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いのちの再建弁護士 会社と家族を生き返らせる
いのちの再建弁護士 会社と家族を生き返らせる
村松謙一、石村博子/KADOKAWA
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総合評価

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    経営が厳しくなった企業の再建を専門にしている弁護士さんの著書。とある雑誌の連載記事を読んでいて面白かったので買ってみた。 企業の倒産は社長、従業員、従業員の家族全ての生活の糧を奪うことで、時にはいのちまで奪われてしまう。個人向けの弁護士は1人しか救えないが、会社を再建すれば、より多くのいのちを救える、との信念を持っている弁護士の自伝的な話。 私の本業が債権者側なので、なかなか綺麗事ばかりにはいかないよなぁ、と思いつつ読んだ部分もある。 ただ、すごい崇高な信念を持って動かれてきた弁護士さんなので説得力が違う。読んでてパワーをもらえるような、強く生きていくエネルギーを感じる。 後半はやや同じ内容の繰り返しに思えて、もう少し個別の再建エピソードがあればよかったかなと思った。

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    投稿日: 2025.04.18
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    本来は本日(2024.8.16)に実家の神戸から埼玉へ戻ってくる予定でしたが、台風7号が関東地方に接近することで、16日の新幹線が全線運休(東京・名古屋間)することになり、急遽15日に戻って参りました。とういことで、本日はゆっくりと本のレビュー書きをすることにしました。 記録によれば2年ほど前に読み終わって放置していた本ですが、忘れているのでレビューを書きながら、内容を振り返ってみたく思います。 以下は気になったポイントです。 ・多角経営は裏目に出ると、あっという間に坂を転がり落ちてしまう、気がつくと売り上げが最盛期の半分にまで落ちていた、悪い時には悪いことが重なる(p27) ・会社を救済すべきかの線引きは、地域にとってその会社が必要だる、ことが大きな決定要因である(p32)民事再生とは裁判所に申し立て、銀行や取引先の半数以上の同意を得て、借金を一律カットしてもらう強力な方法である。会社名が世間に公表されるので企業価値が一気に下がり倒産に追い込まれるリスクも高まる。力のない取引先の連鎖倒産を招きかねない、私的再建は、再建プランを極秘に金融機関にだけ持ちかけて、返済猶予・債権カット、金利減免を了解してもらうもの(p33) ・中小企業はほとんどが社長の能力と人柄で成り立っている、会社の価値を決定するものは、社長の力量と言って良い。社長の存在が重要である(p41) ・会社が蘇るのは、人のマインドである、やる気・粘り・負けん気・勇気、そして何くそという気持ちが最後にはものをいう。心の力が会社を再生させる(p105) ・人間には大切なものが3つある、1)命、2)自由、3)財産、この順序に重要である、経営困難になったり、リストラなどにあうと、人は正常に物事を判断できなくなる。3番目の財産を守るために、命を犠牲にしたり、債権者に嘘の報告をして「心の自由」を拘束したりする(p114) ・会社債権の流れは、1)バンドエイド作戦(出血止め)銀行に説明、2)会社の資産査定、次の事業計画・返済計画提出、3)金融機関への説明会、個別に回って説得、4)計画の修正、その後の強行突破(p124) ・再建に必要な計画の中で特に大事なのは、1)資金繰り表、2)事業計画書である。(p129) ・数字で大事なのは、営業利益、金利を差し引いた後の経常利益や、税引き後の投棄利益ではないので、気をつけるべき(p138) ・日本経済を担っているのは、企業数の99,7%を占める381万社の中小企業、そこに就労する労働者3300万人=70%である(p184) 2022年10月25日読破 2024年8月16日作成

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    投稿日: 2024.08.16
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    多くの試練を乗り越えてきた人たちは、思いが達観していて非常に重みを感じる。企業再生を通じて人をいかに生かすかを実現している著者は仏様のようである。

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    投稿日: 2024.01.02
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    企業再生に必要なのは「いのち」を守る、生きてこそ、と思う気持ちだということを心から理解した。 数々の悲しみを乗り越えた先生だからこその、重みのある温かな言葉で紡がれた本。 中小企業に勤める方は読んでおくと良いと思います。

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    投稿日: 2021.02.19
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    原作は小説の映像化、DVDが無いのでこちらで登録。 一人の実在する弁護士をモデルにしたドラマ。弁護士ドラマが多い中、再建弁護士という分野を初めて知りました。主演:反町隆史、熱く温かい弁護士の人柄が良かった。弁護士を目指す事務員:堀井くんの一生懸命な演技や、視聴者目線のナレーションがとても見やすいドラマにしてくれてました。

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    投稿日: 2019.09.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「ドラマ化の元になったらしいよ」と友人から言われ手に取った一冊。企業再生(特に中小企業)を手掛けてきた弁護士産の経験談と想いがつまっていた。 ・中小企業の再建で、経営者に責任を取らせて交代させるのはナンセンス。中小企業は、経営者の頑張りと色で成り立っている部分が非常に大きい。だから経営者を変えてしまうと、そもそも成り立たなくなってしまう。 ・中小企業の数は、企業の中で99%以上。中小企業に勤める従業員の数は、就労人口の70%程度。それだけのウェイトを占める中小企業一つ一つに、取引先、銀行、利用者・ファン、従業員(とその家族)など、たくさんの方々が有機的につながっている。だから、一つの会社を助けることは、100~10000という人を助けることにつながる。潰れかけの会社を潰すより、再生してもらったほうが全体としてずっとメリットがある ・再建のために必要なもの  ー約定資金繰り表(特に重要)  ー変更資金繰り表(特に重要)  ー事業計画書(特に重要)  ー返済計画書  ー担保設定状況表  ー清算貸借対照表ならびに清算時配当率試算表  ー合理化予定・実績表  →これで金融機関に将来の見込みを説明    さらに  ー元金・利息の返済先送り  ー買掛金の支払い先送り  ー経営者含む給与の一時削減  →これらを伝えて、再建の許可をもらう。

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    投稿日: 2019.09.24
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    村松弁護士の生き方に心を打たれ、この本を読んでから多少他人を慮るようになったと思います。 読みながら辛くなる部分もあり、テーマが重たいですが読んで良かった本です。 いのちをかけて仕事をすること。 信頼できる人に自分の時間をつかうこと。 人を大切にすること。 が凝縮されています。

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    投稿日: 2019.05.19