
総合評価
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powered by ブクログ思ってたのと少し違った。行方不明になってからラストの展開はいいと思うのになんだか全体的に間延びしている感じが否めない。情報量が多すぎるというか伏線回収までに時間をかけすぎているのかな。好きな人は好きなのかもしれないけど私はまどろっこしいような気がした。
1投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログ筋立て、流れはいいのですが、全体に無駄な表現、箇所が散見します(えらそーで済みません) 愛という感情は人生には非常に大事だとは言え、とこにべたついて、人間を貶める気持ちが膨らんだことは否定できない、 9年前の作品という事で筆者の力量が伸びていく時間という事からか「ありえない設定」~例えば「実の母親がいない場合、いくら親しいとはいえ、他者に引き渡す」はあり得ない・・特に昨今。 恋文、母親朱里の設定、表現が諄すぎて、歪んでいる感が強く感じたのは朱里の女としてのレベルを下げたかったからかもしれないが、最後まで読むと尻切れトンボ的。 他の人々のその後もうまく収斂されていず、全体的に散漫な展開を感じたのはそのためが大きい。 力量は評価したいが、全体として評価低くしました。
2投稿日: 2025.10.14
powered by ブクログ続きが気になって、あっという間に読了! なんとも言い難い気持ちになる、幸せなような不幸なような、でもやっぱり幸せな気持ちなのかな? ネタバレになるといけないので書けませんが、とにかく私には響きました。 深い、家族のお話!
6投稿日: 2025.10.13
powered by ブクログ⭐️行方 琴美の行方を探す妙子の描写、緊張感と悲壮感が伝わり心が痛んだがページからをめくる指が止まらなかった。毒親にめげずに真実を探る恋文が格好良い!誠司の身勝手さにはモヤモヤが残り憤りさえ感じた。サスペンス長編とあるが、ミステリー要素のヒューマンストーリー。
0投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログ義母、夫、ご近所、どこにも味方がいない、娘が行方不明になる、辛すぎる第一章。その22年後の第二章。そりゃぁこの構成なら真実はそうでしょうけど、至る過程や描写が丁寧で引き込まれる。
0投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
母親だからこそ刺さる小説だなぁ。 本当に本当に犯人は憎くて憎くてたまらないし 自分の事も責めてしまうだろうし でも 娘が元気で幸せに暮らしていてくれたら どんなに救われるか、、、 個人的には恋文ちゃんがGJすぎる。 頑張ったね、偉いよ、幸せになってね。
0投稿日: 2025.08.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ハッピーエンドなようで、和彦の老後の様子(琴美のトラウマを残したままぼけていってる感じ)や遼太郎から琴美への手紙の他人行儀感(呼び方があなただったあたりが特に!)など、やるせなさや悲しさも残る小説だなと感じました。それでも遼太郎の「琴美が健康でさえいればいい」という手紙の内容には救いも感じ、最初に嫌な人!と腹を立てながら読んでいた登紀子も含めた家族団欒の描写があってよかったです。
1投稿日: 2025.08.17
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娘が行方不明になり母親が責められるシーンは心が痛く、何もかも怪しい朱里の態度にもイライラし、最初の方は読むのが辛かった。。兄の作文も悲しくて薄目で読んだ。 途中犯人に同情的な描写があるものの、全然同情できない。突然家族と引き離された3歳の琴美のこと、22年間被害者家族がどんな気持ちで過ごしてきたか、妙子の気持ちや和彦がボケて未だに琴美を失ったときの恐れを引きずっていることを考えると悲しく、怒りしか沸かない。 それでも新しい家族と一緒に、元の家族のところに戻ることができて、ハッピーエンドだったのは良かった。修平は聖人。 不遇な家庭で育って辛い思いをした幸子は案外頭が回るし、ヒロも挑発した後に素直に謝ったり幸子を大切に思ってたり意外と常識的なところがあって、2人とも憎めないキャラだった。
2投稿日: 2025.07.20
powered by ブクログどのカテゴリーに入れたらいいのか迷う。 幼児が失踪し、家族が疲弊。 そこから年月が飛び、ペンションを営む父と娘。 その娘が失踪した幼女と予感させ、 そのままの結果となる。 どうなるんだと、ついつい読み進めてしまった。
0投稿日: 2025.06.25
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うーん...。半分くらい読んだところで大体結末は予想出来たけど誘拐犯がちょっと可哀想、気持ちも分からなくもない...みたいに書かれている部分があまり好きではなかったな。 自分の娘を亡くしてどんなに辛いかを知っているのに人の子をって全く同情できない。 妙子夫婦が離婚したり悲惨な感じになっていなくて良かったし、おばあちゃんも元気だったことが救い。
33投稿日: 2025.05.16
powered by ブクログ保育園へのお迎えが少し遅れただけで、3歳の娘がいつも遊んでいる公園から姿を消した。 代わりに保育園から連れ出したという、それほど交流のない同じ保育園に子供を通わせる女の怪しいこと、怪しいこと。 母親の必死の捜索にもかかわらず、娘は見つからない。 行方不明のまま月日が流れ、浜名湖でペンションを営む親娘と、自堕落な生活を送る女の話が同時進行的に語られていく。 子供を探し続ける母 人気ペンションになりつつある親娘 自堕落女 この4人がどこでどう絡み合ってくるのか? 驚きと、悲しみと、安堵と…。 いろんな感情が湧き上がってくる。
0投稿日: 2025.05.07
powered by ブクログ全体を通して起承転結がはっきりしており読みやすい。 序盤に琴美が行方不明になる場面では、家族含む関係者の心理描写が非常にリアルで繊細で胸を締め付けられた。 真相解明のための話の繋げ方が上手く驚かされた場面もあったが、物語の結末は正直予想通りだった。 ミステリーというより感傷的な小説で、しかし他人事にもできない生々しさがある作品。 ※個人的にあとがき・解説も読みたい派なので、ついてないのは少し残念でした。
1投稿日: 2025.04.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
誠司のしたことは、たとえどんな事情があったにせよ許されることではない。 22年の間の家族の思いや、父•和彦の認知症のことを考えると「生きていてくれてよかった」では済まされない。 それにもかかわらず、 宿泊客としてペンションへ訪れ、長年探し続けた娘が目の前にいるのに その生き生きとした幸せそうな姿を見て 事実を告げず、それまでの人生を尊重しようという母•妙子の決断は、本当の愛だなと思った。 家族と離れ離れになってしまったが、愛されて生きた琴美と 家族がそばにいながらも、消えたいと願ってしまった恋文。 どちらが幸せだったのだろう。
0投稿日: 2025.01.12
powered by ブクログ読み始めて少しして、以前読んだことがあることに気づいたけど、結末がどんなだったか忘れてしまってた。 親ガチャって言葉は嫌いだけど お金持ちか貧乏かとかじゃなく、 子供を愛せるか、そうじゃないかという意味では 親ガチャってあるんだろうなぁ。 ちゃんと愛情を持って育ててくれたら、血が繋がっていなくたって大丈夫だろう。 それがどんな始まりの関係であったとしても。
2投稿日: 2024.11.07
powered by ブクログ何もかも説明しすぎる文章が苦手やった。それがいい方向に働いてる時もあったけどタバコの銘柄を何回も繰り返したり、必要ある?って思う表現が多かった。(タバコについては自分と同じ銘柄やったから意識してるだけかも笑)あとこんな私でも愛してくれる人が、、ってやつが琴美と恋文の2人ともにあって、結局愛が救済なん?って思った。これは愛されない私の僻みかもね。
1投稿日: 2024.07.03
powered by ブクログ点と点が一本の線になっていく快感がゾクゾクわくわく。噂話とか評論家ぶった国民の話とかマスコミの記事とか流されるべきものではないな。
1投稿日: 2023.08.22
powered by ブクログ三歳の娘が公園からいなくなり・・・ それから二十数年 いくつかの話が並行して進行していき 消えた娘とどんな関係の人たちかな?と思いながら 読み進めました そして明かされる謎 そういう展開でしたかと、なるほどなるほど と物語を楽しめました
15投稿日: 2023.05.04
powered by ブクログ3歳の琴美が突然姿を消してしまった。 そして22年後… なんとなく途中から展開が見えてきたけど、 結果はよかった。 ただ、幼稚園に迎えに行って我が子が居ないって… 連絡も無く他の母親に引き渡すとかあり得ない
1投稿日: 2022.08.08
powered by ブクログ急に子供がいなくなることがあったら、正常ではいられないと思う なによりも怖いことだと思う 1日で一気に読んでしまった 琴美ちゃんのお母さんの気持ち、自分を責める気持ち、時間が経つにつれ胸が押しつぶされるような感じ 絶対体験したくないと心の底から思いました
4投稿日: 2022.08.04
powered by ブクログそういうストーリーなのだから仕方がないんだけど、悲惨な事件の上に嫌な登場人物が多くて、最初から最後までずっと憂鬱な気持ちだった。途中、楓が本当は琴美だということは察しがついたけど、まさか誠司が自らの意思で誘拐したとは思っていなかったので残念だった。いつも誠司の顔色を伺っている琴美があまりに不憫で、もう少し誠司の優しさや温かいやり取り(回想ではあったけど)が見たかった。 エピローグも何だかくどくてそんな何もかも説明しなくても…という印象。最後の最後で希美が純との子どもではなく実は純の子どもは生まれることが出来なかった、というくだりに何の意味があるのか分からなかった。せめて最後くらい、望まれなかった子どもが元気に生まれて幸せに暮らしているところが見たかった。 悲しいばかりの小説だった。
1投稿日: 2022.06.20
powered by ブクログ幼稚園年少の琴美の母親がパートの残業をしている間に、同じクラスの子恋文(れもん)の母親が子どもと一緒に琴美を連れ帰り、公園で遊ばせ、目を離したすきに琴美だけ行方不明になってしまうところから始まります。 行方不明になった頃とその20年後くらいの場面が行きつ戻りつしながら、いくつかの場面が同時進行するのですが、バラバラだった 場面が次第に一つの事件につながっていくのです。 『幸子(ゆきこ)』という名前の女性が登場するあたりから、嫌な予感がじわじわと漂いだすところからが、面白かったです。 後半で何となくストーリーの行方が想像できてきたので、そこがちょっと残念。
1投稿日: 2022.06.19
powered by ブクログ3歳の子供は生きることを決め、あなたにあの本をさし出した。 家族を忘れ、あなたのことを心からパパと呼んだ。 どんな大義名分であっても、 やはり児童誘拐は許されません。 決して許されません! 読みやすくて一気に読み終わりました。
1投稿日: 2022.05.07
powered by ブクログ子どもがいる人は私と同じく「ちょっとしたことが原因で我が子がいなくなる」というストーリーは苦しんで読んだのではないでしょうか。辛すぎます。救いのある話でよかったです。
9投稿日: 2022.04.20
powered by ブクログこの結末は予想出来なかった。 過ちは赦し、哀しみは乗り越えれば良い、シンプルだが、簡単ではない。そのメッセージを結末に乗せ、それを悟らせず、読み手の想像力を掻き立てる起承転までの展開に感服した。 結末は、通勤電車などではなく、自宅でじっくりと味わう事をお勧めしたい。
1投稿日: 2022.03.30
powered by ブクログ娘がいなくなった前半を読むと、熱い息のような塊が胸でぶくっと広がるような辛さが追体験させられ、痛かった。展開がわかるような進行だったけど、丁寧に語られていく物語が心に染みた。
2投稿日: 2022.03.26
powered by ブクログパートの事情でいつもの時間に琴美のお迎えに行けなかった山口妙子は、遅れて着いた保育園で、星野朱里が連れて帰ったと聞かされる。確かに朱里の娘の恋文(れもん)とはクラスメートだが、そんなに親しいわけでもなく、ましてやお迎えの代わりを頼んだわけでもない。彼女たちを追って公園へと向かったが、そこでは琴美の姿だけが見つからなかった。 しょっぱなはこの、朱里という全く責任感の無い親にイライラするが、話はそこから一気に先に飛ぶ。視点がころころ変わるので、これが結局どうつながっていくのか考えながら読むことになるが、まぁ思った通りの着地点で意外性はそこまで無い。ただ、3歳の子がお母さんから急に引き離されて、新しいお父さんをそんなに認識できるものなのか、そしてそれまでのことを全て忘れてしまえるものなのかはちょっと疑問。
0投稿日: 2022.02.10
powered by ブクログ最後まで一気に読めました。 途中から結末はなんとなく想像がついていましたが、それでも最後まで読んでスッキリした印象です。 読了後、改めて美津子の登場シーンを読み返しましたが、言葉の一つ一つや仕草、どんな気持ちで宿に通っていたのかなど、想像すると、切なくも心温まる気持ちになれました。
0投稿日: 2022.01.15
powered by ブクログ* 初めての春口裕子さんの小説『行方』 ある日、突然当たり前の日常から姿を消して 行方不明になった3歳の琴美。 娘を探す両親と兄の遼太郎の一途さに 胸が締め付けられます。 一瞬の判断の間違いのせいで、手のひらから 零れ落ちてしまった当たり前の日々。 その失って初めてその大きさに慄き、嘆き、 悔やむけれど取り戻すことができないからこそ、 更に自分を責める様が手に取るように伝わります。 信じ続ける人達を待つ結末はどういったものか。 仮にラストがイメージできたとしても、 最後まで作者の作ったストーリーに沿って 読んでほしい。
7投稿日: 2022.01.04
powered by ブクログ展開については予想通りの所が多かったがそれぞれの特徴ある個々の空気感が分かりやすく感じられる所など面白く結末がきれいに纏まっていてすっきりした。
1投稿日: 2021.09.23
powered by ブクログ後半はあっという間に読んでしまった。もう少し一人一人の人間描写が欲しかったし、さおごの解決への展開が急すぎて。またエンディングはテレビドラマの最終回みたいでまとめすぎ。
0投稿日: 2021.05.28
powered by ブクログ3歳の娘、琴美が行方不明になった。 その日はパートが長引き、お迎えに間に合わなかった。 そんな琴美を幼稚園から連れて帰っていたのは、普段あまり付き合いのない朱里という母親だった。 自分が公園で目を離した隙にいなくなったのに悪びれる様子もない。怪しすぎる… それなのに、捜査は進まず22年の歳月が過ぎる。 何もなく、諦めることの出来ない家族。 その頃、琴美と同い年だった朱里の子供も事件の詳細を知る。 また、浜名湖で父親とペンションを営む楓。 様々な糸が、20年以上の月日を経て繋がる。 各々の抱える苦悩。 過ぎ去った日々はもう戻らない。 あまりにも残酷で悲しい。 2021.3.21
0投稿日: 2021.03.22
powered by ブクログ今回も春口さん独特の不穏な空気感が冒頭から如実に表れて、一気に物語に入り込み琴美の「行方」と小説の「行方」が気になり一気読みでした。 ママ友の星野朱里(ほしの あかり)娘の恋文(れもん)を初め、癖のある登場人物がたくさん登場し、途中から推理的要素も含まれ、飽きる事無く最後まで読めました。 内容的には以前にも読んだ事がある様なありふれた部分もありましたが人物描写が丁寧に描かれていたので感情移入も出来、読後感も良かったです。
0投稿日: 2021.03.12
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子供がいなくなるという状態が22年間。。。考えただけでも胸が痛くなる。残された家族は暗いトンネルの中にいる状態だとの表現はピッタリとはまった。その後警察官になった兄と当時一緒にいた女の子恋文(かれん)により解決されることになる。結局は悪人による犯行という事件でなかったわけだけれど22年間という月日を苦しめたという点では絶対に許されない。その後に下された判決は妥当なものかどうかわからないけどトンネルから抜け出せた家族にとってはこれしかない結末だったといえる。
0投稿日: 2020.12.12
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評価は5. 内容(BOOKデーターベース) 公園から忽然と姿を消した三歳の琴美。両親は必死に捜すが、一向に見つからない。―22年後。自堕落な生活を送る幸子のもとに、一通の手紙が届く。差出人は、消息不明の妹を捜し続けている男だった。同じ頃、浜名湖畔で父親の誠司とペンションを営んでいる楓。ある日を境に、楓は誠司に対して不信感を抱く。父は何か秘密を抱えて生きているのではないか。交わるはずのなかった人生が交錯したとき、浮かびあがる真実。切ない想いが胸を満たすサスペンス長編。 最後は丸く収まったので良しとしたが、やっぱり被害者家族の事を考えるとたまらない気持ちになった。
0投稿日: 2020.09.14
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3歳の娘が行方不明になり、お迎えに遅れた自分を責める妙子。22年後、登場人物が繋がり事件が動き出す。→まずペンションの親子の秘密はすぐにわかる。美津子のことも。わかりやすいんだけど、それでも泣ける。どんな理由があったにしても、許されない…。妙子や家族の22年間の思いを想像すると、やるせない。しかし、後半すぐにたどり着いたのに、前半でなぜたどり着けなかったのか。あと、修平はきっと誰の子であっても受け入れてた気がする。
0投稿日: 2020.02.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミステリというよりはヒューマンだから仕方ないけど、結局弟くんがどうやって犯人にたどり着いたのかが謎。いい話ではあったけど深みに欠ける。
0投稿日: 2020.02.18
powered by ブクログ3歳の子供が行方不明になり、22年後、話しは動き出す。展開は読めたがグイグイ読まされました。解決からまだだいぶページがあったのでどんでん返しがあるのかと思ってしまいました。
0投稿日: 2019.09.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
我が子を失ったら魔がさすこともあるかも知れない。 でも22年も黙ったままってないでしょ。 このお父さん(誠司)、言動が不愉快なだけで楓に対しても琴美に対しても愛情がまったく感じられなかった。 琴美が夫と娘と一緒に本当の家族のもとに戻れて良かった。
0投稿日: 2019.07.21
powered by ブクログ子どもが行方不明になるというのは、世の中で起こる事の中でも一番に近い位に悲しい出来事だと思います。他に色々な悲しい出来事が有るけれど、どこかで怖い思いをしているのではないか、お腹を空かせているのではないか、自分を呼んで泣き叫んでいるのではないかと想像すると体を引き裂かれたような気持ちになることでしょう。 そういう事件があると、一番悲しんでいる家族も疑われて二重三重に傷つけられる事になります。過去にも親が疑われ、報道自体もそういう風な味付けで未確定情報を流してしまう事が多いです。自分自身もそんな報道に踊らされたなと思う事多々あります。 子どもを育てるにあたって、誰でも万全の態勢で臨めている訳ではないのに、事件になってから親の色々な不備をあげつらい。さも鬼の首を獲ったかのように報道するマスコミ。全くもって現実に発生していることでもあるし、誰にも発生しかねない事案です。 そんな子供が行方不明になるというセンセーショナルな事件から22年が経ち・・・。という内容です。 子どもを持つと誰にでも起こり得る内容なので、現在進行形で子供育てている人が読むべきであるような、むしろ読まない方がよいのか・・・。
1投稿日: 2019.07.16
powered by ブクログ読むのをやめられなかった どうなるのだろうと 行方不明の三歳の娘 家族、失ったもの、もどってきたもの 友人たちのそれぞれの家庭の事情が盛り込まれ かなり重くなっているが この子がまっすぐでよかった 家族がまっすぐでよかった ≪ 行方不明 探して探して たどりつく ≫
1投稿日: 2019.04.02
powered by ブクログおよその展開と結末は予想できたが、ストーリーは面白く読み進めて行くページの重みを感じた。幸子の家庭とヒロの存在が多少盛り過ぎだろうという気がしないまでもないが、きれいに物語を閉じてくれてほっとしたが、子を持つ親として最後まで切ない。
0投稿日: 2019.03.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
よくあるストーリーではあるけど、久々に先を急いで一気読み タラレバを感じながら・・押入れを開けなければ、ペンション案内に写真が載らなければ、写真を見つけなければ、などなど 最後は一気に話がとんで、なんとなくメデタシで終わっているのがスッキリしないが、感情移入できる箇所が多かった
0投稿日: 2019.03.07
powered by ブクログ行方不明になった少女と残された家族。そして…。 というストーリー展開で、最後には再会できるだろうと思って読み始めたが、冒頭行方不明の緊迫場面から、ぐいぐい引き込まれて一気に読んでしまった。 目の前に愛らしい子どもがいる家族が一気にドン底へと行く喪失感、その後家族がどう過ごし、また事件に関わっていた人間たちの破綻した生活状況を見せられ、どうか被害家族が少女ともども幸せになってくれと思いながらページをめくる。 少し悲しいラストかもしれないが、穏やかな日常を過ごせる幸せを実感できる作品。
1投稿日: 2019.01.28
powered by ブクログありふれた内容かと思ったが、なぜか続きが気になってぐいぐい引き込まれてしまった不思議な本。なかなか良かった。
0投稿日: 2019.01.26
powered by ブクログ面白かった。 面白かった、で、いいんだよな、これ。 なんか悲惨だったんだけど。 ってか時効って問答無用で成立するものだと思ってたんだけど、本人が処罰を望む場合は時効扱いにはならないのか? しかしまぁ22年の月日は長いなぁ……。
0投稿日: 2018.12.30
powered by ブクログある日突然我が子がいなくなったらどうなるだろう。 どうするか、どんな気持ちか、どんな未来か。 自分に置き換えて考えてみるとぞっとします。 全てが明らかになって、あるべきだったはずの日常に戻り琴美が思うこと。 「この人が失ったものがどういうものであったかをー」のくだりが、この作品の伝えたかったことであり、また登場人物たちのこれからの未来に想いを馳せるきっかけともなりうるように思います。
0投稿日: 2018.12.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
公園から3歳の娘の姿が消え、それから22年の時を経て家族の時間が動き出す…。我が子の行方がわからない母親の後悔、焦燥、懊悩がくり返される前半は胸がキリキリ。パート仲間や朱里のどうしようもなさに辟易する。 もし自分が妙子なら真実がわかり次第黙っていられないし、どんな事情があっても連れ去り犯を許せなくて悪しざまに糾弾してしまうと思う。だからこそ彼女の終盤の凛とした慎みある態度に、自分の感情を後回しにして今までとこれからの娘の人生だけを思いやる母親としての原点の姿を思い知らされ、兄の手紙と共に泣けた。
0投稿日: 2018.11.20
