
総合評価
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powered by ブクログヤクザ・公安・政治家など多岐にわたる人種の現在・過去が入り混じる複雑な事件と、鮫島が杉田江見里という舞台女優に恋惹かれる2軸が螺旋状に展開していくため疾走感があった。 いじらしい晶もかわいく今後の恋の行方も気になる。 これでシリーズ6作まで読み進めたが、今のところ個人的ランキング3位。
0投稿日: 2024.08.11
powered by ブクログ最近、ランダムに読んでいる<新宿鮫>シリーズの一冊だ。愉しく読了に至った。 題名は「薄い氷の上で動き回っているような、何かの弾みで冷たい水に落ちてしまうかもしれない様子」ということで出て来た表現なのだと思う。「訳アリ」で独特な動きを見せる鮫島刑事が、何時の間にか危険と隣り合わせになるような中で、事件の解決に向けて奔走する物語だ。例によって、大半の部分の視点人物は鮫島刑事である他方、適宜他の人物が視点人物に切り替わる部分も在り、何となく「映像作品に触れるような感覚」も湧く、巧みに素早く場面が切り替わるような感じでの展開だ。 本作は、少し意表を突くような感じで物語が起こる。鮫島刑事が演劇鑑賞をしている…そしてそこから「張り込み現場」での夜間の活動に向かうのだ。 鮫島刑事が、協力を得て利用しているコンビニの2階から張り込んでいたマンションの部屋には日系コロンビア人と称する人物が夜ごと出入している。盗難に遭ったクレジットカードを不正に使うという事件が相次いでいて、その件への関与が疑われている。他方、渋谷で活動する暴力団の構成員が訪ねていたということも在り、事件の拡がりも懸念される様子だった。 そういう活動に勤しむ鮫島刑事は連絡を受けた。西新宿のホテルの部屋で、外国人男性が殺害されたと見受けられる状態で発見されたのだという。そして室内にコカインを隠し持っていた痕跡が認められたという。鮫島刑事は現場へ駆け付ける。 鮫島刑事が現場へ駆け付けてみれば、公安の捜査員達が現れ、新宿署の刑事課、そしてコカインが在るらしいとして呼ばれた生活安全課は締め出されてしまった。聞けば、殺害された外国人男性は引退したCIA関係者であったというのだ。ホテルの部屋に事務所兼用のような形で長期滞在していたのだという。現場のホテルでは、深夜のことで人の出入りが少な目な中、外国人と見受けられる女性が出入りした様子が従業員に目撃されていた。 事件の闇が深まる中、日系コロンビア人の事案や、引退したCIA関係者のコカインの事案について鮫島刑事は知ろうと独自に活動をする。そして現れる、過去の事件で出くわしている正体不明な男や、CIA関係者の事案で蠢いているらしい思い掛けない大物や、その意を汲んで暗躍する人物が在る。 そんな他方、鮫島刑事は活動を通じて出くわした或る女性に惹かれる。そしてその女性の秘密に近付いて行くことにもなる。 古い出来事が引鉄となって、事案が静かに展開し、その謎に迫って行くという鮫島刑事だが、何時の間にか危険と隣り合わせになるような中での奮戦振りには夢中になった。
1投稿日: 2023.05.12
powered by ブクログ新宿鮫6巻。個人的にはあまり好きではない。鮫の旦那が女々しくて。晶と思うように会えないことに苛立ちを感じている。携帯電話という便利なものが世の中に出回っていて、便利なのに不便を感じるのは二人の生きる場所が問題なのか、年なのか。いつまでも同じとはいってられないわけで。そんな中起きた殺人事件は、とんでもなくでかい蛇がトグロを巻いていて、さらには寝た子まで呼び覚ます勢いで、どんなであれめげないし、諦めない鮫の旦那は健在だった。
0投稿日: 2022.12.26
powered by ブクログ新刊が発売されていることを知って再読。静かに刑事魂を燃やしている姿が格好いい。昌との今後の関係が気になる。
0投稿日: 2022.12.06
powered by ブクログ新宿鮫シリーズ6巻、『氷舞』 今回はどんなお話かなぁと思い、あらすじを読んだら、なんと‼︎ 鮫島が晶以外の女性に惹かれていくと書いてあった‼︎ 『えぇ⁉︎』慌てて1番最後のページを確認! 2人が別れていたら、もう読むのやめよぅと思ったけれど…、 ふむむ、鮫は他の女性に惹かれてしまったけれど、 どうやら晶の事がまだ大好きで、別れてはないみたい。もぉ、男心って、もぉもぉもぉー、と思いながら読み始める。 元CIAのブライドの殺人の原因を探っていく中で、 公安総務課の横槍が入る事から事件が殺人事件だけでは終わらない事に鮫島は気付く。 鮫島の忍耐の捜査でブライド殺人事件の陰にいる 元公安の立花、立花が全てを捧げ守ろうとする立花の元上司で現議員の京山の存在がわかってくる。 政界、ヤクザの麻薬ビジネス、元CIAの殺人。 殺害された伊豆のホテルオーナー嶋。 嶋亡き後オーナーになった杉田江美里。 江美里の母の過去の経歴と死因。 多くの人間関係と事件が絡み合っているので、 手元で書いてる相関図はぐちゃぐちゃ これは、ずいぶん濃厚な作品だわぁと 読み進めた。汗汗 ハードボイルドと言うよりも 元公安である立花や京山とのかけひきや 心理戦が多い。ゾクゾク感は足りないけれど面白い。 今までにない鮫島の江美里に対する強い愛情や、 晶と江美里の間で揺れ動く感情。 読み進める中で鮫島が江美里に惹かれるのも納得。 また、同期の宮本の自殺を巡って 対立していた公安部の香本との お互いに『お前なんか嫌いだ!』と言い合いながらも 協力していく場面がなんとも面白い‼︎ 事件がひとまず解決?してからの 最後の晶と鮫の話し合いの場面… 晶ちゃん大人だわぁと 違う感動がっ。 ハードボイルドじゃなかったけれど、 鮫嶋の人間臭い一面が見れて楽しかった(^^)
23投稿日: 2022.05.04
powered by ブクログ今回の新宿鮫は政界も絡むスケールの大きいストーリー。所轄だけじゃなく公安も出てきて、大好きなスパイものっぽくてとてもおもしろかった。鮫島警部の男気はほんと素敵ですね!
3投稿日: 2020.10.26
powered by ブクログ新宿鮫シリーズ第6作。 クレジットカード犯罪を追う鮫島の前に現れたミステリアスな女性。晶という恋人がいるにも関わらず、彼女に惹かれていく鮫島。そして警察内部の黒い動き。 他のシリーズと同じく面白いのだが、ちょっと消化不良気味。いろいろ盛り込みすぎた感じがあるのかも。
3投稿日: 2020.07.17
powered by ブクログ前作では様々なストーリーが並行して展開、新しい和みキャラ?が登場したが、今回はまた一転。 公安、外事、政治家が絡んで、最初はただの外人殺しが、少しずつ話が過去と今を行きつつ日本の警察機構・政治機構の中枢に繋がっていく、という濃厚なストーリー。 ドラマも、晶との仲が少しずつ疎遠になりながら、新しいヒロインも登場?さらにはライバルの香田との共闘や鮫島の過去も絡んで・・・と盛り沢山。 シリーズがここに来ても全くだれるどころか、より深化していて飽きさせない。
3投稿日: 2020.06.23
powered by ブクログ再読。ついによくありがちなアンニュイ女が現れ、鮫の心を揺らす。この女性の型にガッカリして、新宿鮫を読むのが途絶えたことを思い出した。公安とのやり取りは不気味で興味深かったが、この女性はミステリアスというより不自然で盛り過ぎ、しっくりこなかった。
1投稿日: 2019.12.04
powered by ブクログ新宿鮫6「氷舞」を一気読みで読了。 サブタイトルは「鮫島の恋」てな感じの話だが、江見里との心の高まりのストーリーが足りなく、命をかけた恋を認めるには不満があり、晶とのすれ違いにもいらいらがあった。メインストーリーはエスピオナージが複雑に絡んだ事件で、今までの新宿鮫では異質なものだったが、しかし、そこは鮫シリーズ!非常に面白くまとめていた。 6までの面白さをランキング 1.新宿鮫 2.毒猿 3.無間人形 4.屍蘭 5.氷舞 6.炎蛹
5投稿日: 2017.09.17
powered by ブクログちょっと長かったな、という印象。もう少しテンポがいいと良かったな。話の展開がちょっと難しくて何回か読み返した。 鮫島がマホに魅かれた理由も(彼女が鮫島に魅かれた理由も)立花がそこまで京山に心酔する理由もイマイチ説得力がなかった。ただし鮫島vs増添の攻防は読み応えあったわ!あと、香田!なかなかいい奴じゃないか!
3投稿日: 2016.12.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
直属の課長桃井と鑑識の藪しか警察内部に味方がいない鮫島。 だから台湾の警察だったり、消防庁だったりなど、外部の人間とだけ協力者がいなかったのだが、今回の相手は警察内部。 鮫島が元々所属していた公安の過去の事件が、現在の事件の捜査を妨害する。 第一作の時に鮫島と対立する公安のエリート香田が、今回は鮫島と同じように自分の思う理想の警察官像と対峙することになる。 エリート意識の塊で鼻持ちならないやつだった香田が、今回鮫島とカラオケで待ち合わせ。 「俺はカラオケに行ったことなんかない!」と言っていた香田が、鮫島を待つ間演歌を歌うなんて。(笑) 最終的にはゲイバーにまで行っちゃったし。 物語の中で、きちんと時間が過ぎている。関係性が変わっていく。 鮫島と晶の関係すらも…。 出会ったときの晶は、人気のインディーズバンドのメンバーだったが、今はテレビでもよく見かける人気者となってしまった。 彼女自身は変わっていなくても彼女の環境はすっかり変わってしまい、彼女のためなら別れることになってもしょうがないと鮫島が思い始めた頃、ある女性が鮫島の前に現れる。 晶は勘のいい娘なのね。 だから鮫島に何があったかうすうすわかっている。 自分の置かれた状況も、自分の気持ちもわかっている。 だから彼女の行動はとても健気だと思える。 けれど運命の女性の方は、鮫島がどこに惹かれたのか実は私にはよくわからない。 だからこその運命の人なのかもしれないけれども。 そしてメインの事件のほうだけど、これもまた、23年前の事件と11年前の事件がそんなに現在の日本にとって大きな影響を与えると、私には思えなかった。 日本の政治状況も世界情勢も変わってるでしょ。 だから動機がわかってからはちょっと失速した感があるけれど、途中までは前作で逃亡したロベルト村上が再び鮫島の前に姿を現して、クレジットカード詐欺とコカイン密輸がどう係わっているのかとか、CIAや公安や日本の政治家や暴力団や凄腕の殺し屋がどんどん鮫島を追い詰めていくのがすごく面白くて、読むのを止められないわけ。 今回は作品の中ごろに、絶対鮫島が助からないであろう状況に追い詰められちゃってさ。 それで鮫島が死んだら残りの半分がないのはわかるんだけど、どうやって助かるのかが本当に想像できなくて、ドキドキものでした。
1投稿日: 2016.09.17
powered by ブクログ主人公は独身で恐らく30代後半。惚れあった恋人さんがいます。 なんだけど、別線で偶然に魅力的な異性と出会い、 「ま、別に、この人とナニか起こるはずは、生涯ないやろけど、この人、好みやなあー」 と、内心思っちゃうわけです。 そうすると、かなりドラマチックな事件と偶然が重なって、 ちょっと怪我しちゃって、その人の自宅でちょっと介抱されて。 おしゃべりしたらなんだか、えらいこと気が合って。 ごっつ、ええムードになって。 でも手を握っちゃうくらいで眠り込んじゃいました。 …と、いうことがあって。 …でも、その別線な相手はもう遠くに行っちゃって、2度と会えません。 …そして、その人とのことは、どうやっても、恋人さんにバレることは無い訳です。 … なんだけど、 「ああ、ウチは恋人を裏切ってしもうた。このままでは関係を続けられへん」 と、悩んでですよ。 そして、恋人さんに、 「かんにんなあ。ちょっと別の相手に、ココロは一瞬、マジになってしもてんよ。我ながら、アカンかったわあ。アカンやろ?別れたい言うなら、なんも言えへんわ」 と、告白するんです。何も問い詰められてないのに。 自分の心の中では、 「こういうの、ウチらは、隠し事したらアカンねん。ウチらの純愛は、そういうもんやねん」 と、思ってるわけです…。 # ちょっと、あり得なくないですか? …と思ってしまうのは僕だけでしょうか?…。 # 大沢在昌さんの「新宿鮫」シリーズ、第6作。「氷舞」。 今回の悪役は、「公安警察のOBの、大物政治家。そしてその番頭的な子分」です。 かつて、日米間でスパイをやらされてたんだけど、政治家とマジ恋愛しちゃって、 色々あって殺された可哀そうな女性がいました。 それに関わっていた公安警察の大物さんは、それをネタに人の弱みを脅したりして、 大物になって政治家になりました。 その人には、番頭のような部下がいます。影のように生きながら、汚れ仕事をこなす。 いくつかの不可思議な殺人事件から、そのふたりの過去の悪行に、主人公の刑事がいきつく、という犯罪サスペンス。 そして、その二人に昔昔、親を殺された女性が、復讐の鬼になって、関係者を次々に殺していたのでした、というお話。 いつも通り、前半の謎に満ちたサスペンス部分は、面白いです。 そして、今回は「公安警察」という、政治犯思想犯国際政治関連など、「治安維持」的な犯罪調査を行う部署(「警察の犯罪」も手掛けます)のことが描かれて、ホントか嘘か知りませんが、「へええ、こういう仕組みが人知れず、あんねんなあ」という、「へえー係数」も稼いでいます。 (そして終盤の解決に向けて、「一匹狼の主人公が全てを手掛けることにするため」のご都合さ、が、匂い立つという構造も、いつも通りなんですけれど…) # …物語は半分、「主人公と、最終的に犯人と判る美女との恋愛」の葛藤で描かれていて、コレが、個人的な好みとしては、ぜんぜん、乗れません(笑)。 # シリーズものなので。 主人公の刑事さんは、歌手をやっている恋人さんが、いはる、という設定。 で、今回は、 「主人公が浮気しちゃったら?」 という、お題で書かれたような気もするんですが。 なんだか妙に中学生みたいな純愛思想と言いますか…。 # やっぱりときどき、大沢さんの「暴走するセンチメンタル特急」には、鼻白んでしまうんですよねえ。 (でもその短所が、長所でもあったりするから、おもしろいんですけどね)
3投稿日: 2016.07.30
powered by ブクログJ様後追い第6弾 困ったことになりました。 前作前前作で5つ付けてしまったので、これ以上上が付けられません。 ほんとにシリーズごとによくこれだけバラエティーに富んだストーリーが考えられるものだと思います。 個人的には、運命的な出逢いに苛立たしい気持ちもありましたが。 そちらはともかく、一方のおじさまがたのほうですが、この人こそと心酔できる人物に出会えてその人のために動くというのは幸せなのだろうと思えました。 が、やはり最後は勝手な判断で暴走してしまったかな。 さて、次をすぐにでも読まなければ。
2投稿日: 2016.07.03
powered by ブクログ今回もさらにかなりやばそうな事件を追求して行く鮫島。殺されるというよりもいつ消されてもおかしくない奴等を相手に一歩も引かず攻め込み真相に近づき相手を追い詰めて行くところは圧巻。
1投稿日: 2015.12.31
powered by ブクログたまたま 手に取って 読んでみた。 新宿鮫シリーズの 6番目だった。 鮫島のパワフルな追求力。 桃井のやさしさ。薮の専門力に 支えられている。 マホの独り舞台から はじまる。 この演劇の表現力が 実にいいねぇ。 そして、偶然というべき つながり。 薮が 教えてくれたのだが、そのことについて 薮と 一度も話さないのが 不自然でもあるね。 それにしても、公安 そして CIA。 その裏側には、何が潜んでいるのか? よくわからないが 立花 という男のもつ 泥を飲み込み、処理をしていくという 影の男が、 諸悪を 背負い込んでいく。 鮫島は ただひたすら、追求めていく。 キャリアの同期の香田が、意外な面を見せる。 それが、この物語を うまく構成する。 晶ねぇ。前の本をよまないと よくわからないな。 鮫島の 男性フェロモンが いいのだね。
1投稿日: 2015.07.29
powered by ブクログ鮫島さんには晶が必要なのに… 距離なんて乗り越えてよ。 正義のためにこんなに頑張ってるんだから心許せる人から離れないで。 あぁもどかしいです。
1投稿日: 2015.04.16
powered by ブクログはまり小説第六段!信念は時に揺らぐんだなぁと、人間臭さを感じちゃいます。自分の信念に負けるな鮫島!Gooですよ!
2投稿日: 2014.09.10
powered by ブクログ新装版のシリーズ第六作。今から20年前の作品であり、実は既にカッパ・ノベルズ版で読んでいる。読みながら、この第六作で嫌気が差して、読むのをやめた事を思い出した。 この『氷舞』は、第五作『炎蛹』の続編といった作品なのだが、物語が進むにつれ、冒頭で鮫島が捜査している事件の本筋からズレて行くのが非常に気になった。また、冒頭に登場する謎の女性パフォーマーのマホが有り得ない偶然で物語の鍵を握る事になり、そういう意味ではシリーズの中では一番のトンデモな作品かも知れない。
2投稿日: 2014.07.15
