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黄昏旅団
黄昏旅団
真藤順丈/文藝春秋
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総合評価

4件)
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    落伍者のグン 歩き手のタイゼン 歩き巫女のアイラアイラ 路地裏で出会った少年マナブ マナブを置き去りにした父親檜山優作 妻と娘とともに檜山優作は貧困者支援団体のコミューンに移り住んでいた マナブが置き去りにされた理由を探るためタイゼンとグンが檜山優作の心象風景<道>を歩く

    0
    投稿日: 2025.10.03
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    おもしろかった。想像を超える展開に驚いた。 著者の作品は私の想像を軽く超えてくる。最後にあの一家はどうなった?とか、アイラはどうなった?とか、気になるところはたくさんあるけど、他人の人生を道として歩むという発想、タイゼンが辿った人生のスケール感など、すげぇなぁと心から思った。 他の作品にも触れてみたいと思った。

    2
    投稿日: 2021.07.23
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     著者の小説は以前に「地図男」を読んだ。  地図を小脇に抱え、土地の物語を紡ぐ男の話だった。  本作は地図男を思い出すロードムービーだ。  浮浪者仲間の中年男タイゼンと、若いグンは、最近になって浮浪者の仲間入りをした小学生のマナブの家族を追って、丹沢の施設に潜入した。  そこには、息子を置き去りにした父母と娘が入所しているはずだった。  何も知らないグンは、ここで初めてタイゼンの”歩き手”としての能力を知る。  ”歩き手”は、人の人生に続く一本の道を誕生から現在までを追体験して歩く力を持つ。  マナブの父の人生からは、幼少期の虐待を受けたが、それを克服して妻と結婚し、息子と娘が生まれたが、そのあとで悲劇が訪れてからの人生転落が読みとれた。  歩き手は、ただ人生を読みとるだけではない。  それを、現状にどう活かすかが重要なのだ。  ”歩き手”は一体、いつの時代からいるのか。  人の人生を歩く者たちが物語を紡ぐ。

    4
    投稿日: 2020.05.24
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    【新直木賞作家の驚愕ワールド全開! 極限ロードノベル】家族へ酷い仕打ちをする男の心の中を旅する青年・グンが見た驚愕の風景。人間の真実が姿を現す時――極限ロードノベル!

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    投稿日: 2019.03.12