
総合評価
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powered by ブクログ人は無くなってからそれは大事だった、もっと話しとけば良かったと後悔する 無機物である鉱石が石精となって話してくれる おじいちゃんの鉱石達に新たに光が当たっていく 樹が石精である雫やおじいちゃんの仲間の律に鉱石について教えてもらったり学んだり 鉱石って奥が深い
4投稿日: 2024.07.31
powered by ブクログ「水晶庭園の少年たち」 著者 蒼月海里(あおつきかいり) 祖父の達喜(たつき)と愛犬のメノウを亡くして、気持ちが沈んでいた中学生の樹(いつき)。 祖父の鉱物コレクションのある土蔵に入ると、共鳴する様に、不思議な懐かしさや安堵感を感じる少年、雫(しずく)が現れます。 樹が雫から、祖父の鉱物の説明を受ける描写がとても興味深いです。鉱物の持つ、美しい雰囲気や立体的な形状の表現、その様々な特徴に、自然に魅力的な鉱物の世界に惹き込まれていきます。 ー『鉱物はただの物じゃない。大地の恵みであり、地球の欠片なんだー。その断片を記録し、保存して、後世に伝えるー。』記録のない産地不明の鉱物は、元の場所へ帰ることができなくなるー。 雫と出会ってから、樹の周りで不思議な現象が起こり始めます。今まで見えなかった世界が見えるようになり、友を通して鉱物と共鳴した者の前に現れる石精(いしせい)ー石に宿る精霊ーたちとの出会いもあります。物語に徐々に幻想的な世界が広がっていきます。 そんな中、ハプニングが。祖父の遺品整理中に、手違いで大切な日本式双晶が手放されてしまいます。雫の正体に気付き始めていた樹は、直ぐに達喜の鉱物仲間だった律くんと一緒に取り戻しに向かいますー。(ネタバレになるので、結末は控えます。笑) 祖父の後悔となった産地不明の水晶に宿る精霊と樹の物語の始まりですね。 鉱物の魅力に包まれるファンタジーの第1巻になります。全5巻刊行済み。続きが楽しみです(*´∀`*)
25投稿日: 2024.07.07
powered by ブクログ鉱物について結構詳しく書かれている。 知らなかったことが多くて面白い。 繊細な鉱物を優しく触る時みたいに、柔らかい気持ちになれて、お守りに護られてるような暖かみを感じられる話。 ミネラルショーに行ってみたくなった! 追記: 「砂漠の薔薇」の話が好きで、ついに砂漠の薔薇を手に入れた!とっても素敵!
1投稿日: 2024.01.22
powered by ブクログ鉱物に関して初めて知ることばかりで面白かった。 上手い具合に人の心と交わりあってなお良かった。 愛犬メノウの名前の理由もまた良い。 砂漠の薔薇を調べてみたんですけど凄いですね。思ったよりは全体的に丸かったけど。
0投稿日: 2023.10.15
powered by ブクログ愛犬『メノウ』を亡くしてからふさぎ込んで中学校を休んでいる『樹』。祖父の生前のコレクションである鉱物が収められている土蔵の戸が開いているのを見て入ってみると、とても綺麗で不思議な雰囲気の少年がいた。『雫』と名乗った少年と話しをするうちに、樹はだんだんと鉱物に興味を持ち始める。 喪失感に苛まれる少年が、石に宿る精霊と心を通わせるうちに元気を取り戻していく話。鉱物への興味が深まっていくとともに、人との繋がりも広がっていくのがいい。 それにしても鉱石って、なぜだかそそられるものがあるよね。不思議で美しくって怪し気で。鉱物は産地が大事だというのは初めて知りました。他の場所に安易に移動してはいけないことも。
0投稿日: 2023.10.13
powered by ブクログ・秋田犬のメノウがあの世に旅立ち、立ち直れないでいた。メノウの気配を感じて入った土蔵の中で、祖父の石のコレクションと雫と名乗る少年に出会い、“日本式双晶”の産地を探ることになる 「瑪瑙の喪失」 祖父の知り合いだという律さんに祖父のコレクションを受け継いでもらうのか 律さんと雫に石のことを教えてもらう 「薔薇の誘い」 ミネラルショーにて。いろんな石と出会う。 ともだちのための失恋に利くパワーストーンはあるかな? 「水晶の絆」 橄欖石は地球の心臓からやって来た石 〇地学を学んでいるときに紹介したい 〇石精 〇採取場所、日時、大事
11投稿日: 2023.04.05
powered by ブクログいい作品だとは思うけど、少しいい人すぎる、というか、私には平和すぎる、といった所感。 小中学生が読むのに良さそうな作品 2023.3.25 47
2投稿日: 2023.03.25
powered by ブクログ図書館で。 色々な鉱物が出てきてなかなか面白い。 産地をしっかり明記していないと、標本にならないってのは知りませんでした。でもそのあたり偽造されたらどうするんだろう。鑑定書とかあるのかなぁ? 柴犬の琥珀とかかわいいなぁ。ちょっとほしいかも。 そういえばウチで飼っていた犬は背中が黒いからオニキスって名前を母が付けたな、なんて思い出しました。
1投稿日: 2022.06.14
powered by ブクログ鉱物は大地の恵みであり、地球の欠片──悠久の時をかたちに閉じ込めたような鉱物たちには、<石精>が宿っている。 少年と鉱物の出会いが織りなすハートフルなファンタジーです。 読み口はライトですが、本格的な鉱物蘊蓄は勉強になりました。
1投稿日: 2022.01.18
powered by ブクログ2021/10/31 愛犬を亡くして途方に暮れていた時、ふと扉が開いている自宅の土蔵に入ると祖父の集めていた鉱物がたくさん目に入る。さらに土蔵の中で出会った雫という謎の人とともに、色々な石にまつわるファンタジー的な世界に引き込まれていくお話。 鉱物が好きなので、そのモチーフがたくさん出てくる小説として読んでみました。鉱物に関する専門的な用語が結構出てくるので、どんな石なのか気になる人は図鑑などが手元にあるとイメージがつきやすいのかなと思います。 個人的にはファンタジー要素にかなり振っている話のように感じたので、リラックスしたい時に読むのがオススメなのではないかと思います。
1投稿日: 2021.11.02
powered by ブクログ幼いころからいつも一緒だった愛犬を亡くし、ショックで学校を休んだ中学生の樹は、庭の土蔵の扉が開いているのを見て足を踏み入れた。そこは亡くなった祖父が大切にしていた鉱物コレクションがしまわれていて、入ってはいけないと言われていた場所だった。キラキラと輝く石に魅入られていると同じくらいの年齢の見知らぬ綺麗な男の子が現れて・・・。樹と一緒に鉱物の魅力に引き込まれる一冊。鉱物図鑑と一緒にどうぞ。
1投稿日: 2021.02.16
powered by ブクログ祖父を亡くし、愛犬も逝ってしまった樹君。悲しみの中で出会ったのは祖父の鉱物コレクションと不思議な少年。 石…玉砂利と石庭、2~3個持ってるはずの宝石くらいのお付き合いしかない。石の写真をググりながら読んでいく。 ふ~ん、石の世界も面白い気がしてきた。
1投稿日: 2020.12.24
powered by ブクログ亡き祖父の鉱石コレクションの詰まった土蔵で出会ったのは、「石精」と名乗る少年で… 気弱な中学生・樹と、水晶の石精・雫の鉱物ファンタジー 樹の成長と、鉱石をめぐるストーリーが描かれる
1投稿日: 2020.09.16
powered by ブクログ世界の一部の喪失の哀しみを乗り越える少年の成長物語。 鉱石の静謐な雰囲気が作品全体を美しく潤わせている。無理に何事も解決させようとしないところがいい。
0投稿日: 2020.08.16
powered by ブクログ「鉱物」も「少年」も好きなのだけれど…。 下手な文章ではない、と思う。ただ、これくらいの文章を書ける人は、ごまんといる。鉱物に関する蘊蓄は興味深いけれども、小説としてはどうだろうか。小説に、芸術作品である小説と芸術作品ではない小説があるとしたら、これは芸術作品ではない小説に分類されるだろう。 好きな題材だっただけに、残念な仕上がりだった。
1投稿日: 2020.04.24
powered by ブクログ「瑪瑙の喪失」 愛犬の名前に込められた意味。 大切な家族が亡くなった時ほど、心の整理をするのが難しい事はないだろうけど少しでも前を向けて良かった。 普段傍にいた人や少しでも何か知っている人が消えた時の、胸のぽっかり感は凄いからな…。 「薔薇の誘い」 彼の心に惹かれ現れたのは。 自分一人では無く、二人揃ってあんな世界に来てしまったからこそ現実として受け入れる事が出来たのだろうけど中々信じ難い体験だよな。 失恋にきくパワーストーンと呼ばれる石もあるかもしれないが、それよりも彼を元気にしてくれそうだな。 「水晶の絆」 無知ゆえに買い取られたのは。 何も知らないのであれば手を出さないが一番な気がするし、彼が頼んだという骨董屋はどう考えても素人相手に安く品を仕入れた感じがするな。 彼のおかげで再び再開する事が出来た二人だが、今まで見えなかった彼が姿を現した時は驚いたろうな。
1投稿日: 2019.09.18
powered by ブクログ図鑑の解説文をそのまま台詞にしているような、かたい文章 鉱石の産地にこだわる理由がいまいち納得できず 入り込めなかった
0投稿日: 2019.06.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
それぞれの鉱物キャラクターが優しくて暖かな雰囲気を持ち勇気付けてくれる…。 優しいタッチで鉱物の特徴を解説してくれていたので、全くわからないわたしでもすんなり物語に入り込めて良かった。
0投稿日: 2019.02.16
powered by ブクログ美しくも優しい物語でした。 祖父を亡くし、愛犬を亡くした樹は失意の中、祖父のコレクションを集めた土倉で不思議な少年と出会う。 祖父の遺したのは鉱物コレクションで、樹は次第にその魅力に惹かれていく。 樹と不思議な少年・雫を取り巻く鉱物に関わるオムニバス。 作者は鉱物が好きで堪らないんだろうなというのが伝わってきます。 是非シリーズ化してほしい。
0投稿日: 2018.12.07
powered by ブクログ愛犬の喪失を抱えた樹と謎の美青年の雫が鉱物の話を通じて交流を深めていく微笑ましさ・・ でもちょっとマニアックな世界。 突然擬人化した石精と呼ばれる石の精霊やあっさり受け入れてしまう登場人物達、石精達がみせるファンタジックな世界にポカンとするも、砂漠や青い水の中、緑のマントルの世界、水晶の世界・・彼らが生まれた地に惹きこまれる 律さん、石精見え出しちゃったら鉱物愛好に更に拍車がかかりそう
0投稿日: 2018.12.06
