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平安あや解き草紙 ~その姫、後宮にて天職を知る~
平安あや解き草紙 ~その姫、後宮にて天職を知る~
小田菜摘、シライシユウコ/集英社
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総合評価

20件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    折り悪く婚期を逃した伊子(かのこ)は32歳。 しかし若い帝から入内の話が出て断り切れず尚侍として出仕することに。それに昔の恋人嵩那(たかふゆ)との再会。 どうなる後宮生活 ―― 。 嵩那とは誤解があったと知り、恋心が再燃しつつある伊子。 ですが、年上の恋人に「花の色は うつりにけりな いたづらに ……」の歌を選ぶこと自体どうなの?と思うし、そういう微妙な機微を察せられない人って宮さまだとしてもどうなのでしょう。 そして恋人になる前に和歌のやりとりはあったはずなので、嵩那がそういう天然な人だというのもわかるはずでは? そもそも嵩那も伊子が好きなら、10年の間何してたの?と思ってしまい、悶々としました。

    0
    投稿日: 2025.08.25
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    平安時代の尚侍として後宮に入った、行き遅れの30女が、宮中の些細な事件を解決していく。 天皇に女として求められ、天皇が兄と慕う人が元恋人…何気に三角関係が気になる! でも、人物名や宮中の位の名前など、漢字が読みにくい❗️ そして、平安の知識不足で、具体的な名詞がわからないとこがある!

    3
    投稿日: 2025.04.14
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    買った時はシリーズものとは知らずに買っちゃって… 続きを探しても街中近くの本屋さんには最新刊しか置いてなくて、さてどーしたもんかと困ってたら・・・ 旅行中の本屋さんで発見し、2・3巻目をまとめて買いました。 (当時の)婚期をとうに逃がした左大臣家の姫君が、今更ながらに後宮に入って宮仕えをし、謎解きをしていく物語です。 元気な女性の物語は読んでて楽しいです。

    0
    投稿日: 2024.10.24
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    大河ドラマをね、観ようと思ってたんです。 でも悲しいかな私には歴史の知識がまるでないのでいまいち話の内容が理解できなかったんです。 それで何か分かりやすく覚えられるような本はないかなぁと思って探していた時にたまたま別の方の本棚でこの作品を見かけて、こういう話なら覚えられるかも!と思って手に取りました。 歴史ものではあるので当然今と文化や考え方なにかも違うところがあるし、何より専門用語(と言うのが正しいのか?)の読み方やら意味やら分からないものが出てくるとネットで検索して「ほぅこれをこういうのか」なんて思いながら読んでいたら思ったよりも読み終わるのに時間がかかってしまいましたが何とか読了出来ました! 面白かった! 何より文化とか大まかな時代の流れとか当時の役職とか「ん?」ってなるような部分にはちゃんと説明があるのが良かった!そこまで自分で調べてたらもう読み終わる前に匙を投げていたと思う。 設定としてはミステリーと言うよりラブコメ系になるんでしょうけど私は主人公の伊子がいたら友達になりたい……!と思うくらい気に入っちゃったので次作も読んでみようと思います。 やっぱ仕事の出来るカッコいい女の人は憧れるよねー。 何だかお互いに思わせぶりな感じになっちゃってる彼との展開も気になるところです。

    9
    投稿日: 2024.06.18
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    面白い!!最近平安のお姫様ものをちょいちょいと読んでいるので、ネトであなたはこれもお好きでは?とお節介A iに平安ラノベを勧められることが多くなったんだが、そのなかでなんとなく惹かれたので手に取ってみた。 なんと、いきおくれ女子というかなり危険なテーマの30すぎ独身女性のファンタジーともいえるのでは。平安時代の32歳、”あまりにも高齢”と言われる主人公伊子は、もともと先の東宮、今上の父に入内するはずだった左大臣の大君(長女)。中宮になるための妃教育を受けて育って、しかし入内しなかったという、まあ、源氏でいうところの葵のような生い立ちだが、色々あって性格は拗れていない、そして、結婚もしていなかった。が、「とっても高齢」にもかかわらず、帝にもモテモテの宮にも惚れられている。そして、美人で頭が良く、センスがいい。 32歳にして初めて後宮に出仕し、働くようになって、どんどんと才能を発揮していく。働く女性の話。 ただまあ、帝から再三求められるも、入内はせずに女官として働いていて、色々と難しい立場ながら、なんと言っても出自も後も申し分のない上臈なので、色々と問題や誤解はある。 1巻は誤解ミステリなので、可愛い。 テンポもいいし、設定が面白い。女性の生きる道の難しさもちらちらと語られる。

    15
    投稿日: 2023.06.05
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    平安時代の物語好きなので読んでみたかった作品 お仕事もので少し謎解きもあり、恋愛要素も強めかな?と色々楽しめる 帝の一途さも素敵だけれど、伊子はやはり嵩那とくっついてほしいなと思ってしまう 伊子親子のお互いを思い合う気持ちもとてもよかった! 今後の伊子を取り巻く人間関係が気になるところ…シリーズものなのでまた読んでみよう

    0
    投稿日: 2022.06.30
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    主人公は左大臣の行き遅れの32歳の娘の伊子で、まだまだ美しいけど、年増なりの立ち居振る舞いの貫禄も出てきているが、基本的にさばさばしていて、読んでいてお気楽な話。16歳の主上に女御にと望まれて吃驚する暇もなく、昔の恋人の式部卿宮・嵩那親王に出会ってしまって、あたふたとする。結局、後宮の内侍として出仕することになるが、いくつもの事件が起こって、それを伊子が嵩那の助けのもと、解決してしまう。ちょっぴりミステリーの要素もあるわけだ。後宮でのいがみ合いなどもあるが、結構あっけらかんとしている。

    57
    投稿日: 2022.02.08
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    紹介文読むとミステリーって書いてありますが、皇室ラブロマンスかな。やや強引な内容もありましたが、面白く読めました。「なりゆき斎王の入内」シリーズは全部読み、その際も強引展開を感じたので、この作者の特徴なのかも。例えばいくら政治的に落ちぶれていても左大臣の娘を30過ぎまで嫁がせずにいないでしょう?とか、平安時代なのに、顔突き合わせすぎないですか?とかね。 いずれにせよ、それなりに面白い後宮ものは好きなので、多分続き読みます。図書館にないから、古本探さなきゃな~。

    2
    投稿日: 2021.08.30
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    軽いライトノベルだが好きな平安時代が舞台でとてもたのしめた。 抑えるところはきちんと抑えて平安もどきにならずに安心して読める。シリーズ続けて読んでいきたい。 この頃このタイプが流行っているのが喜ばしい。

    1
    投稿日: 2021.08.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    お仕事ミステリーとはいかにと思い読み始めた。古典(後宮)の教養があれば謎解きしながら読めたのかなと。悪意を持って起きた事件ではなく、想いがあふれた事件ばかり。

    1
    投稿日: 2021.07.08
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    楽しんで読めた。 最近中華風が多かったので和物は久々。 主人公がモテすぎなのと、みんな素直で嫌な奴がいないのが少し物足りなさを感じる要因か? 2021.3.17 32

    1
    投稿日: 2021.03.17
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    202010/面白そうなので表紙買いした初めましての作家さん。お仕事小説、という程かなとは思うけど、ラノベらしく謎解きも登場人物のキャラもわかりやすく(ただ、各人物の名前の読み方はなじみがなくわかりにくいので覚えるまで何度もページ戻ったけど)気軽に読めて面白かった。

    1
    投稿日: 2021.01.03
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    平安時代の小説や漫画はたくさん読んでいたのですが、最後まで「蝙蝠」がなんのことかわからず(読み落としてたらすみません)、唯一調べました。扇子みたいなやつでした。。檜扇しか持っていないのかと思っていました。 後宮ですが、8歳と18歳しかいないので、実質敵はおりませんね。でも主人公32歳は別に想い人はいて、三角関係です。 あと、源氏物語を母の物語と読んだのはちょっと初めての見解だったので、確かに、と思ってしまったという蛇足の感想。

    1
    投稿日: 2020.09.28
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    初めましての作家さんです。お仕事ミステリーだったのて、日常のミステリーに入れました。最近中華ミステリーを読んでいたので、おそらく同じ年代の話しなんじゃないかなと思います。ただ〜のかみとか〜の内侍とか名前が長いね。平安時代だからね。読み方とかが平安だからわからなくなったり、昔の読み方のモノに想いを馳せたりしていたら、ゆっくりペースになりました。物語はおもしろいけど、時間がかかりました。続編がありますので、次に進みます。

    1
    投稿日: 2020.05.02
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    女性作家が書く時代小説が好きなので、楽しく読めました。当時の言葉にはふりがなが付けられ、衣装や役職などの説明もあって分かりやすかったです。 主人公藤原伊子の想い人、嵩那親王がいいヤツ過ぎる(?)気はするけど、ストーリーは好みでした。

    1
    投稿日: 2020.04.04
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    平安時代ものは大好き。ライトな語り口調。 すごく丁寧に調べ上げているけれど、このレーベルにそこまでの重厚感を求めていなかった。 説明が多くて、内容の割に文字が多くてストーリーが頭に入ってこない。もっと軽いノリでもいい気もした。

    1
    投稿日: 2020.02.07
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    平安時代の宮中を舞台に起こるさまざまな事件を、年増の女御が解決していく話。 当時の日常に起こる謎と、主人公の女御の恋愛話が軸になって書かれている短編連作。 当時の行事や衣装、生活の描写など、平安時代が好きな人におすすめ。

    1
    投稿日: 2020.02.03
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    平安時代の宮中を舞台にしたライトミステリー。 のっけから話し言葉が現代風というかライトノベル的なので違和感があったけど、まあ、読んでるうちに気にならなくなった。 16歳も年下の天皇に妃にと請われ、けれど昔恋仲だった宮様との事もあり女官として宮中に入った女性主人公が謎解きをするのだけど、謎解きの部分は正直どうでもいい(笑) 再び惹かれあう二人と彼女に恋する少年天皇との関係が、どうなっていくのかが気になる。 個人的にはむしろ天皇に頑張ってもらって、ヒロインが悩むような展開を見てみたい^^ 続巻がありそうなので、そんな恋のさや当てが見れたらいいな。

    1
    投稿日: 2019.12.16
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    名前が読みにくい。もうちょっと簡単な名前にして欲しいわ。たかふゆの魅力がないんだよなぁ。残念(T_T)。任子そこまで有能には見えないし(-_-;)。平安時代物にしては、たかふゆと任子が普通に顔合わせ過ぎじゃない?

    1
    投稿日: 2019.11.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    脅迫文の件は最後まで引っ張るのかなと思いきや、案外早々のネタばらしで驚きました。 しかも、犯人はあなたかいという。 代わりに、次から次へと事件が起きるものだから、後宮はなかなかに休まらない場所でありました。 謎解きをする伊子が、結構早とちりで勘違いをよくしていたから、それで謎解きできるのかと、最初は本気で心配になりましたが、後半はその早とちり暴走が治ったようなのでよかったです。 ただ、こちらも代わりに元恋人への恋心ゆえの嫉妬やらもやもややらはありましたが。 この時代は30過ぎるとなかなか恋に素直に……というのは難しいのでしょうね。 結局彼とは両片思いみたいな状態で、あくまでビジネスパートナー的な付き合いで終わってしまったから、少し物足りなさもありました。 まあ前述通り、今更元鞘という訳にはいかないのでしょうけど。 伊子の立場が立場だし……帝の言葉じゃないけど、まことこの世は、好きという想いだけでは儘ならぬのです。

    1
    投稿日: 2019.03.27