
総合評価
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powered by ブクログ不意に感じる小さな虫の感覚が殺意のスイッチを入れる、とはじめは思ったけどどちらかと言うと人が狂う、またはある種の覚悟のスイッチだったか。 優しさ、残酷さの入り交じった7つの話どれも怖く、切ない。
0投稿日: 2021.04.12
powered by ブクログブラックです。「薄氷の日」森のくまさん♪と「微熱の日」山ワロは、小説の中のこととはいえ、よくもこんな出来事が・・・と、描写に目を背けたくなった。でも、朱川さんの作品は好んで読んでしまう。
0投稿日: 2017.05.21
powered by ブクログこの後味の悪さは最高だ。本作は夕日の三丁目的な世界観は更々無い。人の執着心や憎しみ等、醜さや汚さで埋め尽くされたオールブラック朱川湊人なのだ。タブーを犯す時にモゾモゾと体中に蠢き回る水銀虫。この作品のテーマでもある、してはいけない事、つまり罪を犯した人間にとりつく恐怖と後悔が上手く描かれ、狂気と化した人間のおぞましさは読んでいてもゾクゾクし嫌悪感は拭えない。人が誰しも持つ闇。何かの切っ掛けで、「ほら、お前の体内からも水銀虫がいつ動き出すか分からないぞ!」と問われている気がしてならない。悪夢はいつ起こるか分からない…。
0投稿日: 2016.04.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こういうのが書きたかったんだろうなぁ。「ノスタルジーの朱川」って枠からはみ出したかったんだろうなぁ、と作者の気持ちを勝手に思い測ってみた。 救いの少ないバットエンディングで後味わるさを残した作品ばかりを集めた短編集。いつもの、ちょっと心にグンとくる切なさとか、古い長屋のカレーの匂い付夕焼け的ほのぼのとか、ないです。 ホラーは本来そうあるべきなんかな。生温かい苦さや気色悪さやそういうのを求めている人にはお勧め。ホラー短編集としてのまとまりは良いと思う。俺は好きじゃないけど、それは趣向の問題。
0投稿日: 2016.03.20
powered by ブクログホラー短編集。 久々の朱川さん。『都市伝説セピア』が好きな作家さん。この作品もなかなか。 薄気味悪い怖さ。 個人的には「虎落の日」がインパクト強い。
0投稿日: 2016.03.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ホラー短編集。 枯葉の日:全体的に暗いトーン(季節の描写含む)、確かに内容も暗いものだったけどわたし的には最後に救いがあったように思えたかな。きっと彼は彼女を殺してあげた。殺すことが大事なのではなく、その願いに気づき叶えてあげたこと。彼女はこれでやっと解放される、その自由にわたしは共感できたんだと思う。 しぐれの日:読み進めるにしたがって、ぞわぞわした気分になる話(作者の意図にまんまと乗ってる感が・・)。どんどん救われなくなる感じがね。自業自得なことではあるんだけど、幸せっていうのは簡単に手に入らないね。そのとばっちりが子供にくるなんて。 虎落ちの日:これも気持ち悪い・・。祖母の孫を思う気持ちが、痛くなる。なぜ他人の孫を利用するのか・・エゴだよね。 薄氷の日:救いがまるでない。そのチャンスはあったのにね、っていうやつ。自分の身を振り返るのに、こういう話はつまされるね。 微熱の日:これも怖い。普通に現実にあり得るからさ・・。罪があるのか、ないのかその点でも気になる。 全体的に、怖い。 身近に起こり得る恐怖。でもおもしろい。そんな短編集でした。
0投稿日: 2015.12.29
powered by ブクログどれもゾクっとするオチばかりでグロいです。と言っても、私はあまりグロいとは感じませんでした。後味も悪くなかったです。ただ、嫌な人にはすごく気持ち悪い短編集だと思います・・・同じホラー作家でも恒川光太郎さんの作品は苦手なので、要は作家さんとの相性なんでしょうね。
0投稿日: 2014.10.06
powered by ブクログ枯れ葉の日 / 初出 小説すばる 2004年8月号 しぐれの日 / 初出 小説すばる 2004年11月号 はだれの日 / 初出 小説すばる 2005年2月号 虎落の日 / 初出 小説すばる 2005年5月号 薄氷の日 / 初出 小説すばる 2005年8月号 微熱の日 / 初出 小説すばる 2005年11月号 病猫の日 / 初出 小説すばる 2006年2月号 解説 (篠田節子) 『水銀虫』 2006.9 集英社刊 文庫化 (加筆修正) カバーデザイン 泉沢光雄 装画 名古屋剛志 フォーマットデザイン アリヤマデザインストア マークデザイン 居山浩二 印刷 凸版印刷 製本 凸版印刷
0投稿日: 2014.03.15
powered by ブクログ『かたみ歌』という小説を読んでから、ぞっこんの朱川湊人さん。 朱川さんはジャンルでいえばホラー作家なんだろうけれど、 その作品は、あたたかかったり、切なかったり、ただ恐怖を見せて終わるだけではないので、あまり「こわい」と思ったことはなかったです。 だけど、この小説『水銀虫』では… ゾッとした、ゾッとした(笑) なのに不快感や後味の悪さはないんですよね。 怖くても、面白いからかな。 惹きこまれる魅力が確かにあります。 それはゾッとさせることだけがメインではなくって、そこに描かれている「人間を見せる」ということに筆者の腕が唸っているからのような気がします。 不思議で、奇怪で、妖しく、好奇心を奮い立たされるような、先の気になる設定だけでも面白いのに、短くても読みごたえのある、深みのある内容に余韻が残ります。 この人は、ほんとに短編でもうまいなぁ。 面白かったです!
2投稿日: 2012.08.09
powered by ブクログ人の心に巣くう「水銀虫」。 それに取りつかれ罪を犯した人々の7つの物語を収録したホラー短編集。 朱川さんは好きな作家さんのひとりですが最近読んでいませんでした。 久しぶりにあの怖さを味わいたい、と思い本書を手にとったのですがやっぱり期待を裏切りませんでした! どの話もぞわわわ~っとしますがなかでも「虎落ちの日」と「薄氷の日」が個人的に怖かったです。 それから「はだれの日」は最高に後味悪い。 恐怖よりさな子への腹立たしさが残りました(笑) ちなみに「水銀虫」とは作中で、人の魂の中に入り込んで這いずり回り、やがて無数の穴をあけてしまう昆虫、と書かれています。
0投稿日: 2012.04.03
powered by ブクログ人の魂に入り込んで這いずり回り穴を無数にあけていく水銀虫。タイトルどおりうずうずと虫が這いあがってくるような短編集です。一人勝ち組だと思い込んでいる女の話、孫を事故で亡くした祖母の話は怖かった。
0投稿日: 2011.12.29
powered by ブクログ理性が壊されていくときの、ぞくぞくとした違和感。高揚ともとれるような一種の解放感。 そんな、人間が一瞬の間に見せる、本来的な姿、 バランスを崩し転がり始める、その微妙な一瞬の感覚を 体の中を蠢く虫のはいずりになぞらえる。 それは朱川さんしかできない表現だと思う。 人間は、社会的な人間だからこそ、その社会から逸脱していくとき、罪悪感を感じるが、同時に、自由を感じ、歓喜してしまう。 そして、理性的であるがゆえに、歓喜している自分を自覚し、そのことを恐れる。 でも、その多重的な感情が美しさにも思えてしまうのは、悲劇のもたらすカタルシスか。
0投稿日: 2011.08.20
powered by ブクログ腕や、首筋や、耳の中とか、小さな虫がはい回るような感覚の、その虫のことを水銀虫と言うのだそうだ。 いろんな死に関る主人公たちがその水銀虫の感覚に襲われる短編集。 こりゃ、ホラーです。 後味も良くない。 でも、なんか嫌いじゃないです。 なんだろう。やっぱり人間が描けてるからかな。 そこに自分自身がいるような気さえする。
0投稿日: 2011.08.06
powered by ブクログ星はホラー度。 いやーーー背筋がぞくっとする。 短篇集。 どのお話もなんとなーーく暗く怪しい雰囲気がただよう。 オーメンのように。
0投稿日: 2011.02.12
powered by ブクログうーん。。上手いと思う。。が、、、暗い小説が一概に嫌いではないのだけど。。こういう雰囲気は、体質的に受け付けない。読後感が全体的に悪すぎ。
0投稿日: 2010.12.04
powered by ブクログうーん、もっと後味悪い。 とはいえ、話として後味が悪いだけであって、本を読む楽しみには溢れている。 それでそれで?それからどうなる?そういったワクワク感の先にこの後味の悪さ。 それが評価を下げているのかもね。 話はゾクッとするようなオモシロさがある。
0投稿日: 2010.10.31
powered by ブクログ最後の最後に水銀虫に打ち克った感じ? 朱川作品は、後味が悪いホラーでもなんでか雰囲気が優しい気がする。
0投稿日: 2010.10.27
powered by ブクログはだれの日は怖いマジで怖い。実際ありそうかもって思う話が一番怖いね。 後はあんまり記憶にないや。読後感が悪い話ばかりだったなぁ。 この人のはそんなんばかりだけど。
0投稿日: 2010.10.06
powered by ブクログ感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201009/article_8.html
0投稿日: 2010.09.21
powered by ブクログホラーの短編集。 得体の知れない怖さというよりも、人間の業の怖さを描いている。 個人的にはあまし好きではないかもしれないが、理不尽さと人間の内側をよく表していると思う。
0投稿日: 2010.07.02
powered by ブクログ短編集。あまりの救われなさに帰省中に読んでそのまま実家においてきてしまった。家族が読んでない事を祈りたい、とある1話を思い出しました。
0投稿日: 2010.02.17
