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総合評価

58件)
4.4
26
23
5
0
0
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    少しずつ未知の病原菌が世界中に広まって行く所のリアリティが凄まじかった。 コロナ禍を経験したことで、よりリアルな実感として感染爆発を実感できた。 第2部復活の日の怒涛の活劇がエンタメとして盛り上がりさすが小松左京わかってると思った。

    0
    投稿日: 2025.11.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    未知のウイルスに人類が翻弄される話で、コロナ禍の社会に近い設定であるが、本作はウイルスの影響で大量に人間が死亡して、世界各国が立ち直れないほど追い詰められるため、コロナの時以上に深刻である。国籍や人種に関わらず、人類が未曾有の事態に見舞われたとき、生存戦略としてどんな行動を取るのかが注目どころ。

    0
    投稿日: 2025.10.26
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    01 絶望と悲観の書のように見える.世界は数度にわたり破滅する.最終的な復活には,創世記やキリストの復活のニュアンスがないわけではなく,終末論や黙示録といった全体の捉え方もできるのだろう. それにしても科学や社会は,痛く批判にさらされているように感じる.また巨視的に地球の活動を眺めた時,人類の破滅は必然であるようにも思えてくる. 最初と最後には現れている日本人(02),吉住という人物がいる.彼が日本だけでなく世界の廃墟を観察する.彼は南極で時間すら凍結したような世界から飛び出し,解体され解凍されたような世界を目にするが,そこには浦島太郎のようなプロットがないわけでもない. 02 日本だけが滅びたわけではなく.米ソ冷戦の枠組みもベースになり,米国への視点も取り入れながら,南極を除く地球上が滅んでいる.その破壊の過程が物語の中盤と中核をなし,科学的な説明を加えながら,なす術をもたない人間たちの未熟も描かれているといってよいだろう.

    1
    投稿日: 2025.08.17
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    SFがSFではなくなってきている。 はるか昔に書かれた作品なのに、新型コロナの時を思い出させる。 各国の思惑と疑心暗鬼による、誰も救われない状態。みながみなを思えばこうはならない。信頼がないとこうなるのだろう。 ワクチンに鶏の卵が使われていることを初めて知った。僕らはたくさんの生物の上で成り立っている。 勝手に核を落としたり、勝手に細菌をばら撒いたり、なんと酷いことをするのだろう。 人間に対してだけでなく、あらゆる生物のおかげで僕らは生きていることを考えなければならない。 国同士で争っても仕方ない。しかし、競争があるから発展することもある。今の資本主義経済はそうしてできた。この物質的豊かさはその最たるものである。 だからと言って、他者を虐げて滅ぼすようなことはあってはならない。 その一助になるのが「哲学者ではないか」と提起されていたのが印象的だった。 つまり、科学も文学も哲学も、その他政治や国交、生活に至るまで、すべては繋がっている。ただ、その根底に他者を蔑ろにするものがあってはならないということ。 みな重要で、みな大事。当たり前だけど、まだ何もできていないのが我々だと思い知った。

    1
    投稿日: 2025.07.21
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    もともとは別の本で引用されていた、哲学者の最終講義の放送のところが気になって読んだ。とても身につまされるものであった。自身が持ち得たものを責任をもって使用できているか? また、当然COVID-19を思う訳だが、あの前に(あるいは出版された1964年に)読んでいたらどう思っていたのか気になるところである。厄災はいつか終わると思っていないか?

    1
    投稿日: 2025.06.28
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    50年も前に書かれたとは思えない、コロナ感染を経験した今でも生々しく感じられる先見性に敬服する。果たして、感染率、致死率がコロナより悪化する変異体が出てきた時に、世界的な人の移動の速度、量が50年前とは比較にならないぐらい増加している現代社会では、隔離できる地域はないように思える。対応できるのだろうか?宇宙で自給自足できる環境が作れるようになれば、人類としてのリスクは分散できるのか?

    0
    投稿日: 2024.09.01
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    ★3.5かなぁ。 惜しい、惜しすぎる。というか日本の作家ではここまでなのかなぁ。これだけの大きいスケールとそれを裏打ちする教養は明白なのに、大法螺が決定的に足りない。 読み進めていくうちに、この残りのページだけでいける?と思っていたら、案の定というか、悪い予感が当たったというか。 やはりエンターテイメントでアメリカには勝てないということでしょうか、残念無念です。

    0
    投稿日: 2024.06.18
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    この本を手に入れたのは今から3年前のコロナ禍だった。ずっと「読まなきゃな」と思いながら、ずっと積読にしていた。今年の3月末ごろに読み始めたが、一気読みしてしまった。 率直な感想は、小松左京、天才か?に尽きる。 細かな設定は本作で詳しく説明されるが、大まかに言えば「バイオハザードのち世界崩壊」。しかし、この物語はもちろんそれに留まらない。未知のウィルスから生き残った人たちの苦悩が希望的観測なしに描かれている。 文明も文化も失われた地球上で、もっとも矮小な生き物となった人類は、誕生の時と同じく、幾重もの奇跡と偶然のお陰で、復活の日を迎える。 小松左京、天才か?

    14
    投稿日: 2024.04.17
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    それはまるで2020年の世界のようすと紙一重……。 これは1960年代の作品で、当然に当時のテクノロジーをもとにしたSF。 オリビア・ハッセーや草刈正雄が出演し、ホンモノの潜水艦をチャーターするなどで話題となった1980年の映画が有名だが、小松左京の原作は映画で描かれているよりも、滅亡へのカウントダウンを、強烈に、生々しくシミュレーションし、訴えていた。 とくに、第一部「災厄の年」の終盤、命の絶える直前の文明史教授による痛烈な後悔の独白は、圧巻。 21世紀も四半世紀を過ぎようとしている「今」に当てはめた時、移動と情報伝達の伝達スピードと比例して感染スピードも増す…… そして、それは事実、起こった。 やがてそれも過去のこととなると、また、危機感は薄れていくに違いない。 小松左京は「あとがき」にあるように、人類にたいして決して悲観的ではなく、かえって希望すら見出だそうとしているように思える。 映画を見た人も、この原作でまたひと味違った「復活の日」を味わうことができるはず…… 今だからこそ。

    2
    投稿日: 2023.10.09
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    コロナ等で話題になってたので、今更ながらに読んでみる。人間には可能性があるということですかね。正も負も。

    1
    投稿日: 2023.09.01
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    生きること。当たり前の世界というものは、多くの人に支えられて成立している。自国の利益を優先する愚かな行為が人類を滅ぼす。戦争を経験した作者だから書ける作品なのかなと感じた。

    0
    投稿日: 2023.06.29
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    小松左京のSF長編。 突如として現れた未知のウイルスによって人類が滅亡していく様と、感染を何とか免れ最後の人類となった一万人の人々が人類復活への道を模索して行動する様が描かれる。 ストーリーは非常に面白く、示唆的だった。 「人類の滅亡」さらに「人類の復活」という壮大なテーマを描き切ることができる作者の力量には脱帽する。 本作で人類の滅亡の直接的原因となったのは未知のウイルスだが、その背景にあるのは大国間の既知の対立である。彼らの対立がもたらす際限なき軍拡の結果として開発されたウイルスが漏出し、そしてこの事実も「軍事機密」の壁により世界の防疫体制に向けて発されることはなかった。 故に、世界中の人々は必死に闘いながらも、何故人類が滅ぶかもわからないまま、惨めに死んでいく。この凄惨な描写は本書の山場のひとつだろう。 本作における作者のメッセージは、作中でも何度も語られるように、「人類間の対立を終わらせ、種としての普遍性を獲得すること」の重要性である。 宇宙や地球レベルから観測すれば、人間など、文明など、表皮をなぞるちっぽけな存在でしかない。そんなちっぽけなもの同士の価値観の違いなどで争っておらず、もっと大きな存在に目を向けてそれを乗り越えるべきだと説く。人間的な精神が巨大な物質に勝つことを目的としなければならないと訴えるのだ。 本作は1964年に発表された作品であり、旧冷戦の緊張が最高潮に達していた頃に書かれたものである。故に米ソの対立や軍拡が本作の一つの大きなテーマとなっているわけだが、現代に生きる我々もこれを杞憂に満ちた妄想だと切り捨てることはできないだろう。 確かにソ連は崩壊し、核ミサイルの応酬を招くことも、未知のバイオ兵器が暴走することもなかった。しかし旧冷戦が終結した後も大国間の軋轢と対立は残っている。ロシアはウクライナに攻め込んで今も戦争をしているし、中国はアメリカをはじめとする西側諸国への反感を隠そうともしない。いつこの対立が暴走して、人類を滅亡の道に誘うかはわからない。 さらに我々は2020年からのCovid-19の流行を本作と重ねずにはいられない。幸い、このウイルスは人類を滅亡させる前に自ら弱毒化し、人類との共生の道を選んだために人類が絶滅することはなかった。 さらにかつてない速度でワクチンを作り上げ、我々はここに人類の科学の崇高さを感じた。だがそれは同時に世界に「ワクチン格差」を表出させ、このことが現在の発展途上国の人々の将来の反感の種となってしまったとも言える。 現時点でCovid-19の詳細の発生原因は判明していないが、中国武漢の軍事研究施設から漏出したといつ説もある。発生から3年以上経っても詳細の調査ができなかった今更、これが明るみに出ることはないだろう。しかしこれが事実であるにしろないにしろ、そうした説がまことしとやかに囁かれる現状が非常に危険な状況なのだ。 「人類は試行錯誤し、間違えながらでしか前に進めない」これはある程度は真実だろう。 しかし、その試行錯誤がいつか取り返しのつかない事態を招く可能性は常にあることを肝に銘じなければならない。人類の為したことがいつも人類でリカバリーできるとは限らないのだから。

    4
    投稿日: 2023.03.16
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    新型コロナの預言かな?と思えるSFということで読了。 ウィルスの話とか難しかったけれど、一気に読めた。 まさか、が現実になる。 新型コロナも、ウクライナの戦争も、起こらないとどこかで思っていた。平和ボケの自分。 ニュースは自身の直接的な意味を、世間一般のできごとへ還元し、毒々しさを緩和する役目をする。 持続可能な世界にするために、子どもたちのために、未来のために、この平和を維持するために、できることを少しでもやりたいと思った。

    3
    投稿日: 2023.03.08
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    子供の頃にテレビで流れていたのを観て、死の街の映像の余りの恐ろしさに、号泣したトラウマ作品です。暫くは夢にまで見て、しんどかった記憶が有ります。 遅ればせながら、コロナがきっかけになってようやく読了です。 今読むと、インターネットも無い時代にどれだけの書物を読んで、どれだけの人に取材してこの作品を書かれたのか、その事に唯々感謝しかないですね。 今読めて良かったです。

    20
    投稿日: 2023.02.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    新型コロナが流行りだした当初、中国武漢の研究所で作ったウィールスの漏洩説があった。生物兵器研究の怖さについて今から50年前に予言した名著。科学者の良心、バグウォッシュ会議の意義などが思い浮かぶ。独白部分では、地球の歴史、人類の歴史を顧みて、人間が地球でのいかにか弱い存在か、そして科学とは何か等について小松左京さん自身の哲学が語られている。

    0
    投稿日: 2023.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    新型コロナウィルスが広まって3年経ってしまったがようやく読めた。今だからまだよいが、3年前に読んでいたらもっと怖かったと思う。 兵器利用しようと開発した細菌(ウィルス?核酸?)が事故により漏れ出し、「ただの風邪」とそれに併発する心臓発作で人がばたばたと死んでいく。完全なる人災。原因が特定できないまま医療関係者や研究者も次々と命を落とし、社会機能があっという間に麻痺をし、そこからは雪崩を打って人類が激減していく。 本文中にも書かれているが、いくつかの偶然が起こったか起こらなかったかの違いだけで、現実のコロナ禍もこの作品のようになりえたのではないかと思わせるリアリティがある。 作品中盤の大学教授の最後の講義と、作品末尾の研究者の記録が重い。人間の知性をもっとよい方向に使えないのかとの警鐘を鳴らす作品である。

    0
    投稿日: 2023.01.11
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    コロナ禍が始まったときに話題となった、小松左京の代表作の一つですが、ようやく積読を解消できました。 コロナとは異なり、人為的につくられた細菌兵器によるパンデミックではありますが、多くの人々がウイルスによって死滅し、「調査研究のため」に南極の基地に派遣されていた人々だけが生き残った世界が描かれています。 特殊な環境に身を置いて生活することが求められる、精神的にも「強い」人々が登場人物ですから、一般大衆がパニックを起こす様子などもなく、また時代も古い作品ですので現在のようにSNSで真偽のわからない情報がまん延するということもありません。そのあたりは、今の時代からは「作り込みが甘い」「現実的ではない」ということになるのかもしれません。 それでも、人間の「弱さ」が緻密に描かれているように思いました。 やはり、小松左京の作品は科学的な裏付けをしっかりと考え抜いてつくられているので、そのあたりの描写が好きな人にはよいのでしょうが、物語(ストーリー)の展開を追いたい、というような軽薄な読み方をする私のような読者にとっては、細かい科学的な事実の解説部分はやや退屈でした。

    1
    投稿日: 2023.01.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    難しいけど面白かった。 前半の旧スピードの人類滅亡、スミルノフ教授の懺悔にも近い演説、これらも良かったが、個人的には南極からARSを止めに行くところが好きだ。 誰かがやらねばならないから、やむを得ずそれをやる。 現人類の「仕事」というものも、こういうものではないのだろうか。眼の前のそのことは、多分誰かがやらねばならないことだ。そこにモチベーションとかやりがいとか、そんな上っ面が介在する余地はない。 ただ、やらなければならないから、やるだけだ。 京極夏彦「鬼」の刀を研ぐ行為と同じだ。

    2
    投稿日: 2022.08.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    パンデミックものと聞いて読み始めたんですが、到底そこだけには収まらない凄い話でした。ラジオ講義のシーンが悲痛。

    0
    投稿日: 2022.08.19
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    人類がほとんど滅亡するけど、復活するお話。 コロナ禍の今だから読もう!と特集されていたけど実際に読んでみたらコロナ禍なんか温い温いというくらいハードな内容でした。 人類を救うための医学が人類を滅亡させて、人類を滅亡させるために作られた核ミサイルに救われる。面白い。 解説を読むまで気付かなかったのですが、大層古い本だったのですね。昔を舞台にしてるのではないのだと思うとそれでも面白くてすごい。

    0
    投稿日: 2022.07.19
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    この時期にだからこそ、もう一度手に触れるべき作品。 小松左京は未来を予言していたのか、そう思わせるほど、緻密な調査によって固められた科学的根拠で説明されるこの世界が、レンズとなって現実世界を映し出してるかもしれない。

    1
    投稿日: 2022.06.19
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    ウイルスにより次々と地球上の人類が死んでいく様子がものすごくインパクトあった。コロナ禍が始まった時に真っ先に思い浮かべた作品。

    0
    投稿日: 2022.03.18
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    映画も大好きで何度も観ています。 小説はさらに現実味を帯び、東西冷戦の時期でもありましたから、本当にこんなことが起きたらどうなってしまうんだろうと怖くなりました。 当時、ノストラダムスの大予言も流行っていましたし。(まったく関連する内容ではないですけど) 全て人災と言え、人類滅亡してしまいそうになるのですが、それでも未来があると信じて生きていくことはすごいと言わざるを得ません。 私なら絶望してしまいそうです。

    2
    投稿日: 2022.03.13
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    途中、クドイというか、まどろっこしい様な表現もありますが、初版がs50年とはとても思えない内容でした! 映画も見てみたいですね!

    0
    投稿日: 2021.11.23
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    コロナ禍を予測していたと話題にもなりましたが、SF考証がしっかりできていたということ。さすが小松左京先生です。

    1
    投稿日: 2021.11.18
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    実は映画化されたとき観てるし、その頃に本の方も読んでいる。でも、ほとんど忘れていたので30年ぶりに。 SFとしての迫力空想が売りなのに、コロナパンデミックの今や切実になってしまってる。ウイルスや細菌などの化学的なことも詳しく描かれてあるのは、前ならちんぷんかんぷんで飛ばし読みしていたと思うが、今、違和感なくよくわかるのがちょっと怖い。当時それだけしっかりし調べあげて書かれたのもすごいと思う。 小説のおもしろさはもちろんだが、作者の述べたかった思索、哲学的な部分も奥深く、メッセージも厚みのある力作。1964年(半世紀以上前だ!)に書かれたとは思えないというか、空想予言力に満ちみちていて、読み継がれているわけだ。

    4
    投稿日: 2021.10.13
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    現状と重ねてみると、30年以上も前に書かれたものだとは思えないリアルさだった。 命に関わる異常事態に陥っても、国家とか軍事とか、訳わからないものに支配されてしまう人間は、やっぱり何よりも怖いものだと思った。 タイトルで、きっと大円団なのだろうとは予想できたけど、最後の最後まで二転三転して非常に楽しめた。

    0
    投稿日: 2021.08.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

     昭和39年の作品とは思えない。令和の新刊だとしても通用するほどの圧倒的な情報量とプロット。  イギリスで密かに開発していたウィルスが瞬く間に全世界へ拡散。人類の全滅まで1年と待たなかった。まさにバイオハザード。  唯一、南極の各国基地の人員だけが無事に生存していたものの、今度は人類亡き後の米ソの自動報復合戦により南極がターゲットになることに。  最後に残った人類を救うべく決死の覚悟で2人の勇姿がワシントンに乗り込むものの、最悪の事態は避けられない。アラスカで発生した地震をソ連の攻撃と見なし、無人の米ソ報復合戦。  しかし、皮肉なことに、宇宙から持ち込まれ、改造されたウィルスを無害化したのは、無人戦争で無数に放たれた中性子爆弾だった。  愚かな人類が迎えた結末、戦争に次ぐ戦争を迎えていたのにも避けられなかったこの結末。人類は復活の日に向かって、これを教訓としていくことができるのか。  ぜひ映画も見たみたい。

    1
    投稿日: 2021.06.13
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    もはやSF小説ではない。間違いなく。これが50年近く前に書かれたとは到底信じられない。現在の世界への示唆に富んでいる。ひとまず読了直後の興奮を刻んでおきたい。 どんなことにも…終わりはあるさ…ただ…どんな終わり方をするかが、問題だ

    1
    投稿日: 2021.05.13
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    ちらっと読み始めたら止まらなくて1日で一気に読んだ。某国が開発したウィルス兵器が盗み出され、偶然の事故から世界に拡散してしまう。人々はただの風邪だと思い込んでいるが、感染はあっという間に拡大し、死亡率も急速に高まって、医療は崩壊、行政・防衛・産業機能も破綻し、ライフラインは途切れ、人々は街中や職場、自宅で次々と死んでいく。最終的に南極にいた科学者や調査員など約1万人(このうち女性は12人!)を残し、人類はほぼ死滅する。南極に残された人々は、人間の愚かさを悟り、ようやく一致団結して復活の日を待つのだが、そこにも「人類の愚かさの極み」が襲いかかろうとする、、、。本来人を救うべき医療技術が人類を破滅に追いやり、兵器が奇跡を起こすという皮肉。生物兵器に関する科学的知識、国や責任者の隠蔽体質、他国を出し抜こうという欺瞞など、空想小説とは言えないほどのリアルさ。まさに「今」読むにふさわしい一冊。

    0
    投稿日: 2021.05.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今だからこそ、終わりに近づく人々の気持ちがわかるような気になるなと、読んでいて思った。 人のエゴと思い込みが招く終末、そこに向かっていく過程はさすがの一言。 復活は意外とあっさりではあるが、偶然起きた終末が偶然復活するというのは、まさに人間がどうこうできる問題ではなく、あくまで結果的に人間が助かっただけなのだと思える内容だった。

    0
    投稿日: 2021.04.21
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    コロナ禍の今読むと、現実世界と混同してしまうよで怖くなる。 でも結局一番恐るべきなのは私たち人間。同じ人類というちっぽけな存在ということを忘れて、もっとちっぽけな集団に分かれて争っている人間。是非各国首脳に読んでいただきたいけど、読んだところで一朝一夕には解決できないほど問題が山積みなんだろうな。 哲学が科学の道筋を示すべきだって言う部分は引き込まれた。映画でどんな熱演がされてるんだろうと楽しみに観たのに全く省かれていたので残念。

    1
    投稿日: 2021.03.01
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    人間は結局、人間の愚かさに振り回されるんだな、としみじみ感じた。 読んでいくうちに一気に引き込まれていった。面白い。 エンターテイメントとして、楽しんで読める濃厚な作品だと思う。

    0
    投稿日: 2021.02.02
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    理系的要素が含まれた文学について扱う授業を受講したことをきっかけに読みました。 COVID-19という今の状況に通ずる点からも面白そうだなと思いました。 読了後に感じたことは細部まで作り込まれた作品であるということ。 物理学、生物学、化学、地学等、幅広い学問領域に明るくないと書き上げることはできなかったはずです。 小松実盛さんの解説には、著者は図書館で資料を読み込んで情報を集めたとありました。 海外渡航経験もほぼなかったようです。 インターネットが普及していない時代にここまでのものを書き上げたことには頭が上がりません。 これは1975年出版ですから、舞台はその当時を想定しているはずです。 冷戦の真っ只中であり、風刺的な意味が込められているのではないかと感じました。 しかし、現代にも通じるところがあります。 2020年はCOVID-19だけではなく、環境問題や貧困問題等、各国が足並みを揃えて協力すべき問題が数多くあります。 その中で内紛や国同士の争いをしている場合でしょうか。 考えさせられるきっかけになりました。

    2
    投稿日: 2021.01.03
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    読書会課題本。本書自体は病原菌をテーマにした傑作SFなのは間違いない。しかし、本書を現代の新型コロナの状況と重ね合わせて読むのが流行っているようだが、全く比較にもならないと思う。現代のコロナ禍の場合は、少なくとも日本では、マスコミや地方議会が起こした「インフォデミック」と言うべき代物で、一部の地方自治体の首長などによる馬鹿げた政治パフォーマンスやテレビ番組などによる過剰な煽り報道に振り回されて、必要以上に滑稽なほど「死なない病気」に対して人々が恐れている状況と言うべきである。

    0
    投稿日: 2021.01.02
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    「復活の日」小松左京 バイオサスペンスSF。灰色。 コロナ禍で再評価されてるので手に取りました。重厚長大なハードSF。世界滅亡"直前直後"のSFって、考えてみたらあんまり読んだことないかもしれない。 これ、3月頃のコロナ拡大期に読んでたらかなり流行に対する考えが違ってたかもしれないな。と思う。つまり、さすがにこんなに破滅的にはならないけど、でも一部の社会インフラの麻痺とかあり得てしまうのでは、、みたいな。 実際、緊急事態宣言下での通勤ラッシュの消え方は凄かったからなあ。 全体通すと、第2部以降は要らなかったな、、という感想が正直なところ。 あと、ヨシズミはじめ4名の最後の夜のエピソードは、さすがに今の時勢では受け入れがたい。 不朽の名作。(4)

    1
    投稿日: 2020.10.01
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    2020年、コロナウイルスが世界を席巻した。そこで話題になったのがウイルスの流行を題材とする本作。 脅威の死亡率を持つ謎のウイルスが世界に流行し、人類は存続の危機に瀕する…という内容。 まず第一に、ある種の読みづらさは否めない。古典SFに特有の冗長さは見受けられた。何よりも本題に入るまでが長い。 第二に、パニック映画のような、人々が大混乱に陥る描写は意外と少なかった印象。それよりもむしろ、渦中の人物にスポットライトが当たる。ウイルス研究に携わった科学者や、その辺縁の軍人などが登場する。彼らの葛藤や職務遂行の描写が多かったように思う。 そういう意味では、静かに、しかし着実に人類はその危機に向かっていくという、そんなストーリーラインだった。エキサイティングな読書体験を期待してはいけない。 しかし総じて、悪くなかった。コロナウイルスによる混乱を経験した今、本書のある種、予言的だった。流感の描写はやけにリアルで、没入感を持って読ませた。 驚くべき速度で人が死んでいくので、謎のテンポ感があった。 第一章の最後、ある人物が独白的に「歴史のif」を問いかけるシーンは痛切さを感じさせた。 ラストシーンは「悪意が悪意を洗い流す」と言った終わり方。かなりフィクションだけど、寓話的だしSF的。これはこれで面白かった。 また、特筆すべきは年代設定。本書が書かれたのは1964年。本書の時代設定は50, 60年代だと思われる。当時の日本社会の空気感を面白く読んだ。人々が長寿に対して楽観的なのが印象的だった。長生きすることの負の側面が、社会全体で今ほど認知されていなかったと推測。 総論。SF小説として、あるいは単に小説として、必読かと問われれば答えに窮する。自分はそれなりに面白く読めたけど、受け付けない読者もいるだろうな、という評価になる。 (書評ブログの方も宜しくお願いします) https://www.everyday-book-reviews.com/entry/%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87%E4%BA%BA%E9%A1%9E%E6%BB%85%E4%BA%A1SF_%E5%BE%A9%E6%B4%BB%E3%81%AE%E6%97%A5_%E5%B0%8F%E6%9D%BE%E5%B7%A6%E4%BA%AC

    18
    投稿日: 2020.09.24
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    50年以上前にこの本が執筆されたと思うと恐ろしい。 パンデミックを通じて文明の発達と人間の理性を超えた倫理観が詳細に書かれている。 コロナ禍で読むのにはぴったりな本 自然には打ち勝てないし、もっと言うと人間が倫理観を捨てて行動すると非自然が生まれ世界が崩壊することが分かる

    0
    投稿日: 2020.09.22
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    現在のコロナ禍を1960年代に予言したかのような内容に驚くばかりです。この本をきっかけにもっとSF小説を読みたくなりました。

    0
    投稿日: 2020.09.07
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    特にウイルスに関して、他もだけれど、描写の現実感が中々これまでに読んだことのないようなもので、読み応えがあった。だからこそなのだろうけれど、難しいことを語る部分など、何が言いたいのか分かりにくく読み辛いところがいくつかあった。 200905

    0
    投稿日: 2020.09.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    細菌兵器や核兵器等、持つことで抑止力になっている間はいいけど、ヒトは間違いや思い込みをする生き物だから、この本みたいな事も起こりえて怖い。 偶然が重なって人知れず漏れでた細菌兵器によって、人類はあっという間に一部を残して死滅する。 人類の繁栄がずっと続くなんて保証はどこにもない。

    0
    投稿日: 2020.08.20
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    いやこれ。日本沈没より面白いでしょ。 と思ったら映画化もされてる模様。 ただ、SFの映画化はどうしても作中の世界をサイズダウンさせてしまいます。 新型コロナウイルスの時代に改めて読むべき1冊です!

    0
    投稿日: 2020.08.10
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    コロナ禍で未読の本作に着手。読み始めたのが3月で、死体が累々と横たわり始めたところを読んでいるときに欧州の高齢者介護施設でスタッフが逃げ出して施設に死体が並んでいたニュースが流れていて、現実と書物の世界が重なってゾッとした。映画の印象があるので1970-80年代に書かれたものだと思っていたら、私が生まれる前、1960年代の作品だと知って驚き。癌に関するくだりを除けば全く古さを感じさせない。これほどの科学的知識と考察力がある作家だと、現実になったことを考えて怖くなるのではないだろうか。東日本大震災に作者は何を見たのだろう。もし存命だったら今の状況をどう見ただろう。 (結末は異なるが)ネビル・シュートの『渚にて』といい、人類の最後の生き残りは地球の南にいることになるのだろうかと思っていたら、作者は『渚にて』を参照したらしい。 生頼範義が描いたこの表紙が当時の映画のポスターだと思って購入したのだが、調べてみると違っていたらしい。この画が好きだけど、読み終えるとストーリー盛り込みすぎではとも思う。

    0
    投稿日: 2020.07.04
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    吹雪のアルプス山中で遭難機が発見された。 傍らには引き裂かれたジュラルミン製トランクの破片。中には感染後70時間以内に生体の70%に急性心筋梗塞を引き起こし、残りも全身マヒで死に至らしめるMM菌があった。 春になり雪が解け始めると、ヨーロッパを走行中の俳優が心臓麻痺で突然するなど、各地で奇妙な死亡事故が報告され始める。 人類滅亡の日を目前に、残された人間が選択する道とは。 (あらすじより) 新型コロナウイルスで復刻したのかな? 確かに現在の状況に似てますね。 作品の中の致死率はえげつないですが。 なかなかの読み応えでした。 しかし、表紙はこうゆうほうが好きだなぁ 最近の表紙はお洒落すぎるし、タイトルで語りすぎるの

    2
    投稿日: 2020.05.28
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    未知のウイルス、世界規模パンデミック…予言の書だと聞き、手にした。科学的解説・宇宙の歴史など、設定がかなり本格的で驚く。世界各国の政治・経済の思惑の絡み合い。このご時世、真っ只中に読むシュールさよ…人間の愚かさ、願い、いつの時代も変わらぬものを感じる。

    6
    投稿日: 2020.05.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    SFチャレンジ6作目。 コロナの時代だからこそ見るべきというレビューを見て気になって読みました。 いや…すごいわ…科学者なのってくらい専門的濃厚なサイエンス。 でも伝えたいことって一貫してて、人類ひとつになろうよって部分なのかなと。(ラジオ講義の部分とか) これが1964年の作品なんて信じられないくらい、現代社会に通ずるものがある。 単なるパンデミックパニックを描いただけではない濃厚な作品。 読了後に表紙を見て、また泣く。。

    0
    投稿日: 2020.05.16
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    コロナの影響で読み始めた。随分前の話なのに今と重なるところが多くてビックリする。 特に印象深かったのは感染症が落ち着いた後の世界を考えろという老人のシーン。人間ってそう変わらないんだなぁと

    0
    投稿日: 2020.05.10
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    大SF作家小松左京によるパンデミックを題材にした話。 専門的な話とかWHOの話とかかなりリアル。米ソ冷戦の時代に書かれたものなのに。 COVID-19がこんなもので済んでいるのが幸運だと感じれたので読んで良かった。 一昔前の文調やはり読みにくい。

    2
    投稿日: 2020.05.08
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    膨大な取材に裏付けされた圧巻のパニックSF。強力な感染症の影響で、滅亡寸前まで追い込まれた人類だが、幸運にも南極に残された数少ない人々が英知を結集し未来への希望を勝ち取る。奇妙な変死が世界に広まる悍ましさは現在のコロナの情勢と重なるが勇気付けられた。

    1
    投稿日: 2020.04.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    コロナ騒動で多くの人に読み直されている小松左京さんの古典的SF作品(1964年に出版)。致死率高く、感染後70時間以内のスピードで人体を死に至らしめるMM菌の脅威を受ける人類の存亡を描いた作品で、菌がじわじわ世界中に蔓延していく様は、今リアル社会で発生しているコロナウィルス拡散を思わせる内容となっている。ソ連とアメリカの冷戦期に書かれたSFらしく、「菌」とともに後半では「核」がキーワードになってくる。草刈正雄さん出演で映画化もされており、アマプラでは現在(2020/4)無料で見れる。

    0
    投稿日: 2020.04.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1964年に発表されたとは思えない、リアル。未知のウィルスによって人類はたったの数カ月で滅亡する。南極に残された1万人足らずを残して。  まるで今、小松左京は世界を転々としてこのコロナ禍を「報道」しているかのように、リアルである。50年以上前の予言の書か? 文学者ってすごいな。

    1
    投稿日: 2020.04.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昭和50年初版。平成30年の改版初版発行は、新型コロナウイルスを予期した訳はないが、奇妙な偶然かも。作者の談は、細菌戦ものの、破局テーマ。 改版のあとがきにあるが、この作品が著された当時はインターネットもない中、この物語のアイディアの細菌兵器について綿密に調査して、リアリティのある物語に仕立てた作者の力はすごい。 ウイルスによって世界人口35億人が3ヶ月ほどで、ほぼ全滅してしまう。その描写は、新型コロナが猛威を振るう中で読むには、少々辛いものがある。

    2
    投稿日: 2020.04.12
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    MM‐八八菌―実験では、摂氏五度で異常な増殖をみせ、感染後五時間で九十八%のハツカネズミが死滅!生物化学兵器として開発されたこの菌を搭載した小型機が冬のアルプス山中に墜落する。やがて春を迎え、爆発的な勢いで世界各地を襲い始めた菌の前に、人類はなすすべもなく滅亡する…南極に一万人たらずの人々を残して。人類滅亡の恐怖と、再生への模索という壮大なテーマを描き切る感動のドラマ。

    1
    投稿日: 2020.04.06
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    絶賛コロナ拡大なこのご時世が、まるでこの本を髣髴とさせるとTwitterで回ってきたので、読んでみた。 作中の時代は1960年代。 だけど今まさにこの瞬間に、地球のどこかで繰り広げられていることをそのまま書き写してるのではないかと思うほど、現実との境が感じられなかった。 他の作品も面白そうだから読んでみようと思う。

    15
    投稿日: 2020.03.14
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    熱血小松SF祭り続行中。 細菌兵器といして開発されたウィルス(正しくはウィルスでもない)が冷戦下に事故で漏出してしまう。風邪そっくりの症状であることと、その特性のために存在が特定できないため治療薬が開発できないという恐ろしいウィルス。ウィルスで人類は事実上滅び、生き残った人々にも数年後さらに追い討ちをかける問題が・・・ 世の中のこのタイミングとも相まってゾッとする。 もう何度読んだだろうか。熱い人類愛あふれる小松SFの傑作。吉住の南極からの旅立ち前夜のシーンは泣いたな。

    5
    投稿日: 2020.02.11
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    極秘裡に開発が進んでいた細菌兵器が外にもれ、雪解けとともに爆発的に増加、人類を蝕んでいく・・・。 人が滅んでいくさまは寒気がするほどのリアリティー。 知性は争いと平和を生む。未来はどうだろう。

    1
    投稿日: 2019.08.18
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    映画の主題歌が切なく美しくドラマチックな感じがして好きだったが物語自体は知らなかった。 壮大なドラマなんだけど、個としての人間ではなく集合体としての人類に深く訴えかける愛、理解、哲学、 決して知識やアイディア・空想にとどまらないSF 核戦争や巨大隕石や未知の知的生命体の襲来でもなく、人類が滅亡していく、それも何が起こっているのかも分らぬまま日常の中で、ちょっとしたなんでもないことを いつもどおり乗り越えたら、明日は必ず来るはずだと、 それすら考えることない中で、急激な加速を伴い、 どうしようもないままで、という描写がとても切ない。 それをもたらしたのが国家という人類の分断であり、世界の幸福に資するべきはずの人間の知的探求心と科学の不幸な行く末だったことも。 自身の人類の最後(最期)の時を迎えて後悔を吐露する姿、自らの死は避けられないものと直視しながらも、ゼロではない可能性にかけ、後世に、自らの名声ではなく何かを残そうとする姿にも、集団を助けるために犠牲になるものを送ることに、外に知らせることなく賭けではなく、自らの命を静かに捧げる艦長・乗組員も。 情報が世界を駆け巡る現在の世界では異なった展開も考えられるが、いまでも・いまだからこそ、ともいえる。 2018年現在の米国大統領の威勢が、本書の前大統領と 同じでないことを祈る。

    2
    投稿日: 2018.12.06
  • 一気に読みました

    50年以上前の作品ですが、全然古さを感じなかったです。むしろ、今の世界を予言しているようにも読み取れます。

    0
    投稿日: 2018.09.21