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Unnamed Memory I 青き月の魔女と呪われし王
Unnamed Memory I 青き月の魔女と呪われし王
古宮九時、chibi/KADOKAWA
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総合評価

11件)
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    一人で登り切った塔に。 呪いを解くために必要なことだったとはいえ、パーティも組まずにやってくるなんて想像もしなかっただろう。 一番は彼女が妻になることだが、ここまで断固拒否されていたら先が思いやられるな。

    0
    投稿日: 2025.09.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    著者初読。KU。 古宮九時著『Unnamed Memory 1』は、単なるライトノベルの枠を超えた、壮大かつ繊細な叙事詩のような読後感を与えてくれる作品である。王子オスカーと大魔女ティナーシャという、対照的でありながらも互いを映し合う存在が織り成す物語は、古典的ファンタジーの重厚さを湛えつつ、現代的な感覚で描かれている。そのため読者は懐かしさと新鮮さの双方を同時に味わうことができる。 特筆すべきは、ティナーシャというキャラクターの存在感だ。永い時を生きる魔女である彼女の背後には、語られぬ過去と深い孤独が漂うが、それを軽やかに覆い隠すような強さと知性がある。その姿に触れるたび、読者は彼女が纏う静謐さの奥に潜む情熱と悲哀を感じ取らずにはいられない。一方のオスカーは、若き王子としての矜持と宿命を背負いながらも、彼女に真摯に向き合おうとする。その姿勢は、彼の内に秘められた気高さと不器用な誠実さを鮮やかに映し出している。 また、物語の構成は300ページを超える大作でありながら、流麗で無駄がない。章ごとに展開されるエピソードは短編的な快適さを持ちながらも、全体として大きな物語を形作っていく。結果として読者は、積み重ねられる一幕一幕に没入しつつ、やがて訪れる壮大な物語の胎動を確かに感じ取ることができる。 『Unnamed Memory 1』は、愛と宿命、過去と未来、孤独と絆といった普遍的なテーマを、圧倒的な想像力と格調高い筆致で描き出す作品である。読み終えた後に残るのは、ただの面白さではなく、胸の奥に深く沈む重みと温もりであり、それこそが本作の最大の魅力といえるだろう。

    0
    投稿日: 2025.09.10
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    とても面白く、何故有名か納得した。これが本格派のファンタジーかと読みながら戦慄を覚えた。ミステリー要素があるのも新鮮。

    0
    投稿日: 2025.07.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この、しっとりとした関係性の変化たまんねぇな。終盤の言動と裏腹に行動がクッソ甘えてるティナーシャ最高すぎる。 主人公?というより、ヒーロー役のオスカーが感情を隠そうともせず堂々としているのが気持ちよいよね。

    0
    投稿日: 2025.03.04
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    Audibleにて。 私にはラノベ的恋愛ファンタジーは合わないということがわかりました。 歳だな〜。

    0
    投稿日: 2023.07.04
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    ちょっと展開が急すぎるところはあるけれど、キャラクターは総じて魅力的で作り込まれているし、描写も丁寧で動きのあるシーンでもわかりやすい。安心して読める作品。 キャラクターの絡ませ方的に、巻数を重ねる中でマンネリ化しないかちょっと不安ではある。

    0
    投稿日: 2023.04.29
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    予備知識ゼロで読んだので冒険物なのかなと思ってたけど城を拠点に話が進んでてなるほどだった 最初から重要な話でスタートしてるのに殺人事件で城周りのキャラクターや魔女がどのくらいすごいのかもわかってキャッチー 他の魔女たちの話も序盤で出てきて登場が楽しみ オスカーとティナーシャ、かけあいが楽しいのだけどオスカーが勝手に髪の毛触ったり体触ったりしまくっててウ~ンてなってしまった 魔女だから生きてる年数違うし戦友の曾孫さんだから気にしてないのかなーと考えたが普通の女子ならだいぶイヤかもしれないぞ

    0
    投稿日: 2021.11.13
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    チート的に強い、でも子ども作れない呪いを受けたた王子が、登れたら望みを叶えてくれる魔女の塔に挑み、登りきって、望みとして、一年魔女を自分の城に連れて帰る。二人チートで国の色んな問題や自分の呪いの謎を解いていく話。魔女は五人いるので、厄介な魔女がかけた呪いを王子は受けている。 話の筋は面白いが、キャラのたたせ方とか、会話とかが固い印象で惜しい本だった。でも、二人とこの世界がどうなるのか興味あるので、続き読むかなという感じ。

    0
    投稿日: 2020.09.23
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    とても面白かった!!確かに後悔しません。カテゴリーはラノベですが、これがラノベならハリーも指輪もラノベでいいかと思う。まあ、確かに指輪は言い過ぎですが、ジャンル的にかなり王道のファンタジー。子孫を残せない呪いをかけられた王子が、呪いを解くために大陸最強と言われる”青き月の魔女”の塔に挑み、そのまま青き月の魔女に惚れる。あちこちと荒さは目につくが、設定とキャラクターがとても良い。多分ラノベを読まない人はラノベだと思わないようなタイプだと思う。そこそこな重厚感というか。戦闘シーンがもうすこし欲しいかな(主観)、とはいえ、バランスはとても良い。次巻が非常に楽しみ。

    4
    投稿日: 2020.09.05
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    魔法とそれを使う魔法士が当たり前のものとして存在する世界。大陸では、永い時を生き強大な力を操る五人の魔女が存在し、人々に畏れられていた。幼い時に魔女の一人によって、子が為せない呪詛をかけられた王太子オスカーは、20歳になった時、最強の魔女と呼ばれるティナーシャの元に解呪を願いに訪れる。それを切っ掛けに彼女を守護者として連れ帰ったオスカーは、契約が切れるまでの1年間、ティナーシャの過去に関わる因縁に、そしてもっと大きな運命に巻き込まれて行くこととなる。 ラノベ界隈で絶賛されていたので是非とも読まねば!と手に取りました。うーんちょっと期待しすぎたかも。面白くないわけじゃない。スケールは大きいし展開も早くて読みやすいけど、大事なところが全部魔法の描写になってしまうからあっけなく感じる、のかな?ティナーシャのいいところもオスカーの目を通じて多々描かれるけど、どっちつかず(オスカーの優しさを受け入れるか、完全に拒絶するか)の態度にもやっとすることもあり感情移入しきれなかった。ただ、序盤でありこれから盛り上がってくるんじゃないかなと思っているので続編に期待です。魔女の成長すごいな。

    0
    投稿日: 2020.06.16
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    ティナーシャ・オスカー両名の掛け合いだけで既に楽しい。 テンポや押し引きが絶妙で、かつ関係が進んでいるのが分かる。 かといって、ツーと言えばカーみたいな どっしりとした風はなく、ちゃんと会話のスリルみたいなものもある。 続巻でこの二人がどうなるのか、とても気になります。

    0
    投稿日: 2019.12.11