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溺れる月
溺れる月
新野剛志/小学館
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総合評価

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    ランニングミステリーという紹介文に惹かれて読んでみた本。 主人公が所属するランニングサークルでは賭けレースが行われていて、そのレースの直前に脅迫文が届き、殺人事件が起こる。 てっきり主人公が推理・解決していく話だと思って読み進めていたけれど、予想とは大きく違った展開に物語が走り出して驚きました。 世の中には色んなものに熱中・依存する人は多くいて、ランニングや賭け事もそういう人は多く存在する。私はこの本をミステリーというよりもホラーに近い感覚で読み進めていました。 解説の部分でタイトルの「溺れる月」の意味について考察されていましたが、私には太陽に照らされて輝く月が夜の闇に溺れていくという解釈の方がしっくり来ました。

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    投稿日: 2021.12.31
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    ランニングに取りつかれた男の物語。 迷惑と言えば、皇居ランナーもよく言われて、実際迷惑なわけだが、この小説では、 公園のランニングコースを走っているのでその点は問題ない。 まぁもっと大きな問題が発生し、結局、自ら取り込まれてしまうのだが。

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    投稿日: 2018.07.15