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瀬尾まいこ/ソニー・ミュージックエンタテインメント
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総合評価

318件)
3.9
80
128
80
7
3
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    引きこもり気味の作家『加賀野』の元を、一度もあったことのない25歳になる息子『智』が訪れ、しばらく住まわせて欲しいと言う。 一度だけ関係を持った『美月』との間で取り決めで、毎月養育費として10万円振り込むと写真が1枚送られてくるだけだったのだが。突然現れた息子に戸惑う加賀野だったが、ストレートで人付き合いの良い智に引っ張られるように生活に変化が加わっていき…。 なんつー父親だろう。息子に一度も会うこともなく過ごしてきて、いざ会えばただただ戸惑うばかりとは。母親(酔って関係を持った相手)のことも顔だけの女と言ってしまうし。ただ、智をみる限り甚だ疑わしいけど。なんせ社会性が乏しいうえに思い込みが強そうなので、この作家(父親)さん。 まあ変わった家族関係を書くのが得意な作家さんらしい話。そんでもって登場人物に嫌な奴がいない。特に周りのご年配の方たちが良い人たちでほっこりする。こき下ろしていた美月も出来た人じゃないですか。 新たな関係も築けたようだし、作風も変化があったようでめでたしめでたし、でした。

    0
    投稿日: 2026.01.27
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    瀬尾マイコさんの作品は初めてでした。良かった。非常に面白かった。父と息子の過ごした日々を淡々とつづってゆく物語と思いきや、ラスト50ページからガラリと展開が転げていった印象。心揺さぶられました。

    0
    投稿日: 2026.01.18
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    社会との関わりを持たずしても困り感なく20数年も引きこもりしていた父親に対し息子は、明るくて人の懐に入るのが上手く、コミュ力高い賢い子。産まれてから写真でしか知らない息子が突然現れ1カ月程一緒に住むも、父親はどうしてよいものかと。だけど、父親亮介、おっさんの気持ちも少しずつ人間らしく変わり(笑)。 おっさんじゃないけど、どうして息子は25歳にして突然、一度も会ったことのない父親を訪れたのか、早く真相が知りたくて一気読みしちゃいました。 やっぱり瀬尾まいこさんの本、スキ❣️

    8
    投稿日: 2026.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【あらすじ】 50歳の小説家、のんきでマイペースな加賀野正吉は一軒家でほとんど外出せず近隣住民とも交流なく1人で暮らしている。そんなある日25歳の息子、永原智が1ヶ月住ませてほしいと加賀野の家にやってくる。加賀野が24歳の秋、友人の曽村が飲み会に連れてきた21歳の永原美月と1度だけ関係を持ち産まれたのが智だった。毎月10万の養育費を払う代わりに美月は1人で智を育て、加賀野は智と会うこともなく毎月子供の写真をもらうだけの日々を(智が20歳になるまで)過ごしていた。 智と暮らしていくなかでLAWSONのからあげクンという商品に出会えたりスタバでコーヒーを飲んだり自治会に入って地域住民と交流したり日常に変化があらわれる。智が家を出た後に書き上げた小説の結末にも変化があらわれ、加賀野は28年ぶりに実家を訪れる。加賀野は知らなかったが、美月は智が5歳になった頃から月に1度加賀野の両親の元を訪れており、今でも交流が続いていたのだった。美月は加賀野がデビューした時からのファンで、加賀野の仕事に悪影響が出ないように独りで子育てすることを決め、その後も智と一緒に加賀野の小説を読み続けていた。智はその影響で国語教師になったがクラス生徒が病気で亡くなってから塞ぎがちになり引きこもっていた。智が少しずつバイトを始めるようになっていたころ、加賀野の小説の結末(主人公の自殺が続く)で加賀野も自殺するのではと不安になった智(美月も)は、加賀野の家を訪れたのだった。全てを知った加賀野は美月と智と加賀野の家で食事をするようになり、会わなかった25年間の智の思い出を共有していく。そして今までのお詫びもこめて、書き上げた小説の原稿は一番最初に美月達に見せるようになる。 【感想】 頭を使うこともなく穏やかな気持ちでさらっと読める小説。ホロッとするところもあり家族愛やハッピーエンドが好きな人におすすめ。

    0
    投稿日: 2026.01.12
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    結局人の幸せは、家族や周囲の人々との繋がりなのかなと思わせる物語だった。 現実は思ったより温かいというセリフも好きで、特に人間関係においてはネガティブに考えてしまい消極的な行動をとってしまいがちだが、もっとポジティブに考えても良いと感じさせてくれた。

    0
    投稿日: 2026.01.10
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    最高によかった!! 一気に読んでしまった。 最近読んだ中で1番よかった本です。 瀬尾まいこさんの本は好きで、よく借りるのですが、次も瀬尾まいこさんの本を借りようと思いました(笑) 展開が早く、凄く読みやすく最後はハッピーエンドでホッコリとしました。 美月の行動が素敵過ぎます。

    1
    投稿日: 2025.12.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    瀬尾まいこさん、2冊目。心があったまるストーリー。 基本的には父と息子の掛け合いで話が進むが、男2人の話にここまで引き込まれるとは…。親目線、子目線の両側から多くのことを感じた。 互いに会わずして20年以上いたのだが、父が記す小説で繋がっていたのだと思わせる。 息子が言葉巧みなのは小説家の血筋では?と感じたり、父には不器用な優しさが垣間見える。 息子に対して盛んに出でくる、「表現力が乏しい」は愛情表現でしかないとも思える。 逆に父は、想像力が乏しいと言い放たれたり、言葉としてはきついけど、離れていたけど、親子だから許されるのだろう。 息子と接することで、少しずつ変わる父は、引きこもりから人間に戻る感覚か。 私自身と重なる部分もあった。 単身赴任の間、娘と会う頻度が減ったが、とっても素直に育っていることが、嬉しかったし、同時に妻の偉大さを感じたことを思い出した。私はなにも出来ていない感覚…それ故、今は娘との時間は貴重で、かけがえのないものだが。 最高傑作が息子…そうきたか。 最終的には美月と会わないのだろうと踏みながら読んでいたが、見事に外れた。笑 最終盤の3人での掛け合いは、より心がほっこりした。智のユーモア、美月の強さにより救われた父。

    29
    投稿日: 2025.12.20
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    ほんわか優しい気持ちになれる物語。 主人公の作家が50歳になってから、存在は知っていたものの会ったことのない成人した息子が訪ねてくる。 浮世離れした作家と、世慣れた息子のやり取りが面白い。 ファミチキが食べたくなった。

    13
    投稿日: 2025.12.14
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    ⭐︎4.0 初対面の父と25歳の息子。ずっとほぼ引きこもり状態だった小説家の父が、朗らかで明るい性格の息子・智のペースに乗せられて少しずつ人との関わりをもっていく様が良かった。ちょこちょこクスッと笑えるところもあったり。最終的に智の母親も交えて3人で食事する場面があったり、それを楽しみにしている父親の姿が癒された。深いこと考えずにほっこりできる作品だった。

    1
    投稿日: 2025.12.09
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    オバサン的には、もう少しもう少し第4章を長文にして欲しかった。読み終わったけれど…何か心がモヤモヤしている。美月さんそれで良いの?もっと言いたいことあるんじゃあないの。

    1
    投稿日: 2025.11.06
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    瀬尾まいこさんらしい人と人の結びつきの大切さを感じられる本でした。 第4章最後はあっという間に読めてしまうほど夢中になりました。 人は1人でも生きることはできるけど、誰かに頼ったり頼られたりした方が何倍も人生が豊かになるなと感じました。 瀬尾さんの天候に関する表現も好きです。 ・身が締まるような小気味のいい寒さ。冬に足を踏み入れるこの時期の澄んだ空気は、吸い込めば体の中を新しくしてくれるように感じる。 ・うだるような夏のけだるさもなければ、閉ざされた冬に向かう前の寂しさもまだない。良い季節だ。 ・水分を含んだ雲が広がる灰色の空

    1
    投稿日: 2025.10.29
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    瀬尾さんの作品はいつもホッコリ出来ますね^_^ 登場人物少な目で人間関係も分かりやすい! 出来損ない親父とめっちゃいい息子の会話がオモロイ! 元通りになるものなど一つもない。 しかしそれは決して不幸なことではない。 確かに!  いくつからでもリスタート出来る!

    17
    投稿日: 2025.10.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    P.70俺自身は何も汚されてはいない 人間悪いもんじゃないな!パート2! 息子・智や母親・美月の行動になにか裏があるのでは?何か凄い理由があるのでは?と思ってしまった。小説なら何かある気がしてしまう。けど、実際の日常と同じで、悩んでいたり苦しんでいる人がいる、手が差し伸べられるから差し伸べる。たったそれだけのことだった。みんなのさりげない優しさが積もり積もって、部屋の荷物が増えていく、そんな話。

    1
    投稿日: 2025.09.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

     行きずりのようにつきあった女性との間に子供ができて、20年以上毎月10万円の養育費を淡々と送り続けた作家。毎月子どもの写真が送られてきても大きく心を動かされることがない。そんな作家のところに息子が現れて・・・と非現実的な設定なのだが、引き込まれて面白かった。いつもながらの瀬尾さんのやさしさのせいか。  登場人物は不器用だけれど優しい人ばかり。主人公の作家も両親も智の母も近所の人も。智の出現でみんなが少しだけ距離を縮めて幸せがはぐくまれていく。  面倒だからと付き合いを遠ざけるのが現代人の生き方だけれど、ほんの少し距離を縮めただけでみんなが幸せになれるんだなあと温かい気持ちになった。  現実には恨みとか不審とか、マイナスの感情も世の中にはあふれているけれど、それも不必要に距離を取り過ぎているせいで消えないのかもしれない。

    0
    投稿日: 2025.08.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    若くして小説家としてデビューしてから、順調に小説家生活を送っているとき、息子だという青年が訪ねてきて しばらく居候することになった。 息子が家に来てからというものの、コンビニでからあげクンを初めて食べたり、町内会の集まりに初めて参加したりと 初めて経験することばかりで 今まで自分には必要ないと思っていたことが 大切なことだと思うまで。 元妻や息子、両親など、長く別々の道を歩んでいたと思っていたのは 実は自分だけで、周囲の人はずっと昔から自分のことを気にかけてくれていたことに気づいたこと。

    0
    投稿日: 2025.08.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ■読んだ動機 パートナーが読んでいて、読みやすいと言っていたので気になった。 最近小説を読めていなかったので、読みやすい本を読みたいと思っていた。 ■あらすじ 引きこもりの作家・加賀野の元へ、生まれてから一度も会ったことのない25歳の息子・智が突然訪ねてきた。 戸惑う加賀野だが、「しばらく住ませて」と言う智に押し切られ、初対面の息子と同居生活を送ることに――。 孤独で世間知らずな父と、近所付き合いも完璧にこなす健やかすぎる息子、 “血のつながり"しかない二人は家族になれるのか? 大切な人に会いたくなる、最高のハートフルストーリー! ■感想 25年間ほとんど人と関わって生きてこなかった主人公。 色々な揉め事や摩擦を起こさないために、人とか関わらない選択をできる現代。 突然現れた息子によって、息子や社会との交流が出来てきて、自分自身の至らなさに落ち込むことはあっても、徐々に人生の喜びが増えているように思えた。 「人と会うことが喜び」ではなく、「人と会うことによって得られる栄養」があるんだと思う。それが主人公を変えて行ったのだと。 後半の息子の智が家を出て行ってからの、周りの人の優しさとか配慮とかに感動した。 人生には起承転結もなければ、ドラマティックなこともほとんどない。人との出会いもあっさり終わったりもする。 死にたくなるほど辛いこともあるけど、案外人は優しかったりする。 両親の家に久しぶりに帰ろうかって気持ちになった。

    0
    投稿日: 2025.07.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公の、生まれてから25年間会うこともなかった息子がある日突然訪ねてくるとこらから物語は始まる この前、『そして、バトンは渡された』を読んだ後だったので家族のあり方の対比を感じながら読むことができた 今作は血が繋がっているのにも関わらず、何も知らない、知ろうとしてこなかった父親を主人公として、家族関係について描かれている しかしここでも周りの人の温かさや息子や妻の愛情が優しく物語を包んでいて、読むと安心できるような一冊だった ひとり寂しく小説を書いていた主人公 寂しいということすら認識せず、人間関係を放棄して暮らしていたところに息子の智はやってくる それをきっかけに町内会や近所の人と関わりを持つことが増え、 次第に充実した日々、他人と接することによって生まれる人間らしい感情を取り戻していく 温かくてハートフルなのに薄っぺらく感じない よくある温かい出来すぎたストーリーは陳腐だと批判する場面がこの物語上でも登場する しかし、現実ってそこまで悲惨なのか?と悲劇作家の主人公は人の関わりを通して自問自答していく この物語を読むと、自分の置かれている環境を前向きに捉えられて好きになれそうな気がしてくる 読む前より幸せな気持ちになれたし、 本を読むことがこうであって欲しいという作者の願いを感じられるような本でした

    0
    投稿日: 2025.07.14
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    清々しい!! タイトルだけ見ても、全く内容は分からないけど。 ある日突然、「養育費」払ってただけの「息子」がやってくる。本当に一度も会ってないし、彼の母親に愛情があった訳でもないとはっきり言うから、酷いやつだな主人公…。からのスタートなんだけど、あまりに世間を知らないからもはや自己中ですらない、たんにぼーっと生きてる作家だなって感じ。その彼の変化がなんか可愛い。五十路だけど可愛い。不慣れなのをあんまり恥ずかしいと思ってないかもなとこもいい。とにかく最後までほっこりさせられた。こうやって心が暖かくなるお話をさくっと読めるのもいいなぁ。

    0
    投稿日: 2025.07.06
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    人との関わりを面倒に思い、誰にも気を遣わず迷惑をかけることのない、狭い世界で生きてきた主人公にものすごく親近感を覚え、あっという間に読み終えた。好きと聞いた食べ物を買い与える続けたりと気遣いが下手で微妙にズレてるところ、悲しいことに共感できてしまった。最近町内会に入会したところも自分と共通していておかしかった。 何事にも遅すぎることはない。自分と関わってくれている人達に心を向けて大切にしようと思えた。

    0
    投稿日: 2025.07.03
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    すごくよかった。面白かった。 私は小説が好きだから、小説が好きな人の話はなんだか良い。そして、本を書く人の話も面白くて好き。終わり方というか、終わりの方に行くにつれて、どんどん良かった。すごく満足した。 瀬尾まいこさんの本は登場人物がみんな優しくてほっこりする。 小説家と息子の話。 智(とも)、おっさん(加賀野さん)、美月、森川さん、笹野さん。

    15
    投稿日: 2025.06.13
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    引きこもり小説家のもとに現れた一度もあったことのない25歳の息子。独りではわからなかった誰かを思うこと、考えることの大切さ。とても暖かい。読書で味わいたい気持ち全てを味わえる一冊でした

    0
    投稿日: 2025.05.20
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    とても好きだった やっぱり瀬尾さんの描く物語が好きだなぁと、読む度に実感 人は何歳からでも変われる 人は意外と単純 当たり前かもしれない、クサいかもしれない、 そんな事を、淡々と心にスっと馴染むように伝えてくれる 私も、智のように強く、しなやかに、そして優しく、生きていけるだろうか

    0
    投稿日: 2025.05.18
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    読んだことあった気がするwww途中で、あれ?と思いながら、でも全部読んだ。心温まる話で、こんなことが自分にあったらいいな、と思った 90 やっぱ読んでたわww 20191029 瀬尾まいこ「傑作はまだ」御伽噺なんだけど、だからこそハッピーエンドで嬉しい。自分も自分の殻を破って突き出せた気がする 90

    0
    投稿日: 2025.05.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    思ったよりもあっという間に読んでしまった。 読んですごくほっこりした! 大福屋とかりんとう屋に丸め込まれてるおっさんかわいい 笑 特にカフェオレ大福でウキウキしてるおっさん…可愛過ぎだろ… 笑 瀬尾まいこさんの本は「登場人物に悪い人が出てこない」というイメージがずっとあったんだけど… やっぱり悪い人が出てこなかった! そういうのが好きだ。 みんなほっこり、何かいい感じ! おっさんの息子・智もいいキャラしてて可愛い青年。 すごく魅力的! 彼にも暗い過去があったのが意外だったが、誰だってそういう時期はあるものだよなぁ。 智に引っ張り出されるようにして外の世界を知るおっさん。 そして成長して、色んな視野を持つことが出来るようになる…そんな様子はなんだか自分と重なった。 自分も、それが大事だなと心底思ってたところだったから。 そしててっきり…最終的におっさんは、智と過ごした日々で学んだことを小説にして新境地を見つけ、全く新しい明るい小説を書いてヒットさせるのかと思っていた。 でもこういうゆるい感じで物語が終わっていくのも良いのかもしれない。 というかこの作者はそういう作風なのか…。 でもこの作品を読んでいて、小説家の作風は突然変わっても、案外別におかしくないのかもな〜と思い始めた。 ああ何だか…からあげクンが食べたいな〜!

    1
    投稿日: 2025.05.09
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    どこか浮世離れした感じの加賀野さんと明るく人懐っこい智の会話が微妙にズレてて面白かった。 人の優しさと温かさに触れて、人と繋がっていく楽しさを感じて、少しずつ変わっていく加賀野さんを最後は応援したくなりました。 瀬尾まいこさんの作品を読んでいると、人と人との繋がりや関わりを持つことの大切さ、面白さをいつも感じます。

    0
    投稿日: 2025.04.28
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    加賀野の生活が浮き世離れしすぎていてこの人に小説は書けないのでは?と思ったが、智くんが素敵なので読み続けてしまった。智くんの母、美月のキャラはうーん…と疑問多々。

    0
    投稿日: 2025.04.26
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    人と語り、人と繋がり、人を知ることで自分を知ることができる。新しい発見がうまれたり、自分の思考を深めたり。 出会いも繋がりも、全ての”縁“に感謝して、生きていきたいなあと。

    0
    投稿日: 2025.04.11
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    読んでいるとどんどん続きが気になってサクサク読めた☆ でも、最初の設定と、最後の展開が強引な気がw こんな虚無な男性は居そうだけど、こんなにできすぎな女性いるかなぁ…? が感想でした。 周りの人がみーんな良い人過ぎるのも簡単な様な…? あっさりした内容の優しい本でした。

    0
    投稿日: 2025.04.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みやすくて、面白かった。 過ぎ去ってしまった日々に後悔し、過去に囚われるのではなく、これからの日々に焦点を当てる。 世間知らずで想像力に欠けるおっさんが、臆病になりながらも、大事な繋がりを紡いでいく。 美月さんいい人すぎ。 人の闇を書く小説家が主人公の、人の善が描かれた物語。

    1
    投稿日: 2025.03.28
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    いきなり会ったことのない息子が家を訪ねてくる。 ストーリーのしょっぱなから心はわしづかみ! だいたい、小説家って、世間の事とか、人間観察とか、鋭いイメージがあるのだけれど、 「おっさん」、あまりにも世間知らずで、びっくりした。 なのに、作品が売れて、悠々自適に生活できてるなんて。 写真でしか知らない息子とのしばしの同居生活で、 徐々に心を開き始める「おっさん」の成長物語。 とっても良かった!!!

    41
    投稿日: 2025.03.05
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    https://paz-library.opac.jp/opac/Holding_list?rgtn=00056974

    0
    投稿日: 2025.01.29
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    「元どおりになるものなど一つもない。しかし、それは決して不幸なことではない。だろう?」 すごく読みやすくて面白い。 設定については初めから最後までこんなこと有り得ないとしか思えないんだけど、有り得ない中での展開がまた有り得ない。それでも何故かとても嬉しいというか幸せな気持ちになれる瀬尾まいこさんマジック満載の一冊でした。

    11
    投稿日: 2025.01.22
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    ある日作家の自分の元に、突然、会ったこともなかった息子が会いに来る。 そこからはじまる物語。 なんて事ない日常だけれど、その日常こそが愛おしいと思えるような作品。 主人公の考え方がゆるやかに変わっていくのが美しい。 瀬尾先生独特の、行間を読ませるやわらかい文章がすてき。

    0
    投稿日: 2024.12.19
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    人間の繋がりはそう簡単に切れるものではないし、その繋がりが人生を豊かにする。人との関わりは必要不可欠。 顔を向き合わせたことがない"息子"のおかげで、1人のおじさんが成長していく姿。涙 自分もまだまだこれからだ〜と元気づけられる。 からあげくんとかりんとうが食べたくなる....! 心温まる素敵な物語、出会えて良かった。

    1
    投稿日: 2024.11.23
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    読み始めはぶっ飛んだ設定だなって思っていたけれど、読み進めて行くうちにハマってしまうのが瀬尾まいこ作品。 妻のやってきたことを知った部分では思わず涙が溢れてきました。 タイトルは『君を知る日』の方が良かったのでは…と思うのは私だけかな?

    0
    投稿日: 2024.11.11
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    こんな状況はありえないよなぁ、と思いつつも、ほっこり読んでしまう。著者らしい、ある意味ファンタジーだ。

    0
    投稿日: 2024.10.31
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    瀬尾さんの魅せる優しい世界。 今回も包み込んでもらいました。 なんだかツッコミどころ満載な設定ばかりなのに、なぜか納得させられてしまいます。 本質的に人間は1人では生きていくことはできないので、コミュニケーションを諦めてはいけないなと思いました。 智くんの性格ができすぎなくらい飄々と軽やかで、そのリズムに乗せられて読み終えました。 If we open our world, there are many new things and encounter. We shouldn't give up on having relationships with others.

    18
    投稿日: 2024.10.03
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    最初はこんな感じかと軽く読んでたが、美月がしていたことに気付きそこから号泣。ハピエンでなにより。これぞ瀬尾まいこという作品だった。

    5
    投稿日: 2024.09.30
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    主人公の加賀野正吉は、そこそこ売れてる小説家 50歳独身、一人暮らし ある日突然ひとりの青年が訪ねてきた 「永原智です。はじめまして」 それは一度も会ったことのない息子だった 編集者以外の人と接することもなく、ほぼ引きこもり生活を送っている加賀野は、驚くほど世間知らずだ。 よくこんな生活で、人の心を動かす小説が書けるものだと感心してしまう。 それに対して息子の智は、コミュニケーション能力が抜群だ。 あっという間に相手の懐に入り、どんどん仲良くなってしまう。 羨ましいなぁ… 私もこんな能力が欲しい。 まぁ、こんな二人が同居生活を送ることになるのだが… 明るく社交的な智の影響で、加賀野は少しずつ社会と関りを持ち、人間らしくなっていく。 不器用ながらも新しいことに挑戦していく姿は微笑ましい。 例えば、智の為にお土産を買う場面で。 「カフェオレ大福。和と洋が融合された画期的な菓子だ。これはすごいものを見付けた。俺はわくわくして帰り道を急いだ」 だって(笑) 思わず吹き出しちゃった。 かわいい^⁠_⁠^ 加賀野は偏屈な変わり者と思いきや、意外に素直で、智の教えに耳を傾けるのね。 その様子にほっこりするんだなぁ。 智が加賀野の前に現れた本当の理由とは? そして智の母親・美月の生き方、加賀野の両親との関係など、ラストは驚きの連続。 この作品は200ページ程の易しい文章で、元気が欲しいときに読み返したくなる心温まる一冊です。

    75
    投稿日: 2024.09.20
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    小品ながらなかなかよかった。 ある日突然やってきた息子、そのおかしな共同生活。 特に大きな事件が起きるわけではなく、モラトリアムのような日々が読んでいて心地いい。このまま進んでいくのかと思いきやクライマックスでの感情の振り幅には瀬尾の巧みさに「なるほど」と唸った。

    0
    投稿日: 2024.07.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    傑作はまだ 瀬尾まいこ ∞----------------------∞ 引きこもり作家の家に、産まれる前からも会っていなかった息子が現れる。 近所の人を誰も知らなかった彼を息子はフォローしつつ、生活する。町内行事に率先して参加したり、近所の人たちと助け合う事を教えてくれる。とはいえたったの1ヶ月。慣れた頃に去って行こうとする息子に淋しさを覚える。 彼の書く小説は人の心の奥に潜んでいるものについてらしいが、その割に人の事あまり分かってなかった彼だけど、人と触れ合うことによって、何かが少しずつ分かってきて、1か月前の生活には戻れなくなっていた。 こんな立派なのにフリーターなの?って思ってたら、ちゃんとした職業についてたり、母子共々しっかりした考えも持ってた。 瀬尾まいこさんの本って心地良いな。 2024/07/14 読了(図書館)

    2
    投稿日: 2024.07.14
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    ありえないよね?と読み始め、気付くとどっぷり瀬尾ワールドにはまっていた。 25年間会わなかった息子の訪問から物語はスタート。 コミュニケーション能力の低い父、人あたりよくコミュニケーション能力に長けた息子、息子を育てあげた母、優しい町内の人々、何年も会わなかった両親…。 コミュニケーション能力の低い私は主人公(父)の行動に一部共感してしまったりも。 彼ほどではないけれど、私は人との距離を詰めることが苦手だから。 読みながらポロポロ泣けてきた。 涙腺弱ってるな。 驚くほど幸せなハッピーエンド。 それもまた良し。

    0
    投稿日: 2024.06.01
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    現実の世界は小説よりも ずっと善意に満ちている。 たしかにそうだろうなー... 人との暖かい繋がりについて いろいろ思わされました。

    7
    投稿日: 2024.05.15
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    あったことの無い父親と息子が再会し、交流を深める話。大切な時間は何にも代えがたい。臆病になってもいいんだなと思う。臆病な自分に。

    6
    投稿日: 2024.05.08
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    写真でしか見てない息子が突然家にやってきた! 初対面同士の父と息子が共に暮らして考え方や行動の成長が見られる物語。成長ってのは息子がというより、父=おっさんの方ですね^^ 美月さん、序盤に読んだ感じではあまり良いイメージは持ちませんでしたが、読み終わった後は気持ちが変わり良い人なんだって思いました。この母親にしてこの子(智くん)あり!って感じ!  ほっこりするお話しでとても良かったです(^_^)

    33
    投稿日: 2024.04.27
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     シンプルに面白かったです!ちょっと頭を休めたいときの読書にピッタリで、瀬尾まいこさんらしくところどころに、人とのつながりっていいなって感じられる要素もあり、笑える場面もあったりして…あっという間に読了しました。  主人公は小説家の加賀野清吉、籍の入っていない子供のために養育費を送金していたが、それもひと段落したある日息子(永原智)が訪ねてきて一緒に生活することになる…。仕事柄積極的に外に出なくとも何とかなっていた加賀野は、智が来てから、いい意味での新境地に立たされることになる。  智くんがまっすぐで本当にいい子なのは、母である美月さんの育て方がよかったんだろうなぁ~って、素直に思えました。なかなかできないですよねぇ…美月さんのような子育て!!それと、からあげクンには笑えました♪でも、スタバの敷居が高いのは共感できるポイントでした(^-^;  この作品の見開きの部分に 『元通りになるものなど一つもない。 しかしそれは決して不幸なことではない。』 この作品の読了後、なるほどぉ~と、妙に納得できました。

    72
    投稿日: 2024.04.25
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    25年会わなかった息子が突然訪ねて来て、しばらく一緒に住むことになり、戸惑う加賀野。 息子によって、これまで閉ざしていた世間の日常を知ることになり、少しずつ生活が彩られていく。 加賀野の自分中心の性格はともかく、 彼を取り巻く人たちが明るく魅力的で 温かい。ひとはいかに色んな人たちと日々を 紡ぐかで、日常を楽しく過ごせるのかもしれない。

    11
    投稿日: 2024.04.06
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    不器用な小説家の父と、ひょうひょうとしている息子の突然の2人暮らしが、読んでいて可愛かった。 成人するまで養育費を毎月送りお礼に送られてくる写真でしか見ていなかった息子が、ある日急に1ヶ月だけ住まわせてと来訪。初めてのからあげクンや手土産など、1人で生きていけると思っていた(思い込もうとしていた?)父親の世界が広がって、不器用ながらも近所付き合いを始めるのも、読みながら応援していた。 できた息子とその母親がいて彼は幸せだ。

    6
    投稿日: 2024.03.20
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    人と関わってこなかった主人公が、25年も会ってなかった息子によって、人と関わることができるようになる。 とても読みやすく、明るい気持ちになれる本。 私だったら美月さんみたいにできたは、分からない。てわも、こう言うふうに遠くから気にかけてくれてる人がいることは、心強く勇気がもらえることだと思う。

    1
    投稿日: 2024.03.09
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    悩んでいるのだけどどこか爽やかな感じがするのは、瀬尾さんの手腕ですよね。 智くんがとにかく素敵! ハッキリ、でも嫌味なく伝えるその言葉はハッとさせられました。 地域との関わりの良さ、人との関わりの良さ、そして心が溶けていく加賀野さんの様子と智くんの様子をテンポ良く読んでいけました。 気持ちよく最後まで読めて良かったです。

    1
    投稿日: 2024.03.04
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    主人公加賀野は、人と関わることを避け、引きこもって小説を書いている。 初めて会う25歳の息子が突然やってきて、一緒に暮らし始めることになり、いかに自分がダメな人間かを知る。 息子のことを知りたいと思い始め、周囲の人との関わりを持っていくうちに、心に変化が現れる。 ささないことでも幸せだと感じ、失うのが怖くなり臆病になる。 前半は正直退屈に感じたが、後半、加賀野のずっと封印していた感情がどんどん溢れて、人間らしい心を取り戻していく様子が、切なくてあったかくて面白かった。

    2
    投稿日: 2024.02.21
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    「何年も生きてるんだから、使わないもの要らないものも、溜まっていくよ。必要最小限で暮らすのも悪くはないけど、思いがけず誰かが来た時、何も渡せるものがないのはちょっと残念だもんね」 会ってなかった息子と父親の会話。普通のこと、言ってるだけなんだけど、なんだか心に沁みた。 自分のことだけじゃダメなんだよ、それは自然なことなんだよって言ってる気がした。 読んでる人の環境で、解釈の変わる本、でした。

    11
    投稿日: 2024.02.13
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    社会不適合者である作家が周囲の力で人間性を少し取り戻すお話。もしかしたらこの主人公のように生きていたかもしれないと思うと、今の自分は幸せだなあ、と思った。2年前にUターンで故郷に暮らすことになった者には痛感できる、コミュニティの魅力が描かれていて、そこがとても良かった。しかし、この主人公には救われれる理由はないよな!?と思ったりも。

    1
    投稿日: 2024.02.10
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    ある日、作家である加賀野の元へ、突然息子が訪れる。大学生のとき飲み会で初めてあった美月との↔️にできたしまった息子で、毎月10万円の養育費を送るだけで、初対面であった。 他人との接触や関わりは一切なかった引きこもり作家である加賀野は、徐々に息子と関係を再構築していく。 瀬尾まいこさんらしいホンワカストーリー。大好きですね。

    1
    投稿日: 2024.01.31
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    (2024/1/25読了) あまりにもありえない話。ファンタジーとかなら、ありえなくてもいいけど、日常なのでね。 25年も音沙汰なく訪ねて来た若い男を住まわせる? 18までは実家暮らしだったのに、世の中の常識を知らなさすぎじゃないか? 面白おかしく読んでいたけど、ありえなさすぎに加え、主人公に困ったことがあると、「まあぁ」で終わらせてしまうところ、なんだろう、少しもやっとして来た。 この前に読んだ短編集でも、違和感を感じていたみたいなので、今後、未読の本棚にある本を読むか迷うところ。 ブグログでは高評価の方が多いのね。。。

    4
    投稿日: 2024.01.25
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    しばらく浸っていたくなる、幸せな読後感…! 25年間会っていなかった息子が突然やってくるという、普通ならなかなか受け入れがたい設定を すんなり受け入れてしまったよ。さすが瀬尾さん。 それどころか、息子と父親のやり取りに、ニマニマしてしまったよ。 少し視点はずれるけれど、やっぱり子どもって家族を繋げてくれるね。 あとは美月がすごいね。 セカンドタイトルは「君を知る日」でいいと思う(^^)

    66
    投稿日: 2024.01.18
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    心がほっこり温かくなる作品。 そして、愉快なせりふ回し。 「絶望した青年が海のもずくに変身するファンタジーって何?」 「青年が姿を変えるのは、もずくじゃなくてもくず だ」 加賀野政吉、50歳の小説家。 25年前、行きずりの関係を持った女性に息子が生まれた。 相手の女性、永原美月はこう言う。 「子どもの誕生を喜べない人に父親になる権利はない。 顔も見せず口も出さず、お金だけ出してくれたらそれでいい」 カッコイイ! こういう潔い人に憧れるわぁ!!! 広い家でひとり、引きこもりながら仕事をする日々の加賀野。 そこへ突然、写真だけで会ったことのない息子が現れる。 「おっさん、俺のこと知ってるよね?」 バイト先が近くだから、しばらく住まわせてくれという。 智という名のその青年は、誰にでも軽やかに話かけ、 あっという間に人との距離を詰めてしまう。 智のマイペースな明るさと健全さのおかげで、 加賀野は少しずつ社会とかかわりを持つようになる。 「明日帰るからさ。おっさん、世話になったね。 しんみりしないで。元の生活に戻るだけだよ」 と、突然の智からの別れの言葉。 「いや、元に戻るわけじゃない。 君と会ったことがなかった俺と今の俺とは違う」 わお! グッとくる。 ひとつ、納得のできないツッコミどころが。 加賀野はずっとまともな食事をしないで過ごしてきた。 「サプリを飲んでるからな」と。 でも、風邪を引いたこともなく病気もなし。 それって、ありですか? ない、ない、ないでしょ。 人は食べるものでできているのです! ・・・からあげクンを買いに行きたくなった。 突然ですが、読んだ方には分かる話。 さて、後半で明かされる美月の25年間。 瀬尾まいこさんならではの 常識にとらわれない おおらかさに圧倒される。 そして、この作品の題名にもつながる 加賀野の小説の一節。 「明日がもっと素晴らしい日になることを きみは僕に教えてくれた。 今日はきっと きみを知る日になる」 なんて、さわやか! 何か新しいことを知る日が、毎日やってくる。 今日は、そして明日には、何が待っているのかな?

    43
    投稿日: 2023.12.11
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    引きこもりで20年以上も人と関わりを持たずに暮らして来た小説家、という設定に違和感を感じるも、全体に流れる心地良さとハートフルな結末にホッとしてしまう。 行きずりで出来た子供に、養育費と交換の写真だけという関係の息子が25年経って現れて一緒に暮らすことに。グイグイ来る息子に、人と関係が持てない父親とのすれ違いだったのが、徐々に二人の関係が近づいて来る。息子が仲立ちとなり、近所との関係もできて来る。これからという時に息子が家を出る。残された父親は、これまた関係を絶って来た自分の実家に行き、驚愕の出来事に遭遇する。 息子と自分が捨てたはずの母親の行為が素晴らしい。息子が突然現れた理由も明かされるが、これもまた感動的。一気に本を読んでしまった。

    66
    投稿日: 2023.11.11
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    とても素敵な作品でした。前作の「バトン…」とはまた違った家族の愛の形。実父に対して「はじめまして」で始まる関係性。25歳に育った智くんが良い子で良い子で感涙です。周りにいる店長さん、近所のおじいちゃん。助けられ支えられ、人との繋がりや大事なものに気づいていくのはジーンと沁みました。「小説より現実の方が善意に溢れている」本当に沁みました。

    3
    投稿日: 2023.10.20
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    穴があったら入りたいと思った出来事や、 意図せず起きた、取り消せるなら取り消したい事。歳を重ねるにつれ、時々その様々な感情が不意に顔を出し、振り払いながらやり過ごしてる気がします。元通りになるものなど一つもない。しかし、それは決して不幸なことではない。この言葉に今更ながら温かさを貰えました。 引きこもり作家の父と、よく出来た息子、そして母。おっさんの言動にくすっと笑えたり(正直、よくそれで小説書けるなーと思った)、息子の言葉に私まで背筋が伸びる思いがしたり。一風変わった親子の行方はわかりませんが、明るい未来を匂わせる終わり方が微笑ましかったです。 傑作とは、自分が意識して作り出すものだけでなく、自分が辿った道筋から、いつとはなしに築かれているものなのかも。 思い返してみれば、大切な人のことは、もっと知りたいと思うのが、始まりだったな。

    51
    投稿日: 2023.10.05
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    きみを知る日 あー、優しい本だった。 悲しい気持ちになるだけなんだから、病気や死なんてかかなくていいじゃん。そんなの生きてればどうしたって出くわしてしまう。架空の世界でまでそんなものに触れたくないよ このフレーズが胸をさす。

    2
    投稿日: 2023.10.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いきなり息子が・・・。しかも初対面の・・・。 という状況に、驚きも違和感もなく、ニンマリして引き込まれていったのは、 初めて読んだ瀬尾さんの作品、『そしてバトンは渡された』の底辺に流れる、人間に対する肯定感。 これがたぶん、作品単一の特長でなく、瀬尾作品を貫いているのだろう、と感じられたから。 うん。両作品とも抜群の安定感、安心感。 しかし、加賀野のような作家が、そこそこ売れて生き残る、というのは、現実にはあまりないだろうな。 面白かったけど。

    28
    投稿日: 2023.09.21
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    すっかりチーニャさんの追っかけになっちゃってますがもうウルトラ感動してしまいました。レビュー拝見したら読みたくってが止まらなかったです。 のっけから面白く引き込まれてしまい気づいたら読了してました。そして尾を引く充実感、ローソンのからあげクンが食べたくてしょうがない状態ですww そして、ゴールドブレンドに暖めたミルク入れて飲んでみたい。あと、かりんとうもw スタバの呪文のようなメニューをオーダーするのはハードル高めですけどww 引きこもり作家の父親のもとに現れた息子の智(とも)25才、なんと初対面。父親としてしたことは、ゆきずりの女に精子を提供したことと二十歳になるまで毎月10万円の養育費を振込んだことと、領収書代わりに届く智の写真をファイルするぐらい。籍も入れてないし血の繋がりだけの関係なんですよね。 とゆうか小説を書くこと以外は興味がないとゆうか他は何もできないダメ人間。 智はそんな父親を「おっさん」と呼び突然家を訪ねてきて同居するのです。そこから社会的視野が広がりキラキラしてくる作品なんですが、この息子の智がウルトラいい子で嬉しくなります。 人が喜ぶことを率先して行えるし、なんの見返りも期待しないで、ただただ人の笑顔がみたいだけとゆう単純な動機で動けるとこが素晴らしすぎ。 そんな、まっとうな人間に育て上げた母親の存在も凄いと思います。父親不在で母子ともに苦労したと思える話はサラッとしててここまでの品性を得るには、どれだけ忍耐し試練を乗り越えてきたのか読者の想像に委ねる仕掛けも素晴らしい。妹尾まいこさんの作品は「そしバト」に続いて2つ目なんですがさらに読んでみたいと思いました。 ハートフルなエンドに希望が見えるところも爽やかで素敵な作品でした。

    71
    投稿日: 2023.09.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    苦悩や悲しみを描いた暗い作品こそリアリティがあって、明るく優しいだけの物語は嘘くさい。と10代頃は思っていた気がする。 たしかにご都合主義の話や、読者を低レベルの者として扱って作られた話は、薄っぺらく感じる。読者にこう思わせたいという意図が見え見えで、今の自分でも興醒めしてしまう。 でも、いつのまにか形成された「暗いのが現実」「辛いのが真実」という思い込みは本当なのか?それ間違ってるよ!とはっきり言語化されたのは初めてだった。 「現実の世界は小説よりもずっと善意に満ちている。」と読んで、目から鱗が落ちるような新鮮さがあった。 冷静に考えたらそうだよな。暗いものが確かに存在している一方で、ちゃんと見据えてみたら明るいものだって山のようにある。消えてしまったわけでもない。 性善説と性悪説どっちを信じるにしても、人は善くあろうとする心を基本的に持っていると思う。 何を大きく見るかはたぶん自分次第なのだろうし、この話で智が見ているような世界を私も選んで生活していきたいと思った。 また、本書では、父親らしい人も母親らしい人もいないのも新しく感じた。智も生き別れの息子らしい言動はしない。でもみんなその人らしく生きていて、素敵だ。これは瀬尾まいこさんの他作品でもよく感じている。 「らしさ」とか「キャラ」って、やっぱり物語や文化などの影響なのか勝手に固定観念を作って役割を演じようとしてしまうものだけど、本当はそんなの想像上のものでしかなくて、そこにいるのはその人自身なんだよなあ。忘れがちだけど。 らしさを目指すのはきっと善くあろうとする気持ちからだろうし、理想に近づくために有効な方法でもあると思う。だけど、らしさに縛られてそこに収まりきらない自分や他者にモヤモヤしてしまうくらいなら、そんなカテゴライズは取っ払ってその人自身を見られたほうがいい。その方がみんな生きやすい。 らしさから逸脱した登場人物たちは、そりゃ辛いことだってたくさんあるけど、ちゃんと心から笑っている。あなた線から出てるよなんてお互いに言うこともない。彼らのようになれたらと思う。

    6
    投稿日: 2023.08.24
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    父親って、子供ってこうあるべきというイメージゆるやかに壊してくれる。 本書では生まれてから25年も会っていない息子と父親がひょんな事から織りなす生活の日々が綴られている。その背景だけ見ると、重苦しい過去や感情のやり取りが来るのかと思えば、主人公の父親も息子も、飄々と事実や感情を受け止めながら日常を送る。出てくる言葉の中には一見すると重苦しいものもあるのに、彼らが交わす言葉は棘がなくゆっくり心に届くのが不思議だ。 同じ設定で他の作家がストーリーや会話を書いたら、全然違うニュアンスで届いてしまうのだろう。瀬尾まいこ氏だからこそ届く言葉の魔法を、ぜひ体感していただきたいです。

    4
    投稿日: 2023.08.13
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    ◇◆━━━━━━━━━━━━ 1.感想  ━━━━━━━━━━━━◆ 面白かったです。もう、サクサク読めて、2時間かからずに読み終わりました(^^) 221ページ。 登場人物は少なくて、話しはとてもシンプルです。 父、正吉と、息子、智とのやりとりが大半な感じで、この息子である智がしっかりしているから、2人のやり取りがとても面白いです。智は、父親のことを「おっさん」と,呼びますが、我が家も「お父さん」なんて呼ばれたことないので、なんか、「おっさん」という響きが心地よかったです。 この正吉という人物が、なかなかに興味深い男で、とてもいい雰囲気を出しています。なんか、いいな〜、という感じ。近所の人たちや、バイト先の店長なんかも、とても、いいな〜、と感じる人ばかりで、とても微笑ましい気持ちになりました。 自分の価値観と異なる人たちの中にいると、ほんと、バカらしく感じることばかりですが、、、この小説を読んでいると、純粋に相手に喜んで欲しいという想いで行動できている人たちの中にいるような感覚となり、心が和む感じでした。こんな人たちと過ごしていきたいな… ◇◆━━━━━━━━━━━━ 2.あらすじ  ━━━━━━━━━━━━◆ 未婚のまま子どもを出産した妻を持つ、作家の正吉。 若くして子どもをつくったものの、一度も会うことなく、毎月10万円を送ることだけが唯一のつながりだった。 作家としては、成功を収めているが、ほぼ引きこもり状態の日々を続けて、気がつけば50歳。 そんな正吉のもとに、突然25歳の息子が訪れる。それをきっかけとして、それまで目を向けてこなかった世界が、目に映りはじめる。 ◇◆━━━━━━━━━━━━ 3.主な登場人物  ━━━━━━━━━━━━◆ 加賀野正吉 50歳、作家 永原智 25歳、176センチ、59キロ 永原美月 美人 曽村 正吉、学生時代の友人 笹野幾太郎 智のバイト先の店長、70歳超え

    88
    投稿日: 2023.07.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。 非日常な主人公の日常。人は一人で生きていけない。小説の中に心が打たれた箇所がある。 誰かと近づけば、傷つく事も傷つける事もある。自分のペースで進めないし、何気ない相手の振る舞いに不安に駆られる事もある。自分がどう思われているか気にかかり、それと同時に誰も俺なんか見ていないんだと自意識の強さに恥ずかしくなる。自分の価値がどのくらいなのか無意味なことばかり伺っては優越感や劣等感に襲われる。 一人で過ごしていればそういう醜いものすべてを切り捨てられる。ストレスも嫌らしい感情も生まれてこない心はキレイで穏やかだ。しかし、こんなふうに嬉しい気持ちになることは一人では起こらない。 気付き 誰かと関わって生きていくのは大変だ。 大変やけど、誰かと関わって生きていくから楽しくて苦しくて生きてるって思うんだ。 それを改めて気づかせてくれる暖かい物語だった。ありがとうございました。

    6
    投稿日: 2023.06.26
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    これは好きだなぁ。 現実の世界には無頓着で小説の中で生きていたような父親。なんとも魅力的な息子が、父親をぐんぐん現実世界へと引き戻していく描写に惹き込まれた。 現実で生きることの楽しさを知った父親の小説はきっと変わったんだろうな。読んでみたくなった。 人と関わらない方がストレスなく穏やかに生きられるかもしれないし、人と関わる中では人付き合いに悩ませられることもある。けれど、人と関わらなければ温かい気持ちになることはない。

    5
    投稿日: 2023.06.23
  • ゴメン、こっちでレビュー書いちゃった。

    なんか Reader アプリに無料試し読み版が入ってて、読みかけたら引き込まれてました。で、製品版を購入しようとしたんだけどちょっといい値段。amazon で見たら kindle 版はなぜかこちらの半額以下ですやん。すみません Reader 専用機はもう使わないし kindle 版を購入してしまいました。 内容は面白くてすぐに読んじゃいましたよ。ろくでもない主人公なのに展開が幸せすぎです。

    0
    投稿日: 2023.06.10
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    本屋大賞受賞作「そして、バトンは渡された」直後に発表された本作。 「そして、バトンは渡された」が娘+血の繋がっていない父の組み合わせがメインの家族形態だったのに対し、本作は「息子+血が繋がっているだけの父」の話。 姉妹作のようなものだと思った。 印税だけでそこそこ生活できる50歳の引きこもり作家、加賀野正吉の元に突如、生まれてから一度も会ったことがない25歳の息子である永原智がやってきた。 いささか強引に始まる共同生活の中で、彼らなりの親子関係を築いていく姿を描く。 瀬尾さんらしいハートフルストーリー。 加賀野がほんとにしょうもないおじさんなんだけど、智とのふれあいの中で、人と関わる大切さを知り成長していく。 おじさんの成長物語が、こんなにも美しいのは奇跡的。 ♪Not Too Late / Norah Jones(2007)

    65
    投稿日: 2023.06.06
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    美月の決断は素晴らしいなと思った。 いない方がいいと判断した父親とは距離を置きつつ、祖父母とは関わりを持ち、子の健やかな成長のために強く優しくある姿にすごいなと思うと同時に、同じ年頃の息子を持つ身としては、そんなふうには到底できないなとなんだか距離を感じてしまった。 読後感も良かったけど、それこそファンタジーだなと思ってしまった。 現実はそんな都合よく進まないでしょと、この話の中で編集者の人が言ったようなことを私自身が思っていること自体がなんだか作品とリンクしていて、おもしろい。

    2
    投稿日: 2023.05.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    kindle 版を読了。 ろくでもない主人公なのにこの展開、幸せ過ぎやん。都合よすぎるよ。美月さん女神でしょ。 引き込まれて一気に読んじゃった。面白かったです。

    2
    投稿日: 2023.05.21
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    小説家である主人公の世間とのズレが面白い。世間は善意に溢れている、という言葉が印象的だった。とても読みやすくあたたかい物語。

    5
    投稿日: 2023.05.15
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    最の高!ハッピーエンド!幸せすぎて怖い!って感じのほのぼの話。また時間置いてゆっくり読みたい。たぶん一気に読み進めちゃうけど。

    2
    投稿日: 2023.05.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公、加賀野の世間知らずさには驚いたが、智の素直さに、美月の寛大さに触れて、変わっていく様子がほっこりあったかくなった。 人を知ることの大切さを、自ら気づいたのが清々しかった。 美月は強いなー。いちばんの加賀野のファンであり、いちばんの理解者だったのだなー。

    5
    投稿日: 2023.05.06
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    ・人を喜ばすことができるかもしれない機会が目の前にあれば、やってみたくなるだろう?誕生日は割と安全に相手を愉快にできる、とっかかりやすいチャンスだから、おっさんもどんどん人の誕生日祝った方がいい。 ・自分の愚かさに気づくのは、いつも終わりを迎えてからで、そのただ中にいる時にはまるでわからない。 ・誰かと近づけば、傷つくことも傷つけてしまうこともある。自分のペースどおりに進めないし、何気ない相手のふるまいに不安に駆られることもある。自分がどう思われているのかが気にかかり、それと同時に誰も俺なんか見ていないんだと自意識の強さに恥ずかしくなる。自分の価値がどれくらいなのか無意味なことばかりうかがっては、優越感や劣等感に襲われる。 一人で過ごしていれば、そういう醜いものすべてを切り捨てられる。ストレスも嫌らしい感情も生まれない心は、きれいで穏やかだ。しかし、こんなふうにうれしい気持ちになることは、一人では起こらない。

    2
    投稿日: 2023.04.12
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    社会人の息子が、生まれて一度も会ったことがない父親に会いに来た。 どうしてだろう?と怖い想像をしながら読み進んだ。 私の心配を他所に、心が温まる話だった。人と関わるのは、気を揉むし疲れることが多いけれど、嬉しい気持ちも与えてくれるのだなぁと感じた。

    2
    投稿日: 2023.04.08
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    大切なことが詰められているような気がします。 都会でなんとなく忙しい気持ちで過ごす日々。 そんな時にも寄り添ってくる作品だと思います。 温かい気持ちになれました。

    1
    投稿日: 2023.04.08
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    2023/03/05 読了。 図書館から。 久々の瀬尾作品。 優しくてあたたかい。 智君いい子や。

    1
    投稿日: 2023.03.26
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    人との繋がりを完全にシャットアウトしていた主人公の心を徐々にひらいて行く様が呼んでいて心地よかった。家族の今後を垣間見たくなる結末でした。

    11
    投稿日: 2023.03.17
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    息子はよく出来すぎた息子。引きこもりで、外界との繋がりを遮断してきた父親の下に、ずっと離れて暮らしていた息子が転がり込んできた事で 父親が段々と人間らしさを取り戻していく様子にほっこりした。

    2
    投稿日: 2023.03.11
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    「そして、バトンは渡された」で感じた心地良さを本作でも味わえた。 主人公は引きこもり作家の加賀野正吉。 殆ど家の中で過ごし親とも疎遠、近所付き合いもしない加賀野の前に現れたのは生まれてから初めて会う25歳の息子・智。 そんな二人が同居する事になる。 主人公の加賀野の不器用を通り越したポンコツぶりに呆れる。 対して智の裏表のない健やかさが気持ち良い。 共に暮らす事で一人を良しとしていた加賀野の気持ちに少しづつ変化が訪れる様子が微笑ましい。 過去は修正不可能だけど未来は自分次第で変える事が出来るはず! 希望に満ちた優しい物語。

    2
    投稿日: 2023.02.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小説家として家に籠り、他人との接点もなく、そのことに不満も不足も感じていなかった主人公。 彼の家に突然やってくるのが、25年前に生まれた、写真でしか見たことのない息子の智、智は瀬尾さん小説らしい、心根の明るい、細かいことを気にしない、さっぱりとした性格の好青年。 智が父に代わって近所の人たちと交流を深め、それに父も巻き込まれ、他人と関わることの幸せを知るという話。 小説家の父親は周りを遮断して自分だけの心地よい空間を築き上げており、一方未婚の母の美月は智を育てる幸せの中で人格者となっており、智も良い子に育っていた。 ひきこもりの良さもあるかもしれないけど、人間の幸せってやっぱり他人と関わることじゃないですかね?と諭してくるような本でした。 ストーリーは、さしたる波乱はなく、智がもたらした新しい日常と、その時の父の心情が淡々と描かれる感じでした。

    2
    投稿日: 2023.01.11
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    すごく読みやすくて一気読み。 親父も息子も、なんなら周りの人たちも母親も、 全員極端な描写が混じっていて、 ツッコミどころ満載でありつつも、ほっこり。 「傑作はまだ」 というタイトルのネーミングセンスが好きです。

    5
    投稿日: 2023.01.09
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    前半は、おっさんの加賀野正吉と、突然やってきた息子の永野智の、両極端な人間像にうまく入り込めなくて戸惑ったが、読み進めるうちに段々と面白くなってきた。 智のコミュニケーション能力は出来すぎな程で、加賀野の心が動き出すのも当然だと思う。こんな息子と暮らしたら、もう元の生活には戻れないだろう。 瀬尾さんらしい、温かな優しい再生の物語。

    7
    投稿日: 2023.01.08
  • ホッとする作品

    代表作の「そして、バトンは渡された」とやや似た親子関係の父と息子の物語である。この作家らしい軽妙な語り口でどんどん話が進んでゆく。途中でいくらか考えさせられる場面が出てくるが、基本的には人の優しさ、善良さを信じる 姿勢に変わりはない。やや食い足りないところはあるがホッとする作品である。

    1
    投稿日: 2022.12.30
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    良質な家族の物語でした。もうちょっと続きが読みたいということで星は4つにしました。人の人生そのものが傑作なのかもしれませんね。

    2
    投稿日: 2022.12.28
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    「そして、バトンは渡された」を読んでから続けて読んだ本。 最初から最後まで殆どが、主人公の加賀野さんと智の会話だった。 そして、バトンは渡されたの時も感じたちょっとあり得ないでしょうという設定で違和感がずっと心の中にあったけれど、加賀野さんと智の過ごす日々、会話が好きだった。クスっと笑ってしまう。加賀野さんが可愛いく感じた。実は、素直で可愛い。加賀野さんが書いている小説のような暗い結末にならなくて良かったな、幸せと感じていて良かったなと思った。心が温まる小説だった。

    2
    投稿日: 2022.12.10
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    瀬尾さんのおはなしは優しくて読みやすい。迷惑だなと思う若者の行動が今時の親切さであること。誕生日の価値観。はじめて対面する実の息子とゆきずりの女の実態。読み終わってとあるコンビニのとあれをはじめて食べました。

    2
    投稿日: 2022.12.03
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    ゆきずり(言い方・・)で生まれ25年間会ったことがなかった息子が、小説書きで引きこもっている父の元に1ヶ月住む。まったく知らないのにあっけらかんとする息子によって、近所と関わりを持ち、人に触れ、自分の考え至らぬところに気付き改めていく日々。ほのぼのしつつ、どこか幸せになっていく不安や怖さはコロナ禍を通してきたからか、なんとなくわかる。暗い小説書きの明るい未来。 343冊目読了。

    4
    投稿日: 2022.11.26
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    瀬尾さんの本に出てくる人たちは気持ちよくさばさばしてて でも根底にはたしかな暖かさがあって ちょうど悩み相談をしたら笑いながらなんやかんや最後まで聞いてくれる友達みたいで それが好き

    1
    投稿日: 2022.10.31
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    都合よく主人公を助けてくれる人物は、主人公のために作られた人物だ。 だから主人公にどこまでも優しくしてくれる。 そこは主人公のために作られた世界。 ある程度本を読み慣れると、そのような優しさを醜く感じ、深くて暗い内面世界へと耽溺するようになる。 そのような暗さこそが本当の小説だと、自分に言い聞かせてしまう。 どちらでもないのだろう。 明るい話も暗い話も、同様に人を刺激する。 小説に正解はなくて、正解を気にする人がいるだけなのだろう。 前を向くことは本当に簡単なことだ。 その簡単なことがどうしてもできない人がいる。主人公だ。 その主人公に手を差し伸べてくれる青年は、優しく気高く、そうでありながら、決して醜くは感じない。 幸福に戸惑う主人公もまた人間らしく、愛おしい。 読み終えたら少しだけ人に優しくなれる小説でした。

    1
    投稿日: 2022.10.27
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    ときどき読む瀬尾まいこさん。 最初、主人公が男性なのがなんとなく違和感だったけど、読み進めるうちに気にならなくなる。 すらすら読めます。 読みやすさと続きがきになるのとの両方で。 いろんなことが良いお話でした。 ぜひ。

    5
    投稿日: 2022.10.19
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    設定が少々不思議だが中身はくだらなくてつい声に出して笑ってしまう場面がいくつかあった。 とても読みやすい。

    2
    投稿日: 2022.10.16
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    今回も、やっぱり温かいお話でした。 ちょっと疲れた時に手に取りたくなる瀬尾まいこさん。読後はほっこり穏やかな気持ちになれました。 人と関わるのは傷つくこともあるし、億劫だし、嫌な思いもするけど、人の手が助けになる事もある。 このお話の中で智君の話した内容が、瀬尾まいこさんの思いなのかなーって勝手に解釈しました。 そうか、だから優しい人しか出てこないのかって。

    45
    投稿日: 2022.10.10
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    相変わらず人物設定が素晴らしい。何年間も会わなかった親子の話はよくあるが、ちょっとした設定のひねり方が物語をかなり面白くしている。ラストは出来すぎた話かもしれませんが、清々しい気持ちにこの上なくなれるのはとても良かった。

    14
    投稿日: 2022.10.04
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    そんな優しく、デキた嫁にはなれないわぁ、 とは思うものの ほんわか優しい内容です。 文章量も少なく、深く考えることもないのでサクッと読めます。

    4
    投稿日: 2022.09.27
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    本屋大賞受賞作『そして、バトンは渡された』は、血のつながらない父娘が描かれていましたが、本作『傑作はまだ』は血がつながっているだけの父と息子の物語。 主人公は”引きこもりの作家”。 彼のもとに、これまで一度も会ったことのない息子、智(とも)・25歳が突然訪ねてくる。 「実の父親に言うのはおかしいけど、やっぱりはじめましてで、いいんだよね?」 突然始まった父と息子の同居生活。 この本の前に読んだのが『もうわかれていもいいですか』 ”家族なのに家族とは言えない”、そんな家族の物語で、ちょっと苦しかった… 『傑作はまだ』では、智の出現によって、主人公と同じように私の心の中にも智がどんどん入ってきて、幸せな気持ちに。 とても良い本でした。

    10
    投稿日: 2022.09.03
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    小説は作り話。と、言ってしまえば身も蓋もないが。本作では主人公は小説家。小説家ってこんな人がいるものなのか?と思ってしまうのは自分に知識が無いだけなんだろうか? 気になり出すと、あちこち気になるが、話は面白い。何やら凄く都合よく展開するなぁ…と感じてしまった分だけ少しマイナス。

    3
    投稿日: 2022.09.01
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    息子、なんてポジティブシンキングなんだ! 主人公、なんて他人に興味をもたないんだ! まぁ私も主人公寄りかなぁ? 美月がこんなにステキな男子を育て上げるってそれこそスゴイ。

    1
    投稿日: 2022.08.29