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スカートのなかのひみつ。
スカートのなかのひみつ。
宮入裕昂、焦茶/KADOKAWA
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総合評価

4件)
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    【惨めな自分自身の殻を打ち破り、好奇心のままに飛び立とう】 女装少年が厄介なデブと出逢い、秘密に満ちた泥棒計画を敢行する物語。 人には言えない趣味という物が、誰しも大なり小なりある。 世間一般的な常識という固定概念が、その自分らしさを奪って行く。 少し角度を変えれば、興味関心が溢れる面白い物が身近に眠っているのに。 女装が趣味の翔は、好奇心のままに行動する幸喜真にある泥棒計画に誘われる。 一見関係の無いピースが一つに噛み合い、伝播し収束していく。 そして、抱えていた秘密が暴かれる時、己の築いていた殻は打ち破られるのだ。

    0
    投稿日: 2022.10.08
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    全1巻完結。 これは応援の物語である。心を閉ざしていた者、声が出せない者、生ける屍の者達にひたすら旗を降り続ける者がいることを、破天荒に奇抜に描いた物語である。巨漢男が自転車で大音響で流すボレロの正にその音楽のとおり物語の終盤に断片的なエピソードが重なり合う昂揚感に鳥肌がたった。

    1
    投稿日: 2022.07.12
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    「俺を豚と罵ってくれ」 「お前みたいなブタは靴底に付いたガム以下よ!」 八坂は大喜びだった。 という電撃大賞最終候補作。 人知れず女装しているのをクラスの破天荒男に見つかった主人公が病床の女の子を励ますためにアイドルを目指すパートと、女子3人で時価八千万円の自動車タイヤを盗むパートが並行して進むお話。 非受賞作らしく、ザ・粗削りという感じでどうも読みづらい作品だけど、それを置いておけば面白かった。 勢いがあるのと、中終盤の(ネタバレ)でモヤっとした気持ちが晴れ上がって気持ちよかった。

    5
    投稿日: 2020.03.08
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    ストーリーの見せ方が控えめでぼんやりしているの印象。文学的な人なら描写の隙間から趣深い何かを読み取れるのかもしれないが、自分にはいまいちピンと来なかった。 ほかのラノベとは違う変わった本

    2
    投稿日: 2019.04.10