Reader Store
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 無料お試し版
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 無料お試し版
ブレイディみかこ/新潮社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

1374件)
4.4
644
464
135
20
6
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    分断とは自分の方が上にいるのだと思えるアイデンティティを選んで身にまとうときに起こるものなのかもしれない 人を傷つけることはどんなことでも良くない 他人の靴を履いてみること エンパシーは知的作業 子供が差別するのはそういう思考を植え付けた親の責任だし、そういった差別の被害を1番受けているのは子供なんだと思った。 この世界にはいろんな人種、階級、国の人がいて共に暮らすうえで互いを尊重することが大事だと思う。エンパシー イギリスの色んな問題を知れたし、多様性の観点から沢山のことを考えさせられた。

    0
    投稿日: 2025.12.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    まず、英国がそんなにも階級や人種の問題が大きいなんて知らなかった。移民の数が多いこと、学校の中には英国人だけじゃなくて様々な出身の親たちがいること、他の国ではそれが当たり前なのか…となんとなく感心。日本では、日本人が大体でハーフの人は少しという勝手なわたしの印象。だからこそ、こんなにも色々な人種の人が入り乱れてる環境に触れたこともなく新鮮な気持ちで読むことができた。もちろん、いろんな人種の人が色々な国で生活しているのは知っているけど、この本で実感が湧いた。 この本を読んだことで、私の価値観や考え方が大きく変わった。この本を元に様々なことを多様性の視点から考えるきっかけとなった。読んでよかった!!! 多くの人から評価されている理由がわかる。

    0
    投稿日: 2025.12.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    私たちはさまざまなことを考えすぎているのかもしれない、そんな風に感じた作品でした。 EU離脱後のイギリスは混沌としており、様々な思想や政策、様々な人種が蔓延る中、そんな大人たちの政治的、社会的な事情に1番被害を受けているのは子供でした。 しかし、そんな中でも彼らは物事を本質的に見て彼らなりの解決策や考え方にはっとさせられました。 これからますます多様性が広がる世界では、人種、アイデンティティ、レイシズム、差別、そんな色眼鏡をかけずに物事の本質を見ることも大切だと感じました。

    0
    投稿日: 2025.12.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』を読んで、多様性という言葉がよく語られる今の時代に、実際に海外の学校で起きている出来事を生の感覚で知ることができたのが大きな収穫だった。自分はこれまで明確に差別を受けた経験はないが、これから日本にも海外からの人が増えていけば、同じような場面に直面することがあるかもしれないと思うと、決して遠い世界の話ではないと感じた。個人的に好きな映画『リトル・ダンサー』が作中で触れられていた点も、自分の記憶と作品が繋がるような喜びがあり、読みながら静かに頷く瞬間があった。

    0
    投稿日: 2025.12.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    日本にいたらほぼ日本人しか周りにいなかったけど、英国になるとまた別。子供のうちからそういう環境で育つ。大人が無意識に差別してしまうことも子供は疑問に思ったりできる

    0
    投稿日: 2025.12.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    イギリスで生活する中学生の息子と周囲の環境を母親の目線から綴るエッセイ。 周囲の差別や格差、時代の変化による国民の心情が家庭からどう見えているか。そこに少年のピュアな目線が加わり、日本に住む私は新鮮な感覚で読めた。 同じ地域内、同じ学校でも日本とは比較できない程の階層があり、その考えは歴史的なもので文化とも言える状況のようだ。一方でLGBTQ などの先進的な思想の浸透も早く深く広がっていることを感じさせられ、同年代であっても生活環境から生じる意識差は、簡単に多様性を唱えるだけでは理解し合うことは難しいのだろう。

    0
    投稿日: 2025.12.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読んでいてはっとすることが多々あった。いろいろ勉強になった部分もあり、エッセイとしてもとても面白かった。

    0
    投稿日: 2025.11.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    深く深く考えさせられました。 日本という国がいかに多様性のない社会であることを、良くも悪くも見せつけられた気がします。 著者が住むのは英国ブライトン。 三苫薫のおかげでサッカーファンには馴染みのある都市ですね。 国際結婚をして英国に住む著者は、アジア人への差別や偏見のある中に生き、またイエローでもありホワイトでもある息子は、自身の中に多様性を抱え込んで、現前する差別や価値観の対立に純粋に疑問を投げかけます。 これでもかと日常に嵐が吹き荒れる多様性社会において、生粋の日本人である自分はどこまで耐えられるのだろうか。 多様性が善かどうかは正直わかりません。 ただ人間が個人としてたくましくなり、かつ対立を乗り越える相互承認を育むためには、多様性がきっかけをもたらしてくれるかもしれないとも感じます。 すでに有名なベストセラーかもしれませんが、認識が固定しがちな日本人に読んでほしい一冊です。

    0
    投稿日: 2025.11.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    タイトルから小説だと思ってたんだけどエッセイ。多様性って言葉ばっか前に出てて多様性とは?ってなってる昨今。生活していくことの中で噛み砕いて考え続けていくことだよなと思ったりした。息子くんと著者の言葉が分かりやすいし、家族でこんな素直に意見を言い合える関係性に憧れと尊敬。

    3
    投稿日: 2025.11.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アイルランド人の父と日本人の母を持つイギリスで暮らす少年が、中学に入学した学校生活を母親目線で描いた話だが、この少年が大人っぽく、しっかりとした自分を持っていることに驚いた。 またイギリスの移民問題や差別、貧困からくる格差社会、若者のドラッグなど、知らなかったイギリスの問題を知ることが出来た。それは今の日本の問題とも重なり、まだ私の身近には感じたことはないが、いずれくるかもしれないと思った。 彼が色んな問題と向き合いながら学校を楽しむ姿はたくましく、救われる思いがした。

    1
    投稿日: 2025.11.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    イギリスで暮らす日本とのハーフの中学生の話 母親視点でのエッセイ 賢くて逞しい息子  差別や問題がある中でも友人と向き合ってぶつかって乗り越えていた 日本生まれ日本育ちの私にはあまり感じたことのない差別や社会問題が描かれていた。こんな世界が現実にあること考えられたのはよかったのかも。 もともと子供目線の小説かと思っていたのに母親目線のエッセイだし社会問題が色々でてきて母親の意見が述べられていて割と硬い文章。なかなか読むのが大変だった。頑張ってやっとやっと読み終えた。

    1
    投稿日: 2025.10.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    こんなに素直で、地頭の良い子どもが出来上がるのかと思うほど大人以上に対話ができる。 これまで単純に考えていたLGBTQや人種、階級などと付き合っていくことが知れた。 これがフィクションではなく世に起こっている事実なのにとても理解しやすかった

    1
    投稿日: 2025.09.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    読む前までは小説かと勝手に思っていたが、自分の息子(11歳)が通う元底辺中学校での子供を取り巻く環境と息子の成長を描いたエッセイだった。 多様性や格差社会という言葉自体、私にとっては私にとっては遠い世界の出来事だったのだが、著者の息子の通う中学校には(息子含めて)あらゆる家庭やバックのある子どもたちが生活している。金銭による経済格差、教育格差…息子の水泳大会では公立校でなく私立校の生徒が上位を占めていた。勉強だけでなく、習い事を習わせることのできる経済的な家庭の子どもが運動も上位になると。自分が学生だった頃も見えていないだけで、このような経済格差や教育格差はあったのだろう。自分の子どもたちには出来るだけエゴだが不自由してほしくないと親心して思う。でも、こういう格差やたくさんの生き方がある事も知っておいて、自分で納得して生きていけるようになって欲しいとも思う。 子どもたちを取り巻く環境の見方が変わる1冊だったし、自分の子供にも大きくなったら読んでほしい1冊だった。

    1
    投稿日: 2025.09.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ★★★★☆星4 すごくしっかりした息子。とても賢い。勉強ができるだけの賢いではなく、生きていく力が強い。自分だけではなく周囲のことにも興味を持ち、考え、意思を持って行動できる。母との距離感も良く、憧れちゃうなぁ。ユニフォームブギはホロっときた。最近は差別や◯◯ハラスメントにならないように言葉に気をつけようとすればする程、特に初対面の方などよく知らない相手だと何が地雷になるかわからなくて話せない。遠いイギリスのお話で、差別や難しいテーマだったけれど、とても読みやすい文章でわかりやすかった。

    4
    投稿日: 2025.09.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今の時代に大切なことがとてもたくさん詰まっていた。 こどもの未来を憂うことが多いのだけど、未来はこどもの手の中にあるんだと信じたいな。けれどその子どもたちのために今の時代を生きる大人が残せるものは残して守るものは守り、一線を越えないように努力していかないといけないと思う。 この一年くらい自分の無知さにほとほと嫌気がさしていて、無知故の過去の発言とか思い出したくないことが山ほどあるが、何かを知るというのはそういう羞恥や醜態と上手く付き合っていくことなんだろうし、たくさんの人がそういう気持ちを持ちながら知ることを諦めないでいることが多様性を認められる世の中に繋がるんじゃないだろうか。

    8
    投稿日: 2025.09.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    多様性は自分が思っているよりも複雑だ。 発言に人種差別の意図がなくても、相手はそうは受け取らず、知らず知らずのうちに相手を傷つけているかもしれない。 結局は「無知」ってことに繋がるわけだが、著者も多様性の地雷を踏んでしまっているように、この問題は一筋縄ではいかないし、自分ができることとすれば、世界の仕組みについて知らないことを知っていくことかな。

    1
    投稿日: 2025.08.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    幼児のうちは人種や貧富の差なんか知ったこっちゃない、みんな違うのが当たり前で、ごちゃまぜに遊んでいたはず。 それが、小中学生になるとだんだん友達の属性が見えてくる。自分と違う部分が浮き出てくる。 そのきっかけは、周りの大人たちの言動… 背筋がヒヤリとしました。これって悪気はない場合もあるし、間違って伝わる事もある。 息子くんはブレイディさんと度々話し合って、フラットな視線で周りを見ようとしています。 「相手の気持ちになって考える」を体当たりでやってる感じ。 令和の子どもたちも案外そんな感覚なんじゃないかなぁ。 むしろ大人こそ読むべきなのかも。

    5
    投稿日: 2025.08.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    知らないだけで、世界にはまだまだ偏見や差別があるんだ。 老人はすべてを信じる。 中年はすべてを疑う。 若者はすべてを知っている。 子どもはすべてにぶち当たる。 レイシストとは、人種差別主義者を意味する言葉です。 「ファッキン・チンク」は、中国人やその他の東洋系の人々を侮辱する際に使われる差別用語です。 エンパシー(Empathy)とは、自分とは異なる価値観や考え方を持つ他者に自己を投影し、相手が何を考え、どう感じているのかを想像する能力のことです。日本語では「共感」や「感情移入」、「自己移入」と訳されることもあります。『誰かの靴を履いてみること(他人の立場に立ってみる)』

    1
    投稿日: 2025.08.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ブレイディみかこ氏のエッセイ。中学生になった息子とのやりとりを通じて、世界のあり方、見方を教えてくれる本。 本書を読んで、広告コピーのようだと感じた。もちろんいい意味で。 みんなそこにあるのは知っている。でも言語化できない。そんな事象に気づかせてくれる、理解させてくれる。 「一生モノの課題図書」という触れ込みだが、「世界を見通す水晶」の方がしっくりくる。

    1
    投稿日: 2025.07.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    過去にベストセラーになった時に 読み逃した本。 テンポがよく、すらすら読める内容で 時代性もあり、 ベストセラーになったのも納得。 今になって読むと、 既に過去のムーブメントに なっている点も多く、 「そうそう、当時は世の中、 こんな感じだったよね、 懐かしい...」 なんて気持ちになった。

    1
    投稿日: 2025.07.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    フィクションの小説ではなくエッセイ的なものだったのか。読んでいてなるほど〜と思うことが沢山。著者がライター業もやっているからなのだろうか、もしくはディベートを大事にしている人種の国で育った子だからなのか、親子の会話が感情に押し流されるものだけではなく、個としてお互いにいろんな話ができているのが双方ともに羨ましい。子供の考えていることが少しわかり、大人が思っている普通を当てはめてはいけないんだなと改めて実感。読む機会があって本当に良かった。

    1
    投稿日: 2025.07.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    何人かの知り合いがおすすめしていて、この著者のエッセイを別の場で読んだこともあって、ずっと読みたいと思っていながら読めていなかったのであった。 すっかり勘違いしていて、小説だと思っていたらエッセイだった。 それにしても、とても心に響く内容だった。 最近、排外的な発言が巷には多いのではあるが、この作品を読むと人種を超えて人と人が触れ合うところに世界の心理があるように思えてくる。ブレイディさんのお子さんの洞察に満ちた振る舞いと日常に潜む様々な問題が迫ってきた。

    7
    投稿日: 2025.07.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    タイトルであるぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー。 この意味は最初の予想通り日本人(黄色人種)とアイルランド人(白人種)との間に産まれた主人公の息子が人種差別や格差、アイデンティティにおける自身を取り巻く環境に対して発した言葉であり、“ブルー”というのは悲しみとか怒りの感情だ。 英国を生活圏としている作者の話を読んでいると、レイシズム(人種差別)や多様性に関して日本ではままだまだぼんやりとしたアウトラインしか理解や判断が追いついていないのだろうな、という印象を受けました。 他者を傷つける明確な意図がある差別的発言は論外だけど、本書の息子のように人種や民族の異なる者同士の間に産まれた子どものことを“Half”と、差別用語だと知らずまだまだ発言しているし私も本書を読むまで差別用語だという認識がなかった。 でも確かに“Half”半分なんてなんだか失礼な話だと思慮を巡らせればわかる話なわけで…これも作中出てくる“エンパシー”他者の感情や行為を理解する能力か、と大変勉強になりました。 シンパシーとエンパシーの違いも興味深かったです。

    11
    投稿日: 2025.07.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    当時話題になってた本。 購入したけど読まずにずっと放置していました(´・_・`) 最後まで読んで感じたことは 子供って大人が思ってる以上に、繊細で大胆で 無敵で、でもほんの少しか弱いけれど 日々変化に対応しているんだなって思いました。 友達を思って行動したり 行動した人を思って深く考えたり ケンカしてたのに仲直りしてたり この本に登場する息子さんは 柔軟な考えを持っているんだな、自分の軸が ある意味ブレない子なんだと思いました。 あとは、イギリスにはイギリスならではの問題。 人種、文化、政治、学校、宗教などなどこの本で少し 触れることが出来たのも良かった。

    13
    投稿日: 2025.06.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    イギリスの中学校には演劇の授業があるとか、移民の子もいるし、宗教がちがう、人種がちがう、そこに貧富の差が絡むという混とんの中学生活が描かれている。 イエローな日本人とホワイトなイギリス人の両親を持つ中学生の日常は、私には冒険の日々のように写る。 その彼が日本に来た時の話しも考えさせられる。 彼はどこに属するのか、属する、とはなんなのか。 装丁といい挿絵といい、イラストが特にいいですね。 彼の透明感、躍動を感じられる。 全体的にとても素敵な本。

    2
    投稿日: 2025.06.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ノンフィクションで、筆者とその息子が経験したことが書いてあります。 賢く人格者な彼らの日常を垣間見ることは、多くの気づきを与えてくれて、でも決して押し付けがましくなくて、貴重なものを見せてくれてありがとう!!!の気持ちです。息子さんとのやり取りというか会話がすごく深くて教養に溢れるのに、なんだか面白くて可愛いと思ってしまう。 この社会で生きていく中で、いつ読んでもためになる本だと思います。

    4
    投稿日: 2025.06.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    タイトルの“イエロー”は日本人である母の血と、“ホワイト”はアイルランド人である父の血がミックスされた性であること、“ブルー”はその時の心情ということで、著者である ブレイディみかこさんの息子さんや友人たちの元底辺中学校の生活の最初の1年半を書いたものです。 【万国の万引きたちよ、団結せよ】の章では、生徒たちが作り上げる ミュージカルの中のラップに感涙し、 【下層上等!下品上等!】の章では、市の水泳大会で底辺中学校のヤンキーな生徒が、私立中学校の選手を抜いて1位で表彰!その反骨精神にまたもや感涙し、 【ユニフォーム・ブギ】の章では、政府の緊縮財政で貧困に陥った子どもたちが 制服も買えないでいることに驚き、先生たちが自腹を切って貧困の学生を救っていることにも驚き、 【夏休みの前に教わること】の章では、FGM(女性器切除)の授業では、それは違法であり虐待でもあると教える内容に驚き、 【12歳のセクシュアリティ】の章では、LGBTQの授業で、嫌悪は絶対にいけないということを教わり、 【クラスルームの前後格差】の章では、行方不明になった女の子の顔写真を生徒がインスタグラムに投稿して安否情報の提供を呼びかけるという子どもたちのシステムに驚き、最終章では、子どもが学校を休むと罰金が課されるという法律に驚き‥とにかく驚きの連続である中で、日本人である著者が、肝っ玉かぁちゃん的に息子と関わり、根本的には日本も英国も、子ども達は 悩みながらも変わり続け突き進んでいくという落としどころが実にうまい、拍手喝采を送りたくなるエッセイです。 日本にいたのでは気づかない、英国人の中にある日本を含むアジア人を“ティンキー”や “パキ ”と言う蔑称(差別用語)で呼ぶ風習(一部の人ですが)など、初めて知りました。 ブレイディさんの筆致はいつもながら、読者をグイグイ引っ張ってくれます。時に爆笑し、時に胸を震わせ、豊かな世界観を感じる作家です。

    14
    投稿日: 2025.06.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    イギリスでの子育て  著者の息子さんが通う学校を通して、人種差別や周縁化、教育格差や貧富の格差、ナショナリズムなどなど、社会の問題が反映されている。親として息子を見守り、成長を一喜一憂するだけでなく共に考える著者の目線に学ぶことが多いです。 自分も親になってみて心配になったり落ち込んだりありますが、「未来はすでに子どもたちのものである」と思うと、自分も親としてグリーンなんだなと、読後に視野が広がる貴重な1冊です。 他の著書もぜひ読みたいと思います。

    20
    投稿日: 2025.06.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人種差別や貧困についていろいろと考えさせられた。文字だけ見るとどれも社会問題として考えるべきという認識はあるが、自分の生活の一部として実際に感じることが、正直なところ私はほとんどなかった。日本は島国で基本的に単一民族だからとか言い訳はたくさんあるが、あまりに無頓着だった自分にびっくりしたくらいだ。 あたりまえだけど、これらは今生活している社会が抱えている問題なのに、どこか遠いところにある自分とは関係ないものとしてぼんやり思っていた。 この本にはありありとした感情や雰囲気が伝わってきて、自分がこの生活をしていたらどう思うだろう、どう立ち振る舞うだろうと考えざるを得ないほど、現実的な問題として私に訴えてきた。知識として「知る」という以上の「感じる」という感覚だった。 実際に貧困層の友達へ制服を渡したいという場面も難しいと思った。貧しい人に援助したい人がいても、援助される側はもちろん人間なので、自分が本当にその立場に立てば、対等でないと感じたり、気を使ってもらって申し訳なかったり、自分だけ援助されるということに(思春期は特に)恥ずかしかったり、カッコ悪いと感じだりするのは自然な気持ちだと思う。理屈や理論ではない。人と人のかかわりなのでやっぱり気持ちが一番優先される。エンパシーという言葉があったが、ものすごく大事でこれからは全員が身に着けていくべきスキルだと思ったし、地道でほんの少しずつかもしれないが、確実に安心できる社会へつながると思った。 子育てする環境についても考えるところがあった。自分の子供が優秀な仲間に囲まれ、適切な学習指導を受け、安全な環境で、格差の上のほうへ少しでも進ませてあげたいという気持ちも当然の心理だと思う。一方で、貧困や差別に苦しんでいる人と関わることを避け、問題に直面する機会も、解決する訓練も受けないまま格差が広がるとしたら、本当に社会全体として良い方向へ向かえるのだろうかと思った。 読みやすい文章がゆえに、どこをとっても考えさせられる良著です。

    3
    投稿日: 2025.06.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これはイギリスに住む、日本人のお母さんと、アイルランド人のお父さんの間に産まれた息子の中学校生活(と言っても区切り方が日本と違うので息子は11歳)の様子を書いたものです。 だからタイトルが「イエロー(黄色人種)」で「ホワイト(白色人種)」で、となります。ブルーは「悲しい」の方の意味 移民もいるので民族ごちゃごちゃ、貧富の差もあるので社会的立場もごちゃごちゃ、という多様性のむちゃくちゃある環境になります。 なので、差別や、そこまでいかなくても価値観や文化の差で何がどうトラブルになるのか、難しい場面も出てきます。 これから比べると、日本は随分と平和ボケ差別ボケしてるので、このままだとよろしくないなということになります。 もう「なんか大変だねー」と他人事を決め込めない時代になっている、ということです。 グローバルで生きていくには、まずは知らねば。

    1
    投稿日: 2025.06.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読もう読もうと思いながら、なぜかずっと積読だった本。ひまわりめろん師匠のレビューに考えさせられて、やっと手に取った。 まず、息子さん、なんてしっかりしているんだろう!とびっくり。 精神年齢の高さ、物事にひたむきに取り組む姿勢、友達思いなところ。そして何より、思ったことを的確に言語化できるところが素晴らしい。 イギリスでは、保育園の頃から演劇指導があるのだそう。そういう取り組みが自己表現のしやすさに繋がっているんだろうか。 STEAM教育(そのなかのART)って形ばかりのものかと思っていたけど、息子さんのような実例を見ると素晴らしいもののように思えてくる。こんな教育を受けられるって、なんだか羨ましいなぁ。 多様化の極みというような環境で過ごすことは、なかなか大変そうだけど、長い目で見ると親子共に得るものが多いんだろうな。 旅行で訪れただけでは知ることのない世界を覗き見させてもらったようで、面白かった。

    52
    投稿日: 2025.06.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    イギリスで暮らす家族のエッセイ。 日本も教育が、税金がなんだといわれているが、やはりどこの国もなにがしかの問題は抱えている。 その中で生きていくしかない。

    2
    投稿日: 2025.06.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    以前話題になっていて見かけたので読んでみた。 読んでいてハッとする箇所がいくつか出てきた。 母から見た息子の多様性にまみれたスクールライフ。子供たちの日々が新たな出会いとの連続でまぶしい思いも。

    2
    投稿日: 2025.05.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    多くの人が感じているようにタイトルが秀逸過ぎる そして最後の最後にそのタイトルを否定するという締めも抜群に良いね すんばらしい一冊だったのだけど、タイトルも含めて、それはほとんど息子さんの手柄なので、即刻著作権料をお支払い頂きたい かように思う次第であります 突然ですが「考えさせられる」という表現が嫌いだ なるべく使わないようにしている たぶんどっかでがっつり書いちゃってる気も薄っすらするので保険の意味で「なるべく」と書きました(あけすけ) なぜなら「考えさせられる」って書く人はたいてい実はそれほど考えていないという偏見を持っているからだ これは超個人的な意見というか、単に好き嫌いの問題なので、実際にどうなのかは知らん いや、その考えてる中身を具体的に発信しようよ!と思う そのためのレビューやん(そうなの?) じゃ、感想言いますね 多様化する社会の中で、表面化する「差別」について考えさせられました(絶対このオチだとバレバレ) よ〜し、2も出てるんで読も〜

    81
    投稿日: 2025.05.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    イギリス在住の日本人女性。銀行員からダンプの運転手に転職した夫、中学生の息子との3人暮らしをエッセイにした一冊。

    0
    投稿日: 2025.05.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    難しい問題、人種差別だったり、格差問題であったり、LGBTQであったり イギリスのある田舎町の底辺中学校と呼ばれる中学校に通う息子とお母さんが、様々な問題について考える。すごく身近に感じられる読みやすい文章でした。 息子さんの成長を読者の私も見守ってる気分になれる。 アフリカの少女の問題で、まわりの心配が彼女親子からすると偏見で見られてると不快になっている。しかし、その母親自体も著者の見た目で中国人と判断し、偏見の目でみてる。 その場面は考えさせられた。 続編もあるのでまた、読みたい。

    2
    投稿日: 2025.05.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    イギリスでの暮らしや文化の違いについて詳しく書かれれていて、人種や貧富やジェンダー、公立校と私立校の違いや政治の事など とても興味深かった。 シンパシーとエンパシーについて書かれているエピソードでは、誰かと感情を共有する事と、誰かの身になって感情を汲み取る事にそれぞれ区別された言葉があって学びになった。 エンパシーという言葉は初めて知ったけど、その行動は僕が日頃から生きていく上でとても大切にしていて日常的に心がけている事なのだけれど、作者とその息子さんと同じように「エンパシーの原動力」について考えると、僕が全ての人に向けてエンパシーを発揮できているかと言われるとそうではない気がして、やっぱりそこには善意や好意の度合いが少なくとも影響しているのだと思うし、それで良いとも思っている。 無意識に共感という言葉だけで一括りにせずに、これはシンパシー、これはエンパシーと、自分の行動を自分で理解して身の回りの大切な人たちの事をちゃんと想って生きていきたい。 作者の息子がぶち当たる壁に真摯に向き合い、 それに対して考えをしっかりと言語化して伝える作者と息子さん。二人の会話が刺さりまくって、考えさせられる素敵な作品でした。

    4
    投稿日: 2025.05.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ■一言で言うと タイトル ■もう少し詳しく言うと 話題作を図書館でたまたま見つけたので読んでみました 私には合わなかったみたいです^^; 本のタイトル勝ち、と思えるほど 良いネーミングだと思いました 子どもの学校をずる休みして、旅行とか行くと、英国では親の罰になる びっくり

    0
    投稿日: 2025.04.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」ってタイトルの意味を知って、なんだか悲しくなってしまった。 日本と外国の血を引く息子。 多様性を受け入れ、色んな人達が少しずつ生き易くなってきてる世の中だけど、それでもやっぱり差別と偏見と文化の違いに生き難さを感じてしまう事もある。 自分は日本で日本人に囲まれて生活してるからリアリティーがないけど、彼らの住む所では当たり前の光景だったりするんだなあと。 自分が子どもだったら理解できないような事も、反抗したくなるような事も、ちゃんと受け入れる息子がすごい。 本当に中学生か? 多様性を受け入れたら誰も彼もが生き易くなるんだろうけど、自分と違う人を受け入れるってなかなか難しいんだよなあ。 別に受け入れなくてもいいし、理解してくれなくてもいいから「そんな人もいるんだなあ」って静観してほしいし、争い事とかなくなればいいなあと思う。

    1
    投稿日: 2025.04.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分には悪気はなくても無意識のうちに差別してしまっていることもあるのではないかと改めて感じた。私自身は、日本から出たことはなく、周りには同じ日本人しかいないため、作者のような境遇をはっきり想像することはできないが、世界には自分のアイデンティティによって苦しむ人も多くいるのではないかと感じた。みんながそれぞれのアイデンティティを尊重し合えるような世界になればいいなと感じる。

    2
    投稿日: 2025.04.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    タイトルが秀逸。テーマ、表紙も魅力的で、手に取った。 ティーンの瑞々しい感情に触れ、まるで自分の中の忘れていた気持ちが甦るよう。 また、英国の社会システム、格差や移民などに伴う課題の複雑さを自分は理解できていなかったので、勉強になった。 「人種差別は違法だけど、貧乏な人や恵まれない人は差別しても合法なんて、おかしくないかな。そんなの、本当に正しいのかな?」というセリフに、ハッとした。

    1
    投稿日: 2025.03.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    376フレイ イギリスで元・底辺中学校に通う「ぼく」は毎日がちょっとした事件の連続を過ごしている。ジェンダーや貧富の差、人種差別など学校の中は世界の縮図そのもの。「ぼく」と両親の対話で

    2
    投稿日: 2025.03.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    図書館でたまたま見つけ、少し前に話題になって読んでみたいと思っていたな〜と思い出して借りた本。 トランプさんが多様性排除といっている最中でこの本を手に取るタイミングの良さを我ながら感じてしまった。 イギリスに住むブレディさんと息子くんの暮らしを通じて、多様性は分断を産むという意味もようやく理解できた。 そして息子くんか素晴らしかった。小中学生で同調圧力ではなく、自分の意見をもって周りと関わる。 イギリスの教育はミュージカルで表現力を高めたり、EQを高めるような授業があったり、 そういう部分を引き出す教育が日本も必要だよな〜と色々考えてしまった。 2も読んでみよう。

    3
    投稿日: 2025.03.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    英国の教育文化、貧困状況、ボランティア、ジェンダーバイアス。いろんな問題であり、著者や息子にとっては日常を短編で軽く綴ってありとても興味深かった。

    8
    投稿日: 2025.03.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    英国の社会問題を学校という社会の縮図から読み解く作品。 文章も軽快で誰にでも読みやすい、誰にでも考える機会を与えてくれるいい本だと思う。

    2
    投稿日: 2025.02.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    詳細は、あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノートをご覧ください。  → https://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1542.html 元気で優しい母親、懐の広い父親、賢くたくましい少年。 読んでいて、驚くことも多いけれど 読後は考えさせられながらも 爽やか!

    8
    投稿日: 2025.02.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ハーフをダブルと洒落た感じで表現していたり、FGM(女性割礼)と言う習わしがある事を知った。 内容的には普通かな。

    11
    投稿日: 2025.02.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    中学生の息子さんの生活のお話を通して英国の教育文化とか人種差別とかがわかりやすく色々学べる内容でした。「他人の靴を履いてみる」というのは、生きていく中で大事なことだなと。 ただ、自分があまり興味を持てる内容ではなかったので読み進めるのに時間がかかってしまった。

    3
    投稿日: 2025.01.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    児童書で見つけた本だけど子どもを持つ親にも読んでもらいたいし、子どもと一緒に読んで会話できる内容。英国での中学生の学校生活や友人関係、貧困が特にびっくりしたけど、日本でも知らないだけでご飯が食べれない子どもがいるのかも知れない。 著者の息子は色々考えてそして偏見もなくいけないものはいけないときちんと自分の意見を言えるし達観していてすごい大人だと尊敬とうらやましさを感じる。

    3
    投稿日: 2025.01.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ティムに制服を渡す時にかけた言葉「友だちだから。君は僕の友だちだからだよ」p113。人類みんながこういう気持ちで世界がうまく回ったらいいのに。人が人であるが故のたくさんの問題を目の当たりにする。大きな社会問題に対して草の根活動だとしてもアクションを起こしているブレイディ一家の話。「いろいろあっても子どもの日常は続く。大人の日常も続く。」

    3
    投稿日: 2025.01.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    確かこの本を以前に読んだのは、高校3年生か大学1年生のときだったと思う。同時もすごく感動したことは記憶に残っているのだが、最近はイギリスにしばらく滞在していたこと、授業で「複言語複文化主義」への考えが深まっていることなどを理由に、もう一度手に取ってみた。 「エンパシーとは他人の靴を履いてみること」 これが自分の言葉として生成することができる中学1年生て。なんて素敵な感性をお持ちなんだ… 感動せずにはいられないし、読者の多くがこの言葉を宝物にしていることだろう。 「共感力」よく耳にするし、大抵の人はこの力が重要であることを理解しているだろう。しかし、この力は同じ人種間でしか発揮しないことが多い気がする。現代はまさにグローバル時代で、他の国の人との関わりなしには生きていけないが、外国人の受け入れに、日本人が寛容であるとは言い難い。とすると、本物の「共感力」ではないのではないだろうか。もう一つ、「共生」という言葉がある。これを身につけるには、かなりの時間がかかり、本書の息子のように、若い時から考え続けることで、その人に構築される価値観である。 「共感力」「思いやり」日本の道徳的精神にもこういった概念があるが、それをグローバル規模で考えれる人が増える世になってほしいし、そのために私もこれからもアップデートし続けたい。 当時読んだ時よりも、明らかに自分の感性がアップデートされていることを実感できて嬉しかった☺︎

    3
    投稿日: 2025.01.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    日本にいては知ることのできない、イギリスの人種差別や貧困問題を知ることができる本でした。 息子さんの寛大さ、人の立場に立って考える視点にただただ感心するばかりでした。 多様性のなか育ってきたからなのか、まだ子供だからなのか、偏見なく物事を捉えて、自分の考えに落とし込んでいくので、彼の将来がとても楽しみになりました。 ブレイディみかこさんの他の作品も読んで見たいと思います。

    2
    投稿日: 2025.01.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    息子くん、いい子やなー! 親子でよく会話や対話をしているのが伝わります。 『他者の靴を履く』へ読み繋げたくて同時に入手。

    1
    投稿日: 2024.12.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アイデンティティの悩み、多様性に富む世の中で生きていくことに勇気を与えてくれる。 妻、子供たちと一緒に読んで、話し合いたいなと思う。 人種差別、貧富差、尽きることのない衝突。 変わり続ける世界に翻弄されることなく、信じるべきものを見つけ、人生を心から楽しみ全うするために、何かにぶつかり挫けそうな時に、ふと読み返したい本だ。

    9
    投稿日: 2024.12.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    よく平積みされていて購入したはいいが本棚の肥やしとなってた本。やっと読めた!面白すぎてすぐ読み終わった。2も読まなければ。 エッセイだとは思わなかったなあ。著者の息子さん、なんて素敵な視点を持ってるんだろう、関心してしまった。 イギリスの事情に関して全然知識なく、今回とても勉強になった。 でも、全部が全部本通りではなく、こういうことが実際にある、という認識にとどめておくのも大事だと私は知ってる。 ニーハオ、と欧米で挨拶される日本人が沢山いるのは知ってた。もし私が中国人なら、それって普通の挨拶だよね?って長らく疑問に思ってたけど、ニュアンスとか態度、ニーハオに続くワードで差別と感じてしまうのか。と、 長年の疑問に答えを見つけたようで、読後個人的にすっきりした気持ち。(笑)

    3
    投稿日: 2024.12.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読んでいるその時は淡々と読み進めていた。でも後で思い返した時に心にズンっと響く、そんな本。 イギリスでは東洋人と、日本では外人と言われる。 まだ中学生なのに卓越した思考を持つこの子から、多くの"忘れてはいけない事"を学べた気がします。 日本にずっと住むからこそ、エンパシーを忘れてはいけないな...と。

    1
    投稿日: 2024.11.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    身内に同じような立場の子供がいるので、これからその子はこういう視点で生きていくのかなと読みながら様々なことを考えさせられた。そして身内としてその子に寄り添えるように様々な人々の考え方、視点を知り考えることを大事にしなきゃなと思った。

    2
    投稿日: 2024.11.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    イギリスの学校事情が色々とわかって面白かった。 人種問題に貧困格差。日本以上に人種の違いや格差のある環境で生活することがどんなことかリアルに伝わってきた。 特に、悪気なく言った言葉が人種の違う人の地雷になってしまうところで、いかに気を使いながら他者とコミュニケーションをとらなければいけないかが伝わってきたし、日本人がいかに人種に無頓着で生きているか気付かされた。 イギリスのLGBTQの勉強など、今の課題を映し出した授業はぜひ日本も参考にしてほしい。 筆者の息子さんが日々感じたことをしっかり考えながら生きていて、それを聞く筆者の姿勢も見習いたい。 子ども達は新たな未来を見ているのだな。 心強い。

    4
    投稿日: 2024.11.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とってもはっとさせられる本。 中学生のぼくの考え方が大人でさまざまな立場の人のことを深く考えてて、自分ももっともっと深く考えないとと反省させられました。 自分が日本人ののっぺり顔だからついつい異国間のある顔立ちの方を羨ましい気持ちや褒めるような気持ちでハーフ?とか聞いてしまったこともあるけど、そういったハーフという言葉も言われた本人は違和感を感じてしまったり、使わない方がいい表現だったと気付かされました。 日本で暮らしていた自分にとっての当たり前を取っ払ってくれた本です。

    13
    投稿日: 2024.11.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    70/100 エッセー本。2017年に新潮エッセー本に選ばれた。 様々な偏見や差別について取り上げている。肌の色から始まり、LGBTQ、貧富の差、などである。 私の周りは偏見や差別があるのだろうか。

    1
    投稿日: 2024.10.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    まあまあかな 日本と全然違う環境のことは勉強になった 人種差別をしないとか多様性がある方がいいとか、そういう作者の考えが読み取れた

    1
    投稿日: 2024.10.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     読んでよかった。事前情報なしで読んだのでなんでこのタイトルなんだろうと思いました。読んでみると、あまり言ってはいけないことなのですが肌の色でした。この本はノンフィクション?エッセイ?でした。日本人の母とアイルランド人の父を持つ、中学生の少年を母目線で描いてゆきます。  いざ、読んでみるとまだ世界では差別がのこってると思いました。  あなたがもし、外国語を話す外国人がいたとします。未知の言語を聞いたら一度は振り向いてしまいますよね。これもまた差別の一種ではないのでしょうか。  この本はすごく考えさせられる本なので読書感想文におすすめです!!

    112
    投稿日: 2024.10.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読んで良かった!と思えた1冊。母の大らかさと息子の素直で真っ直ぐな気持ちに、何度も素敵だなぁと感じさせてもらった。忘れてはいけない物事への軸を、優しさで正してくれる本。折に触れて読み返したい。

    3
    投稿日: 2024.10.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    エッセイというか、ノンフィクションというか、あまりそういう類いのものは読まないが 話題になっていたのと表紙の絵が可愛らしかったので読みやすそうだな〜と安直に手を出したのがきっかけ! 予想通り読みやすかったが案外政治的な問題を扱っていて知らないことが多くあった。 全く知らない(恥ずかしながら興味がない)分野についてこんなに受け取りやすい文章なのは凄い。 最初は子供の成長物語かななんて予想していたが、人種差別とか貧困格差とかの過去とこれから そして現状の話しで深かった。 なんだか親しみが沸いてしまったので、是非続編も読んでみたい!

    3
    投稿日: 2024.10.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アイルランド人の父と日本人の母を持つ息子が、中学生に。(英国なので、年齢は日本より若い) 小学校から通っているキリスト教系の中学校へ進学すると思いきや、地元の元底辺中学校への進学することに。 そんな息子の中学校生活を、日本人の母親目線で書かれています。 本を読んで思ったのが、多様性の時代という事。 人種はそうでも無いのですが、考え方や家庭環境の違い。しかも、ジェンダー的な物まで飛び出てきます。 そんなことを目の当たりにした息子の頼もしさ。 そして、早くからこんなに多様性な事を経験した彼は、この先どんな大人になっていくのかも楽しみです。(検索したら、2冊目も出ていた)

    12
    投稿日: 2024.09.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とても良かった。 6年間の暮らしの中で数える位だったけれど、私もアメリカの西海岸ですら差別的な扱いを受けた。旅行に行ったフロリダはやはりディープサウスなだけあり人種差別が少し濃い様に思った。 イギリスの労働者階級の町の様子が少し想像出来た。 分断や階層があるのは多分日本もそう。緊縮財政で辛い思いをするのは弱い人達というのも多分同じ。一人一人に痛みがあって、クラゲのいる海をみんな泳いでいるのも、12才の子が色々なことを思いながら成長していくのも、全部どこも同じように思います。

    3
    投稿日: 2024.09.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    図書室。気になっていたので。 ノンフィクションとは思ってなかったので面食らった。内容には同調する部分も多々あったが、九州に帰省したくだりは、憤りつつも、きっと一元的な視点では書かれていない側面もあるのだろうなと冷静になったりもした。 作者の意に反してるかもしれないけれど、そういう俯瞰的な目で見られたのは、私自身の経験によるところで、それはそれで彼女らには得られない経験なのかなと思う。

    8
    投稿日: 2024.09.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    第67回ビブリオバトルinいこまテーマ「ボーダー」で紹介された本です。チャンプ本。 2019.8.25

    1
    投稿日: 2024.09.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    イギリスブライトン在住の筆者と、アイルランド人配偶者の間に生まれた息子。 その息子が、カトリックの上位小学校から,地元の「元底辺中学」に進学したころからの、息子くんと彼の周囲のことを綴ったエッセイ。 なんか、イギリスという国へのイメージが変わったなぁ。 日本は単一人種の国だから、公立の学校内で人種が入り混じることはめったにないと思う。 イギリスは、英国人だけでなく、移民や、筆者のような人もいるから、様々な考え方の人がいて、人種差別民族差別で一触即発となることもしばしば。。。 日本人は「ニーハオ」「チンク」と言われたりする。 イギリスでもロンドンの中上流ではそのようなことはないとさらっと書いてあったけど、日本のなかでも都会では良い意味で他人に無関心だから多様性だと受け入れられることも、地方の村に行くと大騒ぎされる、みたいなもんだろうか。 中学生(といっても、日本とイギリスでは学年制度が違うので日本の小5くらいが中学生)になったらボコっていいと考えているような人種差別の大人から、学校帰りの息子が煽られたエピソードはゾーッとした。 イジメや差別についても、やたら鷹揚というか、学校側があまり取り締まらないのかな?という印象。 なんか、日本って、総合的に平和なんだな…と思った。 息子くん、日本で言う小学校高学年くらいの歳の頃とは思えないほどに、思考が深くて広いです。 いじめるのが好きじゃなくて,罰するのが好きなんだ、という言葉には、大人の私もドキッとした。 我が息子(小2)も、学校でいじめられてる子のことを話す時「でもあの子がこういうことをするから、みんな嫌ってるんだよ」と説明してた。 いじめてる、というのは、よほど根っからの悪人でない限りやってる方にも罪悪感とかあるよね。でも「皆に嫌われるようなことする悪いやつを罰する」ことなら、子ども達は躊躇わず率先してやるのか。大人もそうだよね。ネットの炎上騒動とか、みんなそう。 「人が人を裁くことはあやういことだ」「誰しも、他人を(よくも、わるくも)評価する権利はない」ということは、私が父親から唯一教えてもらったことだった。 そんなことを、思い出した。

    6
    投稿日: 2024.09.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    私は、小説は好きだがノンフィクション本はあまり好きではない。と言うのも、フィクションは「あくまでも作り物」であり、それ故にストーリー展開上納得出来るそれなりの理由、原因が必要となる。つまり、ストーリー上とは言え「真実」がある。ところがノンフィクションでは、「事実」が「真実」に繋がるとは限らない。大量殺人事件を起こしたからと言って、犯人が殺人狂とは限らない。「真実」は全く違うかも知れない。「真実」は分からない、分かっていることは「事実」だけ。やはりノンフィクション本はあまり好きではない。 この本は、ノンフィクション本である。ただ、取り上げている問題が主人公「息子」の「底辺中学校」で起きている深刻な「格差や差別」に関わるもので、元「底辺託児所」に働いていたこともあるもう1人の主人公「息子の母親」とこれらの問題に対して真摯に向き合い、共に考え、悩み、そして解決出来ないまでも、少しでも良い方向に進むよう行動していく。その姿勢が相当に格好良く、清々しい。 昨年この本の非常に良い評判を聞いて、図書館で借りたいと思ったが、予約人数があまりにも多いため諦めて予約しなかった。でも先日、運良く図書館でこの本を見つけ予約されて無かったので借りることが出来た。そして読んでみた。面白かった。 英国だけでなく世界中何処でも、そして何時の時代でも、人種や出身、民族の違いによる(場合によっては性別の違いでも)「格差や分断」があり「差別」の原因ともなる。その「差別」によって多くの子供たちの間に、相当深刻な「暴力」或いは「虐め」が生じ、大問題となることがある。そんな大問題を解決することは難しいかも知れないが「元底辺中学校」に通う「息子」のように問題と真摯に向き合う子供達や元「底辺託児所」で働いていた保育士の「母親」みたいなボランティアの人達が頑張っている。まだまだ解決にはほど遠いが、なにか希望が見える気がしてくる。そんな本だと思う。

    2
    投稿日: 2024.08.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分の知らない世界がまだまだある。それを知ろうとし続けることが生きていく上で大切かな、なんて思ったりした。

    0
    投稿日: 2024.08.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    日本出身の母(作者)と、アイルランド出身の父の間に生まれた息子の、イギリスでの学校生活が綴られたノンフィクション作品。イギリスの学校生活を垣間見ることができ、面白かった。 文中に「多様性は、うんざりするほど大変だし、めんどくさいけど、無知を減らすからいいととなんだと母ちゃんは思う」という母(作者)の言葉にハッとさせられた。 お互いを知らないから差別が起こる。 多様性の社会において、無知がいかに残酷なのかを感じた。

    2
    投稿日: 2024.08.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    英国の移民問題、EU離脱、経済格差… ニュースで見た記事はどこか他人事だけど このエッセイはその問題に対して 向き合っている子どもを見る親の視点で描かれている 私なら、怒っちゃうなってことも 少しずつ理解しながら進む息子さんがスゴい またこれは他国の問題だけではなく 日本でもインバウンドでたくさんの外国人の 入国があるなかで、ちょっと思う嫌なことなど ステレオタイプで見てしまう 自分への気づきにもなった

    1
    投稿日: 2024.08.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ⭐️4.5 とても優れた息子さんの自慢にも思えたが(こんな息子私もほしい...! )、レイシズムや学校のいじめ問題などについて、真剣に考えさせられるものだった。 ヘビーな問題なのだけど、内容はすんなり入ってき、とても読みやすかったので、それは作者の力量の素晴らしさだなと思う。 中学生の子どもの周りで起こった出来事を中心に展開していっているので、身近なことから政治的な考えへと繋がっていたし、子どもから出る言葉であるからこそ、純度も高かった。 やはり、ブレイディみかこさんは、正義のお方です。

    2
    投稿日: 2024.07.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    イギリスはブライトンに暮らす九州出身の著者さんと、アイルランドの旦那さんとの間に生まれた息子さんとの暮らし(主に学校生活)が丹念に綴られたエッセイ。 名門の公立・カトリック小学校から地元の元・底辺中学校へ進学し、多様化社会とあらゆる差別の荒波の中に放り込まれた親子が、しなやかな感性でイギリス格差社会の海を泳いでいくさまに感銘を受けました。 名門校には多様な人種が集まるけれども、地元校はそうではないから、東洋ルーツの息子さんが目立つそうで、なるほどなぁと感じました。 労働階級の困窮ぶりも、彼らの子どもたちを支えようとする教員たちの涙ぐましい努力も、胸を打ちます。 LGBTQ、児童虐待、世界各国の文化(女性割礼など)、家出、階層分断……色んな問題に切り込んでいて、それらに向き合わざるを得ないイギリス中等教育の難しさがひしひしと伝わります。 そして、息子さんのなんて思慮深いこと。 親子の対話の真剣さ、そして息子さんの発言がかなり核心を突いていて、驚きの連続です。 それだけ周りに配慮できる息子さんだと、きっと背負うものも大きいのでしょうけれども、著者さんが近からず遠からず寄り添う姿にジンとくるものがありました。 素晴らしいエッセイです。

    3
    投稿日: 2024.07.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人種差別などの英国での考え方が勉強になりました。 自分が普段何気なく使っている言葉が相手を傷つけている可能性があることに気づきました。

    1
    投稿日: 2024.07.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    英国の学校事情が知れて面白い EU脱退後のイギリス社会を背景に少年少女のアイデンティティが形成されて行く 格差、人種、ジェンダー差別など取り巻く環境で差別される側でもある主人公家族が友人や仲間との交流を通して日常で感じること考えることに目を逸らさず、素直に少し頑張って行動に起こす。 やがて将来社会を動かす政治家や表現者になりそうな少年たちに明るい未来を卓したい。そのような子どもたちと対話し見守る大人でありたいと思った。

    0
    投稿日: 2024.07.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    日常会話やスマホの閲覧、SNSの文章や画像から、YouTubeのオススメに関連の動画があがってくるのはよくあるが、カバーを付けて読んでいたのに、この本を読みだした日に、イギリスに住んでいる女性の人種差別に関する動画が、オススメにあがってきた。なぜだろう?どうやってばれたのだろう? 社会の隅々に至るまでありとあらゆるヒエラルキーが存在し、マウントが意識的にまたは無意識的に存在する。「いじめ」じゃなくて罰っしてると息子は言っていたが、どちらにしても根本は優位に立つことで気分がいいというマウント。人間の哀しい性ですね。 無意識の差別の方がキツイ。 純粋にみんな平等に、全員同じ人間としての尊厳を持って接することが出来るようになりたいと心から思う。 一方で利権が絡んでいる問題だとも思う。 この家族は、やりすぎていると言われるポリコレについてどのように捉えているのだろう。 異文化で暮らす作者の文章は興味深い。特に地域のボランティアは素晴らしいと思った。日本では学生のボランティアは目にするが、ここまでの草の根レベルのボランティアは個人的には、自分の周りで見聞きしたことはない。

    0
    投稿日: 2024.06.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    もともと社会が階層で分かれているところに移民も入ってきて、LGBTも入り、ポリティカルコレクトネスとかEU離脱とか、イギリスは本当に大変だなと思った。そして、そんな環境にも適応が早くそこらの大人よりも客観的?に自分の意見を言える著者の子が素晴らしい。 日本も何年か後にはこうなるのか?そのとき、子どもたちはしっかりとした考えを持って行きていけるのだろうか?

    2
    投稿日: 2024.06.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    まったく子供というやつは止まらない。ずんずん進んで代わり続ける。 いつの時代も、子供の環境に対する適応力は 凄い。歳を重ねるにつれ、淀んだ水に馴れていく。はぁ~

    1
    投稿日: 2024.06.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     数年前に話題になっていた本。イギリスの社会情勢も世界の情勢もこの頃とはまた変わっているかもしれないけれど。  日本生まれでイギリス在住のブレイディ・みかこさんが、イギリスで最底辺保育所の保育士として働き、息子さんを「最底辺」中学校に進学させた経験談だとは知っていた。  イギリスといえば、19世紀の小説を読んでいても上流階級の人は「労働することは恥」と思っているくらい中流、下流の人とは生き方が異なるし、ミュージシャンのことを調べても「ビートルズは労働者階級と思われているが中流階級である」とか「ローリング・ストーンズは労働者階級と思われているが、ミックとブライアンは中流階級だ」とか、国籍だけでなく、そこが大事なんですねと思わせられることの多い階級社会なんだなと常々感じていた。  みかこさんはイギリスで「最底辺」の保育所で働きながら息子さんもそこに預けていた。けれど、息子さんの進学した小学校はご主人の親戚がカトリックであるため、一族の方針に敢えて反抗することなく、「なんとなく」カトリックの小学校に進学された。子供をカトリックの学校に進ませる親は大体収入が安定していて、教育熱心なので、そこは品の良いトップレベルの小学校だった。  しかしまた、中学校に進学する際、地元の「最底辺」と言われていた公立中学校から見学の案内が来たので行ってみると、「音楽部」のイキのいい活動にみかこさんは好感を持ち、さらに子供たちに好きなことを思いっきりさせる教育方針からそれに比例して成績もアップして「最底辺」を脱してきているということも知った。  みかこさんは決して息子さんにこの「元・最底辺」中学校を進めたわけではないが、仲の良い友だちがそちらへ行くというので、息子さんはカトリックの中学校へそのまま進まず、その「元・最底辺」公立中学校を選んだ。  息子さんの学校生活を通して経験するあれこれ、みかこさん家族の住むイギリスの元公営住宅という地域のあれこれを通して、イギリスなりの格差や普遍的な差別など勉強させられることばかりだった。  まず、意外に思ったのは、色んな人種のいるイギリスという国の中で、一番差別されているのは、有色人種ではなく、「ホワイト・トラッシュ」と呼ばれる白人労働者階級の人達だということだ。みかこさんの息子さんが通った小学校のように裕福で教育熱心な家庭の子の通う学校のほうがむしろ色んな人種が集まっているらしい。  対して息子さんが中学校から通ったような最底辺レベルの学校の生徒はほとんどが白人労働者階級であり、よってそこに有色人種の子が入ると虐められることが多いらしい。  聡明で逞しい息子さんは、お父さんの心配をよそに中学校で虐められることもなく、むしろ楽しみ、生徒会長にまでなったが、友だち同士の対立や自分のアイデンティティのことで、思春期らしく悩むことも多かった。  例えば、とても貧しい公営住宅に住んでいて虐められているティムという白人労働者の子に、みかこさんが学校のボランティア活動で直しているリサイクルの制服をあげたいのだけれど、彼のプライドを傷つけないように渡すには何と言って渡せば良いか、親子で一生懸命考えている姿が素敵だった。結局、「友だちだから」と言ってさりげなくリサイクル制服をあげて、ティムを喜ばせることができた。  また、イケメンで歌が上手く、学校のミュージカルでも主役を演じたダニエルはモテモテだったが、親の影響か黒人の子やティムのような子に対してあまりにもレイシズム発言が多いため嫌われて友だちがいなくなってしまった。けれど、みかこさんの息子さんはダニエルとも友だちでいたいため、ダニエルが虐めにめげずに意地でも欠席せずに学校に行き続けるので、「こっちまで皆勤賞になっちゃうよ。だって僕がいなかったらダニエルが一人になっちゃうでしょ」とダニエルに合わせて学校を絶対欠席せずに行った。  一番ぐっときたのは、イギリスの中学校での「シティズンシップ・エデュケーション」という授業で教えられる「エンパシー」という言葉。「エンパシー」は「シンパシー」と似ているが全く違う。「シンパシー」は「同情」に近く、自分と近い立場の人のことが自然と分かる気持ち。だけど、「エンパシー」は自分と違う立場の人の気持ちを「想像」することによって誰かの感情や経験を分ちあう能力のことであって知的作業なのである。みかこさん自身の生き方もそうだが、息子さんも「多様性」の社会の中で、「想像」しなければ分からない隣人の気持ちを一生懸命想像して友だちになっていった。そして、日々とても成長された。  また、今の首相の名前さえ言えないイギリスの政治事情も少し分かってきた。例えば、保守党が「緊縮」財政を初めてから、子供の貧困が増え、制服代や給食費を出せない子供が多くなったので、貧しい地域では教員が子供たちの衣食住の面倒まで見なければならないのだとか。息子さんの通われている学校も低所得者層が多いから政府から「児童特別補助金」が入るのだが、少しミドルクラスの子が入ってくるようになったため、校長は学校のレベルを上げるために教育費にお金を使い、衣食住にも困るような子供が隅っこに追いやられてしまうようになったのだとか。  私もこの日本で、子供の進学説明会に参加したり、大学のパンフレットを見たりするのだが、その中でよく見たり聞きたりする言葉が「グローバル教育」である。もう目新しくもなんともない言葉だが、なんか日本の教育界で「グローバル」って言われると「英語ペラペラ喋って世界のリーダーと渡り歩く」ことを目指しているように聞こえるのだが、本当は違うのだろうな。ここ数年で日本にもかなりの外国人が増え、「受け入れられる」かどうか考える暇もなく、異文化と接する機会も増えている。クールな面ばかりではない、馴染みにくい外国文化を理解しようとしたり、人種だけでなく、LGBTQ色んな人たちのことを理解して一緒に社会を渡りあうなど、今、日本にいても出来る努力 =「エンパシー」からグローバル化は始まるのだろうなと思った。

    123
    投稿日: 2024.06.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2019年本屋大賞をはじめ11冠のベストセラーを5年遅れでついに読んだ。 労働者階級が多い地区の元底辺中学校に通う息子を持つ母親の視点から描かれたノンフィクション。(読み始めるまで、小説だと思い込んでた。。) 著者のみかこさんもその旦那さんも息子くんも、みな尊敬すべき人格で、エライなーと思う場面多々。息子くんが宿敵ダニエル君(ハンガリー移民)を放っておけなくて、いろいろと世話を焼く場面が良い。 「9 地雷だらけの多様性ワールド」(P130)で出てくる「市民的ナショナリズム」と「民族的ナショナリズム」の違いが為になった。前者のことは、「何やかんや言っても応援してしまう感じ」と説明がある。アイルランド人の父と日本人の母を持つ息子くんが、サッカーワールドカップ(2018ロシア大会?)でイングランドに住んでいるからイングランドを応援する場面での説明。 スコットランド自治政府首相ニコラ・スタージョンのことば 「どこの出身だろうと、肌の色が何であろうと、どんな宗教を信じていようと、勇気を出して力を合わせればより良い国を作ることができる。それがわたしが信じるナショナリズムです」 人種差別とか、いじめとか、民主主義とか、公教育とか、色んなことを考えさせられた。

    41
    投稿日: 2024.06.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人種や国籍や経済など、さまざまな要素を理由に壁や違い作りたがる社会で、子供の視野や感性に目を止める作者。 正解は何か。正解はあるのか。 多様性に溢れる社会で模索していく物語り。 「マルチカルチュラルな社会で生きることは、ときとしてクラゲがぷかぷか浮いている海を泳ぐことに似ている。」(145ページ)

    1
    投稿日: 2024.06.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    所々泣きながら読んでた。読みやすい文章でイギリスの格差、人種などあらゆる差別が垣間見える。日本にも通ずる部分があるから、自分はどう行動できるか、将来子どもにどう話せるか考えさせられる。もし、子どもができたら筆者とお子さんのように会話のできる関係を築きたい。

    1
    投稿日: 2024.06.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    多民族国家、貧困層、労働階級、多様性、差別… いろんなことが詰まった一冊。 考えることをやめずに、あきらめない思慮深い著者の息子さんには、驚かされた。経験が人を育てていくんだと心底思う。大人だとか子どもだとかそんなことは関係なくて、真摯に物事を考える人は魅力的だ。 特に押し付けるでもなく、俯瞰して我が子を見ている著者にも魅力を感じた。俯瞰的に物事を捉えることが私にはなかなかできない。特に家族となると全然ダメ。主観的になってしまうし、感情的になってしまう。 俯瞰力を身につけたいもの。 まだまだ知らないことが多いし、体感していないことばかり。 俯瞰力…永遠の目標になりそうだ。

    1
    投稿日: 2024.06.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とてもいい本だった。 多様性は良いこと。ってよく聞くけどその実、多様性が物事をややこしくしている現実の一面を知ることが出来た。 多様性は楽では無いけど、楽をしてると無知になるから。無知を減らす事は良い事だと思う。 と言う発言は胸に刺さった。

    3
    投稿日: 2024.05.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    まず、わたしは純日本人で日本語しか話せない そして海外に行ったことも数える程しかないし、アジア圏から出たのなんて1回だけだ 日本という国から出る時、もちろんワクワクした気持ちの方が大きいが不安な気持ちもたくさんあった 日本語が使えないから、というのが1番であとは見た目が大きく変わるからだろう 純日本人みたいな顔しているわたしは人目で東洋人とわかる 見た目も全然違う人と仲良くなろうと思ったら、共通言語ってやっぱり大事だなって海外に行った時に思った 今は携帯電話で翻訳してくれたり簡単だけど、なかなか伝えたいことを伝え切るのは難しい ブレイディさんの息子さんもそうだけど、ハーフやクォーターの人って(ハーフは良くない言葉かもだけどこれしか思いつかない...)自分がそうだと理解したらやっぱり色々考えるんだろうな 文化も言語も社会のあり方も全然違う国の話はブレイディさんの文才もあり、とっても読みやすくて面白かった! 色々考えさせられたけど、やっぱりわたしは日本に住む純日本人だからどうも考えが及ばない気がする でも、アジア圏から出た時に東洋人とは、日本人とは何かみたいな大それた問題提起をする必要も無いんじゃないかと思う うーん難しいけど、他国の留学生とたくさん関わる機会があったからわたし自身は偏見は全然ないLGBTQの問題だけは実際出会った身近にことが無くて実の所、自分でもよく分からないけど...特に大きく偏見を持ったりはしていないはず...分からないけれど なんなら自分のこともよく分からないからなんとも言えない 自分のことでさえよく分からないのに、ほかの問題を考えるまで及ばないというのが本音かもしれない 自分が、もしくは身近な人が、こういう多方面の問題に直面してしまった時に考えていきたい 考えて、生きたいと思う

    2
    投稿日: 2024.04.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    英国元底辺中学校で,差別・貧困・いじめに直面し毎日を乗越えていく少年の成長記。エンパシーとは誰かの靴を履いてみる事。他人の立場に立ち,無意識の偏見をなくしたい。多様性について考える本。

    22
    投稿日: 2024.04.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    英国に住む日本出身の著者が、息子の中学生生活を見守りつつ、彼が直面する人種や貧困問題について考える。ユーモアのある語り口でエッセイとして普通に楽しめるし、英国の労働者階級とミドル階級の軋轢などのリアルがわかります。 日本ばかりが「オワッテル」でなく、ほかの国ではその国なりの問題があるんだな...としみじみ考えました。 著者は保育士としても働いていたので、英国の幼児教育などについても触れており、「感情と表情をリンクさせる」訓練などを通してコミュニケーション面での発育にも注力しているとのこと。 差別発言をする息子の友人について著者が「無知なんだよ」というのに対し「それってバカなの?」と聞く息子に、 「頭が悪いことと、無知は違う。知らないことは、知る時がくればその人は無知ではなくなる」 こういうことをその場でスパンと言ってくれるお母ちゃんっていいね。息子も悩みながらも良く育ってるしね。 メモ ・「だれだってアイデンティティが一つなんてことはないはず」相手の上に立つどれか一つを身にまとうことで分断がうまれるのかもしれない。 ・FGMの文化を持つ国から来た転校生を受け入れる際、そういった悪しき文化の被害に合わない「予防」として関連授業を全生徒に受けさせる。あえて「波風を立たせる」教育をするという。考えさせられる。

    7
    投稿日: 2024.04.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    筆者とその中学生の息子の、周りに対する愛や思いやりに溢れていてとても心温まるエッセイだった。 アイデンティティ形成中の思春期、こんなふうに社会に対する思いや、学校での問題について親子で話し合える関係は素晴らしいと思った。 また、身を削りながらも生徒たちをなんとか助けようとしている公立校の先生や、雪の降る日にホームレスに避難所と支援物資を提供する住民のエピソードは、緊縮財政というもっともらしい言葉の裏側で、どんな皺寄せを人々に強いているかと、それをなんとかして緩和させたいと踏ん張っている人たちの努力を鮮やかに描いている。

    2
    投稿日: 2024.04.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ノンフィクションのエッセイで、イギリスの人種差別や貧困や様々な問題がリアルに描かれています。 日本で普通に生活していたら知る事はなかっただろうし非常に勉強になりました。 かといってそんなに重くならず、凄く読みやすかったです。

    25
    投稿日: 2024.04.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    どんな本か   アイルランド人✕日本人   の息子10歳→11歳 の日常と成長を   保育士の母ちゃん目線から書いた本 背景   2018年 英国 ブライトンという街   EU離脱問題 移民と英国人   貧富の差 多様性格差  エンパシーとは何か   他人の感情や経験などを理解する能力   自分で誰かの靴を履いてみること ブルー   悲しみ 気持ちが塞ぎ込んでいる グリーン   環境問題 嫉妬   未熟 経験が足りない ■おもしろい と思ったところ ・英語がわからない福岡の博多弁じいちゃん   日本語がわからない英語を喋る孫  会話が成立していないのに  絶妙なタイミングのシンクロ  「うわー、そりゃいかん」  「Oh my god」  「なんじゃこりゃ?」  「What the hell is that?」 ■好きな表現  敵対するティムとダニエルの狭間の息子  雨天車両問題で  ティムからの誘いも  ダニエルからの誘いも断って  雨の中 傘をささず歩いて登校する息子 『どうやら息子にとって  いまのところ多様性とは  ずぶ濡れになることのようである』 ・・・  絵本 “ タンタンタンゴはパパふたり ”  子どもたちは  “ They must be in love! ”  のくだりが大好き  子どもたちには「こうでなくちゃ  いけない」という 鋳型がない 『あるものを、あるがままに受容する  幼児は禅のこころを持つアナキストだ』 ・・・  転入生黒人女子の母親に社交辞令で 「夏休みにどこかホリディに出かけるの?」  と言ったことで  FGМを・・・?と 勘違いされた場面 『マルチカラフルな社会で生きることは  ときとして  クラゲがぷかぷか浮いている海を  泳ぐことに似ている』 ■読む前の気持ち    書店にて 黄色い顔を見せて平置きで  目立っていたから 気にはなっていた本  だが  帯に目を通して  母ちゃんが息子を書いてるのか  息子 何人だべ 奮闘記か?  売れているみたいだから 立派な内容か?  自分は  息子 何人も いて いろいろ  きめ細やかな子育てはできていないじゃん  アタシ 雑じゃん んで  内容が あんまり 立派だったり  著者から ダメ出し喰らったりしたら  しんどいかも〜  だから よーーま、ないっ!  と 思ってた ■読むことになったきっかけ  手元に本がなくなって  はぁ、はぁ、してたら  職場の先輩が「これ読む?」  って 貸してくれた ■読んだあとの気持ち ・カトリック校 元底辺中学校 とか  デモに行ける デモに行けない とか ・School Absence Fine 学校欠席罰金 で  苦しむのは裕福でない家庭の親 とか ・チャヴ  無礼で粗悪な振る舞いに象徴される  下層階級の若者 と  英英辞典に定義されている とか    知らないこと だらけ  逞しい母ちゃん と 賢い息子に  アッパレ と 思った  元 銀行勤務  現在 トラック運転手である  父親の ざっくりした  飾らない 発言が  賢い息子のそれと相反していて  爽快だった  自分んちで 旦那さんが そうだったら  残念なんだろうけど  (そして実際、残念なこと多いけど)  ハタから見てると 楽しい ちぐはぐ さ

    10
    投稿日: 2024.04.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    かなり遅れて読みましたがもっと早く読んでおけば良かったと思わせるくらい良い一冊でした。内容は日本にいる限り中々遭遇しないようなディープな内容の反面、子どもが自身でひたむきに考える姿に感動しましたし、教育という名の大人の価値観を子どもに植えつける危険性も感じました。

    2
    投稿日: 2024.04.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人種差別、階級間格差、ポリティカル・コレクトネス、EU離脱など当時の英国の社会状況の中でもホットな話題を取り上げ、生活に及ぶ政策の影響の片鱗から深く考察している。取り上げているトピックとしては重みがあるが、筆者の語りのテンポがよく、その語りに引き込まれる。筆者とともに「もやもや」しながら、「無知」から「既知」へ成長するきっかけを得られる、そんな作品。 「善意はエンパシーと繋がっている気がしたからだ。一見、感情的なシンパシーの方が関係がありそうな気がするが、同じ意見の人々や似た境遇の人々に共感するときは善意は必要ない。」「他人の靴を履いてみる努力を人間にさせるもの。そのひと踏ん張りをさせる原動力。それこそが善意、いや善意に近い何かではないのかな。」 誰一人として同じ人間はいないけれど、お互い歩みよる努力をすることで開ける道もある。コミュニケーションで大切なのは、相手への敬意とエンパシーだと思う。

    1
    投稿日: 2024.04.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「さんざん手垢のついた言葉かもしれないが、未来は彼らの手のなかにある。世の中が退行しているとか、世界はひどい方向にむかっているのか言うのは、たぶん彼らを見くびりすぎている。」 私も自分の子供と対等に、いろんなことを話しながら、生きていきたいと思った。

    2
    投稿日: 2024.03.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ちょっと難しいけど、なかなかに深い。イギリスという国の違いもあるのだろうけど、人種、貧困、いじめなど色々な問題に、中学生の息子がおちゃらけずに真剣に考える姿がまぶしいし、きっとこれには著者である母親とその配偶者が息子の疑問にごまかさずに向き合い答えてきたからなんだろうなあと感じる。 『母ちゃんの国にて』でのレンタルビデオ屋の会員登録の話や、日本料理屋でからんでくるおじさんの話を読むと、異質なものを排除しようとする日本の嫌な部分がいっぱいで恥ずかしくなった。イギリスの学校での話を読んでいくと、学校教育の影響って子どもの差別感情に与える影響が大きいなあと感じた。日本の学校教育ってまだまだ未熟。

    5
    投稿日: 2024.03.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ずっと気になっててようやく読みました。 面白かった(と言っていいのか…興味深いって言う意味合いで)。エンパシーとシンパシーを混同していた気がする。FGMのことを勉強するとか色々すごく考えてしまう。『タンタンタンゴはパパふたり』という絵本日本語訳もあるのかなと気になった。続きも読みます。

    2
    投稿日: 2024.03.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    おもしろい 日本での自分の大人社会での生活とイギリスの中学生の生活は同じ日本人でもこんなに違うのか、いろんな世界があるんだと認識できる

    1
    投稿日: 2024.03.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ブレイディみかこは自分の子どもの目を通して自分がみたことのない風景を見ていて、それを書き記して私たちに教えてくれる。 私も海外で暮らしていてミックスの子どもがいるから、言っていることに共感できるところも多い。読みながら泣けてくるようなところもあって、それはこの作家や息子がみている彼や彼女になることはできないけれども、その人たちがどんな気持ちなのかどんな人生なのか、一生懸命想像しようと頑張っていることがわかるから。読者である私が、誰かの人生に思いを馳せることが可能になるように、余韻が残る。 息子くんは12歳、音楽が好きで親に話を聞いてもらえて(本人が話したいかどうかは別として)、よかったなあと思ったりする。社会の不平等にも真剣に向き合って(よく考えて)、いつでもフレッシュな気持ちで大人になっていくんだなと眩しさを感じる。 政治的に正しくない発言ばかりして浮いてる移民美少年と付き合い続けたり、貧しくて制服を用意できない友達のために何がしてあげられるか考えたり・・・小さなことだけれども、友達のことを大事に思うという気持ちは、それだけで人間の尊い特性なんだなと思う。

    3
    投稿日: 2024.02.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    日本に住んでては味わえないカルチャーショックを受けた。移民なんて近所にいないし、友達にもいないからなー。様々な文化や慣習を持つ人々が存在するってどんな感じか分からない。14、5歳の子がアイデンティティや人種差別について、ずいぶんとしっかりした考えを持つもんだと感心する。日本の子って、まだまだ子供だなぁ。

    6
    投稿日: 2024.02.17