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総合評価

42件)
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    伊坂さんの小説『SOSの猿』との競作というコミックの下巻。 とてもスケールの大きい作品。 この漫画の上・下巻を読んでから 『SOSの猿』を読んだ方が楽しめるかもと思った。

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    投稿日: 2018.12.25
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    超常現象を人間に止める力はない。 それでもどうにかしたいと、力や知識を求めて人間は足掻くんだと思う。 こういう、人間にはどうしようもない現象に対して、 抗おうとする人たちの物語が大好きで、伊坂幸太郎の「SOSの猿」を読んだ時から、いつかこの漫画も読みたいと思っていて、ようやく読めました。 「SOSの猿」との関連性については、どちらも孫悟空が登場する、くらいにしかわからなかったけれど(小説を読んだのが7年前・・・)、別のこととして楽しく読むことができました。 どんな世界にも、マントを羽織っていなくていいから、見てくれはどうあってもヒーローがいてほしいと願うから、こういう話には希望をもらえます。

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    投稿日: 2017.07.17
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    壮大なスケールに比して巻数が……、 というのは、いくら言っても詮無いこと。 でも、もっともっと膨らませて言葉ではなく描写で説明すれば……と思う。 同じ雰囲気をもつ『魔女』所収「ペトラ・ゲニタリクス」にも負けず劣らずのおもしろさ。 大満足です。

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    投稿日: 2016.07.14
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    恐るべき才能!あまりにも広大な世界観に、ついていくのが精一杯。話としては決して長くないのだけれど、ただただ圧倒される。読後しばらく頭が痺れるような感覚に陥った。

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    投稿日: 2016.01.20
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    2015.9.1 もう少し頁数をとっても良かったように思います。物語のリズムがノッて来た時にまとめとエンディングが駆け足でやってくるので残念。

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    投稿日: 2015.09.01
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    よく練られた面白い設定なだけに、サラサラと進みすぎててもったいない。もうちょっと抑揚や深みがほしいなあ。

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    投稿日: 2013.11.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上巻は散漫な印象だったけど、下巻は良い。「SOSの猿」に登場した歌い手雁子さんの名セリフが五感を伴って再現されるシーンがあって、そういうところは絵の力をまざまざと感じさせられる。 五十嵐氏の絵は、「海獣の子ども」でも証明済みだけど、自然や生命の圧倒的な力を描かせたらもう右に出る絵描きさんはほとんどいないのではないかというぐらい上手くて、小説の世界では非常に観念的であった「猿」が見事に具現化されている。 ここの物語ではイレギュラーな存在として登場し、ほぼ傍観者状態の「ナナ」だけども、彼女は恐らく違う世界から入り込んでしまった存在だね。小説版にも同じ名前の女性が登場するから。彼女の強い思いが閉じた世界に小さな穴を開ける。 猿の物語は伊坂版ではどこか違和感があったけど、五十嵐版ではまったく違和感なく、それどころか完全に五十嵐ワールドに取り込まれているので、もし単体でどちらか読むなら、このコミック版をおすすめする。

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    投稿日: 2013.05.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    漫画だけど“SOSの猿”との競作という事でレビュー。古本屋に偶然にもそろって置いてあったので上下巻購入。ネタ的には嫌いじゃないけど新しい感じもしないかな。絵的にはちょっとタイプではない。そんでもってSOSの猿とクロスするってわけじゃない。通ずるもんがあるって程度、なのはおもしろい。けどラストは無理矢理話題に引っ張りだしてて自然じゃない。(漫画だと好き嫌いがはっきりしてるのでレビューが厳しくなってしまう)

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    投稿日: 2013.03.15
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    映画のようでした。神話、伝説、魔法などが好きな方なら、楽しめる作品だと思います。読了の勢いで、競作企画 伊坂幸太郎『SOSの猿』(中公文庫)も買ってしまいました。

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    投稿日: 2013.02.08
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    「SOSの猿」とは話のスケールは違えど因果関係のお話。両方読むべきだね。物事の結果には原因がある。どんな結果になろうとも自分の心に正直に生きることが大事で、どんな些細なことが自分を世界を変えるかわかんないよってことかなぁ。とでも素敵だ。

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    投稿日: 2013.01.24
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    『SOSの猿』といくつか台詞や名詞、事柄などの共通項は見受けられたが、そこまでシンクロしていない。 あまり、一致を期待しない方がいい。 表紙の女(ビエラ・カリ)が大須賀めぐみの『魔王』『Waltz』に登場する情報屋の桃のよく似ていると思って、そこが一番わくわくした。

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    投稿日: 2013.01.03
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    これ、凄いなぁ。 先に伊坂幸太郎の『SOSの猿』を読んだから、尚更。 「この人はあの人だ、こっちはあの話と繋がってる!」って驚くところがいっぱい。 全然違う作者が同じモチーフで書いて、全然別の作品なのにこんなにちゃんとリンクしているのって、読み終わって感動してしまった。

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    投稿日: 2012.12.11
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    難しかった けど、話の展開が清かったです 好感が持てました 画力が素晴らしく、見ごたえがあります SOSの猿を読んでみたいです

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    投稿日: 2012.11.11
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    前半で広げた風呂敷をなんとかたたんだ印象。もう少し広げても面白かったかも。長さの制約はあると思うけどちょっと勿体なかった。

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    投稿日: 2011.10.16
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    規模が大きいから全てが見えたときが大きくておお!ってなった。最後のナワンが奈々にありがとう…って言ったシーンが印象的 伊坂作品の「SOSの猿」をこの後読んだときどんな風にコラボしてるのか楽しみ。

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    投稿日: 2011.07.23
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    アンゴルモアの大王と人類と精神の猿が壮大にぶつかり合う下巻。 ミステリーな上巻に比べてとてもアクション色が濃い。 ピサロがあまりにもあっけなかったのがちょっと残念かな。 力の元は猿に行き着き、その猿は孫悟空という設定は面白かった。 あとは五十嵐大介氏の画力に圧倒された。 そういえば結局ナナを呪った人物は出て来なかった? 黒魔術が体の猿に所以しているなら、ナナも黒魔術に呪われた 『猿に関連のある人物』に含まれるのではないのかと…。 あの呪いは黒魔術ではないとか…。わかんない。

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    投稿日: 2011.06.28
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    面白かった! やっぱり映画みたいで好きー!! (でも安易に映像化はしてほしくない感じ・・・!) 読んだ後にもう1回読み返したくなる。 調和とか。 伝統とか。 大事だなーって。

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    投稿日: 2011.06.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    太古の昔から地球にいた猿神の分身同士が、人類の敵味方に別れて戦う話。 スケールはデカイ。数千年かけて人類の意識に溶けたサルと、数千年肉体を眠らせたサルの戦いで、近年の人類の変容により、これまで押さえてきたサルの肉体を抑えきれなくなり、凄まじい力で暴れだすというもの。 地球規模のオカルトだが、印象としては環境破壊、文化破壊への警鐘を仮託したものに思え、対策や結末はどうもしっくりこなかった。 いやもう、一度暴れてしまったら、もうダメなんでないかと思える規模なので、なんとか抑えられたのが、どうも納得できない、というか、理解しきれない。 それで終わってしまうのもちと業腹なので、伊坂幸太郎も読んでみようと思う。

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    投稿日: 2011.05.29
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    世界中を巻き込んで起こる異変。 善と悪、正と邪。 本当の悪とは?善とは何か。 邪なるものは悪なのか。 聖なるものは善なのか。 壮大な物語でありながら2巻にまとめ上げられている構成力、画力がすばらしい。

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    投稿日: 2011.05.23
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    たいへん面白かった。古今東西の要素が入り乱れて紡がれる物語が圧巻。薀蓄のレベルも高い。また、奈々のオチもまったく予想できなかったもので、物語としてきれいに締められている。この作家の作品は初めて読んだのだけど、省力の仕方がとても巧みなかただと思った。ほかの作品も読んでみたい。 「地図屋は儲かるだろうけどね」という台詞がすごく洒落ている。

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    投稿日: 2011.05.18
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    2011.05.07 『SOSの猿』と対になっているという作品。 確かに、ちらほらとそういう感じがある。 しかし、こちらを読んでも、なんというかスケールがでかすぎて・・・。 西遊記を読んでみたくなった。

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    投稿日: 2011.05.07
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    面白かった!精神世界に、スケールの大小は関係ない、という意味で、「SOSの猿」とどちらが本編云々というものは無いんだ、と改めて実感。でもこれだけの予備知識があれば、「SOSの猿」も読み方が違ったのでは、と考えると、やはりこちらを先に、とおススメしたいなあ。

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    投稿日: 2011.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分が、伝承や文化や歌というものを取り上げる漫画に滅法弱いことを再確認した。なんていうか、もう言葉を失う壮大さ。上下巻2冊なのに、長編を読んだかのような密度の濃さ。決して詰め込み過ぎていないのに、濃密。前巻を読んだときに「これ下巻で終わるの?」と疑わしく思ったのだが、見事な収束具合。 伊坂幸太郎『SOSの猿』と「対をなす」とはまさにこのことで、どちらが裏でも表でもなく、同時にそれぞれ並び立つ世界観が素晴らしかった。

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    投稿日: 2011.04.21
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    宗教、民族、紛争を節操なく関連付けてひとつの災いに立ち向かう欺瞞。世界がこうあってほしい、とは全然思えない。

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    投稿日: 2011.03.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    猿とSARUをめぐる黒魔術と白魔術。世界の秩序をかけて、秘められてきた2つの力が衝突する。宗教にも文化にも、それぞれに果たすべき壮大な役割があった。しかしサベーリョの目的は、混乱を鎮め、この星を安定へと導くことではなかった。 ミステリアスで知的だった。すこし読んで気に入り、読後もなかなか興奮がさめなかった。知りえない存在(神)およびその力(神秘)と庶民とをつなぐという点にも宗教や文化の意義はあったのだ。今日までになかった視点で考えられるようになったかもしれない。

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    投稿日: 2011.02.17
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    孫悟空・・・? 様々な伝承のなかのSARU そのSARUと人類との闘い いえ、SARUとSARU+人類との闘い SARUはすぐそこにいるかもしれない

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    投稿日: 2011.02.17
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     盛り上がりが無いようで有るような、読んだ後に不思議な気持ちになりますねー。物語としてはどうかと思うのですが、逆に臨場感を感じました。実際に事件とかの渦中にいるとどこが山場かなんて分からないものだと思います。  五十嵐先生の作品はまだ完結したものを読んでいないで比べるのは気が早いかもしれませんが、外の作品よりは比較的理解しやすいと思います。魔女も早く完結して欲しいです。

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    投稿日: 2011.02.08
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    【SOSの猿・未読】 スケールが壮大なだけにもっと長編にもできそう。 でも余計なことは一切省いて上・下巻におさめたのは ある意味こちらで自由に深読みして楽しめるのかもしれない。 実際、世界の宗教とか神話のリンクってのは 調べれば調べるほど想像力をかきたてられるからね。 そういう意味では今作を読むにあたって キーである孫悟空に対する私の知識が、いわゆるお釈迦様の手の上で暴れるイメージしか持っていなかったことが、ちょっともったいなかった気がする。 大本の西遊記やら登場した歴史上の人物等のバックグラウンドを知れば知るほど、より面白いかも。 あとは、競作の『SOSの猿』を読んだ時に、印象がどう変わるか。 それも楽しみ。

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    投稿日: 2011.01.29
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    ちょっと2巻じゃまとまって無いような気がします。 あまrに設定が飛びすぎてて置いていかれてしまいました。

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    投稿日: 2011.01.24
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    上巻の風呂敷の優雅な広げ方に比べ、けっこうあらっぽくたたんだなという印象。踊りや歌がそのまま暴力的な力になるというのは、古橋秀之「ブラックロッド」の世界をちょっと思い出した。

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    投稿日: 2010.12.26
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    上以上にどんどん話がでかくなっていって、テンション上がる。 ビジュアル的にも話的にもイメージの広がりがほんと凄い。 ただ、尺の関係もあるんだろうけど、ピサロのくだりとか、説明少ないまま終わってしまっているのとか、最後の落ちがいまいちしっくりこなかったりとか、ちょっと勿体ない感じ。

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    投稿日: 2010.12.05
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    ちょっと展開が魔女的だなぁとも思うが。しかし,今時の他の漫画と較べりゃあ良いのさ。 うーん,五十嵐さん好きだな。 伊坂さんので感じた不気味さをよりはっきりとさせた感じかな。 たぶんそういうのは伊坂さんより圧倒的に五十嵐さんのほうがうまいと思う。伊坂ファンだけども。 きっと伊坂さんが色々悩んでる中で出会えて感化され気味なんだろうね。別に良いと思うけど。 一度トップ取ると作風変えただけで迷走って言われて大変だよなぁ。 ってこれじゃ伊坂語りだな

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    投稿日: 2010.12.01
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    五十嵐大介「SARU」読了。いろんな神話が実は同じことを言っている、という展開。...それにしてもいろんな逸話を引っ張ってきたもんだなぁと関心。私自身は神話やらにはまったく詳しくないが、好きな人にはより楽しめるかも。 上下巻ですっきりと終わるのは嬉しい。漫画ってこれくらいの読み切りが少ないからねぇ。変に広げるよりも、きちんと収束させたほうが面白い作品もある。 そういえば、神話をガンガンに取り入れた怪獣もの(?)といえば、山本弘の「MM9」があったな。...随分と雰囲気は違うけれどw SARUが面白かった人は、こちらに手を出してみるのもいいかも。すべてが善と悪の戦い云々...ってのも、MM9にあったっけな?別の作品だったかも。。。 ちなみに、コラボ作品である伊坂幸太郎「SOSの猿」は、「SARU」を読んでから読んだ方がよさそう。正直、「SOS」単品ではちょっと楽しめない。。。 実際に起きた謎のある事件を、お話の中で無理くり説明していく、という手法もちょっと山本弘っぽいかもとか思った。SFとファンタジーの差はあるけれども。

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    投稿日: 2010.11.25
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    面白かった! 面白かった!んだけど、うん、もう少しナナという存在について深堀してみせて欲しかったかなあ。 勿体ない、惜しい!という感じ。 でも、面白かった。

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    投稿日: 2010.11.23
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    4年の付き合いの美容師さんに薦められている本。上巻も併せて買おうかな。 と書いてだいぶ経ってから購入。うむ。ファンタジック。舞台が全世界に及んでいて、少し目まぐるしい。もっと凝縮された世界でも良かったかなあ。

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    投稿日: 2010.11.18
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    危惧したとおり、頭でっかちで幼稚な文明批判に終始してしまった。 せめて、圧倒的な世界観と画力で押し切ってほしいのだけど、考え抜いた末の世界観ではないなは明らか。言葉の使い方選び方が信じられないほどに無自覚なのではっきわかる。 連載中の海獣の子供も含めて、最近の五十嵐作品はみんなそういう傾向になってしまっているのが残念。

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    投稿日: 2010.11.10
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    なんだかそれぞれのエピソードが短くて最後のカタルシスが少なかった様な気がします。伊坂幸太郎の「SOSの猿」と表裏一体というか、インスパイアされた気配というか、競作なんだけどどちらの作品も中途半端な気がした。全10巻くらいでそれぞれの物語を掘り下げていたら名作になった様な気がするけど、ただ単に私が大長編が好きなだけかも。

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    投稿日: 2010.11.07
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    上巻と合わせて3回くらい読み返してみたのに、まだ完全に掴めないほど、奥深い作品です。 でも、こういう宗教やオカルトが絡みまくった壮大な世界観は、嫌いじゃないなぁ。 伊坂幸太郎『SOSの猿』と対になっている作品らしいのですが、「対」の意味がよくわからないような… “憑依”する“猿”(=孫悟空)やエクソシストが絡んでいるところが共通といえますが、かたや株の誤発注をめぐる物語で、かたやノストラダムスの予言を絡めた世界滅亡の話で、スケールがかなり異なります。 でも奈々の苗字が「辺見」だったりと、関連をにおわせているところがニクいですね。

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    投稿日: 2010.11.03
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    五十嵐大介最高傑作にして、金字塔!宇宙規模のスケール感と、優しく緻密な描写が共存する怪作。オカルトと呪術と民族紛争とすべてがごっちゃ。めちゃくちゃ面白かった。『魔女』はここに完結した、と思う。

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    投稿日: 2010.10.31
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    「斉天大聖 孫悟空」から、世界の猿の姿をした神々へ、そして聖獣バロンと魔女ランダの永遠に続く戦いへ・・・。 因果の中で繰り返されてきた戦いに、一人の少女が加わったという小さな可能性。 どんな小さなことも、世界を変える可能性を秘めている。

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    投稿日: 2010.10.30
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     上下ともに読み返してみたんだけど。  結局設定や状況は面白いんだけど「作者特有の熟成」が薄い作品な気がしてしまう。  縛りとか、提示された条件を組み込むことだけで終わったような、そんな気が。  10年後に同じモチーフで書いたら面白くなりそう。  もったいないなぁ……。  伊坂幸太郎氏の「SOSの猿」も微妙だったし、このコラボで大満足って人は何人居るんだろ。

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    投稿日: 2010.10.30
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    あああ。 よかった。 「魔女」の流れのはなし。 面白いし、大好きだけど、やっぱりちょっと「古い」な。 まあそれが全く話のテーマ自体とずれているわけではないのだけれど。 多様性、伝承/伝統、善悪、バランス、魂・輪廻。 ライトなオタクとしてはエヴァの人類補完計画だの、アルファサーガの決戦存在だのそういったものから得たモノの集大成のような作品だった。 魔女と同じくニュー・エイジな匂いだし。 でもそういった下敷き・共有が有るからこそ2巻に収まるエンターテイメントに出来るんだな。 相変わらず絵も素晴らしかった。 瞬間の切り取りがビンビンきます。ありがとう。

    0
    投稿日: 2010.10.30