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綺譚集
綺譚集
津原泰水/東京創元社
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総合評価

52件)
4.0
18
15
8
3
1
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    これが僕の個人的2025年ベスト本でした どの話も面白かったな 「天使解体」 「サイレン」 「夜のジャミラ」 「聖戦の記録」 「約束」 「ドービニィの庭で」 どれがお気に入りとかなかなか選べないけれど 「約束」のラスト 急に首根っこ掴まれてから話から引きずり出されるような、梯子を急に外されるような、こんな読後感は初めてだったかな 津原泰水、改めて惜しい人を亡くしたんだな…

    11
    投稿日: 2026.01.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私が死んだら棺に入れて一緒に焼いてほしい本である。読む前と読んだ後で脳みそのチャネルが変わったり増えたりする作品があるが、本作はまさにそういった作品だった。めちゃくちゃ好き。

    0
    投稿日: 2025.12.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    妖しくて、恐ろしくて、美しくて、摩訶不思議な世界が、様々な文体で綴られている短編集。 面白かった。 幻想的な世界に引きずり込まれるような感覚が、実に気持ちいい。 「天使解体」「玄い森の底から」「脛骨」「アクアポリス」 あたりがお気に入りだった。 ちょっと癖になる中毒性がある作家さんだな。

    1
    投稿日: 2025.02.12
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    (2008/5/26) 生と性は隣りあわせなんですねもちろん生と死性と死も、、リアルであり、グロテスクであり生々しくあり実感でありました。いやがおうにもひきつけられてしまいました点と丸が無い文章旧字体の文章凄く読み難かったのですがそれがまた惹きつけましたああ真似が出来ません あな恐ろしや津原泰水この人は一度死んだことがあるに違いない 桐野夏生 帯の文章も凄いです

    3
    投稿日: 2024.09.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    奇譚:世にも珍しく不思議な物語や伝説。 本書は奇譚集、すなわち世にも珍しく不思議な物語や伝説を集めた一冊。 私にはまだ早かった。 天使へと解体される少女に、独白する書家の屍に、絵画を写す園に溺れゆく男たちに垣間見える風景への畏怖、至上の美。生者と死者、残酷と無垢、喪失と郷愁、日常と異界が瞬時に入れ替わる。――綺の字は優美なさま、巧みな言葉を指し、譚の字は語られし物を意味する。本書収録の15篇は、小説技巧を極限まで磨き上げた孤高の職人による、まさに綺譚であり、小説の精髄である。解説=石堂藍 内容(「BOOK」データベースより) 天使へと解体される少女に、独白する書家の屍に、絵画を写す園に溺れゆく男たちに垣間見える風景への畏怖、至上の美。生者と死者、残酷と無垢、喪失と郷愁、日常と異界が瞬時に入れ替わる。―綺の字は優美なさま、巧みな言葉を指し、譚の字は語られし物を意味する。本書収録の十五篇は、小説技巧を極限まで磨き上げた孤高の職人による、まさに綺譚であり、小説の精髄である。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 津原/泰水 1964年広島県生まれ。89年より津原やすみ名義で少女小説を多数執筆。97年、現名義で『妖都』を発表、注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    6
    投稿日: 2023.05.16
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    例えばこういった感想のようなものを書いていると、自分の文才の無さに絶望的な気持ちに陥ってしまうのですが、津原泰水は文章を綴ることが楽しくて仕方がなかったのだろうなと思わせるような多様な文体で楽しませてくれます。 幻想小説というのは、ストーリーよりも、その文体が持つアトモスフィアによって成り立つものだと常々思っていたのですが、まさにその通り。どの作品も作品の中に溢れる空気がもう違います。 ただ、興味深く読んだのは、「赤仮面傳」「玄い森の底から」「ドービニィの庭で」。僕自身はストーリー重視のようです。 津原泰水は川上未映子の「わたくし率 イン 歯ー、または世界」が本書収録の「黄昏抜歯」からアイデアを盗用していると指摘していたそうです。真偽は判りませんが両作品とも面白かったです。

    7
    投稿日: 2023.05.10
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    大傑作。 幻想文学に惹かれる人は残酷さの中にある美しさを探している人だと思うのだが、本著にはそんな残酷さの中の美に溢れている。 その残酷さも即物的なもの(それはそれで好きなのだが)とは違って美学がある。腐臭があっても、どこか目を離すことができない。 更にその美しさを然るべき文章で記すことが出来る作家である。 津原泰水さんの記す文章をもっと読みたかった。

    2
    投稿日: 2023.05.02
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    どの作品にも惹き付けられるが、一際美しく思ったのは「脛骨」だった。舞台となった場所が近いので、たまに行く。ここでね…と水辺につい目をやる。 津原氏が亡くなられたことを、悲しく、悔しく思う。

    2
    投稿日: 2023.04.30
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    短編集。 面白かった。 人ではないものと人であるものの、それぞれのこわさが味わえる良作。 高評価のルピナス探偵団が、まったく楽しめなかったので、同じ作者の作品を手に取るのが不安だったが杞憂。 (短編集好きなので) 各話の扉絵(なのかな)のデザインがそれぞれ違って、それがまた凝ってて素敵。

    2
    投稿日: 2023.01.21
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    氏の逝去の報に接して再読、やはり素晴らしい。綺羅を尽くした文体で紡がれた15の短編。「小説は天帝に捧げる果物、一行でも腐っていてはならない。」と言ったのは中井英夫だったか、その言葉そのものの一冊。作者自身は「一冊だけ残せるなら、これ」と言ったそうだが、「一冊だけ無人島に持って行くとするなら、これ」かもしれない。もっと書いてほしかった。ご冥福を。

    4
    投稿日: 2022.12.14
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    まるで文体に酔うような感覚でした。幻想、ファンタジー、ホラー、怪奇、グロテスク、エロティック、ミステリ…この短篇集を一言で形容できるジャンルが分かりません。まさに綺譚。素晴らしかったです。

    1
    投稿日: 2022.11.20
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    さわやかな感じのいい話を読んですっきりしたい、という人にはお勧めできない。妙に生々しいグロテスクな世界に迷い込んでしまったような気がする。なんともいえない読後感。どう理解すればいいのかわからない話もある。読み始めた時は、ウ……合わないかも…と思ったけれど、最終的になんだかんだ引き込まれて最後まで読んでいた。赤假面傳、玄い森の底から、聖戦の記録、ドービニィの庭で、が良かった。

    1
    投稿日: 2022.04.23
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    グロとエロとその中に潜む美しさよ、、という感じ。最初えぐみにびっくりして引きかけたけど、読めば読むほど引き込まれていって最終的には貪るように読んでた。刺激と衝撃がすごい

    1
    投稿日: 2021.04.13
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    短編集,15編 ホラーのようなサスペンスのような犯罪物のようなものや幻想的なもの,つまりいろいろな不思議不条理をとき明かさずそのまま差し出している.そしてどこか切ないような物悲しい気持ちにもなる珠玉の作品集.

    0
    投稿日: 2020.09.30
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    死と性に関する話の数々だが、「怖い」「気持ち悪い」だけでなく、作者の表現により、綺麗でどこか神秘的に感じる。 ホラーやグロが苦手な私でも、その美しい文章に引き込まれ、ぐんぐん読んでしまった。 読了後は、人体と精神をシンプルに受け止め、人間含むすべての生物を真っ直ぐに見られるようになった気がする。

    0
    投稿日: 2020.04.30
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    15つのお話からなる短編集 日常に潜む狂気みたいなものが、色々な話の中に隠れている。 「いや、こんなのなんでもないですよ、普通です普通」みたいな感じで書かれているから、こっちも「そうなのか」と思ってしまうけど、読んだ後に得体の知れないものが、じわじわとにじり寄ってくる。そんな感じ。 私は「夜のジャミラ」「赤假面傳」「玄い森の底から」「脛骨」「ドービニィの庭で」が特に好き もし、グロテスクな表現が平気な人だったら、読んでみることをおすすめします。

    4
    投稿日: 2020.02.24
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    又吉先生がお勧めしてたので読んだ。思ってた以上にサイコな話やった。世にも奇妙な物語をさらにサイコにした感じ。最初の天使解体で読み返してしまうほど衝撃を感じ、読み方がわかった。1番記憶にあるのは古傷と太陽。推理小説好き、残虐小説好きの方には是非の一冊、

    0
    投稿日: 2020.02.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    エロ(生)と死。パンチがあり過ぎて、侵食されて精神をやられています。どの短篇もすごいです。 たとえば恒川光太郎さんの幻想はファンタジー寄りの性善説に対して、津原さんはホラー寄りの性悪説みたいな感じ。この世とあの世の境界線がそこ彼処にあって誰しもに起こり得るっていうのは同じだけど、津原さんの人物たちは特に元々その境界が曖昧な人物(アーティストや子供やトランスジェンダーや精神疾患者など)が多く、敏感ゆえに圧倒的な力で悪とか美とかに飲み込まれてしまう。抗えないし抗うという発想すら持ち得ない。むしろそれが自然なことだと。だから怖い(苦笑)足下がぐにゃりと溶けて恐怖と不安に襲われてしまう。 ただ、美しいものが持つ力についてはとてもよく分かります。 私がいちばん好きなのは『脛骨』です。最も普通に感じる作品かも知れないけど、生きている人の切断されてしまった脚はその人のものなのか屍なのか否かなど考えだすと確かに気になります。その視点が面白いと思いました。

    4
    投稿日: 2019.10.14
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    文章芸の極みな短編集 言葉の選びと連なりが表現するものは さまざまな読み味があり向ける視野の幅広さがあり再読に耐える深さが出来上がっていて いつまでもすりすりしていたくなる造形の楽しさがある 『脛骨』のようなすっきりする作品が自分の中に好みとしてあるけれど そこから立って見渡して独力でなされた広さにただただ感心する

    0
    投稿日: 2018.10.17
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    52:津原さんの短編集。タイトルを裏切らない、エロ・グロ・幻想・奇想が万華鏡のように色とりどりに姿を変えるさまは素晴らしいです。書かれてある字面を追うだけならば相当エログロなのですが、どうしてかそんな気がしないのは津原さんの客観性ゆえなのかな、と感じました。独特の文体で展開する物語も雰囲気があって好きですが、「約束」がいっとう好みです。

    0
    投稿日: 2018.10.08
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    津原泰水の短編はどれも素晴らしいのだけど、どの作品も読み始めはややうんざりする。自分の中の見たくない自分や忘れかけていたものなど、なんというかそういう朽ち果てようとしていたものに不意に出くわしてしまう感じ。ダメージが大きい。綺譚集では、自分の残酷さと薄さに向き合わされた。「聖戦の記録」、血が滾った。

    2
    投稿日: 2014.11.06
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    タイトル通り、「奇譚」を集めた短編集。短いものは10ページにも満たないですが、いずれも強烈なインパクトがある作品ばかりです。 「生と死」「性」「美」狂気」「怪異」といったあたりが共通のテーマでしょうか。最初に出てくる『天使解体』がかなりエグいインパクトのある作品なので、ここだけ読むと読了できるかどうか不安になるかもしれません。まぁ、万人向けの作品ではないことは確かです。エロかったりグロかったりが苦手な人は手を出さないほうが無難。 個人的には『夜のジャミラ』『脛骨』『黄昏抜歯』『約束』『隣のマキノさん』がお気に入り。この本の中では比較的エグくもエロくもグロくもなく、むしろ『夜のジャミラ』以外は秋の弱いオレンジ色の太陽光のような、柔らかな世界を感じることすらできる作品ばかり。その意味では津村泰水の「主流」を理解できていない、とも言えるのかもしれません。

    0
    投稿日: 2014.08.31
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    「死」「美」「性」についての耽美な短編15編。 文章が美しい。 やはり短編にキレ味が凄いと思います。 「赤假面傳」「脛骨」「約束」「隣のマキノさん」 がお気に入りです。 「赤假面傳」…ウデの確かな漫画家さんが コミカライズしてくれたりしないだろうか…

    0
    投稿日: 2014.06.21
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    ひたひたと、ずぶずぶと、静かに狂気に溺れていく感覚。 罪であり、むごたらしく、醜悪なものであっても、津原泰水の文章の中では、崇高な犯し難い何かに変貌します。 長編も何作か読みましたが、短編の方が魅力が凝縮されている感じです。

    0
    投稿日: 2013.10.05
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    悪夢を見て、そこから抜け出せないでいるような、日常から一瞬にして異界へ引きずり込まれてしまうような、奇妙な話ばかりを集めた短編集です。不条理、頽廃と狂気、淫靡で猟奇的、グロテスクで残酷、懐かしさと喪失感、倦怠と恍惚、猥らで無垢、虚無と絶望、失望と冷笑、憎悪と未練、醜悪と哀切、そして美・・・死と背徳の匂いが付き纏うこの種の作品に、つい惹きこまれてしまうのは、ここに描かれているのが人間の業、本性、本質だということを、無意識に感じてしまうからなのではないでしょうか?〝奇譚〟ではなく、〝綺譚〟という文字を使っているところが味噌ですネ。幻想文学という括りでは、収まりきらない一冊でした。

    2
    投稿日: 2013.05.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いつの間にか艶かしく美しく妖しい幻想的な世界に引きずり込まれてしまう感じ お耽美ホラーな雰囲気の話やコミカルなのに何処か狂気を感じる話等々多種多様の"綺譚"が楽しめる

    0
    投稿日: 2013.02.16
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    泰水好きだなーもー! 綺譚集は過去の短編を集めた作品だそうですが、やっぱり冒頭の三部作が秀逸。「天使解体」「サイレン」「夜のジャミラ」のインパクトたるや・・・特に個人的にはジャミラですね、ついうっかり何度も読み返しちゃう。 「脛骨」も好きです。かわいいよね! 他にある意味印象深いのは「聖戦の記録」。うわぁ、ってなります。 津原さん好きは「11」の前にいったんこちらを読んでいただきたい!おすすめ!

    0
    投稿日: 2012.11.21
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    死、狂気、性といった題材を中心に扱った背徳的で妖しい雰囲気の幻想綺譚集。耽美かつ精緻な文章に浸る作品。エグい内容もあり、最初の「天使解体」では、これ読みきれるかなぁと心配になりました。好き嫌い分かれる作品が多いとは思います。怖かったりエロかったり気持ち悪かったり意味わからなかったり、ストーリーも文体も非常にバリエーションが豊か。 「夜のジャミラ」「赤假面傳」がお気に入りです。

    0
    投稿日: 2012.09.30
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    文庫本を入手したので再読する。やっぱりすごく好き。 「脛骨」は構成が特にいいなあと改めて思う。「黄昏抜歯」「玄い森の底から」の感じが好きだし、「ドービニィの庭で」「赤假面傳」を読むと、「バレエ・メカニック」や「赤い竪琴」を思い浮べたりする。 一言一句、読みとばすことが無い本というのは存外珍しいものです。

    0
    投稿日: 2012.08.29
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    津原作品と出会った本。正確にはこの前に「年間SF傑作選」で「土の枕」読んでいたのだが、そのときはあまり意識してなかった。これ読んで大好きになりました。文章が、漢字や言葉の使い方が、ツボすぎる。一行目を読んだら最後まで読み止めるということができない。 「11」「蘆屋家の崩壊」「少年トレチア」「赤い竪琴」「バレエ・メカニック」「たまさか人形堂物語」「ルピナス探偵団の当惑」「妖都」…  どれも好きだー!あえて「ブラバン」「瑠璃玉」を残してあるのです。そろそろ読もうか…。 「ペニス」が早く復刊されないかと心待ちにしております。

    0
    投稿日: 2012.08.05
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    綺麗だと感じた話は「脛骨」だけ。どの話も構想はおもしろいのですが文体がいまいち・・性に合いませんでした。上を求めたらキリがないのですが、「奇」と「綺」を求めるのならおすすめしない。

    0
    投稿日: 2012.02.18
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    たまたま『蘆屋家の崩壊』が水に合い、この本に手を伸ばしてみました。 うん、これ、ダメな人いるだろうけどね。何も知らない人には最初の短編『天使解体』はキツくないだろうか。でもここでウットリするか、回れ右するか、ふるいに落とせるのかもしれません。私は前者。とんでもなく壮絶な状況なのに、頭が麻痺して“それ”に神秘性を感じてしまったのです。まんまと私も狂ってしまったのでしょう。そして中毒性があるようです。 一言で表わすと、「ちょっと変な酔いかたをするから止めておいたほうが良いのだけれど、こっそり飲みたい」酒のような。いや、それではまだ軽すぎるな。 『奇談』・『奇譚』・『綺談』でなくやはり『綺譚』集が相応しい。

    0
    投稿日: 2012.01.08
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    思索に富む短編集。ホラーというよりは幻想文学といった趣。私にはピンと来るようで来ませんでした。水が合わなかったのかな。泰水だけにね!なんつって!

    0
    投稿日: 2011.12.28
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    短編15作。 残忍な言葉を綴る、美しい日本語に惑わされ、猥雑で俗悪さを嫌悪し、内臓を鷲掴みされたような気分の悪さに慄きながらも、頁を捲る。 つい、こっそり盗み見してしまうような。

    0
    投稿日: 2011.11.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホラー幻想小説。若干のグロエロ含み。短編15本。 万人にはお勧めしないけれど、江戸川乱歩が好きな方や、この表紙の絵にピンと来て、以下の文字の並びが琴線に触れた方は是非ともご一読の上、私と握手をお願いします。握手だけ、言葉はいらない。 綺 幻 妖 黄昏 境界 惑乱 美醜 狂気 蠱惑 紅湿 憂愁 感想としては蛇足ながら、短編15本全て文体が違う上にどれも美しい文章という離れ業も楽しめることも1点付け加え。

    2
    投稿日: 2011.10.10
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    短編集。境界線があやうい、というかない。 「脛骨」が一番好きかなー。読後感が爽やか。「安珠の水」「玄い森の底から」も好きだ。 しかしグロエロと言えなくもないので苦手な人はやめたほうが。

    0
    投稿日: 2011.10.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    三浦しをんの三四郎…から。面白かった。短編集。こういうの好き。ホラーのような幻想小説のような。かなり死や性をフューチャーしてるので、グロテスクな部分もあり。短い話も混ざっているのもいい。この人の本、他にも読んでみようかな。

    0
    投稿日: 2011.09.21
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    ちょっときつかった。途中で読むのを辞めてしまいました。言葉の操り方は巧みと思われますが・・。「11(eleven)」に期待してみようかな。

    0
    投稿日: 2011.09.10
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    【天使解体】私を置いてずんずんと進んゆく。ずんずんと解体されてゆく。 【玄い森の底から】 美しくしなやかなことばにくらくらくら。 【聖戦の記録】闘え!戦え! 【約束】なんてうつくしいのだろう。 私も約束になりたい。なりたいよ。

    0
    投稿日: 2011.09.03
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    死についての短編集。 うつくしい文体ですが、趣味が合わない人にはただ気持ちが悪くなる話ばかりだと思います。反対に趣味が合う人にはひとときの陶酔をもたらしてくれるでしょう。 「天使解体」の「半日は気分がいい。半日は地獄にいる。」という文章が印象的でした。

    0
    投稿日: 2011.08.01
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    15の短編集。 私には合いませんでした。 怖いというよりは、生理的な気持ち悪さ。 何編かは途中で読むのを止めてしまった。 『脛骨』は良かったのにな。

    0
    投稿日: 2011.03.11
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    「黄昏抜歯」親知らずの治療を契機に選択の余地なく遡り蘇る心と歯に在る、或る記憶。心の被る痛みを伴う記憶を歯痛(患歯)に転嫁する生き方は既に自動化されその無機質さゆえの違和感に包まれたまま読み終える。読み手が割ってはいる隙のなさにフィクションとしての完成度の高さをみるが同時に自由を奪われたような窮屈さも感じた。

    0
    投稿日: 2011.03.09
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    15編の短編集。 2作品目まで読んで、今回は合わないかと思ったが、3作品目から帯の瀬名氏のコメントのとおり彼岸に連れ込まれたようだ。 この狂気の世界を愉しみ、美しいと感じる自分をどうかとも思ったが、抜け出すのにちょっとした努力が必要だった。 この方の発想というか、感覚というかそれをまた作品にまとめ上げる力にとても惹かれます。

    0
    投稿日: 2010.12.28
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    ものすごく美しい表紙に惹かれて思わず手にとるとそこは狂気の世界。どこかコミカルな”蘆屋家~”、どこかハートフルな”アクアポリスQ”と読んできたのでフェイントだった。これは怖いというか、読後感がちょっといやな気分になる。15作品からなる短編集。

    0
    投稿日: 2010.11.21
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    器用で芸達者、且つ凄まじい勢いを持つ文体の力もさることながら、独特のフラットな感性とインパクトの強い物語のギャップが、読み手に何とも言い難い「これは凄い」という印象を抱かせ、屍体と黄昏の向こう側には恐怖と悲しみと虚無しかないという良識を易々とひっくり返し、読後の清涼感をもたらしてくれます。 扱っている題材と難解な文体から、『万人向けではない』との判断をしがちですが、口では表現し難いこの感覚を、出来ればみんなに体感して欲しい。そんな一冊です。

    0
    投稿日: 2010.10.08
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     帯にはこうある。  「幻想、残酷、情愛。恐怖、哄笑、郷愁。あらゆる感情を揺り動かす15の精華。読む者を黄昏へといざなう、幻想小説の精髄」    これ以上の言葉はいらないように思う。  それにしても「ルピナス探偵団の当惑」とこれほどにまで色合いが違うものを描く津原泰水氏の度量の広さにまず驚嘆する。確かに、ルピナス探偵団の中にも、妙に醒めた部分や、耽美な部分もあった。けれど、主人公の高校生らしい健全さに(たとえそれが作りものめいていたとしても)陰である部分は、ひそやかに存在していた。  まるで月光の中で咲く、淫靡な花のようだ。  淫靡な、耽美なものにひかれる者に、理由はない。残虐さでさえ、それらを甘やかにするものであると、それらにひかれる者は遺伝子でそれを知っている。  そして、この短編集は自分がそちら側の人間かそうでないかを、容赦なく知らしめてくるのである。目眩を覚えるような鮮やかさをもって。  岸田理生を超える存在になる予感がしている。

    0
    投稿日: 2010.06.23
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    津原泰水には中毒性があるようだ。 「バレエ・メカニック」を最初に読んだときは、狐につままれた気分になったけど、「蘆屋家の崩壊」でまんまと虜になり、ふと気がつくと津原作品が読みたくて仕方なくなる。 そんなわけで3冊目。 これは、一つ一つ輝きの違う宝石が入った宝石箱のような短編集。 しかし、まあ、宝石と言っても、美しいけど、触ったら表面が血でぬらりとしてそうな禍々しい感じ。 私が特に好きだったのは、『天使解体』『赤假面傳』『脛骨』『聖戦の記録』あたりかなー。 『脛骨』は最後にうるっときてしまった。ホラーなのに泣けるとは・・・。 しかし、彼(彼女じゃないよね)の作品は万人には勧められない。というか、読んでいることをあまり公表したくない気がする。 ただ単にエログロで、時折サディスティックで、神経症的なものが好きだと思われたくないもんなーw わかる人にはわかるし、ハマる人はハマるのです。感覚的なものと思われ。

    2
    投稿日: 2010.05.19
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    >天使へと解体される少女に、独白する書家の屍に、絵画を写す園に溺れゆく男たちに垣間見える風景への畏怖、至上の美。生者と死者、残酷と無垢、喪失と郷愁、日常と異界が瞬時に入れ替わる。――綺の字は優美なさま、巧みな言葉を指し、譚の字は語られし物を意味する。本書収録の十五篇は、小説技巧を極限まで磨き上げた孤高の職人による、まさに綺譚であり、小説の精髄である。 >幻想、残酷、情愛。 >恐怖、哄笑、郷愁。 >あらゆる感情を揺り動かす十五の精華。 >読む者を黄昏へといざなう、幻想小説の精髄。 創元推理文庫の概要、帯に記された惹句。それこそがこの本の表層と真髄をあらわしている。 少女の死体処理により、幻想の門前へ現実を引き込む 『天使解体』 姉から祖父殺しを唆され、性的な悪戯までされる思春期の超現実 『サイレン』 学校の怪談+怪獣小説+ゴシックホラー=? 『夜のジャミラ』 村山槐多の血を受け継ぐ、旧仮名遣いの絵画怪談 『赤假面傳』 強姦されて殺された女の、書と書家への愛を詠う詩的な断末魔 『玄い森の底から』 アクアポリスで死んだクラスメイトが帰ってくる、郷愁と近代的な心霊物 『アクアポリス』 知人の女の脛骨を川で拾った元ベーシストの恋と青春 『脛骨』 兎派と犬派の対立が大いなる歴史の駒を進める 『聖戦の記録』 歯痛をきっかけに過去の恋の痛みを蒸し返す 『黄昏抜歯』 都市伝説的幻想小説のスタンダード『約束』 子を産んだ娼婦の狂想と潮流 『安珠の水』 戦場の真っ只中で近親相姦にふける人でないもの 『アルバトロス』 傷口が見せる幻想と、陰惨な事件 『古傷と太陽』 ゴッホ作の同名絵画に魅せられた男と、嫉妬の狂気 『ドービニィの庭で』 作家・牧野 修氏をモデルに奇妙な男の生態を描く 『隣のマキノさん』 表紙には“美しい屍”オフィーリアの画。それも、女装した同性愛者が被写体となっているとも言われるのだから手が込んでいる。 本書は、死と性と、怪奇と文学で成り立っている。それ以外は何もない。だがそれをそれぞれに分離するのは不可能だ。本書に登場する人は人でありながら、生ける屍であり、男は男でありながら女と相対するだけの存在である。 文字によって形成される小説の精髄とは文章の魔力を指す。技巧と感性を兼ね備え、暗黒の心理と現象を表現できる稀有な作家、それが津原泰水である。 一文が、一語が、呼吸をし、水中から幻想の泡を立てている、そんな十五篇。 十五の構成、十五の文体、十五のテーマ、十五の物語。 愉しく読むには体力が必要。しかし読み飛ばすのは勿体無い。 読者の呼吸まで奪いかねない吸引力をもつ、短編はなかなかお目にかかれない。 お勧めはできないが、一読の価値は多分にあり、一度吸い込まれたらもう貴方も虜になっているだろう。

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    投稿日: 2009.07.06
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    「天使解体」…好きなんだけど…なんか…… あれだ。 一番好きだったのは「聖戦の記録」でした。 ほんとうに素晴らしい戦い。ばあちゃんたちが途中、すごくむかつきました。

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    投稿日: 2009.05.03
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    『ドービニィの庭』は黄緑色を基調とした息をのむまでにあかるいファン・ゴッホ最晩年の作で、現在ひろしま美術館に所蔵されている。シャルル=フランソワ・ドービニィはバルビゾン派の画家だ。ゴッホが敬愛したこの人物はしかし絵が描かれた十年以上前に物故して、邸には未亡人が住んでいた。絵は展示室の入り口から真正面の位置に飾ってある。あかるい絵なので横長の窓のむこうに陽光に満ちた中庭が広がっているかに見える。前景にあたる草に被われた地面は右さがりに傾いでいる。なかに泛んだ花壇も傾いでいる。遠くにテーブルやベンチが見える。そのむこうを黄色い帽子をかぶった人物が歩いている。背景の建物は白と緑と灰色と黄色で単純に描かれている。右手に教会が見える。教会の尖塔からもこちらがよく眺めれられるに違いない。この庭を飴要介は自宅に再現したがっていた。美術館で購入したという複製画を載せたテーブルを挟んで相談を切り出されたとき、私はいささか面食らい、同時に雑作ないことであるとも感じた。面喰らったのは私が造園家でも庭師でもなく、室内装飾家だからだ。 (「ドービニィの庭で」本文p.217)

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    投稿日: 2009.04.16
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    流麗な文章で紡がれる悪夢めいた綺想のアラベスクに、終始幻惑されっぱなしでした。特に、「玄い森の底から」の凝りに凝った文章は腰が抜けるほど良かった。こんなに素晴らしい幻想の書き手をいままで知らずにいたとは……。そんな自分を口汚く罵りたい今日この頃。表紙のオフィーリアがまた良い。

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    投稿日: 2009.03.04
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    買わなくてよかった。 お耽美かと思ってたらホラーっぽかった。 電波っぽい話も結構あって、気持ち悪いホラーを求めてたら楽しめる。 福屋がんばれ。

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    投稿日: 2009.02.01