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私たちにはことばが必要だ
私たちにはことばが必要だ
イ・ミンギョン、すんみ、小山内園子/タバブックス
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総合評価

76件)
4.3
31
21
7
2
0
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    小・中学生の時にこの本に出会っていればよかった。 いろんな差別、刷り込み、嫌がらせから身を守れたし、怖いおもいをしなくてよかったと思う。 護身術ならぬ、護心術としてこの本を所持しておくこともよいと思う。 女性嫌悪という考え、言葉さえしらなかったので、その言葉があることで自分の経験が無かったことにされない安心感を持つことができた。言葉にする。態度で示す。屈しない。って、大事だ。

    0
    投稿日: 2026.01.16
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    性差別・性暴力を受けたことがある人なら味わざるをえないこの社会、そしてのうのうと生きる人間に対する絶望感、疎外感。そんな気持ちを自分の内に閉じ込めていた人は、この本を読んだら、きっと、性差別・性暴力に対して、いい意味でイライラして殴りたくなるほどの力が湧いてくるのを感じるだろう。 どうしたら次は戦えるか。というかそもそも、セクシストを相手にする必要なんてない。話す時間がもったいない。自分が大事。幸せに生きなければ。そう思わせてくれる本。一家に一冊。

    6
    投稿日: 2025.08.28
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    ずっと読めてなかった本をようやく。 韓国だからなのか、発売された頃の空気なのか、それとも私が比較的恵まれた環境にいるからなのか、詳しくないので分からないが、セクシストとフェミニストが対立している構図が、今、女性である私自身が感じているものより酷く思った。 少し時間が経って、良い方向に向かっているのだと思いたいけれど、決して女性嫌悪がなくなったわけではない。未だに、この本に書かれているような言葉を投げかけられることはある。 その時に私は、性別による不平等はあるし、なくなるべきだというスタンスでやってきたし、これからもそうでいたい。だけど、話すかどうかは自分で選んでいい、話さない選択肢もとっていいということ、話す時のヒントを得られてよかった。

    5
    投稿日: 2025.07.13
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    実践編は痛快だけど、コレ実践したら男性とは断絶してしまうね。でもこれくらい言わないと気づかないのかもね。

    1
    投稿日: 2025.03.29
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    中年の男性が多い職場でモヤモヤすることが増えて買った本。 答えない選択肢があるということを意識するだけでもだいぶ救われた。 小さいことでも声をあげていいと思う。 当たり前に麻痺したくない。

    2
    投稿日: 2024.06.27
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    高校の時に読もうとしたときには、差別の構造も知らなかったし筆者の主張が強すぎる・偏っていると感じて途中で読むのをやめた。だが今回読んでいると納得する部分が多くて、そこに対する共感は女性差別だけでなく他の差別・抑圧の事例に触れたからなのか。 女性差別だけでなく、様々な場合において適応できる会話法だと感じ、参考になる部分が多かった。 人と話している中で、相手の意図がはっきり見えなくて、それにより知らないうちに自分の心が疲弊している場合がある。そういうことを防ぐための解決にもこの本は役立つ。 自分が弱い立場にいる場合に他の人とどう話すか、という視点で書かれていて、もちろんその面で勉強になる部分も多かったが、同時に、自分が弱い立場にいる人と話す際にどういったことに気を付けるべきか、本を読む前よりも見えるようになった。

    11
    投稿日: 2024.02.03
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    韓国のフェミニズムの本。 友達が卒論書く時に読んでて、気になってたから読んだけど、 学校で学んでたことが事細かに書かれてて、 最近女性軽視発言を気にしなくなってた自分がいることに気づいてた。 人間って最初は疑問に思っても、あまりにもその状態が続くと麻痺して何も感じなくなるんだよな。 私は私らしく、違和感を得た時は声を上げなきゃ。

    3
    投稿日: 2023.11.16
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    2023.11.2 韓国は徴兵制があるからこそ、フェミニズムが盛んなのかも…と思った。 そして、それゆえに、女性の生きづらさが助長されてるのかな。 でも、文中にあるように 家父長制+男性の不満=男女平等 なんていう式は絶対成り立たない

    1
    投稿日: 2023.11.02
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    著者の書き方が優しくて胸が張り裂けそうな想いで読みました。女性やその他のマイノリティの属性がある方には共感できることが多いと思います。 委員長は男、副委員長は女 と決められている時代に生まれたので、これは当たり前と思って生きて知らないうちに諦めていたんだなと気付きました。 なんか失礼だけど指摘するほどでもないかとうんざりしていたことがハッキリする本です。たぶんこの文章をキツいと思う人はまだ時代に取り残されていますね…… 全ての女性のためにももう少しだけ強気で生きていこうかなと思います。優しい人だけ大事にしろよな!!!!!!!!!!! 心が強くなりますし、お薦めですよ フェミニズム初心者は読むべし

    7
    投稿日: 2023.10.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    すごく、よかった この本の良さをいろんなフェミニズムアカウントやそれこそ別のフェミニズム本の中で見ていて、何回か借りてもいたのに自分の中でのタイミングが合わずに(今回も途中まで読んで期限切れで1度返してまた借り直してやっと読み切れた)いた本 これは、絶対手に入れたいと思った。 どこがよかったなんて、本当に文面を上げていられないほど。 繰り返し繰り返し大切なことが重ねられていた。身体と心に染み渡った。 相手は私と「会話」をする気が本当にあるのか、 相手が立っている立場はどういったものか、そこに自覚はどの程度あるのか、 会話をする気や立場への自覚があったとしてあなたはどうしたいのか、 自分が質問や相手の回答への評価をする側になること… 私もなかなかあまり普段出会うことのない「フェミニズムに興味を(一見すると)持っている(風な)人」との会話の機会があると、変に失敗を恐れたり、このチャンスを逃さないようにしないとと気負ったり、あれもこれも伝えないとと焦ったりしていたけど、そもそもそれって変だよね、という新鮮な視点をもらえた。 いろんな場面でさまざまな言葉にハッとさせられたり背中を押してもらったり、学びを得たりしたけれど、特に、結びの言葉にあった作者の気持ちの変化には打たれた。 「図々しく本を書いた理由は、自分の心の声が信じられるようになったからでした。私はずっと、自分の心の声に確信が持て、確実になる瞬間を待っていた気がします。そういう日が来たら、私も声を上げようと。でも、事件のことを考えているうちにこう思うようになりました。だいぶ前から、私の声は自分が思う以上に信じられるものだったんじゃないか。自分の声しか信じられないときもあったじゃないか。だったらもっと、自分の声を信じてやればいいじゃないか、と。」 私も、そうだった気がする。どこかもやもやするけれど、自分だけなのかもしれない。私が見えてる世界が、どこか歪んでいるのかもしれない。 だけど違った。歪んでいるのが世界のあちこちで、その歪みにもっと早くから気づいて、声をあげてくれている人たちが世界中にいた。 私は、私たちは、本来何をどのくらいどのように話すのか、だけでなく、そもそも話すのか話さないのか、という選択肢すら多くの場合で、持ち得なかったりする。 そのことに気づいて、愕然としたり、呆然としたりもしたけれど、気づいたから、気づかせてもらったから、もう戻らない。 私は私が話したいと思った相手とのみ、私の内側の話をする。そしてその内容に、相手の評価は受けたりしない。 まずは、ここから。 フェミニズムありがとう。 いつも勇気をくれて。 本当に出会えてよかった。

    1
    投稿日: 2023.05.27
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    フェミニズムについて書かれた本で、わたしが最初に手にした一冊。出会えてよかった。 傷付いては笑ってごまかしてきた日々に塗りこむ軟膏のようでもあり、ワクチンのようでもある。自分を守るための「ことば」たち。

    2
    投稿日: 2023.02.10
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    本書を読んだら、話が噛み合わない男友達との会話が、掲載されているセクシストとの会話例にそのまま当てはまり、ショックだった。 ここに書かれているような返しを咄嗟にできなかったことは悔やまれるが、話を中断するという選択をとらざるを得なかった過去を自分の中で少し許せた気がした。 女性差別的振る舞いを正す責任は、そもそも女性ではなく、真摯に学ぼうとしない男性本人にある。

    3
    投稿日: 2023.01.16
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    すべてを丁寧に、わかるように、わかってもらえるように、優しく、説明してあげる必要はない。 相手に知ろうとする気がないからそもそも噛み合わないのだ。 当たり前と言えば当たり前なことを気づかせてもらい、なんだかラクになった。

    3
    投稿日: 2023.01.09
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    セクシスト的な人への対応の仕方マニュアル。 男性に対して丁寧に説明する中で古傷に塩が塗り込まれるような感覚になるから、一般の女性が、「それについては話したくない」という選択肢を当然持っていることに光を当てたのはよいと思う。 もし本当に社会を変えていくなら、女性全員がこの語り口でバサバサ斬っていくのはあまり得策ではない気がした。一般女性はこの書にあるような言葉で心身を守りつつ、活動家たちが男性やセクシスト向けに丁寧に説明していくことは必要だと思う。対立を深めるのではなくて、権力者側にいる男性の中に味方を作っていくことこそが社会を変える元になると思うので、その努力は必要。女の言うことは聞かなくても、同じ男から言われたら説得力も増す。 毅然とした態度を取ることと喧嘩腰になることは違う。私たちにはことばが必要、で、そのことばは平等と平和の礎になるべきものだ。その場で身を守るためのことばはこの本にたくさんあるが、本当に良い社会を築くためのことば、対話することばは別にある気がする。 ルサンチマン感が強い。

    3
    投稿日: 2022.08.20
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    フェミニストを自称する人でも、そうでない人でも、一読して欲しい。 特に女性は、セクハラや痴漢について男性と会話する時の"噛み合っていない感覚"や"何となく不快に感じる"理由をこの本から見つけられると思う。 説明が不十分だったからでも不出来だったからでもなく、そもそも相手に理解する気がなかったのかもしれない。 そう思えるだけど救われる過去の自分が沢山いた。

    1
    投稿日: 2022.08.12
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    まず、議論することはしてもしなくても良い、私が説明したくないと思ったらしなくても良いと書いてあって、楽になった。理解できない人には一生理解できないのだから、私がわざわざ説明してあげることもないか、と思った。攻撃された時に返せるような言葉をいくつかもっておきたいとも思う。 本当に私たちには言葉が必要だ。言葉があるのに何で建設的に議論ができないんだろう。

    1
    投稿日: 2022.07.26
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    男性である自分が読んだ感想です。 まず、女性が声を上げることに対する反発に対する作者の大きな怒りを感じ、男性側が内容についてとやかく言ってはいけないとまず感じました。 文中に何度も出てくる、女性の話を遮り差別をなくす男性像は生々しく、自分も同じことをやっていたなと反省しかありません。 「なにが差別なのかは自分で決める」、「差別される側の経験を否定されると差別がなかったことにされる」といった言葉は重く、それを受けて自分を含めた男性側が変わらなければ社会が変わっていかないと感じました。 そう思った男性に対する処方箋も本書の中には用意されています。まずは、女性に教えを乞い、いままで見過ごしていた周囲の女性嫌悪的な発言を正すことで自分の周囲の差別だけでも減らすよう努力すべきというものです。できることは多くないですが、文中にあるとおりフェミニズムの主体は女性です。あまりでしゃばったり上から目線にならないよう注意深い行動が必要となることもわかりました。 以上、女性だけでなくジェンダー平等に興味のある男性でも読む価値のある本でした。

    2
    投稿日: 2022.07.15
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    マジョリティには、マイノリティのことを学ぶ責任がある。学びもせずに検討外れな意見をしてくる連中など無視しよう。差別には怒りの声をあげよう。私たちはもう黙らない。

    0
    投稿日: 2022.06.19
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    「82年生まれ、キム・ジヨン」と併せて読んで、これからもずっと大切にしたい本。 「なにが差別かはあなたが決める」

    1
    投稿日: 2022.06.13
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    「女性差別なんてない」「レディースデーもあるし女性専用車両もあってずるい」「むしろ男性が差別されてる」「男のほうがつらい」みたいな意見をぶつけられ、もやもや……とした経験があるすべてのひとのための実践的なガイドブック。例として挙げられていることばすべてに思い当たって笑っちゃいました!セクシストは国境を越えるんだな…… 言語を専門とする著者だからこその、「フェミニズムは言語と同じ」「言語には直観が必要、直観がないなら模倣して学ぶしかない」という言葉の説得力よ!わたしも他言語を学ぶのが好きなので、実感として腑に落ちました。フェミニストではないひととは、言語が違うんだからそりゃ通じなくて当然だよな〜と思うし、学ぼうとする意欲がないひとに一生懸命説明してもしょうがないよな。何度も読んで、何度も口に出して習得したいですね

    1
    投稿日: 2022.05.10
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    フェミニズムについて知りたくて読んだ。2冊目。なかなか読んでてしんどい箇所もあった。口喧嘩で勝つ方法のマニュアル書。 フェミニズムって呼ぶ理由とか、結局本人(私)がそう主張したいからそう主張する。他人(男)がどう思うかは関係ない。みたいな部分が大きいのかなと思った。 こんな男がいるんですよ〜に自分が重なることが多くて当事者意識が強かった、反省

    1
    投稿日: 2022.05.04
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    女性専用車両や東北大学女性教員採用促進は男性差別!という言説に対し、そもそもそういう謎な思考の持ち主と、私では視点が違いすぎるので、会話できないな?と思っていましたが、この本があればいけるかも!これはセクシストが失礼・不勉強・差別構造を温存したくてコメントしてきた場合に特化した、かなり実践的な本です。 ま、でもこれもこの本にあるように、セクシストを説得する義務もないので、相手が”無関心でいられる立場を悪用したい”場合以外は、無視しておこう…

    1
    投稿日: 2022.05.02
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    正直な気持ちを書き記します。 今後、何度も読み返す必要があり その時、どこまで自分が理解を深められたか 把握する為。 日本はまだまだ女性軽視が根深く存在しており、 女性自身が差別を受けているという認識を 持てていない‥、そういう方が多いと日々感じています。 私自身、女性差別を受けた経験があります。 残念ながら、その時に相手に対して 女性差別発言であると指摘することは出来ませんでした。 本書では相手から差別発言を受けた際の 対処方法が記されています。 ただ、全ての差別発言に対して反論、指摘しなければならないと言っている訳ではなく 見極めて相手にする必要がないと思ったなら 無視しても良い。 私達はその選択が出来るとも書かれてあります。 自分自身の気づきとして 女性自身が女性差別に加担している‥という記述を読み、確かにその通りだと思いました。 女性なのに‥ 女性のくせに‥ こんな風に相手に対して思うことが これまで何度もありました。 これ自体、女性差別的考え方だとあらためて気付かされました。 こういった考え方、発言は 幼い頃から、大人や社会から得たものです。 私達は無意識のうちに差別的言動を 周りの大人達やマスコミにより植え付けられており 自分で気づかなければ、そんなつもりもなく 同じ女性に対して差別的発言をし続けるのです。 これでは世界から女性差別を無くす事は 難しいでしょう。 私はまだフェミニズム、フェミニストの入口の扉ドアを開けただけに過ぎず、その本質への理解は足りていません。 ただ、長い間に癖付いてしまっている 差別的な考え方を変えて行きたいと思っています。

    1
    投稿日: 2022.04.10
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    作中でも「そう見えるかもしれない」と幾度か出てきていたが、若干女性と男性の対立をベースにして書かれた本というふうに読めてしまった。 永遠に続いてきたかのような家父長制社会において女性を奮い立たせるため、言葉を口ごもらせず外に出させることを目的にして書かれた作品。そういう角度が必要なときもきっとある。

    2
    投稿日: 2022.03.15
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    フェミニズム。 過激な言葉を使っているフェミニストを少し怖いな、と思っていた。 この本を読むのもずっと躊躇っていた。 けれど、今が読むタイミングだなと思って読み始めたら、なぜ過激に見えるのか、いや過激に見えるのは自分がフェミニズムについて何も知らなかったからなのだと思った。 自分は女性だけれど、自分の中にも潜在的にあった女性嫌悪。気付かされたとき、自分でも意識しないまま行動してしまったこと、なんとなく感じていた違和感。燃えるような感情になった。 もっとはやく知っていたら、あんな行動しなくてすんだのに。自分ばかりが悪いと思っていたけれど、実はそうではなかったのでは? 一度読んだだけでは理解が追いつかない部分がある。 けれど、フェミニズムってこれからを生きる誰にとっても必要な知識だと思った。 差別は中々無くならないけれど、無くそうと意識することが大切だと思わされる。

    4
    投稿日: 2022.03.14
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    私が受けた差別は、私が差別かどうか決めるしその大小を決めるのも私。決してあなたが決めていいものでは無い。

    2
    投稿日: 2022.03.05
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    女性の味方になってくれるような本だと思った。 数字を示して論理を展開しているものではないし、読んだ後に自分の中にあった疑問が解決してすっきり、となるわけではない。だけど、女性であれば誰しもが感じたことがあるであろう、もやも体験が綺麗に言語化されていて、「やっぱりみんな同じく感じてたよね」と安心出来、大変だったら無理にわからない人に説明する必要はない、と言ってくれ、勇気を持って対話してみようと思う人向けには、そのための武器(言葉)を示してくれている。 筆者が各シチュエーションで提案している反論の際の言葉の選び方はとても的確で、痛快。もちろん論理の筋を通すことも大切だが、相手に正確に考えを伝えるために私に必要なのは、言語化の力を磨くことだな、と思った。 (筆者は言語が専門だということなので努力しても到底及ばないかもしれないけど笑)

    1
    投稿日: 2022.02.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルに反して、自分を尊重しない・理解する気がない相手との対話は打ち切ってもなんの問題もない、というのがメインの内容。 「理解」とはするものであり、現状において権力を持つ側が弱者に差別について説明させて理解させてもらうという態度であるのは思い違い。 ミラーリングにだけ関心を持ち怒り出す女性嫌悪者たちは日本でも多い。 権力構造上、男性嫌悪ミラーリングは女性嫌悪のパロディとしての力しか持たない(誰の命も脅かさない)のだが、解像度が低いせいで低レベルのやり方にしか反応できない。

    1
    投稿日: 2022.01.10
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    41. 「言葉の温度」ということばを今日たまたま見かけたのだけど、この本はかなりアツアツの温度で語られています。作者の方が今までぶつかってきた壁を想像してしまった。私もまだこの本をきちんと読むにはあまりにもアツくてちょっと難しかった。一方的な好意を寄せられた時の恐怖、相手が期待する対応をしなかった時の掌の返し方、そんな相手に私には拒絶する権利があるのだと言ってもらえて涙がでた。 まだアツアツの言葉をしっかり読むのがちょっとこわいけど、またいつか、今度はしっかりと読み返すことになる気がする。

    1
    投稿日: 2021.11.30
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    フェミニズムについて男性と語るとき、なぜかこちらが説得しなきゃいけないような、言い訳めいた気持ちで話をすることが多かったけど、そもそもそれっておかしいことに気づけた。相手の態度が良かろうが悪かろうが、女性側に性差別を「知らない」相手に説明する義務なんて一切ないんだから、嫌なら話さなくていいということを強く主張し、いろいろな護"心"術を教えてくれる。 男性とフェミニズムについて話したことがあり、もやもやしたことがある人には読んでみてほしい。

    2
    投稿日: 2021.11.16
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    スタンス 全く違う主張をすることがなんだ、何が差別かは自分が決める。 確固たる態度が必要。よかれが悪いこともある。 世の中はほとんど女性差別なのかもしれない。

    1
    投稿日: 2021.11.15
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    理解する気もない人にわかってもらおうと言葉を尽くしてきたんじゃないか。わからないのはあなたの説明が悪いからじゃないよ。相手にわかる気が、ないんだよ。 めっちゃ、納得した。

    1
    投稿日: 2021.11.11
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    フェミニズムを説明する本ではなく、性差別に傷ついてきた女性に護身術を伝える本です。 よって、性差別を受けたことがない男性はピンとこなかったり、内容にイラつくと思います。それこそが、加害者である権力者側にいる証拠です。お前たちのせいで我々は傷ついてる!と言われたら、心穏やかではいられないですよね。 私はつい、そんな男性にも女性差別の現状がわかるように受け入れやすいように、更には気分を害さないように言葉を選んで心を配って説明しようとしてしまいます。 しかし著者は、わかってもらう必要はない。説明する義務はない。相手が教えてほしいと言ってきた時だけ相手してやればよい。と断言しています。 もう、力を尽くして説明してもわかってもらえなくて余計に傷つかなくてもいいのだと、肩の荷が降りた気分です。 私はこれまで、「男性だって大変」とか「女性の人生にもいいことはある」、といった言葉に惑わされて確信が持てなかったのですが、この本を読んで、女性差別はある、と断言する勇気をもらいました。

    2
    投稿日: 2021.11.07
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    比べることではないのかもしれないけれど、日本よらも韓国のほうが女性差別がひどいことがわかりました。 日本に生まれ育ってきて、どうして女性ばかりが?と思うことはあったけれど、韓国の比じゃないんだな、と思いました。 話さない権利があるというのは、フェミニズムなことと関係なく使えるなと思いました。 性的なことだけではなく、プライベートを話したくなかったら、聞かれても話さなくてもいいとこの本を読んで思いました。

    2
    投稿日: 2021.10.24
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    韓国はフェミ盛んだなあと思ってはいたけど、その裏には「女性嫌悪犯罪」というものがあるらしい。女性が女性であるという理由だけで、被害にあう事件のこと(小田急のやつみたいな)。 この本を読んでスッキリしたこと。 女は男の価値観、権力で苦労していて、 男は男の価値観、権力で苦労してる。だから男の苦労を引き合いに女の苦労を下げるのは違う。 今どうしてこんなにフェミニズムが叫ばれるのか。→皆が知らないだけで今までも戦いはあった。内面戦争が社会の変化によって全面戦争になっただけ。すごくわかるなあ。 「そちらの経験不足と理解力のなさを打ち明けられてもな、何のお役にもたてませんので」って言ってみたい。笑(まわりにはこういいたくなる人が多い)

    1
    投稿日: 2021.10.08
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    私は幸いにもまだ自分の身と精神を削りながら男性に説明するといったことはない。でもこれから先絶対にそういった状況に鉢合わせることは「直感」で分かる。そのことを思うと、この本に出会えてよかった。まだ出会えていない人は一刻も早く読んで欲しい。

    1
    投稿日: 2021.09.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本書を引用すると「これまでとこれからを線引きする変化」をもたらす本でした。 初めは、強い口調で女性の権利を主張する筆者に恐怖というか、日本人一般女性とはかけ離れたフェミニズムを感じました。 しかしとあるイラストを見て、腑に落ちる部分もあった。表立って表される女性嫌悪は、氷山の一角に過ぎず、その氷山の地下には、男性が見えない(女性にすらそれが女性蔑視だと気づきにくい)女性嫌悪があるというものだった。 また、本書では日本人女性が「寿司女」と呼ばれキムチ女の韓国人女性とは違って男に従順で温厚だとされている、とあった。これが日本人の良さ、とは考えたく無い。知識をつけて女性蔑視に挑む力をつけたい

    1
    投稿日: 2021.09.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『「男性」の気分と「女性」の命が同等に扱われている』というところで「ほんっっっとにそうよねええ!」と叫びたくなった。ころされたくなければ言い返さなければならない、しかし言い返すことにもいのちの危険が伴うという、この、「女性」にまつわりつく呪い!! 男性に都合のいい女がいい女、じゃないんだよふざけんな、と思う一方、声を上げるのはマジで怖い。この危険なんとかしていきたい。

    2
    投稿日: 2021.08.25
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    『名前がつけば〜、バラバラだった個々の経験がまとまって、見えなかった現実が可視化され、問題をより積極的に解決するきっかけになるのです。』(P125) 『過去の出来事に名前を与える作業は、痛みを伴います。それまで気づかなかった被害と向き合わなければならないからです。』(P126)

    1
    投稿日: 2021.05.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    韓国のしんどさは日本とは似ていても一味違いそうで読んでて儒教のめんどくささにげっそりした。そうだよね。説明しなくていいよ。うん。この年になってもなかなかできないけれど。

    1
    投稿日: 2021.05.19
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    イ・ミンギョン著の「私たちには言葉が必要だ」。やっっっと読み終えて現代を生きる女性にも男性にも読んでほしいからシェア。  今までわたしが読んできたフェミニズム関連の本は、女性の辛さや生き辛さは書かれているけれど、じゃあ具体的に行動の何を変えていけばいいのかは書かれていなかった。でもこの本には、女性嫌悪を露わにする人への具代的な行動が書かれている。  例えば、初歩的な話として「会話をするかどうかの選択」があげられる。これは目から鱗な話で、まず女性の多くは女性同士の会話に乱入してくる男性を優しく受け入れ、なんならそれまでしていたテーマについて語る権利と時間すら与え、講演会よろしく観客に徹する傾向がある。これがなぜ起こるかといえば、男性が怖いからだ。  誤解を解くためというか、体格に恵まれた男性という生き物には分かりづらい感覚だと思うけど、女性は基本的に男性が怖い。それは本能での理解で、いざという時に暴力を振るわれたら勝てないことを知っているからだ。男性の中にはそのことを無意識に悪用する人がいるから、何かのきっかけで自分に被害が及ぶことを避けるための行動を女性側は強いられる。だから必要以上に男性に優しく接し、受け入れることも少なくない。それは意識せずともコミュニケーションの中に含まれてしまっている。この本では、まずそこから私たち女性の意思を反映していくことを始めようと優しく語ってくれている。  女性嫌悪者は、男性だけに当てはまる言葉じゃない。男性のそうした言動を見逃さず反応する女性に対して「そんなに過敏に反応しなくても」と「フェミニストはやめた方がいい」という女性も、もちろん女性嫌悪者となる。  性別が異なることによって理解が及ばない範囲は互いに広い。本を読みながら、こんなにも理解しあえないのかと絶望したけど、全男性への理解を求めるからそうなるわけで、相手を選んで切り捨てることも女性は選べる。この本は女性が自分自身にかけた呪いをきちんとした手順で解いてくれる解呪のような一冊だと思う。

    1
    投稿日: 2021.05.11
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    内容はともかく、訳が読みにくかった。 これだけ攻撃的な文言は、著者の傷ついた経験によるものなのだと想像した。

    1
    投稿日: 2021.05.06
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    著者のイ・ミンギョンさん。まずはこの本を執筆してくれてありがとうざいます。ページをめくるたびに、イ・ミンギョンさんの周囲にいる、全く女性に理解を示さない男性の多さに辟易すると同時に、一方で自分の周囲にはそこまでひどい男性はいないなあという認識がいかに甘いか、そしてそもそも自分はそうしたひどい男性にはさすがに該当していないだろうという自己理解の甘々の甘さに恥ずかしくなります。「世の中には名前のない男尊女卑がそこらじゅうにあるのは間違いない」という自分の認識も、思えばたかだか10年前程度、つい最近獲得したことのような気がします。その認識を獲得できたのも、イ・ミンギョンさんをはじめとした女性の方々が何度も声を挙げてきたからに違いありません。そうした途方もないエネルギーを消費させてしまったこと、本当にごめんなさい。 自分もフェミニストでありたいと思っています。世界の男尊女卑をなくす活動には賛成したい。目の前にいる女性にも男性にも変わらないコミュニケーションを取りたい。どうしても男女で違いが出てしまう部分には適切に配慮をしていきたい(例えば、生理による不調に男としてできる限りの理解と支援の態度を示したい)。そう思っています。 その前提の上で、正直に言えば、本書全体を通してすごく腹が立ってしまいました。なぜなら常に男性を馬鹿にする視点で書かれており、男性への理解が全く示されていなかったからです。特に163ページの「無知なまま暮らしてこられた彼は(=男性は)罪悪感を持つべき」という主張には反対します。男尊女卑の根本的原因は、男性の罪悪感のなさではなく、社会構造や文化や制度にあると、自分は思うからです。すべての男女が無知なままで等しく生きられることが、一番の理想だと自分は信じています。例えば夫婦別姓を社会の常識にすることは、無意識な男性優位感を大きく減らすことに貢献すると思います。万が一、全ての無知な男性に罪悪感を植え付けることがフェミニズムのゴールだとしたら、それは永遠に達成されないゴールであり、むしろ戦争をつくりだすことになると思います。ただイ・ミンギョンさんもそこまで極端な認識ではないとは思っています。 男性への理解が全く示されてない、と書きましたが、一方でそうなるのも仕方ないのかもしれないとも思います。なぜならイ・ミンギョンさんの周囲にいる男性が、女性側から理解を示すに値しないぐらいひどいからです。「そもそも男性という生き物は馬鹿なのである」という思考に陥ったとしても致し方ないのかもしれません。本当に過酷な環境で生きてこられたんだろうなと察します。本書はそうした過酷な環境の女性たちに武器を与えることが目的であり、それ以上何かを求めることが野暮なのかもしれません。 ただ、個人的にはヘイトとヘイトの応酬ではない解決策を模索しつづけたいと思います。臨床医と研究医の違いのように、過酷な状況では間違いなく身を守るための武器が必要である事実を認めつつ、一方で男尊女卑の根治につながる“新薬”の発見を諦めないこともきっと必要だと、信じています。

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    投稿日: 2021.05.04
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    明らかに差別が起きていて、そのことに対して声を上げると必ず声を塞いでくる人がいる。 けれど、この本を読むと声を塞ぐ人たちのセリフにはテンプレがあってパターン化出来ることが分かる。 差別を絶対に認めたくない人たちの言葉にいちいち疲れている自分がいたけど、この本を読んだら疲れなくなった。 だって、自分の中の言葉が増えて言い返せるし、モヤモヤも言語化出来るようになったから。 知ること、学ぶこと、言葉を増やすことは自分のことを強くしてくれる。

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    投稿日: 2021.04.19
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    役に立ったと思うと同時に、女性ばかりがこんなに態度や言葉に気を付けてる状態に納得いかなくなって、こういう現実を男性にも知って欲しいなと感じた。

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    投稿日: 2021.04.15
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    性差別者と話すことになった際にどう対応すればいいのかを教えてくれる本。私自身とても困っていた部分があるので、とてもタメになった。 どう言い返すのか、体に染み込むまで何度も読みたい本。 韓国留学中の経験から、フェミニズムブームが巻き起こった韓国では多くの女性が性差別を受けていると実感しているように感じているが、日本ではそのように感じる女性があまり多くないように思う。本書は“男性の“性差別者に対してどう接するかを中心に書かれていたが、性差別があることに気づいていない女性や、女性の性差別者とどう話を進めていくかについても知りたいと感じた。 (もしそのような内容の本をご存知の方がいらっしゃったらぜひコメント欄に記入をお願いします…!) 若干ひらがなが多すぎるように感じたり、韓国語チックな日本語が多いようにも感じたりしたため、少し読みにくかった。 しかし内容は本当に素晴らしいものなので是非お勧めしたい。

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    投稿日: 2021.03.13
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    あなたには、自分を守る義務がある。自分を守ることは、口をひらき、声を上げることからはじまる――ソウル・江南駅女性刺殺事件をきっかけに、女性たちが立ち上がった。今盛り上がる韓国フェミニズムムーブメント。 今まで自分はフェミだと思っていたけれど、この本を読んで私も全然分かっていない側というか、意識が届いていない側だったんだなと思うくらには、私はめちゃくちゃ恵まれた環境で生きている。周りの心ない発言に傷つくことはあるけれどとても少ないし、少なくとも上司や同僚は女性だからと差別したりしてはいない(ように思う)。こんな風に言われたらどうするかという例文がすごい。日本でこれ言ったら浮く。間違いない。韓国の人って男女関係なく攻撃的すぎて少し怖い。これも差別と言われるんだろうけど。読んでいて突き放されるような感じがしてしまい、読むには読んだけど、多分もう読み返すことはない。

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    投稿日: 2021.02.20
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    2016年に江南で起きた女性殺人事件をきっかけに顕在化した、女性差別についての思いや対処法を綴った本。「常識」とされていることのなかにも女性差別や家父長制が根源となっていることが多々あることに気付かされた。個人のモヤモヤは社会のモヤモヤであるとして声をあげたことで、救われる人がたくさんいるように思う。

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    投稿日: 2021.02.17
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    あらすじ(タバブックスより) あなたには、自分を守る義務がある。自分を守ることは、口をひらき、声を上げることからはじまる- 2016年にソウル・江南駅で起きた女性刺殺事件をきっかけに、韓国社会で可視化され始めた女性嫌悪、性差別の問題。本書は差別問題を語る時、女性にこれ以上の苦痛や我慢を強いることを防ぐべく企画された日常会話のマニュアル書です。 著者は外国語大学で通訳・翻訳を学ぶ、韓国のフェミニスト。江南駅殺人事件を風化させないために9日間で書き上げ、SNSで仲間を集い、出版社を立ち上げて本書を発行、韓国フェミニズムムーブメントの勢いを表す話題の本です。日本でもジェンダー関連のニュースが絶えないなか、フェミニズムテーマの小説、翻訳書の刊行が続いており、これまでになく女性問題への関心が高まっている今、お隣の国、韓国の状況にもぜひご注目ください。(http://tababooks.com/books/watashitachi) フェミニズムや性差について、これまで何度も「何か言い返すべきだけど、なんて言うべきかわからない」「私は何か言うべき?(言ったら関係がこじれる?)」とかいろいろ考えて、結局何も言えなかった、丸め込まれて凹んだ…みたいなことがあったので、手に取った。 いい意味で予想を裏切ってくる本。フェミニズムの定義はこれで、現状こうで、データもこうで…と詳細を頭に入れて「次こそは言い返そう」みたいなスタンスかと思いきや、「そもそもあなたが教えてあげる必要があるの?」「無理に自分を傷つけなくてもいいのでは?」という段階からまずは考えるべきって言うのを教えてもらえます。なので、なんだか気が楽になった。公式なデータや数字になってなくとも、自分が感じたこと、経験は嘘ではないもんね。他者からそれを否定されるようなことはあってはならん。 以下は心に残った文章 また、その(差別の)苦しみは、あなたの身体に刻印され、積み重なり、直観になって、差別が存在するといえる正当な証拠そのものになります。(p.55) →「今、差別された」っていうのは相手の表情とか声色とか感覚でわかるもんだよね…ただのコメント、悪意はないと他者に言われても、自分の感覚を証拠として持てることを常に覚えておきたい。 「気持ちよくやり過ごしましょう」と、怒っている人たちをおだやかになだめることができるのは、その人が怒る必要のない権力の側にいるからなのです。特権を享受していない側に、享受している側が説明する素敵な価値、というものはたわごとに過ぎません。(p.99) →もっとも。怒る必要がない、今のままで問題なく十分にいれるから「まあまあ」なんて言えるんよね。 「女性嫌悪」ということばには怖れ、蔑視、崇拝、賛辞、嫌悪感、邪魔者扱い、対象化など、相反する感情がすべて含まれています。それは枠の中にさえとどまっていれば、男性は女性を過剰に持ち上げるからです。(p.116-117) →女性嫌悪の定義を初めてちゃんと理解できた。相反する感情が含まれたものだからこそ、個人は女性嫌悪について認識しづらいし、それによる問題も誤解されやすいんだろう。 世の中で女性に与えられている場所は、男性より低い位置です。「『女のくせに』『男のくせに』という言い方が両方あるのだから、男女ともに差別はあるんだ」と主張したい人もいるでしょうが、そこには明らかなごまかしがあります。男性が制裁されるのは、劣位の女性の領域に入り込んだときだけ。そうなったら彼は、男としての優位性を手ばなさざるを得ません。男性性という優れたものを持っているにもかかわらず、わざわざ劣った(女のような)まねをしていると見なされれば、その男性はつぎのような言葉で制裁されるのです。「女の腐ったようなまねしやがって」「おまえ、それでも男か」「男がそんなことでどうする」。この世界で女性に許されているのは限られた場所だけ。それ以外、すべて男性の場所なのです。(p.117) →これもとってもわかりやすい。男性が男性性から「下って」女性性を見せると激しく非難されるけど、それだけ「女性性」が見下されてるってことよな。 名前がつけば、そう呼べるようになる以外にも実質的なメリットが生まれます。バラバラだった個々の経験がまとまって、見えなかった現実が可視化され、問題をより積極的に解決するきっかけになるのです。(p.125) →ラベリングの効果がわかりやすく説明されてる。 ひょっとして、フェミニストは男性嫌悪ばかりしていると思ってるとか?だとすれば、私たちがいろいろなことを試してきたにもかかわらず、彼らが目を留めるのはひたすら男性嫌悪ばかりということですから、またまた男性嫌悪は効果アリということになります。(p.135) →激しめのフェミニズムは男性にネガティブなイメージを与えてあまりよくないのではと思ってたけど、確かにその通り。いろんな活動がある中で、男性がここにだけ注目し、フェミニズムについて触れることができるのなら、それは良い効果として見ていいのかも。 しかしこの社会で女性嫌悪と同等の男性嫌悪などあり得ません。今目に見えている男性嫌悪は、有効だからという理由で選ばれた対抗手段に過ぎないのです。(p.141) →ずっと昔から続く女性嫌悪の社会中での男性嫌悪なんて、流れる川を逆走してるようなもんだよな。同等なことはない。 彼らは、「フェミニズムよりヒューマニズム」とか「目指すべきじゃ男女平等」なんて上から目線で用語の問題をどうこう言う前に、「どうして自分はフェミニズムという用語に拒否感があるのか」を考えるべきではないでしょうか。もしかして、「自分の意見が通りそうにないから」、「自分の発言にだれも耳を貸してくれなさそうだから」「自分の居場所がなさそうだから」ではありませんか?そう、まさに女性たちは、毎日そんな思いを抱えて暮らしてきました。フェミニズムは、これまで疎外されていた女性たちの声に説得力を与える運動なのです。(p.149-150) →そう。フェミニズムという言葉への拒否感。これについてもっと個人は考えるべき。何が嫌なのか、どうして抵抗があるのか。じっくり考えれば、自分が無意識にセクシストであるという事実にぶち当たるはず。 平等とは差別が解消されてはじめて実現するものです。男性もつらい思いをしているからって、女性への差別とは相殺されないのです。傾いた社会を水平にするには、傾きをなくすしかありません。家父長制での男性の負担は、傾きが大きいほど重くなるでしょう。(p.158) →男性が辛いと言ってることも、女性差別も結局は同じ「家父長制」が原因。これにもっと多くの人が気づくことができれば、種々の問題についての見方も変わってくるはずなんだけどな。

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    投稿日: 2021.02.01
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    女性でも無意識にセクシズムを受け入れていることがあるなと改めて思った。読み切ってしまったけど、最後の方はちょっとだけ胸焼けした。いっぱいいっぱい。

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    投稿日: 2021.01.16
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    「あなたが差別を受ける側の人間として生まれた以上、差別があるかないかを語る権利は、あなただけにあります。」(P53)のとおり「ない」ことから語れない事柄があるんだと気付くと同時に、こういう語りが始まったときに、同じ土俵にのっていることが確認できない限り対話にならない難しさを感じました。家父長制、兵役義務など韓国固有の事情も対話の複雑さが増す要因でした。

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    投稿日: 2020.12.26
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    国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→ https://winet.nwec.jp/bunken/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=BB11428568&opkey=B160888369791299&start=1&totalnum=3&listnum=0&place=&list_disp=100&list_sort=0&cmode=0&chk_st=0&check=000

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    投稿日: 2020.12.25
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    手に取ってよかった。読むほどに勇気が湧いた。 私たちが、私たちのあたりまえの自由のために黙ることも拒む事も態度で示すことも、私たち自身が選んでいいんだ。そんな当然のことも忘れていた。大切にしたい1冊。

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    投稿日: 2020.11.09
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    2005年まで韓国には「戸主制」があり、法改正後も今に至るまで男系思想が強く残っている。 江南女性殺害事件が女性嫌悪によるものだとの認識が女性に広まり、女性が声をあげるようになった。 文化背景や事情、共有する事件が異なること、「女性嫌悪」の男性・女性に向けてのきつい言葉もあり、読み進めることにしんどい場面もある。 だけど、日本でも、例えば「育児休暇いいよな」とか、大なり小なりある。 説明することのしんどさは共有できる。 社会に出た子どもたちにガッカリされないよう、ジェンダーに関わることを見直していきたい。

    2
    投稿日: 2020.11.06
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    1番の学びは『あなたには相手を説得する責任はない』ということだった。 ・聞く姿勢のある人には丁寧な説明を ・自分が相手に教えてあげたい時に口を開く ・思想に攻撃してくる人には容赦なく しっかり実践していきたい。

    3
    投稿日: 2020.08.17
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    韓国で起きた江南駅事件、 日本で起きたコンクリート詰め殺人事件、小金井ストーカー殺人未遂事件、女子トイレの盗撮カメラ、街中のキャットコール、痴漢 全部の事件が同じ線の上にあるということ 経験したことがないから分からないというひとに、わかるまで教えてあげるのは、わたしの義務ではない 口先では知りたいといいながらその場所から一歩も動かず、ただで説明を求めるような相手に教えてあげる義理もないよ 本や映画、漫画、ドラマでもなんでも、追体験できる手段はいくらでもある この本を読むまでは気づけなかった 苦しかった2年前のわたしに早く教えてあげたかった本

    5
    投稿日: 2020.07.05
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    "ただ、「気持ちよくやり過ごしましょう」と、怒っている人たちをおだやかになだめることができるのは、それが怒る必要のない権力の側にいるからなのです。特権を享受していない側に、享受している側が説明するすてきな価値、というものは、たわごとにすぎません。よかれと思って言ったことでも相手を怒らせることがある。そのことをきちんと理解し、聞こえのいいたわごとは言わないでほしいのです。"(p.99) "のんきな人たちは、どうして自分だけがのんびり過ごせているかちっともかえりみることなく、声を荒らげるあなたの教養のなさを問題視するはずです。感情的で、気むずかしくて、論理に欠けているのはあなただと。"(p.100)

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    投稿日: 2020.06.30
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    自分の感じたことに関しては、自信を持っていいんだ、と思えた。 読むのが苦しいところもあるし、そもそもなんでこんな本が必要なのか、理不尽さを感じるけれど、それでも今の社会で生きていくには必要な考え方だと思う。

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    投稿日: 2020.05.22
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    2020年5月 読み終わった後の高揚感といったら! こんな力強い言葉で女性嫌悪と闘える人がいるんだ思うと勇気が湧いてくる。 「あなたがフェミニストを自任していても、一度ミスをすればその瞬間、「オマエのどこがフェミニストなんだ」と叩かれるでしょう。まずはできていないところから見てやろうという視線が注がれるのです。」 これは本当にその通りだと思う。 フェミニズムと言うと自分はさも一家言ある人間であるかのように細かな"指摘"を繰り返す人多いよなぁ。

    7
    投稿日: 2020.05.13
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    買って正解の本。これからは私もフェミニストと名乗って、生きていこうと思いました。 「話すのを決めるのはあなた」等という言葉がありがたかった。セクハラに遭っても、折り合わなければいけないという思いがどこかにあったけど、そんなことないんだと勇気づけてくれた。 「82年生まれ キム・ジヨン」の解説本として、セットで読むのがおすすめ。

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    投稿日: 2020.03.21
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    出てくる言葉がどれも日常で聞いたことあるものばかりで、その事実だけでまぁしんどい。 書いてあることは女性に限ったことだけでなく、差別を受けたことのある誰にでも使える護身術だと思う

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    投稿日: 2020.03.12
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    最近、読み終えた中でそうなんだなと1番納得できた本。わかったとか理解できたとかはおこがましくて言えないけど。

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    投稿日: 2020.02.09
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    「想像からはじめるーー Solidarity-連帯-연대 ーー」の展示に関連して、参加クリエイターの方がお勧めの書籍として紹介していた中の一冊として知った。フェミニズムについて詳しい知識や態度を持っているわけではないが、最近とても気になる事柄として引っかかっていたのでちょっとしたきっかけに、と思って手に取った。 次々にくりだされる過激なことばたちよ!対話を通じて理解し合える希望を持つという段階は通り過ぎて、もう次の段階に進んでいるのだと思った。ただ、次の段階に進まざるを得ないほどの事件が起きたのだと思う。それは理解できる。私にはここで紹介されているような姿勢を保ち続けるだけの強い意志が足りない。いや、足りないのではなくて、まだ対話を通じて理解し合える希望を打ち砕くほどの出来事に、ありがたいことにまだ出会していないのだと思った。ただ、答える義務がないという選択肢があることは救いだと思う。

    1
    投稿日: 2020.01.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    フェミニズムの理論や思想は教えても、こういう言葉の護身術を授けてくれる本は今までに出会った事がなかった。 こういうのが読みたかったんだ!と切に思った。 女性として日常を過ごしていると、それだけでクソバイスに走る人やマンスプレイングしたい人に遭遇する機会があって、今までは嫌でも引きつった笑いを浮かべて、とかしていたけれど、そんな事しなくていお、とこの本は断言してくれて、ものすごく救われた記憶がある。 全然人間に勧めたい。フェミニズムの本だけど、性差別を無くしたいと思う人なら性別に関わらず読んでいて損はないと思う。あと、性差別じゃなくても応用できるんじゃないかな。 「あなたには答える義務がない」という言葉に何度も勇気づけられた。

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    投稿日: 2019.12.31
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    すごいおもしろかった。 たまにほんとにとても怖いと思うことはおきるし、どうしてこんな目に合わないといけないのかと思うこともある、怖いから適当に受け流すそれはもちろん報復されたら嫌だから。そして結局それは多かれ少なかれ女性が男性に「嫌悪されてる」からなのだなと思った。そして男性はそれに気づいてないことが多い。 著者のイ・ミンギョンさんが書いてる「効果がいまひとつの言い返し」はわたしもやってる。 この本で教えてくれているように自分のためだけでなく世の中の全ての女性のために、少しずつでもだめだしできるように、かと言って親切に教えてあげる必要なんかないこと、それを恐れないようになりたい。自分が悪いのかも、とか思うのもやめ!

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    投稿日: 2019.11.15
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    女性を対象にした江南駅殺人事件をきっかけに書かれた一冊。韓国では『82年生まれ、キム・ジヨン』と並んでジェンダー運動の一翼を担っている。  吉田秋生『河よりも長くゆるやかに』の中でこんな場面がある。 「前にレイプされたことがある」と打ち明けた女の子に、男友達は「犬に噛まれたと思って忘れろよ」と言う。それに対して彼女は「あんたは犬に噛まれたことを忘れらるの?」と問い返す。  あからさまに性差別者(この本ではセクシストと呼ばれている)にセクハラまがいのことを言われても「ああ、またか」と思うだけだが、知性も教養もあり、女性に対する理解もあると思っていた男性がふともらしたりする無神経なひとことには本当にがっかりする。  ましてやそれが自分を理解してもらいたいと思っている友人や恋人、家族だったりすればなおさらである。 はたして私たちは彼らと対話を続けるべきだろか。  この本はそういうときに私たちはどういう言葉で語るべきか、あるいは語らないべきかを教えてくれる。 なんとこの本の8割は「相手の態度によってはあなたは答える必要がない」と解説している。 (残り2割が「それでも対話を続けるなら」になる。)  「性別による不平等はあるし、なくなるべきだ。」 「性別による不平等はあるけれど、なくなってはいけない。またはどうでもいい。」 取るべきスタンスはこの二択のみ。 (「差別がない」という選択はこの場合ない。「差別があるかないかを決めるのは相手ではなく差別されているあなた自身」)  ストレートな言葉にスッキリする一方で、いろいろ目を背けていた自分にも返ってきます。 「差別はあるけどしかたがない」という態度も結局は差別を助長しているのだと気づかされる。  以下、引用。  自分の話をするためでなく、一度もさえぎらずに話を聞いてもらうという時間をみなさんに感じでいただきたくて、この本を書きました。  だれかには空気のように存在する差別が自分には見えないからって、彼らは「差別がまったくないかほとんどない」と言います。差別があるかないかを決める能力が、自分にはあると思っているのです。ですが、自分でも「なんかわからないけど」と認めているように、差別があったかどうかは、差別を受けた張本人がわかることであって、他人には知り得ないことです。  あなたが差別を受ける側の人間として生まれた以上、差別があるかないかを語る権利は、あなただけにあります。  私たちは、今、完全な平等を実現しているのか? もしそうでないと思うなら今は不平等な状態で、平等になるためにもっと変わらなければなりません。これは、個々人がどんな努力をしてきたかとは関係なく、明らかな事実なのです。それでも「昔より平等になった」と言われたら、そうだと認めざるを得ません。世の中は、着実に平等に近づいてきました。かなり平等な社会になっているし、よりマシな世の中になったと思います。ですが、差別が完全になくなった状態でないと「もう平等だ」と言うことはできません。  被害者を除外しやすく、その声を簡単に無視することができるときに、被害は発生し、くり返されます。  会話中に起きる権利の侵害、そして殺人や暴力のような身体的侵害は、まったく別のもののように見えてその仕組みは一緒です。不快感を覚えたときに、「これぐらいは」とやり過ごさずに断固たる態度をとる習慣は、あなたがどうしてもがまんできない状況に置かれたときやなにかを侵害され脅かされているときに役に立ちます。万が一のために、一人前の声を出す練習をしておく必要があるのです。また、だれかが声を上げたときには、いろんな不利益を覚悟して勇気を出した結果であることを理解し、支持してあげるべきです。  自分が望んでいない状況に対して断固たる行動に出る練習をしておかないと、声を出すべきところで出すことができなくなります。  真っ赤な口紅を怖がる気弱い男がいることは、口紅をつけるあなたのほうがよく知っているはずです。相手はあなたがそのことを知らないとでも思っているようです。相手が誰かによっては、教えてやろうという親切心までありがたく受け入れることができます。私たちのことを思ったやさしさからのアドバイスかもしれません。でもここで見逃してはいけないことは、相手があなたを「男があまり好まないと知っていたらそんな口紅はつけないはずだ」と思っていること。「あなたがそうしたくて」それを選択したとは思いもよらず生きている人があふれているというもう一つの証拠です。  女性嫌悪からくる精神的/身体的/性的な暴力をふるった覚えが自分になかったとしても、多かれ少なかれ他人の暴力行為を助長しているのですから。また、だれかが明らかに苦しんだ被害を、あえてつまらないもののように扱う。そのことだけでもすでに一度、実質的な加害をしたことになります。  彼らが言う「で、なんでオレに言うわけ?」とか、「男がみんなそうだってわけじゃないだろ」などのことばは、「今までどおり無関心でいていいって言ってくれ」という意味にほかなりません。

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    投稿日: 2019.11.04
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    私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない。イ・ミンギョン先生の著書。女性差別が根強く残っている韓国で女性蔑視の発言を投げかけられた時にどのように反論して自己防衛をすればよいのかをわかりやすい具体例とともにまとめた一冊。イ・ミンギョン先生によると韓国には女性差別主義者や女性嫌悪主義者が多くいるということだけれど、日本にだって多かれ少なかれ女性差別主義者や女性嫌悪主義者がいて、女性蔑視の発言で頭に来たり不愉快な思いをさせられているは少なくないはず。ことばで反論することが、何かを変える第一歩。

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    投稿日: 2019.10.23
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    女性に読んでもらいたい。 世界(国)や世間に対する怒りが爆発すること受け合いなので。 これを読んだ後にメディアやニュース、SNSを見たらいかに自分が恐ろしい世界(国)に住んでいるのかがよくわかると思う。というか私はよくわかった。生まれた瞬間から差別を受け続けなければいけない制度や価値観は救いようがないほど最悪だけど、それに対して女性たちが後ろめたさや申し訳なさを感じる必要は絶対にない。 怖くて声を上げられなくても仕方がない。でも世界にはその恐怖と戦いながら声を上げている人たちもいる。この本はそのことを教えてくれる。実に勇気づけられる一冊。

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    投稿日: 2019.10.06
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    もっと色々な言葉を知って、使って、または作っていきたいなと思った。 これから対話をするなら、教えるなら、 心からのリスペクトを感じて、相手のスタンスを把握した時だけにする。八方美人にはならないと決めた。

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    投稿日: 2019.07.08
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    すごい本だった。今、私に必要な本だ。こうも私が日頃から感じる慢性的なモヤモヤを明確に言語化し指摘し、更に対応策まで教えてくれるとは。そう、私たちは黙らなくていい。黙らせようとして来る相手の質問にわざわざ丁寧に答えて理解しやすく説明してあげる必要もない。相手は子どもじゃない。おかしいことをおかしいと言語化する。問題として可視化する。話したくないなら話さなくていい。だって私たちは人としての当たり前の権利を主張しているだけなのだから。

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    投稿日: 2019.07.01
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    ・まずは直観。 そしてそれをことばにすること。 ことばは武器になる。 ・家父長制への不満として男は女性に当たる ・女性が不利な立場に置かれるのは、判断基準そのものが男性によって作られているから ・男性を愛で包み込めるやさしさを強要されてきた女性に必要なのは、きれいごとばかりで飾られた愛でなく、苦労して相手を説得しなくても問題を解決できる自由 相手に理解させない自由、包み込むための努力をしない自由、相手が差し伸べてきた和解の手を拒む自由、会話を断る自由 ・女性が声を上げるのは、自分自身が主体として存在したいからであって、権威ある別の主体からお墨付きをもらいたいからではない ・女性は男性の意思とは無関係に、自分で選択することができる存在だ ・「すべての女性は美しい」「女性は平和的な存在」とかいうのも、女性嫌悪。女性に与えられた枠が固定観念で凝り固まっているから。 ・名前をつけることで、問題が集約する。 ・何が重要かは、あなたが決めていい。 ・男性はいてもいいしいなくてもいい。男性が中心でなくても世界は回る。それを示すのがフェミニズム。

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    投稿日: 2019.03.26
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    なかなかどうして硬派な本。性差別主義者の男性に対するトリセツが細かく書かれている。 韓国のフェミニズムは日本よりも過激により先鋭的に進化している印象があったが、それだけ韓国というゴリゴリにマッチョな国では女性が生きにくいとも言える。日本ではあからさまな差別をする人はネット以外では殆ど見ないけど、間接的なぼんやりとしたなんだか薄ら気持ち悪い差別には女性なら誰しも遭っていると思う。よく女性性を逆手にとってしたたかに生きろ、というが、それすらも家父長制を内面化した上で利用しているのだから、根本的な解決には至らないと思った。韓国ではこのような若いフェミニスト研究者が育っているのだから、日本でも若いフェミニストたちが育ってほしい。ツイッターでネトウヨと喧嘩してる場合じゃないぞ。

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    投稿日: 2019.03.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まさに、言葉が必要だった。私たちには。 直訳すると言葉ではなく、言語となるが、私たちには今までそれがなかった。女というだけで押し込められて、語る言葉を持たない。語らないという選択肢すら、思考すらなかった。 女性嫌悪に出会ったときには、怒りとやりきれない思い、あるいは私が間違っているとすら思っていたときがあった。 簡単に命の危機に晒されることだってあるのに。女というだけで。 書かれている言葉はとても強いけれど、強いからこそ私たちにそれが如何に必要かを思い知らせてくれる。勇気付けてくれる。 何度もよんで、自分のものにしたい。

    2
    投稿日: 2019.03.15
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    とてもよかった。わたしも自身の経験への評価を知らず他人に求めていたことに気づいた。でもわたしの体験の評価はわたしにしかできないだろう、考えてみれば自明のことだ。これが差別かどうかはわたしが決めるのだ。 「時間の無駄だと思うなら会話しなくていい」というメッセージを読んだときの目の覚める思い。今までどちらかといえばわかってもらおう、説明しなきゃという気持ちがあったけど、そもそもなんでこっちが心砕いて説明してやらなきゃならねえんだ。ほんとにそうだわ。したくない話はしたくないわ。 実践編にいろんなケーススタディの対処法があったのもよかった。超辛辣な切り返し例ばっかりでちょっと笑えちゃうくらい。 一冊通してユーモアも溢れているし、マニュアル形式の語りもわかりやすい。韓国の女性たちのパワフルさを見習って、やれそうなことから実践していきたいな。会話は苦手だけど…

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    投稿日: 2019.03.03
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    「82年生まれ、キムジヨン」と併せて購入、読了。 2冊とも新刊で贅沢をしたけど、買って良かった。 本書はセクシストに対してどのように身を守り、声をあげるか、かなり具体的な方法を示して教えている。 こう聞かれたらこう答えよ、と明確に書かれている。誰からも教えてもらえなかった著者が、悲しくも実体験で学んだことを鋼の心で纏め上げ、世に出した勇気と決意の一冊だ。 時は2019年の現在でも、私はフェミニストである、と大きな声で言うのは勇気がいる。面倒くさい女だ、と思われたくない、事を荒だてたくない、物分かりのいい女と思われたい。 けど、決死の覚悟で権利…(それは、安全や自由)を掴んできた彼女らの功績にはあやかりたい。 もう、そんなのダサすぎると思った。 30歳もすぎて、社会の一角を担っているのに、そこの責任を放棄して「誰かがやる」のを待って甘い汁だけ吸おうなんて、そんなの都合よすぎると思った。 いざと言う時、わたしが「それ」に直面したとき、姉や、同僚、すれ違った女性、わたしより若い女性たちが「それ」に直面した時、毅然と戦わなくてはいけない。必ずやひとりにさせないで、一緒に立ち向かわなくてはいけない。 そのために持てる武器が言葉の剣なら、それを磨いておこうと思う。たとえどんなに苦手でも。それは私の義務だから。 それに気付けただけでも、十二分に読んだ価値があった。

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    投稿日: 2019.02.25
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    過去の出来事を思い出してしまうから読むのがつらかった。ただ、無理に相手に合わせたり、わかってもらおうと頑張らなくていい、というのは、フェミニズムうんぬんに関係なく、ふだんの友達づきあいでも大事だなと思った。

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    投稿日: 2019.01.15