
総合評価
(28件)| 9 | ||
| 13 | ||
| 5 | ||
| 0 | ||
| 0 |
powered by ブクログザハードボイルドで楽しかった。 展開的に鮫島がというより殺し屋がハードボイルドでしたが、展開が気になり一気読み。 3063冊 今年291冊目
7投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログ新宿鮫2 大好きなシリーズを久々に読んでいる 初めて読んだ時は新宿って怖い、新宿御苑には近づくまいと思ったものです 死体が沈んでいるし、バラバラにされているし、人形のように見えるそうな 毒猿は池からやって来る 結局新宿御苑にはまだ行ったことないな P213 人には、生きている証しを手にする権利がある。と鮫島は信じていた。それは、晶との恋愛であり、警察官としての職務の遂行だった。 そのふたつが今、鮫島の人生の中で、もっとも価値があるもので、それを失うことは鮫島にとり、人生の終焉を意味する、とすら思っていた。 物語の先を知ってるからなかなか辛い一文
1投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログ台湾の殺し屋・毒猿と狙われて日本のヤクザに匿われる葉。それを追いかける台湾警察、そして主人公の鮫島と四つ巴の攻防がなかなか良かった。 1がちょっとなぁと言う読了感だったので少し好印象を持ちました。
6投稿日: 2024.11.26
powered by ブクログ新宿鮫2 ハードがボイルドしすぎてる 新宿御苑でなんて事してますか これから、お花見とか紅葉とかお散歩に御苑に 行く事があれば 台湾閣のとこの池が赤く染まるイメージから逃げられない そして 好みは別として 2日前に読んだ本も忘れ気味の今日この頃 この新宿御苑の決戦は忘れそうもない という事は名作なんだろうなあと思う 凄腕殺し屋毒猿が新宿に潜入 狙った相手は逃さない 台湾マフィアに台湾の敏腕刑事まで新宿に集合 第2巻は、鮫島よりも毒猿が圧倒的な存在感
86投稿日: 2024.11.15
powered by ブクログ大沢在昌さん「毒猿」、新宿鮫シリーズの第2弾。 このシリーズ最高傑作と名高い今作品、確かに前作を大きく上回るスケール感と緊迫感が素晴らしかった。 物語は台湾人殺し屋、台湾マフィア、台湾警察官が日本のヤクザと警察を巻き込みながらの超ド級エンターテイメント。言うまでもなく舞台は東京•新宿。 その台湾人の殺し屋「毒猿」の殺人能力が驚異的で最終的にはこの抗争で36人もの人間を殺し、日本のヤクザ石和組を解散にまで追い込むという怪物っぷり。モンスターに違いはないのだが、彼にはかなり純度の高い人の血が通っており中盤以降は彼に肩入れしながら頁を進めていた。 読み終わってみるとかなり喪失感漂う結末で結構な虚無感に包まれる。毒猿こと劉と台湾警察官の郭の相関性が特にお見事で二人の友情とも読み取れる物語展開には感服させられた。 また鮫島と郭も日本と台湾と国は違えど二人とも一匹狼の警察官であり、その辺りも二人が惹かれあった一面でもあったのでは?と感じさせられる。 なにしろ特大のエンターテイメント作品で前回「新宿鮫」を読んだ時にこの先続編を読むのをやめようかな?と不安を感じたほどだったので本当に度肝を抜かれた。「新宿鮫」シリーズの人気の高さがよくわかる作品だと思った。 期待して次は「無間人形」を。 「新宿鮫」の面白さが分かってきた。
74投稿日: 2024.07.30
powered by ブクログ1作目よりもよかった。新宿を舞台としつつも、台湾からの殺し屋とそれを追ってきた刑事とで話のスケールも大きくなり俄然引き込まれた。
0投稿日: 2024.04.30
powered by ブクログ初期シリーズで一番好きな作品 郭という人物を好きにならずにいられない この作品だけ、ある人物の今後が知りたくなる
0投稿日: 2023.10.26
powered by ブクログ毒猿 ★4 面白かった。今までにない程の激しめの戦闘シーンがおおくて面白かった。毒猿こと台湾の殺し屋の無敵感が爽快だった。それが主人公でないってのがこの作品の面白いところなのかもしれない。普通やったら主人公が強くて、、、、みたいな感じになりそうやけど。 けどなんとなく新宿鮫シリーズも狩人シリーズもラストはよく似ている。主人公の相棒的なやつが毎回いて最後暴力団の人ら巻き込んで撃ち合いみたいになって誰か死ぬ。 やっぱ個人的には大沢先生の中やと狩人1作目の「北の狩人」が1番好きです。
4投稿日: 2023.07.06
powered by ブクログ少し「訳アリ」な新宿署の鮫島警部が奮戦する<新宿鮫>シリーズの一冊で、紐解き始めると頁を繰る手が停められなくなり、素早く読了に至った。 本作は、『新宿鮫』の好評を受けて登場した第2作である。が、これも非常に面白いということになり、シリーズが続いて現在に至っている。長期間に亘って創られ続ける人気シリーズの道筋を拓いたというような作品と言えるであろう。 多くの部分が鮫島の目線で綴られるのだが、事件関係者等の目線に適宜切り替わることで、物語が立体的に、クールな映像作品のように展開するというのがシリーズ各作品の雰囲気なのだが、本作もそれは変わらない。そして本作は、鮫島の目線で綴られる部分に登場する男、彼らが捜そうとする男、その男と縁が生じた女、その男が追う仇敵という幾つかの目線が効果的に使われ、交錯している感じである。それが非常に好い。 物語は、防犯課(本作発表当時の呼称で、現在は生活安全課と呼ばれている部署)の日常的な業務に勤しむ鮫島の描写から起こる。トルエンの密売の取締り、違法な賭博場の監視の手伝いというような様子が描かれる。 その賭博場の監視の手伝いという時、鮫島や何人かの捜査員が「あの男?何者?」と注目した人物が在った。台湾人のホステスを連れて賭博場から出て来た男は、何か「只者ではない?」という雰囲気を放っていたのだった。 やがて鮫島は、賭博場の件で注目した男を見掛け、件の男と知り合うこととなる。男は台湾からやって来た郭だ。郭は台湾で刑事をしているのだという。 鮫島と郭は語らった。郭は少し長く休暇を取り、訪日して新宿に滞在しているのだということだった。話しの中、郭は重要な件を切り出した。台湾の所謂“黒社会”、犯罪関係の世界で「職業兇手」と呼ばれる「プロの殺し屋」が日本に潜入した可能性が高いというのだ。 郭が気に懸ける「職業兇手」と呼ばれる「プロの殺し屋」は“毒猿”という通称の男である。軍の特殊部隊の元隊員で、様々な武器の扱いに長けているに留まらず、身体能力が高く、テコンドーの達人という恐るべき男であるという。 この“毒猿”に台湾で仕事を頼んだマフィアの大物が裏切り、“毒猿”の愛する者の生命が損なわれたことから、“毒猿”はこのマフィアの大物を仇敵として追っているというのだ。 台湾のマフィアの大物は、交流の在る日本の暴力団を頼みとし、そこで匿われているらしい。郭は、“毒猿”は手段を択ばずに仇敵を探し出すことであろうと言う。そしてその正体は、郭が知る人物なのだという。 この“毒猿”を巡って次々と事件は起こる…そして如何なってしまうのかという物語だ。 本作の登場当時に少し話題でもあった“黒社会”の影が色濃い。そういう中、“毒猿”と縁が生じるのは、中国にも日本にも帰属意識が持ち悪いような、中国残留孤児2世の女だ。「情報提供者」という名目で鮫島に郭が同行する場面も多いが、2人の間には友情、絆のようなモノが育まれ、そういう中で共闘する。更に“毒猿”が仇敵として追う台湾マフィアの大物、それを迎えたことで面倒な事件に関る暴力団の幹部達の姿が在る。 考えてみると、初登場からかなり年月を経ているのだが、そういうことが全然気にならずに夢中になった。本作は今や「古典」と呼んで差し支えないかもしれない。御薦め!!
2投稿日: 2023.06.15
powered by ブクログ今回の主役は殺し屋・毒猿。 いきなりラスボスが現れた?!と思うほどの最強ぶり。 孤独で残酷なのだけど、不思議と人を惹きつける魅力がある。 そんな毒猿に惚れた奈美も巻き込まれていく。 裏切り者の台湾マフィアの葉を追う毒猿。 毒猿を台湾の敏腕刑事・郭とともに追う鮫島。 葉を匿う暴力団・石和組。 すべてが絡み合い、新宿で最後の決戦へ。 命懸けで己の信念を貫く男たち。 いやーみんなカッコよすぎ! スリル満点どうなっちゃうの~?!とハラハラドキドキしっぱなしだった。 桃井さんも渋いっ。多くを語らないが、鮫島に全幅の信頼を寄せていると態度から伝わってくる。 現実にこんな男たちがいたら惚れちゃうよね。
24投稿日: 2023.02.28
powered by ブクログ新宿鮫2 台湾の殺し屋・毒猿。 強すぎです!! 背後から水中から、目で追うことができないスピード。 あれ?小説読んでるのに変な表現かな? 新宿鮫1の時もそうだけど、完全に脳内で映像化されてます。 描写がリアルすぎて、緊張感と恐怖がハンパない。 今回の鮫島さんはちょっと脇役かなと思う。 それがまた良いのだけど。 毒猿を裏切った台湾マフィアのボス・葉威。 葉威を追う毒猿。 その毒猿を追う台湾の刑事・郭。 郭と共に毒猿を追う鮫島。 新宿御苑でのラストシーンは一気読み。 そして、毒猿に惹かれて手助けをする奈美。 この奈美の存在がまた哀しさを誘うのです。 そしてそして桃井さん。 鮫島の上司、桃井さんが今回も渋くてカッコ良い。 桃井さんは“まんじゅう”とあだ名されているが、鮫島との信頼関係にグッとくるのです。 「桃井はすでに書類をとりよせてくれていた。 鮫島は桃井に礼をいった。課長席にすわった桃井は、ふだん通りの、もの静かなマンジュウだった。老眼鏡をかけ、新聞をめくり、そっけなく頷いただけだ。」 ヒャー!しびれる~!!
48投稿日: 2022.11.20
powered by ブクログなんか、解説を読む限り、2巻目のほうが、1巻目より評価が高い様子。 しかし、個人的には、1作目の方が好きでした。 より「ドラマ」感、大作感があったのはこちらですが、なんか、うまくいきすぎな節も多かったし、人情論出すぎでなんか少し鼻につく感じしたし(という文脈で言うとあれだけど、男性が好きな感じなのかね、これは)、ちょっとグロ過ぎてなぁ。。仕方ないこととは言え、読んでて気持ちのいいものではなかったよね。 まぁ面白いは面白いのですが。
3投稿日: 2022.04.24
powered by ブクログ学生時代に出会った台湾の友人、 職場で助け合った中国から来た同僚、 みんな底抜けに優しくて真面目で勤勉で 美味しいものをよく知っていて 大切にしてもらった。 大沢作品の中に出てくる中国や台湾の 登場人物はそんな友人をじわっと思い出させてくれる。 台湾からきた殺し屋"毒猿"… ほんとぉーにサイコーに格好良かった‼︎ 台湾の殺し屋"毒猿"は自分を裏切り、恋人を殺した台湾マフィアの頭"葉威"を追って日本に潜入する。そして毒猿を追って新宿に来た台湾警察の"郭" 毒猿が"葉威"を追い詰めて行く中で 色々な人間関係が生まれ 駆け引きややりとりが交錯していく。 クライマックスがとにかく凄くて、 新宿御苑での 毒猿と武装した石和組と"葉威"の 戦闘シーンはとにかく強烈! 鮫島と毒猿の対面シーンは 唸りながら読み進めました。 新宿御苑の場面からは 止められなくて最後まで一気読み。 感想がうまく書けなくて もどかしいのだけど…とにかく面白かった‼︎ 星5個じゃ足りません!
22投稿日: 2021.11.28
powered by ブクログ新宿御苑がえらいことに…ハードボイルド…怖いから。 今回は鮫島以上に毒猿のかっこよさと奈美の恋心が切なかった。 各々刑事たちの言葉の端々にお互いを認め合う、思いやるとこも、しみじみ良かった。 やっぱり面白いわ。
8投稿日: 2021.06.19
powered by ブクログ私はとても若い時に新宿鮫1を読んだのだが、その時は大人の味な気がして新宿鮫は敬遠していた。 大沢在昌を新宿鮫以外読破した今、新宿鮫を読んでみることにした。おもしろい。さすが大沢在昌だ。主人公の鮫島は、芯の通ったおっさんでかっこいい。新宿鮫シリーズ、読破だなこりゃ。
1投稿日: 2020.10.26
powered by ブクログ新宿鮫シリーズ第二作。 第一作目に比べるとアクション要素が強く、展開が気になってページをめくる手が止まらなくなる作品。 台湾マフィアのボスの命を狙う殺し屋(毒猿)と、毒猿を捕まえようとする台湾の刑事。そしてそこに関わることになった主人公鮫島。 本作だけにに限らないが、キャラクターの設定が練り込まれていて非常に読みやすい作品。
5投稿日: 2020.06.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今回は”敵”がハッキリしていて、その分ストーリーは一直線に予想通りのラストに向けて走る。疾走感、そして毒猿を中心に追う者、巻き込まれる者それぞれのドラマが重厚に切なく描きこまれていて、第一級のハードボイルトに仕上がっている。 今作は描写がすごく視覚的で、映像化してほしい気持ちはあるが、安っぽいテレビ作品では満足できない。 (既になっているが…) ただ、毒猿、追う刑事のキャラがしっかり立った分、鮫島が少し後ろに下がってしまったのも残念だし、晶とのエピソードは蛇足でしかない。
0投稿日: 2020.04.24
powered by ブクログ再読。しかしまったく内容を覚えていないものだ。解説で書かれているとおり、鮫島があえて脇に回っていることが面白い。
1投稿日: 2019.10.02
powered by ブクログ記念すべき100冊目が新宿鮫でしたぁ。決して、めちゃめちゃ強い!訳ではない鮫島。警察という仕事が好きでたまらない感じが好き。何が何でも強い人間ではなくて弱さも見せる……所が人間味ある。毒猿と呼ばれる男の復讐劇に日本のヤクザが巻き込まれて、追う鮫島と郭。台湾・日本・マフィア・ヤクザ……と、ありがちな内容ではあるけれど、鮫好きなので、一気読みでした。切ない最後でした
1投稿日: 2019.01.20
powered by ブクログという訳で、貴志祐介を読む前に、先だって小説論を読んだ大沢在昌作品から。新宿鮫の1は読んだんだけど、もう10年位前になるから、着いていけるかなと思ったけど、それは全くの杞憂。本作だけでも十分楽しめるし、鮫以上にサブキャラたちの活躍が目覚ましくて、そっちを楽しむ物語になっている。何と言っても、タイトルからして毒猿がメインに来とる訳だし。その猿を含めて、なるほどキャラの魅力は抜群。小説論でも、繰り返しキャラの魅力について語られていただけのことはあり。オールタイムベスト入りも納得の、一気読み小説でした。でも☆4つなのは、やっぱりハードボイルドの世界観が苦手だから。
1投稿日: 2019.01.11
powered by ブクログ毒猿が、哀愁漂うとても色気のある人物に感じた。 出てくる人たちのそれぞれが背負っている歴史に深みがあって魅力的。アクションシーンもスピード感があり、後半はぐいぐい引き込まれた。
1投稿日: 2018.06.15
powered by ブクログ前半部分はロースピード。 説明部のようで、ついてこれなければ後半への楽しさが味わえない。 中間部からはスピードも乗って楽しい。 ハラハラドキドキ、場面もコロコロ変わります。 最終部はオチが読めるけど『走り出したら止まらない』のように最後まで駆け抜けてよみきってしまった。 映像としてみたい、そんな本です。
1投稿日: 2018.02.26
powered by ブクログ台湾の敏腕刑事・郭の「あんたの背中、守ります」に、ぐっときた。壮絶な巻だったが、何となく「狩人シリーズ」のどれかと少し被っていたような気がして、星は控えめに3つにしておきます。でも、面白かった!
1投稿日: 2016.09.14
powered by ブクログ新宿鮫シリーズで 唯一読んでいない作品だった。 第2作で 鮫島と青木晶が まだ若いなぁ。 そして、桃井も 『まんじゅう』とはいえ、 鮫島に全面的な信頼をしている。 台湾ヤクザの親分 葉。 台湾の殺し屋 毒猿 劉・鎮生。 台湾の刑事 郭・栄民の 3人が、 新宿を舞台にして、日本のヤクザ 石和組を巻き込んで闘うが、 日本のヤクザの 無防備、直情的行動にあきれてしまう。 毒猿が たったひとつの目的 葉を 殺害するために 全力を挙げ、葉の隠れ場所を 浮かび上がらせ、 徹底して たたいていく。 『ローズの泉』店長 亜木を 脳天踵落しで決める。 それは 『ネリョチャギ』。 毒猿は 台湾の水鬼仔の出身。郭と同じである。 そして、郭よりも 腕前は 上だった。 ローズの泉は 石和組の 安井が 社長だった。 葉は 石和組の組長が 隠れ場所を 提供していた。 毒猿は、ローズの泉で働いていた 残留孤児の子 奈美 の 通訳で 葉の居場所まで たどり着くのだが。 奈美は、毒猿に いつの間にか惚れ、 そして、毒猿の ために 薬を購入するのだが、 とらえられ、拷問される。 鮫島は、郭とともに 毒猿を追うが。 テンポよく、緊張感があり、毒猿のたえまない攻撃で、 葉まで 追いつめていく様は スリリング。 大沢在昌の 流石の ハードボイルド。よかった。 鮫島が人生の価値あるものを ふたつと言い切り 晶との恋愛と 警察官としての職務遂行としている。 これが、新宿鮫のコンセプトなんですね。
4投稿日: 2016.09.03
powered by ブクログやっぱり読み返すと、ぶっちゃけ左より。リベラル。 現今で言うと、読み手次第かもしれませんが、アンチ自民党。 まあ、犯罪ミステリーの作者っていうのは、ちゃんとしてれば大抵社会派なんですけどね。 # 「毒猿」大沢在昌さん。再読。 新宿を舞台に、一匹狼の刑事「鮫島さん」が活躍する「新宿鮫シリーズ」、第2作。 鉄板保障な、男子のエンターテイメント。 # 第1作では、 ●改造拳銃作りの名人・木津の工房を抑える戦い。 ●木津の銃を使った警官殺しの犯人を検挙するための戦い。 ●主人公鮫島さんと、インディーズロック歌手・あきらさんとの恋愛関係。 ●主人公の初期設定説明、レギュラー陣の初期設定説明。 ●警察内の人間関係の初期設定。 という五つの線が主人公周りにあって、 ●警官マニアの異常心理者が、犯人なりすまして捜査を混乱させる。 という、別線がありました。 # 第2作っていうのは、矢張り、初期設定説明が省かれますから、ちょっと足取りが軽くなりますね。 違法シンナーの売買を現場で抑える、というアクションから始まって、 その犯人が外国人に刺殺される、という事件から、今回は「外国人」なんだなあ、という感。 そして、とある捜査で「異様に殺気のある中国人(台湾人)」をマークしていたら、それは刑事だった。 その刑事は「毒猿」と呼ばれる台湾の凄腕の殺し屋を追って来日していた。 「毒猿」は、恐らく台湾の軍隊、特殊部隊出身で、自分を裏切った台湾ヤクザの親分を殺すために来日しているらしい。 一度狙ったら、ゼッタイに殺す、というプロ。 格闘技、銃器、爆発物、なんでもござれ、だという...。 という導入。 ●主人公と、その台湾の刑事の間の、オトコの友情。 ●いわゆる中国残留孤児二世の、奈美という女性の話。新宿の風俗店で働いていて、ひょんなことから「毒猿」と知り合い、共に行動することになる。 ●「毒猿」に狙われている、台湾ヤクザの親分の、回想、不安、焦燥。 というくらいのシンプルな話の線で、ずんずん進んでいきます。 この回は、「主人公と女性ロックシンガーの恋愛路線」は、あまり前に出てきません。 ハードボイルドに犯罪物語を突っ走って欲しい読み手としては歓迎。 そして、「奈美さんと毒猿くんパート」が、やっぱり秀逸ですね。 不幸と哀愁に満ちた、かわいそうな奈美さんが、毒猿くんと二人三脚を組んでいく、危うい道行には、素直にのめり込みます。 それから、主人公と台湾刑事との会話では、 台湾の複雑な現代史、力で押さえつける政府、などなどが語られます。 台湾ヤクザの回想では、(その人はかつて、台湾政権の走狗として汚れ仕事をしていた設定なので)さらにどす黒い、「権力」の有様が見えてきます。 そして、奈美さんパートでは、単純で複雑で浅くて深い、「差別」の問題も大きく描かれます。 と...いうような枝葉を広げながら。 開き直ったようなハードアクション路線のドンパチが中心に展開されながら。 でも、当然ですが、気持ちのドラマが無いと、ド派手な見世物があっても面白くないですから。 結局のところは、大いに王道な、「男の友情路線」なんですね。 ●主人公ー台湾刑事 と ●台湾刑事ー毒猿 という2本の男の友情が、結局最後のドラマになっていき、物事を突き動かしていきます。 ま、やっぱり、こういうのに弱い男子としては、多少の弱点があっても、するすると愉しめちゃうんですねえ...。 ほぼ、イッキ読み。
3投稿日: 2016.07.19
powered by ブクログ新宿鮫シリーズ2作目。J様オススメ。 前作を完全に上回る怖さに面白さ。 日本では考えられない襲撃やら戦闘シーンが、自分の知ってる土地が舞台になってると恐ろしさもひとしお。 5付けたいけど怖くてすぐには読み返せないから4にしとく。
2投稿日: 2016.06.11
powered by ブクログ誉田哲也のブルーマーダーに近いものを感じた。それにしても毒猿恐るべし。鮫島の活躍というより完全に毒猿の脇役で終わったな。
1投稿日: 2015.11.03
powered by ブクログこの新装版が出たのを機に再読したのだが、今読んでも全く古さを感じることがなく、間違い無く前作を凌ぐ傑作である。 台湾の殺し屋・毒猿の存在感が凄い。主人公の鮫島、毒猿、毒猿を追う台湾の刑事・郭のトリプル・キャストという感じ。 超人的な殺戮マシーン・毒猿と暴力団・石和会との全面対決シーン、毒猿の殺戮を阻止しようとする鮫島と郭の奮闘、迫力に満ちた警察アクション小説といった仕上がりになっている。それでいて、哀愁漂うようなラスト…面白い。
6投稿日: 2014.03.31
