
総合評価
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powered by ブクログ前半と後半で曽根崎医師の見え方が真逆になると言うの珍しい展開。 代理出産や産婦人科医の訴訟など当時の事件に怒りをぶつけた作品なのかな。 極北クレイマーに出てきた三枝医師の母親登場。 海堂作品は色々なところに他の作品の人物が登場してくるので、上手いなーと思う。
19投稿日: 2025.07.10
powered by ブクログ海堂氏は人物を描くのが巧いのだと思う。 それぞれのキャラクターが非常に分かりやすく描かれている。 代理出産、産婦人科の医療の現状を描きつつエンターテイメントにするあたり流石である。
0投稿日: 2025.04.06
powered by ブクログ地方の産婦人科医療を取り巻く問題や、昨今の不妊治療を巡る賛否などを織り込んで、ミステリー仕立てに仕上げていてさすが。 導入部はあまり入り込めなかったが、読み進めていくうちに導入で読んだ内容が効いてきて、人物造形にも入り込めて、面白く読めるようになった。特に後半はさながらドラマを観ているかのようでリアリティがあった。 出産や妊娠との向き合い方も、妊婦そして子の父となる男性それぞれだなぁ...という当たり前のこともまた感じた。 解説に書かれていた『マドンナ・ヴェルデ』も読みたい!海堂作品は、作品同士で設定や登場人物の関連性が感じられるのも好きなところ。
3投稿日: 2025.02.12
powered by ブクログフィクションでありながら、これは本当に起こったことなのじゃなかとおもわせるリアリティ感にのめり込んだ
1投稿日: 2025.01.26
powered by ブクログ帝華大学医学部の曾根崎理恵助教は、顕微鏡下体外受精のエキスパート。理恵は、大学での研究のほか、閉院間近のマリアクリニックで五人の妊婦を診ている。年齢も境遇も異なる女たちは、それぞれに深刻な事情を抱えていた。生命の意味と尊厳、そして代理母出産という人類最大の難問に挑む、新世紀の医学エンターテインメント。
0投稿日: 2025.01.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【要約】理恵は帝華大学産婦人科医で、現行の出産制度に疑問を抱き、上司の清川から反感を買っている。彼女のバイト先の病院は、5人の妊婦の出産を最後に閉院が決定しており、それぞれの妊婦が深刻な事情を抱えている。また、理恵は日本で認められていない代理出産に関与していることが告発され、事態はさらに複雑化する。 【感想】日本の医療行政や医療、医学に関する問題を問いかけるメッセージ性が強く、出産をめぐる医師と妊婦の思いをシンプルに描いている。しかし、緊迫感に満ちた場面が随所にあり、主人公・理恵が組織の反発を受けながらも自身の信念を貫く姿には感銘を受ける。 現代の出産においては夫の立ち会いや積極的な関与が増えている為、やや時代の違いを感じた。
1投稿日: 2024.09.19
powered by ブクログ東京の帝華大学医学部助教、理恵は顕微鏡下体外受精のエキスパート。 彼女は、女医であり研究者であり、大学で発生学の講義を担当している。 ここで、妊娠とは、発生とは、出産とは、といった産婦人科医として必要で、一般人にも重要な知識を理解できるように講義する。 そして、非常勤で閉院近い産婦人科医で妊婦の診察を続ける。最後の患者は、5人。それぞれ妊娠出産に課題があり、妊婦とともにその状況を考えてしまう。 主題は、代理母出産となっています。 医学的には可能となった代理母出産の倫理的社会的な課題を提示していきます。 母親は、誰なのか。 誰の子供であるか。 彼女は、体外受精からの代理母出産を医療として認識しています。それだけでなく、生まれてくるすべての子供の医療福祉の根幹を作ろうと地道な準備をしていきます。現状の医療制度に一石を投じます。 ジーンは、遺伝子。小説も螺旋に絡みながら、なかなか読ませる医療小説でした。
64投稿日: 2024.02.06
powered by ブクログ不妊治療をテーマとして1人の産婦人科医師と周囲の医療関係者や患者らが織りなす人間模様。 実際の医療問題に類似する内容を入れ込んだこと、日本の産婦人科医療の現状や国の政策を入れた事でメッセージ性の強い作品になっている。事実、現在私が住んでいる地域でも民間の産婦人科病院は分娩を取り扱わず妊婦健診のみ診察のセミオープンシステムのみ、もしくは移行といった話を聞くようになった。 生命の神秘と科学の進歩。それに倫理的な問題が絡むと完全な終着点はあり得ない。 ジャンヌダルク的な主人公で大変面白かったが、今回現場側に偏った作品なので、官僚側から見た作品があれば読んでみたい。
6投稿日: 2024.02.04
powered by ブクログ母から勧められて読んだ 少子化、不妊治療、地域医療、政治についての本 海堂尊さんの本、読みやすくて、とても面白い
0投稿日: 2024.01.01
powered by ブクログ「神の手」は手技の高さを評する言葉。一方で神の領域の侵犯について、神には遠く及ばないと謙遜するわりに、Gene (=遺伝子) を操ってしまう倫理観が解からない。
0投稿日: 2023.12.24
powered by ブクログ妊娠に至るまで、そして母子共に健康に産まれてくるまでに様々な障害があり、妊娠・出産がどれほど奇跡的なことかを思い出させてくれる1冊。初読時は理恵がひたすら怖い女性に思えたが、今回は産婦人科医療のために奮闘する危なげな女性の印象に変わった。曾根崎パパと薫くん、山咲さんも登場していたのにキャラがはっきりわからなかったので、『医学のたまご』ではノーマークだったな。無脳症の胎児の出産シーンは涙が出る。端折られているのか、登場する5人の妊婦さんがみんなつわりがなさそうなの羨ましすぎる。
1投稿日: 2023.04.10
powered by ブクログ久しぶりの海堂尊である。 実は私は海堂尊の著書はあまり好きではないんだなぁ。 しかし奥様はけっこう気に入っており、本棚に何冊も並んでいるので、積読書が無くなってる現在、相談して読んでみた。 産婦人科医が主人公となり、不妊治療とか代理母出産等に絡めて厚生省のまずい施策や大学病院の圧力により思った治療ができないとか。 そういった内容。 面白いしテンポもいいんだけど、あぁ海堂尊だなぁと思ってしまう。 というか結局ミステリー小説ってのが私にはあまり合ってないんだろうな。 もう前になるんだけど映画にもなってたんですね。知らんかったけど。
0投稿日: 2023.03.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これは「極北クレイマー」のその後。産婦人科領域は萎んでいく。地方医療は特に。加えて本書では、一人の女医が医学生に講義するように、人が子を産むということの現実を突きつける。この講義、面白かったです。クールウィッチなんて言われてたけど、妊婦さんの決断には結構感情揺さぶられてて、なんかよかった。彼女も一人の女なのだ。そんな彼女が操る「遺伝子の円舞曲」は、果たして心から称賛されるものなのか?彼女はどこまで行くのだろうか。
0投稿日: 2023.01.12
powered by ブクログ定華大学医学部の曾根崎 理恵助教授は、顕微鏡下体外受精のエキスパート。 彼女は、大学勤務のほか、閉院間近のマリアクリニックで、5人の妊婦を見ていた。 それぞれ異なる事情を抱える5人の女性たち。 果たして、無事、出産まで漕ぎ着けるのか。 そして、曾根崎助教授には、壮大なカラクリが、、、 代理母出産に挑むメディカル・ミステリー。 さすがに、最後の展開は見抜けませんでした。
12投稿日: 2022.09.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いつもの海堂さんと違ってかなり怒ってますね?笑 もう主人公さんが理屈をこねりまくってヤフーニュースのコメントで書き込み禁止を喰らうほどの怒涛の勢いでした。 読めば怖いくらいに妊娠、そして出産が奇跡的な生命の誕生であるかが分かり、簡単に妊娠して簡単に出産して、簡単に虐待して殺しているバカップルにはぜひ読ませたいと思う。 が、多くの小説を読んできた自分にはちょっと行き過ぎ感がおなかいっぱいで引くレベルかな。理屈的には正論で面白いとは思うけどあくまで便所の落書きです。物語とするのならもう少し冷静な結末であってほしかったです。
0投稿日: 2022.09.15
powered by ブクログ小説として面白い。 が、テーマがテーマだけに考えさせられることは多い。 なんというか、恐れにも似たものを感じた。
0投稿日: 2022.09.11
powered by ブクログ5人の妊婦の背景。そして顕微鏡受精のエキスパート産婦人科医の理恵。彼女をどうにか引きずり下ろしたい大学教授。理恵が何かを隠してるいることにハラハラしてしまう。ネタバレはできないけど、狂気を垣間見た気がした。 赤ちゃん、母親、中絶、障害、父親、育てる。命を生むリアルを突きつけられるので、自分自身の生々しい感情が読んでいて浮き彫りになる。特にグッときたのは、ヤンキー20歳ユミが院長先生に言った言葉。「あたしがタクを可愛いと思えなかったら、そのときはバアちゃんがタクを殺してくれる?」隣にはタクのためにユミが買ったぬいぐるみ。母親としての気持ちが芽生えたユミの成長と美しさに思わず泣きそうになった。 母親、父親、そして出産の常識に対して真っ向から勝負してる作品。命の現場は、エネルギーに満ちている。
0投稿日: 2022.08.05
powered by ブクログ曾根崎理恵助教は、顕微鏡下体外受精のが専門。理恵は、閉院間近のマリアクリニックでそれぞれ事情を抱えている五人の妊婦を診ている‥。代理母出産という重いテーマだけど、単純に妊娠から出産まで、何事もなく生まれることができるのは奇跡‥読み終えてそう思えました。おすすめの作品です。
5投稿日: 2022.05.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小説として物語の内容や 最後の結末への展開は面白いとは思います。 でも個人的に、主人公の曾根崎理恵の医療行為は 決して許されることではない犯罪レベルの話なのにそれが曾根崎理恵の個人的考え方から美化されてしまっている結末がとても嫌でした。 フェアとか言いながら本人は分かってやってるからいいのかもしれないけど、それを知らずにいる荒木夫妻や、勝手に知らない間に父親になってるかもしれない清川先生がとても可哀想に思いました。 そして、物語の中で曾根崎理恵が“冷徹な魔女(クール・ウィッチ)”と呼ばれていることに最後の彼女の行為を読み終えた時、ぴったりだと思いました。
0投稿日: 2021.08.28
powered by ブクログもう少し清川吾郎が曽根崎の行動を客観的に分析する立場なら、より中立的な観点から読めだと思う。産科医療の問題と、代理母の問題が少し混同されていて、曽根崎の急進的思想がどちらの背景から生まれたのかが混沌としてる
0投稿日: 2021.07.12
powered by ブクログ代理母というワードが炎上してた時に、自分にとっての代理母出産の見解を作ろうと思って買った本。 (めちゃくちゃ時間経ってやっと読了した。) 代理母出産の当事者としての感情などについては触れられていなくて、あくまで制度についての是非や国としての捉え方がテーマだったみたい。 医師としての作者個人の悲痛な体験や苦しみがそのまま昇華されていた。
0投稿日: 2021.03.31
powered by ブクログ『チームバチスタ』シリーズを生んだ海堂尊による、 産婦人科と代理母出産に対する問題提起を含んだ小説。 北海道極北市で産婦人科医である三枝久広が 一人の妊婦の術中死により逮捕された事件が産婦人科医療に大きな衝撃を与えてから半年後、 帝華大学医学部産婦人科学教室の女医・曾根崎理恵は発生学講師の傍ら、 週一回非常勤の医師として産婦人科医院、マリアクリニックに勤務していた。 三枝久広の母、茉莉亜が院長を務めるマリアクリニックは先の逮捕事件の煽り受けた上に、 茉莉亜が末期の肺癌に侵された事により閉院が既定路線となり、 理恵はその最後の患者である5人の妊婦達と関わっていく。 一方、理恵の同僚の准教授・清川吾郎は理恵が代理母出産に手を出したという不穏な噂を聞きつけるが。。。 曾根崎理恵があまりにも無敵過ぎて、ある種の清々しさは感じるものの 少し人間的な温かさに欠けるかな…とも感じた。 理恵は理想も高く、それを実行する力もある。 そして実際にラストでは自らの信念のもと、壮大な計画を実行に移すのだが それに利用された形になった清川がやや滑稽な役どころになってしまったのが少々残念。 それと、他の物語とのリンクと思わしき箇所がいくつか見られるのだが、 その全てを理解出来ないのが少し悔しい。 その『他の物語』を全て読めば良いのだろうが…。 また、海堂尊の物語に登場する人物として 「何でもお見通しなスーパーマン」が必ず存在する気がする。(今回は主人公の理恵) ややマンネリと言えなくもない。 とはいえ、やはりそのテンポの良さと先が読みたくなる物語の展開の仕方はとても上手いし、 提起された問題についても考えさせられる良書であるのは間違いない。
0投稿日: 2021.03.14
powered by ブクログ医療の話で難しいけど入り込みやすい海堂尊作品。 今回もテンポ良く読むことができた。 改めて生命について考えさせられた作品でした。
2投稿日: 2021.03.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み終わりました。 そうですねぇ。。。 東城大とは違って帝華大が出てくる話で 「極北クレイマー」の三枝先生や 「輝天炎上」でさらっと出て来た 三枝茉莉亜先生など 直近で読んだ人物が関係してくるとあって しっかり読み進めました とは言っても、不妊治療・体外受精・代理母出産 など凡人にはなかなか難しかった作品ですね 今後、また出てくるのかな?
0投稿日: 2020.10.01
powered by ブクログ親から子へ伝えられる遺伝子はDNA配列で、それは、A、T、G、Dの四文字。その塩基の三つの組 あわせが一種類のアミノ酸を指定する。 つまり、生命の基本ビートは三拍子、ワルツなのだ。 (文中より) * * * 体外受精のエキスパート曾根崎理恵は試験管の中で、採取した卵子と精子の結合の実験をしてい る。 彼女はアルバイト先のマリア・クリニックの地下実験室でひそかに受精卵を育てる研究をしているのだ。 彼女は、厚労省に一目置かれている国内でも有数の大学で講義を受け持ち、主に学生には人類の 発生学を教えている。 閉院間際のマリア・クリニックには最後の5人の患者がいて、それぞれがさまざまな重い問題を抱えている。 若すぎて育てられないという未成年の夫婦、なんども不妊治療をしてやっと妊娠できたが予断を ゆるさない人。 仕事との折りあいに悩んで出産を決められない人。55歳の高齢で多胎妊娠がみとめられたひと (代理母出産が疑われている)心配した一人はついに流産してしまった。 曾根崎理恵は既婚者だが夫は外国で暮らしていて、将来二人で家庭を続けていく見通しはなく 離婚の話が具体的に進んでいる。 彼女は同じ大学の、産科婦人科学会に属する、優秀な上司の清川教授の手で密かに、子宮と卵巣 摘出の手術を受けていた。 55歳の多胎児の母親は無事出産するのか。 肺がん末期の院長の閉院後の決断は。 僻地の産婦人科医療に献身していた、院長の一人息子が、一万人に一例という難産で患者を死な せて逮捕されている。 法に従わずに人工授精、代理母を擁護する理恵の本心は。 * * * 少子化が社会問題になっている中で、産婦人科医師、産婦人科病院の患者離れが増加している。 医師不足で、地方の病院、医院は閉院が続いている。 お産は病気ではないという厚労省の見解の元で、危険なお産に立ち会う医師たちの姿勢と、 問解決策を模索する姿が、現場の医師である作者から、伝わってくる。 それは命を生み出す発生学を選んだ曾根崎理恵の姿勢によく現れている、最後の授業に、出産誕 生の神秘を講義すると、学生から大きな拍手が沸く。 現在の行政のあり方は、生まれて育っている子供には育児手当を出すが、これから生まれる命に は保険も使えない、毎月の検診費用もままならない世帯では、検診率は半分に満たないと何かの 新聞で読んだ。 少子化を憂うまえに、安心して子供の生める社会態勢が望まれる。 この本は小さな力であっても多くの人に読まれ、今産婦人科医の抱えている問題、そして「欲し くても生めない人」「生めるのに生まない人」「生みたくないひと」それぞれに対する社会の理 解を深めなくてはならないと深く感じた。
0投稿日: 2020.01.05
powered by ブクログ数年前に「マドンナ・ヴェルデ」を読んで、本作品もいつか読んでみたいと思っていた。 同じ事象を不妊治療に携わる医師理恵の視点と、その母で理恵の子供を代理出産するみどりの視点から描いた話。 「マドンナ・ヴェルデ」の話の方が柔らかい感じで好きだ。
1投稿日: 2019.10.12
powered by ブクログ本来先日読んだ「マドンナ・ウェルデ」の前に読むべきだったお話 (^o^) 順序は逆になりましたが、読みましたよ。成程そういうお話だったのですね。 美貌の産婦人科医・曾根崎理恵―通称:冷徹な魔女(クール・ウイッチ) 人工授精のエキスパートである彼女が、産婦人科医療の最先端で、したたかに戦う姿を描いたお話。壊滅的な地方の産婦人科医療の現状、不妊治療、人工授精、奇形、現在の産婦人科医療の暗い部分に光をあてて、健康に生まれて来ることが如何にすごい事かを知らされる。 「お産は赤ちゃんも母体も安全に生まれるのが当然だとみんな思ってる。 でも、そんなのは思い違い。 そうした風に感じられるのは、これまでの産婦人科医療が懸命に努力をしてきたから。」 そうなんだ!我が子も妻も健康なことに感謝です 「マドンナ・ウェルデ」のメインテーマには一切置触れることなく、最後のかくし球として判明する驚愕の事実!次作「マドンナ・ウェルデ」はそのことを描いた作品だったのか。。。 例によって、私は知りませんでしたが映画にもなってました。 菅野美穂主演 どこまでが医療で、どこまでが人間に許される行為なのか。 強烈なキャラクターが魅せる最先端医療ミステリー! 人工授精のエキスパートである彼女のもとにそれぞれの事情を抱える五人の女が集まった。 神の領域を脅かす生殖医療と、人の手が及ばぬ遺伝子の悪戯がせめぎあう。 『チーム・バチスタの栄光』を越えるドラマティックな衝撃があなたを襲う! って、作品
1投稿日: 2019.09.28
powered by ブクログん〜んん、なんて言えばいいんだろうか。 私の頭が足らなかった、それもある、ただ、とにかく謎解きの面白さが皆無だった。 なぜなら私に医療知識が皆無だから…それ以外にあるだろうか。 かといって、医療知識があればどうだったろう。面白いかと言われるとわからない。面白かったのかも。そうじゃないかも。 とにかく、理解はできても解釈できないことには、違法性もその重大さもわからないということはわかりました。
0投稿日: 2019.09.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
***** 帝華大学医学部に属し、不妊治療を専門とする曾根崎理恵は大学で学生に発生学を教え、研究のかたわら、週一回非常勤としてマリアクリニックで診療を行っている。 閉院間近のマリアクリニックが抱える患者は五人。 年齢や境遇が違う彼女たちの出産、それぞれを待ち構える試練。 彼女たち、そして、生命、地域医療を脅かす問題に真摯に向かう理恵。 そんな中、彼女をよく知る清川准教授はとある噂を耳にし…。 ***** 『チーム・バチスタ』シリーズも少しずつ読んでいますが、舞台はつながっているけれど、こちらには白鳥&田口コンビは出てこない。 映画化ということもあって、気になっていた作品。 生命倫理、代理母出産、地域医療、産婦人科医療の抱える問題。 テーマを挙げると、重い。 これから生まれてくる、新しい命を支えてくれているお医者様、そしてその患者となりうる私たちの危機へとつながることだ。 出てくる妊婦さんは、みんな自分の子供を無事に産みたい、当たり前の願い、でも、それが叶うことは当たり前じゃない。 私も大人になって、赤ちゃんを授かること、授かった後、お腹の中で育て無事出産の日を迎えること、五体満足で生まれてきてくれること、それらが易くはないことを知った。 小さい頃はそんなこと、分からなかった。 理恵も言っていたように、“奇跡”なのだ。 勿論、海堂さんの小説らしく、エンタテイメントある物語として、ドキドキもハラハラも、そして、胸にぐっとくるシーンも、ある。 登場人物たちも魅力的。 清川先生はカッコイイし、屋敷教授のキャラクタも外せない。 学生たちと理恵のやりとりも好きだった。 マリアクリニック院長である茉莉亜先生の迫力。 母になったことで妊婦たちが理恵を驚かせるくらいの強さを見せたりと今回の物語における重要な5人の妊婦のそれぞれの道程からも目が離せない。 そして、一番大きな秘密と企みを抱えた“クール・ウィッチ(冷徹な魔女)”、曾根崎理恵。 恐ろしさすら感じる彼女の医療への、そして、自分の望みへの意志、想いに、息を呑む。 強く、冷静であるだけではない部分も描かれているが、突き進む様はクール・ウィッチ…まさに。 女性としては未経験とはいえ、共感できる部分もやはりあり…この作品は男性が読んだらどう感じるのでしょう?? ちょっと気になる。
0投稿日: 2019.04.19
powered by ブクログ官僚のやり口に問題があること、現実の産科医療が大変で提起すべき問題があることは判る。だが、そのやり口は正しくないだろう。正直、登場人物の行動や選択に嫌悪感が残った。欺瞞に満ちた理屈を展開して後ろめたくはないのか。道理を曲げた自分を誤魔化しているだけにも感じる。海堂さんにはもう少し良い筋・顛末の話を期待する。
0投稿日: 2019.04.03
powered by ブクログ不妊治療をテーマにした作品。 途中から代理母の問題をはらんでいるのだな…と読めるのだけれど、落としどころが全くわからない。 「因果律はすべての事象が明らかになった時には、あるべき場所に還っていくものなのね」 作品中何度か登場するセリフですが、最後の最後に事象が明らかになった時、主人公の敷いてきた伏線に空恐ろしさを感じます。 ちょっと前に読んだ同作者の『医学のたまご』の登場人物と繋がってきます。彼の作品は、登場人物がシンクロしているなぁ。
0投稿日: 2019.02.12
powered by ブクログ癒着とか院内政治とかを描くバチスタシリーズとは違って、あくまで医療に焦点を当てた一作。世代が世代だけに刺さる一冊だったけど、かなり重い。妊娠・出産が奇跡であること、だけどそれが必ずしも自分の思い描く幸福に等しいわけではないこと。知ろうとしてこなかった、むしろ目を背けてきてしまった現実を突きつけられた気がした。
0投稿日: 2019.01.20
powered by ブクログ女性が健やかな子供を産むことは、奇跡なのだ。 健やかな子供が生まれてくることが当たり前ではない。 悲しいことだが、奇形児が生まれてくることも…… 初めて、桜宮サーガシリーズで涙した。 それだけ、出産という行為が感動的ということか。
0投稿日: 2018.12.13
powered by ブクログ医療をめぐる環境の難しさには、共感する部分が多いです。この作品は、医師のモラルが極端に描かれていますが、100%肯定できなくても、100%否定もできない状況に陥ってしまいます。今の医療の問題は一言で語れませんが、少なくとも一生懸命に現場で奮闘されている方々の環境が、少しでも改善されることを願ってやみません。
3投稿日: 2018.11.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
命の大切さや生まれてきた奇跡というのを感じられる作品でした。自分が母親になった時にもう一度読み返したい本です。出産に至るまでには色々な危険があるんですね。自分が五体満足で健康に生まれてきたことがどれだけ恵まれていることか、痛感させられました。 ただ、最後の終わり方が少し不服だったというか。。双子の母親が理恵だったところまでは想像できたのですんなり読めましたが、その後が複雑だし非現実的というか、、ただ医療従事者が職権を濫用して犯罪をおかしただけのようにしか感じられませんでした。そこがフィクションならではで面白いのかもしれませんが。トータル的には良い作品だったと思います。
0投稿日: 2018.11.23
powered by ブクログ不妊治療や代理母などの重いテーマではあるが、それを必要以上に感じさせない楽しさがある。 1番若く当初は堕胎希望であった妊婦が我が子の障害を知ってもなお産み育てたいと決心した場面は思い出しただけで涙が溢れます。
0投稿日: 2018.11.11
powered by ブクログ20181030読了 大学病院と地域病院を舞台に妊娠・出産を巡るお話。 今まで読んできた海堂作品とは繋がってはいるが別物のお話と感じた。 理恵目線で話を読むと、勝手な事を言う周りにイラっとさせられるところもあったが、基本的にはサクサク読めた。 女性として、不妊や代理母など目を逸らしてはいけない話達が続くし、理解してるつもりがそうではなかったと反省させられる面もあった。 身近でも妊娠について辛い経験をした人がいるので、無事に五体満足で産まれてくるという事は本当に奇跡だなと改めて感じた。 ラストは私はスッキリしました。流石クール・ウィッチ。
0投稿日: 2018.11.02
powered by ブクログ田口・白鳥シリーズの方がずっと好き。不妊治療、官僚の無能さや産婦人科不足の時事問題に関するメッセージが強すぎて小説としてはつまらない。
0投稿日: 2018.10.13
powered by ブクログ本を読みながら、理恵先生のセリフが頭の中で菅野美穂さんの声となって広がっていく感じ。ラストシーンの清川先生と理恵先生の論争?もとってもすがすがしく感じられた。また、ユミさん、甘利さんも、(出産を経験した者として)尊敬に値する。
0投稿日: 2018.10.12
powered by ブクログ大きな問題もなく、さほど先行きの事も考えず、3人の母になっていた私が感想を述べるにはあんまりにも難しいテーマで、ちょっと反省まがいの気持ちになってしまった。 東えりかさんが本書の解説で述べられている。 「どのような方法で子供を持つかの選択は個々に任せ、生まれてきた子どもをいかに幸せに育てるかを考えるべきだろう。」 まさにその通りだわ。なので、ちょっぴり反省。 理恵先生の今後にエールを送りたい。
0投稿日: 2018.08.17
powered by ブクログ帝華大学医学部の曾根崎理恵助教は、顕微鏡下体外受精のエキスパート。彼女の上司である清川吾郎准教授もその才を認めていた。理恵は、大学での研究のほか、閉院間近のマリアクリニックで五人の妊婦を診ている。年齢も境遇も異なる女たちは、それぞれに深刻な事情を抱えていたー。
0投稿日: 2018.06.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「死因不明社会」でAiについては書き切った感が あったのだと思いますがここまで海堂作品としては 毎回折りに触れて出ていたAiという言葉は全く出てこなかったですね。 今回のメインは不妊治療や発生学の視点で頭では理解できているものの 目から鱗というかそんな感じの内容でした。 人一人が産まれるということは本当に尊いことなのだなぁと 再認識させられました。 舞台があまり馴染みの無い帝華大学ということで いつものキャラがあまり出てこないのですが 主人公の曽根崎理恵は理路整然としているものの 人情味もあって好感が持てるキャラでした。
0投稿日: 2018.05.22
powered by ブクログ官僚によって破壊されつつある医療制度。 特に産科医療は手遅れなまでに崩壊。 そこへただ一人立ち向かおうとする女性医師のお話。 途中までは、説明やら謎めいた展開やらで、 全く面白くありませんでしたが、最後の盛り上がりが良かったです。 官僚を否定しまくる流れが面白い。
0投稿日: 2018.02.11
powered by ブクログマドンナ・ヴェルデを補う。準主役級のユミは本書でも良い味を出している。帝華大学とマリアクリニックを行き来する展開だが、その奥に理恵医師の黒い計画が進行する。不妊治療、代理母という問題に憤りを感じる彼女の気持ちは理解するが、ここまでやるかという思いも同時に感じる。ユミのお腹にいる胎児が、堕胎するかも知れない彼女の命を救うという場面、その彼を産もうと決心するユミに感じ入った。
0投稿日: 2017.09.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自分は男性なので、子供を産む危険性・診療の現場のことなどは正直に言って全く知らない。その為、この本を読んで非常に勉強になったという感想がまず一つ。もう一つは最後に理恵が仕掛けた行動。予想が全くつかなかったので「やられた」という感じの読後感だった。解説を読んで「マドンナ・ヴェルデ」という小説が、ここに出ていたある人の視点から見た物語だということも知ったので、機会を見つけて読んでみたいと思う。
0投稿日: 2017.06.09
powered by ブクログ東京のとある大学医学部と、婦人科クリニックを舞台にした妊娠・出産を巡る話。 霞ヶ関にはうんざりするし、不妊治療をしていた友達がいる身からすると本当に胸が痛いし、取り敢えず子供が無事に生まれるのは奇跡なんだなぁ、としみじみ思う。
0投稿日: 2017.06.09
powered by ブクログ再読に気づかずに図書館で借りてきた。冒頭で再読に気づいた。 代理母出産のことは覚えていたけど、クール・ウィッチが最終的にどうするかは覚えてなかった。 現実的にこんな医療システムなのかと疑ってしまうけど、おそらく本当なのだろう。 医療システムだけじゃなくて、他の社会システムも同様なのだろうか?もっと周りに目を向けないといけない。
0投稿日: 2017.05.11
powered by ブクログ不妊治療、産科医院の現実、代理母等、出口が見えない大きな問題に挑んでいるように思えました。 私が出産した時にはあった産婦人科医院が今はほとんど閉院しています。医師の高齢化という事情もあったとは思いますが、リスクと後継者不足は否めないのではないでしょうか。新たに開業する産婦人科医院は私の近隣地域には一つもありません。少子化も問題ですが、まず安心して産めるところを探さなければならないというのも、子どもを産むことへのハードルの一つになっている気がします。 閉院を迎えるマリアクリニックの最後の患者はそれぞれ一筋縄ではいかない出産をしますが、どんな状態であれ、生まれてきた命は尊い。今更ながら、この世に生まれてきた命たちの神秘さを思います。 曾根崎という名前にひっかかるものを感じましたが、やはり理恵さんは『医学のたまご』のカオルくんのママですよね。海堂氏の作品の登場人物の相関図が欲しい(苦笑)
0投稿日: 2017.02.21
powered by ブクログ一言で言うと、文字通り「筋が悪い」小説。 日本一の産科医局を持つ帝華大学(聖○○大?)の助教が、教授に反旗を翻して、痴呆の産婦人科を救うという、最終的には爽快かもしれない作品。 いつもの海堂節で、巨悪や既得利権をバッサバッサと切りまくるのかと思いきや、あっちもこっちも中途半端でわけがわからない。最後の章までオチを隠していたんだろうけど、そこまでの消化不良感は、他の作品に増してひどい。 さらに、助教と准教授が不倫してただの、都合の悪い胎児は流産や奇形にしてしまうだの、まさかの4人同時分娩だの、都合が良すぎるストーリーには唖然とする他ない。 また、「チームバチスタ」で麻酔科医に「そんなことしない」と突っ込まれていた以上に、素人が見ても産科の現状を反映していると思えない、切れ味の悪い文章かつ、発生学の知識も中途半端で、全体になまくら。いつも後半はダラダラの支離滅裂とはいえ、本作は前半から支離滅裂で、かなり読んでいて辛かった。 いつもの医療行政に対する批判も、いつも以上に空回りしているように思える。根のある部分は、スーパーローテーション批判だけ。地方の医療崩壊や、産科崩壊の本質をついているとは思えない。 最後の章で若干救われた(ありえないけど)感は無きにしもあらずとはいえ、これが面白くて映画化したの?もうちょっとなんとかならなかったんでしょうかね。 あと、「ワルツ」が「コドン」というのも、高校生レベルで、そんなもんを遺伝とくっつけるのは、安易すぎる。「遺伝」は、蛋白質をコードしている部分だけじゃない。研究もいまいちだったのかなこの人。
0投稿日: 2017.02.06
powered by ブクログ帝華大学医学部の曾根崎理恵助教は、顕微鏡下体外受精のエキスパート。彼女の上司である清川吾郎准教授もその才を認めていた。理恵は、大学での研究のほか、閉院間近のマリアクリニックで五人の妊婦を診ている。年齢も境遇も異なる女たちは、それぞれに深刻な事情を抱えていた―。生命の意味と尊厳、そして代理母出産という人類最大の難問に挑む、新世紀の医学エンターテイメント。<裏表紙>
0投稿日: 2017.01.12
powered by ブクログ最初は面白かったのですが、半分過ぎたあたりから起こる出来事に無理が生じはじめ、3/4過ぎると、主人公の言動が理解できなくなった。 実際に授業を受けてるかのような細かい発生学の説明をつまらないと評する人もいるようだが、なかなか教えてもらえる話ではないので、私はよかったと思う。
0投稿日: 2016.09.03
powered by ブクログ「それは、神の領域の侵犯だ」「あら、無神論者ではなかったのかしら?」 健康で五体満足に生まれ落ちることがどれだけ奇跡的なのか、というお話、だと思う。 法律が現実にそぐわなく化石化してると指摘すると、反体制だの反乱だの国家転覆だの言う。 現状維持は退化なり。愚かなるかな人類はそのまま滅びるのだ。 閑話休題。 いずれにせよ現行法に固執しなきゃいけないなんて決まりはないんだから、柔軟に対応して欲しいですね。 命に対してもっと自由であって欲しいですね。豊かであってほしいです。
0投稿日: 2016.08.28
powered by ブクログ主人公が完璧すぎるのと登場人物たちがステレオタイプなのが引っかかるけれど、ここまで重いテーマを扱うとそうならざるを得ないのかなぁと思った。 海堂尊さん自身が医者なので、思い入れの強さがすごく伝わってくるし、専門的な話を噛み砕いて丁寧に説明する箇所があったのは良かった。何が言いたかったの?という感じには決してならないので、テーマは重いけどスリリングなエンタメ小説として楽しめるかも。ユミちゃんが子供を産むことを決意する場面は思い出しても泣ける。 海堂尊さんの小説は初めて読んだのだけれど、全ての小説が少しずつ関連してるらしくそれがズルい。「マドンナヴェルデ」も読むしかない感じ。
0投稿日: 2016.06.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
不妊治療を題材に描かれたミステリーサスペンス。冷静沈着なヒロインが水面下で進める秘密の計画。子供の父親が誰かなんて、男には知ることが出来ない永遠の謎。引き込まれる。
0投稿日: 2016.02.23
powered by ブクログ人工授精や体外受精なんかの話 現場の医療の問題などを取り上げながら、主人公がとった手段が強引すぎてちょっと引いた…… でも、何もしなければどうにもならない。というのがすごく感じられて、とった手段には完全に賛成できないけど、そこまで計算して決断した気持ちはすごいと思った。 この作者の文章は読みやすくて好き
0投稿日: 2016.02.13
powered by ブクログ2015.12.30 ~ 2016.1.6 読了 代理母出産をテーマにした女性産科医の反逆ストーリー。法的に産みの母しか認めない非科学的な有識者会議、厚労省、国会、これも女性の参画率が少ない故か。各組織の構成員が男女同数であれば容易に結果がひっくり返るように思える。
0投稿日: 2016.01.12
powered by ブクログ医療の現状の課題を小説で訴えたような作品。利発な主人公の女医が、権威に屈せず信念を貫き行動するのが小気味よい。2015.11.6
0投稿日: 2015.11.06
powered by ブクログエキサイティングな医療小説でした。地域医療、特に産婦人科の崩壊はよく取りざたされているので関心がありましたが、これはそれをダイナミック描いていて読み甲斐がありました。問題提起にエンターテイメント性、感動にミステリー要素。色々盛り込んでしかも完成度高。
0投稿日: 2015.10.30
powered by ブクログ物語としては面白い。 が、登場人物には共感できないし、文体が好きではない。というかわかりにくい。 ドラマの脚本には向いていると思うが、読み物としては…?な印象。
0投稿日: 2015.09.29
powered by ブクログ不妊治療に代理母出産。現代産婦人科医療の問題を提起した作品。美人で聡明なヒロインのある意味痛快劇なのにテーマと展開が重すぎて心に強く響く。ただ、それはいやな響きではない。
0投稿日: 2015.08.26
powered by ブクログ帝華大学医学部の曽根崎理恵助教は、顕微鏡下体外受精のエキスパート。 彼女の上司である清川五郎准教授もその才を認めていた。 理恵は、大学での研究のほか、閉院間近のマリアクリニックで5人の妊婦を診ている。 年齢も境遇も異なる女たちは、それぞれ深刻な事情を抱えていた、、、。 生命の意味と尊厳、そして代理母出産という人類最大の難問に挑む、新世紀の医学エンターテインメント。
0投稿日: 2015.08.04
powered by ブクログこの本が発行されたのって何年前だ? そう言えば『少子化対策』なんて言葉をここ数年ずっと聞いていたけど いつから言っていただろうって。。。改めて この本を読んで、何も解決されてい、国は何もする気が無いんだなって 思った次第です。
0投稿日: 2015.06.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
--- 帝華大学医学部の曾根崎理恵助教は、顕微鏡下体外受精のエキスパート。彼女の上司である清川吾郎准教授もその才を認めていた。理恵は、大学での研究のほか、閉院間近のマリアクリニックで五人の妊婦を診ている。年齢も境遇も異なる女たちは、それぞれに深刻な事情を抱えていた--。生命の意味と尊厳、そして代理母出産という人類最大の難問に挑む、新世紀の医学エンターテイメント。
0投稿日: 2015.06.03
powered by ブクログ謎解きもあり、医療問題に対する提言もあり。 東京と地方の格差、というのが、地方を舞台にした本筋では出てこなかったポイントだと思う。 女性心理がよく描写されているけれど、やや綺麗ごとかな?と感じられる部分も…まあフィクションなのでいいのですが。
0投稿日: 2015.05.17
powered by ブクログ精巧な生命の誕生 大学勤務の優秀な産婦人科医である曽根崎理恵助教は閉院間近のクリニックで5人の患者を診ていた。いずれも一般的な”正常”な状況ではない妊婦であり、自らの中で発生する生命に思いを巡らせる。曽根崎医師は彼女らの医師を尊重しつつ、一歩引いた立場で淡々と対応する。 まだまだ発生は人智でもって干渉できない領域であることを実感した。 たとえ人工授精したとしてもその後の着床や卵割に至る発生過程を進行させていくことは難しく、 懸命に不妊治療に励む妊婦の隣で予期せぬ妊娠を拒む人もいる。 それに対して熱血医師がい落ちの発生を尊ぶ価値観を押し付けるわけでもなく、医学的な見地からの意見と技術の提供に終始する。 色々なスタイルの医師がいて良いと思うが、個人的には本書のような態度が医師としては望ましいと思う。 ただし、患者側のリテラシーを向上する働きかけは必要である。 知らなかった、知らされなかったからこのような判断になってしまった。知っていたら別の選択をすることもできただろうに。 自身の治療とはちがい、別個の存在の可否を決定できてしまう立場は辛い。 もちろん親個人の人生もあり、そこに子どもをどう存在させていくかは必要に応じて保護者となる者が価値観をぶつけあっていったほうが良いと思う。 同じ状況でも、人の数だけ価値観と結論がある。
0投稿日: 2015.04.29
powered by ブクログ海堂尊氏の小説は、チームバチスタとジェネラルルージュと螺鈿に続いて4冊目。個人的にはこの中で一番面白いと思った。 もともと医学小説が大好きなのだが、体外受精を含む妊娠・出産の現場と、発生学の基礎など興味深かった。習ったはずですっかり忘れていた減数分裂や、胎児がお母さんの骨盤の中を一定の方向に回転しながら生まれてくるという事にも感心しながら読んだ。 著者は現役の医師だが、医療の中でもホットな話題を取り上げ、小説を通して医療改革(というと大げさだが)や、人々の医療に対する意識に働きかけようとしているのが分かる。重いテーマを扱っても文章が軽く、エンターテイメントとしても申し分ない。 海堂氏の小説がだんだん商業的になってきた気がして遠ざかっていたが、読んでよかった。
0投稿日: 2015.03.21
powered by ブクログ帯にあった「徹夜本」。たしかにそうで、久しぶりに、寝る時間が遅くなってしまったのだが、ただ、結末は大嫌いでがっかりだ。まったくもって「フェア」ではない。そんなことやられたら私は絶対許せないと思った。
0投稿日: 2015.03.06
powered by ブクログバチスタシリーズとは違い淡々とした、そして冷たい印象の小説。 女性としてとても気になる題材。 それにしても、主人公にもう少し感情的な部分があってもいいんじゃないかな。それ故に感情移入が出来なかった。 …が、この作品は対となっている 『マドンナ・ヴェルデ』を読むと話の奥行き・色ががらりと変わるということが後で読んでわかる!!
0投稿日: 2015.01.23
powered by ブクログ女性礼賛、男性自虐(作者男性だそうなので)? 出産は女性にしかできないけれど、妊娠・育児には男性も深く関わっている。 不妊治療、出生に関わる話に相方である男は欠片も出てこないのは少し不自然すぎる。 まあ女性の意見が全く反映しない昨今の少子化対策と一緒かも。
0投稿日: 2014.10.18
powered by ブクログ著者の話を聞く機会があったので、読んでみた。生殖医療の現実を風刺しているお話。 「東京の地下を縦横無尽に駆けめぐるメトロを使いこなせることが、都会人と呼ばれるための必須条件だろう。」 話の筋よりも、こんな一文の方が印象に残っている。これによると、私は都会人ではないようだ。グワシ
0投稿日: 2014.10.13
powered by ブクログ帝華大学医学部の曾根崎理恵助教は、顕微鏡下体外受精のエキスパート。彼女の上司である清川吾郎准教授もその才を認めていた。理恵は、大学での研究のほか、閉院間近のマリアクリニックで五人の妊婦を診ている。年齢も境遇も異なる女たちは、それぞれに深刻な事情を抱えていた―。生命の意味と尊厳、そして代理母出産という人類最大の難問に挑む、新世紀の医学エンターテインメント。
0投稿日: 2014.09.21
powered by ブクログ出産がこれほどまでに難しいものとは。自分も妻の出産がの時にはただ祈るしかできませんでしたが、子供たち、妻を愛し尽くさなければいけないと思いまいた。
0投稿日: 2014.08.24
powered by ブクログ今日、家に帰って何気なくテレビをつけたら、AIDで生まれて育った人の意見が出ていた。番組名まで覚えていないが、確かNHKだったか。 父親の精子不全のため、匿名で提供された精子により生まれた子供は、事実を知った時にものすごく衝撃を受けるそうだ。自分の半分は、出自不明。これまで生きてきたことに疑問を持ったり、無力感に襲われたりするそうだ。 もっと驚いたのは、AIDは、すでに60年近く行われていて、これまでに一万人以上の子供が生まれているとのこと。 改めて本書の内容を思い返す。 医学の進歩は、生まれるはずのない子供を生み出すことができる。だが、できることとやっていいことは本来別の考え方だ。不妊治療が行き過ぎると、新たな不幸も生み出すのか。 なんだかやるせない。
0投稿日: 2014.06.17
powered by ブクログ物語としても面白かったですが、出産の尊さというか、命の大切さというかその部分の印象が強く残りました。 出産の大変さを改めて知ることができました。 無事に生まれてくるということはある意味、奇跡なんですね。自分の親にも、かみさんにも感謝です。 良かったです。
0投稿日: 2014.06.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2014/6/10 なんかすいません。子供、どうも無理そうです。 そういう罪悪感?劣等感?が割とあるので入っていけない。 旦那もいないから「子供が欲しい!」っていう切実さがわからないし。 「子供が欲しい!」っていう本能的な衝動を実現させるために理恵がとる行動が緻密で怖い。怖いと言うか畏怖。 手術直後の行動も浮気のようなこともそのためか。こえーよ。ここは畏怖でもないかも。 お医者さんの苦しい立場を知るとおっしゃる通りだと思うんだけど、実際身内が病院で死んで医療ミスかもしれないと思うようなことがあればきっと訴えるよね。知りたいから。わからないから。 誰を信用すればいいかわかんないんですよ、一般人は。
0投稿日: 2014.06.10
powered by ブクログ日本の産科医療の現状がわかる本である。代理母についての現状ものっていた。不妊治療は多大な費用がかかることや、身体的な負担が大きいことがわかった。
0投稿日: 2014.05.11
powered by ブクログ産婦人科。正常にお産ができること、正常に生まれてくるかが、普通だと認識され過ぎていることに気付かされた。妊娠、分娩は母体、胎児にとって命にかかわる大変なことだと改めて思った。
0投稿日: 2014.04.17
powered by ブクログ父親が産婦人科医ということもあり、現場を知らない娘なりに色々と考えて読んだ作品となりました。読んでほんとうに良かった。小説だから、現実とは相違があるだろうというのはわかっているけれど。女性として、子を授かることの意味や、生命の誕生の奇跡を考えました。読んでいて涙が出そうになることも。どうかこのお話がずっと現実に存続する問題ではなく、過去の問題になりますように。
0投稿日: 2014.04.03
powered by ブクログ海堂氏の本を読むのは、これが初めてだったのですが、とてもメッセージ性のある内容で引き込まれました。 テーマは「不妊治療」、「出産に関する医療の現場」。産婦人科医である主人公は、大学で講師をする傍ら、自らも医師として、クリニックに訪れる妊婦達を診察し、現場の現状に向き合って行く。 医療現場の悲惨な現状、それを引き起こしたお上への批判がされており、読むほどに、この分野に対する、自分の無知さ、関心の低さを感じました。医療や行政に明るくなくても、話は分かります(難しい言葉が出てきますが)。 この本を機に、この人の本を読むのは読んでみようかと思います。
0投稿日: 2014.03.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
産婦人科女医の理恵の行動にはあまり共感できない。 出産シーンが感動的なので、余計に代理母出産疑惑に心が痛む・・・ 生命誕生の奇跡を改めて感じることができる。 あと、地域医療の抱える問題もわかりやすく語られている。
0投稿日: 2014.03.10
powered by ブクログ聡明な理恵さんに憧れ。 常に理性を失わないでいることも必要なのでは。 妊娠、出産、生殖の話題に興味。 続編も必読。
0投稿日: 2014.02.26
powered by ブクログ言い回しはいちいちコミカルだけれども内容はいたってシリアスです。 ただ大げさでコミカルな言い回しのせいでどんどん何が言いたいのか分からなくなっている気がします。 産まれてくる命をテーマに扱った小説だけに、もう少しストレートな話にした方が理解が出来た気がします。
0投稿日: 2014.02.25
powered by ブクログ9 地方医療と産婦人科の医療体制の崩壊。新しく生まれる命、その命の生成にすら人間は辿り着く。 テーマは深淵でありながら、読む人を引きつけてやまない海堂作品。
0投稿日: 2014.01.29
powered by ブクログ現代の医療問題を取り上げるだけでなく、社会で生きる女性の視点も詳しく書かれていて、興味深い内容でした。
0投稿日: 2013.12.25
powered by ブクログクール・ウィッチ(冷徹な魔女)と呼ばれる産婦人科医で医学部教授曾根崎理恵の活躍と彼女に渦巻く疑惑を描く医学小説。 専門的な知識もところどころで見られるものの、読みにくさを全く感じさせないあたりはすごいなあ、と思います。この本を読んでいると生まれてきて、普通に本を読めて、ブクログでレビューを書けているということも一つの奇跡なんだ、と思えてきます。 作中に登場する妊婦たちもとてもまぶしかったです。それぞれにさまざまな事情を抱え、悩み苦悩しながらも決断する姿は男ではわからない、二つの命を抱えた女性だからこその姿なのだ、と思えました。 それだけ崇高な小説でもあったからこそ個人的に感じた最後の後味の悪さはなんとも言い難い……。正直理恵の最後の告白はあまりにも身勝手で高慢すぎる気がしました。確かに彼女の目的はそれで守られるかもしれませんが、自分の倫理観からはとうてい実行しようとも思えません。 しかし逆に言うとこれくらいのことをしなければ現在の産婦人科に関する問題は解決できない、という筆者なりのメッセージなのかもしれない、とも思いました。 他にも人工授精や代理母の問題にも触れられていてそのあたりの問題や生命倫理の問題も読んでいると考えてしまいます。これに関しても理恵はかなり行政に対して手厳しい意見を言っていました。 これに触発されたわけでもないと思いますが最近、性別変更した男性が戸籍上の父として認められる判決が出されました。その男性の妻は第三者の精子の提供を受けて妊娠されたそうです。 一歩一歩司法や行政も動いてきているということも信じたいと思いますし、そうしたプラスの動きもぜひ海堂さんには取り上げていただけたらな、と思います。
0投稿日: 2013.12.14
powered by ブクログ海堂尊のシリーズということで、とても期待して読んだ。 相変わらず読みやすい筆致だが、あっさりと終わってしまったなぁという印象。倫理観に強く訴えかけられたわけでも、物語の内容に深く引き込まれたわけでもなく、少し残念だった。これはボリュームの問題のような気がしていて、もっと長編だったら違ったのではないかと思ったりもする。
0投稿日: 2013.12.12
powered by ブクログ専門知識はよくわからないのですっとばしたけれど、何だかすごく興奮した。変な意味じゃなくて。将来私が妊婦になり、母になったらまた読み返したい。 読み始めたら止まらなくて、一気に読みました。理恵先生みたいな人、憧れるなあ。
0投稿日: 2013.11.01
powered by ブクログ「チーム・バチスタの栄光」でヒットした現役医師作家海堂尊の作品で、代理母出産という難問のテーマに挑む作品です。 純真学園大学 医療工学 教員:大石義英
2投稿日: 2013.10.09
powered by ブクログなかなか面白かった。海堂尊氏は小説を通じて医療の問題を投げ掛けてくる。代理母問題はなかなか興味深い題材だった。母は強し。そして理恵先生はほんと魔女。2011/234
0投稿日: 2013.09.26
powered by ブクログチームバティスタの栄光の作者の著書。代理母の話題は本書内にもちょろっと書かれてた、髙田延彦夫妻のときに知った程度で、あの頃から制度は前進も後退もしていないんだろうなぁ。 出産がかくもリスキーなものとは知らなかった。当たり前のように生まれるということはないんだな。 自分を大事にせねば。。。
0投稿日: 2013.09.13
powered by ブクログ医療現場が抱える問題に挑む側であり、企む側でもある曽根崎医師の悪役的側面が印象深い。共感できる主人公ではなく物語の黒幕と捉えるとしっくり来る。 産婦人科の諸知識は普段縁がない分野なので意外なことが多かった。
0投稿日: 2013.09.08
powered by ブクログ生命について 子が9ヶ月を迎えた。 待望の妊娠、出産だったはずなのに、イライラしてしまう自分が情けなく、滅入っていたので読んでみた。 また、がんばろう、その原動力の一つとなることを期待して。 曾根崎理恵は体外受精のエキスパート。 医学の中心である帝華大学の助教として講義をする傍ら、アルバイトとしてマリアクリニックで5人の妊婦を診ている。 妊娠したからとて、皆が皆手放しで喜ぶわけではない。 自分自身のキャリアのため、人生のため、宿った命を自らの手で天に返すこともある。 それは責められたこととは、必ずしも言えない。 ただ批判するだけの無責任な人間なら、命を大切に、母性はないのか、そんなことを言うかもしれない。 しかし、「母」はそんな簡単な精神論ではないのだ。 本書で印象的なのはユミの存在だ。 望まぬ妊娠、生むと決めた覚悟、しかし胎内で成長する子供は障碍をもっていた。 「父」は逃げ、「代理父」も逃げた。 弱冠、無職。 道のりは果てしなく、苦悩も多そうだ。 それでも、子を愛し、子のために生きようとするユミの姿に頭が下がる。 「母」は「母」となった時から「母」なのではない。 イライラし、不満がたまり、どうにもこうにもやり場のない感情を耐え、子に育てられる。 抱きしめながら泣いて、一歩ずつ、「母」になる。 その一方、主人公の理恵はといえば、ある辞譲から子を望めぬ身体となった。 そこで大きな賭けにでる。 これは神に背き、患者を欺く行為だ。 不愉快、憤りを感じる人もいるだろう。 生まれてくる子とその母のために尽力したいといいつつ、忌まわしき行為にも加担する。 許されない、そう思いつつも悪だと断罪もできない。 地域医療の乏しさ、官僚や政治の無能さも著者は斬る。 私は官僚になれなかったのでそれが適切かどうかはわからない。 ただ、お産は安全で当たり前、そんな世間の考え方には危うさを感じる。 子供や妻や娘を亡くした側にはそれなりの言い分があるだろうが、医療従事者の側にも言い分はあろう。 立場の違いと言ってしまえばそれまでだがひとついえるのは、絶対、はないということ。 命を生み出す行為、育てる行為に対して考える事は多い。 そのため、本書も詰め込み過ぎの感もあるが、そのきっかけとなれば著者にとって本望であろう。
0投稿日: 2013.08.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
リアルで身近すぎてすっと納得できる感じ。 社会批判も医療の現実も。 マドンナ・ヴェルデも文庫化されてるので読まなくちゃ。
0投稿日: 2013.08.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
勤務先の大学では、クール・ウィッチとあだ名されるほどの美貌と知性を兼ね備えた主人公・理恵。閉院寸前の婦人科医院と大学の講義を利用し、産婦人科学会の問題や矛盾を浮き彫りにしていく。 現役医師でなければ書けないエピソードや視点でさすがの安定感。相変わらずキャラ立ち過ぎというか、あざといほどでもあるのだが、小説と見せかけて実は更にその奥にあるものを読み取らせるには必要な演出だろう。男に言われてもなあ、と思う題材ではあるのだが、男じゃなきゃ言わないようなところもあり、その性差も面白い。妊娠・出産の神秘性とか奇跡とか説かれても正直ピンと来ないし、一生体験することもないだろうが、少しは知識が増えたかと思う。
0投稿日: 2013.07.30
powered by ブクログ代理母出産で母親になった人と、自然分娩で母親になった人、どっちらより「真面目な」母親なんだろう? この分野のもっと深刻な小説を読みたいなら、帚木蓬生さんの著書をおすすめするぞ。凹むよー。
0投稿日: 2013.07.28
powered by ブクログ産婦人科に不妊治療ねぇ この人のは医療の問題をテーマにするけど、提示される解決策が納得いかない ま、議論をすべき問題ではあるんだけどねぇ とりあえず、妊娠後の喫煙についての部分は相方にぜひ読んでもらいたい
0投稿日: 2013.07.23
powered by ブクログ不妊治療、代理母出産。赤ちゃんができるまで、できてから産まれるまで。赤ちゃんが産まれるのは当たり前ではない。もし産まれる前に重い障害があるとわかったらどんな決断をするんだろう
0投稿日: 2013.07.20
powered by ブクログ久しぶりの海堂尊だった。とりあげてるテーマ、代理母出産についてはとても面白かった。でもさすがに読み物としてはまとまりに欠ける気もしたかな。後半理恵のキャラがちょっと怖い
0投稿日: 2013.07.17
powered by ブクログおかんに借りて読んだ(笑)。同居はしてないのだが、もう20年来、母息子でよく本の回し読みをしている。全然趣味が違うので、それが面白い。 海堂氏は初めて読んで、切り口は面白いのに文体があまりにステレオタイプで魅力にかける。 ボクにとって映画がテーマよりカメラや音楽が気になるように、読書もストーリーより言い回しに惹かれる。 そんなことを言いつつ、映画を観るよりは続編を読みたい自分に少し驚いているところ。
0投稿日: 2013.07.17
powered by ブクログ生命の誕生は神秘的なことですが、人の手によって誕生の源が操作される時代。冒頭にヒロインの産婦人科医師、曾根崎理恵が人工受精の操作をする場面が登場します。彼女の行為の意味するところは何なのか・・ 体外受精という不妊治療は珍しいものではなくなり、海外では代理母出産も可能な時代。 こうした、生命誕生の神秘や不妊治療の現実を巡る小説かと思いきや、その実、厚生労働省の医療行政や少子化政策の誤りを糾弾する内容になっています。そこのところはさすがに、医師である海堂先生、少し前に実際にあった産婦人科医師の業務上過失致死という罪状でのとんでもない逮捕事件、これを題材に現在の地方都市での医療崩壊やリスクの高い産婦人科や小児科領域での医院の閉鎖に象徴される現状に焦点を当てて構成しています。 この小説を読むと、メディアでセンセーショナルに取り上げられがちな医療事故や救急医療の問題のどこに真実が潜んでいるのか。多くの国民が知らずに不利益をこうむっている恐ろしい現実が浮かび上がってきます。
0投稿日: 2013.07.05
