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愛のひだりがわ(新潮文庫)
愛のひだりがわ(新潮文庫)
筒井康隆/新潮社
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総合評価

44件)
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14
8
15
2
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    犬に噛まれて左腕が不自由になった少女、愛が父親を探して犬を連れて旅をする物語。ジュブナイルらしい平易かつ一昔前の教科書のような読みやすい文体でありながら、暴力が支配する近未来の日本の治安は非常に悪く、そんな世界を旅するいたいけな少女というコントラストが非常に良かった。まるでその道中はさながらRPGのように仲間との出会いと別れが描かれていて、誰かがいなくなれば誰かが助けてくれる風になるあたり、人との絆や「縁」というものを感じてしまう。子供でいる間は魔法に近い奇跡があったりするのだが、そうした時期を過ぎれば魔法はただの現実となり、主人公の世の中への解像度が上がる従ってその風景もより現実的に変わっていく。特に今までの旅の成果が一気に繋がるクライマックスは読み応えがあり、思った以上に現実的だったことにびっくりしてしまった。そんな現実を知ることで子供は大人になっていくのであり、それこそがジュブナイルものの真骨頂なのだと思う。

    0
    投稿日: 2025.06.03
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    愛の旅が楽しかった。子供の旅だから無謀で危険だったけど、いつもそばに誰かいて、助けてくれる。 子供から卒業したら、残酷だけど大人にならなきゃいけない。

    0
    投稿日: 2024.11.18
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    ヒロイン少女、月岡愛はシングルマザーの母と二人住み込みの料理店でこき使われていたが、母が死んで出奔した父を探して街を出ることにする。愛の左手は幼いときグレートデーンに噛まれて不自由になっているが、愛は犬の言葉がわかり犬=デンは愛を守るためずっと左側を歩いてついてくる/「ご隠居さん」と呼ばれる老人=真田一平が「わしもいじめにあっている。大きな店をやっていたが息子の嫁が無理やり売らせて、生きがいを奪い死ぬのを待っている」旅に加わる/襲ってきた変質者を殺し正当防衛だが真田は自首して服役…愛は託された大金を奪われ

    0
    投稿日: 2024.08.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    旅する少女の話、連れは移ろいながら、時には歩き時には街に留まり、 子供が大人になる、一歩踏み出す、自立するというようなことがテーマかな

    0
    投稿日: 2022.06.09
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    じわじわタイトルの意味を理解し始めるときにはもうお話に夢中になっていた 少しだけ暴力的な表現もあるけど、すごく読みやすくて先が気になって一気読みしてしまって、しかもここでこんなふうに終わるの!って最後の1ページを読んだ瞬間ブワッて全身に鳥肌が立った

    0
    投稿日: 2020.09.09
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    『マッドマックス』的な近未来を舞台に、少女の旅が描かれる。 ジュブナイルということだけど、なかなかにバイオレンスで、欲望が渦巻いてるハードな作品でもある。 しかし、これは旅立ちの物語。 少女は大人になり、彼女に関わった人たちも、何かしら新しい世界に踏み出していく。 さすがに筒井康隆といった感じ。

    0
    投稿日: 2020.04.16
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    自分でも意外だったんですけど、初めての筒井作品でした・・・。 すごく良かった・・・超能力に犬を連れた少女・・・このジュブナイル感。 ディストピア感あるのに、どこか長閑で泥臭い・・・だけど誰しもが凛と咲く一輪の花のように生きようと戦っている・・・。

    0
    投稿日: 2020.04.08
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    近い未来この小説と同じ社会になるのかなと思い少し怖くなりました。 環境汚染で汚れた空、警察官の機能が低下し治安が悪くなった町、人殺しや銃の発砲は当たり前。 そんな無法地帯の中でも父を探し懸命に生きようとする愛。 「今の私が作ったのが今の社会であるなら、今の私以上の私になって今の社会以上の、もっとよい社会に変えなければ」この愛の気持が印象的でした。 今の現状に失望せず知識を深めたら自分が成長するだけでなく視野が広がり社会が変わるきっかけを作ることができるかもしれません。 一番良くないのは今の現状に不平不満言い時代の流れに流されることかもしれませんね。

    1
    投稿日: 2019.12.07
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    ◯児童書としても進められる内容。構成としてはかなり王道のストーリー。 ◯文章表現は一時代前のように感じるが、情景がスッと頭に描ける平易さや、一人称の語りによる演出とはいえ巧み。 ◯しかし何故だろう、歳をとったせいか、こういった本で涙腺を刺激されるようになった。

    3
    投稿日: 2019.12.03
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    筒井さんにしては微妙という感想を多く見ますが、私は好きです。ジュブナイルということでバッドエンドはありえないと思ってましたが、世界観はかなりハードボイルド。暴力が溢れているし、ときには殺人まで起こります。 ただ、タイトルの示すとおり、ひだりがわに誰かがいつもいて守ってくれる、やさしさが伝わってくるお話です。 ラストがとっても印象的。筒井さんが淡々と書くので、あっさりしていますが、何度か読み直して目頭が熱くなりました。

    0
    投稿日: 2018.04.01
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    内容(「BOOK」データベースより) 幼いとき犬にかまれ、左腕が不自由な小学六年生の少女・月岡愛。母を亡くして居場所を失った彼女は、仲良しの大型犬デンを連れて行方不明の父を探す旅に出た。暴力が支配する無法の世界で次々と事件に巻き込まれながら、不思議なご隠居さんや出会った仲間に助けられて危機を乗り越えていく愛。近未来の日本を舞台に、勇気と希望を失わずに生きる少女の成長を描く傑作ジュヴナイル。 最初に読書の楽しみを教えてくれた最大の恩人は筒井康隆氏です。高校の時は手当たり次第に読みました。短編も長編もエッセイもどれもこれも大好きでした。当時の世の中への影響力も物凄いものが有りました。ブラックな攻めた話が多かったのでとっても刺激的でした。 翻って久々に作品を読みました。文体や単語の選び方に古さを感じるのですが概ね話としては悪くなかったという所でしょうか。ただ昔のギラリっと光る才気が感じられないのはさみしい限りです。これも一時代を築いた人への過大な期待なのかもしれません。

    1
    投稿日: 2017.12.15
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    まずジュヴナイルってなんぞや、YAみたいなものなのね。それなら許してもいいかしら、ずいぶんと大衆的な読み物だなぁという感じはする、でも筒井康隆の顔、こわいので、このひとすごい経験してきたんだろうな、とは思ったり。 人がこんなにパタパタとRPGみたいに死んでゆく小説はあまり読まないので新鮮だった。 父の最後の絶望的な様子ばかり現実的で、そこが好き。

    1
    投稿日: 2016.05.16
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    主人公の小学生の少女の一人称で語られるため、難しい漢字を使わず、使ってもルビをふって児童小説のような体裁なのだが、主人公の置かれた世界はハードでバイオレンスな、児童小説にはまったく似つかわしくない世界だ。 主人公の少女は左手に障害があり、家庭環境に問題を抱えているが健気に生きている。そんな少女が母の死をきっかけに家を出て、いなくなった父を探しに旅をするロードストーリーなのだが、少女の左側には常に誰かが(それはまず犬からだった)寄り添って物語は淡々と進んでいくのである。 各章のタイトルに登場人物の名前が冠してあり、章毎にその人物が少女の左側を受け持つことになる(一部違うが)。その人物たちの物語の悲惨さはしかし後半で昇華される。暴力や殺人が生々しく続いていき、そうやって物語は児童小説とは似ても似つかない様相となるのだ。 結論から言うと、想像とはまったく違っていたが楽しめた。大人向けの児童文学という感じで好意的に受け止められた。そこは非常に筒井康隆らしいと思った。

    1
    投稿日: 2015.09.15
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    事故により左腕が動かなくなってしまった愛。 自分を取り囲む環境に嫌気がさし、いなくなった父を探す旅に出る。 私利私欲が最優先の暴力が蔓延る世界で それでもそんな世界でも思いやりの心は絶えることはないと 動かない愛のひだりがわで見守る人達が教えてくれた。

    1
    投稿日: 2015.09.12
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    筒井康隆先生はグロギャグや不条理だけでなく、ストーリーラインのハッキリした、こんな傑作だって書けるのだ( ´ ▽ ` )ノ。 それはもう、馬の首風雲録(ジブリアニメ化希望)や我が良き狼(スピルバーグ映画化希望)の頃から、ずっとだ( ´ ▽ ` )ノ。 健気な少女の成長談ながら、必ずしも純な性格でもなく、スッキリした結末にも至らない( ´ ▽ ` )ノ。ブクログ評を読むと、この結末が不満な人が多くて、あれ?と思ったけど......

    0
    投稿日: 2015.03.31
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    ゆっくりと進む映画を観ているように、おだやかな心で一気に読めた。 簡単な設定と分かりやすいストーリー、近未来の話ということで、想像に足るぐらいの荒んだ町。銃や殺人といったような話も当たり前にでてくるが、違和感なく話は進み、人の優しさや美しさだけが余韻のように残る。読後感が良い。

    1
    投稿日: 2014.07.21
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    筒井康隆さん、二冊目の本。前回とは全く違う世界感でびっくりした。最後の終わり方は不完全燃焼だが、ご隠居さんやサトルなど魅力的な登場人物もいた。旅を進めて行く過程はワクワクしながら読めたし、お金を奪った犯人の会社を乗っ取る所など、かなりスッキリ気持ちよかった。その後の父の再会シーンに少しがっかりした。旅の目的が父を探すことであり、その目的も含めて愛ちゃんのひたむきな姿が好きだったのに、堕落した父に1ページに及ぶ罵声をあびせて父の反応の記載もなく終了、、、必要だっただろうか?サトルの彼女の盲目の設定も不要では、、などつっこみドコロもたくさん。

    0
    投稿日: 2014.05.17
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    ジュブナイルとされているが、大人が読んでも十分面白い。 タイトルで勘違いされそうだが、甘酸っぱい恋愛ものではなく、片腕が不自由な少女が父親を探す近未来日本を舞台にした冒険活劇だ。徐々に大人びていく愛の成長には少し寂しさが漂う。

    0
    投稿日: 2014.04.14
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    父親が蒸発したのち、母まで病死。住み込みで働いていた先の家族にいじめられ、番犬を連れて父親を探す旅に出る愛。 波乱万丈過ぎる愛の旅。でもいつも左腕が麻痺している愛の「ひだりがわ」には愛を守ってくれる存在が出てくる。 愛は優しさに甘えるだけの女のコじゃなく、自分で学び成長する。 理不尽な環境に置かれたとき、それをどう考え、どのように行動すべきか、とても真っ当な理屈が貫かれていてさっぱりした。 随所で出てくる「わたしはとても幸せだ」という感覚が大事。

    0
    投稿日: 2013.04.22
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    表紙が素敵だったのとタイトルに惹かれて購入しました。 「愛のひだりがわ」というタイトルから、”愛”という 概念を主軸にしている内容と想像していたのですが、 とっても単純な意味でした♪ (勿論、概念の”愛”も大きなテーマの本です。) そして、「愛のひだりがわ」の意味が分かった瞬間、 新幹線で読んでいたにも関わらず涙が我慢できませんでした。 タイトル一つでもこんなに意味があって、心を打たれるのは さすが筒井先生です。本当に言葉が大好きなんだと思います。 今のままでは将来の日本は作中で描かれている様な 日本になるのだと思います。そうならないように…子供が こんなに苦労したり悲しんだりする日本にならないように… 大人がシッカリとしなければならないと痛感させられました。 また、子供から大人になる残酷さも描かれています。 大人は沢山のキラキラした素敵な事を踏み台に、犠牲にして、 それと引き換えに子供を守る強い存在となるのですね。 元々ジュブナイルですし、難しい内容ではありません。 子供から大人まで沢山の人に読んでほしい小説です。 私も誰かの「ひだりがわ」になりたいです。

    0
    投稿日: 2012.04.17
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    ほのぼの怖い表紙と裏腹に、マッドマックス風近未来における冒険活劇。復活以来、波乱万丈を割と淡々と淡白に表現するようになったなーと。最後の下げは半分読んだ時に皆さん思いつきます。落語的です。

    0
    投稿日: 2012.02.09
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    いい作品だと思います。 ただ、 私は好きにはなれませんでした。 ラストが、どうにもスッキリできませんから。 ハッピーエンド好きにはオススメできない作品ですね。 いえ、 主人公自体に蟠りはないようなので、 ある意味ハッピーエンドではあるのですが、、 ネタとしても悪くはないのですが、 自分としてはイマイチです。 もしかしたら、 自分達の生活と遠からず、近からずなので、 妙な先入観などが生まれてしまうのかもしれません。 そしてそれは私にとっては悪い方向へと進んだのでしょう。 ただ、 文体は読み易くなっていますので、 難しげなテーマに簡単に関わりたいという方には、 オススメです。

    0
    投稿日: 2012.01.13
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    左腕が不自由な主人公・月岡愛は、行方不明の父親を探す旅に出かけ、行く先々でトラブルに巻き込まれてしまいます。しかし、たとえ左腕が不自由でも、その隣には飼い犬や出会った人がいて守ってくれ、襲い掛かる困難を乗り越えていき、そして・・・。 このことは実は僕たちにも同じで、誰にでも不自由というものは必ずあり、それを助けていくのが人間であれ犬であれ何であれ、本当なんじゃないかと思いました。

    0
    投稿日: 2011.07.26
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    ときどき思い出したように筒井康隆さんの本をよむのもいいですね。表紙の絵と物語のイメージが少し違っていたのが残念。物語は男の子が喜びそうな内容なんだけど・・・

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    投稿日: 2010.12.14
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    んん、これは物語全体が何かのメタファーか…? 子どもが大人の保護から脱して、何かを失うおはなし。な気がする。 失ったものは、ある種の純粋さ、なのか。うーん、どうなんだろう。

    0
    投稿日: 2010.11.21
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    幼いころに犬に噛まれ左腕が不自由になった少女・愛が 行方不明の父を捜して旅に出る。 ジュブナイル小説に分類されるようであるが、 子供には小説の面白さを、 大人には小説の可能性を教えてくれる一冊。

    0
    投稿日: 2010.10.17
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    ・8/21 一気に読了.熱で苦しんでたとは思えないくらいの早いペースで読み終えてしまった.やはりこれも少年物語のバッテリーを読んだ後だからだろうか、読みやすい文章だったことも一因だろう.帯には「時をかける少女」をついに超えたとあるけど、どちらかというと「わたしのグランパ」の方がこの小説の系統に近いと思う.結構単純な物語設定と展開なのに、常に違和感があり、結末まで急いでしまったのは、作家の作戦にはまったからなのだろうか.愛とは主人公の名前だったのね.久々の文庫新作で面白かった.

    0
    投稿日: 2010.09.08
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    人に支えられて助けられて成長していく 成長は人との別れを作り、 その別れがまた人を成長させる 出会いと別れの繰り返し

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    投稿日: 2009.08.14
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    映画化してほしい…と思っている作品の一つです。 キャラクターが魅力的で、筒井色もそれほど濃くなく、非常に読みやすい作品だと思います。 愛が本当にいい子で、かわいいのです。

    0
    投稿日: 2009.05.16
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    犬 想像しましょう てか安易に分かりやすさを求めてるものが多いのは気のせい? 分かりやすさ≒ユーザーが求めるもの てか消費者を「ユーザー」とか「生活者」って言い換えるだけで悦に入ってるやつって何なの 自分もですが ジュブナイル おじいさん 愛の左側にいるものの変化と愛の成長 だけじゃねくて周囲の変化 レストラン 

    0
    投稿日: 2009.03.20
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    久しぶりの筒井康隆! 主人公愛ちゃんは父親を探しにひとり旅に出て、息子の嫁に居場所を追われているご老人・詩の才能豊かな主婦・ずっと愛を見守ってくれるサトルや犬のダンとデン・両親を殺した暴走族のリーダーになった歌子・出版社の人々etc.、バラエティ豊かで心根の温かい人々に守られながら影響を受け月日を重ねていく。 ジュブナイル系と思って侮るなかれ、作者からの説明や心理描写の押し付けが(多分意図的に)少なく、さらさらのスープのごとく進む展開の中で、読み手の想像欲求は否が応にも駆り立てられる。そうしている内にすっかり小説に丸め込まれた様に愛ちゃんやその他愛ちゃんをサポートする登場人物に感情移入していって、自分なりの解釈が楽しくなってくる。 最後、愛ちゃんのストーリーを通しての成長が喜ばしくもある反面切なくて、胸がつまるのです。

    2
    投稿日: 2009.03.13
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    筒井康隆作品はもっと沢山読んでる気がしてたんだけど 実は「男たちのかいた絵」と「時をかける少女」、それから以前レビューに書いた「家族八景」しか読んだ事がありません。 何で読んでると思ってたんだろう?? 好きだから?(笑) 愛のひだりがわ、というと昼ドラのタイトルか何かという気がしてしまうんだけど、 左手の不自由な「愛ちゃん」と、いつも愛ちゃんを守るように左側にいてくれる心の優しい人たちの、愛ちゃんのお父さんを探す長い旅に出る…という物語。 途中で色んな災難に見舞われ、そのたびに結構思い切った行動で乗り切っていく愛ちゃん。 その精神力の強さには脱帽です。 時々「ちょっとそれはやりすぎじゃ…」 と思っちゃうところもあったけどw 「ファンタジー」を現代に置き換えるとこういう事になるのかも。 そう、これは100%のファンタジーです。

    0
    投稿日: 2009.03.11
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    小気味いい話だった。わたしのグランパ系だなぁ。 でもどちらが好きかと言われれば、圧倒的にこっちに軍配を上げるわ。今まで読んだジュブナイルで一番面白かったんじゃないか? 青少年向け!みたいなのは少し苦手なんだけど、本作は全然いけた。 ジュブナイルのお手本のような落とし方等を見ても、よく考えられてると思うわ。あんなおっさんなのになーw 明らかに同じ作者と分かる作品群なのにディティールが多彩で飽きないのが魅力だ。 4にしようかと思ったけど、最後の爽快感と喪失感が良かったので5で。

    0
    投稿日: 2008.11.21
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    一度読み始めるとページを捲る手が止まりませんでした。 それほど面白かった。 暴力が支配する無法の世界。 いつかこの世界もそうなってしまうのではないだろうか。 そんな中で心優しい人々に助けられながら生きる少女。 荒んだ世界の中にある優しさに感動します。

    0
    投稿日: 2008.10.14
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    自分のひだりがわを守ってくれる人を探して生きているのかもしれない。 成長することは失うことへの虚しさを噛み締める勇気が私にもあればいいなと思いました。

    0
    投稿日: 2008.01.31
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    左腕が不自由な女の子、月岡愛が、父を探して冒険していくファンタジー。暴力が、銃や殺し合いが、はびこる世界で、いつも愛の左側には愛を守る世界が繰り広げられる。愛犬デンがご隠居さんがサトルがその他いろいろな人が或いは犬が。みんなそれぞれの特徴があって読み手をあきさせない。少女から女性への導入は、失恋が表にでることじゃなく犬の言葉がわからなくなるということで描かれている。泣き虫だけど何があってもあきらめない月岡愛が魅力的だ。

    0
    投稿日: 2007.09.12
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    重くて深い。心のつながりというものを考えさせられました。現実と非現実の狭間のような世界観に引き込まれる感じもありました。

    0
    投稿日: 2007.09.09
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    愛の成長期愛が周りの人々の助けを得て成長していく話だけど設定が辛すぎる。近未来の日本という設定だけどそれほど無法地帯にしてしまう必要があったのかな?そのすさんだ環境に心が暗くなり読んでて落ち込んだ。

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    投稿日: 2007.08.20
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    ジュヴナイル。10代の若い人達に読んでもらいたい。私にはちょっと幼い感じでした。女の子の成長が、短い中にしっかりと 書かれている。

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    投稿日: 2007.07.16
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    『旅のラゴス』の少女版といった趣。優しい気持ちになれる。中学生くらいに読んで欲しい。日本、ちょっとは良くなるんじゃないかな。

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    投稿日: 2007.03.08
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    今よりもちょっと未来、人々が自分のことしか考えなくなってしまった、暴力と荒廃した雰囲気に支配された世界が舞台。幼い頃犬に噛まれて左腕が不自由になってしまった少女、愛だが、彼女の左側にはいつも彼女を守ってくれる存在が居た。小学生の少女の成長を描く超正統派のジュブナイル。大人になると言う事は、なにかを失っていくことでもある。それは果てしない夢であったり、途轍もない超能力であったり、魔法のような冒険の日々であったり…大人になりたい子供と、子供に戻りたい大人。大人になる事、変わってしまう事は果たしていい事なのか、それとも悪い事なのか。我々は、そんな日々を今日も過ごしていく。劇画・オバQを思い出した。

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    投稿日: 2006.09.21
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    表紙とタイトルから、少女と犬の交流をメインにしたよくある「泣かせてやろうか」という意図がプンプン匂う話かな?と思ったんですが、あらすじを見るとどうもちょっと変わった雰囲気だったので読んでみました。 幼い時犬に噛まれたことから左手が不自由な小学生の「愛」が主人公なんですが、犬に噛まれたことによって後遺症が残ってしまったけれども、それはそれとして変わりなく犬を可愛がる主人公に共感しました。 ただ、小学生にしては考え方がしっかりしすぎな印象でちょっと違和感・・・ 子供が、大人になる過程で得るもの・失うものを、テンポ良く読みやすく描いていると思いました。

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    投稿日: 2006.09.17
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    主人公が小学生の女の子にしてはあまりにも筒井康隆なのは置いといて。 面白くて考えさせる真っ当なジュヴナイルです。

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    投稿日: 2006.08.31
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    「時をかける少女」を超えたジュブナイルというと似たような惹句だった「わたしのグランパ」はあまり印象に残る小説ではなかったんですが、これは傑作の言葉に偽りなしです。主人公の愛は12歳で母を失う。行方不明になった父を探す愛の旅が始まる。舞台は近未来と思われる日本。社会は治安が悪く、強盗・殺人が跋扈し、少女が一人で旅するには危険すぎる旅だった。そして、左手の不自由な少女のひだりがわには常に守ってくれるものがいた。特殊な能力を持った少女のロードノベルは、「時をかける少女」よりも「火田七瀬」シリーズを彷彿とさせたなぁ。テーマ的には別に珍しいことを書いている訳ではないんだけれど、「善意」と「悪意」について丁寧に書かれた秀作。最後の一行は予想の範囲内ではあるのだけれど、やっぱり「やられた!!!」って感じです。

    0
    投稿日: 2006.08.12