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生きてるだけで、愛。(新潮文庫)
生きてるだけで、愛。(新潮文庫)
本谷有希子/新潮社
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総合評価

231件)
3.9
55
87
57
6
2
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    だるーい内容で、ひきこもりの主人公もうっとおしいけど読んでるうちになんとなく平気になってくる。応援する心もわく。後で入っている短編は舞城王太郎の川?蛇?とかがタイトルに入っている短編を思い出した。この話を映画で見たら不愉快になりそう。男は好感が持てつつも腹が立つ。しっかりせいよ

    0
    投稿日: 2010.06.14
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    初めて読んだ本谷さん作品。演劇界で有名な人ですが、どんなもの書くのか、とか全然知りませんでした。タイトルのつけ方、うまいです。読み終わって、タイトルがじんときた。それにしてもこの人、すごいもの書くなぁ・・・。

    0
    投稿日: 2010.06.06
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    ブレーカー落ちたときに感情が噴出してなくとこ、ああすごいわかるなっておもった。 ふらふらしながら家に帰ると洗濯物があめでびしょびしょに打たれていたとき、もうぜんぶいやになって泣いた。マンションの下にもなんまいか落ちてて白いワンピースにつちがこびりついてると思うと死にたくなった なんでなにもかもうまくいかないんだろうってうらむけど雨雲を殴る訳にはいかないし、誰に怒りをぶつければいいかわからない。

    0
    投稿日: 2010.06.06
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    爽快 痛い女の子がかなりリアル いいなあ津奈木、私と別れられて。いいなあ。 これはすごい バイブル本っす

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    投稿日: 2010.06.01
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    『遠慮しなくていいよ。あんたもう家族』 『今から嫌なこと言うけど、いい?』 『あたし、楽されると苛つくんだよ。あたしがあんたにこんだけ感情ぶつけてるのに楽されると、元取れてないなあって思っちゃうんだよね。あんたの選んでる言葉って結局あんたの気持ちじゃなくて、あたしを納得させるための言葉でしょ?』 『ねえ、どうしよう。駄目だよあたし。頭おかしいよ』 『ねえ、あたしってなんでこんな生きてるだけで疲れるのかなあ?雨降っただけで死にたくなるって、生き物としてさ、たぶんすごく間違ってるよね?』 『あんたが別れたかったら別れても良いけど、あたしはさ、あたしとは別れられないんだよね一生。…いいなあ津奈木。あたしと別れられて、いいなあ』 『振り回すから。お願いだから楽しないでよ。最後なんだ』 『あたしはもう一生、誰にも分かられなくったっていいから、あんたにこの光景の五千分の一秒を覚えてもらいたい』 『あたしとあんたがつながってたと思える瞬間、五千分の一秒でいいよもう』

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    投稿日: 2010.05.30
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    心にくるセリフは最後にたたみかけてやってきた。 病んでるときに読めば、案外救い上げられるかもしれない。 根底が愛だから。

    2
    投稿日: 2010.05.28
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    「腑抜けでも、悲しみの愛を見せろ」に続き2作目の本谷作品。 三島由紀夫賞、芥川賞候補にあがった本作だが、やっぱりこの人良いです。 好きになりました。 なんていうか彼女の文章は非常に力強く、それでいて感情を帯びています。 芸の無い言葉で言えば「気持ちが入っている」とでも言いましょうか。 P84 上野の森美術館にピカソ展を観に行って「ラーラリラーって感じだね」ってコメントした時、「ラーラリヒーって感じだと思う」って真顔で返されて、あたしは死ぬほどうれしかったし、この男のことが大事だと心から思った。 P103 「あたし、楽されると苛つくんだよ。あたしがこんだけあんたに感情ぶつけてるのに楽されるとね、元取れてないなあって思っちゃうんだよね。あんたの選んでる言葉って結局あんたの気持ちじゃなくて、あたしを納得させるための言葉でしょ?」 この小説はいわゆる「恋愛小説」ではない。 そこには月9やラブアクチュアリーに描かれるような美しく、予想を裏切らないラブストーリーは存在せず、もうそれはそれはギリギリで、ぼろぼろで、ハチャメチャで、崩壊寸前のまさに「生きてるだけで、愛。」の人生が描かれている。 そういうスレスレでギリギリなフィクションを描くことこそが小説家の真髄だと思う。

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    投稿日: 2010.04.03
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    まず表紙がかわいすぎる。 一人称が「あたし」っていうのが若干気になるけど、ちょっと病んでる感じがするけど、面白かった。 もっとこの人の小説読みたい。

    0
    投稿日: 2010.03.29
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    とても現代的な題材で、なおかつ重く暗い人間の部分を描いているが、なぜがとてもスカっと爽快なのはなぜだろう。 演劇的であるしサブカル的な思い切りの良い文体、そして主人公のセリフが物語を葛飾北斎の富嶽百景まで飛躍させているのは見事としか言えない。

    0
    投稿日: 2010.03.27
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    25歳の寧子は、他人に興味の無い津奈木の家に押しかけて同棲をはじめて3年になる。バイト先での三角関係に巻き込まれた寧子は、鬱状態に陥り眠り続ける日々を送っていたのだが、津奈木の元恋人が二人を別れさせるべく寧子を働かせようとする。寧子はバイト先で上手くやっていけそうに思うのだが・・・上手くいかないもどかしさと、苦しみながらも前に進みたいと思う思いが伝わってくる小説。(2009.11.8)

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    投稿日: 2010.02.14
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    あまり繋がりはないのだが、阿部和重が浮かんだ。陳腐な表現を借りれば、個人の狭い視点から現代の閉塞感を描きながら、とんでもないパラノイアでその牢獄から脱出しようと試みて失敗する滑稽さを表出させる点で共通している。そして、その滑稽さを笑うことが出来ない自分に気付き、カウンターパンチを食らうのだ。

    0
    投稿日: 2010.02.08
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    愛している、愛していない。 これほど両方の感情を兼ね備えた恋人は存在しないだろう。 日々の生活で堕落しているアナタヘ。

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    投稿日: 2009.10.21
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    すごい壮烈な登場人物でさえ、想像できてしまう文章力だったり 日常に転がるしょうもないことでさえ、にやっとしてしまう感じがもうズルイ。 「大丈夫たよ」

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    投稿日: 2009.09.24
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    痛すぎる自意識過剰女がひきこもり過眠の日々に ギリギリの自尊心一個、手榴弾のよう握りしめ ひき起こす自分革命? コレにはヤラれた!おっぱいわしづかみにされた!! ざっぱ〜ん!!!

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    投稿日: 2009.09.13
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    「今にもパンクしそうな心」を解剖したらきっと彼女のようなのだろう。 主人公は躁鬱病で、冒頭に書かれているように「まつ毛と鼻毛以外を剃った」経験があって、とにかく切れ味の鋭い女性なのだけれども、それに対して不快感よりも懐かしさがあった。というのも彼女の無茶苦茶な行動がきちんと文章に乗っかっていて、かつ、ぎりぎりの美しさがあるからだと思う。 例えば人間関係でも恋愛でも何でも、切羽詰まっているときのことを私はよく覚えていて、そのとき聞いた誰かの言葉や、見た景色がネガのように残っている。その様が(きっとイラストにしたら雑然と描き込み過ぎになるであろう)文体とよく合っているのだ。そして切羽詰まっているときというものは単に苦しいだけでなく、ギリギリの美しさがあると私は思う。今にも心がパンクしそう―だけれど、コップの水が表面張力で保たれるように、容量がオーバーしてもパンク寸前で済まされる。危うさと美しさと不思議な充足感が壊れそうで壊れないバランスでぐらぐら揺れる。 そんな「切羽詰まったときのこと」を思い返しながら読んだ。確かに駆け抜けていたときは苦しかったが、苦しいからこそすべてが鮮明に残る。そしてそこには余裕があるときには感じることのできない「彗星みたいな刹那的なキラキラ」があって、今はただ思い返して眺めるだけの自分の安寧が心地よいと同時にひどく魅力的ではないとも思えた。(だから意図的にブクログをつけ云々……)

    0
    投稿日: 2009.09.11
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    鬱で、過眠症で、引き籠りの主人公寧子。 その言動は、あまりに滅茶苦茶で、自分勝手で、まわりにいる人間にとって、迷惑極まりない。 あぁ、こんな人が近くにいたら嫌だなぁ・・・とも思うけれど、ストレートに自分の気持ちをぶつける主人公と、それを受け止めることができる津奈木の関係性がうらやましくも感じる。 そして、屋上のラストシーン。 過激なまでに自分を晒して、相手に分かってもらおうとする寧子は、ギリギリのところまで追い込まれているように思えるけれど、津奈木にはその本気度が伝わっていないように感じる。 読んでいて、イラっとするけれど、そんな津奈木の最後のセリフで、全てが集約される。 その切り替えの見事さは、やはり演劇的です。 読後感も悪くはありません。

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    投稿日: 2009.09.06
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    2003年3月30日 第1刷 2009年3月17日 弟17刷 芥川賞候補作。 生きてるだけで疲れるという二十五歳の女の子の物語。 (書くから疲れるのよ。この本の装丁の「葛飾北斎の富嶽三十六景」の砕ける波を5000分の1秒できりとるみたいに、瞬間の感情や気持ちをきりとって全部書くから疲れるのよ、書かなきゃいいのよ)とつぶやいてしまって、あ、小説だったと照れる。引き込まれてしまっていた。 才能のある書き手だ。

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    投稿日: 2009.09.02
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    神だと思った。 今まで、小説は別の世界が描かれていると思っていた。 ぴったりくるものなんてないと思ってた。 みんなどこか違う気がしていた。 違った。 私の世界があった。 ここにあった。

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    投稿日: 2009.08.18
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    上手く言えないけど、主人公にすごい共感しました。 屋上で津奈木に気持ちをぶつけるシーンが印象的でした。 心にささる言葉が多かったです。

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    投稿日: 2009.08.10
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    ハイセンスなタイトル「生きてるだけで、愛。」の通り、 内容も至極ハイセンス。 登場人物は一人一人個性に満ちあふれ、 軽快で奇妙な物語が構成されている。 とてもユニークで思わず笑ってしまう。 登場人物は全員が不器用な性格。 でもこの不器用さ、絶対共感できるはず…!

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    投稿日: 2009.07.31
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    全体的にかったるいが、ところどころに閃光のように光る表現あり。 正統派の愛ばかり評価するってのも退屈だから、いいのかもしれないっすよね。こういうのも。 まあ、傍観者だからかもしれませぬが。 ・妥協におっぱいがついて歩いているようなものだ。 ・パルコでカードがつくれなくて。パルコ死ね。パルコ死ね。って叫びながら走る君の青色のスカートの裾が  ゆっくりと揺れてきれいだった。こういう意味がわかんなくてきれいなものが、また見たかったから。  (付き合った理由を聞かれたときのこたえ。)て ・首都高のトラックに柿ピー投げつけるシーン。 ・華奢な男が酔いつぶれた主人公に肩をかして歩くさまを、バッタを引きずる蟻と喩えたところ。、 ・あたしがあんたとつながってたって思える瞬間、もう五千分の一秒でいいよ。など。 あとは、やっぱり大丈夫たよ、かな。

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    投稿日: 2009.07.16
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    スピード感があってどんどん読んでしまう。 面白かった!! 25歳、メンヘルの話。 笑いのセンスも好き。 「大丈夫たよ」w

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    投稿日: 2009.07.13
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    2009/07/12読了 小説に出てくる女の子ってエキセントリックな子が多い。実際もそうなのかもしれないけど。知らないだけで。

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    投稿日: 2009.07.12
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    やーおもしろかった。本谷有希子だなぁと思う。すげぇセリフがいっぱい。終わりは、意外にも爽やかでした。

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    投稿日: 2009.06.14
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    自分の置かれている状況と似ているな〜って思って買った一冊。そしたら想像以上に凄まじい内容だった!鬱の人の感情の起伏っていうのがホントよく描かれている気がします。周りにいる鬱の子の気持ちがわかったし、こういう行動とるんだよな〜って妙に納得しました。でも全部は理解できないけどね。

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    投稿日: 2009.06.13
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    とある女性に薦められて読みました。 夏目漱石が当時の知識人の心情を架空の話で描いたように、 これは21世紀の平成時代だからこそ想起されるお話のように思います。 なんていうか、20年前はこんなの無かった。 けれども、今だとメールやネットなどコミュニケーションが直接的なので、 その延長線上で実生活や価値観を醸成しているのではないか、と考えさせられる。 つまり、仕事が多忙とか、好きな女性の言うことを全て受け入れることが男の愛という 冥利を知る女性の傍若無人が許容される世界とか、 でもそれから戦っているっぽいんですが、何に戦っているのかさえ最後には判らず、全裸になる。

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    投稿日: 2009.06.04
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    ちょっと行き詰って、自分にうきゃーってなったときには。 どんな自分も理解しようとして、包み込んでくれる人がどんなに大きいことか。

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    投稿日: 2009.05.16
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    講義で薦められた本。 ジャンルとして確立されてるのか分からないけど、授業では「メンヘラ小説」として扱われてました。 寧子の感覚がよく分かりすぎて読んでるうちにメンヘラが感染しそうになる。かといって到底エキ子にはなれないけど。 津奈木や寧子の、現実と非現実のギリギリ境界ラインくらいのキャラ設定がすごく上手いと思う。

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    投稿日: 2009.05.01
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    自分でコントロール出来ない自我を「これでもか」と描いたこの小説は、ある意味日本の伝統的私小説の継承者なのかも知れない。

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    投稿日: 2009.04.06
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    なんか、普通だったら絶対感情移入できないような普通じゃない状態の主人公なのに、うっかり感情移入してラストはうるっときてしまった。 言い回しとか表現が、結構好き。 てか、私も過眠症の気があるかもー。

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    投稿日: 2009.03.24
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    ずーっとずーっと探してて今日やっと巡り合えた。 主人公の寧子25歳、鬱からくる過眠症で悩み、己に悩み、 恋愛に悩み、人生に悩むストーリー。 こんなすごい小説があったことにびっくり。 共感できすぎる自分にもちょっと驚愕。 エキセントリック、略してエキ子。 私もエキセントリックな女なんだろうか? 「でもきっとあたしにはあたしの別の富士山がどこかにあるってことなんだろう。」 「自分という女は妥協におっぱいがついて歩いているみたいなところがあって、 津奈木と付き合うのも当然妥協だった。」 「あんたが別れたかったら別れてもいいけど、 あたしはさ、あたしとは別れられないんだよね一生。」 本谷有希子最高!!この自己炸裂ストーリーは他の人には きっと書けない。 何度も読み直すこと間違いなし。 短編『あの明け方の』も良し。柿の種、分かりすぎるよ。 とにかく、これが小説となっていることが嬉しい。

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    投稿日: 2009.03.03