
お主もワルよのぉ 1
村田青、横川直史/日本文芸社
作品詳細ページへ戻る
総合評価
(1件)4.0
| 0 | ||
| 1 | ||
| 0 | ||
| 0 | ||
| 0 |
「必要悪」ではない「悪党」な主人公
江戸中期~後期にある武家より商家が強い時代を舞台にした作品 当方全巻読破済み。 この作品の気に入ってる点をあげます。 ・「必要悪」ではなく「悪党」な主人公。 主人公が悪党な意味で魅力的。表向きな顔と裏の顔を よく描いている。物語が進むにつれ、明らかとなる 主人公の存在は魅力的に感じる ・江戸時代という世界観は忠実に守られてる。 これはいわゆるロン毛やパーマといったコミカライズではなく ちょんまげや日本髪といったファッション含め、時代に合わせた 世界観が守られている。 ・容赦ない復讐描写。 とにかくエグイ。暴力、エロ、騙し含め容赦ない。 ・エロチック要素も容赦ない。 遊郭のシーンで多い。ここまで乱れてるもんかね? ・敵役も雑魚ではない ストーリーが進むにつれ敵役も手ごわくなる。悪知恵比べが 見ごたえあり。 青年誌でみられるアンチヒーロー作品と言える作品です。 もし難点をあげるなら、女性キャラクターの見分けがつかないという点。 これは正直モブ含め同じ顔にみえるからです。決して下手ではないのですが。 男性キャラはみな外見に特徴があるのにね。そこが唯一の難点。
0投稿日: 2020.02.15
