Reader Store
准教授・高槻彰良の推察EX2
准教授・高槻彰良の推察EX2
澤村御影、鈴木次郎/KADOKAWA
作品詳細ページへ戻る

総合評価

40件)
4.3
17
18
4
0
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリーズ番外編第2巻です。 再読。audibleにて。 今回は番外編が5編入ってます。 私の好きな難波くんから見た尚哉の話もあります! 難波くんは私の推しキャラです笑 あと、難波くんの彼女の話も入ってます。 尚哉が彼女とも知り合いになって難波との仲もさらに進んだなぁと勝手に思ってます笑。 番外編は本編の裏側を知れて楽しいです!

    20
    投稿日: 2025.11.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ポクポン人形、私も持ってるなぁ。そんな意味のある人形だったのね。 SNSで個人情報特定されそうなものは気をつけないと。 遠山と猫の話が良かった。2匹の猫が遠山の孤独を癒す存在になってくれて良かったと思う。

    10
    投稿日: 2025.06.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今回は、すこしだけ怪異から離れ、深町君や高槻先生の周りの人々にスポットが当たった読み切り5本で、どれも良かった。 特に、難波の良い奴度と高感度がどんどんが上がっていて、読んでいるこちらもにっこりする。 特異な状況に置かれている故に人と距離を置く深町君にとって、彼が事情を知っている先生や佐々倉さん、遠山さんとは別の意味で良い「救い」になっていくのかなと思うと、二人の日常のやりとりはもっと見たくなる。 どの話も、誰かが誰かの「救い」となる話のため、うるっとしつつも、小さな怪異があるのも面白い。 与えた側には些細なことかもしれないが、与えられた側にとっては大きなものである描写がどれも丁寧に描写されていて、読後感が良かった。

    0
    投稿日: 2025.04.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人の心が読めるかもしれない目の前の相手に、すごいと思える難波くんが最高。眼鏡をとって前髪あげた深町に動揺するのも良い。

    0
    投稿日: 2025.03.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読む順番を間違えたぽいが得には問題なし。周りの人たちのあれやこれやが描かれていよいよ物語も佳境に入ってきた感。

    0
    投稿日: 2025.01.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本編でのスピンオフみたいなエピ。 あぁ、あの時の話かーと後日談のようだった。 猫の僕なので、遠山さんの話が好き。

    0
    投稿日: 2024.12.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    【収録作品】 第一章 やがてソレはやってくる 第二章 遠山と猫の話 第三章 大河原智樹の冒険 第四章 俺の友達の地味メガネくん2 第五章 それはまるで祈りのように 外伝は楽しい。

    5
    投稿日: 2024.11.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    脇キャラ達の目線で紡がれたストーリー 本編をより味わいの深いものにしてくれてます。 ホッとしたりホロッときたり温かい気持ちになれました。

    0
    投稿日: 2024.10.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    やっぱりおもしろい。今回はEXなのでサイドストーリーです。物語の輪郭をさらに濃くするために読むのにちょうど良いです。高槻先生の世界観が大好きなので、今回もこの話を読めて幸せでした。

    0
    投稿日: 2024.08.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリーズ番外編2 本編の間を埋めてくれる主要キャラたちのエピソード これで益々好きになるぅ~ 「やがてソレはやってくる」「遠山と猫の話」 「大河原智樹の冒険」「俺の友達の地味メガネくん2」 「それはまるで祈りのように」5編を収録。 今回も難波君がよかったぁ。 まぁ難波くん視線ですからね。 友達モドキたちの中でも、合理的ではない 「普通であるべき部分」が感知した特別な存在。 それは友達のヒロに教えられた事でもあり、 おかげで尚哉との距離が一気に縮まった。 これは泣けたなぁ~

    1
    投稿日: 2024.08.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    どのお話もよかったです。特に難波くんと深町くんの友情がいい。高槻先生と佐々倉さんの友情もいい。高槻先生と深町くんが、楽しく笑っていられるのは奇跡なんだと思った。そして、それがこの先もずっと続けばいいと思う。 別のシリーズにでてくる異捜が、またもや登場したので、次はなにか関わってくるのかな。山路さんには、本当に会ってほしくないな。

    0
    投稿日: 2024.08.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本編で書かれた内容もあって、それぞれ違う登場人物の視点で描かれていたのが面白かったです。 特に私は、深町くんにようやくできた心を許せる友達の難波くんのキャラが好きかな。

    0
    投稿日: 2024.07.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    Amazonオーディブルで聴いた。 あ〜これでオーディブルで配信されてるこのシリーズ聴き終えちゃったよー。 10巻は8月配信予定。 遠山さんの猫の話が良かった。

    4
    投稿日: 2024.07.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリーズ番外編第2弾。 今回の番外編は主人公2人の周りの自分物たちの目線の短編で面白かったです! メインストーリーの脇キャラたち目線で 難波や遠山目線は個人的にはお気に入り。 遠山編に関しては、 ほんわかな話で遠山お気に入りキャラになりました。 また次作も楽しみです!

    0
    投稿日: 2024.06.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    番外編第2弾。本編の裏側が別視点で描かれています。 遠山さんの話は切なかった。でも、とても優しい人ですね。クロコとシロコと出会えてよかったし、尚哉も遠山さんと出会えてよかったなぁと思います。 自分の子供が智樹みたいだったら本当ハラハラしそうです。 難波も健司も本当いいやつで、ずっとこのままの関係でいて欲しいです。

    23
    投稿日: 2024.04.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「やがてソレはやってくる」 無くした人形が帰ってくる。 誰にでも見える状態で安易に顔写真を載せたりしていたら、悪用の危険もあるが変な人に見つかるリスクもあるよな。 偶然だったとしても不自然に写り込んだ姿にさえ気付けば、後は餌を撒いて包囲網を張って待つだけだよな。 「遠山と猫の話」 成り行きで預かったが最後。 アニマルセラピーというものがあるが、人間社会では疲れてしまう二人にとって必要だったのはこれなのではないか。 お互いに誰にも言えない秘密を共有出来る存在だからこそ、こんなに仲良くなることができたのではないか。 「大河原智樹の冒険」 手を引き助けてくれた二人。 逃げ出したくて噂程度のことにすら縋りたくなったのだろうが、それよりも前に感情のままにでも話すべきだったろ。 もしも後少し来るのが遅れていたら、どちらを選んでいたにせよ危険だったことに変わりはなかっただろう。 「俺の友達の地味メガネくん2」 土足で踏み込んだ先にある。 嘘偽りなく素直な言葉には助けられることも多々あるかもしれないが、あまりにも純粋過ぎる姿は時には毒だろうな。 相手の反応を見て地雷を知るのは遅すぎるが、それでも謝って再び友人に戻れるのは彼だからなのだろうな。 「それはまるで祈りのように」 目をつけられたのはどちら。 完全に隠して周囲に紛れ込めたらいいが、これだけ自身のことを知るためとはいえ派手に動いてたらバレるだろうな。 把握されている中で暮らすとなると普通ならば大人しくするだろうが、そんなの関係なく思うままだろうな。

    1
    投稿日: 2024.04.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    番外編て読んでも読まなくても理解できる立ち位置のものと思っていたけど、今回はすごく大事なエピソードばかりだった。本編でやや唐突だった展開の裏側。長編はこういう書き方がスタンダードになりつつあるのかな。あとから付け足せちゃうからちょっとズルい気もするんだけど(笑)懐かしの怪談メリーさんに撃退策なんてあったのねぇ。ポクポン懐かしすぎ(⁠ʘ⁠ᴗ⁠ʘ⁠✿⁠)あきらくんとけんちゃんの熱い友情に乾杯。そしてナンバはめっちゃ良いヤツだー!!✧⁠◝⁠(⁠⁰⁠▿⁠⁰⁠)⁠◜⁠✧

    1
    投稿日: 2024.04.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2024.04.07 Audibleにて いつも息抜き感覚のEXだけど、今回はちょっと、トオヤマさんの過去が辛すぎた 以下、ネタバレあり 妹が好きだからこそ起きた出来事で、妹もお兄ちゃんが好きだからこそ、声が出なくなるという切なすぎた シロコとクロコと出会えてホントに良かったね あと、ケンちゃん、やっぱり好きだな 神隠しにあった後の高槻先生への態度が唯一変わらなかったっていうの凄いよな 不思議な関係だとも思う でも、この2人の関係性は、この先も変わらないだろうっていう安心感もある

    2
    投稿日: 2024.04.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    番外編の2作目。サブキャラに関するストーリーだが、特に遠山さんの猫の話と難波君の秘密に気付く話はとても良かった

    1
    投稿日: 2024.04.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    メリーさんの対処法初めて知ったし笑ってしまった。確かにそう 遠山さんと猫たちの話はほっこりしちゃう 遠山さんが深町くんに抱く気持ちがどういうものなのかを知れて嬉しい.. 耳のことを妹さんに伝えることができたら、呪いは解けるのか? それとも深町くんの家みたいにギクシャクしちゃう?? 深町くんの耳のことを聞いた時の難波くんや、佐々倉さんと高槻先生が喧嘩している間の話とか....サブキャラたちがあの時何を考え、何をしていたのか知るの大好き

    0
    投稿日: 2024.03.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリーズ番外編第二弾。 シリーズ読者にとっては裏話的なエピソードが楽しい。 深町尚哉と同じ耳を持つ(人生の先輩の)遠山宏孝がその耳を持つに至った過去が明かされ、遠山は猫を飼う。 難波要一は深町の秘密に気がつき、二人の関係を再構築する。 廃工場の中で小学生の智樹を助けたのはもう一人の彰良か? 本人とは別に出現するのか。興味深い。 異質事件捜査係の今後の動きも、気になる。

    0
    投稿日: 2024.02.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    健ちゃんにはいい意味で甘えられる、素でいられる高槻。2人の関係性をかいた、それはまるで祈りのようで、が良かったなぁ。 あと、猫好きなので遠山さんと猫のエピソード読んで、猫飼いたくなった! 頭空っぽでゆるゆる読めて良かった。 2024.1.22 11

    5
    投稿日: 2024.01.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    難波くんと深町くんの関係が好き。難波くん良い子。登場人物みんな良いのよ。ほんとみんな魅力的だから飽きないのね。

    0
    投稿日: 2024.01.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリーズ番外編。 どのお話もよかったー。 遠山さんのお話と難波のお話がとても良かった。 遠山さんはとてもとても孤独に感じたので、猫ちゃんとはいえ癒しができてなんだか安心。 そしてやっぱり難波くんはいいやつ!

    7
    投稿日: 2024.01.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズ番外編の第二弾。1.やがてソレはやってくる[難波の恋人愛美のマスコット人形の話 メリーさんの電話] 2.遠山と猫の話[遠山が猫2匹を飼うに至った経緯] 3.大河原智樹の冒険[彰良を慕う小学生の身にふりかかった出来事] 4.俺の友達の地味メガネくん2[難波が深町の秘密に気づき、2人の関係性が一方前進 難波の高校時代からの漫画家を目指す友人ヒロこと矢田部比呂人との関係性] 5.それはまるで祈りのように[健司の過去の出来事からの彰良への想い 異捜の林原と山路登場] 1と3は若干怪異絡み、2と4はほのぼのする話、5もほのぼ系だか異捜の2人の登場が嬉しい。

    1
    投稿日: 2024.01.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本編の隙間を埋めてくれる短編集。 やっぱり高槻先生と佐々倉さんと深町くんが揃うと、ラブい夫婦とその愛息にしか見えないんですけど〜と萌えた。 ますます本編が楽しみになってきました。

    0
    投稿日: 2024.01.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリーズ番外編2。どの作品もそうなんやけど、サイドストーリーとか番外編とかより深くその世界が知れるから大好きなんよなぁ。勿論今作も大変好き。 にしても難波君めちゃくちゃ陽の化身って感じの子で大好きなんよ。ずっと深町くんの友達でいてほしいって思わんでもきっとおってくれるだろうという信頼が厚い。人が好きで思いやれる優しい難波君と出会えて良かった。 遠山さんの家族の話が辛すぎて、、、けどだからこそ深町君を優しく見守る姿に泣ける。猫たちと幸せに暮らしてほしい。嘘を聞けるからこそ、根が真っ直ぐ芯がある2人が好き。 あと先生と健ちゃんの幼馴染コンビもほんと好き。ブレない健ちゃんに先生もそして私も救われた。 ほんまに先生も深町くんもこのまま何事もなく穏やかに過ごしてほしい。 大変今更やけど、多分直近1巻読めてないな???そっち読んでもっかいこっち読もう。

    0
    投稿日: 2023.12.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    やがてソレはやってくる  人形が出てくる話はほっとする。僕も人形に囲まれて暮らしているからだろう。でも怪異の裏にあるのはいつも以上に邪悪な怪異。通信機器が発達しメリーさんの恐怖は薄れても、今度は発達しすぎたために人間の恐怖が増すというわけか。 遠山と猫の話  その人の幸せを願うが、自分と違う幸せを得てることに違和感も覚える、というのが少しぐさっときた。なんだろう。自分と同じと思ったら今度は自分と違ってほしくないというか。自分の中の醜さのようなものなのだが、どう向き合えばいいのか自分ではまだわからない。 大河原智樹の冒険  僕も怪異に対しての察しが良くなってきたように思う。喜ばしいことだ。 俺の友達の地味メガネくん2  この難波の葛藤、身に覚えがあったりなかったり。僕はこんなにもフレンドリーではないけれど、踏み込みすぎたり、踏み込んでくれないことに苛立ったり。色々な失敗をしながら今までの人生を歩んできた。今でもまだ悩み続けている。深町の悩みもめっちゃ共感できるけど、それと同じくらい難波も悩んでるしめっちゃ共感できる。遂に深町は難波に打ち明けた。これからどうなっていくのか。楽しみにしながら10巻を待とう。 それはまるで祈りのように  佐々倉の願いの話。佐々倉が事態を一番重く見てる、警察が動くってことはそれだけ怪異が絡む案件が多い、もしくは疑いようがないからだ。もちろんそれに対して何かしらの対策を取ろうと警察は動くはず。警察組織にいるからこそ、異捜の危険性を佐々倉はわかっている。無力であるからこそ手を伸ばしたい。その気持ちは高槻先生もわかっているはず。佐久島が悲しむような結末にはなりませんように。

    0
    投稿日: 2023.12.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    新刊出た〜♡続き続き〜 まあ、続きではなかった番外編。 お馴染みメンバーのちょっとしたお話を読めて楽しかったです〜♡

    0
    投稿日: 2023.11.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    番外編集第二弾。ここでは、本編のエピソードを視点を変えて、難波や遠山、佐々倉側からの相手に対しての深い思いや葛藤が表現されていて、絶妙! どんなに相手の事を思っても、上手く伝わらない事は必ずあるもので、誤解やお互いの意地も加わってこじれる一歩手前で、それぞれのエピソードの第三者が絡んだ糸を解いてくれる。この小説の登場人物達は、その関係性が秀逸でいつも先を見たくなるシリーズだなと思う。それと、異捜の二人がどう関わってくるかも楽しみで仕方ない。

    1
    投稿日: 2023.11.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    現象と解釈 わからないもの、は怖く、 怖いものを解釈して理解することで怖さがなくなる。 解釈できないこと自体が人間には不快なのかもしれない。 インスタ等SNSで顔を晒すのはやめたほうがいいよとか、世の中はいい人ばかりじゃ無いとか、若者にも良い警告にもなるのかもしれない。 世の中で生きていく時の杖にもなるし、十分萌え要素もあり、エンタメとして秀逸なシリーズ。 これから、本編がどのように進むのか。楽しみ。

    12
    投稿日: 2023.11.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    番外編第二弾!今回も皆の優しさが滲む素敵な物語。 智樹くんの子供心と親心、遠山さんと猫ちゃんのお話と共に、尚哉くんへの父性にも似た想いとか、難波くんのおおらかな心、健ちゃんの守る決意等々、どれも読みだすと止まらくなる。 智樹くんのお話は自分も息子を持つ親でもあるので、どちらの立場もわかる。でも親になるとついこ口うるさくなっちゃうんだよ~と、少し耳が痛くも(笑)。 難波くんはいつもいつでもいいコだし、遠山さんは登場する度に距離が近くなっていく感じで嬉しく、健ちゃんの決意は涙が滲んでしまう。 本当に皆には心から笑っていてほしい。そう読む度に思う。

    0
    投稿日: 2023.11.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    難波視点で見る深町の秘密の話が良かった。 今までのほっこりするエピソードに加え、異捜の怖さがちょっとずつ近ずいてくる感じが、高槻彰シリーズの今後を楽しみにさせる。よりキャラクターに対しての理解が深まるEX、良い。

    0
    投稿日: 2023.10.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    本シリーズは、番外編が番外編以上の意味を持っていると思いながらいつも読んでいます。 本編のエピソードを別の視点から読み解く回、 別の視点から描きつつ、本編とのリンクが見られて新たな展開が見られる回、 あくまで普段の視点が変わるだけで、 決して本来のイメージの持つ「番外編」というイメージを捨てさせられた作品だと思う。 登場キャラクターがどんどん魅力的な側面を見せてくれるのをこれからも楽しみな作品です。 第一章 やがてソレはやってくる 難波くんと愛美ちゃん回。愛美ちゃんがメリーさんに追われているのでは…?疑惑。 とのことだが、これも普段と同じ人為的な結末。 とにかく難波がかっこいい。 愛美が大学に入学し、やっと素敵な恋人を見つけられた、というエピソードが可愛すぎる。 第二章 遠山と猫の話 遠山さんが猫を飼うお話。いつも孤独と向き合ってきた、という描写が多い遠山さんなので、奮闘しながら、猫と向きあい猫を飼おう!と決心する様は微笑ましくて仕方ないし、その温もりに心が救われていく様はとてもじーんとくる。そして、深町くんへの秘めたる想い(本編を読んでいる時に想像はできたけど)も遠山視点で描かれて明らかになるところも良かったと思う。 第三章 大河原智樹の冒険 智樹くんのお話。小学生だった智樹くんの成長とともに、周りの大人への反発、逃げ出したい衝動がとても丁寧に描かれていると同時に、このお話ではまさかの高槻ではない高槻が出てくる。でも、その高槻に智樹くんは救われ、中学になった時にも、心の中にはあの日は工場での出来事が残っていると思う。 高槻の完全記憶能力のおかげで、いつまでも智樹くんの居場所が高槻の中にあると思うと、 あの能力のおかげで救われている人がたぶんにいるのだと思う。 第四章 俺の友達の地味メガネくん2 深町くんの秘密が難波くんにバレてしまった時の難波くんサイドのお話。深町くんが思い悩んでいたのと同様、難波くんも考えていたことがよくわかる内容になっている。難波くんが本当に深町くんを大切に思っている様子が描かれていて、本編でも泣いたけど、こちらでも泣いた。 第五章 それはまるで祈りのように 健ちゃんのお話。彰と健ちゃんの本気の大人の喧嘩の様子、そして異捜との関係性、そして回想で幼少期帰ってきた直後の彰の様子も描かれている。 とにかく、普段は豪快で力強い様が描かれがちな健ちゃんのとにかく彰と深町くん、二人ともをなんとかしたいんだ。という気持ちが全体を通して伝わってきて、一番好きな話だった。 最後に、まさかの異捜に健ちゃんが誘われて…今後異捜との接点が強くなっていくのでは…と若干の恐怖を感じながら読み進めました。 最後の健ちゃんの祈りは、読者みんなの祈り、 沙絵から笑われても、それでもそこには決して負けたくない強い気持ちが伝わって、次巻に続いているような気もして…また今後が楽しみになりました。 このシリーズは、発売されるとすぐ読みたくなるけど、読んだら読んでしまった感をいつも感じます。 単発の怪異話短編集で1冊、とかでもいいのに、 主人公は成長し(もう就活…)、 もう一人の高槻の登場や人魚の謎、祭りの謎など、ちゃんと前に進んでいる、ということはいつか高槻の背中の傷の謎も解ける日が…と思うと、早く読みたいような、終焉に向かっているなら読みたくないような、もったいぶりたいような、そんな気持ちでこれからも読み続けたいと思います。

    1
    投稿日: 2023.10.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    番外編の2冊目。 高槻先生と深町くんを取り巻く人達目線のお話5話。面白かったです。 一番好きなのは、難波くんのお話。難波くん、いい子だなぁ。深町くんの耳のこと知っても気味悪かわらずに接してくれる。 佐々倉さんのお話には「憧れの作家は…」の林原さんが登場して楽しかった。 大好きなシリーズなので本編の続きも楽しみにしてます。

    4
    投稿日: 2023.10.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    番外編ということで、遠山さんが猫を飼うことになった経緯や難波くんの人知れず悩んでいることなど、普段は見られない面から描かれていて面白かったです。何も考えていないように見える人ももちろん様々なことを考え、悩み、過ごしているんだよねと。やっぱり難波くんはいい人です。きちんと向き合ってくれる。

    2
    投稿日: 2023.10.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズの中から生まれたいくつもの単話。それぞれの思いやその人目線の話が面白かった。 本編では高槻先生と深町くん目線の話でも、難波くんや健ちゃんの目線からだとこう見えてるんだなって思う。 遠山さんと猫の話もなんだか可愛くてほっこり。自分も猫を飼いたくなる話だった。 個人的には難波くんと深町くんの話が好き。友情っていいなって思うし、難波くんみたいな友達が1人でもいたら救われるなって思う。

    6
    投稿日: 2023.10.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    難波君の株が爆上がったEX2巻。 彼の出番多かったうえに、どっちもエピソードがよすぎた。 しかも今回まさかの彼女さんと一緒に登場とか、めっちゃ好待遇ではないですか。 よかったね難波君、末永く爆発してください。 尚哉視点ではなく、他の第三者から本編中のお話を追えたり、サブキャラの掘り下げ話が読めたりする番外編集2巻。 高槻先生や尚哉たちのことを客観的に見えるとこんな感じなのかと知れるのがいい。 また番外編ながら、ちゃんと高槻先生の講義も受けられちゃうのは嬉しいのだ。 今回の人選がちょっと意外だなと思ったり。 まさか智樹くんが出てくるとは思いもせず。 子どもから見た先生はこんな感じなんだと新鮮に思えた一方で、子どもながら「本物」に出会ったのであろう展開も意外だった。 きみ、結構危ない綱渡りをしていたのでは。 そして、遠山さんも意外。 何が意外って人選もだが、内容が猫という。 え、癒しのコーナーですかと半ば本気で思ってしまった。 今回の彼の掘り下げエピソードで想像よりも大変な人生を送ってきていたのが分かったので、せめて猫で癒されてくれとこちらは割と本気で思ってしまった。 名前はどうにかならんかったのかとツッコミは入れましたが。 健ちゃんは本編でも多少あるので意外性はないですが、3人で横浜中華街を満喫している様はほっこりエピソードでよかったです。 本文でもツッコミ入ってましたが、珍しく怪異絡んでませんでしたし。 尚、健ちゃんの場合はそこにたどり着くまでに異捜との絡みもあったし、いつぞやの高槻先生との喧嘩のエピソードでもあるので(別視点からの補完あるのは本当に嬉しい)特に前半は不穏なんですけれども。 うん、あの食べ歩きで相殺ということで。 たまにはそういう休日があってもいい。 そして前述の難波君はまさかの2話分登場。 彼女さんとの話はまさかの事件の方に発展して驚いたし、もう一つの方はね、最後の一文で涙腺崩壊してこちらがガチ泣きしました。 いやもう、本当にいい子なんだようおうおう(号泣) こんな奇跡みたいな子が尚哉のそばにいてくれるのは、もう本当に奇跡なのではないかと(何言ってるんだお前は) 難波君の話だけでもファンなら読破必須エピソードだと思う。 いやもう、こんな友達本当にうらやましいです。 難波君、どうぞこれからもそのままでいてください。 そして、改めて末永く爆発してください(二回目)

    3
    投稿日: 2023.10.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    彰良や尚哉の周辺の人物目線で語られるスピンオフ第2弾。 やっぱり、難波くん、好き。 ほんとうに、なんていいやつなんだ。 彼が尚哉を見付けてくれて本当によかった。 耳のことを尚哉に訊いたことでの難波くんの葛藤が、、、 2人が仲直りできて、そのなりゆきに泣きそうになる。 健ちゃん目線の話もよかったー。 あの人が不穏な空気を醸し出してはいるけど、でも、みんな一緒ならきっと大丈夫。 こういうスピンオフもまた読みたいし、本編の続きも早く読みたい。 欲張りな私であるw

    2
    投稿日: 2023.09.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    今回は全5編の短編で構成された番外編です。登場人物達の話や描写から時列的がわかるという発見や同じ作家さんの「憧れの作家は人間じゃありませんでした3」の話がチラッと出てきて面白かったです。悪意を持った人間はいるけれど、登場人物の信頼関係や相手を思うがゆえに秘密をもったり、すれ違ったり、だけど仲直りをしたりという細やかな描写が印象的でした。最後の佐々倉の視点で描かれた「それはまるで祈りのように」が一番好きな話です。

    2
    投稿日: 2023.09.22