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アリエリー教授の「行動経済学」入門-お金篇-
アリエリー教授の「行動経済学」入門-お金篇-
ダン・アリエリー、ジェフ・クライスラー、櫻井祐子/早川書房
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    「アリエリー教授の『行動経済学』入門お金編」ダン・アリエリー ・そのもの(価値)の、支払う価格(値段)と、代替物との比較(機会費用)が同等であるか測れさえすれば。他人との比較により、価値を歪めていないか。優位性 価値を認められさえしたら 不吉な自己暗示から逃れられるのかもしれない  ・先払いの安心感◎。後払いの不安感△。(出費の痛み)先に買うものを決めその価格を予想して心の会計に、予算を割くことを決めたらそれはもう先払いで、安心感をもって買い物もこわくないのに。 ・『衝動性』不合理な誘惑にあらがわない  ソーシャルメディアでの時間の浪費、デザート3杯目のおかわり、薬を服用しない、無防備なセックス、運転中のメール)p236  いまかんじている詳細(期待、要求)がはっきりとしたかたち(具体的、顕著的、現実的)に →煩悩 現在かんじている誘惑(全般的焦燥)を認識し理解するだけでなく それを回避するだけの意思 誘惑を拒否し直感(システム1)に抵抗してあらゆる却下しようとする努力。

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    投稿日: 2025.08.02
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     読みやすかったです。経済の本と思って読み始めましたが、理論がどうとかではなくあなたのお金にまつわる「選択」をより良い方向にするための考え方が例を挙げて書かれてました。文章が軽快で楽しめました。

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    投稿日: 2024.01.27
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    ずっと気になっていた行動経済学 心理学を学んでいたこともあり、聞いたことがある専門用語が並んでいましたが思ったよりも読むのに時間がかかりました お金 これが絡んでくるだけで複雑化し、単純に考えてしまう私たちの思考 目先のことだけ考えないで、これはどういったことなのか、この支払うお金で何ができるのか、自分は何を得るのか 特に大きい買い物をするときにはよくよく考えましょう 知らず知らずにきっと私も目先のことしか見ずにお金を使っていたんだろうと反省を覚えます これだから心理学って面白い

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    投稿日: 2023.10.15
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    読みやすい。金融リテラシー高めたい人におすすめ。 行動経済学とは 人間が非合理的な理由で購買活動をすることを前提に置いた 経済学。

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    投稿日: 2023.05.08
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    以前メルカリで買って積読だった本を、お風呂で読み始めました。 読み終わるのは遅いと思いますが、内容は面白いです。

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    投稿日: 2023.01.29
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    お金に関する人間の不合理な考え・行動について紹介。 別の本で読んだような話も多いけれど、人間は常に合理的ではないってことを定期的に再認識するのは重要だと思うのでヨシ。 それにこういうお金に関する本は貯蓄意欲が上がるからつい読んじゃう。

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    投稿日: 2022.11.19
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    ●損失回避の法則 ダニエル・カーネマンが立証した。 人が利益と損失の2つから1つを選ぶ際に、利益を求める方よりも損失を避ける方を選ぶ心理傾向のことを指す。人は利益に対するポジティブな感情よりも、損失を被った際の痛みをより感じやすい。

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    投稿日: 2022.04.06
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     お金によって無意識に翻弄される頭と心がわかる本です。  更に、それを熟知した企業による誘惑やお金を払わせるための販売方法を知ることができるので、「なぜかお金が貯まらない」という人にはおすすめの一冊です。  「お金にまつわる失敗エピソード→失敗の原因→解説」というシンプルな構成になっているので、複雑な内容を扱いながらもわかりやすくなっています。 文章は洋書特有のくどさがありますが、クスっと笑えるジョークで基本的には面白く読めるかと思います。  習慣化しているカフェのコーヒーや、見ていないけど支払い続けているサブスクサービス、セールで購入した本当は不必要なものなど、自分の周りにも見直した方がいい出費がたくさんあることに気付かされました。

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    投稿日: 2022.01.21
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    お金に焦点を当てて、行動経済学を用いて日々の選択や間違った行動などを教えてくれる良書。 翻訳本特有のわかりづらい例もあったが、内容としてはすんなり入ってきて、面白かった。 知っていてもついやってしまうお金に関する失敗。あるあると思いながら読み進める事が出来た。

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    投稿日: 2021.11.18
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    1800+税法政大学図書館 私たちのお金の使い方はそのお金に対してもらっている感情によって左右されている。これがお金の分類方法に影響与えるもう一つの隠れた要因。給料のようにこれを真面目なお金に感じられるから請求書の支払い等の責任あることに使われることが多い一方カジノで当てた3億ドルの賞金のように楽しい気分がするお金はギャンブルなどの楽しいことに使われがちである。 ネガティブに感じられるお金を手に入れた人はそれをロンダリングすることを試みると言う例えば愛する人親戚が残してくれたお金に良い感情を持つから喜んで使うだろう。だが気に入らないって所彼らの実験ではタバコ外車のフィリップスモリスから江頭金にはよくない感情を持つ。だから9悪感情を洗い流すためにアイスクリームを買うと言う利己的な目的ではなくまず1歩教科書の購入や慈善団体に寄付等の建設的な用途に立てる位置が良いことにつかればお金がきれいになったと感じられるから残りの旅行や宝石アイスクリームの自分を甘やかすものに使えるってこと。これを気持ちの家系と呼ぶ。 都度払いの条件が支出額に宛てた影響である。彼らの平均的な支出額はたった4セントだった。平均するとマンゴ1本と科学機種を2本読残り時間を苦痛だが無料の教養記事を読んで過ごしたのだ 後払いか先払いかで選択肢が変化すること。出費を強く意識させられると出費のパタンが劇的に変わる一言で言うと商品を全く同じでも出品の痛みの影響で前払いならよく多くの出費をします後払いなら出費を渋り都度払いなら出費をさらに減らす傾向がある。出費のタイミングの影響は実に大きいことがわかる。だから旅行等の先払いやクレジットカードの返済を貯めたりする。消費前に買う。 クレジットカードは出費の痛みを和らげる働きがあるから買ってしまうしお金を貯めてしまう。 食事代を塊にすることを全員が知っている場合いつもよりも飲み食いの量が増えると言う現象が起きる。割り勘の際に注文しすぎるこの傾向を開始するには各自が自分の飲み食いした分を支払うようにしてその星を食事の前に宣言するのがベストである。 靴磨きを新聞配達犬の散歩などは最低賃金の近辺にわりにする標準的な価格帯が存在する。何かが存在するこうした活動の場合協力者を採点賃金と大差ない価格を答えたしかしアンカーが存在しない場合最初の4つの活動顔を塗る、靴の匂いをかぐ、マウスを殺す、歌うに関しては答えがまちまちだった。無料に近い金額でやると言う人もいれば数千ドル欲しいと言う人もいた。なぜだろう靴の匂いを書くなどの活動は市場価格がわからないから自分の意思を出発点にするしかない。 同じ分類の1種類の商品に値段をつけた。2種類のワインと2種類のコンピューター薬だ。で同じ分類の最初の品(1本目のワインとキーボード)に関する決定は、同じ分類の1番目の品(日本目のワインと申す)に関する決定に影響を及ぼしただろうか。答えはイエス。最初の決定は2番目の決定に確かに影響与えた最初に見てものが普通のワインだった人は、1本目の高級なを言いにより多くの金額を支払う意思があり最初に高級なワインを見た人は日本目の終わりに対する支払意思額がより少なかった。コンピュータのアクセサリーについても同様。 人間は損失回避と授かり効果の声で物事を客観に見る能力が脅かされる。 都市あなたは現在の収入の80%で生活ができますか? 問いに、あなたは現在の収入の20パーセントをを失っても生活できますか? 2つの質問に対する答えは全く同じはずなのに問1の方がyesと答えやすい。 公平さが価値認識に及ぼす。コンサルトの助言、雨の日の傘、ドアの解除、帰りの足が提供する価値は私たちの触覚を個性だと思うかどうかとは本来何の関係もない。それなのに、購入や支払意思額に関する私たちの判断は、その科学がどれだけ構成に思えるかによって大きく影響される。 例えば家に鍵がかかっていてその鍵を開けるための鍵が欲しいため鍵に電話する、20分後鍵がやってきてドアに向かい何とかドアを開けた200ドルでおこない、1分で解除した。時給一万2000ドルじゃないかと批判してその 余った時間をNetflixを見て過ごす。時間がかかれば価値が上がると思っている。 地球の基本法則によれば雨が降れば需要が増えて傘の値段が上がり吹雪が来れば供給が減り需要が増えてUVERの料金が増えて当然だから普段より高い金額を払うのは全く妥当なことだしかしオイル交換やドアの解除の価値は公正感とは何の関係もないはずだ。ただ素早く効率的に仕事が行われているだけ、本当は効率的に仕事を解決するのに価値があるのにされた側価値のないと思うわれがちである。 ジェームズが鍵屋の料金を構成と思わなかったのは解除に音の時間がわからなかったからだ。鍵屋が長い時間をかけてあちこちいじり労力がかかったふりをした方が満足できただろうかまぁそうだろう。男が昔鍵屋に聞いた話では仕事はもう始めて間もない頃は解除にえらく時間がかかったと言う。鍵を壊すこともしょっちゅうで新しいものと交換して仕事終わるまでさらに時間と費用かかった。ただ壊れた鍵の交換部品の代金は標準料金に上乗せしてもお客さんは喜んで指原1分間で弾んでくれた。ところがそのうち腕が上がり下の鍵を壊さずつまり新しい鍵と交換しその代金を請求することをなく素早く解除できるようになるとお客はチップをくれないところが猟奇に文句をつけるようになったそうだ。 払いたいだけ払う方式を導入するレストランや芸術家が増えていることもある、この場合一人当たりの食事客が支払った金額が通常より少なかった。(レストランでは)しかしこれだけを聞くとレストランオーナーは喜ばしくないように思えるが、いつもより多くの客が食事に来た上ほとんどお金を支払っない人は皆無にしたん4買ったため総合するとレストランの毛生はいつもより大きかったと言う。顧客の支払い意欲が比較的たかった理由は多分労力(注文を取るひと、厨房で働く主婦、調理されている料理、理念の交換、ワインの開封など)を実際に目にしそれに報いなくてはならなかったと思ったからだろう。レストランで食事をしてお金を払わずに出て行くのはいけないこと言うって言うだけではなくずるいと言う事でもある。この方式から公正さが良い方向にも悪い方向にも当たることがわかる。 これからの時代はお金の管理に気をつ末に住む、行列を短く署名を早く、利用と楽しみは簡単に早くフリクションですになる支払いの煩わしさががなくなり金融の恩恵がもたらす新しいポストマネー時代の到来がする。それは良い事でもあるがお金を頻繁に使いすぎる羽目になってしまうことが言える。 高級そうに見せかけたワイン、ロール、高級チーズバーガー、そして1番の笑とほら話のお題は2人あたり150ドルとてもお得だと全員が思ったらしい。 ブランド名は谷期待を高めるだけ、ブランドを信頼するとそれにこだわるようになる。

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    投稿日: 2021.10.31
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    アリエリーらしく、これもまたさらっと読める本です。 が、今までにも増して内容が薄くなっています。つまり、自分自身のどうでもいいようなエッセイ風の文章が満載で、同じ内容を3分の1以下で書けるよなあ…という内容です。 行動経済学の部分自体はそれなりに面白いのですが、いい加減もっとすっきり書いてくれないかなと、その意味で読んでいて疲れる本でした。

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    投稿日: 2021.10.26
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    行動経済学のうち、買い物やそれに類する決断関係に特化した内容。 洋書なので内容が冗長すぎるが、書かれていることは多岐にわたっていて面白い。時間がかかるものの、楽しんで最後まで読めました。 何かを選ぶということは、それ以外の全てを選ばないと決めたこと。

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    投稿日: 2021.06.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アリエリーらしく、ユーモアを交えながら行動経済学の事例を紹介していてとても楽しく読めた。 今後は、機会費用を考えながら購入や消費を行なっていきたい(あるものを得ることはあるものを失うことである)。

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    投稿日: 2021.05.24
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    お金=①汎用性(ほとんどのものと交換できる)②分割可能性③代替可能性(どんな金でも同一価値・どうやって手に入れたか関係なし)④貯蔵可能性 相対性 バーゲン品値引き 新車購入時の高級オーディオ買い 豪華リゾートでソーダに4ドル 高級ワイン金額 新聞購読のご案内 ①一年間オンライン59ドル ②印刷版125ドル ③印刷版とウェブ版125ドル 心の会計 支払い完了→終わりが肝心 大腸内視鏡検査で実際は検査終了後に痛みの少ない後処理→患者の不快度低下 不動産の専門家 自分を信頼・惑わされる アンカリング 適当な数字 メーカー希望小売価格 ショウウインドウで高い靴→通常の価格が安く感じる レストランで高いメニュー→おとり ジョブズのプレゼン iPad 999ドルが専門家の適正価格だ→499ドルで売る! 所有物の過大評価 家を売る時→思い出あるもの 公平さと労力 最後通牒ゲーム(送り手と受け手が実験→拒否されたら2人とももらえない) コーラの自販機・温度計付きで値上げ 電気代かかるなど合理的理由必要 フェアトレード・環境・オーガニック・フェア→言葉にすると公正に感じられる→余分な出費も気持ちがよい 考えるだけでなく行動で示す ①セール価格、値引き額、ほかのものに出費している金額→相対性 ②お金の分類方法→お金に対する感じ方・心の会計 ③支払いやすさ→出費の痛み ④最初に目にする価格、以前の支払い額→アンカリング ⑤所有意識→損失回避 ⑥労力がかかっているか→公平さと労力 ⑦目先の誘惑に屈するか(自制心があるか)☆車でスマホ運転で事故→そんなに重要な電話あり得るのか!自制の例 ⑧モノの価値の比較しやすさ→価格を過度に重視 奇妙な癖を持っている・経験の価値を変化させてしまう要因あり 何かを表現する言葉→言葉と儀式 ワインのコメント… 消費体験の本質ではなくそれを予期する方法→今後注意すること! ①全ての物事は相対的→40ドルの節約ではなく60ドルの出費 ②お金を分類する→ボーナス・賞金→ムダ使いしがち ③自分を信頼しない ④持っているもの/失うかもしれないものを過大評価 ⑤公平さと労力を気にする ⑥言葉と儀式の魔法 ⑦期待を現実に変える→その期待はどこから来ているのかを自覚すること ブランド品の魔力→際限なく出費 ⑧お金を重視しすぎる→すべてだと考えるべきではない☆解決策の記述なし!では何が基準になるのか? 情報化時代 企業は虎視眈々と狙っている デジタルウオレット→新しい金融ツールで支出行動に拍車がかかる。 出費を簡単にする技術がいい技術とは限らない。 費用発生後記録する会計システムだけではなく、決定を下す前に役立つシステムをつくる必要あり

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    投稿日: 2020.07.08
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    相対性でお金を考えないようにする。 クレジットは痛みを消す 出費と消費が同時に行われると痛みをともなう アンカリング、確証バイアス サンクコスト 公正さが支払いの際の心情に影響を与える 機体が価値判断を歪める 機会費用→これを買えば何を犠牲にするかを思い浮かべる 全ての物事は相対的 公正さと労力を気にしない 与えてもらえたものに対して価値を感じるようにする 言葉に騙されない 残ったお金を分類する

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    投稿日: 2019.09.01
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    ・人は日常の多くの場面で、お金に関する心理的過ちを犯す。例えば、普段は節約しているのに、カジノで大金を使ってしまう。こうした矛盾が起こるのは、カジノでの出費を、生活費とは別の「心の勘定科目」に仕訳しているから。 ・モノやサービスの価値は、単体で計るのが難しいため、多くの場合、競合製品などと比較する(相対性)。ただし、相対性で価値を検討する際は、その金額で買えるすべてのものと比較しなければ、正しく計れない。 つまり、お金に関する決定を下す際は、機会費用について必ず考える必要がある。だが、多くの人は考慮していない。これが判断を間違う大きな原因である。 ・今日、ビットコインやアップルペイといった新しいシステムが次々に登場している。これらは、私たちにより多く、より簡単にお金を使わせようとするため、支出行動に拍車がかかり、お金を使いすぎる恐れがある。 お金を賢く使う方法として、次のようなことが考えられる。 └機会費用を考えるための計算を行うアプリなど、消費者の助けになるツールや金融の環境をデザインする。 └お金を使う時間枠の表現(時間、週、月、年など)を工夫する。例えば、退職後の収入を全額ではなく月額で示すと、貯蓄が足りないと感じ、貯蓄額を増やさねばと考える。 お金の問題における最大の敵は、外部要因ではなく私たち自身。まずは自らの欠点を理解し、認識すること。

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    投稿日: 2019.08.21
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    行動経済学の中でも、特にお金にフォーカスした本作。 人がお金を使う時に、どういう思考で財布からお金を出すのかを、具体例を用いながら説明していく。 今まで漠然としていたお金が、読み終わると親近感の湧くツールとなるだろう。 訳者の技術もあると思うが、非常に軽妙な文章で読みやすかった。

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    投稿日: 2019.06.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    お金*行動経済学 「合理的に非合理」よりも好き. (行動経済学が身近なところで生きるのはお金に絡むことが多いから) 消費者からあの手この手で商品を買わせようとする現代の消費文化とそのトリックを行動経済学というメガネを通して可視化,賢い行動を啓蒙している ・相対性:「X%OFF」はその支出を肯定する根拠になり得ない場合が多い.絶対値で価値判断をする. ・メンタルアカウンティング  お金に色はついてないのに心の中で勘定項目をつけりことで合理的でない収支をつけてしまう  賢く使えば貯蓄や蓄財に使えるが,しばしば欲に身を委ねる時の言い訳にしてしまいがち. ・出費の痛み  出費は痛みを伴う(MRIなどにも出る) 自分が月1で作っている収支計画はまさにメンタルアカウンティングそのもの.支出の痛みを抑えたり,支出一つ一つに思い悩まないという認知負荷を取り除き,かつ,事前に決めた貯蓄のノルマを達成するのにひと役買っているが,「自由費,交際費」にカテゴリされたものについては財布の紐やその多寡の判断が鈍っているのは間違いないだろう. 不動産の売却価格の見積もりを複数のプロに依頼⇨売却希望価格でアンカリングされた見積もりを提示⇨今見ている不動産も相手が提示した価格で考えてしまうな⇨こちらが独自算出した収益性などから算出した価格を指値とすれば納得のいく買い物ができるんじゃないか. 自分が不動産をいくつも見てしっくりこないのは「自分自身でプライシングする」というばのとができてないからなんだなあ ・所有物の価値の過大評価,授かり評価 ・サンクコスト  自分なら面白くない本の損切りとか ・損失は同額の利益よりインパクトが強い⇨損失を抱えた時に思い出して脱塩漬け 知識がない人ほどアンカリングに影響されやすい ハーディング:群衆と同じ行動をとること 自己ハーディング:内なる群衆=過去の自分の意思決定と同じ行動をとること 自分はハーディングはあまりないが自己ハーディングは強いんじゃないだろうか 公正さと労力⇨本質的な価値に影響しないことがプライシングに関わる.⇨苦労や公正さがあるように見せかけて支払わせるor苦労や公正さを見抜く.上の不動産の例でもただ機械的に指値をしては相手に不公正さを感じさせ取引にならないだろう. ⇨自分は苦ではない(低コスト)だが他者にとってはそうではないものが儲かるのは,この労力・公正さのバイアスがそのまま利ざやになるからだろう ネットビジネスは背景の苦労が見えづらい.⇨自分のアプリももっと「苦労」を発信した方がいいな 消費体験における言葉や儀式の魔力: 食べ物の味は食べ物で決まるが,その評価(いくら出すか)はそれだけで決まらない.高級さや美味しさ,健康さを感じさせる料理名がいい例 職人風・手作り・オーガニック・採れたて・新鮮・昔ながらetc 士業の肩書きなども 公平さと労力:透明さが価値になる 儀式や魔力:不透明さが価値 先払いはお得: 3ヶ月後の旅行代金の支払いはその旅行までの期待感という価値をもたらす. 無料のアドバイスはない (有料だから良い商品というわけでもないが...) これは家族にも読ませたいシリーズ

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    投稿日: 2019.06.14
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    お金(数値)の錯覚について記載している本。お金を貯められない人にはオススメ。 読書メモの詳細はnoteに記載してます。! https://note.mu/masatake0914/n/n49db511deaea

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    投稿日: 2019.02.01
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    ●黒真珠 昔、黒真珠は誰も買わなかった。それが入っている牡蠣より安かった。イタリアの宝石商がフィフスアベニューの彼の店のショーウィンドウに黒真珠をダイヤモンドやルビーと並べたところ、たちまち評判となり価格は高騰した。 ●エコノミストの定期購読 マサチューセッツ工科大学の院生達(貴重な青春の数年間を勉強と宿題の山で過ごすことに数千ドルを払う人達)にエコノミストの年間購読の方法を選んでもらう。 1.オンライン版$59 2.印刷版$125 3.印刷版+オンライン版$125 84%が3.印刷版+オンライン版を選択。しかし、 1.オンライン版$59 2.印刷版+オンライン版$125の二択の場合。 32%しか2.印刷版+オンライン版を選択しなかった。 印刷版$125(一人も選んでいない)を選択肢に加えただけで、売上は大きく異なる。 ●モナリザ 1911年7月の時点ではモナ・リザは普通の名画であった。1911年8月にルーブル美術館から盗まれ、人々はルーブルにモナ・リザが無い空間を見る為に押し寄せた。現在モナ・リザは世界最高峰の名画となっているが、それは盗難によって価値が上昇したものである。 ●結論 世の中は私達にお金をより多く、より頻繁に、より惜しみなく使わせようとする外部要因に溢れている。私達を惑わせ、真の価値を見誤らせようとする要因は、それこそ無数にある。なぜなら私達が不合理な方法でお金を使えば、誰かの得になるからだ。 ・・・その通りである。そして私の勤務先を含め、世の中の会社の大半は、多かれ少なかれ消費者の不合理に依存し糧として成り立っているのである。 そうそう松竹梅の竹は店が一番売りたい商品。選んではカモになるだけです。

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    投稿日: 2019.01.23
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    いかに消費者にお金を使わせるか。消費する側はいかにそれを見破るか。 三つの価格帯のものがあれば真ん中の価格帯を消費の中心と考える。相対的な価格を見せることで、消費者はよい買い物をしたという優越感につかれる。また未来への貯蓄よりも今目の前の消費の方が価値があると考える。たとえ同じ商品であっても、物語性のあるものの方が価値があると消費者は感じるなど。 お金やものの価値というのがいかに心もとないものか。我慢する気持ちや自制心は大切。舞台が日本であれば、投資や消費の考え方も違ってくるのかもしれませんが。

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    投稿日: 2018.11.22