
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
政治の話や当時の時事ネタなんかは、おおかた20年も前の話なのであまりピンとこなかった。 でも、命に対する向き合い方や「生きる意味とは何か」という問いかけに対する考え方には考えさせられたし、共感もした。 「何故生まれたか」など考えるだけ無駄だ。 まさしくそのとおりだと思う。大切なのは、"今"をどうやって生きて、どのように死んでいくのかなのかな。 あと、自分の心や自分のことも大切にしてあげること。礼儀とか誇りとかそういう失っちゃいけないものを大切にしていきつつ、人のことも思いやって生きることなのかなぁ……。
0投稿日: 2025.11.10
powered by ブクログ実はよっちんは芸風に似合わずさだまさし氏が大好きです。実家のおかんが好きでその影響ですね。さだまさしを聞くと「生きること」についてとても謙虚な気持になります。納得させられたり、心があたたまるエッセイでした。なかでも感動したのが昭和62年7月1日の岩手県大会、強豪の盛岡商業高校VS無名の岩手橘高校 53:1で5回コールドとなった試合について書かれた一文。すでに大差がついていた4回裏、ただ1回のエラーとそれに続く3塁打で 1点を返している。当時映画で28億の借金をかかえていたさださんはこの事実から「最後まであきらめるな」ってエールに思えたそうです。53対0なら凡戦だけど、37点をリードされた後の4回裏の一点の本当の重みある得点。 「37対0でもたった一点を取りにいこうとするのが『生きる』ことだよ、『捨てるな』と。夏の高校野球。それは只の一度も負けなかったった一つのチームと、たった一度しか負けなかった四千幾つのチームで出来ている。僕は苦しい時いつもこの53対1のゲームを思い出す。そして自分に言うのだ。結果ではなく中身だと」 この文章だけでなくほのかな感動を与えてくれる文章満載でした。
0投稿日: 2013.08.03
