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新訳 十五少年漂流記
新訳 十五少年漂流記
ジュール・ベルヌ、番由美子、けーしん/KADOKAWA
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    「無人島に暮らす十六人」を読んで他にも漂流物が読みたくなり、こちらをチョイス。児童書のためもしかしたら詳細部分が省かれている可能性もあるが、どんな話かは概ね分かった。 島の全体の地図が途中に半ページで載っている以外は特になく、位置情報は想像力に任せられる。 年長の3人はそれぞれ国籍も性格も違い、そのせいもあって一時的に分裂する。船の物資が残っていたのと自然が豊かであったため、2年もの間1人も欠けることなく島で生き抜けた。他の船の遭難による大人の介入により帰ることができたが、そうでなかったらどうなっていたことだろう。 挿絵はかなり現代的な(アニメ風といっても良い)のためライトノベルを読んでる感覚に陥る。同じヴェルヌの「海底二万マイル」を同じく児童書で読んだ際は当時の画風だったので印象がぜんぜん違う。

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    投稿日: 2023.07.24