綺麗めの男性が男から好まれないのは男の中の女性性ははっきりと嫌いと言いやすいから。筋肉質などの男らしさは否定すると自分が男らしくないと自認するようで言いにくい。 ・個であることと全て自己責任で賄うことは別。 ・立場が人の発言や行動を作る。 ・ピンクと和解する。 ・女を1人だけ入れて多様性を演出するな。 ・異性の目線が関係なくなってからビンテージになれる ・フランスでは自分の意見が言えないとバカ扱いされる ・迷う機能が残っているということは生存する上で必要な機能だった。セレンディピティは迷いからしか産まれない。

    0
    投稿日: 2024.05.29
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    正解を選んだ、ではなくて、選んだことを正解にするって言葉があとがきにあって、私もいい言葉だなって思った。

    1
    投稿日: 2024.05.15
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    男性は女性の性的な要素を見ると、思いやりや良心を司る脳の領域が働かない。つまりセクシー女性を男性は人と判断できないらしい。 ほんまかいな。でも性被害をそういう脳の仕組みで捉えると納得できる。 本書では男性は「美人をモノとみなす」といった視点で議論をしているけど、おいおいブスへの視点はどこいったよ。 居酒屋で酔っ払った高学歴女子が議論している粗々トークという印象はありますが、とはいえ普段からジェンダーについて発信している彼女たちの話は考えさせられたり、ぐさっとくるものがありました。 ・女性はキレイにするのにお金や時間をかけているから「おごってもらって当然」という理屈を正当化していると被害者視点でしか物事を考えられなくなる。 ・「おごられる」は相手の支配を受け入れることと等価。うーん、、、これはちょっと私の中で結論を先延ばし。 ・「男たるものスキンケアなど言語道断」現代では命取りの社会規範。そもそも男性と女性で入手できる情報に偏りがある。「男性は女性より肌が強い」ということもあったのかもね。「男性は日傘使わない」のはそろそろ見直そうよ。 ・【ステレオタイプ脅威】「女性は理数系が苦手」というステレオタイプが本当に女性のパフォーマンスを下げている。自分の「〇〇が苦手」は、もしかするとこれによるのかもしれない。 ・女性は食べ物じゃないから「賞味期限」は無いし、空気も呼吸するものだから「読む」必要もない。女の敵も女じゃない、性差なんてない。 ・仕事ができない男性管理職がごまんといるのだから、仕事ができない女性管理職だって普通にいたっていい。 私的には上記が一番刺さりました。たしかに女性はなぜか役職に就くなら完璧を求められるし、「そうであらねば」といった意識は私にもありました。そんなこと言ってるから誰もなりたがらない。そうだよね。ちょっと自信がでました。 「自分に自信がない」女性への処方箋は【歳を重ねる】【学習して不安を埋めていく】だと本書ではいったん結論としていますが、自分がいかに世の中の社会規範に囚われているか気づくことがいいような気がしますね。気づくためにはある程度の経験値や学習が必要ってことか。

    2
    投稿日: 2024.04.22
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    そう、私たちはモヤってる。 社会のバグ、システムのバグが少しでも解消したらと思うけど、積み上げてきたバグが一世代で解消されるとも思えない。今はまさに過渡期であるとも思うけど、神経をすり減らし、ささくれ立って暮らす日々の多いことよ。

    0
    投稿日: 2024.02.21
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    先月からジェーンスームーブメントが起きている私。以前に中野信子さんとの対談が面白く、これはまさに二人だけの共著! 中野さんは常に生存戦略としてどうかっていう目線での話が面白いのと、なんつーかナマケモノ戦略で今を生きてるのが痛快。そしてそれがなんか意外でもあった。彼女自身はナマコ戦略と名付けておられたが。でもこれも若い頃にものすごーく勉強されてたからできるのかなって思う。 一方ジェーンスーさんは若い頃は女っていうジェンダーで生きてくことにコンプレックスが沢山あってそれをいつか自覚し自分の力で凌駕してきたのかなって。 どっちにせよ、女に生まれたモヤりを超えて、誰にも依存せず、自分の好きな事を戦略的にやり抜くような生き方を勧められてると思う。ちこちゃんじゃないけどぼーっと生きてんじゃないよって言われた^^

    7
    投稿日: 2024.01.03
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    聡明な 尊敬する お二人の対談。 面白いに決まってる! 溢れる知識量、頭の回転の速さ、 飾らない話ぶり。 好きだなあ。

    0
    投稿日: 2023.12.12
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    私が感じていたモヤモヤを言語化してくれた!女性性についても書かれているけれど30代のこれからをどう受け止めて生きていこうという観点からも参考になった本。ありがとう。

    1
    投稿日: 2023.12.02
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    スーさんと中野さんがギュッと凝縮されている。二人が対談しているこの話の中に入りたいなと思いました。一文一句逃さず吸収したいと向き合うも、言葉のバイタリティーが凄いので、真面目に読んでいるとやっぱり少し脳疲労感があり、サラッと一気読み出来ないところが歯がゆい〜! でも情報量が多く、自分のタイミングで何度でも読み返せそうです。 共感出来るところ、そうでない部分と7:3ぐらいでした。 一番嬉しかったのは、コラム。砕けた言い回しで、人間らしい中野さんの一面が垣間見え、私がずっと誰にも言わずに思っていた事と同じ事を言っているのを知ったとき!、「だよね!!!」って思いました。 勝手に親近感を抱いているのですが、やっぱり、中野さんすごく好きです!

    1
    投稿日: 2023.06.10
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    常々、私自身がモヤっていたことをスーさんと中野さんが代弁してくれていて、読みながらうなづきまくってました。それぞれの性別により求められる役割を過剰に要求してくる社会にはうんざりしている部分もありますが、無理にそれに応えようとしなくてもいいのだなと。人は選ばなかった方が正解だったのではないかと考えがちだが、自分の選んだ選択を正解にするということにはすごく共感したし、今後の自分の選択に自信を持って進もうと思った。力がみなぎるような一冊だった。

    2
    投稿日: 2023.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    考え方・価値観のシフトが起こる、刺激的な良い本だった。 <特に響いたところをメモしておきたい> 男性が女性を「モノ」としてみることもある そんなこともあり、美人だから得なわけではない 若さと見た目には限界がある 30後半で女から人間になった 男の助手席ポジションが優位なのは景気がいい時だけ 家族とはいえ人間だから相性はある 妊娠・出産をアウトソースする未来により性別格差が縮まるかも 環境破壊を止めようというのは人間のエゴかも?(昔は酸素は毒だった) 自分の選択を正解にしていく 毎回正しい答えを選ばないから、種として生き残ってきた

    0
    投稿日: 2023.02.20
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    男なのですが読みました。 日ごろ抱えてるモヤモヤがスッキリするような本かと思いきや、モヤッとしたまま終わりました。 でも、方向性とかは見えるので色々と手探りで頑張って日々をサバイブしていこうと思いますよ〜

    1
    投稿日: 2023.01.16
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    すーっと入ってくる部分とそうでない部分があった。でもそれはそれでよし。いろんな考えを知ることができて嬉しい。 20代の頃あんなにとんがってたのには脳内物質のせいだったのか。私も40代になって日々が少しずつ楽しくなってきたひとりです。

    4
    投稿日: 2023.01.14
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    P46プリンストン大学心理学者スーザン・フィスク ビキニ姿の女性を見たときの男性の脳では、思いやりや共感、良心などを司る脳の領域がまったく働かなかった。これは、ビキニを着ている女性を男性の脳は人と判断していなかったということなんだよね。 P49女性がイケメンを見ているときは脳の働き的にモノとみなしているかというと、別にそうはなっていない。むしろ、人間としてまともかどうか確かめようとする働きが脳では起きることがわかっている。 P126結婚 「この人といたほうがちゃんと生きられる」 P172 40代になるとドーパミンがあまり分泌されなくなって不安感情が落ち着いてくる P245 もっと大きな声で笑ったり、好きなときに歌を歌ったり、踊ったり、思うことがあるときは意見を言ったりしたい!!

    0
    投稿日: 2022.11.21
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    読みながら励まされたし、1人でモヤモヤしてたことの原因が分かってすっきりした。 この本を読んでも世の中が変わるわけではないけど、自分が世の中にどう接していけば幸せと思えるかの答えに近づいた気がする。 男女関係なく生きやすくなるヒントがたくさん載ってるので、男性には手に取りにくいタイトルかもしれないけど全人類におすすめしたい一冊。

    0
    投稿日: 2022.10.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館にて。 魅力的な二人の魅力的なテーマの対談集だったが、残念ながら読了できず。 またぜひきちんと読みたい。

    0
    投稿日: 2022.09.13
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    私は男性だが、よくよく煮詰めていくと、女性はこういう不満を持っているということがよく意識化された対談であり、とても勉強になった。今までこういった本はなかなか上梓されていなかったのではないか、と思われる。女性の中でも比較的力のある「名誉男性」と思われる二人の対談(失礼か?)により、女性であることの損得勘定がなされていく。男性が思う程、女性はトクしていないんだ!割を食っているんだ!ということがこの本の要旨ではないか。この本を飲んでから中野氏の本を読んでいくと、より中野氏の本の深読みが出来る様に感じられる。画期的な一冊である。

    0
    投稿日: 2022.09.13
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    スー 私はクォーター制(議員や会社員などの女性の割合をあらかじめ一定数に定めて、積極的に起用する制度)の導入には大賛成… ずば抜けて優秀でない女性にも役職に就く機会が訪れる。そしたらね、目が慣れるはずなんです。…ちょっと前までは女性の宅配業者も「大丈夫?無理してない?頑張ってくださいね」って心配しながら接してだけど… 女性が優秀じゃないから増えないと思ってだけど、スーさんが言うように、意識して変えていくのもありかなと思った。 スー 「仕事ができない女性管理職」が爆誕していいんですよ。…役職に就くならとにかく優秀じゃないと、って。そんなこと言ってるから誰もなりたがらないんだよ。仕事ができない男性管理職なんてゴマンといるのに。 確かに。 あと、女らしさの社会規範に従い続けていくと、誰かにとってのベストサポーターにはなれるかもしれないけど、自分がどうしたいのか決めるのが難しくなる。 そうかも。

    0
    投稿日: 2022.07.16
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    疑問を持って発言していくことが、少しずつ世の中をよい方向に変えていくのだと思う。 私自身は女性であることでもやもやした経験は少ない(もちろんなくはない)のだけれど、今後の人たちのためにも考え続けるのは大事だと思う。

    0
    投稿日: 2022.07.15
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    2022.6.27 別本の対談集で読んで2人の会話が興味深かったので追加で読んでみたけど、最後はちょっとくどかったかも。 中野さんの学術的知識とスーさんの経験談はバランスが合えば読みやすいけど、最後は中野さんの知識が多くてすんなり入ってこなかった。(そもそも私の読解力によるんだろうけど) ただもともと育ってきた環境で刷り込まれてきた“女らしさ”に生きづらさを感じていたとしたらそれは貴方のせいじゃない、欲望に忠実にいること、咲きたい場所で咲いていい、には共感できた。

    0
    投稿日: 2022.07.02
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    性別のバグという捉え方は面白かった 人間に標準で備えてある本能に対してどうして?と悩むのではなく仕方ないと受け入れるしかない

    0
    投稿日: 2022.06.09
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    題名から、 「女性はこんなに生きにくいんだ!」ということをぐちぐち言っていくのかなあ、と思われるかもしれない。女性が「そうだそうだー!男なんていらない!」と同調する為の本と思うかもしれない。 まず、それを否定したいです。 いつの間にか「女」であることに固定観念を植え付けられている私たちが、「自分」らしく生きていこう、という内容が柱。 なので特に後半の方は、男性が読んでも、勇気を貰えると思います。 (ちなみに、このようなテーマに何ら興味のなさそうな男性が 勝手に私の本棚から借りて読んでてギョッとしたのですが、完読しておもしろいと言ってました笑) 最後の締めの文章が特に良かった。

    3
    投稿日: 2022.05.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    結婚も出産もその人の人生なはずなのに、バリバリ働いていると「出産は早めにした方が良いよ」などと言われる。「女にしてはやるやん」みたいなこともある。ジェーン・スーさんと中野信子さんとの対談は引っかかっていた違和感の正体を突き出して晒してくれる内容がたくさんあった。自分らしい生き方とはなんだろうを考えるキッカケになる。

    1
    投稿日: 2022.04.30
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    幸い女らしさとか気にせず楽しく生きてこれたのかな?あまりピンとこなかった。色々悔しい思いもされてだと思うんですが、結局男らしさ女らしさに振り回されているかんじもした。いや、振り回されたからこそ達観できた今、共有してくれているのか。。

    0
    投稿日: 2022.04.21
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    自分の頭で考えることをやめない。女で得だと思えるような生き方に変えていく。そういうマインドでないとやっていけないよな、こんな無理ゲーは。

    1
    投稿日: 2022.03.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【なろうと思ったこと】 ①「ナマコ信子」に私もなろう。ナマコ的最小限の働き方。あとの人生、ボーナスゲームみたいなもの。ゴールは自分で設定したい。 どういう状態が自分を幸せにする?時代と自分の置かれた環境の掛け合わせで、その時々のいい感じを変化させていくのが妥当。他人の評価なんて変化するもの。物事を相対化させて考え、時代を楽しめる人間になりたい。 ②満点を取るためには、スーパーウーマンに?そんなの無理ゲー、ではどうすれば? 自分の心と生活を安定させるために必要なものは何か、こればっかりは自分で考えて見極めるしかなくて、でも仕組みがわかれば肩の荷は少し軽くなる。 適切な自信を手に入れるために自分を観察すること。まずは、いつまで経っても自分にOK出せない内的要因と外的要因に分けて考えてみる。大切なのは、自分の中で「この選択で成功でした」と言い切れる自信を持つこと。そうなるためには目の前のことを一生懸命考えてやるしかない。 ③悪い方に気持ちが曲がったらアイロンをかける、その繰り返しで「私ならできる」という思考のクセをつける。 【救われた言葉】 ①自分が一番大事と思うことは悪でもないし、むしろ自分のことを大事にできない状態は健康な状態とは言えないという言葉。 なんでもかんでも自分のせいにしない、つまり客観性とか俯瞰の視点でものを見る習慣を養う。 ②目前の40代への不安も、40過ぎるとドーバミンがあまり分泌されなくなって不安感情が落ち着いてくるらしい。決してネガティブなものでなく、「私の人生はこんなものかな」と緩やかな諦観、「40過ぎたら楽になるわよ」と。 【人との関係性】 自信がないと人は攻撃的になる。そうなのか、だからあの人は・・と昨今の身の周りの人に対して感じた。そうなると、威圧的だった人も弱い人間やんと楽に感じれた。 不安な感情をあえて高めている時期が人間にはある。本人にとってはつらいけれど、今は勉強する時期なんだと思って安心してほしい。 【興味深かったこと】 地質年代、今、新たな名は「人新世」。「我が物顔で地上でどんどん巨大化していった恐竜は、やがて環境の変化に耐えられず過剰適応のせいで絶滅する」 我が物顔。それは個々の人間にも当てはまる気がして、スーさんに共感。変化と進化によって、「らしさ」からどんどん解放され、地球規模の大きな変化へ。女に生まれてモヤってる内容から、古代の話、地球規模の話にまで発展したお二人の世界観が好きだし飽きない。

    0
    投稿日: 2022.03.27
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    最初はあるあるネタ、最後にかけて人類の存続とかテーマが大きくなり脱線している感じ。女とか言いながらフラミンゴとかアホウドリの話になっているし… ただ脳科学に興味を持つことができた

    0
    投稿日: 2022.03.12
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    珍しくタイトルに惹かれて衝動買いした本。 ジェーン・スーさんの本はいつか読みたいと思っていた。 自分自身、幼少期は男に生まれたかったという強い思いがあったけど、最近は女性であることに楽しさも感じつつある。それでもやっぱり不当に扱われたり理不尽なことが多い毎日で(何も、すべての原因が「女だから」というわけではないけれど)、怒りが爆発しそうになっていた。 心の内でモヤっとしていたことをお二人が言語化してくれて気持ちが少し軽くなったり、逆にあまり共感できない話もあったり…。自分ならどうかな、と常に考えながら読めて面白かったです。 人生の選択に正解はなくて、自分で正解にしていく、というのは自分でもよく考えることだったけれど、やっちまったと思ったら自分ですぐに「アイロンをかける」というのは、すごく好きな言い回しだった。 心の隙間を他人で埋めても満たされることはない、結局自分で頑張るしか満足できないというのは、そうだよなーと共感し、過去を忘れる力が高い人が幸せを掴めるというのには、ドキリとした。 結局色んなことを考えた結果、却ってモヤモヤが増えたけど、それがいいのかな、と思ったり。モヤモヤしながらあれこれ考えて動かないと、配慮のできない人になってしまうし、搾取されてしまうような気がするから。 自戒を込めて、イヤなことに声を上げることと、恨み節になってしまうことは違うので、気をつけようと思います。

    8
    投稿日: 2022.03.10
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    理詰めの中野氏にスー氏が押され気味かな。 でも中野氏は自分の夫のことを「旦那ちゃん」と呼ぶ。違和感が…(笑)

    1
    投稿日: 2022.02.16
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    女らしさから解放されて自分らしく生きていくには自分の頭で考え続けていく必要がある。 ・仕事のできない女性管理職が増えたっていい ・利己的でいい、誰かのために生きられなくていい ・40歳を過ぎたら脳が変化して不安を感じにくくなる 少し前にワーママを応援するために自治体が作成した冊子に「よくばり」というワードが使われていて炎上した。 仕事をして子育てをして家事をする、それはその冊子を作った人の考える女らしさからかけ離れているから欲張りという言葉がでてくるのではないか。その冊子を作った人は認識のアップデートが追いついていないのではないか。

    0
    投稿日: 2021.12.24
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    女らしさ=自信がないこと 自信があること=女らしくない 罠だなぁ。 なぜ自分にOKが出せないのか考えてみよう 適切な自信を持つことは生きていく上で強みに。 私が男だったらもやもやしないな。ってことはバグだから気にしなくてよし これから必要なのは選んじゃった答えを正解にする力。 間違っても不貞腐れないこと!

    0
    投稿日: 2021.11.25
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    最初、女であるハンデの乗り越え方指南と期待したけれど具体案があるわけでなく、がっかりー。 と、思い読み進めるとモヤっていることへの見方を指南してくれてありがたいと反転。 丁寧にモヤモヤと向き合い、自分は何に囚われているかを突き止め、そこでどう乗り越えるか。そうこうことみたいですね。 "常識"ってこれからもどんどん変わっていくんでしょう。

    0
    投稿日: 2021.10.18
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    女であることの損得、 だけじゃなくてここ最近とくに考える、自分にとっての幸せっていったいなんなのかに繋がる。 人に指図されたくないと思いながら他人評価でしか自己肯定できない矛盾。それともそういう環境社会であったから解放されたい反発心なのか。 今じぶんが思うどんな自分になれたら好きかの基準は人から評価してもらえるという前提付き。

    0
    投稿日: 2021.08.06
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    ジェーンスーさんと中野信子さんの対談。スーさんのラジオやPodcastでの喋りに慣れていると、それが字になった瞬間、彼女の当意即妙、瞬発力みたいなものが半減してしまい、文字に書き起こされるころに向いていないのが若干残念。特に前半、2人が女に生まれてもやった瞬間を語る場面は、女性なら多かれ少なかれ10代20代の頃を思い出すと思うが、少し食傷気味に。 たしかに、体が大きいことがコンプレックスになって女らしさに反発していたスーさんと、頭がよく、そんな彼女を受け入れきれなかった母親との関係をこじらせていた中野さんの若い頃、ずいぶん生きにくかったんだろうなあと思う。だからといってチヤホヤされる美人が徳かというと、常にモノとして見られる辛さがあるという指摘。その後に待ち受けるのは男性に依存する人生であり、どこかで破綻する。どういう容姿であれ、多かれ少なかれ若い頃は男性からの判断基準で右往左往させられていたというのはなんとも悔しい話。 ただ後半、「中年」となった2人が、若い女性という域を脱したことで「初めて人間になれた」という部分は同感。おばさんは図々しいとかフィルターが無くなるとか言われるけれど、結局男性の目を気にするとか女だからという足枷が取れた本来の姿が出せるからなのかもしれない。自由になった2人が満足のいく選択をして今を楽しんでいる感じが伝わってきて、読後感は爽やかだった。 「女だからこんな結果になってしまったんだ」とネガティブに捉えることから脱出し、「自分の出した答え/選択を正解にしてしまう」=女に生まれよかったと思える人生を送ろうという、非常に前向きなメッセージで締め括られている。

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    投稿日: 2021.07.10
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    中野信子さんとコラムニストのジェーン・スーさんの共著。 私は男性ですが、女性は「女らしさ」を強制されて大変だなと思いました。時代の移り変わりとともに昔の価値観もだいぶ揺らいできてますが、これからもっと男性も女性も「らしさ」から解放されて自由に生きれる社会がくればなと思いました。

    0
    投稿日: 2021.06.24
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    悩みをなんとなく解決できる糸口にはできるんだけど読んでるとだんだんしんどくなるのはなんでなのかしら?

    0
    投稿日: 2021.06.13
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    20代前半で読めてよかったし、度々読み返したい。 他の人は大体こうだよね、という暗黙のルールみたいなものを感知して、それを自分のあるべき像と重ねていることが息苦しさの原因と気づいた。

    0
    投稿日: 2021.05.12
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    女性として生きて年齢を重ねると、悩むこと、苦しいこと、迷うことがたくさんあります。どうしたら良いか分からないままに、多くの決断をすることが必要です。こんな想いは、私だけ?などというモヤモヤを払拭し、「そうそう、そうなんだよね!」と共感できる本。女性の権利だとかそういうことではなく、ジェーン・スーさんは女性のリアルに寄り添ってくれる存在だと感じます。

    0
    投稿日: 2021.05.01
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    この手の話を理屈っぽく話すのは面白いけど、本当に理屈になっちゃうとあまり面白くない。だからジェーンスーや酒井順子までは面白いけど、中野さんみたいなのはそこまで。

    0
    投稿日: 2021.04.27
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    勇気の出る本でした!自分も無意識のうちに自分の可能性を狭めていたり、自分を抑圧してるところがあったなぁと感じました 本当にやりたいこととか、無謀な夢も積極的に口に出していきたいと思いました!

    0
    投稿日: 2021.04.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    中野さんが気になって購入 うーん なるほどと思うところも多々あったのですが、私には合わなかった 無理矢理一言で言うなら、もっと自由に!って事なんでしょうが… 最終章は、スルッと入ってきて気持ちよかった 選んじゃった答えを正解にする力 間違えてもふてくさらない ここを読めたので良かった

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    投稿日: 2021.01.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    激しく頭を振りながら読んだ。共感の要素しかなかったです 以下読書メモ --------- はじめに ・人生をゲームに例え「女の人生はイージーモード」という人がいるが、設定された女をやり続けること自体が私にとっては無理ゲーでした。でも、それは私のゲーマー能力が低いからではないと気づいた時、とてつもない解放感がありました。 Byジェーン・スー 1章 女らしさは誰のため? ・女らしさ=お嫁さんにしたいとほぼ同義 →生活を共にするならばこの人と一緒だったら安心、自分が足りないところを察して補ってくれそうだなという印象を与えられる人 ・ただ、だからといって、「女に生まれてよかった」「女だから得をしてきた」とはやっぱり思いにくいんだよね。世間では「女だから優しくしてもらえる」「男におごってもらえるから女は得だ」「女は優遇されている」と思っている人が大勢いるようですが、それは「下に見られている」のと同じことですからね。 ・私が女に生まれてよかったなと思えることの筆頭は、社会からあまり期待されないで生きてこられたことなんです。男のように社会で台頭していくことや、組織で競争を勝ち抜いていく、といった期待をされてこなかった。だからこそ、この年齢まで好き勝手に生きてこられた部分はすごくあります。 ・「女は男に高いもの買ってもらえて得じゃん」「主婦は昼間から美術館に並べて、高級ランチ食べられるからいいね」「家でゴロゴロしていられるから得だよね」という言い方を男性がするとき、彼らは金銭的得や時間的な余剰を得とみなしているんだよね。 けれども、これって本当に得なのかな?男の目にうつらないデメリットは考慮に入れられてない気がするんだよね。 ・可視化されるメリットだけが得ではない。レイヤー(階層)がいくつもあって、可視化も言語化もされていない損得のレイヤーもある。それは社会的地位だったり、多くの企業でガラスの天井(組織内で男性が優遇され、能力のある女性が要職に就けない状態)があることもそう。つまり、目に見える損得と目に見えない損得があって、両方を加算した上でプラスになるものがあればそれは得と言っていいかなと私は思います ・ゼロサム(資源や富の総量が一定であり、一方の利益が他方の損失になること) じゃないよね。金銭や物質のように可視化されているものの損得はゼロサムにもなり得るけれども、それは20世紀までの経済学の考え方だし。人間は金銭的得ではないものを感じて、ときにはそれを優先してる。金銭的報酬がごくわずかでも充実して満足できる仕事もあれば、自分が損をしてでもあいつに嫌な思いをさせたい、という気持ちもある。そういった見えない心の部分を定量的に評価して経済的にも反映しようというのがニューロエコノミクスという領域です。 ・女らしさって要するに「男らしさ」と対になる概念なんだよね。じゃあ男らしさとは何なのか、羅列してみると、「頼りがいがある」「リーダーシップがある」「決断力がある」という感じ。一言で言えばドミナンス(dominance:支配、優越の意)と言っていいと思う。 ・女らしさは誰かに気に入られるため、誰かをサポートするだめの要素であつて、言い変えれば「誰かに気に入られないと社会でうまくやっていけない」という強迫観念にもつながる。 要は、男女問わずみんなに好かれる「いい子」になろうとすると、自己決定権を手放しがちになるんだよ。自分の意思より親や社会の期待を優先して、職場では同僚から嫌われないように、上司の機嫌を損ねないように振る舞う。割を食っても、頑張る。女性の場合は女らしさの社会規範に従い続けていくと、誰かにとってのベストサポーターにはなれるかもしれないけど、自分は何がしたいか、どう生きたいかを自由に考えて決めるのが難しくなることがあるよね。 ・お嫁に行けないって脅迫の言葉なんだよね。今、婚活に勤しんでいる女性たちも、全員が全員、すごく結婚したいわけじゃないんだと思うんですよ。結婚したいのではなくて、「女として自分がまっとうであるか」という証明書が欲しい、それだけのために、結婚という事実を必要としている、そんな気がします。 ・私たちの身体には脳という器官がありますよね。これは一応、「有意な性差がある器官」なんです。ただし、その差は個人差と比べると小さいと考えられてはいる。スウェーデンのカロリンスカ研究所のイヴァンカ・サヴィックが割とこのあたりの研究をしています。 ・短期的に得を取れる場面もあるけれど、目減りしていく資産に自分の価値を見出すこと自体が危ういし、長期的には「損」に転じるよね。目減りする武器には頼らない戦略を模索するほうが、私は得を得やすいと判断するけど。 ↑若さや美しさ ・金銭的得で見るなら、「美人」のほうが得というのは行動学的なリサーチでもたくさんのエビデンス(証拠、根拠)があるよね。くりかえしになるかもしれないけど、損得というのは必ずしも一元的ではない。金銭的報酬・物理的報酬だけが報酬ではないんです。人間としてどう扱われるのか、という社会的報酬、もっとシンプルな感覚的報酬、知的好奇心がみたされる知性的報酬もある。 ・美人は「お前の中身なんかいらない」というメッセージを常に社会からうつすら受け続けているとも言える。美人である自分にあぐらをかけるような、言葉は悪いけれど、「適度に鈍い美人」はある意味幸せかもしれないよね。でも、繊細で頭のいい美人はかわいそう。「お前なんかいくらでも代わりがいる」「後から若い女の子はどんどん出てくる」というメッセージをずっと受けながら、今受け取っている得がいつ失われるんだろう、と常に脅えながら生きていかなきゃいけないから。 ・美しさは競合にならないけど、頭脳は競合案件になる不思議。つまり、美は女性、頭脳は男性の担当分野だと思われてるんだろうな。 ・フランス南ブルターニュ大学のニコラス・ゲーガン教授が発表した「バストサイズとヒッチハイクのフィールドスタディ」という有名な実験があるんです。どういうものかというと、女性たちにヒッチハイカー役になってもらって、まったく同じ服装をさせて、バストサイズだけをAカップ、Bカップ、Cカップと変えていった場合、男性のドライバーはどれくらいの割合で車を止めてくれるでしょう? →結果は身も蓋もない。お察しの通り、一番多くヒッチハイクが成功できたのはC>B>A ・「セックスできそう」という性的対象として選ばれたに過ぎないとも言える。 別の実験で、プリンストン大学の心理学者スーザン・フィスクが行ったものがあります。ビキニ姿の女性と、露出の少ない普通の服装の女性の写真を両方見せた場合、ビキニ姿の女性を見たときの男性の脳では思いやりや共感、良心などを司る脳の領域がまったく働かなかった。これは、ビキニを着ている女性を男性の脳は人と判断していなかったということなんだよね。つまり同じ人間ではなく、「モノ」として女性を見ていた。女性をモノとして扱ってもいいんだ、と感じてしまう脳の仕組みがあるからこそ、いろんな性犯罪の事件が起きてしまうとも言えるかもしれない。 ・男性からモノ扱いされることもそうだけど、「美人すぎるメメ」もひどい。あれの職業に就く女は不美人だと思われているからああいう言い方にな美人は努力して特別な技能を獲得する必要などないとも思われてる。どっちにしろ、失礼。 ・結局、若さや美貌のご褒美に与えられた得って、どれも蓄積されない資産なんだよね。どんなにいい思いをしても、権力者に獲得されたその先には選択権・決定権のない未来が待っている。 ・美人と不美人という比較ではありませんが、米国疾病対策センター(CDC)によれば、アメリカではアフリカ系米国人女性と白人女性の妊産婦の死亡率を比較したところ、アフリカ系米国人女性が妊娠に関連する原因で死亡する確率が、白人女性の約3倍にものぼっているという統計データも出ています。その背景には、もちろん収入、所得の格差もあるけど人種差別や偏見から黒人というだけで医療関係者の扱いが雑になっている可能性があるのでは、という指摘もある。容姿の優劣だけではなく、肌の色の違いが他者にそういった影響を及ぼす場合もあるという事実は覚えておいていいかもしれない。 ・「ミュンヒハウゼン症候群」: 周囲の関心を引くために、自分で自分の体を傷つけたりする精神疾患。自分で変な薬を飲んだりして周囲の関心や同情を引いて、誰かに看病されることで、「私はいろんな人からヘルプをもらっているから安心」となる心の病気 ね。 ・私自身はおごられることは好きじゃない。できれば避けたい。それってなぜなんだろうとじっくり考えてみたんだけど、結局はさっきスーさんが言った「自己決定権を手放すことだから」なんだよね。おごられることを受け入れるのは、相手の支配を受け入れることと等価になる。 →「また行きましょう」と言えるのは、金を支払った側だけ。 →やむなくおごられたら、「後日、必ず返させてください」と言いたくなってしまう。という話をしていたら、生物学者の池田清彦先生が「それは支配されることが嫌だからだよね』ってズバッと見抜いてきて、あっこの人、わかるんだな、すてきだなと思っちゃった。 ・そもそもヨーロッパのレディー・ファーストだって、女性が男性より劣る、という前提があるから生まれてきたもレディースデーもレディースセットもそう。表面のサポートの部分だけを見て「女は優遇されている」みたいに勘違いする男が今の日本には多過ぎる。ただ、その構造自体が巧妙に隠されているから、女性自身もあまりそのことに気づいていない。 ・たいていは可視化されないようにうまいことできてるよね。気づいたとしても、口に出すには社会規範が重荷になる。「こんなことを言うのは女らしくない。」そういった構造が見えている女性が「いや、得ではないしむしろ「損をしている」と主張すると、「そんな見方をするなんてあんたがブスで損しているのをひがんでるんでしょ」「そういうこと言うと結婚できないよ」とか批判的に見られたりする。構造が見えていても言いづらくさせる圧力が世間にはある。 ・「女は損だ」と声高に言うと、すぐに「フェミだ」という批判的な声があがるよね。過剰に主張する面倒な人、みたいに思われてしまう。でも「フェミニズム」という言葉が存在している時点で、男女平等ではない、構造がおかしいということの証明でもある。 ・他者からどう見られているか、俯瞰の目を持つことは大切。それは否定しない。でも、社会の目をそのまま自分の目にしちゃうのは、すごく危険。「どうせ私なんてプスだから」となるのは、「美人は価値が高くブスは価値が低い」という社会のものさしを自分のものさしにしちゃってるからなんだよね。 ・そもそもこの世が真っ暗闇だったり、人間に視覚がなかったりしたら、「美人になりたい」なんて望みを誰も抱かないですよ(笑)。今の社会でなぜ美人に憧れる女性がこんなに多いかというと、「美人になれば自分が社会から受ける恩恵を最大化できそうだから」であることは間違いでないでしょう。そこは私たち人類はみんな社会的生物だから、ある程度はもうしょうがない。 ・「男たるもの顔や体なんかにかまうな」って社会規範は、これから命取りになると思う。年取ったらセルフネグレクト(自己放任)まっしぐらだよ。若い頃は「やるのはみっともない」と言われてたことが、シニアになったら「できなくてみっともない」になる ・そもそも女性と男性では、異性を選ぶときに活動する脳の働きが違うんだよね。実は多くの女性は、あんまり相手の外見を重視していない。女性は前頭葉にある機能で、振る舞いや雰囲気で好ましく思う相手を判断しているらしい。じゃぁ一方で男を選んでいるかって言うと、これは完全に視覚なんですよ。だから「イケメンに限る」っていうテンプレ(紋切り型)は完全なる誤解。「ただし美人にという男側の認識が強いから、女もそうだろうと思い込んでいるんでしょうね。 ・ただし、かつてヒトのオスがメスを選ぶときの視覚の基準としては、顔の美醜よりもくびれがある体型だということのほうが重要だったというのが研究者たちのコンセンサス(合意)としてはあるようです。 →おっぱいよりくびれなんだ?お尻の大きいメスが魅力的とされていたけど、二足歩行になって前からお尻が見えなくなったからおっぱいの大きさが重要になったって話を聞いたことがあるけど。 お尻が大きいって、つまりくびれがあるということにもつながるんですよ。 =まとめると、これまではたんなるスケベ心だと思われていた男性の「性選択」が、実は自分の遺伝子を賢く産んでくれる女性を探すための指標だったのかもしれない、という話なんだけど。 →視覚的なインパクトにそこまで左右されるなら、どの種においても「見た目の麗しさ」という価値が大幅に下落することはないのかなあ。時代の価値観が変わって、それに匹敵する他の何かが登場する可能性はあるだろうけど。 ・「金」「地位」「人生経験」がないとマイナスとみなされがちな男という性別。まったす同じ資質が「うぶ」としてプラスに捉えられがちな女という性別。加齢がネガテイブ要素にならない男システムは、正直うらやましいね。 年齢やキャリアの積み重ねがプラスに転じやすい。女の場合は逆なんだよね。 ・私たちはしばしば「女性は理数系が苦手」という言説を耳にすることがあるだろう。このような「『AはBが苦手』といったステレオタイプがあるとき、実際にAのパフォーマンスが下がってしまう」という現象を「ステレオタイプ脅威がある」という。心理学の用語である。 2章 敵と味方とルールを再検証する ・そうそう。それなのに、外からはすぐに「女は」というかたまりで見られがちだよね。まあ、「外集団バイアス」なんだけどね。自分と違う人たちは全部同じに見えるというバイアス。 女もときにそうなっちゃうんだよね。男をひとかだまりに見てしまうとか。あと、女自身が、「女は一枚岩である」「女という塊だ」と自認してしまうと、そうじゃなかったときに大きく傷つくからやめといたほうがいいよ。 ・まずは、意見が異なる、利益が対立する。たったそれだけの理由で、誰かを簡単に敵認定しないほうがいいですよね。SNSではそういう振る舞いをする人をたくさん見ますが、そういうスタンスはいまいち格好よくはないし、無駄も多い気がします。単純に、違うよね、だけでいいよね。 ・おじさんたちのアイドルになったほうが、物事を円滑に進められる可能性は高い、ということなんでしょうね。そこをわかって自覚的にそうしている女性の政治家も存在すると思う。裏を返すと、どんなタイプの女性が多く働いているかを見れば、その国や社会が女性をモノとして見ているかどうかが判別できるということになるね。 ・「女の敵は女」じゃなくて、「自分の敵は自分」よね。私の中にも、名誉男性(男性的価値感を身につけた女性)と呼ばれる女性たちをどこか冷めた目で見ちゃうというのはありますよ。でも実は自分の中にもかつて「男性になりたい」という気持ちがあった。だからこそ、彼女たちの心理がとてもよくわかる気がするんだな。 ・ひっどい話だなぁ。名誉男性って基本的に男社会の広報なんですよね。「悪意のある男性ばかりじゃありませんよ」「私は女ですが、この男性主導のコミュニティに平和的に属していますよ」と伝えるための。社長の判が押された文章しか読めない。そこから自分で意思決定ができるポシションまで登っていけるか、難しいところだと思う。そのスタイルのままだと、最終的に行き止まるよね。やつぱり得にはならない。 ・なぜ多くの女性が自分に自信を持てないのかを考えると、「自信満々じゃないほうが女らしくてかわいい」と刷り込まれてきたのもひとつの理由だと思う。自信がなくておどおどしている女のほうが、「かわいげがある」「謙虚で控えめ」と褒められて、得点がつけられてきた。そういう意味では本人のせいだけではない。じゃあ誰のせいかっていうと、「社会」とか「世間」とか、個別の顔が見えない存在なんだけど。 ・女性って会社組織だとそこまで期待されてないじゃないですか?少なくとも男性ほどには期待されていない。それって裏を返すと、「キャリアを積み続け、自らの意思とは裏腹にトップを取らなきゃいけない」とか、「一貫して統率力を持ち続けなければならない」っていう、男性が背負っている過剰な期待からはまだ自由でいられるということ。 ・生物学的に有意な性差、つまり男女差はある。でも、その「差」を理由にして機会を不平等にするのは、なし。そして性差と同じように個体差もある。これは同時に両立する話。「私たちはそれぞれ性差と個体差の掛け合わせで個性が決まる」、私はそういう理解。 ・一方で個体差があるという事実に乗っかって「じゃあ有利な人がどんどん勝てばいい」という新自由主義の流れが、日本では多分ここ15年くらいで起きているよね。負け組は自己責任、生まれ持った資質が劣っているなら諦めろ、格差社会万歳、って。まさに新自由主義の陥穽よね。「持てる者はますます富み、持たざる者は搾取される」というのが新自由主義の基本構造だから。 ・「女性同士でも意見は違って当たり前。個たれ!」と言った。自分を「女性」という枠だけでくくらないで、常に個人であってほしいって。今でもそう思っているけど、今なら「個であることと、すべてを自己責任で賄うことは別」と注意書きを入れてもらうかな。個であることが命取りになってきた側面もあるから。 ・じゃあ誰が戦える武器を持っているかっていうと、男女問わずそもそも恵まれた環境で育っている人が多い。多いというより、そういう人のほうが有利。もちろん本人の努力もあるけど、恵まれているからこそ獲得できた武器というのがあるから。武器があれば勝てるのはいいことのようにも思えるけど、武器を手に入れるにはバックグラウンドが必須となると、そうじゃない人にとってはたまったもんじゃないよね。機会の不平等がえらいことになる。そういう問題を内包しながらも、男女を分けるガラスの天井が薄くなったからこその成果でもあって、女性の社会進出という点では喜ばしいこと。 ・日本では一部の保守的な人たちが、「男は働き、女は家を守るのが本来の姿。女性は家庭に戻るべき」と言うじゃないですか。つまり、無賃のケア労働で家庭を支えろと。終身雇用制があって年金をたんまりもらえた時代はそれが成り立ったけど今やその役割分担は無茶だって。女が家に戻っても終身雇用や潤沢な年金は戻ってこないでしょ。そのツケを女が支払う謂われはないよ。他人のツケばっかり支払わされる。 ・今後はおそらく我々のような選択をする人のほうが数が増えていくだろう、とは思うのだけど、ここでバイオロジー(生物学)としての問題が出てくる。というのも、私たちのような選択をする人は、あまり子どもを作らないんです。そうすると、意思決定の傾向に遺伝的要因があると仮定するなら、遺伝子的には誰かの庇護下にいることを望むタイプのほうが数が多くなる。最終的にどちらの数がどう増減していくか 3章 恋愛と結婚、私たちの戦略 ・社会人になってからは比較的スムーズに恋人ができるようになりました。ただ、恋人ができるってことと、その関係性を続けていくってことは、また別の話じゃないですか。私も劣等感の裏返しで、メサイア・コンプレックス(救世主妄想)みたいなのがあるんですよ。彼の理解者は私だけ、と二人の関係をテコに自分の価値を上げようとする。 ・そういう意味で一番心地よくフル回転でつき合えるのは女友達。 フル回転できる価値観の同じ相手とばかり一緒にいると、どうしても偏ってしまう。クローン人間じゃないけど、育ちとか考え方とかが自分と似た人ばかりのコミュニティって、そこに多様性はないんですよ。 ・一人でキレててみっともない。でもその後、反省します。もっとキレずにこうべきだったな、っていう風にいつも後で思う。片方しか怒ってない状態だと、ケンカって成り立たないんですよね。私が「もう頭悪いんじゃないの?」とかって言っても、「いや、僕が今悪いのは腰なんだけど」みたいに返されて。 ・防御ですね。あとは、実家と一線を引きたかった。別に所帯を持てば、実家から独立して別の家です、ってなれるでしょう?実家の家族と仲が悪いわけじゃないんだけど、やっぱりちょっと距離を詰めようとしてくるところがあるので、「いやいや、そこは線を引かせて」と感じていたし。母が私に干渉してくることは今でもちょいちょいありますけど、「言えた義理かよ」って悪いけど思っちゃうところがあるんですよね。それを言うと相手が傷つくこともわかっているので、そこは言わないし、言わせないのも礼儀と思っているのね。 ・私も父親と超険悪だった時期があるから、親を愛せないことに悩んでいる人の気持ちは理解できるけど、今にして思うとそれも「親子らしさ」に縛られてたからだと思うんだよね。たんなる人間同士の相性だから、ある程度はしょうがなくない? 同じ親から生まれて同じ家で育ったって、一人一人性格も好き嫌いも違う人間に育つんだから。 ・せっかくのおいしい食事の席であっても、人間としてではなく、女として求められてるのか」ということがわかると、もう砂を噛むような味になっちゃうし、シンプルにつらい。別にこちらは相手を男としては見てないし。自分の女性性を否定したいわけではなくて、その奥にある人格もちゃんと見てよ、この男性はもっと頭のいい人だと思っていたのになっていう気持ちになってがっかりしますね。 スー 品のない言い方をすれば、会話を楽しもうと思ってた相手から、「やれる、やれない」の軸でジャッジされるってこと? 中野 そこまであからさまではないけど。でも、「女のくせに生意気だ」みたいな発言をする男性は、私を一個人ではなく、女として見ているってことなんですよね。そういう残念なケースは多々あって。同じことを発言をしても、私が言うと「生意気だ」と鼻で笑われて、別の男性が言うと納得されるということはしばしばあるんですよ。 ・E・ヘイルマンとアーロン・S・ウォレン、コロンビア大学教育学大学院のダニエラ・フックスとメリンダ・M・タムキンスが実施した「男性の分野とされる仕事で成功した女性が支払うぺナルティ」という研究で、伝統的に男の分野だと思われている業界での成功談を男性の話として話した場合と、女性の話として話した場合では、聞き手の印象で全然違う結果が出たと聞いたことあるな。女性だとステレオタイプから外れるから、非協力的だとか敵対的だとか悪印象を持たれて嫌われがちになる、っていうね。聞いてる方が男でも女でもそう思うって。これまたその人のせいじゃなくて、社会のバグだと。 ・いや⋯⋯もうそんなに言うなら選んでもらわなくていいですよ。 選んでもらっても、タダ働き同然で男性のライフのメンテナンスに一生を捧げることをどうせ求められるのでしょう? 男性のほうが強くなくてはならない、などという思考から自由で、女性に意思と能力があることを肌感覚で知っており、気負わずつき合ってくれる、楽しい人がいいなと思う。 男性だって、自分のほうが強く、賢く、格好よくなくちゃいけないとか、そんな刷り込みのせいで毎日ストレスかかって大変だろうなとも思う。 「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」とシモーヌ・ド・ボーヴォワールが喝破してから70年(『第この性』が刊行されたのが1949年)。性はあらかじめ決まっているわけではなく、私たちは社会からそう誘導されて、女であることを選ばされる。受動的選択をさせられている、という意味だ。 4章 なぜ女は自信を持ちづらいのか ・それまではやっぱり自罰的な気持ちがあったんです。自分らしさを突き詰めるほどに、世間一般でいう女らしさから乖離していくから。誰かのために生きられない自分にすごく罪悪感を持っていた。 ・これは特に論文になっているような根拠のある話ではないのですが、プライベートでお会いしたある精神科医の方が「生きづらさやメンタルの病気を抱えている患者さんは、40歳くらいまで生き延びさせてあげると、あとは結構寛解するんです」というお話をされていた。ざっくりとしたメルクマール(指標)として40歳という年齢がある、というのは面白いよね。 ・何か目標を達成したり仕事に成功したりしても、「私の実力ではなく、運がよかっただけ」と思い込んでしまうことを「インポスター症候群」というのですが、インポスター症候群は女性がすごく多いんです。男性よりも、女性のほうがこの心理を持ちやすい。本当は実力があるのに、「私なんて実力がないのにいいのかな」と罪悪感に苛れてしまうのは圧倒的に女性のほうだ、という。アメリカの研究によると、男性よりも女性やマイノリティ属性を持つ人のほうがインポスター(Impostor:詐欺師、偽物)感情が出やすいというデータがあります。 ・それが一番救いがあるよね。自信がないと人って攻撃的になるでしょう。私がそうだった。自信がなかったから、誰かと張り合つたり、マウントを取るような真似をしたり、なめられないように強気に出たりとか、そういうことばかりしていた時期があった。自信がないことで逃したチャンスもあったし、優しくしなきゃいけないところでなぜか強気に出たりとか、不適切なことをたくさんしてきました。 ・自信がないからこそのよさもあるよ。人間はライフサイクルのうちで10代ー20代にかけてが、最も自信がなくなるフェーズで、なぜその時期に自信がないほうがいいかというと、自信がない方が圧倒的に学習効率がいいから。 ・ちなみに、自分の不安を埋めるために恋愛や結婚に走るのは無駄だと思う。結婚したって、相手や相手の優れた資質が自分のものになるわけではないし、結婚した夫婦の3分の1が離婚する時代だし。 ・何が言いたいかというと、要するに日本は間違った努力の仕方をしてるんだなと思ったの。「自分自身であれ」ということが一番大事なことなのに、「あなたのためにこんなに私は自分を殺して合わせることができます」が重視されてしまう。フランス人は早い段階からそれを手放せていると感じました。 5章 いつか結婚も出産もレジャーになる ・高学歴、高収入、高身長、容姿がいい男性っていうのはちょっと私は警戒しちゃうなあって言うのね。頭もよくて挫折した経験も少ないからということなのか、どうもDVやモラル・ハラスメントで駆け込んでくる女性のクライアントさんのご主人というのは、そういう人が多い感じがすると。高級車に乗っている人のほうが、大衆車に乗っている人よりも交通規則に従わないというデータがあって、それを連想してしまったりはした。もし、本当にそうだとしたら、勝手な想像だけれど、彼らの多くは、女性を対等な存在として見ることができないまま大人になってしまったのかもしれない。妻は自分のマスコット、もしくは代理の養育者、または言い方は悪いけれど、スレイブ(奴隷)でしかない。女性がそういった存在でいるうちは、大事にしてくれる。でも、いったんそこから外れたら途端に手のひら返しされてしまう。 ・ない。女性側は見た目が好みといった要因以外にも、「この男の子どもを産んでもいいのか、子育てにどれだけコミットしてくれるのか」ということについて、ある程度長期間にわたる予測をしなければならない。そのために異性を選ぶときに前頭葉を使うのだろうと考えられているのだけど、男性の場合はそんなことジャッジする必要はない。とりあえず健康に、生き延びる力の高い子を産んでくれさえすればいいので、外見でぱっと相手を判断する、ということのようです。 6章 ジャストフィットな生き方は自分で決める ・私は人の期待に敏感だから、すぐに過剰適応してしまうところがあるのね。だから、過剰適応を自覚したらすぐ別の場所に移動するようにしてきたわ。「人の期待を的確に察する」って特性をフルで活かすためにはそれが都合いいんだよね。 ・人類の進化はほとんど終わっていると言われている。とすると、人類はこれで完成形なのだ。ある確率で最適解を選ばないことが、私たちの繁栄のカギであったのなら、今もその性質が私たちの中に残っている理由が明確になる。いわば私たちは、よく迷い、よく間違えるように仕組まれている。 セレンディピティ、とそれを呼ぶ人もいる。これは一見、想定外のように見える何かの中から、新しい何かが拓けていくことを言う。重要な科学上の発見の多くは、想定外の結果や失敗した実験の中から生まれている。

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    投稿日: 2020.12.30
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    「自分らしさ」と「女性らしさ」をセパレートする1冊。人生の先輩であるこのお2人の書籍は本当にいつもためになります。 こういう本を読んでいると自分が女だったから遭遇した不幸(美醜で語られることとか、痴漢にあったことだとか、職業・進路について言われたことだとか…)を思い出して未だに泣けてくることがあるのでたまに読んでいて辛いのですが、あれはまさしく社会のバグだったんだな…。 あと自分も中野先生と同じように合理的に考え行動しがちなので共感できるところも多かった。時代は確実に女性のために変わりつつある、その中で私だけの生存戦略を考えて生きていきたいと思う。

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    投稿日: 2020.10.07
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    正解を選ぶことを学んできた私たち 正解を選ぶことよりも、選んだ事を正解にしていける事を学ばせる方がよほど素晴らしい!と実に共感

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    投稿日: 2020.09.19
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    結婚をきっかけに配偶者が読み直してたので、わたしも拝借。女性だからということで、なぜかうまく行かないことは自分のせいじゃない、「社会のバグ」である。そんな本。バグじゃぁしょうがないわ。そんな気持ちでサラサラと読みすすめる。 「この人といたほうがちゃんと生きられる/私にとってパートナーって、真人間でいるための漬物石。/偏った集団にい続けて傲慢になった私の考えに一石を投じてくれる。」 この一節をみて、そうそう、結婚したの、これだわ、と激しく同意。 --- 女性だからと、自分が不利益を被った経験は(生理痛くらいしか)ないなと思ってたのだけど、あれも実はそうだったんだろうか、と思い返すこともいくつか。自覚してないだけだろうか。 でも、読み終わってふと思うのは、一番自意識を育む中高6年間の大切な時期に「女子校(notお嬢様校)」に入れた親の選択は良かったんじゃないかと思っている。私達の先輩たちは当たり前のように社会進出し、理数分野で活躍し、稼ぎ、意思を持って異性と同じフィールドで活躍する。理数の先生に女性が少なかったのが残念だったけど、そういう無意識に育んでもらった価値観が、卒業したあとのわたしの心のバネを強くしてくれたようだ。 とはいえ、今後もまだ妻、母といった様々なフィールドでの壁にぶち当たるのだろう。困ったら「あ、バグかもしれない」と、すこし冷静に分析するメンタルを忘れないようにしよう…。

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    投稿日: 2020.08.22
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    対談形式で読みやすく、共感出来るところも多々あり楽しく読めました。お2人のやりとりも独特で心地よく感じました。女は得をしているのかどうか、結局のところ結論は出ないけれど、モヤってる事を議論するのは楽しそうだなと思いました。女であることに囚われず、自分らしさを大切にしていきたい。

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    投稿日: 2020.08.21
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    自分の中のもやもやと向かい合う必要があったからか、読み終えるのに、ちょっとがんばった。確かに40に近付くにつれ、生きやすくなってきた気がする。正解を選ぶんじゃなくて、選んだ答えを正解にしていく生き方もありなんだな。東京六大学野球の大会に出るために東大で野球をするという遠回りようで近い選択肢。思考停止していてはもったいないな。

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    投稿日: 2020.08.18
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    学びが多い本だった 人は女に生まれるのではない、女になるのだという言葉が印象的だった 女らしさの社会規範になるよう幼い頃から洗脳されていることに気づけた 主体的になること、どういう状態が自分を幸せにするのか考え続けてその時々のいい感じを変化させることが大切と学んだ

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    投稿日: 2020.08.12
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    「女に生まれてモヤってる」と思った事がなくても読んでみてほしい。目から鱗が落ちる瞬間がある。 対談形式でサクサク読める。「分かる!」と頷きながら読むページもあれば「このモヤモヤはそういう事だったのか!」と目から鱗が落ちるページもある。中には「そんな事を思う人がいるのか!」と驚愕するページもあったけれど、自分自身の視野が広がったように思う。時々読み返したい。 NDC 367.2

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    投稿日: 2020.07.30
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    多くの男性には理解が難しいと思う。 「私には価値があると、誰かに証明しつづけなくていいんです」で泣いた。 長年刷り込まれたものはなかなか抜け出ないが、 自分でそれに気づき、アップデートをくり返していくのが人生だと思った。

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    投稿日: 2020.07.10
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    これの前に読んだ本で語られていた(けど理由はあまり書かれていなかった)「若さと外見の美しさだけで勝負するのは危険」を丁寧に説明してくれて納得&モヤモヤが少し晴れた。ブスのマーケティング戦略とセットで読むと楽しいかも。 女は例え仕事でうまくいっても勉強ができても、評価されるときは常に「女らしいか」「結婚してるか」「子どもを生んだか」を足して割られてしまうという話が印象的だった。ノーベル賞をとった人でさえ良い母だったかどうかがセットで語られると。男性は仕事で成果を残したとき、家庭でも機能したかなんて問われないのに。変なのって思うけどその変さに違和感持つ人がいないという絶望の国ニッポン。 普段思ってることをうまく言語化してくれたのは助かるけど、うーーーん、と思うところも多く…。解釈は多いけど答えはあまり書かれてない。答えがほしくて読んでるのに~と思ってたけど、中野さんの最後のコラムでなるほどなってなりました。あと10年はモヤるでしょう。がんばって乗り越えていきたい。

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    投稿日: 2020.06.18
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    生き方が多様化し、女性としてのライフスタイルに「正解」や「ゴール」がない今、 私たちはどのような道を選択すれば、心地よく生きられるのか。コラムニストのジェーン・スー氏と脳科学者の中野信子氏が、これからの女性の生き方を対談形式で語り合います。 数年前よりは肩の力を抜けるようになったものの、私も「女だから」と言われるのが嫌で嫌でたまらなかった。だからこそ男に負けないように努力して上に行こうとしたし、ゆるふわに生きてる女が憎くて仕方なかった。まあでもそれって結局自分が疲れるし、問題が解決するわけでもなくて。気づかないうちに得してた部分もあるはずで、AIなど技術の進歩をもって、性別を超えて生活できるようになればいいな〜と思う。あと周りのオッサンオバサンからの結婚出産圧力は華麗に無視しようと思ったw少子化?いいじゃない、世界人口増えてるし!私は自己犠牲の人生なんていらないや。

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    投稿日: 2020.06.07
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    結婚や出産を経て初めて、一人前の女性とみなされる世間の風潮。時代はめざましく変化しているにも関わらず、女性であるがゆえに、未だに押しつけられる、様々な価値観。 全ての女性が持っている無意識の囚われを言語化し、そこに女性の生きづらさの解があるとし、焦点を当て、女性性からの開放を押し進める本。 多くの男性からは反感を買う内容でしょう(笑) 逆に、これが一部の現代女性の意見だと、すんなり受け入れられる男性は、かなり懐が深いと感じます。 人生の節目に悩む10代後半〜30代の女性には是非読んで欲しいと思います。

    7
    投稿日: 2020.06.06
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    言語化できていなかったモヤモヤを言葉にしてくれていて、気持ちいい。 10代〜30代くらいの女性におすすめ。

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    投稿日: 2020.06.03
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    本読んでて良かったったなぁって思うのは、自分と全く同じことを考えてる人がいるんだって知れること。心の奥底にあって、誰にも相談したり言わないような悩みや辛さを、同じように感じてる人がいるってしれただけでもホッとする。 この本はその悩みや気持ちに、天才中野さんや、ジェーンスーさんがコメントしてくれるというおまけ付き。出会えて良かった本。

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    投稿日: 2020.05.31
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    対談形式で進んでいくため、テンポ良く読めた。 (共感ポイント) ・中野:「女は優遇されている」と思っている人が大勢いるようですが、それは「下に見られている」のと同じことですからね。(p.22) →自身の経験上、女は得をしているのでは?と感じた時期もあったが、実際は若さ(外面)を搾取されていたと認識したから早く歳をとりたい。(中身は今くらいの勢いをキープ) ・中野: 置かれた場所で咲きなさい、という言葉を見ると、何だか苛立ちを感じてしまう。(p.214) この本から何を学んだかというよりは自分が女であることの立ち位置を再認識させられた。

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    投稿日: 2020.05.24
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    "ある精神科医の方が「生きづらさやメンタルの病気を抱えている患者さんは、40歳くらいまで生き延びさせてあげると、あとは結構寛解するんです」というお話をされていたことがあったのね。ざっくりとしたメルクマール(指標)として40歳という年齢がある、というのは面白いよね。臨床医が持っている経験的な知見として頭に入れておいてもいいのかもしれない。"(p.172) "「私が男だったら言わないだろうな」と思うような発言を、無意識でする人もいます。そこで「私が男でも同じことを言いますか?」と相手に尋ねるか、「あ、こりゃバグだな」とスルーするかはあなた次第です。 バグに気づけると、人にもていねいに対応できるようになります。このバグは女にだけ存在するものではありませんから、自分も「あの人が女だったら言わない言葉」を男に投げ掛けずに済むようになるのです。"(p.187) "中野 「おばさん」になることにはある種の得があるだろうね。美人とか不美人とか関係なく、もはや男のテストステロン・スコープに入らなくなるから。 スー ようやく人間になれたよね。おばさん、非常に楽です。"(p.230)

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    投稿日: 2020.04.17
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    あたしの好きなすごいおふたりだから面白いだけしかない。 視点や思考が刺激となる。 おばさんを通り越しておじさんめいてきたあたしは、モヤってないけれど、何度も読みたい。

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    投稿日: 2020.03.05
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    女が組み込まれている世の中のシステムやプログラムに問題がある。仕組みにバグがあり、設定された女を続けるのは無理ゲー/あらかじめ決められた正解を選ばされる人生、選ばなかった者は過剰なまでの吊し上げに遭う。非難と哄笑の的にされる。 賢い彼女たちが、経験して考えてやっとわかった貴重なエッセンス、人生のもっと早いうちから共有されるといいのに。

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    投稿日: 2020.03.02
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    女に生まれたというだけで、個性や実力が身近な人たちからないがしろにされている。脳科学者の中野信子とコラムニストのジェーン・スーが、これからの女性の生き方を対談形式で語り合う。 もやったままです。

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    投稿日: 2020.02.26
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    ん〜〜!めちゃめちゃ面白かった! 頭のいいお二人の対談。「女に生まれて得か?損か?」という問からどんどんと発展して、最終的には生物的な進化の話から地球規模のフェーズの話まで。 講義やパネルディスカッションを拝聴しているような感覚で、すごく読みごたえがある! また、自分が生きててモヤモヤって感じてたこととか、イラだっていたことに対して、「それはバグだ」と論理的に説明されていて、目からウロコ。 私も自分の生存戦略を自分で考えて、行きたい場所にどんどん行ける人間になりたいと思った。 自分の人生を自分で正解にしてあげていきたい。

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    投稿日: 2020.02.11
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    「若さや美貌のご褒美に与えられた得って、どれも蓄積されない資産」と、斬るところが潔くて好き! 「女でも男でも得だと思える人生を生きる。」同感。 「40代はドーパミンがあまり分泌されなくなって不安感情が、落ち着いてくる。だから、迷いがなくなる。」→不安がなくなる→図々しくなる不惑=40代って納得。 「不安な時期=若い時こそ勉強する 。だから、歳を取ると勉強するのが難しい。」余程命取られるくらいの危機感がを持たないといけないんだな。 「記憶力の良い人ほど新しい環境に適応しにくい。」忘れっぽくなることも生きるための知恵ってか。

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    投稿日: 2020.02.11
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    「ふーん。君はナマコのくせにいろいろ知ってるんだな」(p.210)で最高に笑った。 軽快な対談本。 「超ハイスペックな女性二人の話だし、結局自分からは遠いよなぁ」と思い、途中で眠らせて数ヶ月。また手にとってさっき読み終えたところです。まさか最後(p.244~)でボロボロ泣くとは思わなかった。 現代まで連綿と続く人間社会は、女性にとって不利で息苦しい。それは事実として語られている。でも、ここでは社会を変えようとか大きい話にはなっていない。人間社会のためというより、この本を読む私のための言葉があった。 合わせられない「女らしさ」に私は合わせなくていいのだ。「女らしさ」に限らず、「普通」に合わせられない私を責めなくていい。あるいは、置かれた場所で咲こうとしなくていい(p.214)。そういう話だったと思う。

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    投稿日: 2020.01.02
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    面白いっ!凄い共感する。もやっていた気持ちが言語化されて、絡まった糸がほどけるよう。テンポ良い会話が聴こえてくるような臨場感。

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    投稿日: 2019.10.14
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    対談の中盤以降、名言がいくつも出てきて、くすくす笑わせてもらいました。同時期、放映されていたテレビドラマ「凪のお暇」にも出てきた「空気は読むものではなくて、吸って吐くものです」ばりの、中野さんからの「空気は読むものではなくて、呼吸するものです」。どちらが二番煎じとか、そんな話ではなくて、これを超えていくフレーズがジェーンさん、中野さん、お二方からいくつも出てきて、文を追うのが実に楽しかったです。

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    投稿日: 2019.09.22
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    性別以前に正解を選ばされる人生、それでいいのか?と喝を入れてもらえた気分になれた。 中野さんとスーさんのような関係性ええなあ。

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    投稿日: 2019.08.31
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    ‪自分は男だが、未婚独身な件について面倒くさい質問を受けることは多々ある。女性はさらに社会バイアスが乗っかると考えるだけでもう…女性は共感して男性は新たな気づきを得られる一冊、というこの雑な性別ひと括りもまた良くないのかもしれないな。色々と考えたくなるきっかけになった。読んで良かった。‬

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    投稿日: 2019.08.27
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    女性に生まれたからって、女らしくしなきゃだめ?と思ったり、女だというだけで何だか生きづらいなと感じたりしている方におすすめ。 逆も然り。男は男らしく、と言われてもやっとする男性も読むといいかも。 女か男かというのは各個人にくっついてる属性の一つであって、そこだけ切り取って個人全体を評価されたり、人格ごと否定されたりしてはたまったものじゃない。 読んでて、言葉にできてなかったモヤモヤが晴れてスッキリした!

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    投稿日: 2019.08.17
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    『大事なことなのでもう一度言いますが、誰かに「私にふさわしい相手」として選ばれなくてもいいんです』 この本を読んで、救われる思いがした。 この本は背中を押してくれている。女性でも男性でも、性による役割や社会通念に、自分の生き方までもを搾取される必要はないのだ、と。 (部分的に男性ヘイトに感じられる文章もあったが、個人的にはその部分には共感できなかった。そして筆者たちが本当に伝えたい部分もそこではないと感じた。) 女に生まれたというだけで嫌な思いをすることが多々あったように思う。損をしていると、よく感じていた。女らしい女の子をうらやみ、妬んでもいた。そして女らしくいられない自分を責めていた。 でも私だけではなかったのだ。 自分の意見を言う、場を引っ張る、そういった行為は「女らしくない」と言われ、「選ばれない」「お嫁に行けない」などと言われる。 そうしていつしか自分を抑え、周囲の期待を優先し、まわりの機嫌を損ねないように振る舞う。 無意識に、誰かを支える存在として「選ばれる」ために。 これまでの社会規範から、男性の中には女性を「モノ」としか捉えられない人、おしなべて女性のほうが勉強や仕事ができないと本気で思っている人、慎ましやかで自分の意見を言わず、出産し育児をし、男性を支える女性以外は無能だと考える人が残念ながらかなり多いのが現実である。 私自身、肌身で感じている。 人間として、何らかの社会貢献をしても、「結婚は」「子供は」などと仕事や学問、功績とは関係のないことばかりに焦点が当てられる。 女性も社会進出を、と毎日のようにニュースやメディアで言われる一方、(日本の)人口減少・少子高齢化を憂い、子供を産め、それもたくさん産めなどと言う。そう唱える社会の上層にいる男性たちは、既存の「女性らしい女性」「男性より能力が低い女性」感を本気で根底に抱いているというのに。 けれど今、単純に「男女平等」を声高に叫ぶのではなく、人間一人ひとりがもっと「考える」時代が来ているのだと思う。 その上で、「知」は圧倒的な力を持つ。 変わっていく社会の在り方に、魚類の繁殖戦略や46億年の地球史を用いてくるあたりはとても面白かった。 (私自身、シロアリの真社会性の話で知人に励まされた事を思い出した) 置かれた場所で咲きなさい、に苛立ちを感じるという話も共感できてかつ、理由が明確に言語化されていて気持ちがよかった。 もっとマクロな視点をもって、多様化する社会と向き合っていかなくては。 ジェーン・スーさん、中野信子さんは本当に賢くて、この人たちのようにはなれないよ、と思う部分もあるけれど、別になれなくていいのだ。 自分で考えて、迷って、間違えて。それでも選んだ答えを正解にしていけるのだ。誰しもが。 私自身も自分の生き方に迷いや、自責や、劣等感がいつもあるけれど、それでも進んでいこうと思う。自分で選んで、自分の今を正解にしていくために。

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    投稿日: 2019.07.20
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    何が得かは人それぞれだけど、 自分で考えない、自分で決めないのが「損」 だってことは言えるかも。 というスーさんの言葉に深く納得。 お二人とも、自分の立場を謙遜せず 冷静に分析していて気持ちよかった。 あと男女を対立構造にしない話の流れは流石だった。 だってなあ、性については選べないんだもの。 読んでスカッとする本ではないけど、 そうだよなあと思うことがありおもしろかったです。 エールをもらった。

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    投稿日: 2019.07.17
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    女だから何かを我慢したり、諦めたりした経験のある人に読んでほしい。 そして男性にも読んでほしい。 女性が「損している」ということを解消することは、男性が損するということではない。

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    投稿日: 2019.07.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    スーさんも中野先生も大好きなの。 つい数か月前にスーさんの『私がオバさんになったよ』で二人の対談を読み、「もっと続き読みたい!」って思っていたらすぐにその願いが叶って、しかも丸々1冊二人の世界が詰まってるなんて感激。 少し比較対象として男性の話も出るけど、もちろんディスる内容なんかじゃなくて。 女として生まれて子ども時代、思春期、大人になって…それぞれ感じてきた「モヤっ」を細かくお話している内容。目次読んだだけでワクワクしちゃった。 読んでいても「そうそう、そうなんだよ」「あ~、そういうこと!」など首肯してばっかり。ヘドバンしそう(笑) 普段は書籍にアンダーライン引くことはなんだけど、本作は一生お供に生きていくと思ったからガンガンマークしていった。 『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』以来に頭がスッキリ、喜ぶ内容だ。 はじめに ジェーン・スー 1章 「女らしさ」は誰のため? 「女らしい」と「お嫁さんにしたい」は同義 女は生物として美しい 「お前なんか襲わねえよ」まで含めて腹が立つ件 可視化も言語化もされない「得」のレイヤーがある 「女らしさ」とは自己決定権を手放すこと 「お嫁に行けない」という脅迫 スカートめくりの標的にならない女の子 周囲との関係性が一番しんどかった中学時代 ナオミ・キャンベルという女性の「外れ値」 美、モテ、若さはすべて目減りする価値 美人は、それ以外が評価されづらい ヒッチハイクの成功率と胸の大きさの関係 失恋で痩せたら「モノ」扱いされた ただし、美人は社会からよく扱われるメリットがある 「おごられる」ことは相手の支配を受け入れること 女の得って結局最後は行き止まり メイクや服は女ウケを狙ったほうがコスパがいい 世の中には顔を洗わない男がいるという衝撃 「ただしイケメンに限る」の誤解 モテとおっぱいと性選択 「私は女だからできない」と思い込まされていないか 中野信子 2章 敵と味方とルールを再検証する あえて一般職を選んだ女子大生 バブル世代の親の価値観を疑ってみる 「女に賞味期限はある」は食う側の価値観 「女同士はわかり合える」という一枚岩幻想 名誉男性は男社会の広報 女が女に厳し過ぎる評価を下すとき 個体として弱くなる時期をどう乗り切るか 「控えめな女」に高得点はもうつかない! 「個」であることが命取りな時代がきている 新自由主義の流れでカオス社会が爆誕 「らしさ」は役割と権力が生み出す 自分で決めるほうが気持ちいいし、得 女同士だからって、何でもわかり合えるわけじゃない ジェーン・スー 3章 恋愛と結婚、私たちの戦略 「自分らしさ」と「女らしさ」の乖離 自分よりも能力が高い人を好きになるという通過儀礼 パートナーはまっとうに生きるための漬物石 結婚という世間からの防御 親子の相性はしょうがない 生殖機能をフルに使わなくてもいいのでは? 女が人間に見えるまでには時間がかかる 「若くて元気がいい女」がおじさんに好まれる理由 お飾りの紅一点という役目 周りからバカと言われてもゴールは自分で設定したい アタッチメントをつけ替える生き方を選ぶ 「第二の性」 中野信子 4章 なぜ女は自信を持ちづらいのか? 37歳でようやく「女らしさ」から降りられた 他人のために生きる人生はゆがむ 人生、不完全でも面白く生きられるよ 男は女よりも自信を持ちやすい 不安な時期ほど学習スピードが速い 依存相手は都合のいいスクリーン 不安を埋められるのは時間と自分だけ 自分で自分にOKを出そう ジェーン・スー 5章 いつか結婚も出産もレジャーになる 一番ではなく、二番手くらいを目指す マリー・キュリーと「女の幸せ」 妊娠・出産をアウトソーシングする未来 生殖が変われば、恋や結婚の形も変わる Y染色体が消滅したら結婚はレジャーになる 私たちが本当に後世に残したほうがいいもの 地球はすでに次のステージにいる 地球の様相は常に変わり続けてきた 私たちはいつでもどこへでも行ける 中野信子 6章 ジャストフィットな生き方は自分で決める 次世代への貢献をどうするか 必要なのは失敗をリカバリーする力だ 今の選択が正しかったと思えるように 搾取されがちな特性に寄りかかるのは危険 男社会で設定されたゴールがすべてじゃない 過去を忘れられる人ほど、幸せになりやすい 野球をやるために東大に入るという選択 自分が美人であることを隠す天才 女でも男でも「得」だと思える人生を生きる あなたはあなたが思ってるよりずっと大きいかもしれない ジェーン・スー おわりに 中野信子

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    投稿日: 2019.06.29