Reader Store
王室と不敬罪 プミポン国王とタイの混迷
王室と不敬罪 プミポン国王とタイの混迷
岩佐淳士/文藝春秋
作品詳細ページへ戻る

総合評価

2件)
4.5
1
1
0
0
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    タイ駐在2年目にして遅ればせながら本書をたまたま発見。タイトルに惹かれ購入。1000円弱で、これだけの知識量を獲得できるのは非常にコスパが良い。同著者の他作品を探したものの、当該書籍以外はなさそう。タイの大まかな歴史・王室にまつわる話を体系的に学ぶには最適の一冊。

    7
    投稿日: 2025.10.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    タイの政治闘争と、それに深く関わっていったブミポン元国王の、タイ現代史。 日本の場合、天皇が政治的発言や政治判断を行うと、必ず存在する反対派と天皇の絶対的存在とが両立できなくなるため、天皇に政治的判断を仰ぐこと自体がタブーとされてきた。 タイでは、クーデターで政権を取った軍政が、国王の存在を利用して政治的対立を積極的に煽っている。日本人からすると、国王を政治闘争に利用すること自体が不敬罪にあたるのでは、と思ってしまいます。 日本のように、対立のもっと上位概念として、国をまとめあげる象徴に国王を担ぎ上げられたら良いですね。

    0
    投稿日: 2018.12.16