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我が家のヒミツ
我が家のヒミツ
奥田英朗/集英社
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総合評価

95件)
4.2
31
43
14
1
0
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    作者の奥田先生がインタビューで、登場人物を裁かないのがモットーと仰っていた。脚光を浴びている人もいれば日の目を見ない人もいる。でも奥田先生は日の目を見ない人にそっと寄り添って、それぞれの短編を後味よく読み切ることができた。初めて読んだ作家さんだったが、また読んでみたい。

    12
    投稿日: 2025.10.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「手紙に乗せて」母が亡くなった。父のことが気になり一緒に住むことに、三人の傷が癒えるのはずっと先、時間以外に処方箋はなさそうだ。上司である石田部長が父の事を気にかけて優しい対応。分厚い手紙に涙する。人情について改めて考えさせられました。 「妊婦と隣人」(笑)本当に隣人はヤバイ人達だったのねー。 「妻と選挙」我が家の問題のラストに登場したファミリー再登場!今回は里美さんが選挙に立候補!結果を知った時涙がジンワリ(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)勿論嬉しい涙。

    21
    投稿日: 2025.07.24
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    家庭内のちょっとしたイベントを描いた短編集。奥田さんの短編は初めて。家シリーズというのは知らなかった。 とにかく心地よい終わり方をする小説ばかりで、疲れているときにも気持ちよく読める。ほかの短編も読んでみたくなるな

    1
    投稿日: 2025.07.13
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    ・たった35ページの短編で、こんなにも心を揺さぶられて、最後には、電車の中なのに思わず微笑んでしまったのは、初めてかもしれない。 ・『虫歯とピアニスト』のピアニスト大西さん流に言うならば、人生を大げさに考えなければ、ほとんどのことは諦めがつくのだ。それを悲劇ととらえる人と、運命と想って受け入れる人の差は、心の中のスイッチひとつでしかない。 ・奥田英朗の小説は、基本的に悪人が出てこないから、安心して読める。ちょっと癖のある人だなと思っても、そこらへんに普通にいる人々だし、自分でもあるし、読み終わる頃にはその人もまるっと好きになってしまっている。 ・今作も、文句なしにすばらしい小説でした。

    0
    投稿日: 2025.06.30
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    家シリーズ三部作の三作目。ありそうでない唯一無二の読み心地。平成の男版田辺聖子みたいな。大好きです。

    0
    投稿日: 2025.06.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どれも面白かった。全体的にジーンとくる作品ばかりだった。 ①『虫歯とピアニスト』は推しが目の前に現れ小さな優越感を感じて過ごす主人公を見てて自分も楽しかった。夫の言いっぷりがカッコよかった! ②『正雄と秋』は終盤、ライバルの父の訃報からの流れ、ライバルや奥さんや自分自身ときちんと向き合ったところに心が温かくなった。 ③『アンナの十二月』は、実は有名人が実の親だったと分かり、舞い上がってしまう気持ちも分かるけど、生みの親より育ての親を大切にしてくれて安心した。 ④『手紙に乗せて』は考えさせられた。自分も若い世代だから、親や配偶者の死は他人事とは思わずともあまり深く考えていなかった。作中で、「伴侶を失うというのは、自分の人生の半分を失うのと一緒」という言葉が印象的だった。義父が去年の夏に亡くなって、残された義母のことや夫のことを思ったりした。 ⑤『妊婦と隣人』はハラハラドキドキして面白かった。 ⑥『妻と選挙』は夫の演説、ラストに感動して泣いた。

    4
    投稿日: 2025.03.26
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    短編集なのでさらっと読みたい時にちょうど良い アンナの12月 歯医者とピアニスト が面白かった 本当の父親が有名人でお金もちだったら… 勤務先の歯医者にファンのピアニストが患者さんで来たら… 私の心も同じでした。

    9
    投稿日: 2025.03.20
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    6つの短編集だ。 いずれの話も面白い。世の中にはいろんな家族がいるよなぁって実感できる…中年男性が主人公だと我が身に照らし合わせ、妻が主人公だと『へえ、世の妻方というのはこう考えるんだ』と参考になる。 特に印象に残ったのは『手紙に乗せて』という話。母親が死に、憔悴した父親を息子がいろいろ心配する。同じように妻を亡くした過去を持つ息子の会社の部長が、父親宛てに進展で手紙を書く…その内容はわからないが、優しい思いやりに鼻の奥がツーンとし、思わず泣きそうになった。 最後の話『妻と選挙』は奥さんが市会議員に立候補する話…ダンナは作家…ん?読んだ後に気がついた。この夫婦は…『家日和』『我が家の問題』にも登場した大塚さん夫婦だ!これまでに奥さんがロハスやマラソンにハマってきたが、今回は議員になりたいと言い出すのだ。このように『シリーズもの』に時を経てまた同じ夫婦の話が取り上げられているのも、実に面白い。

    1
    投稿日: 2025.03.04
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     家シリーズ第3弾。  どこにでもいる普通の家族の、ちょっとだけ特別な出来事。  「アンナの12月」「手紙に乗せて」 そして家シリーズのレギュラー(?)大塚家の「妻と選挙」が心に残った。  いつもほっこり温かい気持ちになれる。

    1
    投稿日: 2024.12.30
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    「家日和」「我が家の問題」に続く家族にまつわる短編集。今回も穏やかにほっこりするお話でした。 6編6家庭のストーリーが、50代の夫目線・40代の妻目線・10代の娘目線etcとそれぞれで、今の自分と近い目線の作品もあってキュンとしました。主人公以外の登場人物のアナザーストーリーを想像するのも楽しいです。「手紙に乗せて」が1番好きかな。

    6
    投稿日: 2024.12.26
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    やはり、奥田英朗の短編小説は素晴らしいです。 伊良部先生シリーズのような毒やスパイスは少ないですが、 読後感はほっこり、前向きになることができるお話しで、家シリーズも読み返していきたいです。

    0
    投稿日: 2024.08.04
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    奥田英朗さんの小説は人を元気にする力があると思う。家族との関係を書いた短編集。家族小説というカテゴリー。

    0
    投稿日: 2024.07.07
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    短編なので気軽に読めて、 数ページで入り込みやすい。 読み終わった後は、暖かい気持ちになる。 どこにでもあるリアルな家庭の一部を 覗き込みながら自分と重ねて、 家族や社会や人との繋がりの良さを思い出せる。 最後の解説まで必読。 この読み終えた時の爽快感を 上手に言語化してくれている。

    0
    投稿日: 2024.03.13
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    短編6作品収録 これまたいろんな家族の物語 どれもまた面白かったのですが 最後の作品はうるっときてしまいました これでこのシリーズを3冊読みましたが とても気に入りました 今後も続編に期待したいです

    18
    投稿日: 2024.02.07
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    面白かった!やはり奥田英朗はいい。 この家族シリーズは基本的に良い人ばかり出てくるので、心が疲れない。疲れないどころか暖かくなって癒される。 「手紙に乗せて」は突然死で母を失った主人公が憔悴しきっている父に戸惑う場面から始まる。主人公の周りには、父に同情し気にかけてくれるおじさんたちと、自分の世界で忙しく他人の不幸はすぐに忘れてしまう若者達の2種類がいる。この本のいいところは、そういう若者達を決して悪者にはしないところだ。年を重ねるとは、いろんな悲しみを知ることであり、悲しみを知っているおじさん達は他人の悲しみにも敏感だが、まだ経験が少ない若者達は自分のことでいっぱいいっぱいになる。それはしょうがないのだと認めてくれる。 人に対する視線がなんとも優しく爽やかな気持ちになれる本だった。

    1
    投稿日: 2023.08.05
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    2023.6.30 読了 ☆9.2/10.0 年齢も環境も性格も異なる人々を主人公に据えてるのに、どれもがバラバラな人を描いているのに、どれもが「ああ、わかる…」と、ため息が出るほどリアル それぞれの家族が向き合う問題が、どの家庭にも起きても不思議ではない、ごくごく身近なことばかり。 義母から子どもを求められることのプレッシャー 仕事以外の人生を見出せない状況 生まれの親と育ての親の間で揺れる心 伴侶を失う悲しみ どれもありふれた問題ばかりなのに、その人にとっては、そしてその家族にとっては大きな問題であり、 どう向き合うかは家族によって全く違う。 その向き合い方が、ユーモラスで切なくて、そして温かい。 どの物語でも、主人公やその家族が現実を受け止め、 折り合いをつけ、切り替え、今日を大事にしようとしている 誰もが何かを抱えながら、別の誰かを助けている それがとても愛おしい ああ、すっかり彼のファンだ

    31
    投稿日: 2023.06.30
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    久しぶりに奥田英郎さんの作品を読んだんですが、やっぱり良い!何が良いのかというと、"絶妙な脱力感"です。 読んでて変に頭を使う事無く読めちゃうストーリー展開は流石です。今回読んだ「我が家のヒミツ」は6話の短編集となりますが其々のストーリーに登場する登場人物の心理描写が本当に巧みで、自分事の様な不思議な感覚で読めちゃいます。6話全てが良いのですが、個人的には「アンナの十二月」が良かったかな~。

    1
    投稿日: 2023.06.02
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    <我が家>に絡むさまざまな問題の起承転結を、ユーモアを交えながら軟着陸してみせる爽快感が胸せまる、直木賞作家・奥田英雄朗さんの家族小説全6篇。 有名ピアニストの歯科治療『虫歯とピアニスト』、出世競争の果てに『正雄の秋』、実父と育ての親『アンナの十二月』、伴侶に先立たれた夫『手紙に乗せて』、謎の隣人の怪『妊婦と隣人』、N木賞受賞作家の妻が立候補『妻と選挙』と、いづれも逸品ぞろい。

    8
    投稿日: 2023.04.28
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    短編6話で すべての話がホッコリ系!! 寝る前や、休憩の時に読めて良いですね 普通の長編もそうですが 短編とか 作家さんて何でこんなに似たようなテーマで こんなに沢山の話が書けるの?とビックリする 作家さんの執筆の仕方や資料とかどうやってるのか見てみたいですよね?! ※だから話が変わるけど、俺が何を言いたいかって言うと… 【自分が理由はないけど、なんか好きで良く使ったり買ったりしちゃう物は「ペンライト」と「四色ボールペン」です】って事!!

    72
    投稿日: 2023.04.11
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    年末年始に。もう3,4回読んでるはずが感想書いてなかった。 ハッピーエンドの短編6つ。安心する。2,3,4,6篇目が好き。何回読んでも良い。

    0
    投稿日: 2023.01.01
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    久々に1日で読み終わった。大学の頃には奥田英朗をたくさん読んだ。今でもこのやりすぎない暖かさと余韻が良い。

    0
    投稿日: 2022.12.18
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    ほのぼのとした家族の出来事をほのぼのと描く。自分だったら、たぶんそうするなあと思わせるほど、特別感がなく妙に納得させられる。それでいて面白いのが作者の真骨頂なのかもしれない。

    0
    投稿日: 2022.09.17
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    続けて読んできた「家シリーズ」第3弾。 今作は家族プラスαというか、家族以外の人に助けられたり影響を受けたり癒されたりといった要素もあって、ちょっと家族観は薄めかなと思える作品も。 すごく沁みる作品もあれば、ちょっと首をかしげたくなる作品もあったので、評価は均して☆3つ。 各シリーズに大塚家のお話があったのは楽しかったな。 ただ、さすがに市議会に立候補っていうのは現実的じゃなかったけど。

    0
    投稿日: 2022.08.17
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    「家日和」「我が家の問題」に続く第3弾。 各家庭に(条件が合えば)起こり得る出来事で、謂わばよくあることだが、本人にとっては大きな問題であり、大きな声では言えない、言いたくないヒミツだったりする場合もある。 我が家ではまだ理解出来ないこともあるが、我が家でも似たようなことがあったり、我が家にも起こり得ることがあったり、今回も大いに楽しませてもらった。 どれも面白かったのだが、「手紙に乗せて」は印象的。まだ伴侶を亡くした経験はないが、先頃、大事な家族を失ったばかりで、切なくやるせない後悔が蘇った。

    3
    投稿日: 2022.07.16
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    タイトルから想像するに、さぞやドロドロした内容では…と思っていたのですが、そんなことはなく、いろんな家庭にいろんな事情、悩みがある…という6編からなるお話。 身近な誰かが経験していそう…。 もし自分だったら…と本人や取り巻く家族になったつもりで読んでました。 それぞれの解決に向けた突破口が見つかった瞬間に、はぁ〜良かった、とホッとできます。

    0
    投稿日: 2022.06.10
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    人の心をきちんと描き、ふと気付くと本の世界に入り、主人公のそばでハラハラしたり、優しく見守っているような気にさせてくれる本。ワタシ的には向田邦子さんの作品と同じような魅力を感じてしまう作品でした。

    0
    投稿日: 2022.06.01
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    予想より良かった。やさしくて良い世界。 よくあるような家庭の話だけどどれも読んでいくうちに興味が湧いて嘘くさくなくて大袈裟でもなくて平凡の中での少しの非凡が良かった。 特に虫歯とピアニストは心が温まり夫婦っていいなと思えた。愛があって心強い旦那さん。 出世争いに負けた旦那も妻を亡くした旦那の話も良かった。主人公の悪い部分がなくてイライラすることがなかった。子供っぽいところや暴力的な描写がなくて良かった。 奥田さん久々に読んだ。もっと読もう。

    0
    投稿日: 2022.05.04
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    やっぱり最高! 家族の出来事をほのぼのと描いています。 「虫歯とピアニスト」「手紙に乗せて」「妻と選挙」がとても良かった。 このシリーズは絶対読み返すなと思います。

    2
    投稿日: 2022.04.10
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    奥田英朗好き!!(笑) 読む前は暗い気持ちになっていても、読んだ後には心がスーっと軽くなってる。 短編集だから起承転結がしっかりしてて、スラスラ読むことができました。 「手紙に乗せて」は奥深かったな。年の功ってよく言うけど、年の功って思いやりがあるかないかってことなのかな。私も年齢関係なく相手を思いやれるような人間になりたいと思いました。

    0
    投稿日: 2022.03.13
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    手紙にのせてで泣いてしまった。 確かに若いと他人事だよね。 石田部長みたいな人、弊社にはいない;; 正雄の秋も印象的。

    2
    投稿日: 2022.01.28
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    家シリーズ第三弾。本作も心温まる話ばかりで、どれもラストでホロリ。再々登場、子供が大きくなった大塚家にも癒された。

    5
    投稿日: 2021.12.24
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    衝撃的な展開が待っているでもない。 心を鷲掴みにする演出が凝っているわけでもない。 なのに、 なぜこんなに心が震えるんだろう? オニムバス形式で、私は殆どの主人公と同じ立場になったことがないのに、 今後同じ立場になった時のもしものことを、 ものすごくリアリティを持って感じてしまった。 こういう話を集めたとかこう感じて欲しいとかそういう作者の意図は全く感じず、 素直に没頭できる物語でした。 奥田さんの本は初めて読みましたが、 他の本も読んでみたいと思いました!

    2
    投稿日: 2021.10.31
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    いいなぁこのシリーズ。どのお話にも愛がある。 我が家のヒミツ、だなんて怪しげなタイトルだけど、どの家庭でも起きそうな優しい6つのお話たち、全部良かった。『虫歯とピアニスト』はほっこり。『手紙に乗せて』は読み終えてからじわじわ。歳をとると涙もろくなる解説のようで納得。 そして最後の『妻と選挙』!衝撃でした! これはほかの『我が家の、、』に出てきた家族!短編同士がどこなく繋がるパターンは多いけど、別の本に載ってる短編と繋がるって斬新な気がする〜♪ マラソンの次は選挙なのね。今回もホロリとしました。なんていい家族。 このシリーズ、たまら〜ん!笑

    3
    投稿日: 2021.10.23
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    絶対安心小説です。 ササクレタ心の私が読んでも、無邪気な子猫のような目になりました。(自己申告のみ)

    1
    投稿日: 2021.10.09
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    「家日和」「我が家の問題」に続く、奥田英朗による、家族を題材にした短編小説集の3作目。前2作に劣らず面白い。ストーリーが重くならず、文章が軽快で、最後はほぼハッピーエンドであるというのが短編の共通点であり、安心して読める。 6編の作品が収められているが、好きだったのは「正雄の秋」と「手紙に乗せて」。 「正雄の秋」は、社内の出世競争に最終的に敗れた53歳のサラリーマンが主人公。この物語のような露骨な形での社内の出世競争の決着は、少なくとも私が勤める会社では見かけたことはないし、世の中にも少ないのだと思うが、昇進昇格をめぐる一喜一憂は、実際には表に出ることは少ないものの、サラリーマンにはつきものの話だ。敗れた正雄は妻や会社の人たちに気遣われながら、最後は、ふっきれそうな予感がするところで物語は終わる。 「手紙に乗せて」は、妻を亡くした56歳のサラリーマンが主人公の話。子供たちや会社のひとたち、さらには、同じ経験をした長男の上司に気遣われ、最後に長男の上司から長い手紙をもらい、それに対して主人公が、やはり長い手紙を返すことにより、立ち直りのきっかけをつかんだと思わせるところで物語は終わる。私自身も最初の妻を病気で亡くしている。主人公や長男の上司の気持ちや行動にはリアリティを感じた。 その他の4話も面白い。いずれの話も、読後、自分も前を向こうという気持ちになる。

    15
    投稿日: 2021.10.02
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    奥田英朗さんの家シリーズ第三弾。 読んだ後はいつも、日常の小さな幸せに気づかせてくれます。 子どもができない31歳の主婦や、53歳で出世戦争に敗れて一線から外されるサラリーマンや、母と離婚した実の父に会いに行く16歳の女子高生などが登場する全6編。 終わり方が爽やかで、人を恨んだり憎んだりすることが一切出てこないので、温かい気持ちになれます。 理想の展開なんてないから、どちらの人生でも楽しめればいいんですよね。 50代で妻を亡くした夫の気持ちも、亡くした経験がなければわからない。「手紙に乗せて」は本当に心優しいお話でした。手紙っていいものだなぁとつくづく思います。 最後に収められている、N木賞をとったことのある小説家の妻が、市議会議員選挙に立候補する話「妻と選挙」は最高の盛り上がりで、涙が出そうなくらいいい話でした。 このシリーズの前作を読んでから2年以上も経つのですが、第三弾も読んでよかったです。

    30
    投稿日: 2021.09.12
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    「家族シリーズ」第三弾! 大好きなピアニストが自分の歯科医院にやって来る「虫歯とピアニスト」 局長の座を逃したサラリーマン「正雄の秋」 本当の父親を探す「アンナの12月」 妻を亡くした父親の話「手紙に乗せて」 怪しい隣人が気になってしょうがない妊婦「妊婦と隣人」 選挙に出馬しようとする作家の妻「妻と選挙」 またまた秀逸な短編集。 大きなドラマや、大袈裟な表現は全くない。 どこにでもあるような、ストーリーなのに、とにかく共感できて、泣ける。 押し付けがましさがないのに、心を打つ、というのがやっぱり作者の技術なんだろう。 とにかく素晴らしい。 特に「正雄の秋」は、会社員なら誰でも、いつかどこかで経験するか、見たことがある風景。 そして、「手紙に乗せて」は、いつか自分に起こるだろう現実。 いろいろな人の人生を通して優しい心を感じられる名作

    1
    投稿日: 2021.08.30
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    シリーズ三作目。 私の大好きな大塚一家も登場。あのロハスにはまっていた”妻”が懸命に選挙と闘う姿、そしてそれを最後には団結して全力で応援する家族に感動。やはり大塚一家は素敵な家族だ。 他の話ももちろん良い。嫌なことがあった時、前向きな気持ちになりたい時などにふと読み返したくなるシリーズだ。

    2
    投稿日: 2021.07.19
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    奧田英朗作品通読月間、連読5冊目。 「家日和」「我が家の問題」そして、本作品「我が家のヒミツ」、の家シリーズ3部作を読了。 本作品は、ちょっとしたヒミツを抱える家族たちの、家族愛&人間愛に溢れる6話の短編集。 どの物語も家族愛に、人間愛に溢れていて、読むだけてホッコリとさせられた。私は個人的に本作品がダントツで良かった。 俗に言う『ココロのくすり本』となった。 解説に記載されていた文章が、私のハアトに引っ掛かってぶら下がったままなので、ここに記しておく。 --- 本書では、映画のようなドラマスティックな逆転はない。(中略)その中で、悩んだり不満でいっぱいになったり落ち込んだりしながら、それを受け止め、折り合いをつけ、気持ちを切り替えるまでの物語である。 (中略)そうしていざ折り合いをつけることができれば、どうしようもないと思われていたことでも、案外大丈夫なんじゃないかなということに気がつく。 ---

    60
    投稿日: 2021.06.26
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    よかった。どの短編もよかったが、出世レースに負けたサラリーマンの話がリアルで印象に残った。出世レースに敗れたことがわかったあとに行った本屋で「司馬遼太郎」コーナーは素通りしたくなるっていうシーン、すごいリアルだったな。

    2
    投稿日: 2021.06.15
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    家庭のちょっとしたヒミツ。短編の六話。 ヒミツと言うかちょっとした体験の話し。 それぞれの物語りが暖かくほっこりする。 六篇全て自分にも似たような体験があったり、 「正雄の秋」は自分の父はどんなだったか 正雄のような気持ちだったかとか 懐かしい気持ちになった

    2
    投稿日: 2021.06.05
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    奥田さんらしい文章。 人生につまづいたり挫折を感じたり現状に自信がもてなくなったりこのままでいいのかと迷ったり不安に思ったり。いろいろあるけど、最初の話に出てきたピアニストが言っているように、「人生の青写真を描いたことがない」くらいの心持ちでいるのがちょうどいいのだと思う。 それぞれの話すべて、自分の中の問題を抱えている主人公が、人との関わりの中で癒やされたりしながら救われていく。人に救われるといっても、実際に心と向き合って折り合いをつけて前を向いて立ち上がるのは自分自身だ。 人に影響されて落ち込んだり調子に乗ったりして、人に影響されてまた地に足をつけて前を向いて。それぞれの人生を抱えて生きてるたくさんの人の中で生きてたら、そんなことは当たり前にある。青写真を描いてもしょうがないし、もったいない。落ち込んで前を向く旅路を経て、そのたびに見える世界が少し変わるし、広がっていくんだと思う。

    2
    投稿日: 2021.04.25
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    「虫歯とピアニスト」では自分の勤務する歯科医院に、ずっとファンだったピアニストの大西さんが通院する事になり、子供が出来なかった敦美に自分だけの秘かな楽しみが出来た事に共感すると共に心がほっこりさせられました。 「正雄の秋」では出世競争に葛藤する正雄の哀愁が切なく描かれ、「アンナの十二月」では、育ての父と実の父の間で揺れ動くアンナの気持ちがリアルに描かれています。 各短編、所々に心の琴線に触れる言葉もあり、優しさを感じ元気を貰え 読み終わった後、心が温かくなる読後感の良い作品集でした。

    1
    投稿日: 2021.02.27
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    短編集 どれもよかった 人物描写がリアル 読後感がほのぼのしてて良いなあ 妻と選挙 ピアニストの話が特に好き

    1
    投稿日: 2021.02.26
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    短編集。 どれも面白かったけど、下記の2つが印象的だった。 「手紙に乗せて」 母親が亡くなった際の周囲との温度差。 父の激しいまでの落ち込み… 実際に家族を亡くした経験のない人にはわからない悲しみの重さ。 「妊婦と隣人」 となりに引っ越してきた人たちのことが気になって仕方ない。 日中も部屋にいて、全く出てこない。 どうやって生活しているのか? どうにも気になることってあるよなぁと思ってしまう。 2021.2.8

    1
    投稿日: 2021.02.09
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    どの話も読み終わった後ホッコリする。 日常で起こりうる家族にまつわるエピソード。 妻と選挙ので話は家族の絆を感じられて良い締めくくりだった。

    1
    投稿日: 2021.02.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作よりも主人公の年齢層が厚く問題も様々だったが、あとがきにもあるとおり登場人物の細かい心情表記により、気持ちが痛いほど分かる物語ばかり。 特に手紙に乗せては登場人物それぞれに感情移入をしてしまい号泣。親や配偶者を亡くした経験がない幼い私にはとても考えさせられた。 シリーズものの里美&康夫夫婦、双子本当に家族のバランス感覚が理想

    1
    投稿日: 2021.02.04
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    面白かった! どれもありそうでなさそうな話で、これといって衝撃的なオチがあるわけではないけど、良い気持ちで読み終えられる本でした。 奥田さんは初めて読んだけれど、読後に同氏の他の本を予約しました。

    1
    投稿日: 2021.01.22
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    すごくよかった!どれも悪者が出てこない、家族愛を感じられる温かい作品だった。特に「手紙に乗せて」は涙が止まらなかった。

    1
    投稿日: 2021.01.15
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    家族小説シリーズ第3弾 1.子供ができそうにないと感じた主婦 2.同期との昇進レースに敗れ人生に迷うサラリーマン 3.初めて実の父親に会いに行く女子高生 4.母が亡くなり憔悴していく父を目の当たりにした青年 5.マンションの隣の部屋に越してきた人に違和感を抱く妊婦 6.妻に市議会議員選挙に立候補すると言われた夫(小説家) 個人的には4が良かったですね ちょっとうるっときました 6は待ってましたってな感じですよ 家族小説シリーズ 第1弾と第2弾を読んだ人なら 楽しめる話 読んでない人でも楽しめますけどね^^

    1
    投稿日: 2020.12.22
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    奥田英朗さんは大好きな作家さん 本格ミステリーも面白いけど、本作のような何気ない日常を描いた作品も面白い! 本作は短編集でどの話もクスッと笑わせてホロっとさせられるのですが、中でも「手紙にのせて」が胸がきゅっとなりました 50代前半のお母さんが突然亡くなり、一人暮らししていた息子がお父さんと大学生の妹の住む実家に戻ってきます 家族構成から息子の一人暮らしまで我が家とまったく一緒で私が死んだらこうなるのかな?なんて思いながら読みました お父さんの焦燥ぶりから息子の会社の上司まで愛すべきおじさんの姿がそこにありホロっとしました 読み終わった後、あったかい気持ちになれる一冊です

    1
    投稿日: 2020.11.27
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    普通にどこにでも居そうな6つの家族の話。 どれも、最後は良かった!と思える 「手紙にのせて」は、53歳の母親が亡くなり、遺された家族の話。 落ち込んだ父親を元気づけたのは、意外にも息子の上司から父への手紙。 ステキな話でした

    0
    投稿日: 2020.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    我が家シリーズ読了 3作品目もサラッと読める一冊でした。 3作品の中で1番読了感がいい。 どの作品も最後には心が温かくなるというか ほっとするような内容でした(^^) 最後の妻と選挙は 奥田さんが置かれている 作家としての情況が こんな感じなのか? と思うと切ない気持ちになりました。 でもやはりいい作品♪

    2
    投稿日: 2020.09.01
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    ★★★★ 今月12冊目。 久々奥田英朗。 短編だけどほんと奥田先生のさらさらっと流れてく描写とか雰囲気、文章が好きだ。

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    投稿日: 2020.08.28
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    「家日和」「我が家の問題」に続く家シリーズ3作目。1作目の家日和は未読だけど… 家族×同僚とか、家族×友達とか、外部との関わりが強いお話が多いかなと思った。 「正雄の秋」「アンナの十二月」「手紙に乗せて」がたまらなく温かくて泣ける。並びもよいなと思った。 家族にしか分からないこともあるし、外から見ないと分からないこともある。外での顔と、家族の前での顔も違う。 「正雄の秋」のラストがほほえましくてすき。

    0
    投稿日: 2020.08.10
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    この人の作品はどれも楽しく、読後の爽快感があります。普段着な言葉遣い、テンポ、共感の持てるキャラクター。どの物語も面白かった。

    1
    投稿日: 2020.07.14
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    どれも印象に残っている短編が多い。 虫歯とピアニストは旦那さん超かっこよかった。王道だけど、こういうのはうれしいよね。 正雄の秋も◎。どうオチつけるのかなって残り数ページ不安だったんだけど、満足。 アンナの十二月も語彙は女子高生ながらもしっかりとその揺れ動く不安定な心の動きがその文から伝わってくるし、いいキャラクターと家族が描かていた。 友達もいい子だった。読んでて心地よい。 妻と選挙はどうなるんかなーって思ったけど、ラストの畳みかけはなんか涙腺緩んだ………気がする笑 人に自信を持ってお勧めできる作品。 心が温まるような小説だし、全然本読んだことない人でも楽しんでひとつひとつの短編を味わえると思う。

    1
    投稿日: 2020.05.20
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     我が家シリーズ第3弾。今回もスルッと読める。ユーモア作家・大塚康夫の家族がどうなっているかが楽しみだったけど他の家族もいい。自分と同世代の主人公に感情移入してしまう。

    1
    投稿日: 2020.03.20
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    最近、母を亡くした。 わたしは20代で、あと30年は一緒にいられると 何の疑いもなく思っていた。 本当に突然のことだった。 落ち込むわたしに恋人が「何か救いになるかも」と 収録されている"手紙に乗せて"を勧めてくれた。 どの話もほっこりできておもしろかったが、 やはり"手紙に乗せて"が印象的だった。 自分と似たような状況で 気持ちが分かりすぎて辛い部分もたくさんあったけど、 同時に「このような経験はきっとよくあること」 「わたしのこの苦しみは普通なのだ」と思えて 少し楽になった。 そうそう、おじさんたちは娘のわたしの心配よりも、 妻を亡くした父の心配をするんだよなあ。 これからは父を母のように大切にしたいし、しようと思う。 わたしの人生において大切な一冊になった。

    5
    投稿日: 2020.03.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    家日和、我が家の問題に続く家族モチーフの短編集。 「虫歯とピアニスト」 歯科の事務員の前に、突然現れた大好きな有名ピアニスト。 「正雄の秋」 自分では理不尽と思える出世競争に負けた、正雄の秋。 「アンナの12月」 突然知った、本当のパパは有名人! (これが一番泣きそうになった。) 「手紙に乗せて」 母が突然亡くなって、残された父。 立ち直れないくらい落ち込む父と、同じ状況を知る上司。の手紙。 「妊婦と隣人」 キャリアウーマンが産休で自宅にいると、怪しい隣人が越してきた。 「妻と選挙」 これまでの二作にも登場の大塚家。 今度は、平凡な専業主婦が選挙に立候補する話。 安心して下さい。 どれも最後はいい話です。

    4
    投稿日: 2020.01.07
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    短編集だけど、奥田英朗の書く家族像ってどこにもあるような感じで、心地よくさくさく読めた。しらない間にドラマにもなっていたのね。

    1
    投稿日: 2019.08.17
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    2019.4〜2019.8.4 読了 仕事で通勤時間が長くなり、本でも読もうと本屋で手に取ったのが購入のきっかけ。自分が4月に結婚をし、家族というものに興味が出てきた。 ここに出てくる家族、主人公は誰しもが悩みを抱えて日々生活している。まさに、普段の私たちのことである。 仕事を始めると、大抵の悩みは仕事か人間関係のどちらかになる。ここでは、その悩みにぶつかりながらも人と関わることで得る温かさを糧に、明日、1分先、1秒先へ希望を感じさせる作品だ。 短編小説が好きだととも思わせる作品でもある。本一冊で、幸せを何回も感じることができる。一つ一つの登場人物に共感できるのだ。 どの話も、温かく、目頭が熱くなったり、思わず微笑んでしまったり。 家族ってそういうものなんだろう。

    0
    投稿日: 2019.08.04
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    どこの家庭にもドラマがある。平凡な家族に訪れる、かけがえのない瞬間を切り取る6つの家族の物語。 奥田さんの家族シリーズも三冊目。街で見かけるたくさんのファミリーに各々ドラマが勿論ある。やっぱり平穏な家庭には会話がある。シリーズではお馴染みの大塚家も『妻と選挙』の冒頭は怪しかったが、主人公の気持ちの変化とともに一体化するファミリーの姿が微笑ましい。

    0
    投稿日: 2019.08.04
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    家シリーズ(?)の三作目 ドラマを見てしまったが故に、奥さんを佐藤仁美のイメージで読んでしまう 家族の話はどうしても自分と重ね合わせて見てしまうので、客観的な評価は難しい 特に独り身に戻った今となっては尚更複雑な心境… 今回の話の中で、それでも一番親しいのはアンナの話か… どっちの立場としてもね 継子が血縁の父親に会いたいというのであればどうぞどうぞって感じ むしろ、いざというときのセーフティーネットとして、近しい人と顔を繋いでいるのは悪いことではないと思う まぁ、懸念事項としては親族であるが故のトラブルにも捲き込まれる事だけど その辺はいざとなったら縁を切れるからなぁ いずれにしても娘の選択を尊重するかな で、逆に自分の血縁の子が高校生になった場合 まぁ、放って置くつもりはないけど、10年も会わなかった状態で連絡が来るとかか う~ん、それこそ複雑な心境かなぁ この場合も多分娘の意向重視だな その歳になれば自分の住む場所を自分で選ぶ権利もあるし、もし向こうの家族がどう思おうとも自分の娘が一番大事じゃない? ってあたりが作中とは違う 有名人と仕事で会う機会もないし 出世競争に敗れた人もまぁ僕には関係ないかな 奥さんを亡くした旦那さんの話はまぁね… 今の所、住居の隣人も面識があるし 家族が選挙に出ることもない やはりアンナの話が一番近しいな

    1
    投稿日: 2019.06.19
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    3年前に読んだ『家日和』『我が家の問題』に継ぐ家族シリーズ。誰にでも共感出来そうな短編6編。家族の中で発生した問題。解決するでもなくどんでん返しがあるわけでもなく。受け入れていく、受け流していく。時に家族のサポートで、時に身近な誰かのサポートで。嫌いではないけどこの手の本が流行るのは社会が疲弊しているのだと思う。

    0
    投稿日: 2019.04.17
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    面白かった。 寝る前に読むのにはちょうど良い短編。 佐藤仁美さんのドラマ化という事で読んだのですが、とても良かったのでこのシリーズ、他のも読んでみようと思います。

    0
    投稿日: 2019.03.22
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    年齢も性別も、置かれた家庭事情も異なる人々が主人公として登場する短編集。「虫歯とピアニスト」「正雄の秋」「アンナの十二月」「手紙に乗せた」「妊婦と隣人」「妻と選挙」の計6編。どの作品も置かれた状況に大きな変化はないが、周りにいる家族や友人、同僚や上司などによって、主人公の中に少しずつわだかまりが薄れたり解きほぐされたり、変化していく様になぜか同調してしまう。

    1
    投稿日: 2019.02.24
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    ヒミツって言ってもミステリーでもないしほの暗い感じもしない。読み終わったらほっこりする。どの家もちゃんと家族してて、いいなぁと思った。

    0
    投稿日: 2019.02.07
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    本当に何気ない家族の日常 自分の勤めている歯医者にファンのピアニストが治療にやってくる。コンサートが終わってもバレたらいけないと思い近寄らず遠くからみていただけだったがおそらくバレていた。 次期局次長が同期入社の奴に決まった。自分は違う部署か子会社へ出向となる。今後どう過ごしていったらいいのだろう。今まで急いで生きてきた分これからは妻と一緒にのんびり過ごしていこうという気持ちになる。 自分のお父さんは育ての親、誕生日に実の父親に会いたいと母親に告げ会う事になる。実の父は有名人でお金持ち。今の父親より実の父の方がいいと思い始め親の思いもわからず実の父と暮らしたいと思うようになる。 などなど、見事に何気ない日常を描いた6編の短編集。 奥田さんのこのシリーズは大好きです。 物語に浮き沈みのない作品は苦手なのですが奥田さんの作品は集中して読む事ができます。 6編の中にやはりあった作家の話。 今回は多趣味の妻が市議選に出るという内容。応援はするけど選挙活動には参加しないと言っていたが最後は思わず自分も参加する事になる。 これは少し感動しました。 このシリーズは続く限り読んでいいこうと思います。 次出るのかわからないけど楽しみにしています。

    0
    投稿日: 2019.01.20
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    短編集だが作者の描く女性はどの人も魅力的。 タイプも年齢も違う女性たちなのに。。。 タイトル通り家族にまつわる話だが、自分自身とは違う境遇でも自分自身に起こっているように入り込んで読んでしまう、そして地下鉄の中でウルウル涙ぐんでしまい恥ずかしかった(笑)

    0
    投稿日: 2018.12.02
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    シリーズの前作で出てきたN木賞作家の大塚家の奥さんが選挙に挑戦する「妻と選挙」が面白かった。 大塚さんは作者の投影? 奥さんや子供との程よい距離感が心地よい。

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    投稿日: 2018.10.29
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    奥田英朗の小説の中でも家のシリーズは親しみやすく納得させられて面白く感じる。細部までこだわりを持って書かれていることが楽しいのはさすが。虫歯治療に来ているピアニスト、あるだろうなあ、こんな場面も。

    0
    投稿日: 2018.10.26
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    短編が6話はいっています。短編なのでサクサク読めます。 全部素敵な話で夢中になってしまいました。 短編はキャラクターへの感情移入がなかなかできなくてあまり好きではなかったんだけど、この作品はそれぞれの登場人物に愛着をもててしまうので不思議です。起伏の激しい話はひとつもないですが、ほっこりしたい方にはおすすめです。

    3
    投稿日: 2018.10.22
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    結婚して数年。自分たちには子どもができないようだと気づいた歯科受付の敦美。ある日、勤務先に憧れの人が来院し…(「虫歯とピアニスト」)。ずっと競い合っていた同期のライバル。53歳で彼との昇進レースに敗れ、人生を見つめ直し…(「正雄の秋」)。16歳の誕生日を機に、アンナは実の父親に会いに行くが…(「アンナの十二月」)。など、全6編を収録。読後に心が晴れわたる家族小説。

    0
    投稿日: 2018.10.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    50頁足らずの短編6つ。4つめまで読んで思う、なんかちょっといい話だなぁ。人生いいことばかりじゃないけれど、家族や友達や上司の押し付けがましくない思いやりに触れることができて。 しかし、ん?これって奥田英朗だよね? もし新潮文庫でフォントがちがったら、重松清じゃない? 5つめを読んで、やっぱり奥田さんだわ。6つめを読んだら、荻原浩みたいな気もしてきちゃって。してきちゃったけど、私はその3人ともを好きなわけで、結果的には満足度の高い1冊となりました。 読者は読ませてもらえなかったお父さんと部長の手紙が気になる。何が書いてあったのか教えてよというのは野暮ですね(笑)。若いとは、他人事が多いということ。思いやりの気持ちを忘れたくない。

    0
    投稿日: 2018.10.07
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    どうしてだろう。家族小説って、読み始めはそうではなくても、読み進めるうちにのめり込んじゃう。そして読み終わった時に清々しい気分になる。

    0
    投稿日: 2018.09.30
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    どれも普通で、普通でない。 「我が家のヒミツ」は、 外から見たら大したことないことなのかもね。 6つの短編集をまとめたものです。 手紙に乗せて 妻と選挙 じーんとくるのは、やっぱり愛を感じた時☺︎

    1
    投稿日: 2018.09.29
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    今までの本より、そんなに印象には残らなかった。でもこれが日常で家族なのかも、と思ったりもした。でもいくつかいいなと思う箇所もあり。

    0
    投稿日: 2018.09.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    後味スッキリのほっこり系家族物語。 サクッと読める6つの短編小説が収録されている。 読んだ後に気分良く終われる、そんな小説だった。 本に書かれていた、 「一流の人間は常にプランB、プランCを用意し、不測の事態に備えている。理想な展開なんてものを端から信じていない」 というセリフに感心した。そこまで出来ていない自分はまだまだ二流だな、と。これからはプランB、Cを用意できる人間になりたいなと思った。

    0
    投稿日: 2018.09.09
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    この人の小説はなんか男女のバランスが違くて、でもとてもリアル。現実。ちょっと古いと思うこともある。 あとがきがすごく良かった記憶。 表現がとにかく豊か。

    0
    投稿日: 2018.09.03
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    シリーズ初の3作目のみ読了。 いろいろな家族にまつわる短編集を書き下ろした作品。 その人の立場になってみないと分からないというのは定石。その人その人にとって、おばあちゃんが死ぬときとお母さんが死ぬときと感情や心の捉え方が違うし、そういう人たちに寄りそえる人でありたいと感じた。

    0
    投稿日: 2018.09.03
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    最小の社会生活単位であるところの家族。世の中に様々な家族が五万といる中で、我が家ではどんな秘密があるのか…覗いてみましょう!みたいな台詞が入りそうな、家族の日常の光景が登場します。人にわざわざ話すまでもないような内輪の出来事を取り上げた内容に、にんまりしたり、しんみりしたり、ちょっとビックリしたりの短編が6編載っています。あっという間に読み終えたのですが、その中でも妊婦さんの妄想の産物の話かと思いきや全然別の顛末には意外性があり、最後に登場した話では作家である夫が、妻の選挙出馬を応援する話に、夫は奥田さん自身を想定して書いたんだろうか…?とつい思ったりしました。

    0
    投稿日: 2018.09.02
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    我が家シリーズ第3弾の位置付けの本作。あいかわらず奥田さんは、何てことはないんだけど、日常のちょっとした出来事を描くのがうまい。 かといって、実の父の存在を知らさせた娘の話や、妻が出馬する話など、特別な状況に置かれる主人公も出てくるけど、それはそれで、どの家族にも当てはまるであろう話に落とし込まれていて読みやすい。 どの話も爽やかな読後感が得られるであろう。

    0
    投稿日: 2018.09.01
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    奥田英朗氏の「我が家のヒミツ」を読みました。 6編からなる短編集。 奥田氏は本当に才能豊か。 いろいろな作風があります。 この本はいろいろな立場の家族の物語。 劇的な変化はないけれど、人と人。 受け入れ方で全然変わってします。 老若男女 みんなにおすすめの本でした。

    13
    投稿日: 2018.08.30
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    全体的に“ヒミツ”という感じではない。かな。 でもほっこりするいい話。いい家族の話はとても好き。 「虫歯とピアニスト」 敦美は31歳で既婚、結婚して数年経つがなかなか子どもが出来ず、歯科医院の事務員として働きに出ている。夫の孝明は一級建築士。ある日敦美の働く歯科医院にピアニスト・大西文雄が患者としてくる。ファンであるのに、きちんと大西との距離を保つ敦美にも好感が持てるし、頼りないと思われていた孝明のセリフもとてもよい。 「正雄の秋」 昇進レースに負けた正雄。周りに気を遣われるのがとても嫌で、レースに勝った河島に「おめでとう」というのも二の足を踏む。自分がどう思われるかばかりを気にする、プライドの高い正雄。あまり好きにはなれないが、こういう人いるよね、という感じ。 「アンナの十二月」 12歳の時に、父親と血がつながっていないことを教えられ、16歳で血のつながった父親に興味を持つ。しかもその血のつながった父親は芸能界では超有名人。しがないスーパー店主と芸能人の二人の父。どちらが本当の父親なのか。 「手紙に乗せて」 53歳で母がなくなった。自分たち(主人公:亨、その妹)もそうだが、とりわけ父が気を落としている。自分たちには強がっているが、食欲が落ち睡眠も充分ではなさそう。身内をなくした経験のない周りの人たちは3日でそのことを忘れるが、経験した人は親身になってくれる。 経験しようと思って経験できることではないため、想像力と思いやりが大切。

    3
    投稿日: 2018.08.14
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    奥田英朗の我が家のヒミツを読みました。 家日和、我が家の問題に続く3作目の短編集でした。 ごく一般的な家族に訪れるイベントを軽いタッチで暖かく描いています。 「妊婦と隣人」という短編は、臨月が近いため自宅で出産を待っている妊婦が、マンションの隣の部屋に引っ越してきた正体不明の人たちが気になる、というお話でした。 たぶんこういう展開・結末になるんだろうな、という予想は見事に裏切られました。

    0
    投稿日: 2018.08.10
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    人生で巡り合ういろいろな問題。それが家庭に引き起こすさざ波のような波紋。社会を揺るがすようなことはないけど、その家庭にとっては一大事。その時、家族はどう動くのか。 どんでん返しはない。サスペンスもない。でも、響く。静かに、少し強く。 「うちだったらどうなるかな?」って思う。優しい作品。 「家日和」「我が家の問題」に連なる連作短編集。ぜひ、順を追って読んでいただきたい。

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    投稿日: 2018.08.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    このシリーズ大好き。図書館で借りたのを悔やむほど。買えばよかった。 特に「手紙に乗せて」「妻と選挙」が良かったなあ。読み終わった後になぜか微笑みながら泣いているという笑。 著者のミステリーも好きだけど、こういう話も大好き。続編希望!

    1
    投稿日: 2018.07.30
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    20180724 我が家シリーズ第3弾 6作の短編がどれも面白すぎる。 主人公も女子高生からおじさんまでと、驚くほどバラエティに富んでいる。 そしてどれも気持ち良い読後感。 奥田さんの才能に脱帽です。

    0
    投稿日: 2018.07.25
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    安心安全の1冊。 「(良い意味で)何も起こらない小説」というジャンルがあるならば、代表するシリーズ作品といえるのでは。

    1
    投稿日: 2018.07.24
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    奥田英朗の「家」シリーズ3作目。 老若男女を問わず、登場人物の心情を書き分けるのが本当にうまい。それぞれの話でいい存在感を醸し出すのが主人公の家族だ。悩んだり、不安がったり、がんばっている家族に寄り添う姿は自分も勇気づけられる。 本当は悲しい話もあるのに、最後にはなぜだが微笑んでしまうなんて、奥田さんらしい小説だなと思う。

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    投稿日: 2018.07.13
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    大好きな「家」シリーズ、待望の第3弾。今作は特に「泣き」の要素が強い傑作。僕自身、第1弾「家日和」から10年が経つ中で結婚し、近親者を亡くし、子どもを持ったため、登場人物たちのなかでも「親」側への感情移入が止まりません。 夫の演説に感動必至の「虫歯とピアニスト」、出世競争の悲哀を見事に抽出した「正雄の秋」、男の甲斐性とデリカシー「アンナの十二月」、妻を亡くした男の世界「手紙に乗せて」といずれも素晴らしい。最後を飾るのは前作でマラソンに挑戦して読者を泣かせた妻が、今度はいきなり市議会議員選挙に出馬する「妻と選挙」。このシリーズは手元に置いて、折に触れて笑って泣きたい。

    0
    投稿日: 2018.07.08
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    前作2作がとても好きで、発売と同時に手に取った。 読むたびに元気になれるので、私にとってはビタミン剤のようなシリーズだ。 人生の様々なステージで起こる、問題や悩みや不安。 もちろん、家族だからといってすべて分かりあえるわけではない。とりわけ今回は、家族ではなくその周りの人たちによって気づきがもたらされる話が多かったようにも思う。 それでも、すべてを分かりあえなくても、支えてくれる家族という存在はなんと素敵なものか。 解説にあった「応援歌」という言葉が、本当にしっくりきた。 心が弱ったとき、私はきっとまたこの本を開くのだ。途切れることのない応援歌を聴くために。

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    投稿日: 2018.07.05
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    「我が家」シリーズの第三作。 相変わらずほろりとさせられる作品群。 読後感の良い作品は複数ありますが,今回「も」最終話「大塚家」のお話しが一番好きです。

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    投稿日: 2018.07.01
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    『ガール』のときもそうだったが、どれもクスッとしてホロっときてじんわり温かくなるような話。電車のなかで軽く読むのにぴったりです。

    0
    投稿日: 2018.06.30