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天才の思考 高畑勲と宮崎駿
天才の思考 高畑勲と宮崎駿
鈴木敏夫/文藝春秋
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総合評価

22件)
4.3
7
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2
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    どのエピソードも、もう天才すぎて 全員少年ジャンプの主人公です笑 信じられない! 1日24時間のなかで本当に生きてた?と疑わずにはいられません。 ジブリは勿論好きだけど、全部の作品を観てるわけでもないしジブリマニアなわけでもないけど それでもいかにして国民的アニメになり長年愛されているかが分かる。 ひとつの作品に沢山のアニメーター達が命をかけて完成まで尽くしている、、 その姿に狂気すら感じます、、 また高畑さん、宮崎さんの中の師弟関係、と友情、 そして宮崎吾朗監督との親子関係、、、 沢山の葛藤や様々なエピソードがありなんどもうるっとなります。 図書館で借りたけど、何度も読み直したいので 買おうと思う

    0
    投稿日: 2025.10.18
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    鈴木敏夫さんがジブリの作品の制作過程を1作品ずつ話していく本。 作品の裏話も面白かったけど、タイトルの通り高畑勲と宮崎駿の考え方とかタイプの違いとかが見えてきたのが読んでいて楽しかった 宮崎駿破天荒に作ってるイメージだったけどほかのスタッフのこと考えたりとかいがいと真面目?勤勉なところがあるんだなとおもった ジブリパークに初めていくことになってジブリ作品の予習のために読んだけど、映画見るのもジブリパーク行くのも楽しみになった

    0
    投稿日: 2025.09.09
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    2人の職人肌の天才(宮崎駿と高畑勲)に、付き合うプロデューサー(鈴木敏夫)が書く、ジブリ各作品がいかにしてできあがったか。かなり赤裸々に、映画という大博打の懐事情やスポンサー関係、綱渡りすぎる制作スケジュール、そして天才の思考回路が語られていてとても面白い。 やっぱり絵コンテを最後まで仕上げてから実制作に入った方が、、、などと素人は思うわけですが。

    0
    投稿日: 2025.08.16
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    タイトルからして、宮崎駿と高畑勲の話に終始しているかと思いきや、それは出だし部分のみで、大半は鈴木敏夫のプロデューサーの思考的なお話。 その(本のタイトルによるミスリードで期待していたものと違っていた落胆もあった)ために★3つにしたが、内容自体は十分に面白かった。 多分★4つくらい。 5つでないのは、読み進めていくとお金の臭いが凄すぎてちょっと胸ヤケになってしまったから。 プロデューサーなので、お金周りが大事でぷんぷんしてしまうのはしかたがないが。 (宮崎駿と高畑勲は鈴木敏夫と出会えて本当に良かったyと思う。名作は生み出せても、お金は生み出せない人たちだと感じたから)。 それはそうと、最後に3人対談があるのだが、これもとても良かった。

    0
    投稿日: 2024.04.12
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    珍しく手元に置いておきたい本だ。星5つの評価の対象はこの本と言うよりも、「風の谷のナウシカ」から「風立ちぬ」「かぐや姫の物語」まで20作品と、それらを観てた頃の個人的な記憶までも含んでしまっているような気がする。

    0
    投稿日: 2024.03.30
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    笑えて学べるところもある最高な一冊。 正しさみたいな概念に少し前までは飲み込まれそうになっていたけれど、これを読んで軽くなった。 どうにでもナレー!

    9
    投稿日: 2024.01.22
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    天才たちの半生が分かった。天才とそれについていく天才、だからこそあの作品たちが生まれたと納得できる。 それぞれの作品をしっかり観たい。

    1
    投稿日: 2024.01.04
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    高畑勲と宮崎駿、なんて面白い2人なのだろう。あぁ、だからジブリはたくさんの人達に愛されるのだと思う。作者の鈴木さんも2人に劣らず面白い。

    0
    投稿日: 2023.10.20
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    良く観て、良く内省し、良く感じて、良く対話する、相手を恐れつつも決して議論することを諦めない2人の巨匠。そのプロセスの先に、名作があったのかなと思わさせられる。 きっと一人だったら、あれだけのものは作り出せなかったのだろうな。 本気で自分をぶつけ語らわないことには、見えない自分の底があるのかもしれない。深淵は一人では覗けない。 p394 スリランカの悪魔祓いの効用も、この辺り(ファンタジー性の共有)にあるのかもしれないね。人は希望を一人では思い描けない生き物なのかもしれない。

    2
    投稿日: 2023.07.31
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    一つ一つの作品のエピソードが語られているので、ちょっとした裏話もありおもしろく、何より読みやすかった

    0
    投稿日: 2023.05.23
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    やっぱり宮崎駿最高。 高畑さんが何であんなに評価されてたか分からなかったけど、これを見るとジブリもカツカツの状態で助け合いながら、でも突き詰めて作品作りしてたんだなーと思った。

    0
    投稿日: 2023.04.22
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    (ジブリ全般が大好きなことは前提として)自分が好きな作品は宮崎作品でないことが多いんだけど、その理由が理解できるほどにわかりやすい解説だった! 天才ふたりとしれっと仕事こなしている鈴木敏夫が1番変だと思う。

    0
    投稿日: 2023.01.17
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     タイトルに違和感あり。本の内容とズレていると思う。もちろん、ここでいう天才とは、宮崎駿氏と高畑勲氏の二人を指している。二人ともその思考というか個性強すぎだよ。  本書は、もともと文春ジブリ文庫に掲載された「汗まみれジブリ史」を再編したもの。帯にもあるように「毎日が真剣勝負のジブリ戦記」といった内容。こちらを題名にすればよかったと思う。  天才と付き合うのは、本当に大変なことだと思う。鈴木敏夫氏には、その天才とうまく付き合う才能があったのだと思った。彼もまたある種の「天才」なのかもしれない。  それから、宮崎駿氏と息子の吾朗氏との話は興味深かった。大塚康生氏いわく、「蛙の子は蛙だったんだ」。いいんじゃない。

    16
    投稿日: 2021.09.23
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    重そうなタイトルに身構えたが、驚くぐらい面白くてスラスラと読み進めた。愛憎と尊敬、夢と狂気、ジブリの裏側を鈴木さんがとても面白く、キャッチーに描いている。読んだ後にジブリ映画を見たくなる。

    0
    投稿日: 2021.06.16
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    舞台の裏側ではすごく泥臭く、あまりにも人間的なものがあふれてる。表だけ見てるととても想像できなかったようなものが知れてよかった。

    0
    投稿日: 2021.04.01
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    天才たちをどうにか動かして、きちんと結果を出させた著者もやはり天才だ。ともすれば芸術に振れて一般大衆を置き去りにするところを、興行的に成功するように持っていくところはさすがである。

    2
    投稿日: 2021.03.21
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    非常に面白く読ませてもらいました。いろんな大変な事があったのだと思うけど、こんなにコンパクトにエピソードを抽出するなんて、なんかずっと話を聞いていたい感じ。鈴木さんだからこそジブリを続け、2人に作品を作り続けさせる事ができたのだなぁと思いました。七転び八起きな感じを楽しんでいるその姿見習いたいなぁと思いました。

    0
    投稿日: 2020.12.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ジブリのプロデューサー鈴木さんが語る、作品のことと二人の天才のこと。 宮崎駿さんは、いつまでも少年みたいな人、高畑勲さんは、人当たりのいい人、というのが読む前のイメージでした。 宮崎さんに関しては、それは大いに当たっていると思います。しかし、思っていた以上にすごい方でした。 自分が思い描いて来た作品も、ぽいっと手放すことができる。 人のよさはよさとして認めることができる。 いつまでも飽くなき探究心をもっている。 建築の才もある。 ジブリ全体のことを考えている。 そして、作品に対する強すぎるほどの想いがある。 宮崎さんに毎日あれこれ言われたら、そりゃあ大変かもなあ…。 そして、高畑さんは宮崎さんでも困ってしまうような頑固者(と一言では言えない方でした)。 働くのがきらい。 まずは否定から入る。 革新的な方法をどんどん取り入れる。 どちらの天才とも私はうまくやっていけないでしょうが、とりわけ高畑さんの方が難しそうです。 お二人の人となりだけでなく、作品の裏話も知ることができて本当に面白かったです。 映画をつくるってことは、とても大変なこともよくわかりました。 こちらは早く新作を、と思ってしまうけれど、いやいや、これだけ手が込んでいるのならば、それは簡単にはいかないよね、と思います。 「君たちはどう生きるか」は2022年公開予定とのこと。(現状を考えると、まだ先になるかな)楽しみです。 キキのリボンは自分を守ってくれる確かなものをもっていない思春期の象徴。 シータもドーラも、宮崎さんのお母さん。ポニョのおトキさんも、その延長線上にいる。 「あなた、来て」が「あなた、生きて」に。

    0
    投稿日: 2020.06.28
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    風の谷のナウシカから風立ちぬ、かぐや姫の物語まで。 二人の天才の創造の秘密、強烈すぎる個性のぶつかり合いを、もっとも間近で支え続けたプロデューサーが惜しみなく語る。 ジブリの20作品がいかに作られたか、秘話満載、スリル満点のドキュメント。 (あらすじより) 宮崎駿と高畑勲の天才ぶりに目が行きがちだけど、この二人を相手に興行を成功させてる鈴木敏夫も天才なんだよなぁ。

    4
    投稿日: 2020.02.27
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    改めて,才能は伝承できないものだと認識する.そしてその才能を開花させるには,人誑しの天才使いの存在が必須.その意味において,ジブリは成功したと思える.残念ながら,後は衰退の一途を辿るしかあるまい.

    0
    投稿日: 2019.10.15
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    「魔女の宅急便」 広告代理店が絡んだ最初の映画。 片渕須直監督でウェルメイドに作っていたらどうなっていたのか。実はターニングポイントな作品だったのかもしれないな。(当時劇場で観た時、飛行船のシーンに蛇足感を感じてたけど、なるほどなと思った) 「紅の豚」 女性スタッフの器用。短編を無理矢理長編にする 行き当たりばったりの作り方。宣伝、配給、広告さえうまく行けばヒットする法則。 「狸合戦」 遅れるスケジュール、高畑を甘やかすジブリの体質に心と体が壊れる宮崎監督。試写会で号泣するエピソードがいかにも宮崎さんぽくて最高。 「千と千尋の神隠し」 江戸東京博物館、NHK「ふるさとの伝承」から発想を得て仲良くしてる子供のために作った作品。鈴木Pから聞いたキャバクラの話だけであんなに壮大な物語を行き当たりばったりで作る宮崎監督恐るべし! 「踊る大捜査線」で現代作家と宮崎作品の差を感じる鈴木P。 チャゲアスのことを知らなかったり、キムタクの演技力を知らないまま人から聞いた情報だけで主演に抜擢したり、世間とのズレを感じざるを得ないエピソード。この世間ズレが「となりの山田くん」を映画にしようとするセンスにつながってるんだと思う。

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    投稿日: 2019.10.06
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    【二人の天才、強烈過ぎる個性と創作の秘密】「ナウシカ」から「風立ちぬ」、「かぐや姫」まで。二人の天才を最も間近で支え続けたプロデューサーが語ったジブリ全作品の内幕。

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    投稿日: 2019.05.13